恋するシャンソン ON CONNAIT LA CHANSON (1997) |
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2004年4月 | |
フランス版ミュージカル風「ラブ・アクチュアリー」とでも言いましょうか? 昔、予告編で観たときぜひともと思ったこの作品をようやく観ることができました。やっぱり突然自分の心情や台詞が突然フレンチ・ポップスで歌い出す(しかも口パク)ところは観ていて楽しかったんですけど内容的にはかなりシリアスかも・・・ 妹のカミーユは仕事や勉強は抜群だけど鬱病で恋人にも騙されてるし、姉のオディールだって夫を尻に引くバリバリキャリアウーマンだけど、夫に浮気されてたり妹の恋人から買った見晴らしのいいマンションは騙されて近々高層マンションが建って景色も台無し。オディールの友人のニコラも家族と暮らすために広い家を探しに来てるけど実は無職に近い状態で結局妻に愛想つかされてワンルームタイプのマンションを探すはめになる。その家探しの手伝いをしていたシモンは飛んだとばっちりを喰らうし若い上司にカミーユをとられて散々。と、もうアンハッピー・アクチュアリーって感じなのです。 そうだったヨーロッパのコメディってハリウッドのコメディとは違ってちょっとシニカルな部分があるんだったってことを忘れていて心から楽しめずちょっぴり憂鬱になってしまったのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
アンドレ・デュソリエ (カミーユ) |
どことなく幸薄そうな羽田美智子で。 |
サビーヌ・アゼマ (オディール) |
テキパキとなんでも仕切りそうな戸田恵子で。 |
恋するベーカリー IT'S COMPLICATED (2009) | |
2010年2月 | |
10年前に離婚しながら子供も育て上げ事業も大成功。そんなある日ジェーンは元夫のジェイクと再会して羽目を外してしまう。そんな中、建築家のアダムともいい関係になってきて・・・ メリル・ストリープ、スティーヴ・マーティン、アレック・ボールドウィンという異なったタイプのベテランが三つ巴の熟年ラブコメディ。 ここのところ還暦過ぎてメリル・ストリープは「マンマ・ミーア!」に「ジュリー&ジュリア」とはしゃぎすぎていて今回はその集大成とも言えるくらいのはしゃぎっぷり。元夫のアレック・ボールドウィンと寝て数日後、主人公の友人役はお安い御用のリタ・ウィルソンはじめ茶のみ友達たちに「私この前誰と寝たと思う?」「元夫よ。」一同キャー!みたいな「セックス・アンド・ザ・シティ」も真っ青なガールズトーク炸裂で序盤はドン引き。優等生のメリル・ストリープがこんなことするなんて不潔。しかも相手は見た目も心も肉食のアレック・ボールドウィンですから。 そんなアレック・ボールドウィンはメリル・ストリープにぞっこんで新しいボーイフレンドのスティーヴ・マーティンに大嫉妬。ほとんどストーカー状態になって二人を監視しているのですが何だかお茶目でよかったです。 スティーヴ・マーティンは思ったより出番が少ないですが割とポイントポイントで個性を発揮してスティーヴ・マーティンらしさも出ていてこれくらいの出番が逆にちょうど良かったんだなと思いました。 やっていることは高校生とか大学生が恋に悩んで大騒ぎみたいなことを還暦過ぎたおじさん、おばさんがいまさら何をやっているんだい。と言いたいところですがそこのところを面白おかしくするところが熟年のラブコメディが得意分野のナンシー・マイヤーズだけあって最終的にはなんだか面白いなと思えるところがすごかったです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
メリル・ストリープ (ジェーン) | 吉永小百合がやったら一大事だと思います。 |
スティーヴ・マーティン (アダム) | 人が良さそうな感じの平幹二朗で。 |
アレック・ボールドウィン (ジェイク) | 高橋英樹あたりにお願いしたい。 |
恋するレシピ 〜理想のオトコの作り方〜 FAILURE TO LAUNCH (2006) | |
2007年5月 | |
35歳で実家暮らしをしているトリップの両親は自立させようと自立屋のポーラを雇う。ポーラははいつものようにトリップに行為があるように近づきさりげなく自立を促そうとするのだが・・・ マシュー・マコノヒー&サラ・ジェシカ・パーカーによる未公開ロマンティック・コメディ。 マコノヒーとサラ・ジェシカの相性はよかったと思うし全体的にロマンティック・コメディとしても合格点といった感じなのですがワイルドになりすぎてきているマコノヒーは劇中でも実家暮らしの男友達とつるんでロッククライミングやらマウンテンバイクで森の中走り回ったりと友達も含めみんな野生児みたいだしサラ・ジェシカのルームメイトもトンでる系でセレブの雰囲気をかもし出すサラ・ジェシカはちょっと浮いていたかなぁと感じてしまいました。 サラ・ジェシカの役どころは実家暮らしをしている男を色仕掛けで誘惑してその気にさせといて別れる・・・という手口が別れた後に恨まれやしないかと心配になりますが、別れ際もスマートに別れるんでしょうね。(今までどうやって別れてきたかは描かれていない。) ターゲットとは一線を越えないというポリシーをもっている割にお約束どおりマコノヒーと寝るサラ・ジェシカ。公私混同で売春ギリギリという感じもしなくもなくはないのですが気にしないことにします。 それにしても「ウェディング・プランナー」あたりまでは確か知性派だった気がしますが「サラマンダー」以降、特に最近野生化が激しくなっていくマコノヒー。一体どこに向かっていくのか見とどけたいです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
マシュー・マコノヒー (トリップ) | ファイト!一発!という感じの山口達也で。 |
サラ・ジェシカ・パーカー (ポーラ) | 篠原涼子あたりにやってもらいたい。 |
恋とスフレと娘とわたし BECAUSE I SAID SO (2007) | |
2007年9月 | |
三人の娘を育て2の娘を嫁に出した母親のダフネは三女のミリーに幸せな結婚を願いミリーに無断で花婿候補を募集しミリーにふさわしい実業家を見つけるのだが・・・ ダイアン・キートンとマンディ・ムーア共演の母娘コメディ。 若干「恋愛適齢期」入っていて面白いのですが娘のマンディ・ムーアに対するお節介が度が過ぎていてイライラするところもありましたがマンディ・ムーアが好演しているので観終わった後は後味すっきりしてよかったです。 しかしダイアン・キートンはこの手のコメディをやる時結構無駄に脱ぐのでやめてもらいたです。今回も母と娘3人の計4人で韓国エステに行くシーンがあるのですがハイレグ気味の純白の下着姿は厳しかったです。そして全体的にダイアン・キートンの着ている洋服のセンスがこれありなの?というくらい奇抜すぎて強烈でした。 内容は母親のこっそり仕掛けた相手とは知らずに実業家と付き合い始め、その一部始終を見ていたバツイチ子持ちのイケメンミュージシャンもさりげなくマンディ・ムーアに近づいて最初から二股状態といういかにもアメリカっぽい恋愛が展開が繰り広げられてマンディ・ムーアも別に悪びれることなく普通に2人と寝ていてアメリカってこういのものすごくフランクです。 マンディ・ムーアはアイドル歌手なのに映画のほうでもそこそこ成功している珍しいタイプで今回も笑うとブタっ鼻が鳴ってしまうような三枚目の役もやってしまうところが好感が持てます。 相手役のガブリエル・マクトも「霊能者アザーズ」という霊能者の集団が悪霊に困っている人を助けるというオカルト連続ドラマに出演している頃から知っていてここ数年映画でも見かけることが多くなって最近だと「ママの遺したラヴソング」でついにスカーレット・ヨハンソンの相手役まで務めました。イケメンなのに好感度が高いし、こういう顔で生またらどれだけ得するか羨ましい限りです。誰も知らないと思いますが、密かに注目したいです。デ・ニーロ監督作品の「グッド・シェパード」にもさりげなく出ています。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ダイアン・キートン (ダフネ・ワイルダー) | イメージは野際陽子で。 |
マンディ・ムーア (ミリー・ワイルダー) | 三枚目な役もいける綾瀬はるかで。 |
ガブリエル・マクト (ジョニー) | いい奴という感じの山口達也で。 |
恋とニュースのつくり方 MORNING GLORY (2010) | |
2011年3月 | |
地元のローカルテレビ局に採用された失業中のベッキーの仕事は朝の低視聴率情報番組を盛り返すことだった。手始めに伝説的キャスターのマイク・ポメロイに出演家愛を打診するのだが・・・ 若いキャリアウーマンが奮闘するコメディ。 主演作品は意外と多い方だと思うのですがいまだに「きみに読む物語」の。と絶対言われてしまう、レイチェル・マクアダムスもとうとうハリソン・フォードとダイアン・キートンと共演というところまで上り詰めましたよ。 が、しかしこの顔ぶれだと集客が微妙ですよね。レイチェル・マクアダムスといっても日本じゃそれほどなじみもないし、かといってハリソン・フォードのコメディもどうかなとも思うし、ダイアン・キートン目当てという人も少ないと思うので・・・ 内容もドタバタしていているのはいいのですが、レイチェル・マクアダムスがとにかく空回りしている割には強引かつ自己中心的なので共感できるところが全くないのがつらいところ。 ハリソン・フォードも役どころ的には溶け込んでいないキャラクターなのですが、本当に溶け込んでいない感じがしていて観ているこっちがハラハラするのとハリソン大丈夫かなと思ってしまい意外とハリソン・フォードの使いどころって難しいと感じました。 唯一活き活きしていたのはダイアン・キートンだけ。相撲レスラーの数ーつを着て相撲を取ったり、カエルにキスしたりはしゃぎっぷりが観ていてイタイのですが逆に安心もしてダイアン・キートン一人勝ちの映画なのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
レイチェル・マクアダムス (ベッキー・フラー) | 雰囲気は水川あさみといったところ。 |
ハリソン・フォード (マイク・ポメロイ) | 宇津井健が空回りしちゃった感じです。 |
ダイアン・キートン (コリーン・ペック) |
野際陽子がイメージ的にぴったりです。 |
恋のトリセツ 〜別れ編〜 BREAKIN' ALL THE RULES (2004) |
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2005年11月 | |
クインシーは結婚式の前夜、突然彼女に振られてしまう。彼女のひどい振りに「別れの手引き書」を出版しベストセラーとなりクインシーは別れさせ屋としてたちまち有名になるのだが・・・ 今、絶好調のジェイミー・フォックスの未公開ロマンティック・コメディ。黒人向けのトレンディドラマかなと思いDVDパッケージの裏を見たら「アリーmyラブ」の変人弁護士ジョン・ケイジでおなじみのピーター・マクニコルに誰も知らないとは思いますがちょっと気になるジェニファー・エスポジートも出ていて思わずレンタルしてしまいました。 遊び人の従兄弟が付き合っているガブリエル・ユニオンに振られる前に振りたいってジェイミー・フォックスに相談をもちかけて、一方ピーター・マクニコルもジェニファー・エスポジートと別れたいからと相談を持ちかけるのですが、従兄弟がジェイミー・フォックスに成りすましたら話がややこしくなりつつ別れさせるターゲットのガブリエル・ユニオンに惚れちゃうという典型的なコメディですけど読みどおりの展開なんで逆に楽しいです。最後のなんだかんだ言ってみんなが幸せになる終わり方も含めて。 最後といえば旅立つガブリエル・ユニオンに追いつこうとジェイミー・フォックスが走るもすでに電車は発車していてという展開なんですけど、ガブリエル・ユニオン緊急ボタン押して電車止めちゃって普通これやった捕まるよ!ということをやるからアメリカ人はやることがハンパないです。 それにしてもピーター・マクニコルはアリーのジョン・ケイジそのまんまでしかも恋の相手といっても一方的に財産目当てで付きまとわれれるだけなんですが、がジェニファー・エスポジートと金髪美女いつもおいしい役どころでうらやましいです。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェイミー・フォックス (クインシー・ワトソン) |
ノリが黒人的な山本太郎あたりで。 |
ガブリエル・ユニオン (ニッキー・コールズ) |
ガブリエル・ユニオンの役は小池栄子ばりに気が強かった。 |
モリス・チェスナット (エヴァン・フィールズ) |
東幹久みたいなノリでした。 |
恋のミニスカ ウエポン D.E.B.S. (2004) |
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2005年10月 | |
政府の秘密機関にスカウトされたエリート女子高生はD.E.B.S.というチームでスパイとして活躍していた。その中でも特に優秀なエイミー達のチームは国際的犯罪者のルーシー・ダイアモンドを監視する指令が下されるのだが・・・ 「シン・シティ」でデヴォン青木がすごかったし、「チャーリーズ・エンジェル」っぽい雰囲気もありそうだから勢いに乗ってこれも観てみようと思いました。デヴォン青木はD.E.B.S.メンバーの一人なんですけどキャラ設定の扱いひどいです。高校生なのにヘビースモーカーだし必ず自分のベッドには男がいるというアバズレでフランス訛りの変な英語しゃべらされているし。確かに「チャーリーズ・エンジェル」っぽいんですけどそこはギャグだけで肝心のアクション・シーンはほとんどなくて少々がっかりです。 しかもD.E.B.S.のNo1.エイミーと女凶悪犯ルーシーがお互い一目惚れして逃避行するソフトレズタッチという何じゃこりゃ!?というまったく想像していなかった内容にぶっ飛びました。最後もよく分からないけどD.E.B.S.のメンバーも二人の素敵な恋を応援していこうよ。的なおかしな終わり方するし変な映画でした。 悪役?のジョーダナ・ブリュースターはD.E.B.S.エイミーの大女っぷりにごっつい奴やら天然キャラにデヴォン青木というメンバーだから可愛さが引き立っちゃって一番得してましたよ。しばらく「パラサイト」と「ワイルド・スピード」以降しばらく見かけなかったけど今度「テキサス・チェーンソー」の続編に出るみたいなんで個人的にはちょっとがんばって欲しいです。 あ、デヴォン青木はモデルやっているだけあって一番ミニスカ度は高かったです。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
サラ・フォスター (エイミー・ブラッドショー) |
意外と大女っぽいイメージの山田優で。 |
ジョーダナ・ブリュースター (ルーシー・ダイアモンド) |
加藤ローサをちょっと悪くした印象。 |
恋は邪魔者 DOWN WITH LOVE (2003) |
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2003年11月 | |
