ケイティ ABANDON (2002) |
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2003年12月 | |
二年前恋人のエンブリーが突然失踪しようやく立ち直り就職活動を行っているケイティ。しかしエンブリーの失踪に警察の捜査が介入し捜査官のウェイドと親しくなるが再びケイティの前にエンブリーの姿がちらつき始め・・・ ケイティ・ホームズ主演の学園サスペンスもの。彼女の持ち味優等生は十分過ぎるほど発揮されていますけど、ネタバレ→父親が家を出て行ってしまった事が原因でエンブリーもウェイドも殺してしまった。←という結末は行きすぎだと思いますよ。っていうか世の中にはもっと不幸な人がいると思うんですけどね。ケイティの心の傷ってものが見えてこないので結末が安っぽく見えてしまうんですよね。 それにしてもケイティ・ホームズ真面目キャラでついにここまで来たかと感心しましたよ。「鬼教師ミセス・ティングル」なんていうブラック・コメディでヘレン・ミレンが鬼教師役を怪演しているってのに彼女は一貫して真面目キャラだったし。こうなったら一生真面目キャラで徹してもらいたいものです。 ベンジャミン・ブラットは益々くたびれた警官役がはまってきてしまって、たまにはヒロインと結ばれる役を見てみたいと思うのでした。(多分無理だろうけど・・・) 原題の「ABANDON」とは奔放という意味らしいです。エンブリーの奔放な性格に振り回されたケイティ、結局はケイティに振り回されたウェイド、どっちにしても「ABANDON」というタイトルはなかなか興味深いですね。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ケイティ・ホームズ (ケイティ・バーク) |
中山エミリで。たしか「家なき子」でもトラウマを抱えた役をやっていた気がする。 |
ベンジャミン・ブラット (ウェイド・ハンドラー) |
警官役は若すぎず、年を取りすぎていない原田龍二あたりで。 |
チャーリー・ハナム (エンブリー・ラーキン) |
熱血スカシ系という設定が木村拓哉風で。 |
K−19 K-19: THE WIDOWMAKER (2002) |
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2002年12月 | |
1961年ソ連の原子力潜水艦K-19、艦長のアレクセイと副艦長のミハイルは意見の対立はありながらもテストミサイル発射という任務を無事終了させる。 しかしその後、原子炉の冷却装置にひび割れから冷却水が漏れ、乗組員たちは窮地に追い込まれてしまう。 なぜかハリソン・フォードやリーアム・ニーソンがロシア人。(しかも英語だ)という突っ込みは置いといて・・・ これって、実際にあったことを元に作られているんでしょ?だったらすごい怖いことですよ、ソ連が。原子力潜水艦に未熟な若ヒヨッコをいっぱい乗せるか? それに核ってすごいんですね。原子炉に10分いただけであんな風になってしまうなんて。被爆ってどういう仕組みで人間の体に悪影響を与えるのか(しかも近くにいればいるほど悪影響度高い)すごーく不思議な気持ちで観ていました。 リーアム・ニーソンの乗組員達に信頼されている副艦長はみごとにロシア人になりきってます。って感じでよかったですよ。 一方、主役のハリソン・フォード残念ながらはっきり言ってミスキャストに感じました。ロシア人という感じはまったくしないし、最大の欠点は鬼艦長の役なのに全くそう見えない所。ここはトミー・リー・ジョーンズのような厳しい役を得意とする俳優にやってもらえばもうちょっとよかったのに。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ハリソン・フォード (アレクセイ・ボストリコフ艦長) |
何をするにも厳しそうな石原慎太郎で。 |
リーアム・ニーソン (ミハイル・ポレーニン副長) |
中村雅俊で。親しみ持ちやすく、部下に頼りにされそうな雰囲気が。 |
GAMER GAMER (2009) | |
2010年12月 | |
