movie

ワ


ワールド・オブ・ライズ
BODY OF LIES
(2008)
3
2008年12月
CIAの工作員フェリスはベテラン局員のエドの指示を受け任務を遂行していた。そして二人はテロ組織のリーダーを捕らえる任務に当たるのだが・・・
ディカプリオとラッセル・クロウ共演のサスペンス。監督はリドリー・スコット。
最近のアメリカの敵はもう中東ですね。
現場のディカプリオがラッセル・クロウの身勝手な行動に振り回されてせっかく手を組んだ中東側の情報提供者との信頼も揺らいでディカプリオ板ばさみ。的な展開が「24」そのものという感じがしてなりませんでした。
ということで
ディカプリオは結構頑張っていたと思うのですが内容はが二番煎じ感が強くて何となくもったいないなぁと思いました。いっそのことキーファー・サザーランドだったとしても問題ないくらいです。
ラッセル・クロウもたまに現地に来るけれどピンチになることは一度もなく言いたいことだけ言ってずいぶん楽そうな仕事しているなという印象でイラッとします。
あと、ドラマで出てくるありえない感じのテクノロジーは普通に諜報機関に出回っているんですかねぇ。携帯電話を使ったら衛星でしゃべっている姿を鮮明な映像で司令室に送り届けたりここまでくればテロ組織のリーダーなんて簡単に見つけられそうなのに見つけられないのがアメリカのつめの甘いところなのかそれともテロ組織の人伝いでの情報伝達でリーダーは決して表に姿を出さないという昔ながらの戦術が結局のところ一歩上回っているのか、こういうドラマを観るといつも考えてしまうのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
レオナルド・ディカプリオ
(ロジャー・フェリス)
諜報員が似合いそうな田宮二郎で。
ラッセル・クロウ
(エド・ホフマン)
大御所の山村聡あたりで。


ワールド・トレード・センター
WORLD TRADE CENTER

(2006)
4
2006年10月
2001年9月11日世界貿易センタービルに旅客機が激突し周囲が騒然となる中、湾岸警察のジョン・マクローロリンらは救出活動を始めるのだがビルが崩壊し瓦礫の中に閉じ込められてしまう・・・
オリヴァー・ストーン監督で相変わらず2時間越えなのでただでさえテーマが重いのに大丈夫かな?と思っていたのですがこれが意外とあっさりしていてオリヴァー・ストーンっぽくないような気がして観やすかったです。
同じ911ものでも「ユナイテッド93」が徹底したドキュメンタリータッチだったのに対してこちらは実話を元に多少はドラマチックに肉付けしているんでしょうけどやっぱりこういう実話ベースってブルが崩壊するシーンとか見ると実際あの場にいたらどうなっちゃってたんだろう?といやがおうにも考えてしまいます。
意外にもあっさりとビルが崩壊してししまうのでこの先どうやって救出されるまで展開されていくのだろうと思ったのですが二人の家族のシーンが結構バランスよく描かれていて個人的にはニコラス・ケイジとマイケル・ペーニャのシーンよりも二人の妻とりわけマギー・ギレンホールがよかったです。というか
マリア・ベロもそうなんですけどそこら辺にいそうな普通の主婦みたいなところがリアルで女性陣がやっぱりよかったですね。
どうでもいいですがスティーヴン・ドーフが出ていてプログラムにも載っていたのに最後まで分からなかったです。
日本人バージョンはこの人で!!
ニコラス・ケイジ
(ジョン・マクローリン)
気分は船越英一郎といった感じでした。
マイケル・ペーニャ
(ウィル・ヒメノ)
見た目がごっつい木村祐一で。
マギー・ギレンホール
(アリソン・ヒメノ)
普通っぽい坂井真紀あたりで。
マリア・ベロ
(ドナ・マクローリン)
夫大好きの松居一代で。


ワイズ・ガールズ
WISEGIRLS

(2002)
3
2004年5月
ニューヨーク祖母のもとにやってきたメグは知人のつてでレストランのウェイトレスとして働くことになる。次第に仕事に慣れてきたメグはある日、銃で自分の顔を撃った男の応急処置をする羽目になるが医学生だったメグは難なく応急処置をこなしオーナーに気に入られるようになるのだがオーナーはマフィアのボスで店は麻薬取引のために使われていて・・・
ミラ・ソルビーノと世界の歌姫マライアの共演ということで首を長くして公開を待ち望んでいたら未公開で終わってしまったか・・・
マフィアの経営するレストランでウェイトレスをするって話ってのは知っていたけど、結構ハードな内容だしミラ・ソルビーノが思いっきり主役(マライアは完全に脇役)な展開だったとはね。
この映画予告編を全く観ないで鑑賞したからどんでん返しっていうか主人公達にそんな秘密があったのか?と衝撃の連続で見所らしい見所が薄れているのがもったいないところ。たとえば麻薬のやりすぎでラリって客が自分の鼻を撃ち抜くってすごい状態の中に呼び出されたソルビーノが私は医学生だったのといってテキパキと応急処置をしたり、地味なウェイトレスのメローラ・ウォルターズがネタバレ→
実は麻薬組織を追っている潜入捜査官だったり←となんかとてつもない展開が繰り広げられていく中、マフィアにも気に入られているウェイトレスのマライアはなんか見ていて楽しいんですよね。後半店長に昇格したマライアは女帝気取りで二人のウェイトレスに指示出しをするんですけど「命令してごめんね。でも店長だからしかたないの。」との台詞にこれは演技を超えたというか地だなと思い、マライアの脱ラジー賞を目指す演技を楽しむ作品だと納得するのでした。(その証拠にがんばってはいるけどソルビーノの不幸話に涙するマライアの演技は臭かったなぁ・・・)
日本人バージョンはこの人で!!
ミラ・ソルヴィーノ
(メグ・ケネディ)
ミニスカが似合いすぎる三浦理恵子でお願いします。
マライア・キャリー
(レイチェル)
高慢ちきなところがぴったりはまりそうな神田うので。
メローラ・ウォルターズ
(ケイト)
一見おとなしそうに見えて実はという役にぴったりそうな桜井淳子で。


