movie

ス


スイミング・プール
SWIMMING POOL

(2003)
3
2004年6月
イギリスのミステリー作家のサラは出版社の社長の勧めでフランスの別荘を訪れる。そこで新作を執筆し始めたサラの元にジュリーと名乗る社長の娘が現れる。奔放な振る舞いを見せるジュリーに苛立ちを覚えるサラだったがある夜殺人事件が起こり・・・
フランソワ・オゾン監督の官能ミステリー?岸田今日子がCMで「謎」というフレーズを言っていたけど確かに謎は残りました。それもえっ!って感じのやつが・・・
劇中のいたるシーンに謎を解く鍵が隠されているんじゃないだろうかと謎解きに躍起になるも謎は結局解けずじまいでちょっと悔しい思い、
謎が解けそうになるとジュリーのトップレスが出てきて頭でせっかくまとまりかけた謎が一気にぶっ飛び、ずるい作戦だなオゾンと思うのです。
シャーロット・ランブリングもある理由で召使的な存在の男を誘惑するんですけどこの時の誘惑方法が乳出しだ。しかも還暦間近とは思えない胸で、女優って胸も若くないとダメなんだなと思いながら場内は軽く失笑が沸き起こっていたのでありました。そりゃそうだ乳を出して誘惑する方法は若い娘がすることだもんなぁ。なんて考えていたら突然今度はヘアヌードでもう頭クラクラしちゃいました。よくやったなシャーロットおばさま。わらっちゃうくらいぎこちないダンスも披露しちゃうし「8人の女たち」のカトリーヌ・ドヌーブを思い出し、フランソワ・オゾンは大物女優に踊らせたいんだなぁて思うのでした。
リュディヴィーヌ・サニエも「8人の女たち」でたしかボーイッシュな末っ子だった娘ですよね。急に成長したというかすごい変貌でびっくりしまいたぜ。
これ普通の日に観たんですけど翌日謎が頭を駆け巡り仕事が手につかず、次の日休みって時に観たほうがいいですよ。
日本人バージョンはこの人で!!
シャーロット・ランプリング
(サラ・モートン)
ヌードは勘弁だけど神経質な役もばっちりな野際陽子で。
リュディヴィーヌ・サニエ
(ジュリー)
いろんな意味で奔放そうな小沢真珠で。


スウィート・スウィートバック
SWEET SWEETBACK'S BAADASSSSS SONG

(1971)
3
2004年6月
スウィートバックは殺人事件の参考人として警察について行くように店の店主から頼まれる。その途中黒人の活動家に出会った白人警官達は意味もなく暴行を加えるのだった。見かねたスウィートバックは警官を殴り逃走するのだが、警官達はスウィートバックを執拗に追い始めるのだった・・・
ブラックスプロイテーションのさきがけとなったらしいこの映画。「白人社会にうんざりしているブラザーとシスターに捧ぐ」というテロップから始まるオープニングを見ると当時の人種差別ってひどいものだったという想像ができるし、黒人の怒りがブラックスプロイテーションを誕生させたんだなとやるせない思いで観てしまいましたよ。
このスウィートバック、捕まりそうになる危機を腕っ節の強さでのり越えていくのかと思いきや、自慢のベッド・テクニックで逃げ切るところがなかなか斬新だった。劇中スウィートバックは白人の暴走集団に取り囲まれて「何で勝負する?ナイフか?銃か?」みたいな事を聞かれるんですけど、「セックスだ。」と平然と答え、女ボスを満足させて見事逃走したりもするのです。
監督、製作、脚本、音楽、主演とかもろもろこなしたのはメルヴィン・ヴァン・ピーブルズで息子はあのマリオ・ヴァン・ピーブルズ。残念なのは予算がなかったからだと思うんだけど、画像が暗すぎて何やってるんだかよくわからないところ。特に前半は夜のシーンが多いんですけどよくわからないどころか全く何をやっているのかわからなかったのがつらいところでした。
日本人バージョンはこの人で!!
メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ
(スウィートバック)
寡黙だけどキレたら恐そうな哀川翔で。


スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
SWEENEY TODD: THE DEMON BARBER OF FLEET STREET
(2007)
4
2008年2月
美しい妻と生まれたばかりの娘と幸せに暮らす理髪師のベンジャミンだったが、判事のタービンが妻に一目惚れしてベンジャミンを無実の罪で刑務所に入れてしまう。それから15年後、タービンに復讐することを決意しスウィニー・トッドとして街に戻ってきたベンジャミンだったが・・・
ティム・バートンとジョニー・デップという黄金コンビのダーク・ミュージカル。
期待半分、不安半分で観に行ったのでですがこれは久しぶりにティム・バートンらしさとジョニー・デップが陥れられる導入部があっさり終わっていきなり本筋というところがよかったです。
ジョニー・デップは「チャーリーとチョコレート工場」のカラフルな世界でのハイテンション演技には引きましたが、ジョニー・デップは本来の負のオーラが似合うのでこういう役がぴったりで久しぶりによかったです。
ヘレナ・ボナム=カーターはリサ・マリーからティム・バートンを奪った時から好きじゃないのですがハリー・ポッターの魔女といい今回の役といいまず身なりが小汚いところが似合っていてしかも何かを企んでいるというところがぴったり合いすぎて感心しました。
ヘレナ・ボナム=カーターはこの見た目も正確も小汚系の路線で突き進んで言ってくれれば好きになりそうです。ついでにアラン・リックマンに狙われたデップの妻役にリサ・マリーを選んで欲しかったのですがさすがにティム・バートンもリサ・マリーを選ぶほど酷くはなかったかぁ。残念。別れる前だったらこの役はリサ・マリーだったと思います。
アラン・リックマンも顔つきからしてこういう役がぴったりなので今回は配役も成功していたなぁと感じました。
個人的にはジョニー・デップの正体を疑う人(ティモシー・スポールに疑って欲しかった)が出てきたらまた別の展開があったりして一味違ったんじゃないかと思います。
日本人バージョンはこの人で!!
ジョニー・デップ
(スウィーニー・トッド/ベンジャミン・バーカー)
ギラギラとした目つきをしている印象のある佐藤浩市で。
ヘレナ・ボナム=カーター
(ミセス・ラベット)
これは大竹しのぶがぴったりだと思ったら舞台ですでにやっていました。納得。
アラン・リックマン
(ターピン)
判事とか似合いそうな長塚京三で。


スウェプト・アウェイ
SWEPT AWAY

(2002)
3
2006年4月
休暇でギリシャからイタリアに船でバカンスを過ごす裕福な夫を持つ妻のアンバーは放漫な性格で何かにつけて船員のジュゼッペに文句をつけていた。そんなある日アンバーはジュゼッペにボートを出すよう命令するが二人は遭難し無人島に漂流するのだが・・・
ラジー賞ほぼ総なめという逆の意味で話題になったマドンナとガイ・リッチー監督の夫婦共同作品。
観ていてガイ・リッチーの持ち味のスタイリッシュさが裏目に出てるなぁと感じていかにもラジー賞獲りそうだなぁといった感じの内容なんですけどこれ案外面白いですよ。
前半常に不機嫌でヒステリックでわめき散らしてこれだけで笑えます。いちゃもんつけられる船員ジュゼッペ(相性はぺぺ)もワザとらしくピピなんて呼んじゃったりするんです。
そんなペペもこの魚腐ってるなんていちゃもんつけられて仕舞にはトマトソースたっぷりのパスタをマドンナにぶっ掛けちゃってマドンナの方は大絶叫・・・と思ったらペペの妄想でしたみたいなオチがあったりしてこれ面白い。ギャグ映画としては合格です。
いくら妄想のシーンでもマドンナが頭からパスタぶっ掛けられるとはマドンナもなかなかいい人なんじゃないかと思う。
そんな中、後半察しの通り立場が逆転するんでづけどこれまたペペはマドンナにビンタするわ蹴りいれるわで実はガイ・リッチーが日ごろの恨みを晴らしてるんじゃないかと思わずにはいられません。
しっかし無人島でのマドンナ、横になった時の二の腕の筋肉がたくましいこと。まるで女ボディービルダーのようでセクシーさが微塵も感じられないところがこれまたすごくてあぁ何かすごいもの見せていただきましたという気分です。
これ最後、旦那のブルース・グリーンウッドがネタバレ→
ペペがマドンナ宛の手紙を見つけて小細工して別れさせるのですが←このいやらしい策略がいかにもブルース・グリーンウッドらしくってここだけ妙に生々しかったです。
ペペ役のイケメンがオリジナル版「流されて・・・」のジャンカルロ・ジャンニーニの息子という変なところにこだわっているところもすごいなと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
マドンナ
(アンバー)
「花と蛇」のノリで杉本彩にやってもらいたい。
アドリアーノ・ジャンニーニ
(ジュゼッペ)
あの絶妙な色黒さと海の男という感じがぴたりとはまる坂口憲二で。


スーパー!
SUPER
(2010)
4
2011年9月
冴えな男、フランクは美しい妻のサラが街の悪党ジョックのもとへと言ってしまい傷つくが、神の啓示を受けスーパーヒートとなり悪と戦うことにするのだが・・・
「キック・アス」風なスーパーヒーローもの。
「キック・アス」の二番煎じかなと思いきや「キック・アス」より脱力しつつ割とヘビーな印象でこれはこれでオリジナリティがあってよかったです。
とにかく主人公が冴えなさすぎでリヴ・タイラーをケヴィン・ベーコンにとられてしまうけどあまり同情されないというルックスが今までにないですよね。何となくダメな男という雰囲気に大丈夫かなと思っていたところにコミックオタクという梶の役どころでエレン・ペイジが登場。彼女が出てきて一気に面白くなりました。
今回のエレン・ペイジなんかはじけちゃっているんです。楽しくて仕方がない感じだ活き活きとしていて今まで観てきたエレン・ペイジのなかで一番よかったかもしれません。
このミニシアター作品に持馴染んでいてやっぱり彼女の持ち味が活きるのはミニシアター作品だなと思いました。
そんな二人のゆるい掛け合いがあり話が進んでいくと話がヘビーな方向に。「キック・アス」も後半重苦しかったですけど、こっちの方も割と重苦しくてどうしようかと思いました。ネタバレ→
エレン・ペイジが本当に吹っ飛んでしまった時は冗談かと思いましたから。
キャスティングも何かリヴ・タイラーといいケヴィン・ベーコンといい絶妙なところを突いてきてこちらも感心。どうしても「キック・アス」と比べられがちでこちらの方が低予算なのですが、これはこれで好きです。
日本人バージョンはこの人で!!
レイン・ウィルソン
(フランク/クリムゾンボルト)
見た目は六角精児さんです。
エレン・ペイジ
(リビー/ポルティー)
満島ひかりあたりにお願いしたい。
リヴ・タイラー
(サラ)
イメージは鶴田真由といったところでしょうか。
ケヴィン・ベーコン
(ジョック)
こういう役は北村一輝が似合います。 


SUPER 8
SUPER 8
(2011)
4
2011年7月
14歳のジョーはある晩家を抜け出し、友達と8ミリ映画の撮影に出かけるがそこで列車の脱線事故に遭遇して・・・
J・J・エイブラムスとスピルバーグがタッグを組んだSFもの。
評判がいまひとつみたいなのですが、個人的にはこれ結構好きです。なんというかひと夏の成長ものとして。
「スタンド・バイ・ミー」と「E.T.」みたいとCMでは言っていましたがどちらかというと「グーニーズ」っぽい要素が結構詰まっているところも好きな要因のひとつな気がします。主人公の少年が友達と引き離されそうになるところや、いつの間にか女の子がこの騒動に巻き込まれていったり、洞窟のような場所にむかったりとやっぱり思い起こすと「グーニーズ」かなと思います。
それにしてもヒロイン役のダコタちゃんの妹完全に子役の中でレベル違いすぎてさすがだなと思いました。映画の中で映画を撮るという演技しているのに演技をしなくてはいけないというところなんてすごい芸達者。演技するぞというス一定の入る感じが上手かったです。それに
なんだかツンデレ系のキャラクターってところもよくて、完全にダコタちゃんの妹の一人勝ちっていう感じの映画でした。
エイリアンはなんというかJ・J・エイブラムスらしい感じのビジュアルで悪くはないのですがもうちょっと新鮮味は欲しかったかなと思いました。
日本人バージョンはこの人で!!
(今回は子供がメインなのでなし)


スーパーサイズ・ミー
SUPER SIZE ME

(2004)
4
2005年1月
監督自ら30日間3食マクドナルドにあるメニューですごしたらどうなるか?というバラエティー番組の罰ゲームのようなドキュメンタリー映画。
そもそもこの映画を撮ったきっかけが肥満になったのはマックのせいと言って訴訟を起こしたティーン二人のニュースを見たからというのがこれまたお気軽だ。「華氏911」を観た時も思ったんですがアメリカって国は何でも極端ですよね。貧富の差とかも半端じゃないし体型一つとっても極端過ぎる肥満かモデル並のスマートさのどちらかで中間っていうか中肉中背という概念はないんじゃないのかな?アメリカの中間の体型ってジム通いして腹筋割れちゃっているような体つきの人だと思いますよアメリカじゃ。食生活もベジタリアンかジャンクフードor肉食みたいな感覚で本当何でも二極化したがる不思議な国だと思います。
やる前から毎日マック食ってりゃ体壊すくらいのこと誰でも分かるだろうが。しかも3食を一ヶ月間継続する律儀さときているから同じドキュメンタリーでもマイケル・ムーアが妥当ブッシュに血まなこになっている「華氏911」と違って軽いんです。一応監督がハイスクールの給食についてリポートとかもしてそのほとんどが冷凍食品で手作りの食品がほとんどないという事実が分かるのだけどこの監督はここで終わっちゃうんですよね。マイケル・ムーアだったら迷わず過激なパフォーマンスをしてマック撲滅運動でもしただろに・・・マック食べ過ぎてそこまで頭が回らなかったのかマックをというかファーストフード業界を敵に回すのが恐かったのかどっちにしても何か企画物的な香りがする作品だったなぁ。
監督の体調を管理するドクター達が口々に「こんなになるとは思ってもいなかった。すぐやめるべきだ。」なんて言うけどこんなやる前から分かりきっている事を言うドクター達が一番ヤバイじゃないのか?と思ってしまうのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
モーガン・スパーロック 黄金伝説的な企画物っぽい内容なのでココリコのどっちかで。


スーパーフライ
SUPERFLY

(1972)
5
2004年6月
プリーストは麻薬の売人として成功していて金にも不自由なく生活しているが足を洗って違う世界で彼女と生活する事を密かに計画していた。プリーストは相棒のエディを誘い最後の大仕事を行い成功したかに見えたのだが・・・
ブラックスプロイテーション・フィルムが最高潮に達しつつあた時代の作品。
麻薬の売人の頂点に立って生活も最高なのに実はさらにその上を束ねているのは白人達。だからいつまでたっても俺達は白人の使い走りだからそんな状況にうんざりしたプリーストは裏で暗躍する白人達に一発かます。そんなブラックスプロイテーション・フィルムならではの問題を取り入れつつ観おわった後にスッキリするそんな作品なのです「スーパーフライ」は。個人的にはプリーストの相棒のエディの白人達に使われたってゴージャスな生活を捨てたくないという考えに痛く賛同してしまった。
なんと言っても
主演のロン・オニール扮するプリーストがすっごくクールでイカしてたなぁ。プリーストを始めとする成功した売人達のおしゃれなこと、プリーストなんてコート何着持ってるの?ってくらいおめしかえが激しかった。その中の白のロングコートが強烈だったー。普通ファーって襟元とか裾とかにアクセントとして付いているものじゃない?だけどこのロングコート全体がファーという恐ろしくゴージャスなコートでびっくりしたけど、それを見事に着こなすロン・オニールの見事な体型がうらやましかった。そのほかにも全体がベロア調の生地で出来ているコートやら奇抜なコートがこれでもかと出てきて楽しかったし、それを着こなす黒人たちがおしゃれだった。
それにカーティス・メイフィールドによるファンキーな音楽も抜群のセンスのよさにしびれます。特に劇中プリーストが訪れるダイナーでカーティス・メイフィールド本人が歌う「Pusherman」とミュージックビデオばりにイカした映像をバックにフルコーラスで流れる「Superfly」は最高にクールで、さっそく「スーパーフライ」のサントラ借りに行きましたからね。最近は毎日聞いていますこのサントラ。次はアイザック・ヘイズのテーマソングがすばらしい「黒いジャガー」でも観ようかなと思うのです。
日本人バージョンはこの人で!!
ロン・オニール
(プリースト)
宇梶剛士で。濃い目の顔に昔はワルだったというところがぴったりだ。


スーパーマン リターンズ
SUPERMAN RETURNS

(2006)
3
2006年9月
5年ぶりに地球に帰ってきたスーパーマンだったが想いを寄せていたロイス・レインは子供をもうけ恋人もいた。そんな中、刑務所を抜け出した宿敵レックス・ルーサーはある計画を進めていた・・・
オープニングのテーマ曲はそれほど好きじゃないけど「スター・ウォーズ」のテーマ曲を聴いたときのようにやっぱりテンションが上がったし新スーパーマンの俳優もイメージ通りで大正解。悪役もケヴィン・スペイシーだし文句なしだし世界観はさすがブライアン・シンガーといった感じでかなり好みなんですけど内容的に同じアメコミでもチームワークというか団体戦が売りの「X−MEN」に比べると迫力負けするし個人戦の「スパイダーマン」「バットマン」「ハルク」「パニッシャー」あたりとも比べてもちょっと違うなと感じたのですが
多分主人公が苦悩する心の闇の部分がないし、なんと言っても健全すぎてパンチが効いていないというかなんというか正直物足りなかったです。
ヒロインのケイト・ボスワースは初の超大作でよかったねという感じもするのですが、ロイス・レイン向きじゃない気がします。TV版のロイス・レインはテリー・ハッチャーであるようにもっときりっとしたタイプの人じゃなきゃいけないような気がします。新スーパーマンがもうちょっと年取った俳優なら相手役もファムケ・ヤンセンとかきりっとタイプの女優がいろいろいるのになぁと感じました。
でもこれ当初ニコラス・ケイジがやるっていう噂が出回っていたけど、ニコラス・ケイジだったら確実にラジー賞行きだったなと思うのでした。それはそれで観てみたかったけど・・・
日本人バージョンはこの人で!!
ブランドン・ラウス
(カル=エル/クラーク・ケント/スーパーマン)
健全という感じの小泉孝太郎で。
ケイト・ボスワース
(ロイス・レイン)
バリバリ働くイメージの強い篠原涼子で。
ケヴィン・スペイシー
(レックス・ルーサー)
テンションも高く出来る西村雅彦で。


