NARC ナーク NARC (2002) |
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2003年6月 | |
麻薬捜査官のニック・テリスは同じ麻薬捜査官で潜入捜査中に殺されたマイケル・カルバスの事件を命じられる。やがてニックはかつてマイケル・カルバスの相棒だったヘンリー・オーク警部補と手を組み捜査を始めるが・・・ この手の警官ものってさらっと観て印象に残らないのが多いんですが、これ骨太ですごくよく出来てますよ。このジャンルの中じゃダントツの面白さですね。主役2人の奥様役が美人すぎるってのが気になったけど。 わけありの麻薬捜査官が死んだ捜査官の相棒とチームを組み事件に挑むというありふれた内容なのに、冒頭からぐいぐいと引き込まれていきます。ニック・テリスという捜査官がしかたなくこの事件に加わることになる背景がしっかり描かれているところ、ここに説得力があるんですよね。 捜査を続けていくうちに出てくる食い違う証言、そしてラストで全ての点が線になってつながる脚本のすばらしさ。監督のジョー・カーナハン覚えておこう。(MI3の監督に決定した模様) ジェイソン・パトリックの演技も光っています。「スピード2」や「スリーパーズ」の大作じゃ今一歩の存在感だったけど、この人ミニシアター系でドラマ性の濃い映画の人なんだなと思いましたね。 そしてレイ・リオッタ、オーラはないがギラギラしたものを持っているという珍しい俳優でここ数年でめっきり存在感を増した感があっていいですね。もちろん今回もキレたらすごい警官役がはまってましたよ。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェイソン・パトリック (ニック・テリス) |
2時間ドラマ系の鶴見辰吾で決めてみよう。 |
レイ・リオッタ (ヘンリー・オーク) |
熱血という感じの宇梶剛士で。 |
ナイト&デイ KNIGHT AND DAY (2010) | |
2010年10月 | |
妹の結婚式のため空港にやって来たジューンは二回もロイという男とぶつかり、機内でも席が近くなり恋心を抱くのだが気がつくと飛行機が墜落しかけていて・・・ トム・クルーズとキャメロン・ディアス共演のアクション・ラブコメディ。 こういう王道のスター共演のお金が掛かっている映画、たまにはいいですよね。単純に二人を見ているだけで楽しいし、二人とも最も得意とするキャラクター像を伸び伸びとやっているところがよかったです。 トム・クルーズは多少無理して面白くしようとしているので何となく観ていて恥ずかしいのですが、キャメロン・ディアスはさすが職人芸。アラフォーなのにノーテンキキャラが似合いすぎて惚れ惚れします。後半なんてテンションがおかしくなって自分から敵のところに乗り込みに言ったy句感じの勢いですよ。薬もやっていないのに。 話の方はざっくりしていてパニックになって騒ぐとキャメロン・ディアスは気絶させられ気がつくと全く違うところにいるというほとんど反則に近い感じの移動手段が何回もあって、個人的にはもうちょっと何とかしてくれれば良かったのになと思いました。 あと、FBIだかCIAのお偉いさんヴィオラ・デイヴィスがネタバレ→キャメロン・ディアスにスパイは人を騙すからあなたも騙されているのなんていっていたわりには自分がピーター・サースガードに騙されていて、最後に私すっかり騙されていたわ。なんて言っちゃうところ。例えそうでも誤らないで欲しい。←こういう要所要所に粗みたいに気になるところがあるからアメリカでは今ひとつだったんだなと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
トム・クルーズ (ロイ・ミラー) | 木村拓也がやるとちょうどいい感じになりそうな気がします。 |
キャメロン・ディアス (ジューン・ヘイヴンス) | コメディ向きの観月ありさにお願いしたい。 |
ナイト・ウォッチ NOCHNOY DOZOR (2004) | |
2006年4月 | |
停戦状態にあった光の勢力と闇の勢力が現代で再び戦いを繰り広げるロシア発ダークファンタジー三部作の第一作目。 終わり方がなんかすっきりしないなぁと思っていたら三部作ってことをすっかり忘れていて軽い気持ちで観た自分に後悔しています。 予告編で観たマトリョーシカに蜘蛛の足のようなものが生えてきたり人間がトラ人間に変身したりとそんなのばっかり出てくるのかと思いきや油断したせいか内容が小難しく感じられて観終わった後はうーん?という感じだったのですが何日か経ったらじわじわと味わい深さが感じられてきてこれは気合を入れてもう一回観た方がいいかなぁと感じました。 特殊な能力を持った人間は異種として光か闇の勢力に自ら決めて所属できるシステムは新鮮です。なんてったて自分で決められるんですから。 まぁちょっとは闇の勢力は悪さをするけど光の勢力は闇の勢力を容赦なく取り締まる。そんなところは光の勢力をアメリカに見立てて「マンダレイ」のようにアメリカを皮肉っているかのように感じました。 触れたもの全てが死んでいく人を不幸にする女、スヴェトラーナとか主人公アントンが闇の勢力から守ろうとする少年の秘密など良く考えてみるといろいろ考えられて作られているのでこれは二作目が公開される前はもう一度観た方がいいなぁと感じるのでした。 あと全編英語の字幕出っ放しで字幕にも特殊効果が施されているのは斬新なんですが日本語字幕と英語字幕両方あるのは観ているとうっとうしかったです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