ワイルド・スピードX2
2 FAST 2 FURIOUS

(2003)
3
2003年9月
元警官のブライアンはマイアミに移り住み今日もストリートレースを制していたがその直後警官に包囲され捕まってしまう。警察は罪を帳消しにする代わりに国際的なマネー・ロンダリングの組織のボス、カーターの元に囮捜査官として潜入することだった。
ブライアンは幼なじみのローマンとともに囮捜査を始め・・・
さらに速く、クールに大胆にセクシーにタフにって感じで作られた「ワイルド・スピード」の続編。クールというよりチープになった印象が・・・。前作に出演していたヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースターのメインキャストが卒業してしまって残ったのがポール・ウォーカーだからなぁ。
ヒップホップのBGMにのって、車も派手なスニーカーをそのまんま車にしてしまいましたって感じが笑えますっていうかマイアミにはこの手の車があんなにあるんだろうか?と疑問に思ってしまいました。
先に
囮捜査をしている女捜査官が以上にセクシーでこんな警官はぜったいいないっしょ。とか日本人ハーフのデヴォン青木なるモデルが安さに磨きをかけていました。やっぱり日本人は外人に見劣りしちゃうんですよね。
悪役のコール・ハウザーもなんかそこら辺のちょっと金持ちそうな性格悪い兄ちゃんにしか見えないしなぁ。
唯一カリスマ性をほとばしらせているタイリースでさえ無駄に脱ぐんですよね。
ストーリーもかなり強引だけど、これだけ安っぽいと逆に突っ込みどころがあって楽しかったですよ。たまにはこういう映画もいいかな?なんて思ったりして。
日本人バージョンはこの人で!!
ポール・ウォーカー
(ブライアン・オコナー)
袴田吉彦で。いまいち精彩さに欠けるところがポール・ウォーカーとかぶって。
タイリース
(ローマン・ピアース)
ちょっと悪だけどいい奴って感じの的場浩司で。
エヴァ・メンデス
(モニカ・フェンテス)
杉本彩が警官役やってますって印象なんですよね。
コール・ハウザー
(カーター・ベローン)
鶴見辰吾で。軽いパンチパーマが似合いそうで。


ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
THE FAST AND THE FURIOUS: TOKYO DRIFT

(2006)
3
2006年9月
車好きの高校生ショーンはたびたび問題を起こしついに決定的な大事故を起こしてしまい少年院送りになるのを避けるために父親のいる日本にやってくるのだがふとしたきっかけでカー・レースに参加することになるのだが・・・
ポール・ウォーカーがいなくなり「ワイルド・スピード」とはなっているけど全くの別物でアメリカ人から見たおかしな日本がてんこ盛りである意味とても面白かったです。
ルーカス・ブラックの転校初日、いきなり教室にヒロインと同じクラス。食堂ではお調子者もバウ・ワウととても国際色豊かな学校でさぞかし優秀な学校なんだろうなと思いきや偏差値低そうな学校という変な設定。しかも数学の先生があの柴田理恵です。濃いいメイクを無理やりされて頬っぺたがものすごくピンクになっています。そんな
柴田理恵に日本の教室システムを知らずに土足で入ってきたものだから上履き履けって注意されるのですが、日本語分からないから柴田理恵は必死に上履き連呼。多分10回くらいは言っていたんじゃないかな?そして初めて憶えた日本語がウワバキ。ここが一番笑えました。ワハハ本舗もハリウッド進出ですね。
高校生がアンダーグラウンドのやくざが絡んでいるドリフトカー・レースに普通に出入りしているという設定とかそのやくざがD.K.と書いてドリフト・キングと読ませるソン・ガンホ風とかレースよりもいろいろ気になって仕方がなかったのですがこういう変な日本像と言えばもちろんこの人、やくざの親分役の千葉真一。今回も「キル・ビル」ほどじゃなかったけれど、最後ドリフト・キングと一騎打ちさせてくださいとアメリカのガキンチョが頼み込んだらあっさりOKしてくれる懐の深さはさすが千葉ちゃんだなと思いました。
主役のルーカス・ブラックは子役のときから知っていたので主役が出来てよかったねという気持ちもあったし、悪友もバウ・ワウだったりと個人的に気になっていたので内容は大雑把だったけど出演者は結構いい線いってたなぁと思いました。
ネタバレ→
最後に油断してたらカメオでヴィン・ディーゼルが出たのがものすごいサプライズでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ルーカス・ブラック
(ショーン・ボズウェル)
「パッチギ!」では血の気の多かった高岡蒼佑で。
バウ・ワウ
(トウィンキー)
お調子者の印象が強い小出恵介で。
ナタリー・ケリー
(ニーラ)
車が似合いそうな山田優で。
ブライアン・ティー
(D.K.)
保阪尚希はなんとなくやくざっぽい役が似合いそう。