1962年ニューヨークにやって来たバーバラ・ノヴァクは女性の自立を「恋は邪魔者」なる本を出版し瞬く間にベストセラーになる。男性誌で記事を書いているプレイボーイのキャッチャーはバーバラの影響ですっかりもてなくなってしまう。彼は本の内容が間違っている事を証明するためバーバラに近づき・・・ 最初予告編を見たときは古くさそうな印象を受けてダメかもなと思ったんですよ。(古いのは好きだけど古くさいのはあんまり好きじゃないんですよ。)でも意外と言っちゃなんですが結構楽しめましたよ。笑えない映像ギャグを除いては・・・ 劇中次々と出てくるポップな衣装がドンくさ目のレニー・ゼルウィガーには結構無理な感じがありましたけど、これをヘザー・グラハムあたりにキュートに着こなしてほしいなぁなんて思いました。ユアン・マクレガーもプレイボーイというよりか、ただやりたい男にしか見えないところがつらいところですね。 あとユアンの会社のオーナー役のデヴィッド・ハイド・ピアースがトビー・マグワイヤの20年後じゃないかと思うくらい似ているけど、見た目がとっちゃん坊やだからユアンの上司というより同僚にしか見えないんですよね。 ということでこれはキャスティングをあと一歩なんとかすればもうちょっと好きになれたかもしれないなぁ、なんって思うのでありました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
レニー・ゼルウィガー (バーバラ・ノヴァク) |
ポップな衣装をしっかり着こなしてくれそうな観月ありさで。 |
ユアン・マクレガー (キャッチャー・ブロック) |
女好きな役が似合いそうなオダギリジョーで。 |
恋人はゴースト JUST LIKE HEAVEN (2005) | |
2006年12月 | |
家具付きのマンションに引っ越してきたデヴィッドも前にある日突然部屋にエリザベスと名乗る女性が現れる。やがてデヴィッドはエリザベスが交通事故に遭ったことを突き止めるのだが・・・ 「ゴースト」風ロマンティック・コメディ。リース・ウィザースプーンと成長株マーク・ラファロという組み合わせは日本じゃやはり微妙なのか?ビデオスルーになってしまいましたが個人的には二人とも好きなので楽しめました。 性格の正反対の二人が時にはケンカしながら時にはなぐさめあいながら記憶のないゴースト、リースのネタバレ→正体を探って実は意識不明だと分かると肉体と魂をひとつにしようと協力して最後に二人はハッピーエンド←になると分かりきっているのにこの二人の相性が結構よかったし、ちょっぴりハートウォーミングで感動する部分もありで全体的にエンターテインメントとして上手くまとまっていました。 リースは仕事一筋で綺麗好きでゴーストになってもだらしのマーク・ラファロにいちいちいちゃもんつけてくるような口うるさいキャラクターなのですがリースはチャッキリ系の江戸っ子な感じなので嫌味も感じられず、マーク・ラファロも色々なジャンルの映画に幅広く出ていて芸達者なのは何となく分かっていたのですが、劇中にリースに体を乗っ取られて酒を飲みたいのに飲ませてもらえないという一人芝居を観るとこの人に目をつけていて間違いなかった・・・と今後もマーク・ラファロの活躍が楽しみになりました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
リース・ウィザースプーン (エリザベス・マスターソン) | 女医もいけそうな仲間由紀恵で。 |
マーク・ラファロ (デヴィッド・アボット) | 仲間由紀恵との名コンビ阿部寛で。 |
恋人にしてはいけない男の愛し方 GET OVER IT (2001) | |
2007年9月 | |
幼なじみのだった恋人のアリソンにふられたバークはアリソンが新しい彼氏と学校のミュージカルに出演すると知り歌も歌えないのに参加をすることを決める。親友の妹ケリーにアドバイスを求めるうちに二人は惹かれ始め・・・ キルスティン・ダンストの青春ラヴ・コメディ。 キルスティン・ダンストといえば20代の女優では確実にトップスターな気がするのですがこういうビデオスルー系の軽い作品でも気軽に出会えるところが魅力のひとつでもあると思います。 主人公は一見さえない感じがして親友もトム・ハンクスの息子でこの手のコメディでよく見かけるコリン・ハンクスだったりと微妙にオタクっぽい雰囲気をかもし出しているけど何故かモテるという設定なのですがこの主役のベン・フォスターってどこかで見た事あると思っていたら「X-MEN:ファイナル ディシジョン」でエンジェル役をやった人でした。この人作品によってルックスを変えることが出来るタイプのような印象を受けたので脇役系で活躍しそうな予感。ちょっと注目してておいてもいいかもしれません。 内容は彼女を取り返すために歌も踊りも演技もダメな主人公が親友の妹の力を借りていくなかでお互いがいい感じになっちゃうお決まりパターンなのですがそれが学園もの王道なので問題ありません。むしろダンストが歌って踊るシーンがあるので(歌は多分口パク)いつもより若干テンションも上がり気味という感じです。(元彼女もモデルタイプの女の子っという雰囲気で性格が悪そうというのも定番です。) 彼女を寝取った性格の悪い女ッたらしのイケメンも最後は痛い目に遭うし何も考えなくて観られるところとか、主人公の親友役にヒップホップで有名なシスコが出ているのですがシスコのことはよく知らないのですが強面系の印象が強かったのにこんなゆるい感じのコメディに出ていたり脇役が妙に豪華だったりとこのジャンルのいいところですね。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
キルステン・ダンスト (ケリー・ウッズ) | 堀北真希あたりにお願いしたい。 |
ベン・フォスター (バーク・ランダース) | ちょっと情けない感じのするウエンツ瑛士で。 |
恋人までの距離(ディスタンス) BEFORE SUNRISE (1995) |
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2005年2月 | |
ヨーロッパを列車で旅するアメリカ人青年ジェシーの向かいの席にたまたま座ったフランス人のセリーヌと出会い意気投合した彼女を飛行機の飛び立つ翌日まで誘い一晩をウィーンですごす事になる・・・ 劇中90%以上イーサン・ホークとジュリー・デルピーの会話で成り立っているのですが会話の内容も本当にどうでもいいことだったり、恋愛に永遠はあるのか?と「Sex and the City」に出てきそうなテーマがだったりして、一日中知り合ったばかりの人間がよくもこう休む暇もなくしゃべり続けることができるなぁと感心してしまいます。だけどこれがつまらないわけどもなく結構心地よかったから不思議です。 この映画を観てイーサン・ホークはミニシアター系というか恵比寿ガーデンシネマ系の俳優だなと思いました。イーサンの作品ってそんなに観てはいないんですけど「リアリティ・バイツ」や「ガタカ」「大いなる遺産」あたりのちょっと洒落ていて学生が喜びそうな内容だったりするんですよね。距離と書いてディスタンスと読ませるあたりとか。この映画は学生さんやっていたときに観ていたらきっともっと楽しめたんだろうなと思います。 そもそもこの映画を観たのが続編が公開されるというから。タイトルも「ビフォア・サンセット」原題の「ビフォア・サンライズ」からちゃんと引用しているところがまた洒落たことしてるなぁと思うし、しかも主演の二人が脚色賞でアカデミー賞でノミネートされているから驚きです。イーサン・ホークは「テイキング・ライブス」なんかの作品を観ると完全に見劣りしちゃうから(相手がアンジェリーナ・ジョリーというのもあるけど)こういう恵比寿ガーデンシネマ系の作品で生きていってほしいと思うのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
イーサン・ホーク (ジェシー) |
あっさりした見た目が若い頃のイーサンのような伊藤英明で。 |
ジュリー・デルピー (セリーヌ) |
見るたびによくなっていく小西真奈美で。 |
絞殺魔 THE BOSTON STRANGLER (1968) | |
2010年6月 | |
1962年ボストンで一人の老女が殺害される事件が発生。やがて同じ手口の事件が連続して起きるのだが警察の操作は難航して・・・ 実際の猟奇的名事件を映画化。 デザルヴォ事件として何となく知っていた程度だったのですが、意外と被害者が老女が多いというところがビックリしましたし、途中で被害者が人種も年齢もあまり関係なく捜査がますます混乱するというくだりが映画っぽいなと思ったら、実際もそういう感じだったみたいで当時の警察も頭を抱えてしまったんだろうなと想像してしまいました。 これオープニングから他のサイコものとは一線を画す雰囲気をかもし出していて、事件が1962年に発生してこの映画が1968年に公開されているというスピード感に感心するのですが、この時代に画面分割をやってのけ、ひとつの映像は死体が足広げて転がっていて、もう一方の画面では知人が被害者の部屋を開けてギャーっとなる斬新な見た目で一気に引き込まれます。 それに面白いなと思ったのが2部構成になっていて前半は猟奇的な事件が次々と起きる中、警察がなかなか犯人を逮捕どころか容疑者すら絞り込めないところが描かれていて、後半は一転して捕まったデサルヴォ(トニー・カーティス)の内面を暴いていく検事のヘンリー・フォンダのパート。 どちらも面白く、前半部分の犯人探しは超能力者をやとったりして奇抜な感じがして好きなのですが、個人的にはデザルヴォの心の闇をじっくり引き出していくヘンリー・フォンダのシーンがドラマチックで終わり方も余韻が残って、とにかくこの時代に斬新な手法で実在の事件を描いているところが今観ても全然古臭くなくてよかったです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
トニー・カーティス (アルバート・デサルヴォ) | 内野聖陽のような濃さがあった気がします。 |
ヘンリー・フォンダ (ジョン・S・ボトムリー) | 松本幸四郎あたりにお願いしたい。 |
ゴースト・オブ・マーズ GHOSTS OF MARS (2001) |
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2004年8月 | |
火星の刑務所にいる凶悪犯ウィリアムズを護送するためにやってきた警察のメラニーたちは街に到着したのだが人の気配が全くしないことに気がつく。やがて彼らは凶暴化した人間達に襲われウィリアムズと手を組み脱出を試みるのだが・・・ 主演のナターシャ・ヘンストリッジ、アイス・キューブはどうでもいいけど脇役にジェイソン・ステイサムにクレア・デュバルそしてあのパム・グリアーが主演しているってことで前からちょっとだけ観てみたいと思っていたんですよね。 火星人の霊魂?に憑依された人間が凶暴化してまともな人間を殺しにくる。って設定が「28日後...」のようでしたがそれと比べるとどうも大味感がありました。 ナターシャ・ヘンストリッジの回想で物語は進んでいく形式なんですけど視点が彼女の視点のみで語られる訳じゃないんですよね。いいところまで進むと途中で別行動したジェイソン・ステイサムの視点で語られるからテンポが悪い。それを説明するのがステイサム本人ならまだいいけどヘンストリッジが他人の行動をあたかも自分が見ました口調で話すからいけないんですね。やっぱりホラーはテンポが命ですね。 ゾンビのボスがマリリン・マンソン風のルックスで不気味な雰囲気のわりはあっさり死んじゃうんですよね。まぁゾンビの正体は元は体を乗っ取られた人間だから肉体はもろいっていえばもろいんですけどね。 パム・グリアも殺されるのは分かっていたけどいきなり生首になって出てきて「隊長は死んだ・・・」っていわれてもねぇ。正直死ぬにしてもゾンビ?とちゃんと戦ってから死んでほしかったですよ。クレア・デュバルも最後のほうまで生き残っていたけど別に何をしたってわけじゃないから彼女でなくてもよかったのでは?と思ってしまうんですよね。 そんななかジェイソン・ステイサムだけはそれなりによかったです。相変わらず主役を食う存在感だしこの人、映画の世界観に溶け込み上手な実はすごい奴なんじゃないかと最近思えてきました。恐るべきステイサム! |
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ハリウッドバージョンはこの人で!! | |
ナターシャ・ヘンストリッジ (メラニー・バラード) |
この大女っぷりな感じ(想像)が江角マキコ的で。 |
アイス・キューブ (ジェームズ“デゾレーション”ウイリアムズ) |
アイス・キューブってほっそりした武蔵丸・・・なわけないですね。 |
ジェイソン・ステイサム (ジェリコ・バトラー) |
鶴見辰吾なんか脇役で存在感を発揮してくれそう。 |
ゴーストシップ GHOST SHIP (2002) |
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2003年1月 | |
1962年アメリカに向かう豪華客船アントニア・グラーザ号が突然乗員乗客を乗せたまま消息を絶った。 それから40年後アークティック・ウォリアー号の乗組員達は空軍パイロットだと名乗るジャックから漂流船の調査を受ける、その船はまさにアントニア・グラーザ号だった。調査の為に船に乗り込んだがエップスは、たびたび少女の姿を目撃する。やがて船内で金塊を発見するが、乗組員達に次々と悲劇が・・・ ダーク・キャッスル製作というだけあって、幽霊船のセットはさすがですね。オープニングの壮絶なあのシーンもとにかくすごくって、これはいけるなって思ったんですがねぇ・・・ 途中までは本当によかったんですよ、なんで豪華客船が消息を絶ったかって理由がわかるところまではね。でもその後一気に冷めちゃったんですよねぇ。ネタバレ→影で操っていたのがサタンの手先ってオチで、おいおいって感じで一気にテンションが下がりましたね。悪魔とかそういうの出すんだったら最初っから出しておいて欲しかった。こっちは霊の怨念とかっていう気分で観てましたからね。← 主役にはERのキャロル・ハサウェイでおなじみのジュリアナ・マルグリースだ、と思ったらいきなりマッチョなアクション女優化しつつあるのにはおどろいた。 あと、この手のホラーには大物系の俳優が脇役で出ているものですけど、この映画にも出ていました。ガブリエル・バーン。さりげなく出演って感じなんでちょっとおどろき、そしてネタバレ→地味な殺され方をしていた。← |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジュリアナ・マルグリーズ (モーリーン・エップス) |
同じナース出身(「ER」vs「ナースのお仕事」)ってことで、伊藤かずえで。 地味目な所も似ています。 |
ゴースト・ハウス THE MESSENGERS (2007) | |
2007年8月 | |
