ネイムレス 無名恐怖 LOS SIN NOMBRE (1999) |
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2002年8月 | |
出版社で働くクラウディアは一人娘アンヘラを誘拐され惨殺されてしまう。 それから5年後、夫とも別れたクラウディアの元に1本の電話が掛かってくる。それは死んだはずの娘からの助けを求める電話だった。当時の事件を担当した元刑事のマセラの協力を得て調査に乗り出すうちに、「ネイムレス」というカルト教団の存在を突き止めるが・・・ 前半はすっごく緊張感が張り詰めていてよかった。その辺のへたなホラー映画よりずっとドキドキします。ラストを除いては・・・ とりあえず、オープニングの少女の死体、本物はこうなんだろうなと思わせるほどすっごくリアル。 カルト教団「ネイムレス」はなんでそんな名前なのかもさりげなく説明されているし、リーダーの不気味さもなかなかよかったと思いますし、なかなか姿を現さない信者達も見せない恐怖っていうんですか?そういうのを上手く利用しているなぁと思いましたね。 ただ、ラストのがちょっとね・・・ネタバレ→純粋無垢な娘がネイムレスに育てられていたっていうのは大体予想がついたんですけど、がっかりした所は結局娘をさらったのが、自分の夫だったていう(夫もネイムレスの信者だった)おちで一気にテンション下がりましたね。← この映画、きっと小説読んだほうが面白いと思いますが、前半はとても見ごたえありますよ。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
エマ・ヴィララサウ (クラウディア) |
母親、キャリアウーマンの両方をこなす女優、原田美枝子で。 |
カラ・エレハルデ (マセラ) |
渋めの刑事役には井川比佐志なんかどうでしょう? |
NEXT -ネクスト- NEXT (2007) | |
2008年5月 | |
自分の周りに起きる2分先のことが予知できるクリスはその能力が世間に知られないようにラスベガスでマジシャンをやっているがある日、FBI捜査官のカリーが予知能力を持つクリスに核兵器をもつテロリストの捜査協力にやってくるのだが・・・ フィリップ・K・ディックの原作を髪型がおかしなことになっているニコラス・ケイジで映画化。 2分だけ自分の周りで起きる出来事を予知できる男が送る日常生活は世間にその能力を知られないように安っぽいマジシャンになりすまし、夜はカジノで適度に小銭を稼ぐそういった生活感溢れる描写があって序盤は意外といけるかもと思ったらやっぱり話が進むにつれてB級感が増してきました。 どんな作品でも演技は本気モードのジュリアン・ムーアが「24」みたいに核兵器が爆発しようって危機をむかえている時にニコラス・ケイジのの力を借りようという発想がちょっと変。しかもジュリアン・ムーアがはみ出し者っぽい感じの捜査官なら何となく納得できるのですが事件を仕切っていますから余計に変に感じます。 何故か体育会系のジェシカ・ビールがヒロインなのですがそんなジェシカ・ビールの運命だけは見ることが出来るニコラス・ケイジがふられない様にナンパするというずるい方法でいい感じになるのですがジェシカ・ビールも凶悪犯扱いされているニコラス・ケイジに気がついても何故か助けるという展開でどんどん話が強引になっていくところがB級に徹していてこれはこれでありかなと思ってしまいました。 テロリストのリーダー格に活躍どころが全くなかったトーマス・クレッチマン、お父さんのような存在だけど別にいる必要性が全くないピーター・フォークとか無駄に豪華というところも愛すべきB級という感じなのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ニコラス・ケイジ (クリス・ジョンソン) | こういう能力をナンパで使っても許せる感じの阿部寛で。 |
ジュリアン・ムーア (カリー・フェリス) | 熱血という感じの浅野温子で。 |
ジェシカ・ビール (リズ) | 夏川結衣みたいな体育会系じゃないひとがぴったりです。 |
寝取られ男のラブ♂バカンス FORGETTING SARAH MARSHALL (2008) | |
2009年1月 | |
人気テレビ女優のサラと長年付き合っていたピーターは突然振られて大ショック。ハワイに傷心旅行に行くがそこにでピーターはサラと新しい恋人のミュージシャンのスノーと出くわしてしまい・・・ 製作する作品が全てヒットするジャド・アパトーのコメディ映画がまさかの劇場公開。 これ面白かったです。主役のジェイソンシーゲルはジャド・アパトーファミリーの常連みたいで多分初めて見るのですがこの暑苦しさがたまりません。ムカつくけれどムカつききれないというところがポイントなんでしょうね。 振る役のクリスティン・ベル「ベロニカ・マーズ」で有名になった娘なのでTV女優がはまっています。そして「CSI」をパロッた感じの劇中ドラマの中の相棒がウィリアム・ボールドウィンというのもずっこけます。というか笑えます。 何より驚いたのがシーゲルとクリスティン・ベルが同じ年齢というところ。シーゲルは見た目実年齢より+5歳はいっているし、クリスティン・ベルは見た目より−5歳ははっていて、ここまで見た目の歳の差が激しいカップルは始めて見ました。 そんなクリスティン・ベルも序盤で仕事とはいえ男の全裸を至近距離で見なきゃならないって女優も大変だなと思いました。 ハワイに行ってからは何故かホテルのフロントの娘と意気投合。キャサリン・ゼタ=ジョーンズ風のホテルのフロントの娘と金髪の割りに意外と薄口のクリスティン・ベルの嫉妬合戦も何だか二人ともものすごく性格悪そうに見えるから盛り上がります。 アホなロックミュージシャンもキャラが濃くてバランスが取れているところがよかったのですが意外にこのミュージシャンが実はいい奴だったというところも好みでした。このアホなミュージシャンでスピンオフが企画されているという嘘のような話があるのですが実現したら観てみたいです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェイソン・シーゲル (ピーター・ブレッター) | バナナマンの設楽統に似ている気がします。 |