ズーランダー
ZOOLANDER

(2001)
5
2002年9月
3年連続で最優秀モデルを受賞しているスーパーモデルのデレク・ズーランダーだったが、今年は新人モデルのハンセルが受賞してまった。落ち込んだデレクは引退を決意するも業界No1.のデザイナー、ムガトゥから声がかかる。しかしムガトゥはあることを企んでいた・・・
あー
すごーくくだらなくて面白かった「ズーランダー」。「オースティン・パワーズ」より全然面白い。
3%の体脂肪率、1%の知能のスーパーモデル、デレクの自己中でアホさ加減が最高だし、モデルはバカと割り切って(決め付けて)話が進んでいく所が潔くて○。
笑っちゃうのが、デレクの決め顔「ブルー・スティール」。なにかにつけて(悩める時も)この顔をするので、映画館はみんな爆笑していました。
それにしても
ベン・スティラーがスーパーモデル?と思いましたが不思議とこれがモデルに見えてくる所がすごいんですな。体も鍛えた見たいで、腹筋も6つに割れている所もまたすごい。スティラーの親友オーエン・ウィルソンもライバルのモデル役で登場してるけど、こっちはいまいちモデルっぽくなかったなぁ。この二人、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」とは全く違う感じの映画に出てもいけるって、やっぱりただものじゃない。
この映画もカメオ出演者が多数出ていますが、「オースティン・パワーズ」ほど超がつくほどビッグスターは出ていないものの、音楽業界からファッション業界まで総勢30人以上でていて見ごたえも十分。(とはいっても、知らないセレブなどもカメオ出演していましたが)
スティラー一家総出演もすごいっちゃすごいんですけど、
悪役のミラ・ジョヴォビッチが本人と判別不可能なくらいの厚化粧で登場しているのは要チェックです。
日本人バージョンはこの人で!!
ベン・スティラー
(デレク・ズーランダー)
やっぱり勝村政信しか思いつきません。
ぜひ、決め顔「ブルー・スティール」をやってもらいたい。
オーウェン・ウィルソン
(ハンセル)
オダギリジョーなんかハンセンの軽さとアホさ加減を地で表現してくれそうな・・・


スカーレット・ヨハンソンの百点満点大作戦
THE PERFECT SCORE
(2004)
3
2008年2月
大学進学適正テストSATの基準点をクリアしなければ希望の大学に入れないことを知ったカイルと親友のマティはSATの会社に忍び込み問題を盗むことにするのだが・・・
邦題に「スカーッレット・ヨハンソンの」とついていますがスカーレット・ヨハンソンは準主役。主役はお気に入りのクリス・エヴァンスで彼が珍しくリーダーシップと取って仲間たちと力を合わせて問題を盗むという内容で大学を受ける前の適正テストのために勉強しなくてはいけないという試験の矛盾というか学生の不満を突いた風刺的な学園コメディでなかなか面白かったです。
クリス・エヴァンスは今でも20代だから十分若いですがこの映画では髪型のせいもあってかなり若いです。
会社にあっさり入れてとんとん拍子にことが運んでしまうところはものすごく都合がいいのですが、最初はクリス・エヴァンスとちょっとお気楽な親友二人が試験を作成している会社の娘のスカーレット・ヨハンソンを口説いて3人で実行しようと思っていたら、いつの間にか6人になっちゃったりする学園コメディっぽさが個人的にはよかったです。終わり方もさっぱりしていてよい。(ホリケンみたいな変なテンションのアジア人はちょっとうっとうしかったですが)
優等生だけどわけありで仲間加わった女の子にイメージぴったりのエリカ・クリステンセンによく分からないのですが本物のバスケの選手もいたりして出演者が豪華。
スカーレット・ヨハンソンはオタクっぽい女の子の役でパソコンやっている時は大股開きでサクランボのパンツ全開。しかも言動がシニカルでさすがスカーレット・ヨハンソン肝っ玉がすわっています。最初エリカ・クリステンセンがやった優等生役とこの役を選べた観たいなのですがこっちを選ぶとはさすがスカーレット・ヨハンソンだなぁと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
クリス・エヴァンス
(カイル)
ノリがよさそうな佐藤隆太で。
ブライアン・グリーンバーグ
(マティ・マシューズ)
主人公の親友とかやらせるとよさそうなウエンツ瑛士で。
エリカ・クリステンセン
(アンナ・ロス)
優等生が似合いそうな栗山千明で。
スカーレット・ヨハンソン
(フランチェスカ・カーティス)
ここは辛口の沢尻エリカにお願いしたい。


スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
SKY CAPTAIN AND THE WORLD OF TOMORROW

(2004)
3
2004年12月
1939年のニューヨーク、科学者が次々と失踪する中、巨大なロボットが現れ街を襲うのだった。女性記者ポリーと元恋人のジョーは事件の真相を追ううちにトーテンコフという科学者の存在にたどり着くのだが・・・
登場人物以外ほとんどがCGというありそうでなかった画作りが画期的な作品。
なんといってもレトロモダンな雰囲気がオシャレでいいしロボットとか戦闘機がブリキ感がよく出来ていて30年代という時代にマッチしています。内容も古典的で下手すりゃ古臭くなりそうなところもビジュアルがレトロだからギリギリ古臭くなっていないところが成功の秘訣ですかね。
古典的といえばグウィネスのキャラクターも昔の映画に出てくる女性にしては珍しく職業についていて、意中の相手とは顔を合わせばついつい憎まれ口をたたきあう男勝りな性格でちょっとおっちょこちょいなところが相当古典的でした。グウィネスはもともとクラシカルな衣装が似合うから今回のレトロモダンな衣装も当然似合うわけで金髪が映えてしょがなかったし、案外コメディ路線もいけるからアンジェリーナ・ジョリーを勝手に恋のライバルと勘違いするあたりのおかしなところも見事で
今回は完璧グウィネスの一人勝ちという印象を受けました。
ジョリーは出番が少ないよと噂で聞いていて確かにその通りだったんですけどジョリーは顔も濃いけど存在も濃いから結構出ていたような気がするのはさすがジョリーだなと感心しました。それにしても薄口のグウィネスと濃口の貴重なツーショットは最初で最後じゃないのかな?なんか撮影中この二人は仲がよかったのか悪かったのかすごーく気になります。
ジョヴァンニ・リビシもすっごい科学者というか発明家みたいな役で出ていたんですけど彼はいつも神経衰弱ぎりぎりみたいな役ばっかりだけど今回はまともだしみんなを助けちゃったりしてこんな英雄なジョヴァンニはいつになく新鮮でした。
映画の感想というよりは見た目の感想になってしまいましたが、この映画やったもの勝ちの楽しさがありアトラクション的な面白さがあったと思います。
日本人バージョンはこの人で!!
ジュード・ロウ
(ジョー・サリバン)
反町隆史が戦闘機に乗ってポーズを決める図が目に浮かびます。
グウィネス・パルトロー
(ポリー・パーキンス)
深津絵里なんかこういうキャラクターにぴったりのような気がします。
アンジェリーナ・ジョリー
(フランキー・クック)
あの微妙な軍隊スタイルとアイパッチが似合いそうな松下由紀で。


スカイ・ハイ
SKY HIGH

(2005)
3
2006年8月
コマンダーとジェットストリームというスーパーヒーローが両親のウィルはスーパーヒーロー養成高校に通うことになるが、ウィルは能力が目覚めておらずヒーローをサポートするサイドキック組になってしまい・・・
「スパイキッズ」と「X−MEN」を合わせたような中学生向けな作品。ディズニープレゼンツだから登場人物もみんなこんな原色バリバリの私服でいいの?というくらいで色使いがとってもカラフルでした。
スーパーヒーローはスーパーヒーローが両親か廃棄物を被るか放射能を浴びた蜘蛛に噛まれた時に突然変異する場合があるという設定が「デアデビル」や「スパイダーマン」なんかのアメコミ的な要素があるところは結構好きです。
学園をのっとる悪党ももちろん出て来て罠にはまった両親や生徒を見た目さえない主人公がサポート組の友達と手を合わせてめでたしめでたしという展開でサポートキャラが都合のいい場面で発揮するのはお約束なんですけどそれでも特殊能力を見るのは楽しいものです。
そしてやっぱり父親役のカート・ラッセルとケリー・プレストンの両親がはじけててよかったです。カート・ラッセルなんて超合金ふうなムキムキなコスチュームを身にまとい能力も超怪力というところが「Mr.インクレディブル」状態。
ケリー・プレストンはもともとコメディが多いからそつなくこういったコスチュームものもこなしますけど今回も40歳過ぎてぴっちりコスチュームも余裕で着こなしさすがでした。
トラボルタはこんなケリー・プレストンが奥さんだなんて幸せものです。
日本人バージョンはこの人で!!
マイケル・アンガラノ
(ウィル・ストロングホールド)
さわやかなお父さんという感じの宅麻伸で。
カート・ラッセル
(スティーヴ・ストロングホールド/ザ・コマンダー)
戦隊もののコスチュームも着こなしそうな黒木瞳で。
ケリー・プレストン
(ジョジー・ストロングホールド/ジェットストリーム)
山田孝之あたりになんとなくお願いしたい。


スカイライン-征服-
SKYLINE
(2010)
3
2011年7月
ロスにやって来たジャロッドとエレイン。パーティーの後、夜中にふと目を覚ますと巨大な宇宙船が次々と人を飲み込んで行き・・・
ちょっと評判が悪かった低予算エイリアンもの。
ということであまり期待していなかったせいか、序盤とか面白いと思ってしまったんですよ。突然宇宙船が現れて街を破壊するわけでもなく、どんどん人を吸い上げていくところが「宇宙戦争」っぽい感じで怖かったです。
宇宙船も機械的な中にも有機的な部分もあり、これは評判と違ってなかなかいいんじゃないなと思っていたら主人公が宇宙人と素手で戦く後半あたりからおかしくなってこれは評判が悪いのも納得という感じで、後半さえよければ面白かったのに残念という感じの映画です。前半★4、後半★2でトータル★3です。
主人公もやることが全部裏目に出てこういうSFものにありがちな頼れる要素があまりない珍しいタイプで珍しいなと思ったのですが後半の出来が悪いからダメな感じがだんだんイライラとしてきました。
低予算なのか知っているのが主役が「24」にも出ていたエリック・バルフォーくらい。高級ペントハウスの管理人みたいな人がandってついていましたがさっぱり分からなかったです。
低予算なのはいいんですが、やっぱり内容をもうちょっとしっかりして欲しかったです。
日本人バージョンはこの人で!!
エリック・バルフォー
(ジャロッド)
伊藤英明的な感じでしょうか。何となく。
スコッティー・トンプソン
(エレイン)
妙に気が強かったので小雪あたりで。


好きと言えなくて
THE TRUTH ABOUT CATS & DOGS

(1996)
4
2004年6月
ラジオで人気のペット相談をしているアビーはある日ブライアンという男から犬の相談を受けみごと解決する。ブライアンは感動してアビーに会いに行くのだが偶然ラジオ局にきていて隣に住んでいるモデルのノエルをアビーと勘違いしてしまう。容姿に自信のないアビーはなかなか本当のことを言い出せずそのままノエルに自分の代わりをしてもらうのだが二人ともブライアンを好きになってしまい・・・
ジャニーン・ガラファロはいい女優だ。決して美人じゃないけど自分のキャラがちゃんと分かっていて脇に回っていい味を出す数少ない女優のひとりだと思います。今回のジャニーンはユマ・サーマンの名前がトップにきているものの事実上の主役と言っても大げさではなく彼女をじっくり見るならこの作品をお勧めします。
ユマ・サーマンもルックスには自身があるけど頭が悪い(と思っている)ことにコンプレックスを持った役がアビーのキャラと正反対でこちらもなかなか魅力的。最初は頭は悪くはないんじゃ?と思っていたけどいきなりニュースキャスターのオーディションを受けに行ったりするあたりを見ると案外このノエルは頭が悪かったのかもなと思う。
何よりこの映画の見所はノエルとアビーがブライアンを好きになってしまって本当のことが言うに言えなくなるところですけど、お互いブライアンを好きになったからといって取り合ったりせずに友情を優先するところがジャニーンらしくていいんです。
恋のお相手のベン・チャップリンも「バースデイ・ガール」じゃニコール、「完全犯罪クラブ」でサンドラ、「ロスト・ソウルズ」でウィノナとなぜか大物の相手役が多くて疑問だったんですけど今回ジャニーン・ガラファロの相手役にはビジュアル的にもナイスカップルで自然でいい感じで3人は結構はまっていたと思います。(ベン・チャップリンには個性派女優がお似合いと新たな発見。)
どうでもいいけど劇中、子供にカメを見せられて悲鳴を上げるユマ・サーマンが「キル・ビル」で上げた悲鳴と全く同じでちょっぴり感心。このときからユマだったんだって。
日本人バージョンはこの人で!!
ユマ・サーマン
(ノエル)
米倉涼子あたりに三流モデル役をやらせてみたい。
ジャニーン・ガラファロ
(アビー)
豪快な独身キャラがいさぎよい、島崎和歌子で。
ベン・チャップリン
(ブライアン)
有名どころから個性派のお相手をそつなくこなす沢村一樹で。


スキャナー・ダークリー
A SCANNER DARKLY

(2006)
3
2007年1月
覆面麻薬捜査官のボブ・アークターは「物質D」と呼ばれるドラッグの出所を探るためジャンキーのジム達と共同生活をしていたのだが・・・
未見ですが一目で「ウェイキング・ライフ」の監督作品と分かる分かりやすい特徴のアニメ映画。
アニメになっているのに俳優がだれか一目瞭然で画的にはものすごく斬新でした。内容はフィリップ・K・ディック原作のSFものだったのですがフィリップ・K・ディック原作もので面白いというのがなかなかなくて今回もそうだったのですが雰囲気的には好きな方。
「スクランブル・スーツ」って意味ないのでは?と思ったり前半は間延びした感じなんですけどビジュアルでその分をカバーしているので退屈はしませんでした。終盤「物質D」をめぐる陰謀めいた話が展開されてきてからは面白くなってきたのですが残念ながら核心をついてこれからって時に終わってしまったので物足りない感じなのですがこれがフィリップ・K・ディックの面白さなのかなぁ?
フィリップ・K・ディック作品は映画よりも原作を読んだ方が面白いんだろうなぁと感じました。
この映画に出ている人もロバート・ダウニー・Jr、ウディ・ハレルソンにウィノナ・ライダーというところも興味深いところ。アニメになってしまっていたけれどみんないい味出していました。ウィノナ・ライダーはここのところスクリーンで見かけなくなっていましたけどまだまだいける感じがしたので早いところ復活してもらいたいものです。
日本人バージョンはこの人で!!
キアヌ・リーヴス
(ボブ・アークター)
小汚い格好もいけそうな金城武で。
ロバート・ダウニー・Jr
(ジム・バリス)
コミカルな面もある寺脇康文で。
ウディ・ハレルソン
(アーニー・ラックマン)
血の気の多い竹内力で。
ウィノナ・ライダー
(ドナ・ホーソーン)
何か秘密がありそうな長谷川京子で。


スキャンダル
THE SCANDAL

(2003)
3
2005年1月
高官夫人とその従兄弟が巻き起こす恋愛ゲームに巻き込まれた未亡人の姿を描いた「危険な関係」のヨン様版。
大筋は分かっていましたけどちゃんと「危険な関係」やそのティーン版の「クルーエル・インテンションズ」を観たことがなかったからちょうどいい機会でした。
プレイボーイな男が貞操を守る未亡人を落とせたら勝ちというゲームをやっているうちに次第に真実の愛に気がつくという分かりやすいベタな展開なんですけど意外と楽しんでしまいました。やっぱりヨン様ことペ・ヨンジュンがどうにもおかしくってしかたなかったです。テクニシャンでモテモテという設定だけでも十分笑えるのに未亡人に近づいて陥れるために色々な策略、わざと相手の怒るような事を言ってみたりしたと思えば優しい言葉をかけてあげたりするわけですよ。それをやった後のこれも作戦のうちと言うよなしてやったりな表情が笑っちゃいけないけど笑えます。ラブシーンも思ったより濃厚なのはいいんですけど、
ヨン様のすね毛とか何か見てはいけないものを見てしまった気がしました。
夫人というか高官の夫人達の髪型も三つ編みを頭に巻きつけちゃうという衝撃的なビジュアルでこれはきっと頭を大きく見せれば見せるほど高貴で美人ということなんでしょうね。こんな頭をいっぱい見ていたらなんだかデヴィ夫人を思い出してしまいました。こんなゴージャスな夫人も最後は逃亡の身になってしまうのですがメイクをとると松居一代みたいで一気に所帯じみた顔になってしまい本当に同一人物?と思いメイクのテクに騙されたのでした。
剣の達人で絵の才能もあって寝た女のことは全て春画にしているような男が真実の愛を見つけてネタバレ→
死んでいく←のですが最後はもちろんあのヨン様の微笑みでしめてくれておば様達は大満足なんじゃないでしょうか?
日本人バージョンはこの人で!!
ペ・ヨンジュン
(チョ・ウォン)
奥様方に人気のありそうな稲垣吾郎で。
イ・ミスク
(チョ夫人)
というわけで松居一代で。
チョン・ドヨン
(チョン・ヒヨン)
深津絵里なんか真面目そうだから案外いいかも。


スキン・ゲーム
THE SKIN GAME
(1931)
3
2010年12月
成金のホーンブローワは長らくこの土地に住んでいる名門のヒルクリスト一家を追い出すべく土地買収を始めるがヒルクリスト夫人はそれを阻止しようとして・・・
イギリス時代のヒッチコックのシニカルな話。
序盤は全然ヒッチコックぽくないし何となく成金の方がそこに住んでいた人たちとの約束を破って、どんどん木を伐採して工場を建てていって欲深い成金に悩まされる地元の名家が最後にぎゃふんとさせる内容かと思いきやお互いの家族の秘密を探りそしてそのネタを元にゆすりあって悲劇的な結末を迎えるという観ていて気持ちの良いものではないのですが、成金の方に裏切り者がいたりとだんだんと色々な人間関係があって後半はぐっと面白くなります。
土地とか最後の方どうでもよくなって今っている感があって
相手をどうやって困らせるかって感じの展開になっていって、気持ちは分からなくもないですが人間ってこういうところが醜いなと思いました。
80分あるかないかの短い内容なのですがこれは舞台劇にしてもちょうどいい感じだなと思ったら原作は戯曲だそうで、ヒッチコックって意外と舞台劇っぽい内容の映画もやっていてこういうタイプの映画もいいものだなと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ジル・エズモンド
(ヒルクリスト)
野際陽子あたりにお願いしたい。
エドマンド・グウェン
(ホーンブローワ)
中尾彬あたりにお願いしたい。


