ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密 DIVINE SECRETS OF THE YA-YA SISTERHOOD (2002) |
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2003年7月 | |
劇作家のシッダはインタビューで幼いころの母ヴィヴィとのつらい体験を語ったところそれが大々的に記事になりシッダとヴィヴィは大喧嘩になってしまう。 そんな二人を仲直りさせるべくヴィヴィの親友ヤァヤァ・シスターズ達はシッダを故郷に連れて帰り一冊のスクラップブックを見せて・・・ サンドラ・ブロックが超ベテランのエレン・バースティン、マギー・スミスなんかと共演というアンバランスな感じの組み合わせだったけど、まぁまぁ面白かった。 ヤァヤァ・シスターズの若かりし頃の出演者と現在の出演者の違和感がないのですんなりストーリーに入り込めるところはすごいなぁと感じましたね。特にエレン・バースティンの若い頃を演じたアシュレイ・ジャッドはここ最近でベストの演技じゃない?子供達を愛してはいるけど、いっぱいいっぱいで薬に走ってしまい精神を病んでしまうところも上手かったけど、昔の色気のないブラジャーも妙に似合っていてよかった。 辛辣なキャロ役のマギー・スミスもかねてから見たかった現代の普段着姿もようやく見ることもできた。当たり前だけど良くも悪くも普通の気の強いおばあさんって感じだったな。 ベテラン勢が余裕で演技をしている中、サンドラの頑張ってます感がひしひしと伝わってくると思ったのは自分だけでしょうか? |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
サンドラ・ブロック (シッダ) |
才能ある劇作家って役どころが浅野ゆう子らしいような・・・ |
エレン・バースティン (ヴィヴィ) |
浅野ゆう子の母親役はやっぱり野際陽子でしょ。 |
アシュレイ・ジャッド (若かりし頃のヴィヴィ) |
藤田朋子で。自由な母親役は「渡る世間は鬼ばかり」で証明済み。 |
マギー・スミス (キャロ) |
ヴィヴィ以外のヤァヤァ・シスターズには岸田今日子、吉行和子、冨士真奈美の仲良し三人にお願いしたい。 |
フィオヌラ・フラナガン (ティーンシー) |
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シャーリー・ナイト (ニーシー) |
ヤギと男と男と壁と THE MEN WHO STARE AT GOATS (2009) | |
2010年8月 | |
妻に浮気をされたボブはイラクに戦争の取材に行くことを決意する。現地でボブは超能力者のリンがいることを知り、リンの旅へどう子こうすることになるのだが・・・ 実際にあったらしい話を基にしたコメディ。 出ている人は豪華なのですが観る前からダメかなと思っていてたらやっぱりダメでした。 このコーエン兄弟的なノリが整理的に合わず観ていると強烈な睡魔に襲われてしまうんです。だから映画の印象は最初と最後しかなく中盤は睡魔との戦いでほとんど憶えていません。 これだけの豪華な顔ぶれなのにノレなかった自分が口惜しいです。ジョージ・クルーニーもこういうタイプの映画が最近多いですけど個人的には「フロム・ダスク・ティル・ドーン」とか「アウト・オブ・サイト」時代のジョージ・クルーニーが一番輝いていたと思っています。忘れた頃に「オーシャンズ」シリーズみたいなエンターテインメント系の映画に出てくれるので今後はそういった映画に期待です。 ユアン・マクレガーは意外と良かったです。多分、ユアン・マクレガーはユアンより大物の弟分的な役をやると結構いい感じになるんじゃないかと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジョージ・クルーニー (リン・キャシディ) | 堤真一みたな感じの人にやってもらいたい。 |
ユアン・マクレガー (ボブ・ウィルトン) | 阿部サダヲあたりにお願いしたい。 |
屋敷女 A L'INTERIEUR (2007) | |
2008年6月 | |
交通事故で同席していた夫を亡くした妊婦のサラ。それから4ヵ月後の出産を翌日に控えたクリスマスイヴの晩、見知らぬ女が訪ねてきて来るが不審に思ったサラは追い返そうとするが女はサラの事故のことを知っていて・・・ フランス発の血みどろスプラッター。 予告を観た時にベアトリス・ダルが怖すぎて怖すぎて・・・と思っていたら本編はもっとすごいことになっています。もう惨劇の館と言う表現がぴったりです。 ベアトリス・ダルがなぜ妊婦のバネッサ・パラディの妹にハサミを突き立てるようなことをするかはおおむね想像が付くのですが、そんなことはどうでもいいというくらいスプラッター。予告で全て見せてしまっている感じがしてパラディ妹が襲われるあのシーンの前後はどうするのか不安だったのですが襲われるシーンなどはほんの序の口。見回りの警官が家にやってきた時なんかパラディ妹が逃げ出さないように手にハサミを貫通させて磔。痛すぎます。 何故かこういう日にかぎって色々な人がパラディ妹の家にやってきて次々殺されていきます。「ハイテンション」というもそうですが最近のフレンチ・スプラッターは残酷描写が半端なくここのところスプラッター全盛期を迎えているのはフランスだと思います。 ベアトリス・ダルの攻撃にバスルームに閉じこもりっきりのパラディ妹も突如として「ここで死んでたまるものですか。」とスイッチが入って目つきが変わり反撃にでるところなどホラー映画のヒロインは強いです。 ネタバレ→臨月なので当然出産という最後なのですが、ベアトリス・ダルがハサミで腹を切り裂いて赤ん坊を取り出すという日本はもちろんハリウッドでもやることは出来なそうなタブーで幕を下ろし←久しぶりにトラウマになりそうな映画を観てものすごく疲れました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ベアトリス・ダル (見知らぬ女) | 執念深そうな荻野目慶子あたりで。 |
アリソン・パラディ (サラ) | 体を張ってくれそうな木村佳乃で。 |