ワイルド・スピード MAX
FAST & FURIOUS
(2009)
3
2009年10月
恋人のレティとアメリカを離れて強奪を繰り返していたドミニクはレティに別れを告げる。一方その頃FBI捜査官になったブライアンは麻薬組織を追っていた。そんな中ドミニクに妹のミアから電話があり・・・
シリーズ4作目にしてオリジナルキャスト全員が揃った本当の意味のシリーズ2作目。
オープニングのヴィン・ディーゼルとミシェル・ロドリゲスのオイル強奪シーンが豪快で盛り上がります。多分この映画で一番盛り上がっていたかもしれません。久しぶりにこういうジャンルの映画を観ていなかったからスカッとしました。
なんでも8年ぶりらしいのですがワイルド・スピードの一作目の印象は走り屋のヴィン・ディーゼルたちを取り締まるためにポール・ウォーカーが潜入捜査をしてしょっ引くみたいな感じの内容だったと思うのですが、今回はヴィン・ディーゼルは指名手配されて国外逃亡生活。ポール・ウォーカーもFBI捜査官に大抜擢されて、お互い大麻薬組織がらみの事件に巻き込まれるというとってもスケールの大きな状態になっています。
改造車で公道をレース会場にする無茶っぷりは健在なのですが、ほとんど
豪快なクライムアクションになってしまっているので本来のストリートレースがオマケ的な感じになってしまっているのですが全体的にやっていることがスケールが大きいのでそこのところはあまり気にしてはいけません。
ヴィン・ディゼルは「トリプルX」というヒット作が一応あるにはあるけれどポール・ウォーカーとならんでもうひとつヒット作がないのでこの二人にはこのシリーズで頑張っていって欲しいと思いました。逆に体育会系女子という今までにないポジションで活躍してきたミシェル・ロドリゲスは映画でもテレビでもなかなかの売れっ子。心なしか綺麗になっていました。ヴィン・ディーゼルと兄妹という無理目の設定のジョーダナ・ブリュースターは小顔に磨きがかかっていて可愛らしかったです。
日本人バージョンはこの人で!!
ヴィン・ディーゼル
(ドミニク)
どちらかというと強面の勝新太郎で。
ポール・ウォーカー
(ブライアン)
割とB級な感じの川崎敬三で。
ミシェル・ロドリゲス
(レティ)
度胸満点な京マチ子で。
ジョーダナ・ブリュースター
(ミア)
見た目の可愛らしい野添ひとみがぴったりです。


ワイルド・スピード MEGA MAX
FAST FIVE
(2011)
4
2011年11月
逃亡生活を送るドミニクとブライアンたちは再gの仕事にブラジルの裏社会のボスレイエスから1億ドルを奪う計画を立てるのだが・・・
色々ありましたけどシリーズ第5弾。ヴィン・ディーゼルも出ているのだけでカウントするとシリーズ第3弾。
前作でミシェル・ロドリゲスがさよならしたからテンションが上がらなかったのですが、観てみたらシリーズで一番面白い。出演者を豪華にして勢いで乗り切ろうとしていてそれが上手くいっていました。
もう一作目のストリートレースのころが懐かしい。そんな芯はなくFBI捜査官だったポール・ウォーカーは世界的なお尋ね者ですよ。そしてヴィン・ディーゼルと強盗生活ですよ。まぁ基本は悪い人からしか強奪しなそうなのですが・・・
そんなこんなでブラジルの悪党から大金を盗む話なのですが、二人じゃやっぱりつらいということで昔の仲間も集結。タイリーズ・ギブソンしか覚えていませんが・・・
スパイ大作戦の真似事をやっているのですが意外とチームワークで見せてなかなか感心。こういうのって主役の二人がメインになりがちですもんね。
そうこうしていたらアメリカからザ・ロックことドウェイン・ジョンソンが二人を追いかけてブラジルまで来ましたよ。もう腕の太さが太ももみたいで笑いました。ヴィン・ディーゼルとも肉弾戦もあるし。そしてやっぱり後半は昨日の敵は今日の友みたいな展開になって続編に期待を膨らませるのでした。
ブラジルの悪党役は南米のボスと言ったらこの人ヨアキム・デ・アルメイダ。10年以上前からこんな役ばかりですよね。分かりやすいからいいんですけど・・・
日本人バージョンはこの人で!!
ドウェイン・ジョンソン
(ルーク・ホッブス)
若山富三郎にお願いしたい。
ヨアキム・デ・アルメイダ
(レイエス)
悪党の役が似合う平田昭彦で。