スクービー・ドゥー
SCOOBY-DOO

(2002)
3
2002年8月
ミステリー社のは4人+1匹で事件を解決してきたが、今ではみんな独立してしまっていた。
それから2年後、シャギー、フレッド、ダフネ、ヴェルマのもとにとあるテーマパークからの以来があり、再会した4人は調査を始めるが・・・
スクービーとかモンスターのCGとか無理のあるストーリー展開にはややついていけない所もありましたが、
スプーキー・アイランドなるテーマパークはダークでポップな感じがして、こんなテーマパークがあったらぜひ行きたいと思うほど統一された世界観でしたね。
マシュー・リラードは32才にも関わらず、相変わらずハイテンションな演技をしていて(今回はCG相手に)ちょぴり感心しちゃたりしました。
サラ・ミシェル・ゲラーはやっぱり良かった。「ラストサマー」から7年経っても全然変わらない(老けない)のがすごい。関係ないけどブリトニーも彼女に通じる顔の作りだと思うんで、あと5年位は大丈夫ってことか?
フレディ・プリンゼ・Jrは全然イメージにあってない。まず、髪の色に無理があるし、体型もちょっとスマートすぎるんだよねぇ。ここはもうちょっとマッチョな俳優を持ってきて欲しかったな、キャスパー・ヴァン・ディーンとかさ。
リンダ・カーデリーニはこの映画で初めて知っていろいろ調べてみてビックリ。ヴェルマはイケてない設定でしたが、彼女自身はかなりきれいな人です。
嫌いなローワン・アトキンソンは思ったより出番も少なく、あのねちっこい演技もそれほどじゃなかったんでホッとしました。でもやっぱり、モンダヴェリアスは違う俳優にやってもらいたかった。
あ、オープニングに
パメラ・アンダーソンが本人役で出演していたのは驚いた。
日本人バージョンはこの人で!!
マシュー・リラード
(シャギー)
ハイテンションなキャラもすっかり板についてきた筧利夫で。
サラ・ミシェル・ゲラー
(ダフネ)
櫻井淳子で。ショムニの佳奈さんそのまんまでやってほしい。
フレディ・プリンゼ・Jr
(フレッド)
40才になってもまだまださわやか風間トオルで。
リンダ・カーデリーニ
(ヴェルマ)
片桐はいりで。メガネをかけたらヴェルマっぽいと思う。


スクービー・ドゥー2 モンスター パニック
SCOOBY-DOO 2: MONSTERS UNLEASHED

(2005)
2
2005年9月
数々の難事件ミステリー社のメンバーは人気絶頂だったがある日、犯罪博物館のセレモニーで突然モンスターが暴れだしシャギーとスクービーのせいで取り逃がしてしまう。ミステリー社の人気は急落してしまい・・・
シリーズ2作目ですけど前作のテーマパーク感が高校生、大学生レベルだとすると今回は中学生レベルになっているし、
主役なんだけどうっとうしいシャギー&スクービーコンビのドジっぷりもレベルが下がって腹が立つ。
サラ・ミシェル・ゲラーとリンダ・カーデリニの女子ふたりが男二人プラス犬の寒さ加減をなんとか中和していたけど今回はそれをかなり上回っちゃたから、セス・グリーンとか出ていてもなんだかちっとも楽しくなかったですよ。っていうかサラ・ミシェル・ゲラーもなんだかやる気なさそうだったし・・・
そんな中ミステリー社をボロクソに言うレポーターのアリシア・シルヴァーストーンだけテンション高めで本気モードでサラ・ミシェル・ゲラーと新旧アイドル対決か?みたいな口げんかのシーンなどもあってここだけはちょっと楽しかったんですけどシルヴァーストーン一人だけやる気を出していて、サラ・ミシェル・ゲラーは素っ気ない感じがしているのがなんだか悲しいもものがありました。
そういえばミステリー社は大人気だからファンも大勢いるのですがヴェルマのファンは見た目ヴェルマ系の子ばっかりだしダフネのファンはアイドルオタクっぽいしシャギーのファンはバカっぽいとか完全にミステリー社のファン達をマニアック扱いして笑いを取りに行っているところがなんだかなぁと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
セス・グリーン
(パトリック)
あのちっちゃいところが岡村隆史みたいなんですよね。
アリシア・シルヴァーストーン
(ヘザー)
昔のアイドルががんばっているというところが国生さゆりみたいで。


スクール・オブ・ロック
THE SCHOOL OF ROCK

(2003)
5
2004年5月
ロックを心から愛するデューイはその熱すぎるロック魂があだとなりグループをクビになってしまう。さらに代用教員のネッドの元で居候している彼は家賃も払えず今にも追い出されそうな雰囲気。そんなある日ネッドにかかってきた仕事の話をデューイが彼になりすまし教師となる。やがて子供達に音楽の才能があると知ったデューイは子供達にロックを教え始め・・・
ジャック・ブラックが主役の作品が全国規模でロードショーついにここまで来たかぁ。しかも劇場はほぼ満席で自然と期待も高まってくるってもんですよ。
オープニングのバンドをクビになるシーンからもう最高で、ライブシーンでロックを心から愛しているからなのかいきなりハイテンションなわけですよ。ジャックひとりがもうたまんないって感じでギターを弾いちゃってるわけだけどバンドメンバーや観客は完全に引いちゃってるわけなんですが、そんなことお構いなしで演奏するジャックに場内早速の爆笑。
学校で初めて子供達に演奏を教えるときも、しばらく楽器を弾いていなかったもんだからひとり舞い上がっちゃって「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の世界にうっとりと入り込んじゃったりして笑わずにはいられません。
それにしてもジャック・ブラックがこんなに歌えると思ったらコミック・ロックユニットを組んでいると知り納得。あんなシャウトはやっぱりロックをやってないと出せないんだな。
異常に出来がいい子供達が見事に作業分担してラストは見事にコンサートを成功させるんですがそのときの衣装の強引さ、特に
中国系の子供なんか普通にしていてどんくさいのにちょっと前の平井堅みたいなかつらを被せちゃうセンスときたら笑わずにはいられません。それに後半もちろん子供達の親に偽教師とばれて親達は怒り爆発でコンサート会場に乗り込むというお決まりのパターンがあるんですけど、演奏を見た親達が「お宅のお子さんなかなかの腕ですね。」「いやいやお宅のおぼっちゃまこそ。」なんて会話が繰り広げられたりしてとにかく飽きさせません的な精神が好きです。
そんなこの映画にミラクルが、ネタバレ→
ラストのコンサートでジャックが客席にダイブしてそれを客がキャッチこのシーンで劇場から拍手喝采が。こんな経験初めてだし観客に一体感のあった映画はあっただろうか?これは間違いなく今年のベスト3の一本に入ること間違いないと確信するのでした。
厳格な校長役にジョーン・キューザックなんですけど酔うとロックを歌う本当は陽気な先生という設定があんまり生かされてないのがちょっぴり残念だったなぁ。
日本人バージョンはこの人で!!
ジャック・ブラック
(デューイ・フィン)
パパイヤ鈴木でダンスの先生バージョンを。
ジョーン・キューザック
(ロザリー・マリンズ)
面白路線もいける戸田恵子あたりで。


スクリーム
SCREAM
(1996)
5
2011年12月
高校生のケイシーとその恋人が惨殺される事件が発生。翌日、高校では警戒態勢がひかれるが、シドニーに怪しいげな電話が掛かってきて・・・
最近久しぶりに続編が公開されたシリーズ1作目をおさらいしました。
懐かしいですね。当時ドリュー・バリモアがいきなり殺されるということで話題になってました。劇場で観たのですがよくできている印象でしたがやっぱりこのシリーズ久しぶりに観なおして面白いなと思いました。
一緒に観た友人が言っていたのですが、当時はものすごいスピード感で話が展開していた印象があるのですが今観るとすごい丁寧に描かれていて、今はさらにスピード感が増しているんじゃないかと。いうするどい意見を言っていて納得しました。
ドリュー・バリモアなんてオープニングだけのキャラクターなのですぐいなくなった印象が強かったのですが結構粘ってましたよ。殺人鬼から逃げるのに。
ネーヴ・キャンベルの親友役にローズ・マッゴーワンが出ているのですが、彼女はあっさり殺された印象があったのですがクライマックス直前まで頑張っていましたよ。殺され方も一番ひどいかもというより痛いかも。そんなローズ・マッゴーワンのファッションがすごかったところにも驚かされました。
シドニーの母親殺しの容疑者としてちらっとテレビに映るのがリーヴ・シュレイバーで2作目から本格的にこのシリーズに絡んでくる作りとかも上手いと思いました。
しかしレギュラーキャラクターのデヴィッド・アークエットが若くてシュッとしてましたよ。当時若手トップクラスだったスキート・ウールリッチも勢いがある感じでいいですね。
この映画はアイディアと勢いがあったところが成功したポイントなんだなと思いました。
日本人バージョンはこの人で!!
ネーヴ・キャンベル
(シドニー・プレスコット)
吹石一恵とか真面目な感じの人に。
スキート・ウールリッチ
(ビリー)
伊藤英明あたりにお願いしたい。
コートニー・コックス
(ゲイル・ウェザーズ)
気の強そうな片瀬那奈で。
デヴィッド・アークエット
(デューイ・ライリー)
今話題の長谷川博己で。


スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション
SCREAM 4
(2011)
5
2011年12月
ウッズボローの過去の事件を書きベストセラー作家になったシドニーは故郷に帰ってくるが、新たな連続殺人事件が起きてしまい・・・
あの「スクリーム_の続編が11年ぶりに帰ってきました。
何でいまさら?と思いつつもこのシリーズ大好きなので素直に嬉しいです。歴代のオープニングは盛り上がりを見せて今回はどうかなと思ったのですが今回は懲りすぎてもうちょっとストレートでもよかったかもしれません。でもクリスティン・ベルとアンナ・パキンのツーショットが観られてやっぱりこのシリーズはオープニングからテンションが上がります。
前作から10年以上経っているのでスマートフォンとかネットとかアプローチが新しくなっているですが、割と上手い具合にそれを使いこなしていたのかなと思います。
そんなこんなでレギュラーキャラのコートニー・コックスがシリーズ史上最大のピンチに陥るシーンはハラハラしました。
新しい世代としてはエマ・ロバーツとかヘイデン・バネッティーアとかいいところをついてきています。映画オタクの男の子がどこかで見たことがあるなと思ったらカルキン家の末っ子(多分)でしたか。ヘイデンもホラー映画オタクという役どころで、クラッシックなホラーDVDとかも沢山あるオシャレな家がイカしています。
沢山人が殺されて真犯人が明かされてといういつものパターンに動機がそんなことでと毎回思うのですが、このシリーズは勢いがあるので何か許せるんですよね。オチが面白いというか途中までの過程にオタク心をくすぐる小ネタが詰まっているからでしょうか。
日本人バージョンはこの人で!!
エマ・ロバーツ
(ジル・ロバーツ)
長澤まさみあたりにお願いしたい。
ヘイデン・パネッティーア
(カービィ)
オールバック気味な香里奈という感じで。
 ロリー・カルキン
(チャーリー)
オタクっぽい役もイケる伊藤淳史で。


スケルトン・キー
THE SKELETON KEY

(2005)
4
2006年5月
キャロランは病院で看護士をしていたが機械的な仕事に嫌気がさしアメリカ南部のルイジアナ州の屋敷に住み込みの看護士として働くことになる。家主の夫人ヴァイオレットに全ての部屋を開けられる合鍵をもらうのだが屋根裏に合鍵では開かない扉を見つけ・・・
「悪魔のいけにえ」にでてくるような家と南部を舞台に繰り広げられるケイト・ハドソン主演のオカルトホラー。
広大な土地にぽつんと古びた大きな屋敷があるのも不気味なんですがそこで呪術なんかが絡んできてやっぱり南部の田舎町はおっかないです。
これは内容書くと核心に触れてしまうので感想もそんなに書けないのですが、ブードゥーは宗教でフードゥーというのは呪術だそうでそんなフードゥーというものをテーマにしているところが新鮮でよかったです。
フードゥーは信じていない人にはかからないけれど信じている人には術がかかる(呪いだけでなくいい術も)というところが信憑性があってゾクゾクしたしラストのネタバレ→
ケイト・ハドソンとジーナ・ローランズのフードゥー対決とか最後の家の秘密とジーナ・ローランズの正体が明かされどんでん返しが締めくくられる後味の悪い終わり方も←最近では結構珍しい感じで気に入れいました。
それにしても最初、屋敷にいる老夫婦が見たことあるような気がするけどジーナ・ローランズとジョン・ハートとは気がつかなかったです。
あとネタバレ→
ピーター・サースガードが弁護士役で出てくるのですが何か怪しいと思っていたら最後はやっぱり・・・という役でピーター・サースガードはすっかり最後で本性現すキャラだなぁと思うのでした。ピーター・サースガードには気をつけろ!
日本人バージョンはこの人で!!
ケイト・ハドソン
(キャロライン)
長谷川京子あたりにやってもらいたい。
ジーナ・ローランズ
(ヴァイオレット)
野村昭子でイメージはぴったりです。


スコーピオン
3000 MILES TO GRACELAND

(2001)
2
2002年7月
5年の刑期を終えて出所したマイケルは、モーテルに着き仲間のマーフィーをリーダーとする4人組と合流する。彼らはエルヴィスそっくりさんコンテストにまぎれてカジノを襲い見事に現金強奪に成功するが、逃走途中に仲間が撃たれたため、その取り分をめぐり仲間とモーテルの女主人を巻き込み壮絶な争いが始まろうとしていた。
いやぁー、さすが
ラジー賞にノミネートされただけあって、予想を裏切らない演技っぷりのケヴィン・コスナー。(エルヴィス・プレスリーの私生児かもしれない役どころ)
演技も寒いが、頭も寒い。強盗仲間みんな自分の髪でエルヴィスのコスプレをしているのに一人だけヅラっつーところがなんとも悲しいです。あ、モミアゲだけは本物だった。(と思う・・・)
とケヴィンのことは置いといて、次クリスチャン・スレーターいってみよう。90年代後半ちょっと人気が上がってきたけど、
終わったな、スレーター。この役はっきり言ってどうでもいい役だよ。出演シーンも少ないし、台詞もほとんどなしだし。次回作「ウィンドトーカーズ」の出来によっては、本当に消えるね。クリスチャン・スレーター。
一応ヒロインのコートニー・コックスは、旦那のデヴィット・アークエットと共演。(旦那は出番が少ないけど、腹は出ている)「フレンズ」のモニカを性悪にした感じで、「フレンズ」を知っているひとなら彼女のシーンだけは楽しめるはず。っていうか
個人的にはコートニー・コックスしか観るとこなしの映画だったな。(ただ彼女が好きなだけですが。)
カート・ラッセルが最後にはエルヴィス・プレスリーに見えてしまうのには自分でも驚いた。
いろんな意味で話題作りには十分で、観る価値ありの映画だと思いますよ。
日本人バージョンはこの人で!!
(水戸黄門バージョン)
ケヴィン・コスナー
(トーマス・J・マーフィー)
風車の弥七(中谷一郎)柘植の飛猿(野村将希)で。
ケヴィン・コスナーとカート・ラッセルの役はどっちでも可。
ラストの弥七と飛猿のバトルは壮絶であろうこと間違いなし。
カート・ラッセル
(マイケル・ゼーン)
コートニー・コックス
(シビル・ウィングロー)
由美かおるで、水戸光圀が石坂浩二になってから、かげろうのお銀じゃなくって疾風のお娟っていうのになってたって知らなかった。


スコーピオン・キング
THE SCORPION KING

(2002)
3
2002年6月
「ハムナプトラ2」で登場したスコーピオン・キングが主役の映画。
5000万年前古代エジプト、メムノーンは強大な軍を率いて、世界を征服しようとさまざまな民族を滅ぼしては、奴隷にしていた。そんな中、いままで敵対していた民族が手を組みメムノーンを倒すため、暗殺戦士マサイアスを雇うが・・・
「ハムナプトラ2」のスコーピオン・キングの出番に満足できなかった皆さん、今回は
いやっていうほど観られますよ。
とはいっても、
内容に物足りなさはありますが・・・
この映画、バイナ的見解で言わせていただきますと、
ディズニー映画の実写版です。ザ・ロックがアラジンとかヘラクレスなんかの主人公達にちょっと似ている所とか、血が出ない所なんかもそうかな?
ザ・ロックといえば眉毛を片方上げて、にやける。この持ち芸?がこの映画でもたっぷり堪能できます。
悪役のメムノーンが
メソポタミア人を滅ぼしちゃったよ。などと軽い突っ込みを入れたりなんかしつつも、この手の映画の悪役って存在感薄いんだよね。っていうか見るからにマサイアスの方が強そうじゃん。
ヒロインのカサンドラを演じたケリー・フー、
予告編を観た時には安っぽい美女が出てきたぞ。と思ったんですが、実際本編を観たら、安っぽさのない正統派美女でした。
ケリー・フーは今後、
「X-MEN2」にも出演するみたいで、今後のアクション系女優っつーところですかね?
マイケル・クラーク・ダンカンは一人、大物臭を出していてちょっとミスキャストかな?ここはあえて無名の俳優にしてもらいたかった。ジャイアン度はかなり高かったけど・・・
日本人バージョンはこの人で!!
ザ・ロック
(マサイアス)
プロレスラーの小川直也で。色の黒さといい、にやけ具合といい・・・


スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
SCOTT PILGRIM VS. THE WORLD
(2010)
2011年5月
スコット・ピルグリムは女子高生のナイブスと付き合っていたがラモーナと出会い一目惚れしてしまう。やがてスコットはラモーナとデートすることに成功するのだが、彼女と付き合うためには7人の元彼を倒さなければならなくて・・
映像が斬新な青春映画。
始まった途端ゲーム感覚。これもしかしたらダメかもと思ったら、元彼軍団が出てきたところから一気に面白くなってきました。メアリー・エリザベス・ウィンステッドの髪の色も奇抜なので「エターナル・サンシャイン」的な雰囲気だったらどうしようかなとも思ったのですが、カラッとしていたので問題なしです。
それぞれの元彼たちとの戦いがそれぞれ個性的でレトロなゲーム感覚なところもあるのですがそれが映像としても斬新で面白かったです。
出ている人たちも意外と豪華。2番目の元彼にいきなりこの映画で一番の大物クリス・エヴァンスを持ってきているのも面白いです。その後に出てくる超人的な元彼はどこかで見たことあると思ったら「スーパーマン リターンズ」のスーパーマンと知って笑いました。スーパーマン以来姿を見かけなかったから大丈夫かなとだいぶ前にちょっと思っていたことがあったので仕事があってよかったと思うのでした。
そしてラスボスはジェイソン・シュワルツマンですよ。あの顔でマイケル・セラ(こっちも同様)と戦うところはものすごく新鮮です。ジェイソン・シュワルツマンはあまり好きじゃないのですがこれは弾けていてよかったです。こういう映画にももっと出てもらいたいです。
あ、斉藤兄弟頑張っていはいましたが、台詞なかったなぁ。
日本人バージョンはこの人で!!
マイケル・セラ
(スコット・ピルグリム)
ちょっと頼りなさげな中村蒼で。
メアリー・エリザベス・ウィンステッド
(ラモーナ・フラワーズ)
エキセントリックな上野樹里で。
 ジェイソン・シュワルツマン
(ギデオン・グレイヴズ)
見た目がもっさりしている池田鉄洋で。