問題を抱えたソロモン一家がノース・ダコタの田舎町の古びた家に引っ越したが長女のジェスは次第に不可思議な現象に遭遇するのだが・・・ サム・ライミとアジアのホラー映画といったらこの兄弟でお馴染み?のパン兄弟によるホラー。 怨念のある家に引っ越してきた一家のうち娘だけが恐怖体験をして誰にも信じてもらえないという展開の仕方はものすごくオーソドックスだったのですが怨霊というか霊の見せ方がさすがパン兄弟だけあって不気味でした。 あとハリウッドの怨霊系ホラーも一応霊が出てくるのは何か訴えたいことがあって出てくるというところは同じなんでしょうけどアジア人監督だけあっておどろおどろしい雰囲気は普通の西洋ホラーよりあって怨霊系のホラーはアジアの方がレベルが高いなぁと思うのでした。 主役の女の子は「「パニック・ルーム」でジョディー・フォスターの娘役をやった子でしたがゴス風味の効いた美少女に成長していました。 最後は何となく強引にクライマックスを向かえた気がしてならないのですが、そんなことより個人的にはお父さんがディラン・マクダーモットにお母さんが久しぶりに見たペネロープ・アン・ミラーだったり畑仕事を手伝ってくれるカントリー・ガイがジョン・コーベットだったりと脇役がものすごく充実していてこれだけでも何となく観て得した気分になったのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
クリステン・スチュワート (ジェス) | いつも反抗期という感じのする沢尻エリカで。 |
ゴースト・ハンターズ BIG TROUBLE IN LITTLE CHINA (1986) | |
2008年11月 | |
ジャックは親友のワンとともにワンの恋人を空港に迎えに行くが何者かに連れ去られてしまう。恋人を取り戻すためにチャイナタウンに向かう二人だったが・・・ ジョン・カーペンター監督のアクションホラーコメディ。 ものすごく都合がいいし話もふと気がつくと何でこんな展開になっているんだっけ?とはちゃめちゃな感じがして(雪男みたいなモンスターは何者?みたいなところとか何故かキム・キャトラルは抗争が絶えない危険なチャイナタウンに住んでいたり・・・)B級度100%なのですがこういういかにも80年代というのをたまに観ると新鮮でいいものですね。 恥ずかしい髪型にアジアンテイスト溢れる奇妙なタンクトップのカート・ラッセルがバッタバッタと敵を倒すと思いきや戦う直前で気絶したりと意外と三枚目でありつつ決めるところは決めるみたいな展開が懐かしいです。 キム・キャトラルも事件に巻き込まれる準備OKみたいな感じで必然的に巻き込まれるところがいかにもでいい。しかもこの世のものとは思えないクリーチャーが出てくるのにあまり叫ばないところがさすがキム姐さんという感じで、この時代から肝っ玉が据わっているなぁと思いました。 ジョン・カーペンター作品ハードなホラーが多いイメージがありましたが珍しくコメディタッチ。だけどクリーチャーはジョン・カーペンターという感じがちゃんとしてこの人もこの時代から自分のスタイルをしっかり持っている人なんだなぁと感心するのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
カート・ラッセル (ジャック・バートン) | タンクトップの似合う照英で。 |
キム・キャトラル (グレイシー・ロウ) | こういうしっかりしたお姉さんという感じの役は竹内結子がはまると思います。 |
ゴーストライター THE GHOST WRITER (2010) | |
2011年11月 | |
元首相のアダム・ラングの自叙伝の仕事を受けたゴーストライター。彼はラングの過去を探るうちに前任者の死やラングの真相に迫って行き・・・ ロマン・ポランスキー監督のサスペンス。 これ、予告編を観た感じで顔ぶれが何となく安っぽいと思ったので観なくてもいいかなと思っていたら評判がいいので観に行きました。何てったってユアン・まくれがーにピアース・ブロスナンとキム・キャトラルですよ。サマンサが出ているだけでコメディだったら面白そうですけどサスペンスとしては怪しいんですもん。まともなのはオリヴィア・ウィリアムズだけと思ったら、面白いというかサスペンスとしてよくできていて話に引き込まれますよ。さすがポランスキー。 キム・キャトラルがピアース・ブロスナンと不倫臭を漂わせながらも、仕事はクールにこなすという今まで見たことがない役を上手くこなしていたし、ピアース・武rす何も時々癇癪を起す近寄りがた存在もよかったです。 ユアン・マクレガーは相変わらずしょぼくれた感じですが、役がそういう役ですからね。 でも一番よかったのはやっぱりオリヴィア・ウィリアムズだったと思います。これは内容に触れたらネタバレになるからあれなのですが、一見繊細なようで割と行動力のある強い女性の役をさらっと演じていてさすがだなと思いました。 この映画話も面白いのですが、意外なキャスティングが成功の種だったなと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ユアン・マクレガー (ゴースト) | 一見頼りなさそうな加瀬亮で。 |
ピアース・ブロスナン (アダム・ラング) |
草刈正雄にお願いしたい。 |
キム・キャトラル (アメリア・ブライ) |
イメージは川島なお美って感じでしょうか。 |
オリヴィア・ウィリアムズ (ルース・ラング) |
カメレオンな感じの大竹しのぶにお願いしたい。 |
ゴーストライダー GHOST RIDER (2007) | |
2007年3月 | |
父親の命を救うために悪魔のメフィストと契約してしまったジョニー・ブレイズ。やがて彼はメフィストに反逆者ブラックハートを捕らえるよう命じるが・・・ アメコミのダークヒーローものなんですけどこれは次のラジー賞は確定か!?と思って観たのですがこれが思っていたより良かったです。 序盤はニコラス・ケイジとエヴァ・メンデスのティーンの時期が結構時間をかけて描かれているのですがエヴァ・メンデスの若かりし頃を演じた娘がよく見つけてきたなぁと思えるくらい似ていて感心しました。逆にニコラス・ケイジの若かりし頃はさわやかすぎて笑えます。 ニコラス・ケイジがえらく張り切っていているらしいという噂を知っていたので実際観てみるとところどころにはじけているなぁと感じるシーンがあって微笑ましかったしゴーストライダー好きなんだなぁと感じたんですが革ジャンとごついバイクがニコラス・ケイジの体型というか髪型とミスマッチで常に違和感を覚えるという珍現象が・・・これはやっぱり来年のラジー賞いくかもなぁ。 ニコラス・ケイジ以外の面子はというと久しぶりに見たウェス・ベントリーは憎たらしい感じがしてまぁよかったと思うしピーター・フォンダはなんかガイコツみたいになっちゃったなぁと思ったけれどそれがまたこの映画にはぴったりでした。 ヒロインのエヴァ・メンデスは三枚目のキャラを上手くこなしていて美人なのにこういう役もいけてこの映画実はエヴァ・メンデスで半分くらいは持っているようなものかなぁと思うのでした。 これアメリカじゃ大ヒットしているみたいだし多分続編作られそうな予感・・・ | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ニコラス・ケイジ (ジョニー・ブレイズ/ゴーストライダー) | 革ジャンの似合う高橋克典で。 |
エヴァ・メンデス (ロクサーヌ・シンプソン) | 篠原涼子あたりにやってもらいたい。 |
ウェス・ベントリー (ブラックハート) | イメージ的には金子昇という感じ。 |
ピーター・フォンダ (メフィスト) | ロングコートも着こなしそうな高橋英樹で。 |
ゴーストワールド GHOST WORLD (2001) | |
2006年10月 | |
ひねたイーニドとレベッカはさえない高校生活をようやく卒業し将来の目的も決めずに過ごしていた。そんなある日新聞の出会い系広告に載っていたシーモアをだまして楽しんだのだがやがてイーニドはシーモアののことが気になり始め・・・ ロバート・クラムのドキュメンタリー映画を監督した人の作品なのですが先にそっちを観ていたのでより楽しめたような気がしたし、はみ出し者とまではいかないけれどちょっと風変わりな主人公の生活を描いているところなど全体的な雰囲気がジョン・ウォーターズっぽくて結構好きです。 こういう自分独自の世界感を持って世間を受け入れられないでフラストレーションを抱えているようなマニアックで最終的にやることなすこと裏目に出ちゃうようなキャラクターが女の子というのも珍しいのですがソーラ・バーチがはまっていたし今ではすっかり大スターになったスカーレット・ヨハンソンもこの時からすでに野太い声とビッチなキャラをすでに確立していたことも興味深かったです。そしてブルースのレコードマニアのスティーヴ・ブシェミがこれまたはまっていてこの映画が成功している秘訣は絶対キャスティングにあると思います。 それに補習の美術教師がイレーナ・ダグラスでものすごく久しぶりに見たのでうれしかったし、お父さんが「レディー・イン・ザ・ウォーター」でアパートに引っ越してくる映画評論家の人だったり「カポーティ」にも出ている人なんだと気づいたりもして脇役についてもあれこれ楽しめました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ソーラ・バーチ (イーニド) | 20年くらい前の小林聡美にやってもらいたい。 |
スカーレット・ヨハンソン (レベッカ) | 同じく20年くらい前の杉田かおるで。 |
スティーヴ・ブシェミ (シーモア) | イメージはどことなく劇団ひとりといった感じ。 |
CODE46 CODE 46 (2003) |
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2004年10月 | |
安全な都市と無法地帯の砂漠に分かれた近未来。街に入るにはパペルと呼ばれる通行所が必要なのだが最近偽造パペルが出回っているということで調査員のウィリアムは上海の発行所に訪れそこで働く職員マリアが犯人だと見抜くのだが・・・ マイケル・ウィンターボトム監督の作品を始めて観たのですがなんだか不思議な感じでした。荒廃した近未来が舞台なんですけど近未来を象徴するようなアイテムはほとんど出てこないで雰囲気だけで近未来を表現していて感心しました。 話の展開もよくよく考えてみればティム・ロビンスが他人の思考を読み取る能力があってあっさりサマンサ・モートンが犯人と見抜きながらもなぜか見逃す展開が説明ほとんどないんですよね。まるで知っていて当然なようにこの近未来の話が進んでいってだんだんこの世界が分かっていくんですけど不思議と違和感なくこの世界に入れました。この監督きっと雰囲気作りが上手なんだなぁと感じました。 ネタバレ→最後マリアが自ら通報して二人は逃避行を始めるも事故を起こして結局マリアは街を追放されます。マリアはウィリアムを愛しているからこそウィリアム一家のために通報して捕まって追放されたと解釈したんですけど、どうも納得できないのがウィリアムはマリアの記憶を消されて読心術の能力を失っただけ。どうせならウィリアムも追放されてマリアと結ばれるって展開にしてほしかったなぁ。← サマンサ・モートン、相変わらずミステリアスとは違うなにかを持っている女優だなと思っていたけど今回もそんな雰囲気出ていてミニシアター系には欠かせない人になりましたね。イギリスのサマンサ・モートンとアメリカのクロエ・セヴィニーは。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ティム・ロビンス (ウィリアム・ゲルド) |
調査員という職業が似合いそうな筒井道隆で。 |
サマンサ・モートン (マリア・ゴンザレス) |
田畑智子で。色気を感じさせないところがかぶります。 |
コーヒー&シガレッツ COFFEE AND CIGARETTES (2003) |
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2005年4月 | |
ジム・ジャームッシュ監督によるコーヒーとタバコにまつわる11の短編集。 キャッチコピーが「あなたをリフレッシュ・タイムに誘う至福のリラックス・ムービー」ということだけあって、体調整えて観に行ったのにまったりしすぎてやっぱり眠くなっちゃいました。 10分あるかないかの短編集で半分くらいは眠くなってしまいますけど、ウエイターに扮しスティーヴ・ブシェミが仕事をサボって双子の姉弟の会話に強引に入ってくる「双子」はブシェミらしさを久しぶりに見ることができて楽しかったし、ケイト・ブランシェットがネタバレ→一人二役をやった←「いとこ同士」はもうさすがケイト・ブランシェットという感じで上手かったですわー。 ビル・マーレイがなぜか自身でウエイターをやっている「幻覚」も面白かったりして結局この3編はちゃんと堪能できたんですけど、他のエピソードはほとんど記憶に残っていません。唯一他のエピソードでちゃんと記憶に残っているのはアルフレッド・モリーナが出ている「いとこ同士?」くらいでしょうか。一番最後のエピソード「シャンパン」なんて強烈な眠気と戦っていた記憶しかありませんもの。 ジム・ジャームッシュとかヴィム・ヴェンダースあたりの監督の作品ってそれほど観たことはないけどほぼ確実に眠くなるから困ります。っていうか苦手なのかな?「ナイト・オン・ザ・プラネット」は唯一ちゃんと眠くならずに鑑賞できそうなので機会があttら観てみようと思います。 |
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日本人バージョンはこの人で!! (短編集なので今回はなし) |
コープスブライド CORPSE BRIDE (2005) |
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2005年11月 | |
ビクトリアと結婚を控えたビクターはリハーサルで失敗ばかりしてついには森の中に逃げ込んでしまう。そこで見つけた枯れ木に結婚指輪をはめるがそれは花嫁衣裳を着た死人だった・・・ 「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の流れを汲んだダーク・ファンタジー。 あれほどはまって今でも魅力的に思える「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」には到底追いつけないとは思いましたが、この手の職人仕事は単純に観ていて楽しいというかすごいなぁと感心します。 最初はこの現実世界が活気がないし家柄がどうのこうのとこの手の作品にしては少し小難しい感じなので今回はダメかな?と一瞬焦りましたけどコープスブライドが蘇ってビクターが死者の国に入ってからがカラフルでミュージカルチックなシーン満載で一気に面白くなります。ティム・バートンは死者の国と現世をきっと逆に描きたかったんだろうなぁと思いました。 ともあれ死者の世界に入ってからは楽しくなったというものの「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の麻袋での中に虫が詰まってできているブギーとか二面の顔もつ市長やらいたずら好きのショック、ロック、バレルの三人組やらハロウィンタウンの充実して印象的な脇役達にと比べると(比べちゃいけないことは分かっていつのですが・・・)こちらは骸骨と死人しかバリエーションがないのが正直物足りなかったところなのかなぁなんて思うのでした。 ネタバレ→最後ブライドは成仏してビクターとビクトリアは結ばれるところで終わりますけど、ビクターは絶対意地悪なビクトリアの両親にいびられ続けるんだろうなぁと想像すると、ティム・バートンはやっぱりダーク路線だなと感じました。← |