実際の人間を操るオンラインゲームが大流行している近未来、操られるのは死刑囚で30回勝ち抜けば自由の身になるというルールで操られている死刑囚のケーブルはあと数回勝ち残れば自由になるところまで来たのだが・・・ ジェラルド・バトラーの近未来アクション映画。 死刑囚が何回かゲームを勝ち残ったら自由の身、そして主人公は冤罪らしいという展開が「デスレース」そのもの。そしてなんちゃって「アバター」みたいな世界観がブルース・ウィリスの「サロゲート」と瓜二つということで全てがどこかで観た事があるB級映画という仕上がりになっていました。 映像もガチャガチャしているなと思っていたら「アドレナリン」の監督ということで納得。 内容はありふれた感があるのですが出ている脇役が異常に豪華。悪役が「デクスター」の人でジェラルド・バトラーの奥さんが「トランスポーター2」に出ていた人。テレビ局の人気キャスター?がケヴィン・ベーコンの奥さんにレジスタンスっぽいのメンバーの一人に「スペル」の主人公やったアリソン・ローマンに頭のいかれた死刑囚仲間にもしかしてジョン・レグイザモ?とおもったらやっぱりそうだったり、女死刑囚にゾーイ・ベルが出てきてちょっと嬉しかったのですが、ジェラルド・バトラーをかばってさっそく死んで切なかったです。 と、内容云々よりこれは出ている人を「あ、あの人何かの映画で見たことある。」と盛り上がるタイプの珍しい映画なのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェラルド・バトラー (ケーブル/ジョン・ティルマン) | 強面の的場浩司で。 |
マイケル・C・ホール (ケン・キャッスル) | 堤真一あたりにお願いしたい。 |
アンバー・ヴァレッタ (アンジー) | 木村佳乃なら体を張ってやってくれそう。 |
毛皮のエロス ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト FUR: AN IMAGINARY PORTRAIT OF DIANE ARBUS (2007) | |
2007年6月 | |
裕福な家庭に育ったダイアン・アーバスは夫のアランのアシスタントとして働いていたがどこか満たされない想いを抱いていた。そんなある日、全身をコートや手袋で覆い、マスクを被り顔を隠した怪しげな男が同じアパートに引っ越してきて・・・ ニコール・キッドマンが実在のした写真家ダイアン・アーバスに扮した伝記風映画。 ダイアン・アーバスという人は知らなかったのですが、この映画自体も完全な伝記ものではなくオマージュを捧げたフィクションなので堅苦しく構えないで観ることができました。 「セクレタリー」の監督というだけあって独特な世界観があってよかったです。特にダイアンとライオネルは同じアパートなのに上の階に上がるとどこか悪夢的な世界があるようでそこにあるライオネルの家の扉に一歩入ると見世物小屋か奇妙なアトラクション会場に迷い込んだかのようなこの家は一貫したテーマとセンスが光っていてこういう家ならダイアンのように毎日通いたくなる気持ちも分かります。ライオネルはジャン・コクトーの「美女と野獣」に出てくる野獣のようでどこかエレガントだったし。 ダイアンは抑圧された生活を送っていたけれどライオネルが現れたことによって生気のなかった顔色、表情が見る見るうちに輝いてきて逆に旦那のアランは最初ダイアンの助けを借りて表情も活き活きしていたのにどんどんノイローゼ気味になっていくところが面白かったです。いくら偏見がないとは言え1932年の「フリークス」に出てくるような人たちを家に呼んでパーティーをしたら旦那としてはどう思うのかは簡単に想像がつきますが、ダイアンは完全に一人の普通の人間として接することが出来ているのである意味本物の人格者のような気がしました。 ダイアンは家のことや子供のことすら投げ出してライオネルにはまっていくところなんかを見るとかなり男っぽい性格の人なのではなかろうかと思います。子供も放り出して何かに熱中するという行為もニコール・キッドマンだったら許せるような気がして実際旦那のアランも見て見ぬ振りしていましたから。 そして何より素晴らしかったのはロバート・ダウニー・Jr。