ワイルド・パーティー
BEYOND THE VALLEY OF THE DOLLS

1970)
3
2003年12月
女性ロックバンドクループのケリー、ケイシー、ペットは資産家の伯母のパーティーでZマンと呼ばれるプロモーターに見出され瞬く間に人気者なるが、その世界の人々ははドラッグやパーティーに溺れる日々を送っていて・・・
巨乳大好きなラス・メイヤー監督のカルトな作品。
結末から始まる話の展開になかなかやるなラス・メイヤーと思ったけど、そこはカルト映画やっぱりむちゃくちゃというかハチャメチャです。メインボーカルのケリーなんていとうまい子のよう顔で純粋キャラをやっていたと思ったら、男と寝まくるとんでもない女だったりといきなり豹変しちゃったりして観ているこっちはもうついて行くのに精一杯だけど、劇中流れる音楽はセンスは抜群です。
ラストもネタバレ→
麻薬でいっちゃってるZマンが実は女だったという壮絶なオチでおまけにZマンに殺されたケイシーに号泣するケリーとペットだったけど半身不随になったケリーの恋人ハリスの足が動くようになった瞬間喜ぶ仲間達。←ここまでくると観ているこっちは取り残されすぎてもう笑うしかありません。そして「人は手を取り合い生きていくのです。」的なナレーションが流れるんですよね。こんな映画で人生とは・・・みたいなことが聞けるとは思いませんでした。いろんな意味でカルトってすごいなって思いましたね。
あ、劇中パム・グリアがちょい役で出ていたらしいんですけど内容が強烈過ぎて全く気がつかなかったし探すのも忘れちゃいました。
日本人バージョンはこの人で!!
ドリー・リード
(ケリー)
イエローキャブの面子で。もちろん脇役達も。
シンシア・マイアーズ
(ケイシー)
マーシア・マクブルーム
(ペット)


若草の頃
MEET ME IN ST. LOUIS

(1944)
3
2005年8月
セント・ルイスに住む中流階級のスミス一家。その次女エスターは最近隣に引っ越してきたジョンに一目惚れをする。やがてエスターの家で開かれたパーティーにジョンがやってきて二人は親しくなるのだが、エスターは父親の転勤でニューヨークに行く事になってしまい・・・
ジュディー・ガーランドが絶頂期になり始めた頃のミュージカル映画。四人姉妹で長女の結婚を心配する次女が主役で自分の恋愛もしっかり描かれているところがなんだか「若草物語」みたいでした。末っ子がちょっとしたトラブルメーカーだったりするところもかぶっていて。
ジュディ・ガーランドはやっぱり発声とかすごくて歌声が力強いのでミュージカル観ているという醍醐味みたいなものが味わえて楽しい気分になります。特に劇中出てくる「トローリー・ソング」は「ザッツ・エンターテインメント」でちょっとさわりを聞いて知っていたのですが全体を通して最初から最後まで聞くとすごい迫力でこれだけでも観た甲斐あったなぁと思います。
ジュディー・ガーランド作品なのにタップを含めこれといったダンスシーンがなかったのがちょっと残念でしたね。
それに末っ子の悪ふざけが列車を脱線させようと友達といっしょに置石するんですよ。100歩譲って子供だからしかたないかぁと思おうとしていたら大人たちもそれを咎めるどころが四姉妹そろって笑っているってところがちよっと腹が立ったし、ネタバレ→
最後も弁護士の父親がニューヨーク所長に選ばれて家族も最初は納得していなかったのがようやくみんなでニューヨークでがんばろうという気になったところに末っ子のわがまま(じゃないんだけど)涙を見てやっぱり引越しはやめようと言っちゃう父親。←こんなに少女漫画並に甘やかされて、ここの家の娘達はみんなわがままに育ってしまうんだろうなぁと思ってしまうのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ジュディ・ガーランド
(エスター・スミス)
その歌唱力が美空ひばりとかぶります。


WASABI
WASABI
(2001)
3
2002年2月
広末のフランス語の演技より日本語の台詞が違和感あり、が気になりましたが、がんばってましたね。
★の数はそんな
広末のがんばりに免じて甘口につけました。
この際、ストーリーは置いといて、この映画のつっこみどころを少々紹介。
1.広末の衣装。なんじゃこりゃ。こんな格好どこいったってないぞ。はすっぱ感を出したかったんだろうけど、こりゃねぇぜ!
2.
ジャン・レノダンスダンスレボリューションやらせるなんて。とほほ・・・
3.飲み屋で、
わさびのみ皿にてんこもり。それを指にたっぷりつけて、そのままなめてジャン・レノが一言「おいしい」って、ありえないっしよ?
4.挿入されている音楽について、
PUFFYの「これが私の生きる道」いまどきこんな音楽つかうなんて・・・気分が盛り下がるってなもんです。
とまあ散々書きましたが、そこそこ楽しめます。
日本人バージョンはこの人で!!(広末以外)
ジャン・レノ
(ユベール)
またまた登場の井筒和幸監督取調室で、容疑者を殴っちゃいそうなところ。
あと、雰囲気がジャン・レノっぽいような・・・
ミシェル・ミューラー
(モモ)
ユベールの相棒モモには、小倉久寛。なんか熊っぽいところが・・・