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日本人バージョンはこの人で!! (今回はアニメなのでなし) |
氷の微笑 BASIC INSTINCT (1992) | |
2006年5月 | |
元ロックスターがアイスピックで惨殺され刑事のニックはロックスターの恋人で作家のキャサリンを取り調べることになるのだが・・・ 14年ぶりに続編が公開されて大コケしてラジー賞の香りがプンプンする違った意味で続編も気になるエロティック・サスペンス「氷の微笑」をいまさらですが初めて観ました。 マイケル・ダグラスとシャロン・ストーンが若々しいしなんといってもシャロン・ストーンの気合というか気迫とポール・ヴァーホーヴェンらしい大雑把なつくりが妙にマッチしているし、ここで唐突にラブシーンが来るとかこいつが次に殺されると予想が的中するものすごく分かりやすい展開が中々楽しかったです。 それにしても10数年前って結構最近に感じていたけどマイケル・ダグラスの素肌にVネックのセーターという今考えると(昔も?)恐ろしいセンスのファッションもこの時は流行っていたのか?と思えるほどで時の過ぎるのは早いものだと感じました。 当時話題となったらしい犯人は結局誰だったのか?というところについて個人的には、ネタバレ→シャロン・ストーンが恋人のジーン・トリプルホーンを撃つようにマイケル・ダグラスを仕向けたり、邪魔になったシャロン・ストーンの恋人を嫉妬で狂わせマイケル・ダグラスを襲うも逆に事故を起こしてしまうところなど全部計算ずくなんじゃないかとストレートに解釈しました。← 一番気になるのは続編が日本で公開されるのか?というところですがなんとなくビデオスルーの予感がします。それでも観ますけど・・・ | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
マイケル・ダグラス (ニック・カラン) | 未見ですがイメージ的に「花と蛇2」の遠藤憲一という感じがします。 |
シャロン・ストーン (キャサリン・トラメル) | ここはやっぱり貫禄の杉本彩にお願いしたい。 |
氷の微笑2 BASIC INSTINCT 2 (2004) | |
2006年12月 | |
川の中に人気サッカー選手が乗る一台のスポーツカーが突っ込み奇跡的に助かったキャサリン。事故を不審に思う刑事のロイは彼女を有罪にするため精神科医のマイケルに鑑定を頼むのだが・・・ 14年ぶりとどういうわけかいまさら続編公開ということで全米でも大コケしたこれはきっとラジー賞行きは間違いなさそうな雰囲気をかもし出していましたがある意味前作より面白かったです。 前作はシャロン・ストーンというよりマイケル・ダグラスの方が知名度もあったし完全に主役だったけど今回はシャロン・ストーンの「氷の微笑」といった感じで完全にシャロン・ストーンのもの。共演もシャーロット・ランプリングにデヴィッド・シューリスとよく出たなぁという充実度。 今回も一応次々と殺人が起きてシャロン・ストーンがやったのかやらないのかという謎解きみたいなところがあるのですが完全にやりたい放題で基本のスタイルはノーブラでブラウスの時はボタン三つ開けてだっちゅーのポーズ。あるいは毛皮の時は脱いだら背中の部分に布地がないドレスという50歳間近でやる気満々の姿勢が気に入りました。 相手役は最初しょぼいなぁと思っていたのですがよくよく見るとクライヴ・オーウェンのような雰囲気もありもし相手役がクライヴ・オーウェンならもっと楽しかったに違いないと思うのでした。 しかし相手役の役名がマイケル・グラスというところが何か気になります。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
デヴィッド・モリッシー (マイケル・グラス) | 真面目な感じの筒井道隆で。 |
コーリング DRAGONFLY (2002) |
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2003年6月 | |
ボランティアで医療活動を行いにベネズエラまで行ったジョーの愛する妻エミリーが突然事故でこの世を去ってしまう。悲しみにくれるジョーの前にいつしか不思議な現象が起こり始め・・・ 今は亡き愛する妻の呼びかける声の謎を追い、ケヴィン・コスナーが葛藤し苦悩するお話。 前半、昏睡状態の患者の口から通して呼ばれるエミリーの呼びかけ、片付けたはずの荷物が元の位置に戻っている、物が急に動き出す、ペットの奇妙な行動などちょっぴりホラーテイストで楽しめたけど、後半なんかいきなりベネズエラの秘境に行っちゃって(一応理由はあるんだけど)、ケヴィン・コスナー一人探検隊みたいになっちゃって一急に違う映画になってしまいました。 劇中、幽体離脱してケヴィンを見たという少年が出てくるんだけど、「先生頭のてっぺんはハゲてるね。」的なことを言われてあせっている姿が笑えたな。 そしてちょい役のキャシー・ベイツが「アバウト・シュミット」で全裸、今回は角刈りおばさんとだんだんキャラがすごいことになっていくそれが一番印象に残ったのでありました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ケヴィン・コスナー (ジョー・ダロウ) |
ケヴィン・コスナー同様人気のあった時代は今は昔の石田純一で。 |
コール TRAPPED (2002) |
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2003年12月 | |
将来有望の麻酔医のウィル、その妻カレンには6歳の娘アビーがいて幸せに暮らしていた。しかしこれまで4回誘拐を成功させてきたジョー一味にアビーが誘拐されてしまう。しかも自宅ではカレンがジョーにホテルではウィルがジョーの妻シェリルに監禁されてしまい・・・ シャーリズ・セロンの着こなし上手&下着姿に加えケヴィン・ベーコンの全裸というお決まりの芸風が今回もやっぱり見られるこの作品。サスペンスフルな映画なんだけど、ベーコンが脱ぐと怪作テイストが盛り上がって楽しかったです。 個人的に21世紀の名子役ダコタ・ファニング、オズメント坊やとは正反対の高感度さと演技力で改めて感心しちゃいます。しかも両親想いで聡明で喘息持ちでさらに高感度アップ。セロン嬢も実は精神的に追い詰められた役どころは上手いというところをを今回も見せてくれるし俳優達の演技はいいと思うんですよね。 特にベーコンの妻役コートニー・ラヴなんか前半、衰えが感じられる肉体をさらけ出し汚れ妻って感じですごくって、なんか得したって感じがしましたよ。買い物してたら偶然いいもの見つけたみたいな感じで。後半は誘拐したスチュアート・タウンゼントに完全に主導権握られちゃってたのが残念だったけど・・・ と一級のサスペンスに仕上がりそうなのにこのB級感は何なんだろう?とふと考えてみたら、ストーリーが前半と後半でネタバレ→犯人の動機が全く別物になってるんですよね。今まで成功した誘拐は金目当てで今回もそのはずなのに後半ジョーの娘がウィルの麻酔のせいで死んだと勘違いして復讐するみたいな←展開に置き換わっちゃっているからなぁ。 それにケヴィン・ベーコンが悪役をやると怪しげな仕上がりになる法則に気付いたのでした。(「インビジブル」「ワイルド・シングス」とかね) |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
シャーリーズ・セロン (カレン・ジェニングス) |
着こなし上手の伊東美咲で。 |
コートニー・ラヴ (シェリル・ヒッキー) |
鈴木紗理奈で。なんか汚れ妻という役がぴったりそうで。 |
スチュアート・タウンゼント (ウィル・ジェニングス) |
藤木直人で。「ナースのお仕事」のドクター役が定着しちゃって。 |
ケヴィン・ベーコン (ジョー・ヒッキー) |
どこかB級テイストな感じのする高知東生で。 |
GOAL! GOAL! (2005) | |
2006年6月 | |
幼少時代にメキシコから不法に入国したムネス一家。10年後、グレンにスカウトされサンディアゴは父親の反対を押し切りイギリスに向かうのだが・・・ サッカー三部作の第一弾。今回はイギリスでプロになるまでの道のりが描かれているのですが、青春スポ根ものとしては結末が分かっている割には退屈しなくてなかなか良く出来ていたと思いました。 主人公のサンディアゴがもの純朴という感じですごくいい奴だし彼の才能を見出すグレンも顔は胡散臭いけどいい人。人気スター選手のガバンもなぜかサンディアゴとつるんで最終的には遊び癖まで直っちゃって出てくる人がみんないい人過ぎるし挫折したなぁと思ったら必ずものすごくいいタイミングで誰かが助け船を出してくれてトントン拍子で成功していくからちょっと物足りないのですがサンディアゴが誰からも好かれるキャラなのでまぁいいかという気になってしまうんですね。そしてちゃっかりナースの彼女もゲット。しかも彼女は若干ビクトリア・ベッカム入ってますという感じがサッカー映画らしいです。 だから父親がせっかく貯めた金をくすねてトラックを買ってしまうというよくありがち?で他の映画じゃもっと酷いことする父親の姿を観てきているのにこの映画に出てくる人たちはほとんどいい人ばかりなのでこの父親の理不尽さがものすごく際立っていました。 サッカーは全然詳しくなくてベッカム程度の知識しかないのですが後半噂どおりベッカム本人登場。オッシャレーなクラブのシーンでちょこっとだけしか登場しないのになぜか不思議と安っぽく見えてしまいうれし恥ずかしといいう気分になるのでした。このベッカムの日本語吹き替えは藤井隆ということでこれ日本語吹き替え版は見ていられないなぁと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
クノ・ベッカー (サンティアゴ・ムネス) | イメージは小野伸二という感じです。 |
スティーヴン・ディレイン (グレン・フォイ) | ちょっと胡散臭い感じもしなくもない香川照之で。 |
トニー・プラナ (ハーマン・ムネス) | 亭主関白的な父親っぱいイメージの石倉三郎で。 |
アレッサンドロ・ニヴォラ (ガバン・ハリス) | スターの役はやっぱり北村一輝にやってもらいた。 |
GOAL!2 GOAL II: LIVING THE DREAM (2007) | |
2007年5月 | |
イングランドのプレミアリーグで頭角を現してきたサンティアゴのもとにスペインのレアル・マドリードから移籍の誘いを受け悩んだ挙句サンティはレアル・マドリードに移籍し緒戦から活躍するのだが・・・ メキシコから不法入国した青年がイギリスで見事プロサッカー選手になったシンデレラストーリーだった前作からの続編。今回はサッカーを知らなくてもスター選手が沢山いることで有名なレアル・マドリードが舞台。 序盤のサンティの絶好調が中盤以降になると絶不調になる苦悩。有名になればなるほどパパラッチあることないこと書き立てられ、恋人ロズとの距離が開くなど今回はサンティの挫折と苦悩がメインになっているのですが、いきなりスペインに行方知らずだった母親とサンティの知らない弟が話に絡んでくるのは強引な感じでいらなかったかも。サンティもいい奴だからすぐ打ち解けちゃうし。 サンティは純朴系な感じのいい奴だからスター選手で親友のガバンがいじりたくなる気持ちがよく分かってガバンがサンティに全裸でホテルのロビーに放り出したりよくちょっかい出すところが相変わらず軽いノリな所がよかったし、ガバン自身が絶不調の時サンティがものすごく好調で新聞で叩かれても嫉妬しないでいつもと変わらないひょうきん者の態度でサンティに接する所は女には出来ない芸当だし器が大きいと感心しました。 それにガバンは密かに抜け毛とか目じりのしわなんかを気にしてこっそりパックをするところなんかはスター選手だって色々悩んでいるんです!という感じで微笑ましかったです。 ベッカムやらジダンとかロナウドもチームメイトで出ているにも関わらず台詞がなかったのが逆によかったのですがみんなもうレアル・マドリードにいないのでサッカーのことは詳しくないけれどもうちょっと旬な時に作って公開すればよかったのになぁと思うのでした。 監督役のルドガー・ハウアーだてに強面というだけじゃなくカリスマ性もあったりしてレアル・マドリードを掌握している雰囲気はさすがです。 三部作で次回はワールドカップが舞台ということで終わりも大体想像ついてしまうのですが、男の友情という視点で観ると結構面白かったりします。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
アンナ・フリエル (ロズ・ハーミソン) | セレブっぽい雰囲気も似合いそうな国分佐智子で。 |
ルトガー・ハウアー (ルティ・ファン・デル・メルベ) | にこやかだけど案外厳しそうな草野仁で。 |
コールド・クリーク 過去を持つ家 COLD CREEK MANOR (2003) |
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2004年6月 | |
冷え切った夫婦中のティルソン一家が田舎へ家を買いやがて夫婦仲も円満になっていくのだが、前の家の持ち主デイルが訪れる。しかしその後この家族の周りで奇妙なことが起こり始め・・・ デニス・クエイドとシャロン・ストーン共演で全米じゃそこそこヒットしたのに日本未公開なのはなぜ?と思いさっそく鑑賞開始。うーんシャロン・ストーンなんてちょっと前まで名前で客が呼べる女優だってのにいまや下り坂。デニス・クエイドも上り調子だけど日本じゃデニス・クエイドで客を呼べないし、なんとなく未公開の理由が分かったような気が・・・ 未公開の理由はそれだけじゃなかった。これ家に取り付いた亡霊かなにかが一家を襲うんだけど前の住人が大人に成長して一家を守ってくれるみたいな内容のホラー映画かな?と最初思っていたけど普通のサスペンス映画でありました。まぁサスペンスなのはいいとして結局スティーブン・ドーフが自分の家を取り戻したかったってだけの話なんですよね。一家を追い出すために家に蛇を仕掛けたりしてなんかイマイチなんですよねぇ。サブタイトルの「過去を持つ家」って過去もへったくれもなかったし。 やっぱり洗顔だけじゃだめだったのか?(ちょっと古い)シャロン・ストーンもちょっと見ない間に老けましたね。だけど下着はゴージャス、水着はありと見せ場はばっちし!しかもラストは悪知恵でスティーブン・ドーフやっつけちゃったよ。年をとってもシャロンはシャロンで「キャット・ウーマン」の悪役が楽しみになってきたのです。 ジュリエット・ルイスもなんか新人がやるような役で「イナフ」の時もそうだったけど、見るたびに役がしょぼくなってってきて観ているこっちがつらくなるのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
デニス・クエイド (クーパー・ティルソン) |
三田村邦彦で放送作家って職業が合いそうで。 |
シャロン・ストーン (リー・ティルソン) |
水着もぎりぎりいけそうな浅野ゆう子で。 |
スティーヴン・ドーフ (デイル・マッシー) |
金子賢で。ちょっと悪そうな感じで。 |
ジュリエット・ルイス (ルビー) |
暴力彼氏に惚れるキャラがぴったりな鈴木紗理奈で。 |
コールド マウンテン COLD MOUNTAIN (2003) |