多毛症という役どころなので顔も毛だらけで誰か分からなくなりそうなところをダウニー・Jrは目だけで存在感を出して確かな演技を見せてくれて完全復活を喜ばずにはいられませんでした。 ニコール・キッドマンは大作を数本やった後に毛色の変わったミニシアター系の作品に出ているような気がするのですが(「ドッグヴィル」「記憶の棘」とか)今回もちょうどそういった時期に選んだ作品がこれだったんだなぁと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ニコール・キッドマン (ダイアン・アーバス) | どこか冷たい雰囲気で男を振り回す印象が強い山本富士子で。 |
ロバート・ダウニー・Jr (ライオネル・スウィニー) | 愛嬌もあって色々な役をやっている船越英二あたりで。 |
タイ・バーレル (アラン・アーバス) | 雰囲気は菅原謙二にぴったりでした。 |
激突! DUEL (1971) | |
2010年5月 | |
セールスマンのデヴィッドはハイウェイで一台のタンクローリーを追い越すがやがてタンクローリーに執拗に追い掛け回される羽目になってしまい・・・ 有名なスピルバーグのサスペンス。元々はテレビ映画。 最近リチャード・マシスンの短編を読んだりしていたので、買いっぱなしでずっと置きっぱなしだった「激突!」のDVDを鑑賞しました。 期待しすぎたせいか思ったより普通の印象を受けました。タンクローリーで追いかけてくる男が何者か分からないので主人公がほとんど独り言を言っている印象が強くてそこのところがノレなかったのかもしれません。リチャード・マシスンの影響を思い切り受けていそうなカート・ラッセルの「ブレーキ・ダウン」(内容はちょっと違いますが)の方が個人的には好きです。タンクローリーが生物のように襲ってくるのはもちろん怖いのですが、「ブレーキ・ダウン」のように人を誘拐しておきながら街ぐるみで知らないふりをされる方がもっと怖いと思うので。 田舎町のダイナーに逃げ込んだと思ったらタンクローリーの運転手も来て犯人探しをする時の手際の悪さもイラッとしたのですがそれもよく考えてみると焦っている時は空回っちゃったりするのも何となく分かるし、最後ネタバレ→タンクローリーを崖から落として小躍りするシーンはものすごく共感できました。人間手危機的状況から開放された時思わずテンション上がりますもんね。← | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
デニス・ウィーヴァー (デヴィッド・マン) | セールスマンとか似合いそうな鶴見辰吾あたりで。 |
消されたヘッドライン STATE OF PLAY (2009) | |
2009年5月 | |
ドラッグ中毒の少年と偶然通りかかったピザ配達人が殺害される事件が起きる。翌朝、国会議員コリンズの元で働く女性職員ソニアが事故死する。この事件がきっかけでコリンズのフリンが明るみに出るが旧友で新聞記者のカルは事件を追ううちにやがてふたつの事件の関連していることに気がつき・・・ ラッセル・クロウのサスペンス。 社会派サスペンスかなと思いきやどちらかというと陰謀もののサスペンスと言う感じがしました。 ベン・アフレックが国会議員に見えないのですが、話としては結構よく出来ていたかなと思います。イギリスのテレビシリーズを映画化したみたいで内容もほぼ同じ感じみたいなのですが、ドラマ版とちがって2時間で話をまとめなくてはいけないので人間関係の把握が掴みにくいところが何ありでした。(個人的にはベン・アフレックがラッセル・クロウのルームメイトでベンの妻ロビン・ライト・ペンとかつて関係があったという情報はもっと初めに教えてもらいたかったです。) 劇中、夫のベン・アフレックの浮気のおかげでマスコミに追われる妻を演じたロビン・ライト・ペンが離婚するとかしないとかで悩んでいるのですが、ショーン・ペンとの離婚するしない騒動とかぶって見えてしまいました。がロビン・ライト・ペンがすごく綺麗に映っていて感心しました。苦労(苦悩)している女の人は何だか綺麗に見えるのような気がします。(ナオミ・ワッツなんて常に苦労していそうな感じなのでいつも綺麗に見えます。) 編集長のヘレン・ミレンもさすがの迫力でダーティー・ワードの定番?「ファッキュー・ベリー・マッチ」と皮肉たっぷりの男らしい言葉が似合いすぎて惚れ惚れしました。 他にも一押しのジェイソン・ベイトマンもさりげなく重要な役で出ているし、脇役が充実しているところがよかったです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ラッセル・クロウ (カル・マカフリー) | すらっとした市川海老蔵に決めてもらいたい。 |