コンスタンチン・ハベンスキー (アントン・ゴロデツキー) | オダギリジョーあたりにダークファンタジーの主人公をやってもらいたい。 |
マリア・ポロシナ (スヴェトラーナ・ナザロワ) | 災いを招く役が似合いそうな遠山景織子で。 |
ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド NIGHT OF THE LIVING DEAD (1968) |
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2004年4月 | |
死刑になった囚人を墓に埋めようとすると突然その死体がよみがえる。そのころ墓参りに来た兄妹はそのゾンビに襲われ妹は命からがら一件の民家に逃げ込む。やがて同じようにベンという男も逃げて来たが家の周りにはゾンビに囲まれていた・・・ ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビシリーズ三部作の記念すべき第一作目。ゾンビ映画って全てはここから始まったって何かで読んだけど、なるほどゾンビ映画の定番 1.ゾンビは走れない。 2.ゾンビは生きた人間の肉を食べる。 3.ゾンビは人間の居場所がなぜかわかる。 4.ゾンビは頭を攻撃しないと死なない。(死んでるけど・・・) 5.ゾンビに噛まれたらゾンビになる。 といろいろとお約束や行きつくところは結局人間同士の誰がリーダーをやるのかでもめる醜い争いになるってところがこの作品のときにすでにあったということに感心しながらも一応ヒロインのバーバラの気絶しているかただ呆然として何もしない行動力のなさにイラついてしまった。確かにこんな自体に唖然とするかもしれないけど、お前さんもちっとはみんなの役に立てと思ってしまうのでした。 ネタバレ→唯一生き残ったベンが地下室から出てくると救助隊にゾンビと間違われ殺され、動かなくなったゾンビとともに焼かれてしまうという←ラストを観るとやっぱり一番恐ろしいのは人間なのかなって考えさせられるんでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
デュアン・ジョーンズ (ベン) |
雰囲気といいリーダーシップ感といい若いころのいかりや長介のような感じだった。 |
ジュディス・オディア (バーバラ) |
緊急事態でも何もしなそうなさとう珠緒で。 |
ナイト・オン・ザ・プラネット NIGHT ON EARTH (1991) | |
2007年6月 | |
5つの都市のタクシードライバーがそれぞれの乗客とのやりとりを描いたジム・ジャームッシュ監督のオムニバス映画。 ジム・ジャームッシュ作品はいつも眠くなってしまうので苦手なのですがこれはウィノナ・ライダーとジーナ・ローランズが出ているので10年前くらいから気になっていたのですがついに観ることができました。 ロベルト・ベニーニはこの頃からやかましくてやっぱり苦手でしたが、これは今まで観てきたジャームッシュ作品の中で一番よかったです。 一話目のウィノナ・ライダーのエピソードも三話目のベアトリス・ダルのエピソードもつまらなくはないのですがやっぱり眠くなってやっぱりジャームッシュ作品はダメか?と思ったら二話目が面白かった。元道化師で運転もままならない移民の運転手が客の若い黒人に運転を代わってもらって次第に友情めいたものに変わっていくエピソードは下町っぽくて好きです。 一番よかったのは最終話のヘルシンキのエピソード。酔いつぶれた男とその親友二人が客で、親友達は酔いつぶれた男が失業もしたし色々あってこの上なく不幸な一日だったことを話すけど、ダニー・トレホ風の運転手は過去に早産で産まれたわが子がすぐに死んでしまうと宣告されて、だったら愛さないと決めたのだけど一向に死ぬ気配がないのでだったらわが子を愛そうと思ったその日に死んでしまった話を披露し親友達は涙するというエピソードは人情味が溢れていてやっぱり下町風情とか人情とかって観ていて気持ちがいいですね。 j何本かジム・ジャームッシュ作品を観てきましたが個人的な印象としては登場人物が多いほど退屈しないのかなと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (オムニバスなので今回はなし) |
ナイト ミュージアム NIGHT AT THE MUSEUM (2006) | |
2007年3月 | |