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2004年5月 | |
南北戦争の末期、南軍兵士インマンはある日北軍からの攻撃を受け重症を負い病院に運ばれる。インマンは脱走を図り愛するエイダの元へと向かうのだった。 一方エイダはインマンの帰りをただ待つばかり毎日を送っていたのだが、ある日ルビーと名乗る女性が現れ二人は協力して暮らしていくのだが・・・ アンソニー・ミンゲラの作品って上映時間長いから最初あまり乗り気がしないんですけど観始めるとあっという間に感じるから摩訶不思議。現在と過去を行ったり来たりして見せる手法はタランティーノのそれと同じでここでもタランティーノ影響垣間見つつ(勝手な想像)確かに主役の美男美女っぷりは絵になるけど序盤は若干物足りなさげと思っていた頃に突然どこからともなくやってくるレニーが登場してからがやっぱり面白いっていうか力強くなってきて引き込まれましたね。ようやくインマンとエイダが出会うシーンは最初っからこうなるとわかっちゃいるんだけど実際に出会うとなぜか泣けちゃうんですよね。 レニーはこの役で念願のアカデミー賞を受賞したけどかわいい系より今回のような野太い系の方が絶対あってると確信するのでありました。 今回はジュード・ロウ(確かにかっこいいけど時々生え際が気になる)、ニコール・キッドマン(南部の田舎の村にどこぞの貴族の娘かと思うほど美しさ)にレニー・ゼルウィガーという知名度も高い3人の共演で少しばかり期待していたけどふたを開けてびっくり共演者の豪華なこと。ドナルド・サザーランド、ナタリー・ポートマン、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジョヴァンニ・リビシーあたりの有名どころが次から次へと出てきては消え出てきては消えと内容もさることながら見た目にも飽きさせません的なサービス精神も旺盛でハリウッドの大河ロマンを思う存分満喫したのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジュード・ロウ (W.P.インマン) |
西島秀俊で無口な中に信念ありという感じが。 |
ニコール・キッドマン (エイダ・モンロー) |
常盤貴子あたりがやりそうな役だなぁ。 |
レニー・ゼルウィガー (ルビー・シューズ) |
おっとりしていそうでおせっかい・・・みたいな市原悦子IN「家政婦は見た」って感じで。 |
ゴーン・ベイビー・ゴーン GONE BABY GONE (2007) | |
2008年12月 | |
ボストンの小さな町で4歳の少女が行方不明になる事件が発生する。失踪から数日後、私立探偵のパトリックとアンジーの元に少女の叔母が捜査を依頼しにやって来て二人は独自に捜査を始めるのだが・・・ ベン・アフレック初の長編監督デビューのサスペンスもの。 これアメリカでなかなか評判よかったし、出演者も名の知れた人ばかりなのでいつ公開されるのかと楽しみにしていたらビデオスルー。ミニシアターで公開したら結構いい線いっていると思うのですがもったいないと思いました。「ミスティック・リバー」の原作者の作品だけあって骨太だったしベン・アフレックが初監督というところが信じられないくらい完成度の高い内容になっていて見直しました。 内容は子供の失踪ものというのは何となく知っていてケイシー・アフレックとミシェル・モナハン夫婦の子供失踪した話だとばかり思っていたので二人は探偵で子供を捜す側というところが意外でした。二人は同棲していてるけれど結婚はしていなく、事件を捜査するうちに二人の心がすれ違い気味になっていくところも手堅く作られているなと感心しました。 ケイシー・アフレックは気弱そうに見えるのに荒くれどもが集まるバーに乗り込んで啖呵を切ったりするのでハラハラするのですが サスペンスものなので内容には触れませんが一緒に事件を捜査する刑事役のエド・ハリスが最初はケイシーとモナハンのことを煙たく思っていたけれど思いのほか警察より優秀で警察も知らない情報を入手して情報交換するうちに信頼関係が出来るところがグッとくるし、何よりエド・ハリスが味方にいるってだけで心強いです。 失踪した子供の母親がどうしようもない母親なのですがこの役がものすごく重要なのですが女優がすごくよかったです。と思ったら去年結構な数の映画賞にノミネートされていてしかも半分ぐらい助演女優賞とっているじゃありませんか。(惜しくもゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞は逃しましたが)この女優エイミー・ライアン。覚えておこうと思いました。というかアカデミー賞に絡んでいるのに公開されなかったのはやっぱりおかしいですね。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ケイシー・アフレック (パトリック・ケンジー) | パッと見は勝村政信という感じもしなくはない。 |
ミシェル・モナハン (アンジー・ジェナーロ) | こういう映画だと被害者側になる場合が多いけれど探偵役も意外といけそうな木村多江で。 |
エド・ハリス (レミー・ブレサント) | 刑事と言ったら舘ひろしで。 |
エイミー・ライアン (ヘリーン・マックリーディ) | 杉田かおるにやってもらいたい。 |
告発のとき IN THE VALLEY OF ELAH (2007) | |
2008年7月 | |
イラクから帰ってきたばかりの息子が行方不明との連絡を受け、父親のハンクは基地に向かうがやがて息子のハンクの死体が見つかりハンクは刑事のエミリーとともに捜査を始めるのだが・・・ ポール・ハギス監督の実話ベースの社会派サスペンス。 トミー・リー・ジョーンズもアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされていましたが、潔癖症で完ぺき主義な父親という役がはまっていてなるほどな、と思いました。帰還兵の心の闇がテーマになっていると思うのですがこの重いテーマでトミー・リー・ジョーンズもくすりともしない強面顔なのですが潔癖症な性格が微妙なアクセントになっていてたまに微笑ましいところが印象的でした。 ベッドのシーツは朝起きたらビシッと自分でセット。ベッドメイキングはいりません。ダイナーでは使い捨てのランチョンマットすら汚さずに食べますというところがこういうお父さんはちょっと勘弁してほしいところですがコインランドリーでワイシャツを洗っている時にシャーリーズ・セロンが来た時にオヤジシャツ姿は見せられないとばかりに生乾きのワイシャツを無理やり着るところあたりから人間味が感じられるようになってどんどん話しに引き込まれていきました。 イラクから無事帰ってきた若い兵士たちが向こうで何かしら心の傷を負っていてそれを解消(現実逃避)するために麻薬に手を出したりして好青年だったあの子がなんで・・・というところが今、アメリカが抱えている大きな問題として描かれているところが今までにありそうでなかった感じで色々と考えさせられる映画でした。 さりげなくジョシュ・ブローリンがシャーリーズ・セロンの上司役で出ていてこれはまた嫌味のひとつやふたつ言うのかと思いきや、口は悪いけれどシャーリーズ・セロンに協力的で、ジョシュ・ブローリンは予測不可能です。 ポール・ハギスはイーストウッドファミリーなのか手がけた作品が「ミリオンダラー・ベイビー」に始まり「硫黄島〜」「父親たちの〜」とものすごく社会派路線なのですがダニエル・クレイグになってからの「007」シリーズは全て脚本を手がけていて娯楽作品でもいい仕事をしていて今のところポール・ハギス作品にはずれなし。しばらくは注目していきたい人です。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
トミー・リー・ジョーンズ (ハンク・ディアフィールド) | 寡黙な感じの緒形拳で。 |
シャーリーズ・セロン (エミリー・サンダース) | しっかりしている松下由樹にお願いしたい。 |
スーザン・サランドン (ジョアン・ディアフィールド) | 出番が少なくても印象に残りそうな樹木希林で。 |
ゴシカ GOTHIKA (2003) |
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2004年3月 | |
囚人達の心理を分析、治療をしているミランダの最近の悩みは患者のクロエが相変わらず心を開かず支離滅裂なことを言うこと。そんなある日帰宅途中のミランダは狂気に満ちた少女と遭遇し気を失う。気がついたミランダは夫殺しの容疑でクロエと同じ精神病棟にいるのだった・・・ ダーク・キャッスル製作によるホラー第4作目。さすがに建物なんかのセットはこなれたもので不気味な雰囲気もよく出ていたし斬新なカメラワークはさすがダーク・キャッスルみたいなものはあったけど今回はちょっともの足りなかったなぁ。 この会社の映画ってゴーストとか怨霊がたくさん出てきて人間が次々と死んでいくみたいなところに魅力があると思うんですけど、今回はネタバレ→殺された少女の霊が一人出てくるだけだもんなぁ。←やっぱりハル・ベリー、ロバート・ダウニー・Jr、ペネロペ・クルスの有名どころが出演となるとビジュアルより内容重視になっちゃうんでしょうね。だけどこの少女の霊はハル・ベリーにどうにかしてもらいたいのか殺したいのかどっちかにしろと思ったのは自分だけでしょうか? ハル・ベリーのノーメイクは「チョコレート」でもう見たから特に新鮮味はなかったけどメイク前とメイク後のハル・ベリーを見てメイクするといっそう綺麗だなと感心したけどあんなフォレスト・ウィティカーのような夫役とのキスシーンは見てるこっちがやだったから本人はさぞかし嫌だったろうと思ってしまった。ロバート・ダウニー・Jr久しぶりに映画館で見られたのはうれしかったけど、どうってことない役だったのが残念。ラストもネタバレ→実は少女を殺した犯人でしたと思いきやそうじゃなかったし。←そんな中ペネロペが以外や予想を裏切っての大好演。「バニラ・スカイ」とかどっちかっていうと恋するヒロイン的な役しか知らなかったもんだからこんな役もも出来るんだぁとちょっぴり感心。ペネロペ意外とトムの恋人で終わらないかもと思ったのでした。 後で知ったけど、監督がマチュー・カソヴィッツってのが以外だったな。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ハル・ベリー (ミランダ・グレイ) |
ノーメイクも大丈夫そうなりょうで。 |
ロバート・ダウニー・Jr (ピート・グレアム) |
ヒロインのよき理解者という役がはまりそうな渡部篤郎で。 |
ペネロペ・クルス (クロエ・サバ) |
不思議なオーラをかもし出す藤谷美和子で。 |
ゴスフォード・パーク GOSFORD PARK (2001) |
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2002年11月 | |
1932年ゴスフォード・パークと呼ばれるイギリス郊外の貴族のカントリー・ハウスで開催されるパーティーに貴族達がメイドを連れて次々と訪れている。 貴族達がさまざまな思惑を秘めながらパーティーに参加する中メイドたちは大忙し。そんな中、館の主が変死する事件が起きる。 主要キャストが20人以上も登場しているにも関わらずそれぞれの人物設定がしっかりされていて、よくぞここまでまとめたな、さすがアルトマン、群像劇は十八番だなって思いました。 貴族同士の会話、メイド同士の会話、貴族とメイドの会話なんてのは実際こんな感じだったんだろうなって想像できましたし、貴族もそれなりにいろいろ(特にお金のことで)と大変で、ただ優雅に暮らしていた訳じゃないって勉強になりました。 クリスティン・スコット=トーマスもクラシカルな美しさも手伝って、本当の貴族のようでますます好きになりましたし、エミリー・ワトソンもめずらしく普通のたくましい女って感じの役で、いつもの不思議系の役とは違って新鮮でした。 一応新人メイドのメアリーの視点から描かれているんですが、この役をやったケリー・マクドナルドの体型が脂のってますみたいな感じでいさぎよいんですね。ケイト・ウィンスレット同様、イギリス人の若手女優は別に体型にこだわらないんですね。 アカデミー賞にもマギー・スミスとヘレン・ミレンがダブルノミネートされましたけど、特にメイド頭を演じたヘレン・ミレンはすごく良かった。「私はパーフェクトなメイドなの。パーフェクトなメイドは指示される前に仕事を済ませるものなのよ。」みたいなとってもいい台詞を言うんですが、パーフェクトじゃない自分にとっては耳が痛い台詞でした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! (今回は登場人物が多いので、独自にピックアップ) |
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マギー・スミス (コンスタンス・トレンサム伯爵夫人) |
今は亡き、山岡久乃で。絶対はまると思う。 |
ヘレン・ミレン (ミセス・ウィルソン) |
まさにメイド頭って感じの渡辺えり子で。 |
クリスティン・スコット=トーマス (シルヴィア・マッコードル夫人) |
生活感のない所がかぶる松嶋奈々子なんかでどうでしょう? |
エミリー・ワトソン (エルシー) |
貴族というよりどちらかといえばメイドよりの財前直見で。 (しかもこのエルシーは勝気な正確なのでなおさら) |
ケリー・マクドナルド (メアリー・マキーシュラン) |
新人メイドをやったらはまりそうな、田畑智子で。 |
ゴスペル THE GOSPEL (2005) | |
2007年2月 | |
母親の死をきっかけに牧師の父と仲たがいして家を出てから15年、デイヴィッドはR&Bのスターとなっていたが父親が倒れたとの連絡を受け故郷の教会に戻るが教会は経済的に傾きかけていて・・・ 実家の教会を飛び出たR&Bスターが教会を建て直すべく実家に戻ってくるという音楽映画。 内容は主人公が家出している間に友達が教会を治めるようになったのはいいけど友達は名声に執着するようになっていて夫婦仲も悪化、主人公もバツイチのヒロイン(アメリカン・アイドルシーズン1のファイナリスト)といい関係になるけど元夫も現れたり本業の歌手を続けるかどうか悩んだりとそれなりに話のネタはあるのですが終わり方がよく分からないけど全体的に丸く収まったみたいな感じで内容が分かりづらいところが難点です。 「天使にラブ・ソングを…」もゴスペルが劇中で歌われていて好きなのですがこちらは内容に少々難あり、だけどそういった難点を吹き飛ばすくらいゴスペルとR&Bの曲ありきみたいなところが優先されているので音楽を聴いているだけで個人的には十分楽しめました。 今思うと分かりづらいというかストーリーが映画ならではのダイナミズムに欠けていたのかなと感じます。でも音楽がものすごくよかったので何だかんだ言ってもう一回くらい観たくなってしまうので音楽の力ってすごいなと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ボリス・コドジョー (デイヴィッド・テイラー) | ダイナミックになった平井堅といった感じ。 |
五線譜のラブレター DE-LOVELY (2004) |