ベン・アフレック (スティーヴン・コリンズ) | 中村獅童が国会議員をやるようなイメージで。 |
レイチェル・マクアダムス (デラ・フライ) | 田中麗奈がしっくりきそうな感じです。 |
ヘレン・ミレン (キャメロン・リン) | いつまでもカッコいい倍賞美津子で。 |
決戦・紫禁城 決戦紫禁之城 (2000) | |
2006年8月 | |
皇族で剣聖と呼ばれる葉孤城は皇帝に剣神と呼ばれている剣豪の西門吹雪と紫禁城での決戦を申し込むがその裏で次々と関係者が殺される事件が起き、密使の龍龍九は調査を始めるのだが・・・ アンディ・ラウが武道会で勝ち抜いて最終的にライバルと決勝戦で戦うアクション映画かと思いきやアンディ・ラウと戦う予定のイーキン・チェンが次々ちょ殺人を犯しているらしいという噂を確かめるために密使のニック・チャンが真相を暴くといった感じの探偵風活劇になっていて想像していたのと違かったんですけどコメディ色が強かったです。 アンディ・ラウの出番は少なめでニック・チャン主演の映画となっていてイーキン・チェンはもっと出番少なかったですから。だけど、チェッカーズの高杢にものすごく似ているニック・チャンはこの二人とは戦わないけど仕込み傘やら空を飛んだりと完全に劇画ちっくだし罠にはまって昆虫攻めにあったら号泣したりするし、彼女は風俗嬢とうしてなかなか楽しかったです。 アンディ・ラウはいつも通りさわやかでカッコいいけど私生児だったため皇帝になることが出来ないから戦うことで一番になる道を選んだというちょっと影のある役です。今回の風貌は武侠映画で皇族らしいきらびやかな衣装を着こなして相手役はヴィッキー・チャオってアイドルも相手にしちゃっています。ヘアスタイルもポニーテール風ちょんまげで一歩間違えればヘンテコになりそうなところをアンディ・ラウは見事にこなしてさすがだなぁと思いました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ニック・チャン (龍龍九) | 見れば見るほど高杢禎彦に似ているような気がする。 |
アンディ・ラウ (葉孤城) | ロン毛がトレードマークだった江口洋介で。 |
イーキン・チェン (西門吹雪) | 口数少なかったけど実は女好きみたいなところが沢村一樹っぽい。 |
ヴィッキー・チャオ (飛鳳) | ちょっと気の強そうな田中麗奈で。 |
ゲット スマート GET SMART (2008) | |
2008年10月 | |
エージェントに憧れるマックスは優れた分析能力があるためエージェントに昇格できずにいたがある日、諜報機関本部が襲撃され身元の知られていないマックスがエージェント86となりエージェント99とコンビを組み事件解決のため調査を開始するのだが・・・ スティーヴ・カレルとアン・ハサウェイのスパイコメディ。 タイプとしてはどうしても好きになれないローワン・アトキンソンの「ジョニー・イングリッシュ」(未見)と同じタイプだと思うのですが、これは普通に面白かったです。Mr.ビーンはハプニングで事件を解決しそうなタイプですがスティーヴ・カレルはちゃんとアクションもこなしつつボケをかますところが偉いと思います。 頭脳派で仕事をきっちりこなしているけれど憧れのエージェントになりたくてスティーヴ・カレルはちゃんと努力していて実際、現場では相棒のアン・ハサウェイがピンチな時も的を倒して危機から救うというところがいいですね。ずっと内勤だったから現場に出て軽くドジを踏んだりボケたりするけれどクドくならないところがスティーヴ・カレルの強みだと思います。 アン・ハサウェイもアクションするはダンス対決するわでかなり体を張っていて見直しましたというかポイントかなりアップ。