仕事も続かずバツイチのラリーは自然史博物館の夜警の職に就くがその博物館は夜になると全ての展示物が動き出す博物館だった・・・ ベン・スティラーの大ヒットファミリー向け映画で「ジュマンジ」系大作。 さえない男かかん違い男をが似合うベン・スティラーが得意のさえない役で今回も家族向きの作品とはいえベン・スティラーらしさを発揮していました。凶悪なアッティラ族とかライオンは逃げ腰だけど手癖の悪いサルにとはひっぱたき合ったりしてこの小者って感じがやっぱり観ていて楽しいものがあります。 ベン・スティラーと言えばオーウェン・ウィルソンがつきものということで今回も当然出演しているのですがアメリカ鉄道史ゾーンのカウボーイのミニチュアだから出番が少ないかなと思っていたら意外と出番が多くて嬉しかったです。相変わらずノー天気なところが良かったしベン・スティラーとの掛け合いの息が合って安心して観ていられます。 ミニチュアだから一見たいそうなかとをやっているように見せかけつつ引きの画で見ると大した事をやっていないという小ギャグで落とす見せ方も結構好きです。 おじいちゃん三人組みも「メリー・ポピンズ」のディック・ヴァン・ダイクやらMGM作品ではお馴染みのミッキー・ルーニーに黒人のおじいさんはどこかで見たことあると思ったら「ラストサマー2」に出ていた人だったりお年を召してもがんばっています。特にディック・ヴァン・ダイクなんて綺麗に歳をとっていて50年後はこういう歳のとり方をしたいものだと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ベン・スティラー (ラリー・デリー) | 負け犬系のキャラがはまりそうな原田泰造で。 |
ナイト ミュージアム2 NIGHT AT THE MUSEUM: BATTLE OF THE SMITHSONIAN (2009) | |
2009年8月 | |
博物館の夜警を辞め事業で大成功したラリーはある晩、スミソニアン博物館に移されたジェデダイアからSOSの電話を受け急いでスミソニアン博物館に向かうのだが・・・ 博物館の展示物が動き出すシリーズ第二弾。 大ヒットしてスケールが大きくなって戻ってきました。ヒロインもエイミー・アダムスが最近ニュースにもなったアメリア・イヤハートというダブルで旬なところを持ってくるところも心憎かったです。あと、いちいちうっとうしかった天使の彫刻三人組の声がジョナス・ブラザーズというところも時代の波に乗っている感がありました。 がしかしキャラが濃くてよかったのは予告編から異常なまでのハイテンションぷりで気になったハンク・アザリア。前回出てきたエジプト王の兄で王様になれずに世界制服を企むという役どころなのですが、全然邪悪の邪の字も感じさせないところが小さなお子様も安心できます。という感じなのですが、とにかくハンク・アザリアはそんなにテンション上げると血管切れるからもういいよ。というくらい張り切っていてくれて見ていて気持ちがよかったです。 後半の乱闘シーンで小さなオーウェン・ウィルソンたちがいちいちスローモーションでアル・カポネたちにスローモーションで斬り込んで行くのですが実際は靴のつま先を削いでいるだけみたいなシーンもバカバカしくて結構好きでした。 欲を言えばスミソニアン博物館のマヌケな警備員(よくコメディ映画で見かける)が絡んでくるかと思いきや全然絡みがなかったのでもし続編があるのなら、ベン・スティラー以外に人間のキャラクターを巻き込んで大騒動を起こして欲しいと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
エイミー・アダムス (アメリア・イヤハート) | ちょっと天然系だけど腕は確かというところは菅野美穂あたりがぴったりな感じです。 |
ハンク・アザリア (カームンラー) | 雰囲気的に光石研にやってもらいたい。 |
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS (1993) |
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2004年11月 | |
ハロウィンタウンの大王ジャックは来る日も来る日もハロウィンの準備に追われてうんざりしていた。そんなある日偶然クリスマスタウンに紛れ込みその色鮮やかな光景に魅せられたジャックはサンタの代わりにクリスマスを行おうとするのだが・・・ 5年くらい前までは毎年クリスマスの季節になると観ていたけどここ数年忙しくて観れていなかったんですよね。ちょうど公開10周年記念だとかで映画館で観られるチャンスがあったので久しぶりに観ましたけどやっぱりビジュアルかすばらしかったです。しかもこれ人形をこまどりしているってのにキャラクターの表情が豊かなこと。本当感心します。 ジャックとサリーとロック、ショック、バレルの三人組の小さなフィギュアは持っていますが市長やブギーとかも思わず欲しくなるティム・バートン独特な世界観は天才的です。 ジングルベルもジャックのハロウィンタウンの人?にかかるとトーンがぐっと不気味な雰囲気になったりラストのブギーとの対決もトランプをモチーフにした殺人マシーンも何回観ても新鮮なんですよね。 サリーの声もキャサリン・オハラだったのかとか観るたびになにか新しい発見のある素敵な作品なのです。 短編の「フランケンウィニー」も死んだ愛犬を生き返らせる話なんですけどこちらも面白かった。生き返った犬のつぎはぎ具合が絶妙だし主役の少年が「ネバーエンディング・ストーリー」のいじめられっこバスチアンっていうのもまたはまりすぎなんですよね。 生き返ったスパーキーが近所の住民に怪物扱いされるんですが隣に住んでいるレオタード姿の娘がなんとソフィア・コッポラだそうな。言われてみればあの顔は確かにソフィア・コッポラだったなとこちらも新たな発見があったのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! (今回はアニメなのでなし) |