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2005年1月 | |
ミュージカル映画やおなじみのスタンダードナンバーで有名なコール・ポーターの半生を描いた伝記風映画。 内容よりもロビー・ウィリアムス、エルヴィス・コステロ、シェリル・クロウ、アラニス・モリセット、ナタリー・コールの歌を聞きに言ったようなものなのでこれだけですでに満足なんですよ。一番聞きたかったロビー・ウィリアムスがすぐ出てきてしまったのでもうちょっともったいぶって欲しかったですけど原題になっている「It's De-Lovely」の歌いっぷりというかパフォーマンスは相変わらずやんちゃなんですけどその力強さでありながら伸びやかなその歌唱力にいつもながら惚れ惚れします。それになんといってもロビーの歌は聞いててワクワクするところが好きです。 シェリル・クロウとアラニス・モリセットは前々から聞いてみたいと思っていたのでいい機会でした。二人ともロックよりイメージだったんですけどクラシカルな歌もいけるのに感心。ロビーもそうだけどやっぱりほんまもんの歌手はジャンルを越えて歌えるんですね。 あ、なんか歌手のことばっかり書いてしまっていますが、コール・ポーター役のケヴィン・クラインはまぁ相変わらず上手いです。アシュレイ・ジャッドは最初ちょっと違うかな?と思っていたけど旦那を成功させることが目的のような当時としては珍しいタイプの女性だからジャッドには意外とあっていたし、段々映画の中で年をとっていくと不思議といい感じになってくから面白いなと思いました。 コール・ポーターって誰もが知っている曲を何曲も作ったすごい人ですけど妻も抱くけど男はもっと抱くみたいな人だったんですよね。こういう芸術系の天才は男も抱けてなんぼなんですね。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ケヴィン・クライン (コール・ポーター) |
唐沢寿明、山口智子夫妻でやったら意外と面白そうな気がします。 |
アシュレイ・ジャッド (リンダ・ポーター) |
ゴッド・ディーバ IMMORTEL AD VITAM (2004) |
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2004年5月 | |
2095年、人間やミュータントなど様々な生命体が共存するニューヨークに突如空にピラミッドが空中に出現した。ピラミッドの中ではエジプトの神ホルスが7日の命で蘇り青い髪の女を捜しに地上に舞い降りるのだった・・・ 予告編で観た、全体的にブルーな雰囲気が気になって観てはみたけれど、これは一般受けしそうにないなぁっていうのが第一印象。観ていないけど邦画でいうなら「CASSHERN」っぽいと思う。(勝手な想像ですが・・・) なんてったって主要な登場人物の3人以外全てCGという荒業、ルーシー・リュー風?の大企業のコンサルタントや上院議員もCGなんですけど「ファイナル・ファンタジー」のCGよりリアルじゃないから突然CGの登場人物が出てくるシーンになるとなんというかある意味現実に引き戻されてしまうっていうか突然拍子抜けしちゃうんですよね。 話の方もエジプトの神がネタバレ→青い髪の女に子供を産ませる(特異な種族らしい)ために人間に乗り移る←ってことなんですけど、ホルスがなぜこんなことするのかって説明が劇中には出てこないんですよね。(公式ホームページには解説あり)その辺ちょっと不親切かなぁ? シャーロット・ランプリングもこういった類のジャンルにザンバラのかつらを着けて出演するとはもうすぐ60才だというのにまだまだお若い。 「フィフス・エレメント」と「ブレードランナー」的な世界を楽しむ映画であって内容がどうのこうの言っちゃあいけないんだと思うのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
リンダ・アルディ (ジル・ビオスコップ) |
元モデル出身の小雪あたりで。 |
トーマス・クレッチマン (アルシッド・ニコポル) |
がっしり体型なのにどこかさわやかなTOKIOの山口達也で。 |
シャーロット・ランプリング (エルマ・ターナー) |
白衣も似合いそうな桃井かおりで。 |
ゴッドファーザー THE GODFATHER (1972) |
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2004年7月 | |
マフィアのコレレオーネ一家の絆やマフィア同士の抗争を描いた作品。 傑作と名高い「ゴッド・ファーザー」がデジタル・リマスター版として”最後”のロードショーということでこれを見逃す手はないってことでがんばって東銀座の東劇に行ってきました。劇場もほぼ満員で根強い人気を鑑賞前から実感。 マーロン・ブランドの晩年の「ドンファン」あたりからしか知らなかったんですがこの役当然と言ったら当然なんですけど本当にすばらしかった。なにがすばらしいかってマーロン・ブランドのドンとしてのカリスマ性ですよね。もうしゃべり方からして別格という雰囲気をかもしだしてやっぱりマーロン・ブランドはただものじゃなかったんだなぁって思いましたね。 それにマーロン・ブランドとアル・パチーノのからみが意外と少なくってそれぞれの立場、アル・パチーノだったらマフィアの家に生まれたものの一番その道には縁遠い存在だったのが次のドンになるまでなんかをじっくり描いてあったりして無駄がないっていうかなんというかそういうのを感じましたね。 ジェームズ・カーンやロバート・デュバルも出ていて豪華だなと感心しているのもつかの間、ファミリーの参謀的役割のロバート・デュバルがすごくいい味だしてるなぁなんて思って、いまデュバル株が急上昇しているうちに見る気ゼロの「ウォルター少年と、夏の休日」に行こうかと一瞬思わせてくれたついでに調べてみたら英アカデミー賞の助演男優賞候補になってました。 先に「日本の首領」を観ていたのであれなんですがすごい共通点がありました。音楽はもちろん中島組組長佐倉の最期といい本当「ゴッドファーザー」は「日本の首領」の原点だななんて思うのでした。 ちなみにどっちが好きかと聞かれたら「日本の首領」シリーズですね。なぜって「ゴッドファーザー」完璧すぎるから・・・ |
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日本人バージョンはこの人で!! (「日本の首領」シリーズの出演者で) |
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マーロン・ブランド (ドン・ヴィトー・コルレオーネ) |
やっぱりこの人佐分利信で。 |
アル・パチーノ (マイケル・コルレオーネ) |
知らぬ間にそっちの世界にどっぷりはまっていく設定が若干かぶる、高橋悦史で。 |
ロバート・デュヴァル (トム・ヘイゲン) |
弁護士って設定が成田三樹夫的なんですよね。 |
ゴッドファーザーPART II THE GODFATHER: PART II (1974) |
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2004年7月 | |
ますます勢力を拡大するマイケルを描きつつ、若き日のヴィトーがその道に入る様子を描いたご存知ゴッドファーザーシリーズの第二段。 上映時間3時間30分近いこの作品。長かったけど観てよかったです。あぁ大作を観たって充実感が味わえて。 マイケルのドンとしての成長がじっくり描かれていてパート2の方が好きですね。何が好きかっていうとやっぱりドンとしての非情さを身につけたマイケルがいいんです。最後も兄すらも殺してしまう一見冷酷ともとれる行動が見られるんですけど、大組織のドンとなった今ではたとえ身内でも足を引っ張る存在だったら消さなくてはいけない。そんな苦渋の選択をしたマイケルの葛藤がちゃんと分かるから切ないんですよね。トムに引き抜きの話がきていると知ったマイケルがちょっと冷たくしたりするシーンも切なくってパート2のマイケルは切ないキャラでした。 妻役のダイアン・キートンもパート1を観たときにはちょっと微妙な感じもしたんですけど、今回のダイアン・キートンを見て彼女で正解。と思いました。すっかりこの世界の生活に慣れつつも普通の生活に戻る事を望んでいるからマイケルとの喧嘩が絶えないんですがアル・パチーノに食ってかかることが出来るのってダイアン・キートンいるのかな?なんて思いましたからね。 いいよと噂に聞いていたデ・ニーロがこれまたすばらしかった。ちゃんとマーロン・ブランドを研究したのか分からないけどしっかりマーロン・ブランドの雰囲気が出ていてやっぱりこの人研究熱心な人なんだなと感心しました。若い時のデ・ニーロ作品(特にギラギラしている感じの)を観てみたくなりましたね、「タクシー・ドライバー」とか。 |
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日本人バージョンはこの人で!! (「日本の首領」シリーズの出演者で) |
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ロバート・デ・ニーロ (若き日のドン・ヴィトー・コルレオーネ) |
やっぱり任侠ものがよく似合う菅原文太で。 |
ダイアン・キートン (ケイ・アダムス・コルレオーネ) |
手塚理美あたりにやってもらったら意外としっくりくるかも・・・ |
コッポラの胡蝶の夢 YOUTH WITHOUT YOUTH (2007) | |
2008年9月 | |
年老いた言語学者のドミニクは多くの時間を費やした研究が終わることがないことを悟り自殺を考えていたがある日、雷に打たれたドミニクはその日から若返り始め・・・ フランシス・フォード・コッポラ監督最新作。 コッポラ作品は「ゴッド・ファーザー」シリーズ1と2だけしか観たことがないので久しぶりの新作はどんなものだろうかと思いながら観てみたら、こんな映画を撮る人だったっけと思うくらいとても幻想的な作品でしてた。(映像的に) 前半、若返りをして成し遂げられそうになかった研究を進めていくのですがやがて若返りに目をつけたドイツ軍が女スパイを隣の部屋に住まわせてドミニクに接近させるなどちょっぴりハラハラする展開ありそれなりに面白いなぁと思ったのですが、第二次世界大戦が終了してドミニクの邪魔をするものがいなくなってから作風が急に哲学的に変わってからは小難しくなって困りました。 ティム・ロスの役どころは言語学者ということなので言葉の起源?について研究していて徐々に研究対象が原始の時代に突入していくのですが死んだ彼女のそっくりさんと偶然出会ってその元彼女似の人が輪廻転生して突如として古代の言葉を話し始めたりと段々と理解しにくくなっていきてそういった時間の概念的なことが出てくるとととたんに変な展開になるところは「タイムマシン」に若干似ているなぁと感じました。 ティム・ロスの老けメイクからの若返りとか舞台となった東ヨーロッパの雰囲気とかはよかったのですがやっぱりこういうテーマを万人に受けるように作るのは難しいのだんと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ティム・ロス (ドミニク・マテイ) | 老けメイクも似合いそうな佐々木蔵之介で。 |
五毒拳 五毒 (1978) |
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2004年8月 | |
数々の悪行が災いし忌み嫌われている五毒門。師匠は最後の弟子ヤンに五毒門の汚名を晴らすべく5人の弟子のうち一人と手を組み秘宝を世に寄付し残りの4人を倒すよう命じるのだが・・・ 最後の弟子が一人の弟子と組んで五毒門の名誉回復をする話ですけど、五毒門の名のとおり一番弟子が百足拳、二番弟子が蛇拳、三番弟子がサソリ拳、四番弟子がヤモリ拳、五番弟子がガマ拳と個性豊かというか下の弟子になるにつれしょぼいネーミングになっている気がするのは気のせいか?というのは置いといて、一番弟子と二番弟子は顔見知り、三番弟子は誰も知らず、四番弟子と五番弟子は顔見知りここからヤンは一人と手を組んで秘宝を手に入れるという展開で普通に考えると三番弟子と手を組みそうだけどそうでもなかったりと結構話が入り組んでいてなかなか侮れないのです。 話は侮れなかったけど弟子達の目的が同じなもんだから結局やってることは三つ巴の単なる仲間割れじゃないの?と思ってしまいました。五毒拳の拳法で蛇拳がすごかった。すばやい動きで右手は頭、左手は尾を表していて攻守ともバランス取れていてまさに最強の拳法!みたいに謳われていたけどすっごく動きが遅いし体も隙だらけなんですけど。とか頭も悪そうな一番弟子がなんだかんだいってネタバレ→結局やられるけど最後まで生き残ってるよぅ。←みたいな突っ込みどころも満載です。 「キル・ビル」の毒ヘビ暗殺段のコードネームはこの映画の影響を受けたという話を聞いたので観てみましたが、まぁ名前のところしか共通点がないのであれなんですけどタランティーノって何でも観ているんですね。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
五毒門の弟子達を | ちょうど6人いるからV6の面々で。 |
コニー&カーラ CONNIE AND CARLA (2004) |
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2004年11月 | |
ショウビジネスの世界に憧れながらも全く芽が出ないコニーとカーラはある日殺人現場を目撃してしまい命を狙われてしまう。そんな二人はロサンゼルスに逃げやがてゲイの集まるクラブに女である事を隠してオーディションを受け合格しドラァグクイーンとしてデビューするがいつの間にか大評判となり・・・ 未見ですがおそらく大筋はビリー・ワイルダーの「お熱いのがお好き」の女版だと思います。とにかくニア・ヴァルダロスとトニ・コレットが大女だから女なんだけど女装した男で身を隠すという設定があまりにも自然体すぎて笑えます。キャッチコピー「キラキラしてる?」よりギラギラしているという感じでビジュアルが濃かったなぁ。 ニア・ヴァルダロスの恋のお相手がデヴィッド・ドゥカヴニーでお互い案外お似合い。笑っちゃうのがヴァルダロスがドゥカヴニーに感極まってキスしちゃうけど男だと思っているからうぇーって表情するんですよねドゥカヴニーが。この表情が本気の演技なのか本当に嫌がっているのかドゥカヴニー今まで最高の演技じゃないかというスーパーナチュラルな演技。 もちろん二人の友情の危機やドラァグクイーン仲間との友情やカミングアウトなんかのエピソードもあり見所満載。二人をおうギャングの手下もディナーショーめぐりしている間にミュージカルにはまっちゃうところは手堅く出来ているけどギャングが5人もいないんじゃないかと思われるしょぼい集団というところがおしいところ。あとドゥカブニーの役がエリート職業なのに対してトニ・コレットの恋人はほとんど無職状態。このヴァルダロスとの差はやはり製作総指揮がトム・ハンクス、リタ・ウィルソンだからか? |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ニア・ヴァルダロス (コニー) |
歌って踊れる戸田恵子で。 |
トニ・コレット (カーラ) |
木の実ナナは普通に濃いです。 |
デヴィッド・ドゥカヴニー (ジェフ) |