「エントラップメント」的なこともやってくれて最近イメージがどんどん変わってきていいですね。キャラクター設定も整形しているから気がつかないけれど実は年増のおばさんスパイらしいというところがユニークだと思います。 ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンもこういうコメディタッチのアクションで軽く自分がイケていると思い込んでいる自虐的なキャラクターをやらせると結構面白いんですよね。上司に「リトル・ミス・サンシャイン」のおじいちゃん役でお馴染みのアラン・アーキンとか敵にテレンス・スタンプの渋めのベテラン俳優が出てきているところも見逃せません。 それにしてもスティーヴ・カレル「40歳の童貞男」のという枕詞はそろそろやめてあげた方がいい気がします。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
スティーヴ・カレル (マックスウェル・スマート) | 個人的には勝村政信にかぶっている気がします。 |
アン・ハサウェイ (エージェント99) | 小西真奈美あたりにやってもらいたい。 |
ケミカル51 THE 51st STATE (2002) |
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2003年2月 | |
天才ドラッグ調合師エルモは究極のドラッグを開発し、LAの麻薬組織を裏切り、イギリスのリヴァプールの組織に売り込みに行くが、そこでイギリスの組織はフィーリクスにエルモをを迎えに行かせるが、ドラッグの配合を聞きだそうとエルモ達にさまざまな組織の追っ手が迫るのであった・・・ サミュエル・L・ジャクソン、ロバート・カーライルとかリス・エヴァンスなんか結構どころかかなり豪華な出演者達をがこれだけいて、究極の合法ドラッグのレシピをめぐる争奪戦ってことはわかってけど、結局何が言いたかったのか解らなかった。ということで、今回はかなりきびしく★1つってことで。 サミュエル・L・ジャクソンが暴力系。 ロバート・カーライルがイギリスの地方訛りを。(そして彼はミニシアター系の香りがしてしまうんですよね。演技は上手いんですけど・・・) リス・エヴァンスが以上にテンション高い役。 が話が理解できなかった分、↑のどこかで観たような役が気になってしょうがなかったのも事実。 女殺し屋でフィーリクスの元恋人ダコタ役のエミリー・モーティマー、何かわからないけどよかったのが唯一の収穫かな? 個人的にダメだった映画にこれはと思う俳優が出ている場合が多い説。がまた証明されたのでした。 それにしても薬は配合しだいで何にでもなるらしい。ラストなんて、ネタバレ→相手に飲ませた薬で人間が爆発しちゃう。←強引さだから・・・ |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
サミュエル・L・ジャクソン (エルモ・マケルロイ) |
サミュエル・L・ジャクソンとくれば竹中直人という図式がなりったってしまって・・・ |
ロバート・カーライル (フィーリクス・デスーザ) |
矢嶋智人で。ロバート・カーライルみたいにちっちゃそうだし、キレる演技は得意だし。 |
エミリー・モーティマー (ダコタ・フィリップス) |
どこかで見たような顔だと思ったら、フェイレイに似ているような気が・・・ |
リス・エヴァンス (イキ) |
異様なまでのテンションの高さは江頭2:50に通じるものがある。 |
ケリー・ザ・ギャング NED KELLY (2003) | |
2006年1月 | |