クリステン・ベル (サラ・マーシャル) | 広末涼子にちょっと嫌な役をやってもらいたい。 |
ミラ・クニス (レイチェル・ジェンセン) | フロントとか受付役が似合いそうな矢田亜希子で。 |
ラッセル・ブランド (アルダス・スノー) | ノリはますだおかだの岡田圭右って感じでしょうか。 |
ネバーランド FINDING NEVERLAND (2004) |
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2005年2月 | |
劇作家ジェームズ・バリが未亡人のシルヴィアとその四人の息子と出会いやがて「ピーターパン」を完成させるまでの話。 これは観る前は女性が喜びそうな映画だなジョニー・デップが主演だしなんて思っていたら普通に男でも十分堪能できる内容でちょっとびっくり。 内容的にはティム・バートンの「ビッグ・フィッシュ」のような感じなんですけど確かあちらは父親の想像の話を時には息子の口からも語られて言わば第三者の目線からまた聞きしたような感覚がありましたけど、こちらはというとジェームズ・バリのイマジネーションを直接見られたという感じがしてやはり説得力は圧倒的にこっちの方が上だなと思いました。だから意地悪なシルヴィアの母親がラストネタバレ→妖精を信じている人は手を叩いてください。というピーターパンの問いかけに子供達より真っ先立ち上がってに手を叩くシーンは泣けるのです。← ジョニー・デップは「パイレーツ・オブ・カリビアン」に続きこの映画でもアカデミー賞にノミネートされましたけど確かに悪くはないしむしろ子供なんて嫌いな感じがするのに子供にも馴染んでいるのは意外でしたがこれでアカデミー賞と思うとあと2,3歩は足りないと思うなぁ。ケイト・ウィンスレットも相変わらず健康体で病弱な役だから最初はまたか!と思いましたけど咳き込むシーン一つにしてもやはり上手くってむしろ彼女の方がアカデミー賞に近いのではなんて感じてしまいました。 巷で評判のピーター役の子役は見た目が色素が薄いし実際皮膚がすごく薄そうですでに泣かせの状態に入っているのがずるいなぁと思いましたけど、劇中キレるシーンを観てこの子役、只者ではないぞとまたあちらの子役に舌を巻くのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジョニー・デップ (ジェームズ・マシュー・バリ) |
及川光博のような独特な雰囲気の人がぴったりのような気がします。 |
ケイト・ウィンスレット (シルヴィア・ルウェリン・デイヴィズ) |
いたって健康体の藤原紀香も案外こういう役をやるとはまるのかも。 |
ジュリー・クリスティ (デュ・モーリエ) |
赤座美代子は最初は意地悪だけど最後は分かり合えるみたいな印象です。 |
ネメシス S.T.X STAR TREK: NEMESIS (2002) |
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2003年4月 | |
TVシリーズの「新スター・トレック」もこの映画で本当に幕を閉じるってことで、ピカード艦長のクローンが最後の敵といういかにもというお話。 深夜にTVでやっていたのをたまーに見ていたけど、やっぱりよく分からなかったなぁ。惑星連邦とロミュラン帝国があんまり仲が良くないとか、その船ウォーバードがどうのこうのっっていったトッレッキー用語がたくさん出てきてもうついていけませんでした。 で、客観的に観て感じたのは、やっぱりTV版の延長なんだよなって事。SFXがなんか安っぽく感じちゃうんですよね。(目新しいところがないというか・・・)それに出演者達が悲しいかな年を取りすぎてしまったなということ。これじゃまるで中年達の宇宙旅行ですね。特にジョーディがおっさん体系にクラッシャーがおばさんになってしまっているのに時間の残酷さを感じると同時にディアナ・トロイだけがむしろ若返っているのに驚いたのでありました。 最後の敵のクローンが若いときのピカードという無理目の設定で、さらにこいつが影が薄い。これで本当に終わらしてしまって、ファンは納得するのだろうかと心配になりました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! (出番の多かったエンタープライズの乗組員+敵で) |
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パトリック・スチュワート (ジャン・リュック・ピカード艦長) |
無口だけどやるときゃやってくれそうな、渡哲也で。 |
ブレント・スピナー (データ) |
あの怪しいしぐさがアンドロイドを連想させる、ニットの貴公子、広瀬光治で。 |
ジョナサン・フレイクス (ウィリアム・トーマス・ライカー副長) |
ジョナサン・フレイクスが世界のマジックショーの司会をやっているのたまたま見かけ、同じようにミスコンの司会をよくやっている岡田真澄を思い出したのでありました。 ダンディなオヤジはエンタメ系の司会もこなさなきゃいけないのだ。 |
マリナ・サーティス (ディアナ・トロイ) |
ディアナ同様、年齢不詳ぎみのかたせ梨乃で。 |
トム・ハーディー (シンゾン) |
渡哲也の若かりし頃のクローンは石原軍団の若手でいいんじゃない? |