スコルピオンの恋まじない
THE CURSE OF THE JADE SCORPION

(2001)
4
2002年12月
腕利き保険調査員のC.W.ブリッグスは最近入社してきた重役のティ=アン・フィッツジェラルドと犬猿の仲。
そんなある日、同僚の誕生日パーティーでインチキ魔術師に催眠術をかけられある言葉を聞くと相手のことが好きになってしまう。その日を境に町では宝石泥棒が世間を騒がせる事件が発生、ブリッグスは犯人を探し始めるが・・・
ここ数年のウディ・アレン作品は面白くてよいですね。前回の「おいしい生活」のトレイシー・ウルマン、今回のヘレン・ハントと相手役が強ければ強いほどウディ・アレンの魅力が引き出される(たじたじ感が◎)ように思えます。
今回の相手役ヘレン・ハントがまたいいんですよ。いつもの優等生的な役柄じゃなく、アレンに対して罵倒の連続を浴びせ掛ける。こんな嫌味なヘレン・ハントこれが地じゃないのか?と思ったりもして。
主役の
ウディ・アレンも70年代から薄毛をそのままキープという奇跡をなしとげ、外見ほとんど変わっておりませんという感じですが、動きがコミカルでまたこれが笑いを誘うんですよ。
そしてアレン作品にはおなじみの豪華な脇役達。謎の美女役にシャーリズ・セロンやらハントの不倫相手にダン・エイクロイドやら豪華でいながら的を得た配役っていうんですか?こういった所もアレン作品の面白さの一つだと思います。
次回作「Hollywood Ending」は相手役にティア・レオーニを迎えてどうなるか楽しみです。
日本人バージョンはこの人で!!
ウディ・アレン
(C.W.ブリッグス)
アレンにはかないませんが、いい感じの情けなさ加減がある橋爪功で。
ヘレン・ハント
(ベティ=アン・フィッツジェラルド)
浅野ゆう子で。最近は嫌味な上司役も多いようで・・・


スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
STAR WARS: EPISODE II - ATTACK OF THE CLONES

(2002)
4
2002年7月
ご存知エピソード1から10年後のお話です。
スター・ウォーズマニアじゃなくっても「エピソード1」を忘れちゃっていても単純に楽しめる作りとなっていってなかなかいいです。
オビ=ワンもアミダラも貫禄をつけて10年経ちましたって感じがよく出ていました。
あとでプログラムを読んでようやく人間関係とエピソード4以降につながる話の流れがつかめたんですが、よく出来た話ですね。いまだに誰が悪者かがはっきりしていないところがありますが。
黒いローブを着ているのがとりあえず悪者?
アナキン役のヘイデン・クリステンセンですが、
がんばって演技してますって感じが出ていて、まだまだ甘いなって思ったのが正直な感想です。でも彼のおかげでユアン・マクレガーもナタリー・ポートマンもいつもより演技が上手く見えてしまったのは気のせい?
今回、個人的に注目したのはアナキンの母親の
シミ・スカイウォーカーを演じたペルニラ・アウグストって女優さん。出番はかなり少ないけど相当演技が上手いです。(エピソード1では気が付かなかったけど)来年のアカデミー賞にノミネートされてほしいですね。
ヨーダが今回ライトセーバー持って戦っちゃったりするんですが、強くて、素早くて思わず笑っちゃいます。
そんなに強いんなら最初っから戦おうよヨーダ。
クリストファー・リーが「ロード・オブ・ザ・リング」に続きまたまた悪の手先で大活躍。
80才なのにあの動きすごすぎます。でもエピソード3って2005年公開でしょ?撮影は2004年に済むとしても82才、大丈夫なんでしょうか?それだけが不安です。
日本人バージョンはこの人で!!
ユアン・マクレガー
(オビ=ワン・ケノービ)
なんかいい先輩って感じがする。トータス松本(ウルフルズ)で。
ナタリー・ポートマン
(パドメ・アミダラ)
独特の存在感を持っている、中谷美紀で。
ヘイデン・クリステンセン
(アナキン・スカイウォーカー)
無駄にさわやかな所と演技力がいま一歩の所がかぶる小泉孝太郎
サミュエル・L・ジャクソン
(メイス・ウィンドゥ)
松山千春(竹中直人でも可)で。いや、スキンヘッドって所がね。


スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐
STAR WARS: EPISODE III - REVENGE OF THE SITH

(2005)
3
2005年7月
いよいよアナキンがダースベイダーになる最終エピソード。
新三部作としては一番良く出来ていると前評判がよいと聞いていたのでちょっと期待できるのかなぁなんて思って観始めたらダークサイドとはまだ関係ない序盤のミッションでオビ=ワンとアナキンのお茶目な突っ込み合戦?みたいな展開についていけなくて、やばいかもと思ったけど核心に近づくにつれ確かにダークな雰囲気になっていったし
アミダラもレイア姫と同じ斬新すぎる渦巻きデニッシュヘアで登場したりしてスター・ウォーズ観てるんだって感じで一安心。アナキンがダークサイドに堕ちてから向かう惑星が溶岩だったりして予告を観たときダークサイド=溶岩って安易だなぁと思ったのですが実際観てみると分かりやすくってよかったです。
というかパルパティーンがすごく全面に出ているし悪役らし色々陰謀を張り巡らしていたりしてここのところは好きかなぁ。ネタバレ→
クリストファー・リーもこの陰謀に利用されちゃうけど指輪物語同様この顛末が可哀想で貫禄ある悪役No2をやらせると天下一でクリストファー・リーってカッコいいです。
エピソード3って結末が分かっているし途中でメイス・ウィンドゥも死ぬって分かっているのでどうやってそう展開していくのかを確認するような不思議な映画なんですよね。
旧三部作につながっているように終わっていて「スター・ウォーズ」シリーズに思いいれがあまりなくても何となく繋がっている感はあるからそこのところがみんな熱狂しちゃうところかなぁなんて思いましたが、ネタバレ→
パルパティーンがアナキンの目の前でメイス・ウィンドウを殺すといきなりアナキンがあなたについていきますと従順になっちゃったり、パルパティーン自身もいきなり悪顔になっちゃうし、アミダラもいきなりアナキンに三行半を突きつけちゃったり←色々な面で重要なところがあまりに唐突な展開がすごく気になったのですがこれだけの時間でまとめなきゃいけないからしょうがないかなぁ。
日本人バージョンはこの人で!!
イアン・マクディアミッド
(パルパティーン最高議長/ダース・シディアス)
優しそうな顔をして何か企んでいそうな橋爪功で。


スター・ウォーズ クローン・ウォーズ
STAR WARS: THE CLONE WARS
(2006)
3
2008年9月
クローン戦争が激化する中、アナキンはヨーダからパダワンのアソーカとともに誘拐されたジェバ・ザ・ハットの息子を取り戻す任務に就くことになるが・・・
新しいスター・ウォーズはCG。これも三部作なのでしょうか。
エピソード2とエピソード3の間の話なのでアナキンはまだダークサイドに入っておりません。というかまだまだ自信過剰なあんちゃんという感じでした。
初っ端からスター・ウォーズ用語が当たり前のように出てくるのでいきなり老いて聞かれている感じがします。ヨーダとオビ=ワンがアナキンにパダワンを・・・とか言っていてパダワンって何だっけ?と思ったら弟子のことでした。ということでアナキンに弟子のアソーカがついて実質的にはこの二人が誘拐されたジャバ・ザ・ハットの息子を取り戻しながらドゥークーたちに狙われるという感じでの内容ですが特にこれといったサプライズもなく想定した通りに話が展開されるのでハラハラするわけでもなくいたって普通という印象でした。
アソーカが生意気でいちいちアナキンのことをスカぴょんと呼んだり、いつもピンチが終わった頃にやって来てもうひとつ役に立っていない感のあるオビ=ワンがユアン・マクレガーがやって時と性格が三枚目風に描かれていて全体的にどことなく実写版とは違ってコミカル路線な感じでした。
一番の見所というか
注目どころはサミュエル・L・ジャクソンとクリストファー・リーが映画と同じキャラの吹き替えをしてるところ。(C-3POも)こういう本人がやらなくてもいいところで本人がちゃんと出てくるところがベテラン俳優の素晴らしいところだと思います。
ヘイデン・クリステンセン、ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマンも忙しいと思いますけどここで吹き替えやれば人気も興行収入も大幅アップだったんだろうなぁと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
(今回はアニメなのでなし)


スターダスト
STARDUST
(2007)
3
2007年11月
ウォール村の裕福な美女ヴィクトリアに憧れるトリスタンは彼女のためにある日村の外に落ちた流れ星を贈ろうと流れ星の落ちた場所にたどり着くが流れ星はイヴェインという美女だった・・・
クレア・デーンズが流れ星になったファンタジックなおとぎ話。
「ブラザーズ・グリム」風な感じでしたがこっちの方がよかったです。女優陣の配役がなかなか的を得ているところがよかったのかもしれません。90年代絶好調だったクレア・デーンズがこのところまた映画に出だして今回久しぶりの主演で流れ星?と思って最初はピンとこなかったのですが優等生っぽい感じが何となく流れ星に合っていましたし、シエナ・ミラーも見た目はいいけど性格悪いというところがぴったり。
極めつけはミシェル・ファイファー。久しぶりの復活で立て続けに悪役路線を突っ走っていますが今回で早くも極めた感があります。魔女らしく半分以上は老婆の特殊メイクで後半も相手を油断させておいて攻撃をしかけたり魔女同士の戦いでへものすごく悪い顔になったりと
思いっきりのいいミシェル・ファイファーが最高です。というかそんなミシェル・ファイファーをもっと観たかったです。「ブラザーズ・グリム」のモニカ・ベルッチもここまでやってくれるとよかったのに・・・
それに引き換え男優陣はもうひとつという感じ主人公の青年はよく見るとショーン・ウィリアム・スコット風なアホっぽい感じがしたしこういうおとぎ話で胸毛のある人を持ってきちゃいけないなと思いました。
デ・ニーロも資金稼ぎなのか血迷ったのか趣味がネタバレ→
女装で女装しながら踊りまくるという←見ていられない感じに仕上がっております。ルパート・エヴェレトとジェイソン・フレミングも腹黒い王子様に殺されて亡霊だし出ている人はすごいけど変なことやらされている感ありという微妙な映画なのですがミシェル・ファイファイーの魔力でもっていた映画だったと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
クレア・デーンズ
(イヴェイン)
仲間由紀恵がイメージにぴったりです。
チャーリー・コックス
(トリスタン)
こういう役は滝沢秀明にやってもらいたい。
ミシェル・ファイファー
(ラミア)
魔女という感じの夏木マリで。


スター・トレック
STAR TREK
(2009)
4
2009年6月
かつて自らの稲オチを犠牲にして乗組員の命を救ってかた20数年が絶ちその時に生まれたジェームズ。彼は連邦軍に入るが問題を起こし謹慎の身になるもエンタープライズ号に密かに乗り込み宇宙へろ旅立つのだが・・・
テレビシリーズの第一弾の元となる「スター・トレック」0的なSF超大作。
パトリック・スチュワートのピカード船長版のテレビシリーズはほぼ全部観ていましたがウィリアム・シャトナーの元祖は観ていなかったので大丈夫かなと思っていましたが観ていなくても大丈夫どころか「スター・トレック」って何?という状態でも全然問題ありません。
話の展開は破天荒な主人公の青春成長ストーリーといった感じで間口が広いところもいいなと思いました。ベタな内容のような気がするのですが脇役と見せ所のツボを抑えていて満足感があるところとか多国籍なところがよかったです。「スター・トレック」は宇宙を旅して新しい発見をするのがコンセプトで、その上で敵対心の強い種族が出てくると戦闘があるので今回は「スター・トレック」色は薄いですがそれでも満足です。
スポックのお母さんがもしかしてウィノナ・ライダー?と思っていたらやっぱりウィノナ・ライダーだったところと、カークが氷の惑星に置き去りにされた時に出てくるクリーチャーが大変素晴らしい出来でテンションは最高潮。この辺はさすがJ・J・エイブラムス、いい仕事しています。
そのほかにカークの親友はもしかしてカール・アーバン?イギリス訛りのお笑い担当はサイモン・ペッグ?と脇役が変に豪華なところもよかったです。ボスのエリック・バナは言われえなくては分からないほど人相変わっていましたが・・・
感想が前後しますが「クローバーフィールド」のような見たこともないクリーチャーが出てきて興奮したわけですが、J・J・エイブラムスにはこういったクリーチャーが出てくるSFプラス群像劇スタイルを貫いていって欲しいと思います。
日本人バージョンはこの人で!!
クリス・パイン
(ジェームズ・T・カーク)
ちょっと前の坂口憲二といった感じです。
ザカリー・クイント
(スポック)
最近げっそりしている玉木宏で。
エリック・バナ
(ネロ)
イメージは杉本哲太で。


スタスキー&ハッチ
STARSKY & HUTCH

(2004)
4
2005年7月
カリフォルニアのベイシティで真面目さが仇となる刑事のスタスキーとお気楽過ぎて仇となる刑事のハッチ。そんな正反対の性格の二人がコンビを組む事になるのだが・・・
ベン・スティラーとオーウェン・ウィルソンという面白コンビが主演で往年のTVシリーズのリメイクでしかもアメリカでもかなりヒットしていたから公開を楽しみにしていたら未公開と知ったときはそりゃあショックでショックで。「ズーランダー」ほどじゃないけど面白かったし、なんで未公開なのか不思議でたまりません。
ベン・スティラーは失敗してバカにされると駄々をこねる感じの悔しがり方が相変わらず面白いけど今回バカにする奴がクリス・ペンですよ。久しぶりに見たクリス・ペンは極楽の山本そのまんまって感じでなんかオーラが薄くなっていたてちょっとショック。
オーウェン・ウィルソンも相変わらずノリのいい軽い奴って感じが楽しくて、はっちゃけ過ぎて失敗した時の「あちゃー」って表情とか「ワォ!」みたいな台詞が最高です。やっぱりスティラー&オーウェンはナイスコンビです。
署長に説教くらっている時に「パーマ決まってんな」とオーウェンが言うと「天然だ。触ってみるか?」と言われ触ったら「なんで髪を触る!!」ともっと署長に説教くらうというくだらないけど面白い展開の連続でなんだか腕っ節はやたらと強いし、いつの間にか事件は解決しちゃうけどボーっと観ているだけでも楽しめます。
この二人の作品にお馴染みのヴィンス・ヴォーンが悪党で絡んでくるのですが「ドッジボール」の時はしょうもないグウタラなジムの経営者って役どころがはまっていたけど、今回の大金持ちって役どころが恐ろしく花がないし70年代全開の白いスーツが似合っていないところがチャレンジャーだなって気がしてきて最終的にはちょっと感心しちゃいましたよ。しかも愛人がジュリエット・ルイスですよ。この人見るたびにどうでもいい役になってきて毎回心配になります。
あと情報屋のスヌープ・ドッグはたまにすごく不健康そうに見えて70年代独特の衣装が遠目から見る分にはいいんですが近くで見ると微妙なのでした。やっぱりああいう衣装は荒くれた感じの人が着ると似合うんだなぁと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ベン・スティラー
(デヴィッド・スタスキー)
スティラー&オーウェンを見ているとナインティナインをどうしても思い浮かべてしまう。
オーウェン・ウィルソン
(ケン・ハッチンソン)
スヌープ・ドッグ
(ハギー・ベア)
威厳のある情報屋には鶴見辰吾あたりで。
ヴィンス・ヴォーン
(リース・フェルドマン)
古田新太にもっさりとやって欲しい。


スタンドアップ
NORTH COUNTRY

(2005)
3
2006年1月
80年代、結婚に失敗し子供を養うために故郷の北ミネソタの鉱山で働き始めるのだったが・・・
実在のセクハラ訴訟に勝った事件を映画化した作品。
日本のセクハラといったら部長が美人OLに誘いをかけたりするものですがアメリカじゃセクハラのスケールが違います。弁当箱に大人のおもちゃを忍ばせたり壁の落書きなんてのは序の口で同僚なんて簡易トイレに入ったところをトイレ倒されて酷いです。セクハラっていうよりハラスメントにセクシャルがおまけについてきているようでよく女従業員も男の従業員を殺さなかったなぁなんて思いましたよ。鉱山にたてつくから街ぐるみでシャーリーズ・セロン嫌がらせ受けて村八分状態で嫌な気分になります。
でも唯一の理解者のフランシス・マクドーマンドとショーン・ビーン夫妻に助けられるところは唯一観ていて気が休まるところだと思っていたらフランシス・マクドーマンド難病になってますます重くなります。
でもそんな中この夫妻がシャーリーズ・セロンに紹介するのがウディ・ハレルソン。
ショーン・ビーンとウディ・ハレルソンが親友ってところもすごいけど普通の映画じゃ悪党のポジションで最強の凶悪コンビも夢じゃないのにこの映画じゃ善人で、しかもしきりにセロン嬢とハレルソンをくっつけようとして何かの悪いジョークかと思いましたよ。
あとは数年に一度スクリーンに戻ってくるあの伝説の番組「シネマ通信」でお馴染みだったラスティ・シュイマーも出ていたのですがあの体型だから鉱山がめちゃくちゃ似合っていてラスティを見かけるたびにたくましくショウビズ界を生き抜いているとホッとするのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
シャーリーズ・セロン
(ジョージー・エイムズ)
汚れ役も板についてきた米倉涼子で。
フランシス・マクドーマンド
(グローリー)
ガッツがあって面倒見がよさそうな感じの室井滋で。
ショーン・ビーン
(カイル)
「SAYURI」に出ているときの渡辺謙みたいにいい人の役でした。
ウディ・ハレルソン
(ビル・ホワイト)
見た目悪そうなのにいい人という感じの加藤雅也で。


ステイ
STAY

(2005)
3
2006年6月
精神科医サムが担当になったヘンリーという青年は3日後の誕生日に自殺をすると予告しサムはヘンリーを救おうとするのだが・・・
キャッチコピーが「あなたの感覚を試す感動のイリュージョン・スリラー!」公式サイトには「この映画の謎は、頭で考えても決して解けない。」とかあってこれは理解不能系で頭使いそうで疲れるんだろうなぁと思ったら予想通り普段使わない思考回路を使った感じで観終わってどっと疲れました。
最後のオチであぁなるほどねと思えたので一応自分なりの解釈でこの映画の謎は解けなかったわけじゃなかったのですが序盤と最後以外はほとんど良く分からなくてイリュージョンとは上手いこと言ったもんだと思いました。
ナオミはユアン・マクレガーの元患者で恋人とで画家という役どころで生活にもくたびれている感じもなく画家なんてアーティスティックな役どころが新鮮でした。
肝心の
ユアン・マクレガーはイギリス臭と大作の雰囲気が漂っていてナオミとの相性はイマイチだったかなぁ。それにやっぱりナオミは男運がなくて苦労してなんぼのキャラじゃないとなにか物足りないかなぁと感じるのでした。
ユアン・マクレガーに患者のライアン・ゴスリングを押し付ける形で失踪する精神科医にジャニーン・ガラファロだったのが久しぶりに見られてうれしかったのですが金髪で神経衰弱ギリギリみたいなところがちょっと怖かったです。シリアスな作品もいいけどガラファロにはコメディにバンバン出てもらいたいです。
日本人バージョンはこの人で!!
ユアン・マクレガー
(サム・フォスター)
藤木直人が精神科医をやるような感じで。
ナオミ・ワッツ
(ライラ)
夏川結衣も何気に不幸が似合うタイプの人だと思う。
ライアン・ゴズリング
(ヘンリー・レサム)
何か山下智久を思い起こさせる感じだった。