ナイロビの蜂 THE CONSTANT GARDENER (2005) | |
2006年5月 | |
救済活動のためにアフリカに向かった妻テッサの訃報が入る。英国外務省一等書記官ジャスティンは妻の死を不振に思い独自に調査を始めるのだが・・・ 予告編では壮大なラブストーリーなんてことになってましたが、内容的にはとある製薬会社の陰謀もので先進国が発展途上国を食い物にしている様が興味深かったです。 レイチェル・ワイズがとったアカデミー賞の助演女優賞の役もイメージ的に助演で賞を取るような役はものすごく出てくる時間が短くてなぜこれで?と不思議に思うことがよくあるのですが今回のレイチェル・ワイズはいきなり死ぬけれどその後レイフ・ファインズの出会いやら夫婦生活やら彼女が実際にアフリカの大地で活動しているシーンがあって前半はレイテェル・ワイズがメインなところがあり出演シーンが想像以上にあったのもよかったです。 あと前半で40キロ歩いてきた子供を車で乗せていくかで夫婦がもめて結局乗せないんですけど夫の主張は一人を助けてもどうにもならない。でも妻の主張は今助けてあげられるのを助けて何が悪い。と夫婦の間に小さな溝が入り始めるのですが妻が死んで真相究明していく過程で夫も妻と同じ気持ちになるシーンがありやっぱりこういう慈善活動って実際現地に行って行動してこそ本当にやるべきことが分かるんじゃないのか?と慈善活動の奥深さを見たような気がしました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
レイフ・ファインズ (ジャスティン・クエイル) | 庭いじりも似合いそうな中井貴一で。 |
レイチェル・ワイズ (テッサ・クエイル) | 慈善活動をしていてもおかしくなさそうな山口智子で。 |
NINE NINE (2009) | |
2010年3月 | |
かつて名作を次々と送り出してきた映画監督のグイドも近年はスランプ続き。そんな中グイドはついに新作に取り掛かるのだが・・・ ダニエル・デイ=ルイスを中心に演技派女優が花を添えたミュージカル。 評判がイマイチだったので観る前からちょっとがっかりしていたのですが、内容は一応スランプ中の監督の葛藤みたいな内容ですけどそういうのはほとんど感じられずまぁ監督の妄想?がミュージカルシーンとなって現われる感じでほとんど女優陣たちのミュージックビデオみたいな印象を受けたのですが個人的にはこれはこれで楽しかったです。 オープニングも神々しい音楽と共に次々と現われる大物女優たちは圧巻でダニエル・デイ=ルイスなんて女ダンサーに持ち上げられていましたよ。 今回は7人の女優について一言コメントしてみます。 ○マリオン・コティヤール これくらい地味な役の方が個人的にはしっくりきていて好き。 ○ペネロペ・クルス 今一番波に乗っている女優はと聞かれたら間違いなくペネロペと答えます。それぐらい絶好調で歌よし、踊りよし、演技よしと三拍子揃っていました。 ○ジュディ・デンチ ジュディ・デンチが歌って踊るところは滅多に観られないのでものすごい得した気分だし、楽しかったです。 ○ケイト・ハドソン この映画の一番の目玉。時代設定は60年代なのですが、ケイト・ハドソンだけ今風でとにかくキラキラと輝いていました。あの曲もあれだけ踊れて最高だったし、いつもは気が強そうな存在なのに今回は一番若いということもあり見た目的にも得していたと思います。 ○ニコール・キッドマン いつの間にか大物女優風を吹かせているところがなんだかおかしかったです。歌は前に聞いたときより声量がアップした印象です。 ○ソフィア・ローレン すごかったです顔が。なんかちょっと怖かったです。 ○ファーギー そのまんまミュージックビデオですと言ってもいいくらい素に近い感じがしました。 と言うことで個人的にはケイト・ハドソンがダントツで次にペネロペとデンチのミュージカルシーンがよかったかなぁ。ダニエル・デイ=ルイスはリチャード・ギアよりは歌はよかった気がします。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ダニエル・デイ=ルイス (グイド・コンティーニ) | イメージは役所広司がぴったりな感じです。 |
マリオン・コティヤール (ルイザ) | ちょっと幸薄そうな感じの清水美沙で。 |
ペネロペ・クルス (カルラ) | 菅野美穂ならやってくれそうな気がします。 |
ジュディ・デンチ (リリー) | 個人的には桃井かおりにやってもらいたい。 |
ケイト・ハドソン (ステファニー) | 麻生久美子が歌って踊ったら楽しいと思います。 |
ニコール・キッドマン (クラウディア・ジェンセン) | 何となく鈴木京香あたりがしっくりきそう。 |
ソフィア・ローレン (ママ) | いつでもばっちりメイクの浅丘ルリ子で。 |
ファーギー (サラギーナ) | 小池栄子あたりにお願いしたい。 |
ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー ELLIE PARKER (2005) | |
2006年11月 | |