わたしが美しくなった100の秘密
DROP DEAD GORGEOUS

(1999)
4
2004年9月
とある化粧品会社のミスコンが開催されることになり、地方予選大会が開催される。元女王で審査員を務めるグラディスの娘ベッキーとアンバー優勝の有力候補だったがアンバーの周りでは様々な嫌がらせが起こり始め・・・
キルスティン・ダンストとデニース・リチャーズがミスコンで壮絶な争いをするって無理目の設定が前々から気になっていてようやく観ることが出来たんですけど面白かったです。ミスコンも地方予選ってところが逆に説得力あってよかったし。ビデオパッケージの裏にそれぞれの特技が書いてあってダンストは「死に化粧」デニースは「高慢ちき」と全然特技じゃないじゃん。これだけでも楽しそうなのにコンテストの最後のほうなんてダンストの衣装がなくなって、
ダンストとデニースが暴言吐きまくりながらの取っ組み合いの喧嘩だからもう楽しくってしょうがありません。
結果はネタバレ→
カースティ・アレイが裏で手を回してデニースが優勝してしまうけど、パレードの最中に爆死ってありえない展開でダンストが繰り上げ優勝になって州大会に。キレたカーティスがなんとしてもダンストをぶっ潰そうとしてあの手この手で立ちはだかるのですが全て裏目に出て州大会も優勝。ついに全国大会に・・・のはずか会社が倒産してミスコンが中止に。ダンストもこれまでかと思いきや最後にちゃっかりニュースキャスター←になってそのしたたかさを発揮したのでありました。この調子でショービジネスの世界をたくましく渡り歩いていってもらいたいです。
それにコンテストの出場者の中にブリタニー・マーフィー発見!ブリタニーもう相変わらずアホな役(特に笑い方がアホ丸出しです。)でしたけどダンスト手助けするナイスな一面も見せてくれて今回はただのアホじゃありませんでした。
松田聖子もちょこっとだけ出ていてまさか17才の部のミスコンに出るんじゃないよな?とちょっと焦りましたけどそんなこともなく一安心。演技も全部日本語だったんですけど安っぽくて笑えました。
日本人バージョンはこの人で!!
キルステン・ダンスト
(アンバー・アトキンス)
劇中ダンストは貧乏が売りって事になっていたけど、上戸彩もそんな設定がはまりそうで。
デニース・リチャーズ
(ベッキー・リーマン)
典型的なきれいどころ山田優あたりにお願いしたい。
カースティ・アレイ
(グラディス・リーマン)
なんでもありになってきた杉田かおるに。


私がクマにキレた理由(わけ)
THE NANNY DIARIES
(2007)
4
2008年10月
就職に失敗したアニーはひょんなことからアッパーイストサイドのX家のナニーになってしまう。しかしミセスXは息子の面倒を見ず理不尽な要求は次第にエスカレートして行き・・・
スカーレット・ヨハンソンのナニー奮闘記。
設定も凝っているし、話も分かりやすくて感動できてよく出来ています。あまり期待していなかったのでものすごく得した気分です。
まずビジュアルが斬新で面白い。ヨハンソンは大学で人類学を専攻していたのでオープニング博物館で仕事で成功した女性を剥製に見立ててモデルや弁護士に分類して年収何十万ドルと観察するところが楽しいです。働き先のセレブ夫人のローラ・リニーも仮名のミセスXで登場して最後までそれで通す意気込みが新しいです。(X家の上の階に住むナイスガイ役のクリス・エヴァンスもハーバード大生だし)
それに全体的に辛らつだけど的を得たことを言う親友のアリシア・キーズやミスターX役の
ポール・ジアマッティと配役がいいんです。
ヨハンソンにしては珍しく突っ張っていない等身大の女の子という感じで新鮮なのですが、そんなヨ
ハンソンを上回るほど印象的なのはミセスX役のローラ・リニー。彼女がいなかったらこの映画ここまで盛り上がらなかったと思います。いつもは地味目な衣装が多いですが今回はこれでもかと出てくる「セックス・アンド・ザ・シティ」とは真逆のハイソなブランド物のお洋服を着こなして上流階級ならではの上から目線でヨハンソンをこき使う姿は何だか観ていて楽しいです。
と冷徹な感じもするのですが家庭を顧みず浮気をしている夫にも見て見ぬふりを決め込んでセレブなのに幸せじゃないところにや最後ヨハンソンに本音をガツンと言われて分かっているけど改めて言われるとズシリと重いものがきて涙が溢れちゃうみたいなシーンは感動的。個人的にはローラー・リニーに共感しましたけれどこれ意外とヨハンソンよりローラ・リニーに共感している人のほうが多いんじゃないかなと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
スカーレット・ヨハンソン
(アニー・ブラドック)
上野樹里がぴったりだと思います。
ローラ・リニー
(ミセスX)
鈴木京香にセレブ役をやってもらいたい。