ステップ・アップ
STEP UP
(2006)
3
2007年3月
夜中に忍びこんだ名門芸術学校で問題を起こした問題児タイラーは裁判所から命令で清掃を行うことになるがそこでバレリーナのノーラと出会いやがて怪我をしたパートナーの代役になるのだが・・・
ストリート系のやんちゃ坊主と名門芸術学校でバレエを踊る女の子がダンスで結びつく青春ストーリー。
これほどベタな展開の青春もの久しぶりでしたがこういうのも分かりやすくってたまにはいいものです。夜中に学校に忍び込んで学校のものを滅茶苦茶に壊したり裁判所の命令の奉仕活動に平気で遅刻したりと最近の若者は全くなっていないなぁと思ったりしてこいつは共感できないと感じたのですがメインのダンスが始まってからはダンスが売りなだけあってエネルギッシュで観ているだけで楽しいです。
しかしあれですね、二人が恋に落ちると分かっていても
これだけ体くっ付け合って見つめあいながら踊ったら(しかも夕日の見える秘密の場所!)絶対好きになるというベタな展開はこの手の青春ものだから許されると思います。
タイラーとその仲間が車泥棒やっていたりするのはいいのですがその仲間が親友とその弟という構成でイケメンだし性格も本当はまっすぐでいい奴なのに他に友達いないの?ってくらい他に仲間が出てこなかったり、こんなぐうたら生活送っているタイラー達がネタバレ→
親友の弟が車盗んで報復で殺されて←やっとこんな生き方じゃダメだと気がつく遅さとか内容に大味なところはあるのですがダンスシーンを見るとこれだけ踊れたら楽しいだろうなと思わせるところがあって全体的に良しと思える映画なのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
チャニング・テイタム
(タイラー)
やんちゃという感じの塚本高史で。
ジェナ・ディーワン
(ノーラ)
名門校が似合いそうな相武紗季で。


ステップフォード・ワイフ
THE STEPFORD WIVES

(2003)
3
2005年2月
敏腕テレビプロデューサーのジョアンナ・エバハートは以前企画した番組が元でトラブルが起こり辞職するはめになってしまう。そんなジョアンナを元気付けようと夫のウォルターはステップフォードという街に一家で引っ越すのだったが・・・
ニコール・キッドマンやらグレン・クローズやらの出演者はすごーく豪華なのにアメリカじゃヒットしなかったんですよね。日本でも六本木とかお台場あたりの非常に行きづらいシネコンでのみの公開というのが厳しいけれどニコール見たさに六本木に行ってきました。
ニコールをはじめグレン・クローズなど女優陣が異常に演技に力入ってんなぁと最初はこのノリについて行けそうにないとアメリカでこけた理由が何となく分かったのですがグレン・クローズが「101」のクルエラっぽいと思った時、これはコメディとしてみればいいんだと気がつきました。コメディとしてみればなかなか笑えるところがあって結構楽しんでしまいました。
グレン・クローズもアンナミラーズ風のお洋服を着てステップフォードの主婦達を取りまとめちゃって笑えます。最後なんてネタバレ→ステップフォード・ハズバンドだったクリストファー・ウォーケンにキスして感電死←ですよ。グレン・クローズはこういう尋常じゃない役やらせたらコメディでもサスペンスでもはまるなぁと感心します。
ベット・ミドラーも別にどうでもいい役なんですけど改造後のミドラーはやはり金髪とおしとやかな性格が全く似合わず笑えます。ちょっと残念だったのが予告編でミドラーが壊れかけて頭をひっぱたかれる面白シーンがカットされていたこと。あのシーン大画面で観たかったんですよね。
ニコールは特に最後金髪になったあたりバービー人形がそのまんま人間なりましたという感じですごかったです。
この映画「ローズマリーの赤ちゃん」のアイラ・レヴィンが原作で30年前の同名映画のリメイクらしいのですがオリジナルの方は噂によるとちゃんとしたスリラーになっていると聞いたので機会があったらぜひ観てみたいです。
日本人バージョンはこの人で!!
ニコール・キッドマン
(ジョアンナ・エバハート)
松嶋菜々子あたりに軽くやってもらいたい。
マシュー・ブロデリック
(ウォルター・クレズビー)
微妙に三枚目っぽい感じの津田寛治で。
ベット・ミドラー
(ボビー・マコーウィッツ)
泉ピン子がドラマに出るとしとやかになるのと同じ原理がベット・ミドラーに働いていた気がします。
グレン・クローズ
(クレア・ウェリントン)
見た目から一味違う岸田今日子で。


ステルス
STEALTH

(2005)
3
2005年10月
最新ステルス機でのプロジェクトを組むことになったベン、カーラ、ヘンリーの三人。そんな三人の中に新たなメンバーが加わることになるのだが新メンバーはエディという人工知能を搭載した無人ステルス機だった。そんなエディにある日雷が落ちエディは暴走し始める・・・
全体に突っ込みを入れたくなる映画が久しぶりにやってきました。ステルスってよりUFOみたいだったし・・・
まず近未来で人工知能というの戦闘機って設定がいまさらだし雷に撃たれてマシンが暴走するって、もうあれですよ設定が10年前なんですよ。
ネタバレ→
暴走ステルスも感情が芽生えていて、ちょっと戦闘機に傷ついたところを助けてもらったらコロッと態度が変わってステルス機一気に友情度アップで最後は仲間のピンチを自分を犠牲にしてめでたしめでたしって(なんとジェイミー・フォックスが死んじゃったのに)←終わり方も単純なんです。
それにこのステルスのプロジェクトって400人の志願者がいて選ばれたのがこの3人。男二人はまぁいいとして紅一点のジェシカ・ビールって確かに体は鍛えていてセクシーというより筋肉質なので軍隊っぽいのですがそれにしてもまだまだ小娘じゃないか?と思ってしまいます。
いろいろ気になり始めたら止まらないのですがなんといっても一番気になったのは主役がジェイミー・フォックスかと思いきやジョシュ・ルーカスという名前は聞いたことあるけれど結局誰?みいたなことになっているのですよ。そんなジョシュ・ルーカスをの過去作品を調べてみたら「ハルク」とか「ビューティフル・マインド」なんかで主人公に嫌がらせするという憎まれ役専門みたいな人で、あぁ確かになんとなくいたような・・・程度の人かぁ位にしか印象のない人でした。このジョシュ・ルーカス誰かに似ていると思ったらマシュー・マコノヒーでした。この人きっとマコノヒーの変わりに大抜擢されたに違いないと勝手に想像して、だからジョシュ・ルーカス妙に張り切っていていたんだなぁと思いました
。偽マコノヒーなジョシュ・ルーカスこの微妙さがなんとなく注目したくなったのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ジョシュ・ルーカス
(ベン・ギャノン)
妙にスマイリーな感じのする谷原章介で。
ジェシカ・ビール
(カーラ・ウェイド)
体育会系のさくらあたりで。
ジェイミー・フォックス
(ヘンリー・パーセル)
ちょっと軽いノリが東幹久っぽくて。


ストーカー
ONE HOUR PHOTO

(2002)
2003年2月
とあるショッピングセンターの一角にある写真カウンターで、長年働く男サイ。彼には、家族も友達もいない人間だった。
そんな彼の楽しみはヨーキン一家の妻ニーナが来ること。だが、サイはニーナが現像に出した写真を自分の分も現像しては家に持ち帰っていた。やがて彼の行動はエスカレートし・・・
「インソムニア」に続くロビン・ウィリアムズのサイコ系第二段。
やっぱり好きになれなかったロビン・ウィリアムズ、でもたしかにはまっていたと思うこの役。
わかっちゃいたけど、写真屋ってのはやっぱり客の撮った写真をやっぱりみていたんですね。ストーカーももちろん怖いけど(なんってったって十年以上も写真を集めてるからね)
写真を見られているって事のほうが怖いかもって思っちゃいましたね。
それにしてもヨーキン夫婦が地味目なんですよね。どこかで見たけど何の映画に出ていたんだっけ?って思うタイプの二人なんですよ。実際コニー・ニールセンは「グラディエーター」に出ているし、ミシェル・ヴァルタンは「25年目のキス」に出ていましたからね。
サイの勤めているショッピングセンターの店長にゲイリー・コールが出たいたけど、相変わらずうさんくさくってよかった。いつまでもこの路線で行ってほしいと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
(懐かしの「ずっとあなたが好きだった」の出演者達で)
ロビン・ウィリアムズ
(サイ・パリッシュ)
やっぱり佐野史郎でしょう。
コニー・ニールセン
(ニーナ・ヨーキン)
佐野史郎とくれば、賀来千香子ですよね。実際地味さ加減もいい感じだし。
ミシェル・ヴァルタン
(ウィル・ヨーキン)
そして賀来千香子とくれば布施博だと思うのでした。


ストーン
STONE
(2010)
2
2010年11月
刑務所で仮釈放管理官として働くジャックは反抗的な受刑者ストーンの担当となるがストーンは出所のために妻のルセッタにジャックを誘惑させて・・・
豪華な顔ぶれの心理的サスペンス。
東京国際映画祭の正体作品なのにシネパトス上映という時点で怪しかったのですがやっぱりねぇ。という感じでした。
「スコア」でデ・ニーロとエドワード・ノートンが共演していてイマイチだったと思い出したのですが、今回もイマイチでした。二人とも演技派なんでしょうがベクトルが違うんだろうなと思いました。それと話自体も仮釈放のために妻を使って管理官を誘惑すると言う展開が何となく古臭かったです。
デ・ニーロもミラ・ジョヴォヴィッチの誘惑にあっさり負けるし、エドワード・ノートンも編み込みヘアで正確も超凶暴みたいなキャラクターなのですが中盤以降変な宗教にはまってすっかりおかしな人に。最終的には仮出所とかどうでもよくなっている感じで悟りを開く境地まで達して全体的に展開がおかしいんです。
そんな中ミラ・ジョヴォヴィッチ相変わらずの無駄脱ぎすらよく感じる気合の入った演技でデ・ニーロとノートンを完全に食っていてジョヴォヴィッチだけこんなに演技できる人だっけと思わせる存在感があってよかったです。
それにしても最近のデ・ニーロはどうも迷走中。一昔前のように重圧がかかりそうな対策で見かけることもすっかりなくなり、逆に色々な面で大丈夫かなと思ってしまったのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ロバート・デ・ニーロ
(ジャック)
力が有り余っていそうな石橋凌で。
エドワード・ノートン
(ストーン)
加瀬亮あたりにお願いしたい。
ミラ・ジョヴォヴィッチ
(ルセッタ)
パワフルなイメージの小池栄子で。


ストレンジャー・コール
WHEN A STRANGER CALLS
(2006)
4
2007年7月
豪邸にベビーシッターとしてやってきたジル。無事に夜を迎えるのだったが無言電話がかかってきて初めのうちは気にも留めずにいたジルだったが、やがて無言電話は頻繁にかかってきて・・・
優等生のベビーシッターが殺人鬼に狙われる全米No.1ヒットのティーン向けホラー。
「スクリーム」とか「ラストサマー」なんかのティーン向けホラーは好きなのでこれも映画の日にたまたま観たら案外面白かったし、「夕暮れにベルが鳴る」という映画のリメイクらしいのですが携帯電話を使った現代的なアイディアもよかったです。
友達に携帯で助けを求めるけど電波が悪くて途中で切れたり、主人公の彼氏と浮気をした金髪の親友はベビーシッター先に遊びに来て一人になったところを襲われるというティーン向けホラー定番のシーンの連続なのですがこの映画のよかったところとしてあまり人は死なないし犯人がいよいよ襲いにかかってくるのが終盤のみという展開なのにも関わらず広い豪邸から出たら殺されると思い込ませある意味、豪邸を密室に仕立て緊迫感を常に保っているところが個人的には感心しました。
ネタバレ→
殺人鬼も何かしら理由があって主人公を狙うのがセオリーなのですが今回は本当に無差別に殺しまくっている殺人鬼でここのところがいかにも今風に思えてティーン向けのホラー映画はなかなか侮れなくて好きです。
主人公の女の子はアン・ハサウェイをもうちょっとタレ目にしたような子でいかにも優等生ですという感じがするのですが、ホラー映画のヒロインは白のTシャツかタンクトップという法則がここでもしっかり守られているのでした。(そしてなぜか全身水に濡れるシーンもあったりもします。)
日本人バージョンはこの人で!!
カミーラ・ベル
(ジル・ジョンソン)
売れっ子の成海璃子にお願いしたい。


ストレンジャーズ 戦慄の訪問者
THE STRANGERS
(2008)
4
2009年4月
気まずい思いで友人の結婚式から別荘に帰ってきたクリスティンとジェームズ。二人の間に微妙な空気が流れていたがその日の夜中、一人の少女が人を訪ねてやって来て・・・
2005年に実際に起きた未解決事件をもとに作られたショッキング映画。
ルーマニアの「THEM」という同じような内容でこちらも実際に起きた事件をもとにしていて世界中でこんなに不条理な事件が起きているなんてゾッとします。これだから一軒家には住みたくないといつも思ってしまうんですよね。
内容の方はハリウッ映画ということだけあって「THEM」のような地味な感じもせず、分かりやすいスプラッター描写やドッキリシーンがふんだんに盛り込まれていてこっちの方が観やすいと思います。
不審な少女の訪問から戦慄の恐怖へと続くのですがホラー映画の定番でリヴ・ライラーの携帯電話の電池がない。そして充電中に訪問者に奪われて、ちょっと出かけていた彼氏が帰ってきても肝心の携帯電話を車に忘れてくる始末。そんなバカな的な展開ですが人のことは言えません。何せ、携帯電話なんて仕事の時と旅行の待ち合わせの時にしか携帯していなくて後は不携帯なので、これを機に携帯電話をちゃんと携帯しようと思うのでした。
最初の一回ちょっとだけ一人の女の子が顔を見せただけで後はずっとマスクしたままだし、恐怖の訪問者が男一人と女二人という組み合わせが斬新でした。女二人が付けている縁日で売っている感じのマスクも暗がりで見るとかなり不気味だし、男の「スケアクロウ」風の袋に目と口の穴を開けましたという感じのマスクも怖い。マスクは「スクリーム」「ハロウィン」「13日の金曜日」と何をとっても怖いです。
リヴ・タイラーも裸足で逃げ回ってかなり頑張っていましたよ。叫び声も「キャー!」じゃなくて「ギャー」でしたから。
ラストネタバレ→
殺人を終えた後、車で移動中にキリスト教か何かの男の子たちと出会ってチラシをもらうのですが、その時一人の男の子が「あなたは罪人ですか?」と訪ねると訪問者の女の子が「時々」」と答えるところがゾッとしました。
なんでも続編も決定したようですがどうなるんでしょう。ビデオスルーっぽい感じもしますが続編もチェックします。
日本人バージョンはこの人で!!
リヴ・タイラー
(クリスティン・マッケイ)
竹内結子に絶叫してもらいたい。
スコット・スピードマン
(ジェームズ・ホイト)
玉山鉄二あたりにお願いしたい。


砂と霧の家
HOUSE OF SAND AND FOG

(2003)
4
2004年11月
結婚生活に失敗しそのひ暮らしをしているキャシーは数百ドルの税金を滞納したことから家を差し押さえられてしまう。行政の手違いだと判明したのだが家はすでに競売に出されていてイランからの亡命してきた元大佐のベラーニ一家が購入していた・・・
家に執着したあまりにやがて全てが悲劇となってしまう男女を描いたドラマ。
薬で登場人物がそれぞれ破滅する「レクイエム・フォー・ドリーム」のようにこの映画は「家」に執着しすぎて登場人物が悲劇を向かえるのですが「「レクイエム・フォー・ドリーム」が」と違ってこれは家族や誇りのために「家」に執着するから最後はあちらとは違った意味でいろいろ考えさせられます。
キャシーにもベラーニにも平等に接するベラーニの妻ナディは観ていてこの人は観客と同じ目線のキャラクターのように思えるのですがそんなナディの目線から観て、キャシーは30年間かかってローンを返済した亡き父が残した家を8ヶ月で失った負い目があるから必死で家を取り戻そうとする、亡命した元大佐のベラーニは工事現場や深夜のコンビニで必死に働いて華麗な暮らしをしているように見せるプライドの高い男なのだから家族のために格安で手に入れた家を決して手放そうとはしない。どちらが悪い訳でもなく行政の手違いが全ての原因だということは一目瞭然なのだけどこうなっては法律ではどうしようもない現実、ベラーニが主張するように行政の手違いならは適正価格で国が買い戻せばいいのにそれも出来ないなんて観ていてとても理不尽だなぁと感じました。
この映画キャスティングもすばらしかった。すっかり悲劇のヒロインが定着したジェニファー・コネリーは相変わらず孤独な雰囲気が上手かったし、ベン・キングスレーもイランから亡命してきたという設定だから訛りのある英語がはたから見てもすごいなぁと感じずにはいられなかったです。
久しぶりに重い作品(しかも2時間超え)を観たけれどあっという間に感じました。やっぱりいい作品は時間の経つのが早く感じられるんですね。
余談ですが、キャシーに惚れて家庭も崩壊して最後とんでもない事をしでかす保安官レスター役の俳優は「ディープ・インパクト」で宇宙に行って目が見えなくなる宇宙飛行士の人だと思ったらやっぱりそうみたいで、どこかかで見かけた俳優を別の作品で見かけるとうれしいものだと改めて感じるのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ジェニファー・コネリー
(キャシー)
ジェニファー・コネリー同様ここのところ成長著しい宮沢りえで。
ベン・キングズレー
(ベラーニ)
威厳だけはありそうな中尾彬で。
ロン・エルダード
(レスター)
最終的に暴走する役が似合いそうな津田寛治で。
ショーレー・アグダシュルー
(ナディ)
高橋恵子はいい奥さんに違いない。


スネーク・フライト
SNAKES ON A PLANE

(2006)
4
2006年10月
大物ギャング、キムの殺人現場を目撃してしてしまったショーンはロスに証言に向かうためFBIのネヴィルに守られ飛行機に乗り込むがキムはショーンを消すために毒ヘビを積んでいた・・・
いきなりの殺人シーンから始まり余計なもの省きましたという出だしが正統派B級映画という雰囲気どおりの展開で、内容も飛行機に毒ヘビがこれでもかというくらいわんさか出てきてワクワクしましたがやっぱり面白かったです。ヘビが人を襲うときはヘビ目線の映像もありサービス満天です。
「セルラー」の監督作品ということで期待もしていたのですがこの無茶な内容も最初にやられるトイレでいちゃついてるカップル(王道です)もハッパうぃ吸うために警報機をはずしたところから毒ヘビが進入してきてやられるというちゃんと細かい複線とかいちいち張ってあるところはさすがです。それにムカつく乗客とかアホな乗客が次々と死んでいくのもスッとします。
肝心の毒ヘビたちも色とりどりで世界にはいろんな種類の毒ヘビいるんだなぁと感心します。中でも「キル・ビル」のザ・ブライドのコードネームでおなじみのブラックマンバが出てきたのは個人的にはうれしかったのですが他にもグリーンマンバとかも出てきてマンバって色々いるんですね。多分映画オリジナルでピンクマンバってのも出てきた。
毒ヘビ映画なのになぜかアナコンダ?が出てきて人間丸飲みみたいなお茶目なところもあり、クライマックスのヘビたちをどう始末するかなんかの見せ方も楽しくてこの監督娯楽ってものを分かっているなぁと感心しました。これは今となってはみなさん大物になった伝説の「アナコンダ」を超えたかも
そして何より殺し屋が飛行機に毒ヘビを仕掛けるというあらすじだけで出演を決めたというサミュエル・L・ジャクソンもいい奴だなぁと思いました。
ERでお馴染みの看護婦さんもスチュワーデスで奮闘してましたが外国のスチュワーデスって30歳越えてもバリバリで逆に安心できるんだよなぁと毎回スチュワーデスを見ると思います。
日本人バージョンはこの人で!!
サミュエル・L・ジャクソン
(ネヴィル・フリン)
豪快な竹内力にお願いしたい。
ジュリアナ・マーグリーズ
(クレア・ミラー)
サバサバしてそうな高島礼子なら毒ヘビをやっつけてくれそう。
ネイサン・フィリップス
(ショーン・ジョーンズ)
やっかいごとに巻き込まれてもいい奴という感じの佐藤隆太で。