女優の卵のエリー・パーカーはオーディションを受けては落ちの繰り返しの毎日でロック歌手志望の恋人にも浮気をされ全てが上手くいかずついに女優の夢を諦めるのだが・・・ ナオミ・ワッツ製作・主演のインディーズ作品。 これはさすがに公開されないと思ったしビデオ化もならないんじゃないかと思ったのですがまさかの劇場公開。さすが絶好調のナオミ・ワッツだけあります。 苦労の人、遅咲きの人と呼ばれるナオミ・ワッツですがそんなナオミの苦労時代をそのまんま映画にしたようなセミドキュメンタリー風味で親友もイマイチさえない女優志望だったり浮気者の歌手志望の彼氏と出てくる人物はみんなぱっとしないし、ナオミ自体もオーディション落ちまくりの役なんですけどやっぱりどんな役をやらせてもナオミは上手いです。 そしてジュリアン・ムーアの出ている映画で青いクリームのケーキが出てきてアメリカ人は体に悪そうなもの食べてるなぁと思ったものですが今回は真っ青なアイスクリームをナオミがドカ食い。もちろんベロは真っ青。そして彼氏の浮気現場を目撃してしまいショックで青いゲロを吐くナオミ。どんなことも全力投球で演技するという姿勢に惚れ直しました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ナオミ・ワッツ (エリー・パーカー) | ガッツがありそうな竹内結子あたりで。 |
ナショナル・トレジャー NATIONAL TREASURE (2004) |
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2005年3月 | |
何世代にもわたり伝説の秘宝を追い求めてきたゲイツ家。その末裔のベンはようやく有力な手がかりが合衆国独立宣言書に記されていると判るのだったが、仲間のイアンの裏切りに合ってしまい・・・ 監督が「フェノミナン」とか「キッド」とか「あなたが寝てる間に」のファンタスティックというか心温まる系の監督なのでちょっと驚きましたが、これぞ現代版「インディ・ジョーンズ」と思わせる久しぶりの正統派アドベンチャー大作は楽しかったです。よく考えてみたら世界を股に掛けるような冒険物じゃないけどジェリー・ブラッカイマー印だからそこのところは大作感を出すのは上手いのですがニコラス・ケイジがあっさり秘宝の謎を解いていく大味感もジェリー・ブラッカイマーらしいなぁと思いました。 とは言えこの映画が面白かったのはやっぱり悪役ショーン・ビーンのおかげでしょう。悪役あってこそエンターテインメントは成り立つといういい例です。 今回のショーン・ビーンはがんばっていました。謎解きだから頭使う訳ですけど、ショーン・ビーンの手下達ってテロリストというか傭兵みたいな奴らばかりだから結局謎を解くのは専門家でもないショーン・ビーン自身。いつになく大活躍です。あと一歩で手がかりが・・・という展開も毎回ニコラス・ケイジに先を越されて悔しがるし、部下にも厳しいけど、ショーン・ビーンが自分自身に向かって「馬鹿者!」と戒める自分にも厳しい一面を見せてくれて相変わらず渋かっこいいです。 ネタバレ→このジャンルにしては珍しく敵があんまり死なないし血も流れないのは現代の風潮なのかな?と気になってさすがにショーン・ビーンはやられるでしょう。というかどんなかっこいい散り様を見せてくれるのかワクワクしていたら最後は逮捕されて少々拍子抜けしたのですが、でもこれっていい方向に考えると続編あったら復讐に燃えるショーン・ビーンの登場を期待してくださいと言っているようなものじゃないですか。その時のショーン・ビーン大親分はブライアン・コックスあたりでお願いしたいです。←と言うわけで続編「ナショナル・トレジャー2」が作られる事を大いに期待します。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ニコラス・ケイジ (ベン・ゲイツ) |
阿部寛にちょっとコミカルにやってもらいたい。 |
ショーン・ビーン (イアン・ハウ) |
自分自身をも戒めることができそうな宇梶剛士で。 |
ダイアン・クルーガー (アビゲイル・チェイス) |
キリっとしたところが仲間由紀恵っぽいなぁと思いました。 |
ジャスティン・バーサ (ライリー・プール) |
見た目小泉孝太郎のような普通の兄ちゃんだったなぁ。 |
ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記 NATIONAL TREASURE: BOOK OF SECRETS (2007) | |
2008年1月 | |
ある日ゲイツ親子の前に現れたウィルキンソンという男はリンカーン大統領を暗殺した真犯人がゲイツの先祖という証拠を突きつけてきた。ゲイツは汚名返上すべく調査に乗り出すが・・・ 人気宝探しシリーズ第二弾。 敵役にエド・ハリス、ニコラス・ケイジのお母さんにヘレン・ミレンという新キャラクターが加わって出演者も豪華ですが見た目も派手になって続編という感じがするのですがさすがジェリー・ブラッカイマー印だけあって話の展開の強引さと大雑把さにも拍車がかかっていました。 ニコラス・ケイジもエド・ハリスも結局は自分の家の名誉のためだけにロンドンのバッキンガム宮殿に忍び込んだり、大統領を誘拐したりするところが強引過ぎてなんだか笑えます。といちいち突っ込んでいたらきりがないほどざっくりした作りになっているのでこれは単純にアドベンチャーものとして楽しんだもの勝ちですね。 ジョン・ヴォイドとヘレン・ミレンの子がニコラス・ケイジ?