私の中のあなた
MY SISTER'S KEEPER
(2009)
3
2009年10月
白血病の長女ケイトの命を救うために遺伝子操作で生まれてきたアナ。繰り返し姉の命を救ってきたアナはある日腎臓の提供を拒否するために弁護士を雇い両親を訴えて・・・
キャメロン・ディアスとアビゲイル・ブレスリンの感動もの。
感動の押し売りかっていうくらいしつこい感じになるのかとあまり期待はしていなかったせいか、意外と良かったです。キャメロン・ディアスとアビゲイル・ブレスリンが出ずっぱりかと思いきや、5人家族にそれぞれ見せ場みたいなものがあって結構バランスが良かったのとジェイソン・パトリックってなんだか懐かしかったり、アレック・ボールドウィンは年取って自分のポジションをちゃんと見極めたなと思ったりしながらも配役が適材適所だったのが良かったんだと思いました。
キャメロン・ディアスのこういう母親役は最初どうかと思いましたが、ひとつのことに真っ直ぐになりすぎて他が見えなくなってやっていることが無茶苦茶というところは「バニラ・スカイ」に通じるものがあるのでこの役は以外にキャメロン・ディアスに合っていたと思います。
アビゲイル・ブレスリンは相変わらず優等生で面白みがなくなってきたと思ってきたら次回作はゾンビ映画ということでこちらに期待。
あと白血病の長女の娘さんがものすごい熱演っぷりで感心したのとアメリカって遺伝子操作でドナーに適合する子供を産むというか作り出すという科学的にはすごいんだろうけど倫理的にはどうなんだろうと思えるところもあり観ている時はあまり感じなかったのですが、振り返ると結構考えさせられるものだと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
キャメロン・ディアス
(サラ・フィッツジェラルド)
松下由樹がやれば間違いないと思います。
アビゲイル・ブレスリン
(アナ・フィッツジェラルド)
割りと優等生っぽい感じの川島海荷で。


わたしを離さないで
NEVER LET ME GO
(2010)
3
2011年4月
子供のころから特殊な寄宿学校で育ったキャシーたちは18歳で外の世界に出ることになるのだが・・・
話題の若手俳優が共演したドラマ。
雰囲気は70年代という感じなのですが内容はSFっぽい印象で予告を観た感じだとシリアスなんですけど面白そうだなという印象で、期待していたのですが割と普通というような印象です。個人的には映像の雰囲気は好きなのですが、話の展開が結構退屈でちょっと想像していたのとは違いました。三角関係っぽくなったりして青春度が高いのですが、もうちょっと何というか恋愛パートはなくてもいいから色恋沙汰で悩むシーンがなくてもいいんじゃないかなと思いました。
臓器提供する連絡が赤紙みたいな感じで来るのですが、こういう通知が来る絶望感みたいのがもうちょっとあった方が好みでした。
でもこれは話題のアンドリュー・ガーフィールドをじっくり見ることができてよかったと思います。予告編が流れている時は一人だけ知らない人がいると思っていたのですが、「ソーシャル・ネットワーク」で初めてちゃんと認識してその後、新スパイダーマンの主役に抜擢されてこの人がスパイダーマンになるのか。割とイメージに合っていそうな感じでいいんじゃないかと思いました。
日本人バージョンはこの人で!!
キャリー・マリガン
(キャシー)
優等生という印象の井上真央で。
アンドリュー・ガーフィールド
(トミー)
小栗旬あたりがしっくりきそうで。
 キーラ・ナイトレイ
(ルース)
満島ひかりあたりにお願いしたい。


私を野球につれてって
TAKE ME OUT TO THE BALL GAME
(1949)
2010年12月
野球選手のエディとデニスはオフの日にはステージにも上がり人気を博していた。そんな中チームのオーナーにヒギンスという美女になりデニスは一目惚れをするのだが・・・
ジーン・ケリーとフランク・シナトラ共演のMGMミュージカル。
設定は野球選手ということなのですが内容はいつものMGMミュージカルで内容はあってないようなもの。野球選手が空いている時間に舞台で歌って踊るという感じなので。そしておまけの猛一人がジュールス・マンシンなのでそのまんま「踊る大紐育」トリオなんです。
フランク・シナトラも美女に憧れるけれど結局は「踊る大紐育」と同じ三枚目のベッティ・ギャレットとくっつくところまで同じなので目新しいところはないのですがやっぱりジーン・ケリーのタップは見ていて楽しいです。
そしてジーン・ケリーの相手役は水着の女王として有名なエスター・ウィリアムズ。
ホテルのプールで何故か華麗に泳ぐという意味内シーンながらもスター・ウィリアムズの売りを前面に押し出しているところが笑いました。そして意外と歌って踊れるところに感心です。
野球場でよく掛かっているあの音楽が有名な映画ですが、個人的にはパーティで選手と街の娘たちが大合唱するアメリカ万歳的な曲がものすごく印象的です。メロディはものすごくいいのですがどれだけアメリカ絶賛みたいな歌詞が聞いていて全く飽きないのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
フランク・シナトラ
(デニス)
田宮二郎あたりにお願いしたい。
ジーン・ケリー
(エディ)
個人的には船越英二にやってもらいたい。
エスター・ウィリアムズ
(ヒギンズ)
オーナー役もいける京マチ子で。