スパイキッズ2 失われた夢の島
SPY KIDS 2: THE ISLAND OF LOST DREAMS

(2002)
2002年9月
スパイ一家のコルテス家がなんかよく分からないけど何者かに奪われた「トランスムッカー」なる秘密兵器を取り戻すというストーリー。
前作と大きく違う所は、カルメンとジュニがほとんど出っぱなしなんで、今回バンデラスの出番が減っちゃって心配していたんですがが
予想外に楽しめましたね。ということで本当は★4つにしようと思ったけど冷静になってみるとやっぱり★3つだな。
きっとライバルのスパイキッズ、ゲイリーとガーティの存在も大きかったように思えます。カーディを演じているのは、あの
ハーレー・ジョエル・オズメントの妹エミリー・オズメント。生意気な感じが兄さんそっくりだったけど、コメディセンスは妹の方があるとみた。
カーラ・クジーノも
「ザ・ワン」より全然いけてますね。っていうかバンデラスと並ぶとメラニー・グリフィスにそっくりじゃない?
ビル・パクストンがなぜかどうでもいい役でほんのちょっとだけ出演していたのがすごく気になったりもしました。(これってパクストンだよなってずっと考えてたら、やっぱりそうだったみたいな。)
バンデラス、ブシェミ、ダニー・トレホ、チーチ・マリンのロドリゲス作品の常連さん達は相変わらずナイスコンビネーションできっとみんな出演するであろう「デスペラード」の続編に期待するのでありまた。
謎の生物達も昔の「シンドバッド」シリーズみたいでレトロな味わいを出していました。
来年には早くもスパイキッズ3が公開されるみたいです。
そうそう、
アメリカの映画にしては珍しくかわいくない子役が出ていたなぁ。大統領の娘役の子。
日本人バージョンはこの人で!!
アントニオ・バンデラス
(グレゴリオ・コルテス)
峰岸徹って年を取ったバンデラスって感じじゃない?
カーラ・グジーノ
(イングリッド・コルテス)
服装とかメイクとか変えれば案外いけるかも磯野貴理子
スティーヴ・ブシェミ
(ロメロ)
いかにも何か研究していそう所ジョージで。


スパイキッズ3−D:ゲームオーバー
SPY KIDS 3-D: GAME OVER

(2003)
2
2003年10月
秘密諜報組織OSSを脱退したジュニの元に大統領から連絡が入る。世界中で発売されているバーチャルゲーム「ゲームオーバー」で子供達を洗脳しようとしている男トイメーカーの仕業だった。
姉のカルメンもゲームの中に潜入していたが、囚われの身になっていて・・・
「スパイキッズ」シリーズもこれにて終了だからなのか全然スパイ道具が出てこない。前作までは奇抜なスパイグッズがあれやこれやとバンバン登場していたけど今回は全くと言っていいほどでてこなかったなぁ。
その代わりなのかキッズが終始出ずっぱりだ。しかも弟のほう。姉のカルメンですらほとんど登場しなかったもんな。いっそのこと「スパイキッズ ジュニ編」に変更すればいいのに。
おとなのキャラ達は全員カメオ出演と言っていいほど登場時間がめちゃくちゃ短い。でもパート1、2のキャラクターが全員登場しているのはロドリゲスの人脈なのかすごいと思いました。前作でどうでもいいようなキャラで登場していたビル・パクストンですら登場していましたからね。
5分か10分の出演時間でいったいいくらのギャラを貰っているのかと想像してしまった。今回登場したゲストにネタバレ→イライジャ・ウッドが登場していたところは驚いた。しかも「ロード・オブ・ザ・リング」的な台詞にちょっぴり満足。
そして今回一番の売りの3Dメガネは小学校の雑誌の付録でよくあった赤と青のメガネでした。てっきり「キャプテンEO」でかけるメガネを予想していたのでがっかりです。
上映時間のほとんどをこのメガネをかけているから白黒映画ならぬ赤青映画で観おわった後すごい頭痛に襲われましたよ。
あ、そうそう肝心の悪役スタローンはカトちゃん風のヅラやロンゲのヅラをつけてがんばっていたけど、別にスタローンじゃなくてもよかったと思う。劇中スタローンがクルーニーに扮装するシーンがあってクルーニーはスタローンの演技をやらなきゃいけないんだけど、エンドロールにあるNGシーンで
「俳優生命も終わりだ!」と言っているのには受けたのと同時に散々に言われたスタローンが気の毒に思えてきたのでした。(ちょっとだけ)
日本人バージョンはこの人で!!
シルヴェスター・スタローン
(トイメイカー)
こういう役は加藤茶志村けんあたりのお笑いの人がやった方がいいと思う。


スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション
SPY KIDS: ALL THE TIME IN THE WORLD
(2011)
3
2011年10月
かつてスパイだったマリッサは素性を隠し子持ちのウィルバーと再婚するも子供たちとうまくいかず、長女にネックレスをプレゼントするのだがそのネックレスは時間を操る石がはめ込まれていて・・・
キャストを一新したシリーズ第四弾。
流れとしてはいつもの感じで子供がメインなのですが、ジェシカ・アルバ何か無駄に頑張っていました。子持ちの男と再婚して長女に好かれようとして努力しても空回り気味というところが今どきな感じです。そこへ別にいいんですけど、臨月で戦ったり、再婚相手の男が空気が読めない感じのタイプでジェシカ・アルバってこんな安っぽい感じでよかったっけ?と若干心配になりました。
というのは置いておいてこのシリーズの特徴は新しい技術を積極的に取り入れているところが目玉で、前作では3Dメガネをいち早く取り入れていましたからね。(赤青メガネでしたが・・・)今回は4Dということで匂いがプラスされました。こすって匂いを楽しむタイプの駄菓子屋系アイテムで匂いは基本作り物のチョコレートやらフルーツといって匂いで小学生に戻った感じでした。ただ初っ端のベーコンの匂いはちょっと胸がむかついたのと、途中まとめて3種類の匂いを嗅がせる強引なところはちょっとなと思いましたがアイディアは面白いです。
中盤、ベテランOL風のスパイが出てきたなと思ったら前作までのスパイキッズの子役じゃないですか。いったい幾つですかという位の成長速度で、あちらの子供は成長が早いなと思いました。もちろん弟の方も出てくるのですが、こっちの方も成長がはげしくて最初にと登場してきたときは目が点でした。
あと、
さりげなくダニー・トレホが出ていたのが一番テンションが上がりました。
日本人バージョンはこの人で!!
ジェシカ・アルバ
(マリッサ・コルテス=ウィルソン)
コスプレ上手な深田恭子で。
ジョエル・マクヘイル
(ウィルバー・ウィルソン)
ムロツヨシなんかいいと思います。
 ジェレミー・ピヴェン
(タイムキーパー)
竹中直人あたりにお願いしたい。


スパイ・ゲーム
SPY GAME

(2001)
4
2002年1月
この映画、以外に面白かった。(期待していなかっただけに・・・)
ストーリーは、ブラピが中国政府につかまってしまい、それとレッドフォードが救出するというもので、その中で、救出される間にブラピ&レッドフォードの関係が回想シーンで語られるって感じで、映画はさくさく進んでいくので退屈しなかったなぁ。
とまあ、それはさておき、この映画を観て前々から思っていた事に確信を持ったのが、
ブラピは主演より助演をやったほうが、全然いいってこと。12モンキーズだってアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたしね。
というわけで、
オーシャンズ11期待してます。
関係ないけど、レッドフォードの乾燥肌はどうにかなんないのか?
ムービースターなんだから!!
日本人バージョンはこの人で!!
ロバート・レッドフォード
(ネイサン・ミュアー)
水戸黄門も最近ではこなす、石坂浩二を。
ブラッド・ピット
(トム・ビショップ)
意表をついて、大リーグでも大活躍!!イチローなんかはどうでしょう?


スパイダー
ALONG CAME A SPIDER

(2001)
4
2002年5月
一流私立学校から上院議員の娘ミーガンが厳重な警備の中にもかかわらず誘拐されてしまう。犯人は何年も学校の教師になりすまし、計画を実行したのだ。犯人は犯罪心理捜査官のアレックス・クロスが捜査を担当するよう要求する。
アレックスは事件当時シークレットサービスとしてミーガンの護衛をしていた女性捜査官ジェジーと組んで捜査を進めていくが、事件は思わぬ方向に向かっていき・・・。
前作「コレクター」に続き、アレックス・クロスシリーズ第二弾。主役のアレックスも前作同様モーガン・フリーマンです。
”衝撃”のラストは賛否両論あるかもしれませんが、まぁこういうラストもいいんじゃないと思いました。しかしながら、
前半は緊迫感があって結構ハラハラしましたね。
しかし
誘拐された娘ってーのがしっかりしすぎ。だって誘拐されてるのに泣かないし、幽閉されているボートを火事にして逃げ出すはとなんとも勇敢ですなぁ。ありえないよ。
オープニングタイトルは蜘蛛の糸をモチーフにしていてスタイリッシュで素晴らしいの一言につきます。

モーガン・フリーマン60過ぎて走る走る
(犯人の指示の元)、やっぱり俳優は何はなくとも体力ですな。
それよりモ
ニカ・ポッター、ついに来ました、大作での大役をGET!!角度によってはちょっと面白い顔をしているような気がしますが、美人ですよ。しかしなんと言っても声がいいです。彼女に★1つプラス。
あと、ミーガンの母親役に
ペネロープ・アン・ミラー。久しぶり見たけど年取ったなぁ。
日本人バージョンはこの人で!!
モーガン・フリーマン
(アレックス・クロス)
最近のいい警察官(年寄り部門)といったらもちろん、いかりや長介
モニカ・ポッター
(ジェジー・フラニガン)
主役にはなれないけど大物との共演はかなりある、鶴田真由
マイケル・ウィンコット
(ゲイリー・ソーンジ)
犯人役のマイケル・ウィンコットは筧利夫坊主っぽくした感じだったな。


スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする
SPIDER

(2002)
2003年4月
子供時代の忌まわしい出来事のため精神を病んだ男デニスが20年ぶりに故郷に帰ってきた。彼は一冊のノートとともに過去の出来事を思い出すのだった。
久しぶりに難解な映画を観たな。
「レッド・ドラゴン」でレイフ・ファインズに興味を持ったからってうっかりこの映画に手を出すと訳わからんかもしれませんぜ、みたいな。あらためてクローネンバーグの作品は玄人向けだなと感じたのでありました。
主人公の母親が殺された、程度の予備知識がある位でこの映画を観たんですが、一目見てレイフ・ファインズ扮する主人公、普通じゃないなと思わせる雰囲気が出ていてやっぱりこの人は上手いんだなと思いましたね。しかも肉体的な見た目も「レッド・ドラゴン」じゃ体を鍛えて筋肉もすごかったんですけど、今回のこの役ではずっと施設にいて運動をしていないかと思わせるほどに筋肉をそぎ落として肉体改造しているんだから2度感心です。
でも一番すごいのはなんといってもミランダ・リチャードソン。この映画に出てくる重要な女性をスパイダーからの視点で見ると全て愛する母親に見えるって設定なんですけど。
父親と不倫するイヴォンヌと母親の一人二役はもう見事です。最初イヴォンヌを彼女がやってるって気づきませんでしたから。観ているこっちもスパイダーと同じように訳がわからなくなって行くような錯覚に陥ります。
みんなにお勧めって言うわけじゃないけど、観るときは体調万全でって感じです。
日本人バージョンはこの人で!!
レイフ・ファインズ
(デニス・クレッグ【スパイダー】)
若く見えても40過ぎってところが共通点の真田広之で。
ミランダ・リチャードソン
(クレッグ夫人)
いいお母さんって感じの田中好子で。そして性悪のイヴォンヌの一人二役も見てみたい。
ガブリエル・バーン
(ビル・クレッグ)
古谷一行で。ガブリエル・バーン同様、微妙にダークな雰囲気を持っているような。


スパイダー パニック!
EIGHT LEGGED FREAKS

(2002)
4
2002年12月
あるアメリカの田舎町、産業廃棄物を積んだトラックから積荷が落下してしまう。
やがて汚染された餌を蜘蛛マニアが飼育している蜘蛛が食べ巨大化してしまい、小さな町は巨大化した蜘蛛があふれ大混乱に陥ってしまう。
あー、面白かった。これぞ正しきB級映画。100%ピュアなB級って感じで。
産業廃棄物で汚染されているなら、魚とか他の昆虫も巨大化していないかい?
なんて突っ込みもあれば、当然、蜘蛛は人間を襲ったりもするわけですよ。だけど襲われる町の人々は全てエキストラ、役に名前があるキャラクターはピンチになっても決して蜘蛛にやられないんですね。とかすんごい小さな田舎町なのにこれでもかって人が蜘蛛にやられてるじゃんとか突っ込む所満載です。
デヴィッド・アークエットも情けな系の主役がまさにはまり役で、B級テイストを盛り上げてくれます。
それにタランチュラをはじめとして、
結構いろいろな種類の蜘蛛が出てきてちょっとした蜘蛛博士になること間違いなしのマメ知識満載の映画だったりもするんですね。
あ、そうそう巨大化した蜘蛛がキューキューとよく鳴くんですが、蜘蛛って鳴くっけ?
まぁ、観てみればわかると思いますが、
最後どうやって蜘蛛を退治するかわかっちゃうんですけど、そんな所も楽しめるB級映画でありました。
日本人バージョンはこの人で!!
デヴィッド・アークエット
(クリス・マコーミック)
情けなさ加減が絶妙な、野々村真で。
一応ヒロインのシングルマザーで保安官のサムには野々村真の奥さんで。


スパイダーマン
SPIDER-MAN

(2002)
4
2002年6月
人気のアメコミの実写版。
ストーリーもアメコミの王道で、
@正義VS悪が明確。
A
主人公にはなぜか両親がいない。(バットマンもロビンもいないような)
B主人公がなぜ正義の味方になるかのきっかけがちゃんとある。
C悪者にはそれなりの理由があって悪いことをしている。
D
ヒロインの名前がメリー・ジェーンっていかにもな所。
といろいろあるわけですよ。
トビー・マグワイアの高校生ねたはいろんなサイトで話題になっているので、ここであえて書きませんが、
ニューヨークに行く前のスパイダーマンってトレーナーにジャージだったのにニューヨークに着いてからのスパイダー・スーツって本来のスパイダー・スーツになってるでしょ?あれって本人の自作?だったらピーターはデザイナーの仕事も出来そうじゃない?
もう、ディカプリオの友達とは呼ばせない、トビー。優等生的な作品ばかり出てたけど、
スパイダーマンをやって一気に高感度アップ。
それと、
洋服の下にスパイダー・スーツを常に着ているのには笑った。(マスクと手袋とブーツはどこに持っていたんだっていう疑問は残りますが・・・)
ウィレム・デフォーがノーマンの心の中にいるグリーン・ゴブリンとの一人芝居がおかしくって、おかしくって、よくやったなデフォーって感じ。
「がっはっはー!」的な笑い方も◎。
「X-MEN」もそうだったけど
アメコミものの一作目って続編につづく・・・って感じで物足りないんだよね。というわけでパート2に期待しますか。今度は敵が二人になるらしいし、トビーもキルスティンも出るらしいので。
日本人バージョンはこの人で!!
トビー・マグワイア
(ピーター・パーカー
/スパイダーマン)
もう、えなりかずきで決定でしょ。壁を飛び回って絶叫する(うれしくって)姿が以外にもばっちり決まりそう。
伯母さん役はもちろん「渡る世間は鬼ばかり」つながりで赤木春江。
ウィレム・デフォー
(ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン)
阿藤海で、顔がすでにグリーン・ゴブリン入ってます。
キルステン・ダンスト
(メリー・ジェーン・ワトソン)
特別かわいい訳でもない、隣の女の子的な所が、内山理名


スパイダーマン2
SPIDER-MAN 2

(2004)
4
2004年8月
スパイダーマンとして忙しい毎日を送っているピーターは学業もMJの相手ももおろそかになっていた。そんな中Drオクタビアスは画期的な研究をしていたのだが実験中に事故が起きてしまい怪人ドック・オクとなってしまう・・・
ファースト・シーンがすばらしい映画とはこのことですよ、おすぎ。前作のダイジェストをコミックでおさらいできるという画期的なファースト・シーンに心つかまれました。
前作は期待も大きかったせいか普通の出来に思えてこれがアメリカじゃ4億ドルの大ヒットだなんてなどと思いましたけど、今回は前作を完全に上回る出来で前作は本当にプロローグみたいなものだったんだなぁって思いました。やっぱり覆面ものは正体がばれてなんぼですね。そこからやっぱりドラマに広がりがみえます。だからマスクなしで活躍しだすスパイダーマンからめっぽう面白くなりましたもん。マスクなしでノンストップの電車を止めるピーター、乗客に素顔見られてる見られてるってハラハラしてこの先どうなるの?なんて思っているのもつかの間力尽きたピーターの前に助けられた人たちが・・・その中の一人がピーターを見て「まだほんの子供じゃないかぁ。」ってトビーは立派な大人ですけどと軽く突っ込みが入りつつも「君の正体はみんな黙っているよ。」的な温かい雰囲気にちょっと感動。この突っ込みと(メイおばさん楽しそうに飛んでるし)感動が絶妙なバランスの展開に感心しました。
最初ドック・オク役にアルフレッド・モリーナと聞いて「フリーダ」の旦那役の人でしょ、ずいぶん地味だけど大丈夫?と思ったけど前作のウィレム・デフォーのマッド・サイエンティストと違って事故で心を機械に支配された可哀想な人の設定だからアルフレッド・モリーナは結構よかったです。
キルスティン・ダンストも知らないうちに舞台女優になっていて笑った。しかも
「Do you love me or not?」ってちょっと芸能人になったからってあんた何様?な台詞もあの性悪顔で言われちゃ許せるってものです。「モナリザ・スマイル」といい今回の役といいキャラの幅を広げたダンストに今後も注目です。
最後もネタバレ→
ウィレム・デフォー←が出てきてうれしい驚きが・・・これで続編の準備もばっちり。ってことはネタバレ→ジェームズ・フランコがグリーン・ゴブリン!?←完結編も楽しみになりました。といっても2006年か2007年でしょ完成は。先は長いですね。
日本人バージョンはこの人で!!
アルフレッド・モリーナ
(オットー・オクタビアス/ドック・オク)
見るからに人の良さそうな中村梅雀で。
ローズマリー・ハリス
(メイ・パーカー)
森光子なら怪人にも立ち向かう勇気ある行動も出来そうで。