とこれだけは突っ込んでおきたいのですがさすがヘレン・ミレンの眼力は享禄でジョン・ヴォイドに睨みをきかせて黙らせるところは楽しいです。そんなベテラン組みもクライマックスではインディ・ジョーンズも真っ青?のアクションをこなしています。 エド・ハリスも最後みんなで協力しあって結局そんな悪い奴ではなかった気がしてディズニーが絡んでいるだけあって相変わらず血が出なかったりと全体的にぬるい感じはするのですがこれはこれでどんどんシリーズ化していって欲しいと思うのでした。次はメリル・ストリープあたりを悪役に迎えてヘレン・ミレンと戦ってもらいたいところです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジョン・ヴォイト (パトリック・ゲイツ) | 宇津井健あたりにお願いしたい。 |
エド・ハリス (ミッチ・ウィルキンソン) | 最近の冷静そうな役どころが多いイメージの水谷豊で。 |
ヘレン・ミレン (エミリー・アップルトン) | こういう役は野際陽子にやってもらいたい。 |
ナチョ・リブレ 覆面の神様 NACHO LIBRE (2006) | |
2006年11月 | |
修道院で育ったイグナシオは成長し料理番として働いていたが修道院が貧しいため食材が買えない日々が続いていた。そんなある日ルチャ・リブレのアマチュア大会のポスターを見つけ大会に出ることにするのだが・・・ ジャック・ブラックらしいコメディ映画。 メキシカン・プロレスと言えばルチャ・リブレ。そんなルチャ・リブレの濃さとか面白さは小林聡美のメキシコの旅をつづったエッセイを読んでなんとなくは知っていたのですが出てくるレスラーがヤセも太っちょもみんな暑苦しいけど目が離せないというメキシカンな雰囲気は上手く表現できたいたと思います。 それに最初は負けてもお金をもらって喜んでいたジャック・ブラックも金なんか要らないから勝ちたいんだよ!!と苦悩しても相変わらずテンション上がりっぱなしで悲観的にならないジャック・ブラック節が炸裂していて単純に楽しいところがよかったです。だけど「スクール・オブ・ロック」ほどすごいというわけではないのですが・・・でも、「キング・コング」の大作で普通の演技も悪くはないけどジャック・ブラックにはやっぱりこういうバカなことをやり続けていてもらいたいです。 シスター役も初めて見た時のペネロペ・クルスのような印象を受けて高感度が高かったです。第二のペネロペあるいはサルマ・ハエックになるのか注目していきたいところです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジャック・ブラック (イグナシオ/ナチョ) | ここはやっぱりパパイヤ鈴木で。 |
エクトル・ヒメネス (スティーブン/ヤセ) | 当然のようにアンガールズの田中卓志で。 |
アナ・デ・ラ・レゲラ (シスター・エンカルナシオン) | どことなくシスターの雰囲気をかもし出す鶴田真由で。 |
NOTHING NOTHING (2003) |
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2005年9月 | |
身勝手なデイブと引きこもりのアンドリューの二人は親友で共同生活を送っていたがある日家を追い出されることになるが二人のやるせない気持ちが重なった時世の中は何も無い世界になっていた・・・ ヴィンチェンゾ・ナタリ監督作品ということで期待も高まりまったし、序盤もみんなの嫌われ者デイブが一方的に彼女と思っていた女に会社の金を横領されて警察に追われる身になったり、引きこもりのアンドリューはガールスカウトの女の子に冷たい態度をとったら女の子、悪戯されたと嘘ついてこっちもまた警察沙汰。さらに突然家を立ち退けと言われて散々なふたりというところは緊張感があってこれから一体どうなるんだ?と思っていたら「放っといてくれ!」と叫んだらいきなりナッシングの世界に・・・これもまた「ハッカビーズ」に続いてシュールすぎます。最近こういうシュールなの多い感じがしますけど流行なんですかねぇ? いきなり的にこういう別世界に放り込まれるのはナタリ作品の特徴だし、独特の閉鎖感と少ない登場人物といつもの雰囲気はあるのですが肝心のナッシングの世界になってからの緊張感がなかったのが痛いです。 こっちの世界になってから二人は当然のように精神的に追い込まれて「CUBE」のような仲間割れがあるんですが引きこもりと自己中の男二人の言い争いや念じればいらないものを消せるという能力を身につけたにもかかわらずそれを使って体の一部を消しあう痴話喧嘩を観ていても腹が立ってくるだけなんですよね。 「カンパニーマン」はルーシー・リューも出ていたしストーリー性もあったのでまぁよかったのですがこの映画ストーリー性がないのも辛かった原因のひとつかなぁなんて思いました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
デヴィッド・ヒューレット (デイブ) |
妙な自己中心っぷりの石原良純で。 |
アンドリュー・ミラー (アンドリュー) |
引きこもり系の温水洋一で。 |
ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女 THE CHRONICLES OF NARNIA: THE LION, THE WITCH AND THE WARDROBE (2005) | |