WATARIDORI
LE PEUPLE MIGRATEUR

(2001)
2
2003年9月
撮影期間3年40カ国以上で撮影され100種類以上の渡り鳥の姿を写したドキュメンタリー映画。
ドキュメンタリーはドキュメンタリーですけど、
映画と言うより以前テレビでやっていた「野生の王国」という感じで延々と野生の渡り鳥の姿がこれでもかと出てきて、一応渡り鳥の雛が天敵に襲われてしまうシーンなんかはあるんですけど、物語がないってのはやっぱりつらかったなぁ。時よりフランス語でナレーションが入るんですけど、これがまた眠気を誘うんですよね。
確かに渡り鳥を写した技術、どうやって撮影したんだ?と感心はしましたけど個人的には映画というものはそれなりにストーリーがないとダメだなと気づかせてくれた作品でした。
というわけで感想短めです。
日本人バージョンはこの人で!!
(登場人物不在のためなし)


ワルキューレ
VALKYRIE
(2008)
3
2009年4月
ヒトラーの独裁政権に不満を持つシュタウフェンベルクは反乱軍の会合に参加し、やがてヒトラー暗殺計画を実行することになるのだが・・・
ブライアン・シンガーが実話をもとにヒトラー暗殺計画の顛末をトム・クルーズ主演で描いたドラマ。
なんでしょうね。独特の雰囲気は結構好きだったし俳優も渋くていいとは思うのですが盛り上がりに欠けた感じがしました。これは監督が「X−MEN」シリーズのブライアン・シンガーで群像劇は得意なはずなのにちっともドラマチックじゃないからだと思います。主役のトム・クルーズがあまり悩んだりすることもない感じでものすごく無機質な印象を受けて片腕に義眼という画的にはばっちりな格好も台無しにんっていてもったいないと思いました。(トム・クルーズの役は妻子がありますがあまりにも生活感がなさすぎるというかどんな生活を送っているのかな?とか全く想像できないところがダメな気がします。
渋い面子のビル・ナイ、ケネス・ブラナー、テレンス・スタンプにトム・ウィルキンソンと俳優の顔はしっかり認識しているんですよ。でも名前と役割が憶え切れずにどんどん話が進んでいってやっぱりドイツ名は難しいです。
そんな中電文に右往左往してしまう少佐にトーマス・クレッチマンが出ているのですが相変わらずカッコいいので
どうせなら全員ドイツ人で主役はトーマス・クレッチマンにしたほうが断然面白くなるのではないかと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
トム・クルーズ
(シュタウフェンベルク大佐)
若々しいところとか見た目の雰囲気は池部良といった感じでしょうか。


once ダブリンの街角で
ONCE
(2006)
3
2009年7月
ダブリンでの街でストリートミュージシャンをしている男はある日チェコから来た女に声をかけられ二人はしだいに惹かれあって行くのだが・・・
去年話題になったアイルランド映画。
評判がよいと聞いていたのでちょっと期待が高かったせいもあって、観終わった時はそれなりには良かったのですがものすごく、とまでは行かなかったです。弾き語りも嫌いではないけれど好きなのはモータウン系のソウルフルなR&Bなので音楽で好きなジャンルによって大分この映画の好みも変わってくるのかなと思いました。あと映像が手ぶれ感というかホームビデオを観ているようでこの手法が好みではありませんでした。
主人公も貧乏ならヒロインも子持ちで貧乏というところが好感度が高い。そっして出てくる人たちが揃いも揃っていい人なんです。
ハートウォーミングでいながらラブストーリーの部分はほろ苦いというところはとてもよかったです。そして全体的に新しいタイプのミュージカルといった趣が斬新でした。後半、奮発してスタジオでレコーディングすることになりその辺にいるストリートミュージシャンを誘うのですが、ものすごく強面で「ロックじゃねぇとやらねぇよ。」みたいなオールバックで「イースタン・プロミス」に出てきそうな強面が参加してくれるし、スタジオにいるレコーディングスタッフも最初は面倒くさそうにしていますが演奏を聴いてみんなといい感じになるところがいいです。
何よりよかったのはお父さん。中年に片足突っ込んでいる感じの主人公なのに息子の演奏を聴いてすごいと大絶賛し、色々と後押ししてくれるんですよ。
日本人バージョンはこの人で!!
グレン・ハンサード
(男)
ちょっと頼りない感じのする川崎敬三で。
マルケタ・イルグロヴァ
(女)
どちらかというと貧乏の方が合っている叶順子で。