スパイダーマン3
SPIDER-MAN 3
(2007)
4
2007年5月
NYで絶大な人気を誇るスパイダーマンことピーターはMJにプロポーズを決意するがそのころ伯父のベンを殺したフリントが脱走したと情報が入り・・・
超人気シリーズも一応これで終わりか・・・?という本作。
相変わらず素晴らしいのはオープニング。毎回前作までのあらすじをポイントを抑えて分かりやすくサラッと見せてくれてストーリーに入りやすくしてくれるところがいいですね。これだけでワクワクできます。
そして今回も新キャラ続々登場というサービス精神旺盛なところもよく、最初気になっていた詰め込みすぎて話が大味になっちゃうんじゃないかと心配したのですがギリギリ回避したという感じでこれだけ盛りだくさんでよくやったサム・ライミと感じました。
話が散漫になりがちなところやはり初期メンバーの話だけは筋が通っていて影が薄くなりがちだったジェムズ・フランコが一番のがんばりを見せていて意外でしたが嬉しかったです。シリーズ通して嫉妬の塊みたいな奴でしたがネタバレ→
最後はピーターと分かりあえてスパイダーマン&ニューゴブリンVSサンドマン&ヴェノムというタッグマッチは男の友情でよかったです。しかし執事が事件の真相をハリーに告白するシーンはいまさら!感もありサンドマンの娘のエピソードやエディがヴェノムになる過程のエピソードも薄かったりするのが気になったのですがまぁこのボリュームなら仕方ないかという感じです。
今回新キャラで注目していたブライス・ダラス・ハワードは出番少なめで今時のいい娘さんという普通のキャラクターで、当初はアニメ版でニュースキャスター志望の電波系の女の子(MJも当然嫉妬する)がいてこれまたアメコミにありがちなある事故がきっかけで怪人になってしまうキャラがいてこれを期待していのでちょっとがっかり。でも金髪は似合っていた!
この終わり方次回に続けられそうだしグウェンというキャラはピーターとMJとの関係を危うくさせるだけのネタもありそうでサム・ライミも意外とやる気満々という感じ。トビー&ダンストのキャラは入れ替わったとしてもブライス・ダラス・ハワードだけは続投して欲しいと思うのでした。
個人的には二作目が一番ドラマチックで好きなのですが一作目から数えると早五年、時の経つのは早いです。
日本人バージョンはこの人で!!
トーマス・ヘイデン・チャーチ
(フリント・マルコ/サンドマン)
気は優しくて力持ちな照英はあのダサめ緑のボーダーTシャツも着こなしてくれそうで。
トファー・グレイス
(エディ・ブロック/ヴェノム)
顔つきからして成宮寛貴がぴったりです。
ブライス・ダラス・ハワード
(グウェン・ステイシー)
普通にいい娘という感じの相武紗季あたりで。


スパイダーウィックの謎
THE SPIDERWICK CHRONICLES
(2008)
4
2008年4月
母親のヘレンと姉マロリー、双子のジャレットと古い屋敷に引っ越してきたサイモンはある日、屋根裏で一冊の妖精の図鑑を見つけ封印を解いてしまい・・・
売れっ子子役フレディ・ハイモア主演のファンタジー。
全く期待していなかったし、観ることすらどうしようかと悩んでいて監督も「ミーン・ガールズ」の監督としってこれはますます大丈夫だろうか?と心配になったのですがこれが想像以上によかったです。
双子のうち主役の方のサイモンはいろいろあってお父さんとは別々に暮らすことになってお父さんっ子のサイモンはご機嫌斜めという現代ファンタジーでありがちな両親の不和で妖精を見たなんて言っても誰にも信じてもらえないお約束の展開がありつつも後半はみんなで力をあわせてゴブリンを退治しようという展開に余計なエピソードもなくかといって簡潔すぎるわけでもなく90分ちょっとの時間で分かりやすく綺麗にまとまっているところに感心しました。
ここ最近ファンタジー映画がかなり公開されていますけどその中でも一番よく出来ている感じがしました。(「ハリー・ポッター」シリーズより断然好き。)ただ前半反抗期の方のフレディ・ハイモアに何かって言うと理不尽に疑われるところがちょっと可哀想でしたが。
花の妖精たちもなんだかふわっとした感じで自然に登場するところもビジュアル的に気に入りました。
フレディ・ハイモアもアクティブな兄と真面目な感じの弟と一人二役を演じ分けてさすが今が旬のことだけはあると感じましたし、個人的にはあまり幸せそうじゃない役をやったらぴったりはまるメアリー=ルイーズ・パーカーが相変わらず上手くてよかったです。
日本人バージョンはこの人で!!
フレディ・ハイモア
(サイモン/ジャレッド)
冒険とかファンタジーが似合いそうな須賀健太で。
サラ・ボルジャー
(マロリー)
井上真央あたりにやってもらいたい。
メアリー=ルイーズ・パーカー
(ヘレン)
綺麗だけどいろいろ苦労しているイメージがぴったりな奥貫薫で。


スパイ・バウンド
AGENTS SECRETS

(2004)
4
2005年2月
武器の闇取引を阻止すべくジョルジュ達一行はモロッコへ向かう。今回の任務を最後に仕事を辞める決意をしていたリザは無事任務を達成したのだったが・・・
思っていたより全然よかったです。何がよかったってスパイ映画なので当然スパイ的な行動はあるのですが、なんといってもチームを組んで潜入担当とか爆破担当とか資源調達担当とか
一人一人にちゃんと役割分担があるのが前提でミッションを達成させているところが正統派という感じがしていいんです。空港でベルッチが捕まったところをヴァンサン・カッセルは自分も捕まっちゃまずいと思いとっさに変装するのですがそれがトイレットペーパーを口に入れて人相を変えるといういたってシンプルなところが逆にリアル。「ミッション・インポッシブル」なんてトム・クルーズが一人で全部やっちゃうからどうもスパイものに見えない。この映画やTVの「スパイ大作戦」のこういうところ見習って欲しいと思います。
ミッション達成後にベルッチが上層部の罠にはめられてからがなんか汚い事をやらせるだけやってうるさくなってきたら始末する上層部の姿勢が時代劇の内容のようにおもいっきりベタなんですがスパイ映画だけあって普通の通行人がみんなスパイに見えてすごくハラハラします。ネタバレ→
最後も出所したベルッチを迎えにきたヴァンサン・カッセルと車で逃げるんですけどいつ車が爆発するんじゃないかと気が気じゃありませんでした。
敵側の女スパイが出てくるんですがこの女スパイフリーランスでスパイの世界でもこういう組織に属さず傭兵みたいな人がいるんだなぁとちょっと感心しました。
この映画をマリオンで公開してしまう度胸は買うとしてもやっぱり無謀だったような気がします。映画の日に観に行ったのですが「オペラ座の怪人」は満席なのに比べてこっちはガラガラでしたもの。どう見てもミニシアター系のこの作品を全国ロードショーに踏み切った担当の人は始末書ものじゃないのでしょか。といらん心配をしてしまうのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ヴァンサン・カッセル
(ジョルジュ)
本木雅弘は口数少なそうだからスパイに向いてそう。
モニカ・ベルッチ
(リザ)
鈴木京香にクールにきめて欲しい。


スパニッシュ・アパートメント
L' AUBERGE ESPAGNOLE

(2002)
4
2004年5月
パリの大学に通うグザヴィエは親のつてで面接した会社のお偉いさんにスペイン語がこれからは必要と言われ、スペインに留学することにし早速バルセロナに旅たつのだが・・・
スペインのアパートで国籍も性別も異なる若者達の共同生活を描いた青春コメディとでも言うんでしょうか?青春を謳歌しているって感じが伝わってきて楽しかった。この映画のいいところは留学した主人公(結構優秀)がバルセロナで勉強するシーンは皆無といっていいほどなくて、友達と遊びまわったり、ルームメイト達とや恋人との喧嘩や飛行機で出会った人妻との不倫なんか
思いっきりバルセロナの生活を満喫しちゃっているところが若者はこうじゃなくっちゃと共感できるところなんです。
ルームメイト達も神経質なイギリス人の女性やいつの間にか居ついてしまうその弟やらレズビアンの同級生やリーダー格のイタリア人だったりと個性豊かで絶対まとまるはずはないと思いつつも(実際イギリス人の弟は場の雰囲気が読めずいつもおちゃらけている)イギリス人の浮気が彼氏にばれそうになるとみんなが一丸となってそれを阻止しようとするチームワークのよさ。なにもそこまでしなくてもと思ったけどいまだ学生気分が抜けない自分にとっちゃ、あと10才位若けりゃこんな留学生活に飛び込んでみたいと思わせるそんな青春映画なのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ロマン・デュリス
(グザヴィエ )
愛嬌と高感度がありそうなV6の岡田准一で。


スピード・レーサー
SPEED RACER
(2008)
3
2008年7月
レース中に事故死した兄の後を追うようにレーサーになったスピードはある日、大企業の社長ローヤルトンから誘いを受けるがそれを断ったスピードにローヤルトンは次々と妨害工作を仕掛けてきて・・・
「マッハGoGoGo」をウォシャウスキー兄弟が映画化。
最初から最後まで色の大洪水と言った感じでとにかくカラフルで最初監督はマックGかと思っていたらウォシャウスキー兄弟でした。
アメリカじゃこけちゃったので期待していなかったのですがこれが意外と面白かったです。
キスシーンすらほぼ皆無でカラフルな画面構成と分かりやすい展開で思い切りファミリー層向けの映画ですがよくよく考えてみると武器を搭載して崖から突き落としたり、爆発させたりして観客は大喜びという展開でポップな「デス・レース」といった感じで結構ハードでした。
メインのレースシーンは「マリオカート」以上に奇抜で主人公の車なんてもう走っているんだか飛んでいるんだか分かりませんてくらいジャンプしすぎ。でも普通のレースより武器が出てきたり車がジャンプするのは観ていて楽しいです。
惜しかったのは主人公の弟。いちいちここぞというところで出てきては場を盛り下げて出てくるたびにイラッとします。原作に忠実なようですがこの弟(と猿)がいなければもうちょっとすっきりとした感じに仕上がっていたとおもうと残念でなりません。
お父さんのジョン・グッドマン、お母さんのスーザン・サランドンに恋人の最近毒気の抜けてきたしまったクリスティーナ・リッチというジャンルの違う三人が同じ画面で中良さそうにしているシーンはレアでこれだけでも観た甲斐があったと感じたからまぁいいかなと思うのでした。
主人公を助ける謎の覆面レーサーはマシュー・フォックスですがただでさえ顔が長いのに変な覆面していて余計顔の長さが強調されて出てくるたびに気になって仕方がありませんでした。
日本人バージョンはこの人で!!
エミール・ハーシュ
(スピード・レーサー)
ああいう衣装が似合いそうな要潤で。
クリスティーナ・リッチ
(トリクシー)
気の強そうな観月ありさにお願いしたい。
マシュー・フォックス
(レーサーX)
顔は長くないけれどケンカはとりあえず強そうな加藤浩次で。
ロジャー・アラム
(ローヤルトン)
岸部一徳がイメージにぴったりです。


SPIRIT
霍元甲

(2006)
3
2006年3月
格闘家の父を持つ霍元甲は成長し天津一の格闘家になるがある日その傲慢な性格が災いし家族を殺されてしまう。霍元甲は一人旅に立ちやがて世界初の異種格闘技戦に参加するのだが・・・
いつものジェット・リーの格闘物に中村獅童が参加した程度に思っていたのですがジェット・リーの演じた霍元甲という人は実在した人だったんですね。
これは腕はあるけど傲慢な性格がたたって人生のどん底に落ちた格闘家が本当の強さとは何か?というある種、一種の悟りを開く内容なのですがそれはさておきジェット・リーの格闘シーンがが盛りだくさんで相変わらずすごいです。相手の武器にあわせて戦うことも出来ちゃうし。
中村獅童もジェット・リー相手にライバル役務まるのかなぁ?とちょっと心配だったのですが、ちゃんと互角に戦っていて(戦っていているように見えて?)見劣りしないところと武士道精神を持ったちゃんとした格闘家だったのでホッとしました。ジェット・リーの武器のヌンチャクと中村獅童の刀が入れ替わって使い慣れてないものだからヌンチャクで自分の後頭部直撃というおちゃめな一面もあったりするのですがなんだか
日本語の台詞はいつもの3倍気合入ってますという感じがちょっとくどかったです。
あと見た目からして絶対悪そうなアメリカのレスラーが実はいい奴だったなど微笑ましいしーんもあるのですが、この人「トム・ヤム・クン」にも出演しているそうでアジア映画における西洋の怪力男という特殊なジャンルでがんばっているオーストラリア出身のネイサン・ジョーンズちょっぴりその存在を心に留めておきます。
ハリウッドバージョンはこの人で!!
ジェット・リー
(霍元甲)
背が低い印象のショーン・ペンで。
中村獅童
(田中安野)
武士道精神がありそうなエリック・バナで。


スプライス
SPLICE
(2009)
3
2011年1月
科学者のエルサは人間と動物のDNAを荒廃して新種の生命体を作り出してしまう。クライヴは反対していたがその生命体は瞬く間に成長してしまい・・・
「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督のSFスリラー。
ナタリといえば「CUBE」というくらい有名なのですがそれ以降はパッとしなくて大丈夫かなと思っていたらようやく期待にそぐわぬ映画が出来て単純に嬉しいです。これ、一歩間違うと「スピーシーズ」の二番煎じになりかねないのですがそういう風にもなっていないところが偉いと思いました。
映画としてはいいのですが、主人公二人に全くといっていいほど感情移入できなかったで内容的には生理的にダメでした。
まずきっかけを作るサラ・ポーリがものすごく身勝手すぎるんです。ただでさえやってはいけない実験をしているのに、エイドリアン・ブロディに痛い所を突かれると逆切れ。そして仕事をサボって実験を続けて、上司にばれそうになったら優秀なのをいいことに溜まっていた仕事をあっという間に片付けて文句ないんでしょ。と言わんばかりの態度に腹が立ちました。
エイドリアン・ブロディも口では何だかんだ言うんですけど結局は優柔不断なんですよね。こちらは何となく見ているとイライラするタイプ。
メインのクリーチャーの見た目がほとんど人間なのですがあの顔がなんとも表現しがたい人間臭いエイリアンみたいな感じがしてちょっと気持ち悪かったです。「スピーシーズ」みたいに完全に人間の時とクリーチャーの時と見た目が違ったらよかったのですが、あの微妙にエロチックなところがダメでした。
日本人バージョンはこの人で!!
エイドリアン・ブロディ
(クライヴ)
阿部寛あたりにお願いしたい。
サラ・ポーリー
(エルサ)
羽田美智子とか意外といいかもしれません。


スプリング・ガーデンの恋人
HOPE SPRINGS

(2003)
3
2004年10月
恋人のヴェラにふられてイギリスからアメリカのホープ・スプリングという街にやってきた画家のコリン。そこでマンディという女性と親しくなるのだがヴェラが現れてコリンに愛していると告げて・・・
コリン・ファース主演のちょっとしたラブ・コメディで「ブリジット・ジョーンズの日記」でコリン・ファースが演じていたマークが抜け出たような(というよりコリンが常にいい人そうに見えるだけなんですけどね)作品。
内容はまぁちょっと前のトレンディドラマな感じがして目新しさはないけど相手役のヘザー・グラハムはこれで30代半ばだとは思えないほど相変わらずキュートでいいですね。
でヘザーのライバルが
強引に美女になりきるでおなじみのミニー・ドライヴァーだ。またまたいい女気取りでまたか、と思ったけど今回は性格悪い役でこんなミニー・ドライヴァーを待ってましたとちょっとうれしくなりました。劇中服を脱いでコリンを誘惑するミニー、このときの下着がワインレッドオシャレなやつなんですけど下着姿になっても全くセクシーじゃないミニーはある意味すごいです。最後もネタバレ→結局ふられた←ミニーは転んでもただは起きない精神でなんかちゃっかりミス・ホープ・スプリングみたいなものになちゃって女王気取り。うーんさすがです。というかコリン・ファースのせっかくの主演作をミニーが完全に場を持っていてしまい。あたらめて思うのでした。恐るべし、ミニー・ドライヴァーと・・・
日本人バージョンはこの人で!!
コリン・ファース
(コリン・ウェア)
失恋したら旅に出ちゃいそうな緒形直人で。
ヘザー・グラハム
(マンディ)
小泉今日子も相変わらずキュートです。
ミニー・ドライヴァー
(ヴェラ・エドワーズ)
お笑い界のいい女気取り、青木さやかで。


すべては愛のために
BEYOND BORDERS

(2003)
3
2004年1月
裕福なイギリス人と結婚したサラは義父の慈善活動の功績を讃えるパーティーに出席していた。そのパーティーに一人の痩せ細った少年をつれ医師ニックが乱入して飢餓や病気で命を失っている子供が大勢いると訴える。
そのことが頭から離れないサラは私財を投げ出し救助活動に向かうのだった。
実際にUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使になっているアンジェリーナ・ジョリーらしい作品。世界には飢餓や病気で一日に何人も死者が出ています。さあみんなで難民を助けようじゃありませんか。というメッセージを伝えようとしているのは分るんですが、
主人公のサラ行動が唐突すぎじゃないか?確かに慈善活動家達の着飾ったパーティーをやってるくらいならその金を寄付しろってのは共感できますけど、いきなり危険な地域に慈善活動に行くか?現地の活動家達の足手まといになるだけだと思うんですよね。
それにサラの旦那も物分りが良すぎるんですよね。妻が慈善活動に行くを許したとしても幼い子供を残して行くのをそうそう黙って見過ごしてよいのだろうかと思いましたよ。しかも慈善活動する資金は旦那が稼いだ金や子供のための貯金もきっとあるはず。それを勝手に持っていく主人公はどうなんだろうと思いましたよ。
主人公の突飛な行動がやけに目だってしまってクライヴ・オーウェンやなにげに自然に年を取って行く過程が上手かったライナス・ローチの演技、せっかくのカンボジアやチェチェンの過酷な状況のリアルな描写(資金不足で慈善団体が武器の密輸をするが結局はその武器で人が死んでいったりもする活動家達のジレンマ等)が薄っぺらく見えてしまったのが残念です。
日本人バージョンはこの人で!!
アンジェリーナ・ジョリー
(サラ・ボーフォード)
アフガニスタンの支援事業に参加している藤原紀香で。
クライヴ・オーウェン
(ニック・キャラハン)
寡黙な医師って役が似合いそうな堤真一で。