19世紀の開拓時代のオーストラリア。差別を受け続けるアイルランド移民のネッド・ケリーの怒りはやがて銀行強盗を働くようになり貧しい移民たちにその金を配るのだったが・・・ ナオミ・ワッツが出ているということで前々から観たかったのですがようやく観ることが出来ました。これで主要なナオミ・ワッツ作品は制覇。肝心のナオミの出番はちょこっとでしたが役どころはイギリス上流社会の人妻でヒース・レジャーと不倫する役どころでこれが結構キーパーソンとなっているのですがなんといっても上流社会のナオミはめったに観られないので得した気分です。新年早々縁起がいいってもんです。 実在したネッド・ケリーという男とその仲間達の強盗集団ケリー・ギャングの伝記もで差別から生まれたアウトロー・ヒーローなのですが虐げられた人が理不尽な権力に立ち向かっていく姿や貧しいアイルランド人達はネッドたちの居所を知っていても警察にタレこむようなこともしない信頼感の強さみたいなところも観ていて気持ちがいいものです。 これ主演がナオミと破局したヒース・レジャーで最近もいまいちだった「ブラザーズ・グリム」とか今までもなんかパッとしない印象だったので今回もあんまり期待していなかったのですがこれが意外とよくって、ケリー・ギャングはネッドの弟と友人達の4人で構成されていてその中の一人にオーランド・ブルームが混ざっていたりネッドを追いつめる刑事にジェフリー・ラッシュと結構豪華だったのですが完全にヒース・レジャーの映画になっているので特にオーランドは別にいなくてもよかったかなぁと思いました。 ヒース・レジャーはもしかすると結構孤独な役をやらせるといいんじゃないかなぁと感じました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ヒース・レジャー (ネッド・ケリー) | 最近ちょっと小汚い感じの長瀬智也で。 |
ジェフリー・ラッシュ (フランシス・ハーレム) | 人情味も持ち合わせていそうな杉本哲太で。 |
幻影師アイゼンハイム THE ILLUSIONIST (2006) | |
2008年5月 | |
圧倒的な人気のある幻影師アイゼンハイムはステージ上で幼なじみのソフィと再会するがソフィは皇太子の婚約者となっていた。かつて愛し合っていた二人は町を逃げ出す計画を立てるのだがソフィは死体となって発見されてしまい・・・ 確か「プレステージ」と同じ頃にアメリカでは公開されていたはずなのになかなか日本で公開されないと思っていたらようやく公開。(ミニシアターですが。) 「プレステージ」は途中で仕掛けというかオチが分かってしまい、期待していた分もあっていまひとつという感じだったのですがこの映画は最後まで色々な仕掛けがあって見破れなかったし「プレステージ」と比べると断然こっちの方がよかったです。 序盤は少年時代のアイゼンハイムが身分違いの恋で引き裂かれ幻影師の道を歩むわけでその後、偶然皇太子の婚約者としてショーを観に来たソフィと再会し密会してそれがバレてしまうというオーソドックスな展開なのですがマジックのシーンも独創的で飽きませんでしたし、ソフィが殺されてからが想像と違う展開だったのが良かったです。 普通ならアイゼンハイムが容疑者として真っ先に逮捕されるのですがそういったことがなく逆に皇太子のことが怪しいと睨んだアイゼンハイムがマジックで真相を暴こうとするところがよかったです。 皇太子に対するしたたかで挑発的な行動がエドワード・ノートンにぴったりでポール・ジアマッティは観客を代弁する役どころで最後はみんなポール・ジアマッティと同じ気分になるような気がしてルーファス・シーウェルのあの冷酷な感じは見た目からして完璧です。 唯一の問題点はヒロインのジェシカ・ビール。最近か弱いヒロインという役どころが続いてどうも納得できず他の人だったらかなり印象は違うと思うと残念です。 。今回も観ていてルーファス・シーウェルにひっぱたかれて普通はしなだれる感じになりそうなところをよろめく程度で耐えてやっぱりこの人逞しいしクラシカルな衣装もちょっと合っていいないような気がしました。ここはやっぱり気が強くてもコスチュームものが似合うキーラ・ナイトレイか幸薄系の女優にやってもらいたかったです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
エドワード・ノートン (アイゼンハイム) | 上川隆也がやったらしっくりきそう。 |
ポール・ジアマッティ (ウール) | 角野卓造が警部をやったら絶対人情派だと思う。 |
ジェシカ・ビール (ソフィ・フォン・テッシェン) | 仲間由紀恵にお願いしたい。 |
ルーファス・シーウェル (レオポルド) | 嫌な役が合いそうな保阪尚希で。 |