ワンス・アンド・フォーエバー
WE WERE SOLDIERS

(2002)
2
2002年7月
ベトナム戦争が始まって間もない頃、アメリカ軍が初めて本格的に北ベトナムと戦ったイア・ドランの3日間の戦いと、残された家族を描いた戦争映画。
うーん、悪くはなかったと思うけど、なにかしっくりこないような・・・
アメリカとベトナムが対等に描かれてるって宣伝されているみたいですが、ベトナムのことなんて、ちょっとしかふれられていなかったような気がする。
メル・ギブソンがこんなにいい人いるか?っていう位いい人すぎない?
グレッグ・キニアには戦争映画はいまいち似合わない気がする。
(ちょっとしたコメディ映画はいいんだけど・・・)
いや、
最大の原因はマデリン・ストウでしょう。なぜか大作のヒロインに次々と抜擢されていまう彼女。たまーにならいいですけど、かなりあるんですよね、こういうおいしい役。きれいなんだけど、いまいち華やかさがないというか・・・
それにしても、
この映画の最大の恐怖は(ホラー映画じゃないですが)マデリン・ストウのメルヘンな髪型でしょう。暗闇でメルギブをひっそり見つめるストウ、こわかったー。ベッドでメルギブといちゃつくストウ、その髪型ではしゃぐと怖いからやめて。とご覧になる方は、彼女の髪型要チェックです。(マデリン・ストウが嫌いなわけではありません。)
クリス・クライン(さりげなく「ローラーボール」の汚名返上)の奥さん役のケリー・ラッセルなかなかきれいでした。
日本人バージョンはこの人で!!
メル・ギブソン
(ハル・ムーア中佐)
監督は今村昌平で、出演はもちろん今村ファミリーの役所広司、清水美砂で。清水美砂はもちろんメルヘンな髪型で。
バリー・ペッパーのやっていたカメラマンの役も今村作品常連の柄本明で。
マデリーン・ストウ
(ジュリー・ムーア)


ワンダーランド
WONDERLAND

(2003)
3
2006年1月
1981年ハリウッドのワンダーランド通りで4人の惨殺死体と瀕死の女性が発見される。警察が捜査を進めているとかつてのポルノスター、ジョン・ホームズが容疑者として浮上して・・・
「ブギーナイツ」のモデルとなった伝説のポルノスター、ジョン・ホームズが巻き込まれた実在の殺人事件を描いた作品。どうせならマーク・ウォールバーグでやって欲しかったと最初思いましたがなるほどドラッグに溺れた伝説の元ポルノスターという役はちょっとくたびれた感じでヴァル・キルマーで正解のような気がしました。
実際なんでこんなに落ちぶれたのかは描かれていませんが「ブギーナイツ」でポルノスターとして成り上がり一転、ドラッグに溺れて落ちるところまで落ちて、しかも殺人事件に巻き込まれて最終的にはエイズで死んじゃうわけで
人生って何が起きるか分からなくてすごく興味深かったです。
事件の鍵を握るジョン・ホームズと殺人現場にたまたま居なくて一命を取り留めたデヴィッドとの証言が食い違いどちらが本当のことを言っているのかという展開になっていくのですが普通ならどちらかが偽の証言をするところをこの映画は二人とも時には本当のことを言い時には嘘の証言をするところが、特に二人とも嘘の証言をするときは保身するときってところがリアルな気がしました。
恋人のドーンと正妻のシャノンの関係。若いドーンをシャノンは嫉妬からじゃなくて今後のことを心配して別れた方がいいと助言したり、ジョンにを見切りをつけたシャノンはドーンにジョンのことをお願いしたりと普通なら泥沼の関係になりそうなところをいい関係でありジョンの死後も親友通しというところも興味深かったところです。
リサ・クドローは「フレンズ」のときとは正反対の生活感溢れるくたびれた役なのですがこれがまた迫力あってリサ・クドローは目が離せない存在なのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ヴァル・キルマー
(ジョン・ホームズ)
細川茂樹が汚作りをした感じで。
ケイト・ボスワース
(ドーン・シラー)
まだまだ若い乙葉あたりで。
リサ・クドロー
(シャロン・ホームズ)
くたびれた役とか意外に上手い永作博美で。


ワン・ミス・コール
ONE MISSED CALL
(2008)
3
2008年7月
女子大生のベスの周りで次々と友人が怪死する事件が相次ぎ、死んだ友人は口から赤い飴を吐き出し謎の携帯着信を受けていたことが分かる。ベスと同じように妹を亡くした刑事のジャックは真相を探るのだがやがてベスにも謎の着信があり・・・
柴崎こうと堤真一の「着信アリ」をハリウッドがリメイク。
「着信アリ」はなんとなく観たことがある程度なのですが話の展開としては概ね同じでした。
怨霊?のデザインが全て不気味でよく出来ていてさすがハリウッド。と思いました。怨霊は着信を受けて死の宣告を受けた者にだけしか見えないのですが、
さほどじっくり怨霊を見せるわけじゃなく遠くの方にうっすらと人間の形をしているけれど明らかに顔は人間じゃなかったり、すれ違いざまに半分顔が崩れた女がさっと通り過ぎたりという見せ方が上手かったです。特に秀逸だったのがポスターにもなった女の怨霊で両目が叫んでいる口で形成されていて今までにありそうでなかったデザインでこれが出てきたら腰を抜かすこと間違いなしです。
主演のシャニン・ソサモンは普通に女子大生っぽい感じでこの役のイメージに合っていたし、エドワード・バーンズの出ている作品はいつもイマイチというジンクスがあるのですが今回は出番が少ないこともあってか全体的には悪くなかったです。
ただ日本版で吹石一恵がテレビ番組撮影中に死ぬエピソードも今回はあるのですがこのシーンあたりからは日本版の方がグロテスクだったような気がします。
ビジュアルは合格ですけど内容はもうひとつという感じでリメイクってやっぱり難しいんだなぁと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
シャニン・ソサモン
(ベス・レイモンド)
女学生という印象の強い久我美子で。
エドワード・バーンズ
(ジャック・アンドリュース)
刑事役もいける天知茂で。


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