すべてはその朝始まった
DERAILED
(2005)
3
2007年2月
チャールズはある日の通勤電車で財布を忘れたことに気がつき無銭乗車になりそうになったところをルシンダという美しい女性に助けられる。やがて二人は親しくなりついにある晩ホテルで一夜を過ごそうとするのだが突然暴漢が部屋に押し入ってきて・・・
クライヴ・オーウェン、ジェニファー・アニストン、ヴァンサン・カッセルとジャンルの違う三人が集まった異色のサスペンス。
クライヴ・オーウェンがジェニファー・アニストンと偶然出会い不倫の道にまっしぐらの前半で一回ホテルに行こうとしてアニストンが「ごめんなさい、やっぱり無理。」みたいなことを言って断るのですがクライヴ・オーウェンが「気にしなくていいよ。」見たいなことを言いつつも目が子犬のように悲しげなところがちょっと笑ってしまいました。
強盗役のヴァンサン・カッセルは見た目と凶悪性がマッチしていてよかったです。襲われるジェニファー・アニストンは新境地開拓しているとは思ったのですがこの二人に囲まれるとちょっと違うかなと感じたしやっぱりアニストンは軽いコメディに出てもらっていた方が安心して観ていられると思います。
クライマックスはクライヴ・オーウェンが執念でヴァンサン・カッセルに勝負を挑むわけですが今まで散々やられっぱなしだったところを半分やけくそ気味なところとかを見ると
ホテルに行けなくてがっかりするところや殴られて鼻血を出したりしてダメだなぁこいつと思わせながら最後がは立ち向かう人間臭いところがクライヴ・オーウェンの魅力なのかなぁなんて感じました。
日本人バージョンはこの人で!!
クライヴ・オーウェン
(チャールズ)
普通のサラリーマンとか似合いそうな段田安則で。
ジェニファー・アニストン
(ルシンダ)
島直子あたりにやってもらいたい。
ヴァンサン・カッセル
(ラロッシュ)
見た目がちょっと怖い加藤雅也で。


スペル
DRAG ME TO HELL
(2009)
5
2009年11月
銀行の融資担当部で働くクリスティンはライバルに勝ち次長に出世するため、ある日老婆のローン返済を断ってしまう。その夜クリスティンは老婆に待ち伏せされ襲われるのだが・・・
監督はサム・ライミ、脚本には弟も加わったライミ印の正統派ホラー。
オープニングのユニバーサルのロゴが70年代から80年代のロゴを使っているところからしてこれは何かが違うと感じましたがやっぱり一味も二味も違がかったです。
テンポもいいけれど話の展開が面白いというかよく出来ています。ドッキリシーンの連続で見落としがちになりそうなのですが序盤の伏線がしっかり効いているところもよかったし、老婆のビジュアルもすごいです。車の中で襲われてアリソン・ローマンがホッチキスで応戦してこれも痛いのですが、入れ歯が外れてその口で噛み付くシーンはエグイです。そして
外れた入れ歯をとっさに口に入れて上下が逆さになってしまうのですがそれが上手い具合に悪魔的なビジュアルになるナイスアイディア。
他にも「バベル」でアカデミー賞にノミネートされたおば様が霊能者役で登場し、オカルトちっくな儀式でアリソン・ローマンに取り憑いた悪魔を追い出そうとしたり、個人的にホラーの中でもオカルト的なジャンルが好きなのでこれは大満足。
ドッキリシーンも多彩ですが個人的には何かと言うと出てくる蝿が気持ち悪い。寝ている間に唇をこじ開け体内に侵入、そして昼間おなかの中で蝿の羽音がするって考えただけでもゾッとします。後は割りとアリソン・ローマンの口に色々とやばそうなものが毎日とっかえひっかえ入っていて生理的エグさも満点でした。
出演者も地味目なところがかえって良かったと思います。主役は最初エレン・ペイジだったようですがアリソン・で正解だと思ったし、アリソン・ローマンは悪魔に悪さをされている時とそうでない時の顔つきが全然違うように感じたのですがそこまで計算されているとすればさらに感心します。
日本人バージョンはこの人で!!
アリソン・ローマン
(クリスティン・ブラウン)
普通っぽい感じの蒼井優で。
ジャスティン・ロング
(クレイ・ダルトン)
イメージは伊藤淳史といったところでしょうか。
ローナ・レイヴァー
(ガーナッシュ)
今でも精力的にテレビに出ている池内淳子にお願いしたい。


スポーツキル 地獄の殺戮ショー
SPORTKILL
(2005)
2
2008年6月
葬儀屋で働くレイチェルが気がつくと檻の中に入れられていた。やがて一人の男がやって来て目の前の男を殺さないと自分が殺されることを知らされ・・・
最近話題の「ソウ」シリーズや「ホステル」シリーズを彷彿とさせる血みどろスプラッター。
主人公の美人葬儀屋のレイチェルが突然連れ去られて殺すか殺されるかのイベントに強制参加させられたり、親友で同僚の葬儀屋も連れてこられてこの娘さんも何故か美人で葬儀屋にこんなイケイケの美女が二人もいるのか?という突っ込みたいところもあったりするのですがそういうの別にいいと思うのですが、
映像と設定だけ凝っていても(それほど凝っていませんが)やっぱり話がちゃんとしていないと全然ダメですね。
無理やり連れてこられて縛り付けられている人を殺せなかったら自分が殺される、殺せたらまた次の人を殺すという繰り返しだけ。主人公の娘さんはルール違反をして地中の迷路(ほふく前線でしか動けない)に閉じ込められて脱出してはまた殺人ゲームに引きずり出されてまた地中に埋められるということを繰り返すだけ。
話の展開の幅が狭すぎて内容が広がらないです。色々と面白そうなキャラクターもいるのですが彼らも全く生きていないしこれは完全に脚本が悪いんじゃないかと思っていたら監督、製作、脚本、撮影、編集全部一人でやっていたんですね。その気合はいいと思いますが誰かの力を借りたほうがいいと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ドナ・ウッド
(レイチェル)
綺麗どころの大塚寧々あたりで。


スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい
SMOKIN' ACES
(2007)
3
2007年5月
マフィアのボスを張り込んでいるFBI捜査官はマジシャンあがりのエースに100万ドルの賞金を出して暗殺者を雇ったことを知り、二人はエース保護するためにホテルに向かうのだが・・・
豪華スターとは言えないけれどアクの強い個性的俳優陣多数共演のクライム・サスペンス・アクション。
これだけの顔ぶれなので結構期待していたのですが今一歩。話がごちゃごちゃしすぎてもったいなかったなぁ。「暗殺者がいっぱい」なだけにこれでもかってくらいに暗殺者が出てくるのですが出てくる暗殺者が半分位だったら話もすっきりしたんじゃないかなぁと思いました。
主役は一応若手FBI捜査官役のライアン・レイノルズになるのでしょうか。同世代に今年アカデミー賞にもノミネートされた「きみに読む物語」でお馴染みのライアン・ゴズリングとは違って「ブレイド3」やらリメイク版「悪魔の棲む家」とかB級路線っぽいところが親しみやすくてちょっと注目しているのですが彼はベン・アフレックをカッコよくしたような次世代のベン・アフレック的ポジションになる予感がします。
とライアン・レイノルズが活躍しているおかげなのか小銭稼ぎで出演したのかよく分かりませんがベン・アフレックの役どころはしょぼすぎて笑うに笑えません。ネタバレ→
序盤であっさり殺されるのはいいのですが殺されたあと顔をいじくり倒されて←ベン・アフレックは三枚目路線に落ち着いてしまうのだろうかとちょっぴり心配になるのでした。
レイ・リオッタとアンディ・ガルシアはここのところ同じような役どころでこの辺りの年齢になると同じような役しか回ってこないのかなぁなんて思ったりするのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ライアン・レイノルズ
(リチャード・メスナー)
どちらかと言うと肉体派よりの坂口憲二で。
ジェレミー・ピヴェン
(バディ・“エース”・イズラエル)
タカアンドトシのタカに風貌のキャラも似てました。


スライド
NOVEMBER
(2004)
3
2008年5月
カメラマンのソフィーは恋人とのヒューとの帰り道ヒューが立ち寄ったコンビニで強盗に殺されてしまう。ようやく立ち直りかけたソフィーは大学の講義の最中に事件現場のスライドがあることに気がつき彼女の周りで奇妙なことが起こり始め・・・
コートニー・コックス主演のインディーズ系のサスペンス映画。
何かの撮影賞も受賞したようであらすじを見た感じだと流行のサスペンスもののようで期待したのですがとても地味でもうちょっと長かったら退屈しているところでした。(上映時間78分)
トラウマ系な感じの内容で恋人の死後カウンセリングを行って直ったかなと思っているときに隣人の騒音とか何故か手元にある殺人事件のあったコンビニの写真とかサスペンス要素が満載なのですが「ラン・ローラ・ラン」形式で色々なパターンの話が巻き戻って展開されていきます。
この巻き戻りの意味はラストのオチに恐らく意味があると受け取ってあぁなるほどね。撮影の仕方もだからああいう感じで全体的に青みがかかった映像になっていたんだなぁと思ったのですが
やっぱり盛り上がるところが全然ないところが惜しかったです。
恋人役のジェームズ・レグロスは「アリーmyラブ」にも出ていた人ですがコートニー・コックスの相手役には合っていなかったように思いました。
日本人バージョンはこの人で!!
コートニー・コックス
(ソフィー・ジェイコブス)
カメラマンとかさっそうとした職業が似合いそうな真矢みきで。
ジェームズ・レグロス
(ヒュー)
ちょい役で織田裕二あたりに出てもらいたい。


スラムドッグ$ミリオネア
SLUMDOG MILLIONAIRE
(2008)
4
2009年4月
インド最大のテレビ番組「クイズ$ミリオネア」であと一問で前門正解というところまでたどりついたジャマール。翌日に残りの一問を残しスタジオを後にしたジャマールは警察に逮捕されてしまい・・・
今年のアカデミー賞で最多受賞をし話題作。
ダニー・ボイルここのところあまり冴えない印象があったのですがここに来ていきなりアカデミー賞で大復活。
話も
ミリオネアのドキドキ感と何度となく命の危険があったにもかかわらず奇跡的にまっすぐに育ったジャマールのハラハラする波乱万丈の回想シーンとのバランスよかったです。インドのスラムは子供ですら隙あらば・・・的な逞しさというかしたたかさというか、そうういったシーンがふんだんに盛り込まれてちょっと怖いのです。ジャマールの兄が子供の頃から悪の道に染まっていて、せっかくジャマールがサインをもっらたのに売り飛ばしてこれだけ儲かったんだからいいだろという考えで自分がそれをされたら神経衰弱ギリギリになりそうです。とむかつくエピソードが多いのですが肝心な時には命も助けてくれたりときたま良心を覗かせるのでジャマールも憎みに憎みきれないという気持ちがよく分かります。
やくざな道に入った兄と地味に育ったジャマールは顔つきも全く違い、ジャマールなんて純朴な青年という感じで生活環境によって顔つきは絶対に変わってくるものだなと感じました。そんな純朴に育ったジャマールが次々とクイズに正解していって初めは小馬鹿にしていたミリオネアの司会者も自分のショーなのに・・・と一人焦り始め色々と画策してジャマールを陥れようとするところも人間の底意地の悪いところを突いているようで上手いなと思いました。
前半は想像以上に子供に対する大人の仕打ちがヘビーだったので若干引きましたが、中盤以降になって警官もジャマールの味方になったりジャマールがやくざの女になってしまったラティカのところへ堂々と乗り込んでいったりと危なっかしくてハラハラしないではいられない展開になってからグッと面白くなって最後はやっぱり感無量という感じがしてよかったです。
オマケのエンドロールもセンスがあってよかったです。
日本人バージョンはこの人で!!
デヴ・パテル
(ジャマール・マリク)
性格が良さそうでガッツもありそうな伊藤淳史で。
マドゥル・ミッタル
(サリーム・マリク)
悪そうな顔つきのやべきょうすけで。
フリーダ・ピント
(ラティカ)
黒木メイサあたりにお願いしたい。
アニル・カプール
(プレーム・クマール)
個人的には岡田真澄がはまりそうな感じがします。


スリーデイズ
THE NEXT THREE DAYS
(2010)
2
2011年10月
一人息子と幸せに暮らしていたジョンとララ夫妻。しかしある日突然現れた警察に妻のララが殺人容疑で逮捕されてしまう。ジョンは妻の無罪を信じ脱獄鋭角を図るのだが・・・
ラッセク・クロウが冤罪の妻を脱獄させるというサスペンス。
どこかで観たことがある内容だなと思ったら、ダイアン・クルーガーが同じ役をやっていたフランス映画のリメイクでした。(未見ですけど。)
想像していた内容が妻を脱獄させて夫婦で警察の追跡を逃れて逃避行みたいなアクション映画を期待していたのですが、脱獄後の話はおまけみたいなもので脱獄させるまでのラッセク・クロウの苦悩のドラマがメインで長かったです。
これ絶対オリジナルの方がいいに決まっているなと思ってしまって。主人公がしょぼくれた感じだし、妻もダイアン・クルーガーの方がきれいでなおかつ刑務所で自殺未遂を起こしてしまっても同情できる雰囲気を醸し出していますが
、リメイク版のエリザベス・バンクスはマリア・ベロをさらにごつくした感じで自殺未遂をするような感じに見えないんですよね。むしろラッセル・クロウと一緒に警官とか殴りそうな勢いな感じです。奥さん役はもうちょっと幸薄そうな感じの人がよかったです。というかむしろちょこっとだけでてくるオリヴィア・ワイルドの方がいいと思います。
これはキャスティングミスだなと思いました。見た雰囲気はポール・ハギスという雰囲気が伝わってくるのでよかったです。
日本人バージョンはこの人で!!
ラッセル・クロウ
(ジョン・ブレナン)
寺脇康文あたりにお願いしたい。
エリザベス・バンクス
(ララ・ブレナン)
檀れいがやればイメージは割とぴったりな感じです。


スリザー
SLITHER
(2006)
3
2007年12月
アメリカの南西部。グラント夫妻は夫婦喧嘩をし夫のグラントが家を飛び出し森の中で謎の物体を見つけるが突如物体から飛び出たものが体の中に入り込んでしまう。翌朝からグラントの体に異変が起きはじめて・・・
「ドーン・オブ・ザ・デッド」の脚本家がB級ホラーで監督デビュー。
パラサイトもののホラーなのですが途中から全然関係なさそうな女子高生も加わって徹底的にB級映画に仕上がっているところがいいですね。
本体が一匹だけいて宿主のおじさんが浮気相手を孕ませて浮気相手から例の蛭みたいな生物が大量発生するという一応最初から大量の蛭が出てくるわけじゃなく段階を踏んでいるところも味があってよかったし寄生されたジェイソン・ステイサム系のおじさんも何かよく分からないけれどイカみたいな生物に変化していって触手で退治にきた人間も真っ二つです。
蛭が口に半分入りかかった女子高生が謎の生命体がこれまで宇宙でしてきた悪さをビジュアルで見ることが出来たり、寄生されたおじさんは妻のことを愛しているから妻はだけは襲わないと何でもありという感じなのですが勢いで押し切ったところが爽快でした。
出演者も全然知らない人たちばかりだと思っていたらヒロインは「ブラザー・サンタ」で数字に強いセクシーな秘書やっていた人だし、
主人公は「ウェイトレス」でケリー・ラッセルの浮気相手をした医者役の人でこの人は田舎町俳優と呼びたいくらい本当に田舎町が似合います。
日本人バージョンはこの人で!!
ネイサン・フィリオン
(ビル・パーディ)
目立たないタイプの袴田吉彦で。
エリザベス・バンクス
(スターラ・グラント)
ほしのあきあたりにお願いしたい。
マイケル・ルーカー
(グラント・グラント)
イメージは田中要次という感じで。


スルース
SLEUTH
(2007)
3
2008年3月
ベストセラー推理小説作家のアンドリューの自宅に売れない俳優のマイロという男がやってくる。マイロはアンドリューの妻と不倫中で離婚を迫るのだが、アンドリューはマイロにあるゲームを提案してきて・・・
1972年の「探偵<スルース>」という作品をケネス・ブラナーが監督してリメイク。主演をマイケル・ケインとジュード・ロウという新旧「アルフィー」俳優を向かえての密室サスペンスです。
登場人物が二人だけで話も全てマイケル・ケインの家で展開していくので舞台を観ているようです。そしてとにかくマイケル・ケインのしかけるゲームがいやらしくて
「アルフィー」の時も感じたのですが一見いい人な感じの役が多い気がするのですが、やっぱりマイケル・ケインはイギリス人特有の冷たさが全開して心理戦で完全にジュード・ロウを圧倒していました。
相手を負かすためならお互い銃を突きつけて脅すのは当たり前で次第にエスカレートしていって収集が付かなくなりそうな展開は観ていて怖くなってきます。
ジュード・ロウもがんばっていましたけれどやっぱりまだまだ大御所にはかなわないという印象は否めませんが、(心理戦のの方も熱くなってしまった時点で負けていると思う)ルックスでは「リプリー」に次ぐカッコよさだったように思えます。
舞台となるマイケル・ケインの家ですが外見はちょっとした古城風なたたずまいをしていているのですが内装はとてもスタイリッシュ。そこら辺のデザイナーズマンションも真っ青という感じが近代的な感じがしてよかったです。
オリジナルの「探偵<スルース>」は基本的な筋書きは同じみたいですが雰囲気が大分違うみたいなのでぜひ観てみたいところです。
日本人バージョンはこの人で!!
マイケル・ケイン
(アンドリュー・ワイク)
独特の冷たさがある森雅之で。
ジュード・ロウ
(マイロ・ティンドル)
相手役は仲代達矢あたりにお願いしたい。


S.W.A.T.
S.W.A.T.

(2003)
3
2003年10月
S.W.A.T.を追われて警察を去るギャンブルとSWATに戻るチャンスをうかがうストリート。そんなストリートにボンドからS.W.A.T.復帰の話を持ちかけられる。さっそく新しい仲間とともに麻薬王アレックスの護送を命じられるが・・・
「オレを逃がしたら1億ドル。」のキャッチコピー?の割には麻薬王との追跡劇はあまりなかったような気が・・・とは言っても前半のS.W.AT.の訓練シーンはとても見ごたえありましたよ
。いっそのこと訓練シーンだけで一旦終わりにして、麻薬王の追跡劇は今流行のパート2に持ち越せばよかったんじゃないかと思ってしまいました
S.W.A.T.隊員達もミシェル・ロドリゲスやLL・クール・Jなんかで結構豪華な割にはなんだか地味な印象だったなぁ。とは言ってもコリン・ファレルは主役だけあって特別扱いだ。なんか前半の自主トレシーンはコリン・ファレルのプロモーションビデオのように撮られていてかっこよく見えた。っていうか「デアデビル」のブルズアイをやったあたりから断然よくなってきていると思うのです。
そして
相変わらずこの手の大作アクションの悪役がしょぼいというのは何とかならないのだろうか?敵が元S.W.A.T.隊員というのはよしとして、こやつの体がゆるいのが納得いかなかったな。
そして完全なミスキャストだと思ったのは麻薬王役のオリビエ・マルティネス。たしかにかっこいいがどう見ても凶暴な麻薬王というがらじゃないんですよね。やっぱりこういう役はマイケル・マドセンやチャズ・パルミンテリあたりの凶悪顔の俳優がぴったりだと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
サミュエル・L・ジャクソン
(ダン・”ボンド”・ハレルソン)
熱い感じのする竹中直人で。
コリン・ファレル
(ジム・ストリート)
坂口憲二くらいしか思いつかなかったもので。
ミシェル・ロドリゲス
(クリス・サンチェス)
MEGUMIで。なんだかパワフルな感じがして。
LL・クール・J
(ディーコン・”ディーク”・ケイ)
体を鍛えているミュージシャンつながりで、TOKIOの山口達也
ジェレミー・レナー
(ブライアン・ギャンブル)
体のゆるい極楽とんぼの山本圭壱がS.W.A.T.隊員をやっているような・・・
オリヴィエ・マルティネス
(アレックス・モンテル)
藤木直人のようなさわやか系が麻薬王をやっているような・・・


Movie Index