2006年3月 | |
第二次世界大戦、ペペンシー一家の子供達はカーク教授の屋敷に疎開する。そんな屋敷で末っ子のルーシーは空き部屋の衣装ダンスの中に入るとそこは雪に覆われた世界が広がっていた・・・ 全体的に観る前に予想通り「ハリー・ポッター」以上「ロード・オブ・ザ・リング」未満でした。指輪物語にほ到底かなわないのは分かっていたのですが白い魔女に石にされたアスラン勢力のキャラたちなどビジュアル面では中々いい線いっていたと思います。 だけど指輪物語と違ってこちらはハリポタと同じく子供達が主役なものでいろいろ気になるところが結構ありました。末っ子のルーシーなんですがタムナスさんの家でお茶を入れてもらうシーンがあったのですがタムナスさんがティーカップにお茶を入れすぎないように片手で制止するという子供らしからぬ行動とかネタバレ→戴冠式で←ルーシーに軽くパーマがかかっているのがものすごく気になったのはまだ序の口で観終わった後に全体的にどうもすっきりしないなと感じたのはネタバレ→サンタクロースからもらった←魔法のアイテムの使いどころがここぞって時に使わないからなんだなぁと思いました。ネタバレ→ルーシーのどんな傷も直す薬の使いどころはアスランにもダメ元で使って欲しかったけど納得いかないのは長女の弓はあれだけ練習しといて最後一発だけ?みたいなものすごい消化不良気味なところがあります。← でもティルダ・スウィントンの魔女は肩幅思い切り広いドレスはある意味すごかったけど次男をひっぱたいたりして通常の子供が出てくるファンタジー映画には今までないキャラでこれはよかったです。ネタバレ→アスランを殺す前にたてがみ剃らせて最後の戦いでそれを身につけて戦いに挑む←邪悪さがは好きで白い魔女の邪悪さは指輪物語だったらものすごくマッチしそうなんですけどナルニアでだとアンバランスに感じました。 あと、タムナスさんは素朴で意外によかったです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ティルダ・スウィントン (白い魔女) | 日本語吹き替え版の大地真央にそのままやってもらいたい。 |
ジェームズ・マカヴォイ (タムナスさん) | イメージ的には伊藤淳史がぴったり。 |
ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛 THE CHRONICLES OF NARNIA: PRINCE CASPIAN (2008) | |
2008年5月 | |
ナルニアでは王位を狙うミラースがカスピアン王子暗殺を企んでいた。カスピアンは暗殺を察知し森へ逃げ込み、伝説の角笛を吹くとペベンシー4兄弟姉妹が再びナルニアにやって来て・・・ 人気ファンタジーの第二弾。 前作は中学生くらいまでなら楽しめそうなファンタジー映画でラインとしては「ハリー・ポッター」と並んでいるかなぁと感じたのですが今回はかなりハードな仕上がりになっていてよかったです。 王位継承を企み王子一人に兵士を大勢仕向けて寝込みを襲ったり、容赦もへったくれもないところが味方のほとんどは子供だというのに手加減なしで(カスピアン王子の叔父の暴君っぷりも半端じゃなく、部下を殴るのは朝飯前で事実を捻じ曲げて報復の理由にしたりする)本気でナルニアを支配したいんだなという意気込みが伝わってきていいですね。 ミラースの側近たちもいつでも裏切る準備はOKとよからぬことを企んでいて単なる脇役だと侮るなかれといったところが子供をターゲットにしているであろう映画に大人の汚い世界を見せているところが何よりもすごいなと思いました。 4兄弟姉妹もすっかり成長して長女なんてバンバン敵を撃ち抜いてまるでレゴラスのよう。末っ子はさすがに戦いませんけど、男兄弟二人も大人相手に立派に戦えるようになりました。 木の精や水の神とかどこかで見たことある展開もあるのですがCGもあの映画(指輪物語)から数年しか経っていないのに進化したなという感じで大迫力でした。 肝心のカスピアン王子は顔が整いすぎてなんか違和感を感じましたし、王子様衣装が似合っていなかったと思います。王子様はやっぱり金髪にかぎると思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ベン・バーンズ (カスピアン王子) | 中世っぽい格好が似合いそうな堂本光一で。 |
セルジオ・カステリット (ミラース) | 峰岸徹あたりにお願いしたい。 |
ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島 THE CHRONICLES OF NARNIA: THE VOYAGE OF THE DAWN TREADER (2010) | |
2011年3月 | |