石田純一は男にキスされたらそうとう嫌がりそう。 |
コネクテッド 保持通話 (2009) | |
2009年8月 | |
娘を学校に送り届けたグレイスはその帰り見知らぬ男たちに誘拐されてしまう。監禁先の倉庫で壊れた電話を直して繋がった先は計理士のアボンだった・・・ 傑作「セルラー」を香港でリメイク。ハリウッドが色々な国のリメイクをやるのはよくある話ですが、香港がハリウッドの映画ををリメイクするというのは珍しいのではないでしょうか。しかしそんなことはおいて置いてこれは「セルラー」とプロットは大体同じなのですが雰囲気は「セルラー」と違ってノーテンキではなくシリアス路線。たまに笑いありというところが香港映画らしくていいです。と思ったら監督は最近ひいきにしている「インビジブル・ターゲット」のベニー・チャンということで納得。格闘シーンは思ったほどなかったのですが無茶しすぎのカーチェイスシーンがすごすぎます。娘を誘拐されて追いかける羽目になるルイス・クー(こんなに叫ぶルイス・クーは未だかつてない)の車がクラッシュするたび壊れていく様が芸が細かくて感心しました。 先が分かっていてもハラハラしたり、リメイク版はシングルマザーなのですが何故電話を修理できたかというとロボットの設計士だからです。と強引な設定でありつつも納得できる設定だったりアレンジのしかたの上手さも光っていました。 ウィリアム・H・メイシーは完全に頼りなかったのですが、リメイク版は頼りになるニック・チョンというところがまた違った味わいがあってこれはこれで面白いです。後半、敵を倒す姿は痛快です。 難を言えば悪役がステイサムみたいに存在感がなかったところでしょうか。全体的に悪党が安っぽかったのが残念。ただ単に目が血走っている危ない奴らみたいな感じでこれさえなければオリジナルを完全に超えられたのになぁと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ルイス・クー (アボン) | 巻き込まれ型サスペンスが意外と多い田宮二郎で。 |
バービー・スー (グレイス・チャン) | 藤村志保あたりにお願いしたい。 |
ニック・チョン (ファイ) | イメージ的には菅原謙二がぴったりです。 |
リウ・イエ (誘拐犯) | カリスマ性のある市川雷蔵で。 |
コフィー COFFY (1973) |
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2003年12月 | |
11才で麻薬中毒になってしまった妹を看病する看護婦のコフィー。彼女は麻薬を憎み麻薬組織に復讐を近い時には娼婦や麻薬中毒者に扮して次々と血祭りにあげて行くが・・・ ブラックスプロイテーション・ムービーの女王パム・グリア主演とあってなんてパワフルでパンチの効いていることか。ソウルフルなオープニングのコフィーのテーマソング「Coffy Is the Color」や劇中に流れる独特なブラックミュージックがこのジャンルの雰囲気をさらに盛り上げてナイスです。サントラが欲しくなること間違いなし。 看護婦のコフィーが娼婦に扮装して相手の気が緩んだところをショットガンでズドンときめるかっこよさ。と言いつつ娼婦のシーンがほとんどで、逆に娼婦が看護婦に紛争しているのでは?と思ってしまった。しかも娼婦に化けていても体は売らないものでしょ?こういうのって普通。でもコフィーは本当に男と寝ちゃうという懐の広さ。さらには組織の男に敢然と殴りかかり逆に殴り返されて鼻血まで出していますけど鼻血さえもかっこよく見える始末。他にもアフロに剃刀を仕込んで髪をつかんだ相手をやっつけたりり超ミニで柵をヒラリとまたいで敵のあじとから逃走するかっこよさ。さすがパム・グリアというか彼女にしか出来ない芸風ですよこれは。 とにかくパム・グリアの魅力が凝縮されたこの作品、似たような設定の復讐もの(もちろんパム・グリア主演)の「フォクシー・ブラウン」というのもぜひ観てみたいものです。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
パム・グリア (コフィー) |
日本人なのに日本人離れしたパンチのきいた顔の木の実ナナで。 |
コベナント 幻魔降臨 THE COVENANT (2006) | |
2007年11月 | |
かつて魔女狩りを逃た特殊能力を持つ家族がアメリカにやって来て数百年後、その能力を受け継いだ末裔達は名門高校に通っていたがそんな彼らの周りで不可解な事件が起きて・・・ レニー・ハーリンのオカルトちっくなホラー。 「ザ・クラフト」の男子版と思いきや全く違う内容でした。「ザ・クラフト」ははみ出し者の女の子が黒魔術を身につけて自分達をバカにしてきた奴らに仕返ししつつも最終的には仲間割れみたいな感じだったと思うのですがこっちは最初から特殊能力はあるしセレブだしでいいことばっかり。(ただし能力を使いすぎると廃人になる。) 原因不明の学園生徒の死でお互い疑心暗鬼になって軽い仲間割れはあったりするもののいまいち盛り上がらず。 仲間が4人いますけど主人公ともう一人以外は全然活躍せずにあまり存在価値がないのが問題なのですが一番問題なのがこの手の映画にありがちなキーとなる転校生と主人公や仲間といじめっ子的ないきがったキャラとか出てくる男子のルックスが似ていて誰が誰なのか見分けがつきません。いつもは誰かしら知っている人が出ているのですが今回は珍しく誰も知りませんでした。若手もいいけど一人くらい知っている人が出ていて欲しかったです。 最後の戦いも評判の悪かった「マトリックス レボリューション」のチープなバージョンという感じだし、取ってつけたような終わり方で話が進めば進むほど観ている方がテンション下がってしまうのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
特殊能力を持つ少年達 | ちょうど5人いる嵐とかで。 |
今宵、フィッツジェラルド劇場で A PRAIRIE HOME COMPANION (2006) | |
2007年4月 | |
長年、公開放送を行っていたラジオ番組の最後の放送の様子を描いた群像劇でロバートアルトマンの遺作。 ロバート・アルトマンの作品は「ゴスフォード・パーク」と「Dr.Tと女たち」くらいしか観たことないのですがそれでもやっぱり今回の遺作を観て、これだけ人が集まるとてんやわんやして大変なはずなのにそこから笑いが生まれることをよく分かっていて、アルトマン督は群像劇の上手い人なんだなぁと感じました。 メリル・ストリープとリリー・トムリンが姉妹という設定だけで驚愕なのに二人がはしゃいで歌う姿とか怖すぎて笑えます。しかも娘はリンジー・ローハン。しかしメリル・ストリープは出来ないことはないのか?と思えるほど何でも出来て感心します。メリル・ストリープで見たことないキャラは激しいダンスを踊る姿くらいか?いつか見てみたいものです。 個人的にはウディ・ハレルソンとジョン・C・ライリーの下品な歌を歌うダスティ&レフティのコンビがやっぱり最高で怒られると分かっていてわざと下ネタやるいたずらっぽいやんちゃな感じが楽しげでよかったです。 一応主役なのかラジオ番組の司会者の人は本人役だと思うのですがう歌いながらCMもこなしすごい人がいるものだと思いました こういう群像劇にはエキセントリックな登場人物がつきものなのですが今作ではヴァージニア・マドセン。大物相手に堂々として「サイドウェイ」以降昇り調子でやっぱりアカデミー賞の力はすごいと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ギャリソン・キーラー (ギャリソン・キーラー) | 見た目は森永卓郎さんといった感じ。 |
メリル・ストリープ (ヨランダ・ジョンソン) | 吉行和子にお願いしたい。 |
リリー・トムリン (ロンダ・ジョンソン) | 顔立ちが若干似ている岸田今日子で。 |
リンジー・ローハン (ローラ・ジョンソン) | アイドルつながりで松浦亜弥で。 |
コラテラル COLLATERAL (2004) |
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2004年11月 | |
ロサンゼルス、しがないタクシー運転手のマックスが偶然乗せた暗殺者との一晩の出来事を描いた作品。 トム・クルーズが悪役にと世間じゃ何かと話題ですけど暗殺者だからって悪役とは違ったような気がするし今回の主役って内容的にジェイミー・フォックスじゃないの?偶然乗せた客が暗殺者だったことで一晩付き合うはめになるのだから。トムとフォックス二人に話が分散してしまっていてどっちにも感情移入しきれなかったところも惜しかったです。 トムもプロの殺し屋なら殺す順番が決まっていたとしてもとりあえず暗殺リストもらったら一通り目を通しておかないのかなぁ?そして自分の頭に叩き込んでそのリストは抹消しそうなものだけど。スパイ映画だとそうしそう・・・それにボコボコになったタクシーを一晩乗り回してたら脚が付きそうだと思うのですがそんな気になるところがいくつかあって話に集中できず半分間違い探しみたいな状況で観てしまいました。 ちょっと許せなかったのが最後フォックスがジェイダ・ピンケット=スミスに危険を知らせようとネタバレ→そこらの人から携帯奪うのはいいとしてその携帯の電波が最初入らないの。ロサンゼルスの大都会じゃどこでも電波はきてるんじゃない?と思ったし、ピンケット=スミスに電話が繋がったのはいいけど電池がもうない←という展開がそこだけなんか安っぽい設定だなぁと思ってしまいました。 あのマイケル・マンの男臭い世界観、ハードボイルドな真夜中のロサンゼルスを自分のものにしてしまっているのだからトム・クルーズは正真正銘のスターと言っていいと思います。オープニングなんて顔も男臭いネタバレ→ジェイソン・ステイサム←が出てきて(すごく得した気分)これはいつものトム・クルーズとは違うかもと期待したけど良くも悪くもトム・クルーズはトム・クルーズなのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
トム・クルーズ (ヴィンセント) |
男臭いし後半の地下鉄に飛び乗るターミネーターのような姿に竹内力はぴったりだと思った。 |
ジェイミー・フォックス (マックス) |
最近の岸谷五朗はしがない感じがよく出ていて・・・ |
ジェイダ・ピンケット=スミス (アニー) |
検事とかそういった職業が似合う財前直美で。 |
コラテラル・ダメージ COLLATERAL DAMAGE (2001) |
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2002年4月 | |
ある日目の前で起こったテロで、妻と子供を失ったコーディー、しかし国家の目的のため政府は犯人を捕まえる意思がないと知ったコーディーは、単身コロンビアへ犯人の復習のために乗り込む・・・ コラテラル・ダメージとは目的のために多少の犠牲はやむを得ないという考えで、この映画ではコロンビアの友好関係を悪くしたくないというアメリカの考えがそれをさしています。 シュワちゃんも55才、スクリーンで観ると目じりのあたりにしわがくっきりと見えてでさすがに歳とったなぁ。しかも今回は消防士という設定なんですが、消防服が全く似合ってない!!やっぱり、シュワちゃんはTシャツかそれ以下のスタイルが一番でしょ。 そんなことはさておき、ストーリーの方はと言いますと、これでもかという位、都合よく話が進んでいくんですよ。 まず、コロンビアには一般人は入れないので、どうにかして潜入しなくちゃいけないんですが、消防士仲間の友達が、元軍人?みたいな人が現れて、潜入方法を伝授しちゃうんですよ。(そんなことしていいのか?) 次に、テロリストのアジとを、アメリカ政府が必死になって探しているのにあっさり発見!そして爆破しちゃう(消防士だから爆弾にも詳しいらしい・・・) この手の映画の悪役は影が薄い。テロリストのボスの奥さんを演じたフランチェスカ・ネリは相変わらずきれいでしたが。 などなど、つっこみどころがたくさんあって、結構楽しいんですが、ストーリーとしてはねぇ。 シュワちゃんが妻子を殺されて悲しみにくれるシーンもまったくもって説得力がないところと最後のどんでん返しがこの映画の大問題だね。(この映画にどんでん返しは必要なし) 最後に一言、ジョン・レグイザモとジョン・タトゥーロどうしてこの映画にでちゃったんだ?ふたりそれぞれのシュワちゃんとのツーショットはある意味キョーレツだったが・・・ |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
アーノルド・シュワルツェネッガー (ゴーディー・ブルーアー) |
もうこれはアントニオ猪木しかいない。っていうか彼にぜひやってもらいたい。 |
コララインとボタンの魔女 CORALINE (2009) | |
2010年2月 | |
引っ越してきたばかりのコララインは両親に構ってもらえずうんざりした日々を送っていたが、ある日壁に不思議な扉があることに気がつく。コララインが扉の向こう側へ行くと理想的な両親がいたのだが・・・ 「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の監督のダークなストップ・モーション・アニメが3Dで公開。 オープニングの人形が作られる工程から掴みはOK.ということで観始めた瞬間からこれは大好きであること間違いないと思ったらやっぱりよく出来ていて大好きでした。 目がボタンというシチュエーションを考え出せるアイディアをこういう形できちっと映像化できるところも感心します。 「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」と同じちょっとダークな絵本の世界という雰囲気をかもし出しつつもしっかりと違った個性を出せているところと3Dなのですが別に3Dでなくても全然問題ない仕上がりになっているところがすごいです。 コララインのキャラクターも決してかわいいわけではなく、むしろひねくれていて生意気な女の子というところを前面に押し出しているのですがこの世界観にぴったりでダコタちゃんの声も叫ぶ時「キャー」ではなく「ギャッ」って感じのところも分かっているなぁと思いました。 同じアパートに住んでいる風変わりな人たちも扉の向こうのまやかしの世界ではカラフルなんだけどどこか毒々しさもあったりしてみんなそれほど出番が多いとはいえないのですがそれぞれがキャラ立ちしている感じもよかったです。 字幕版で観たのですが、予告を観た感じだとボタンの魔女の声の戸田恵子がイメージにぴったりなのでDVDが出たらぜひとも購入して確認したいところではあります。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (今回はアニメなのでなし) |
殺しのドレス DRESSED TO KILL (1980) |
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2003年8月 | |
欲求不満の人妻間ケイトは美術館で行きずりの男と情事を楽しむが、その帰りエレベーターで女に剃刀で惨殺されてしまう。ケイトの息子ピーターは事件を目撃した娼婦リズとともに犯人を捜し始めるが・・・ 以前からずっと観たいと思っていたこの作品をようやく観ることができました。(完全版で) ケイトを殺した謎の女は誰か?ってのが始めから察しがついていたんですけど、まぁまぁ楽しめたかな。ケイトの息子がカメラもどきを作っちゃったり、痴漢撃退スプレーを作っちゃったりする天才少年っぷりは無理があったけど・・・ オープニングのケイトが見る悪夢のシーンを見て度肝を抜かれてしまった。だってあそこまで見せていいのか?(しかも1980年に)と思うほど強烈だった。そりゃーカットもされるよ。 内容はネタバレ→ヒッチコックの「サイコ」風で前半はジャネット・リーのような展開←後半は犯人探しという展開だから斬新さはないけど、監督はブライアン・デ・パルマだけあってカメラワーク抜群だと思います。それにインテリアが無機質でスタイリッシュなところが大変好みです。 惨殺されるケイト役のアンジー・ディキンソンははまり役。ただ冒頭の全裸シーンは絶対本人じゃないと見た。肌の張りとか絶対20代の肌だったもんね。娼婦役のナンシー・アレンは娼婦というより女学生みたいなんですよね。 主役の精神分析医役のマイケル・ケインは以外に出番は少なかったけど、やっぱり存在感あるなと感心したのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
マイケル・ケイン (ロバート・エリオット) |
小野武彦で。あと10才若けりゃ、当時のマイケル・ケイン風だと思う。 |
アンジー・ディキンソン (ケイト・ミラー) |
川島なお美で。官能シーンはお任せです。 |
ナンシー・アレン (リズ・ブレイク) |
ミニスカートで芸能界を生き延びる三浦理恵子で。 |
キース・ゴードン (ピーター・ミラー) |
二宮和也で。なんとなく・・・ |
こわれゆく世界の中で BREAKING AND ENTERING (2006) | |
2007年5月 | |
建築家のウィルは作家のリヴと生活をしているがその関係は冷めてきていた。そんな中、ロンドンのキングス・クロスにオフィスを開くが窃盗の被害に2度遭ってしまう。ある晩ウィルは窃盗団の少年を追いかけたがその少年の母親のアミラに惹かれていき・・・ アンソニー・ミンゲラ監督によるサスペンスタッチの恋愛劇。 ミンゲラ作品とは知らずに観たのですがこの監督こういう恋愛ものが得意なんだなと同時にスリリングな展開でアンソニー・ミンゲラ作品は意外と好きと気がつかせてくれる作品でした。 ここのところ「リプリー」、「コールド・マウンテン」とミンゲラ組という印象が強いジュード・ロウと「イングリッシュ・ペイシェント」でアカデミー賞をとったジュリエット・ビノッシュの共演ということで安定感も抜群です。 ジュード・ロウとロビン・ライト・ペン(子持ちで子供似も問題あり)は結婚していないけど10年同棲しているというこれまたミンゲラらしい複雑な設定です。ロビン・ライト・ペンの役がエキセントリックでこんな女とジュード・ロウは10年同棲しているとさすがに浮気もしたくなるだろうという気持ちは分からなくもないけど相手がビノッシュってのはどうなのだろうか? 特にビノッシュは今回ボスニアから夫を亡くしてやってきた移民という役どころなのですがさすがに上手いです。しかしビノッシュと言えば今回のジュード・ロウからジョニー・デップ、リチャード・ギアからオリヴィエ・マルティネスとワールドワイド、アダルトからヤングなイケメンと何故か次々と共演してこれだからビノッシュは同性に嫌われるんじゃないかと思うのでした。 犯罪が多発する地区が舞台となっているので娼婦も出てくるのですがこれが「ディパーテッド」でマット・デイモンの相手役だった麻生久美子似のヴェラ・ファーミガという人。全然イメージが違うし吹き替えじゃなければ脱ぎっぷりもいい。今後注目していきたい女優さんです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジュード・ロウ (ウィル・フランシス) | インテリ系の職業が似合いそうな佐々木蔵之介で。 |
ジュリエット・ビノシュ (アミラ) | 生活感漂う大竹しのぶで。 |
ロビン・ライト・ペン (リヴ) | どこかエキセントリックな感じの羽田美智子で。 |
コンスタンティン CONSTANTINE (2005) |
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2005年5月 | |
人間界に紛れ込んだ悪魔を見分けることの出来るジョン・コンスタンティンは自らの罪を償うために天使に仕え悪魔を地獄に送り返していたのだが女刑事アンジェラと知り合い壮大な事件に巻き込まれてゆく・・・ 天使も悪魔も直接人間界に介入できないからお互いハーフ・ブリードと呼ばれる完全な天使でも悪魔でもない者が代わり人間にいろいろと影響を及ぼしているわけで、そいつら例えば悪魔側が人間に対して耳打ちすれば悪影響を及ぼし天使側が耳打ちすればいい影響を及ぼす考え方はちょっと関心しました。これから仕事の調子がイマイチ乗らないときは悪魔側のハーフ・ブリードが耳打ちしたからなんだと思うようにします。 天使側のハーフ・ブリードの俳優はデヴィッド・ボウイ的でなんて中性的な男優なんだろうと思ったら女優だったんで正直この映画の中で一番びっくりしました。そんなガブリエルが、ネタバレ→陰謀を企ててサタンの息子を復活させようとするけどサタンはそんなこと気が付いた様子もないし神は黙ってそれを見過ごすわってところも気になるけれどそもそもガブリエルが陰謀を企てるって発想を起こすところがこういう作品観るといつも矛盾じゃないけどそういう思いが起きてしまいます。← それにハーフ・ブリードがいつもキアヌに不意打ち喰らうけど神とか悪魔の力持ってんだから先読みできんじゃないの?と小さいところが気になってしまってしかたありませんでした。 サタン役はピーター・ストーメアなんですけど彼はもともと悪魔っぽいから今回のサタンちょっと太ったけどはまりすぎて笑っちゃいました。 キアヌとレイチェル・ワイズは多分人間的な相性はいいんだろうけど共演すると「チェーン・リアクション」もそうでしたけどどこか物足りないんですよね。やっぱり「ハムナプトラ」シリーズのようにレイチェル・ワイズには戦ってもらうといいのかなと思うのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
キアヌ・リーヴス (ジョン・コンスタンティン) |
ワルっぽい役もこなす竹野内豊で。 |
レイチェル・ワイズ (アンジェラ・ドッドソン/イザベル・ドッドソン) |
最近なんだかいい感じの牧瀬里穂で。 |
コンテイジョン CONTAGION (2011) | |
2012年2月 | |
香港から帰国したべスは体調を崩して病院に運ばれたが間もなく死亡してしまう。それを境に息子も同じような症状で亡くしてしまい困惑する夫のミッチ。やがて世界中で同じようなケースが拡大していき・・・ スティーブン・ソダーバーグのアウトブレイクもの。 ソダーバーグ監督作品って21世紀の作品って出演者は豪華なんですけど眠くなるものが多くてこれも最初どうかなと思いましたが、面白かったです。21世紀に公開されたそだーバーグ作品のなかではダントツですね。 上手い具合に話が交錯していきテンポもよかったです。 オープニングで早速、病原菌を持ち帰ってきたグウィネス・パルトローが早々に死んでしまいちょっとテンションが下がるも解剖されたり、防犯カメラからの映像だったりと死んでからの方が逆に出番が多くてテンションも上がります。何てったってグウィネスが解剖されるシーンはこの映画の一番の観どころだと思いますよ。 何故か感染しないマット・デイモンのことは置いておいて、個人的にはローレンス・フィッシュバーンとケイト・ウィンスレットのエピソードがよかったですね。ケイト・ウィンスレットは現場担当という宿命を背負っていたし、ローレンス・フィッシュバーンは愛する人に警告したためにその恋人がつい友人に言ったらその友人フェイスブックで書き込んだことが世界中に広まって大混乱。ここのところと異常に政府のことをあおるジュード・ロウのところが病原菌よりも怖かったです。 マリオン・コティヤールは悪くないのですが、巻き込んだり巻き込まれたりと相変わらず忙しい感じでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
マリオン・コティヤール (レオノーラ・オランテス) | イメージはもうちょっと若い頃の三田佳子的な感じです。 |
マット・デイモン (ミッチ・エムホフ) |
三石研あたりでしょうか? |
ローレンス・フィッシュバーン (エリス・チーヴァー) |
頼りになりそうな石橋凌で。 |
ジュード・ロウ (アラン・クラムウィディ) |
割と嫌な役が多いイメージの大森南朋で。 |
グウィネス・パルトロー (ベス・エムホフ) |
中谷美紀のインパクトが欲しいです。 |
ケイト・ウィンスレット (エリン・ミアーズ) |
木村多江あたりにお願いしたい。 |
コントロール CONTROL (2004) | |
2006年12月 | |
凶悪犯のリーは死刑となるがとある製薬会社の被験者となることで死刑を免れた。リーは凶暴な性格を抑える薬を飲み始め次第に穏やかな性格に変わるのだが・・・ レイ・リオッタとウィレム・デフォーにミシェル・ロドリゲスandスティーヴン・レイという顔合わせが思いっきり濃すぎて借りようかどうしようか迷って借りて観たのですがなかなか面白かったです。 凶暴な性格を直すために性格改善の新薬を飲まされて穏やかな性格になったふりをしてガードマン達をなぎ倒して脱走するお決まりのパターンが出てくるのですが何回も騙されるところがこの製薬会社油断しすぎている・・・と笑ってしまいました。 後半、本当に穏やかになってガソリンスタンドで働くことになってそこで出会うのがミシェル・ロドリゲス。まさかと思いましたがいい雰囲気になって初デートは遊園地という最も似合わないところでデートするところが強烈。ブランコが宙吊りで回転する軽くハードなアトラクションも余裕ではしゃぐ二人だったりメリーゴーランドに乗るロドリゲス。と夢に出てきそうな画が次々と出てきてこれだけでもある意味観た甲斐があったなと思いました。 最後もまた殺人を犯したと思われたレイ・リオッタは殺されそうになるんですけど今まで面倒観てきて信じているウィレム・デフォーの二人の逃避行もなんだか二人なら負ける気がしないというところをみるとこの映画に出た人はみんなパワフルだなぁと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
レイ・リオッタ (リー・レイ・オリバー) | 竹内力そのまんまという感じで。 |
ウィレム・デフォー (マイケル・コープランド) | 竹内力には哀川翔が合う。 |
ミシェル・ロドリゲス (テレサ) | 田村亮子がヒロインみたいなインパクト。 |
コンフィデンス CONFIDENCE (2003) |
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2004年2月 | |
ジェイクと仲間達はいつものように男をだまし金をせしめていた。しかしだました男が裏の世界で暗躍する大物キングの会計士だった。ジェイクはキングと和解するためキングのライバル、モーガン・プライスから金を奪う詐欺を行うことになるが・・・ 「アメリカン・ビューティー」的な始まり方に期待が膨らんだもののやっぱりエドワード・バーンズの主役はちと荷が重すぎたか。どうもバーンズじゃチームのリーダーって感じじゃないんだよねぇ。 ほかにもレイチェル・ワイズが凄腕詐欺師に見えなかったりするのも厳しいところ。アンディ・ガルシアのFBI捜査官とダスティン・ホフマンの暗黒街のボスという役柄がこれ逆にしたほうがいいんじゃないか? と、この映画の欠点のすべてはキャスティングにありと思うのでありました。 だからオープニングでバーンズが死体で事の顛末を語りだすシーンなんてネタバレ→どうせ死んでないんでしょ?←とわかっていても普段は楽しめるんですけど、今回は配役に納得できなくてほとんど楽しめなかったのです。しかもネタバレ→バーンズとガルシアが組んでいたというオチもやりすぎだよー、レイチェル・ワイズともしっかりカップルになってすべて都合よすぎる←エンディングにもどうも納得いかず・・・・ キャスティングって大事だなと思うのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
エドワード・バーンズ (ジェイク) |
やっぱりミスチルの桜井和寿に雰囲気が似ている・・・ |
レイチェル・ワイズ (リリー) |
水野真紀が凄腕詐欺師をやっちゃうくらい合わない設定でした。 |
アンディ・ガルシア (ビュターン) |
計算高い警官もこなしそうな内藤剛志で。 |
ダスティン・ホフマン (キング) |
佐藤浩市の暗黒街のボスという役も見てみたい。 |
コンフェッション CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND (2002) |
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2003年8月 | |
伝説のTVプロデューサー、チャック・バリスがCIA工作員だったらしいという過去に基づき作られた作品。 いろいろな企画をテレビ局に持ち込んでは断られる毎日を送っていた駆け出し時代のチャックの下にある日ジムという男が近づき報酬の高い仕事を持ちかけてくる。その内容はCIA工作員になりアメリカに邪魔な人間を抹殺すると言うものだった・・・ 分りやすく言うと、テリー伊藤が実は番組企画しながら日本のためにスパイ活動してました的な内容だったと思います。 ジョージ・クルーニー初監督作品ということで期待して行きましたが、映画好きの人達や評論家の方うけしそうな内容で手堅くまとめた印象がありました。なので普通の人が観たら微妙なんだろうなと思いました。実際これと言った見せ場みたいなものがないので、満足感がないといった雰囲気が劇場に漂っていた気がします。 主役のサム・ロックウェルも濃いハリウッドスター達に混ざっても見劣りしないほどしっかり主役をやっていてよかったと思いますけど、時折出てくる「ゲッツ!」のポーズがダンディ坂野を思い出させダメでした。ドリューも相変わらず男運がない役を見事に演じておりました。 ジョージ・クルーニーの人柄でここまで集めたスター達が一番の見所か?ジュリア・ロバーツをネタバレ→殺して←許されるのはやはりジョージ・クルーニーだからこそ。 カメオもネタバレ→ブラピやマット・デイモン←なんかもほんの一瞬だけ登場するあたりもさすがだし、弟分のはずのマーク・ウォルバーグをカメオで出演させないところもさすが作品の雰囲気を分ってらっしゃると言う感じでジョージ・クルーニーに関心させられたのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
サム・ロックウェル (チャック・バリス) |
と言うわけで、ダンディ坂野。 |
ドリュー・バリモア (ペニー・パチーノ) |
二の腕にボリュームがあっても許されるのはドリューか深田恭子でしょう。 |
ペニー・パチーノ (ジム・バード) |
謎めいたダンディ役がはまりそうな布施明で。 |
ジュリア・ロバーツ (パトリシア) |
ドラマでどんな役をやっても飯島直子は変わらないそんなところがジュリア・ロバーツ的で。 |