次男のエドマンドと次女のルーシーがいとこのユースチスの家に預けられている時、壁にかけてあった絵が動きだし、三人はナルニアの世界に三度移動して・・・ ディズニーからFOXに代わってのシリーズ第三弾。 正直期待していなかったのですがシリーズ中で一番面白かったです。何がいいってちゃんとアドベンチャーしているんです。そして無駄に多かった四人兄弟のうち上野二人が卒業して、下の二人といとこの三人でナルニアで冒険するところがシンプルでいいんですよ。 特にいとこがもの性格が悪いのですが、みんなで冒険していくうちにひねくれ気味のいとこが成長していくところが子供らしくてよかったです。子供だったルーシーも美少女に成長してよかったねと思っていたら、髪の毛を無駄にかき上げてナルニアのイケメン王子に色目を使うというテクニックも覚えております。そんなルーシーがお手本にするのはなぜかお姉さんという七不思議はあるものの、女の子はこの子の魅力で持っていたと思いました。 なんだか海の上メインなので「パイレツ・オブ・カリビアン」っぽい感じもしなくはないのですがそんなことはどうでもいいんです。ドラゴンやら財宝とかぬめっとした水棲生物なんかも出てきていいとこどりだったりもするのですが、前作の魔法とかってどうでもいいくらい妙にまとまっているので今後はこの路線で行ってもらいたいなと思うのでした。でも、あまりヒットしなかったみたいだから続編はなさそう。あのいとこがメインで次は行けそうだったのでちょっと残念です。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (今回はドラえもんバージョンで) | |
ジョージー・ヘンリー (ルーシー・ペベンシー) | ドラミちゃん的な性格のような気がしました。 |
スキャンダー・ケインズ (エドマンド・ペベンシー) | 出木杉君あたりにお願いしたい。 |
ウィル・ポールター (ユースチス・ペベンシー) | スネ夫そのものという感じでした。 |
南極日誌 ANTARCTIC JOURNAL (2005) |
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2005年9月 | |
6人の韓国の南極探検隊は南極到達不能点を目指していたがその途中イギリス人によって書かれた一冊の日記を発見する。やがてその日記と同じ出来事が起き始め・・・ ソン・ガンホとユ・ジテという四天王とは一線を画す韓流スターの共演ということでちょっと楽しみにしていたのですが、観に行くちょっと前にこの映画は不評らしいと知ってちょっと不安になったのですが実際観たらその通りでした。 ソン・ガンホが南極到達不能点に到達するためなら仲間を見捨てるという狂気の人物に変貌していくわけですが何でか分からなかったですよ。ここがきっと肝心なところなのに・・・ ユ・ジテも壊れてしまって「オールド・ボーイ」のような危ない役をでソン・ガンホと対決か?みたいな展開を想像していたら純朴な青年でちょっと拍子抜けします。しかも壊れたソン・ガンホを欺いて帰還するチャンスはいくらでもあったはずなのになんでみんな裏切らないのかなぁ?と普通に第三者目線から観て思ってしまいました。ユ・ジテもよく分からないけどソン・ガンホになぜか従順だし。 最後もネタバレ→散々ソン・ガンホに振り回されて同じところ行ったり来たりして結局ソン・ガンホをぶっ倒して、南極到達不能点にいつの間にかついてるし・・・と思ったら死んだと思ったソン・ガンホも着いちゃって←よく分からなかったです。 人間何かしら目標は常に持っておけってことを言いたかったのかな?そう思うことにしておきます。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ソン・ガンホ (チェ・ドヒョン) |
仲村トオルは体育会系の雰囲気もあるような。 |
ユ・ジテ (ミンジェ) |
純朴な青年というイメージの妻夫木聡で。 |
ナンバー23 THE NUMBER 23 (2007) | |
2007年12月 | |
誕生日に妻のアガサからナンバー23という小説をもらったウォルター。小説を読み進めていくうちに23にとり憑かれた主人公フィンガリングが自分自身に似ていることに気がつき・・・ ジム・キャリー主演のミステリーなのですが、あらゆる出出来事が23に繋がるような陰謀ものを期待していたら内容は個人的なものというか妄想系だったので想像していたスケールの大きさがなくてちょっとがっかりしました。 23という数字も何かの数字を無理やり足して23にしたりしてジム・キャリーと影響された息子が騒いでいるのでなんだかそれを23と関連付けるのは無茶だと思うけど・・・というシーンがけっこうあったのも気になりました。それに最後にネタバレ→小説の作者が記憶をなくしたジム・キャリーだったというオチまで無理やり感←があってここまで無理やりならかえって気持ちがいいかもしれません。 小説の前半までは雰囲気とかがミステリアスでよかったしジム・キャリーもこういう暗いほうが似合っている感じがしてよかった分、23にまつわるエピソードが今一歩で全体的にもったいなかったです。 ヴァージニア・マドセンは地味だけどミステリアス路線というポジションを見つけたんだなぁという感じなので(「今宵、フィッツジェラルド劇場で」もミステリアスな役だった)この路線でがんばっていって欲しいと思います。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジム・キャリー (ウォルター・スパロウ/フィンガリング) | ミステリーなんかもいけそうな堤真一で。 |
ヴァージニア・マドセン (アガサ・スパロウ/ファブリツィア) | ミステリアスというわけでもないけれど何となく寺島しのぶで。 |