ノウイング KNOWING (2009) | |
2009年7月 | |
息子のケイレブが通う小学校の50年前のタイムカプセルから数字が羅列された奇妙な紙を持ち帰ったことから宇宙物理学者のジョンはその数字が世界中の事故に繋がっていることに気がつきその後もその数字のとおり大事故が起こり・・・ ニコラス・ケイジ主演の世紀末映画。 色々な要素を詰め込みすぎて無茶苦茶な感じになっていましたが、色々なところに突っ込みどころ満載で映像はすごいけれど内容も逆にすごいと思ってしまいしました。 もうニコラス・ケイジは何をやらせても笑えるというところがすごいのですが、今回も宇宙物理学者というキャラクター設定が説得力なさ過ぎてまず笑えます。そして数字羅列してある数字を見たとたん、これは何かあると閃いてそしてそれが世界中の大惨事ということに気がつくのが早すぎて無理がありすぎるとかいちいち突っ込みたくなります。 時々息子の前にやって来てはささやき声や悪夢を見せる顔色の悪い黒尽くめの集団とかも出てきてちょっとしたオカルト風な展開?(特に前半は)なんて思っていたらラストはものすごいことになっていて「そっち系ですか」と思わずにはいられませんでした。 飛行機の墜落シーンとか地下鉄の事故のシーンは迫力満点なので話をもうちょっとスッキリまとめたらよかったのになぁと思ったのですが、こういう無茶苦茶な展開こそニコラス・ケイジらしさでもあるので何故か許せてしまうのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ニコラス・ケイジ (ジョン・ケストラー) | こういう映画にも出てくれそうな阿部寛で。 |
NOEL NOEL (2004) | |
2005年12月 | |
クリスマス・イヴの日、バツイチのローズはいつものようにアルツハイマーの母親の世話をしていた。そんな時ローズは結婚を控えたニーナという女性と出会うが彼女は婚約者のマイクの嫉妬に悩まされてた。 チャズ・パルミンテリの初監督作品なんですけどあの強面からからは想像つかないハートウォーミングでファンタジックな内容だったもんで人は見かけによらないものです。 スーザン・サランドンの話とペネロペ・クルス&ポール・ウォーカーの話が同時進行していくのですが何気にポール・ウォーカーの話というかキャラが警官なのに婚約者のペネロペがオフィスで男と話をしているだけで激怒したりペネロペがゲイの同僚と楽しげにクリスマスツリーの飾り付けをしていたら浮気していると一方的に思い込みゲイの同僚を突き飛ばしたりもう無茶苦茶でしかもポール・ウォーカー自身、謎の老人にネタバレ→死んだ奥さんと←勘違いされて告白されるし、その老人が倒れて病院に付き添えばゲイの看護士にこの二人がカップルだと勘違いされるわで結構笑えました。 最初ペネロペの相手はポール・ウォーカー!?と思いつつ前にも結構主役はっていたりしてたりはするのですがインパクト薄くて何でお前が的なところがポール・ウォーカーは未来のクライヴ・オーウェンになりそうな予感がして案外使い勝手があるんじゃないかと思うのでありました。 スーザン・サランドンは来年還暦だってのに40代のモテモテバツイチのキャリアウーマンというところがさすがでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
スーザン・サランドン (ローズ) | 一人身というイメージの萬田久子で。 |
ペネロペ・クルス (ニーナ) | 自分を主張する気の強いところがありそうな観月ありさで。 |
ポール・ウォーカー (マイク) | 嫉妬深い役とか似合いそうな北村一輝で。 |
ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ NOWHERE BOY (2009) | |
2010年11月 | |
伯母のミミに引き取られて厳しく育てられているジョンはある日、生みの親であるジュリアが現われる。奔放な性格のジュリアとたちまち意気投合するジョンだったが・・・ ジョン・レノンの少年時代を描いた青春もの。 「アクロス・ザ・ユニバース」の時にも書いたのですが、ビートルズのことは全然知らないし、ましてやジョン・レノンのことなんてさらに分からないのですが、クリスティン・スコット・トーマスが出ているのなら観てみようかなという気持ちになったので観てみました。 いやー、少年時代のジョン・レノンはとんがってましたね。完全に。 この頃のジョン・レノンはイメージしていたジョンレノンと違って皮肉屋でとっつきにくい感じがして好きなタイプではないのですがこういう家庭環境なら同情してしまうなぁとは思いました。育ての母親と生みの母親がそれぞれ性格の違ったタイプで板ばさみになったらちょっと真っ直ぐ成長するのは難しいですもんね。 そんな二人の母親たちがよかったです。クリスティン・スコット・トーマスは相変わらず気高い感じがして、わりと一般的な家庭のはずなのに何故か質素なリビングも若干豪華に見えるから不思議です。 奔放な生みの親役のアンヌ=マリー・ダフという人は初めて見たのですが庶民的なところがまたいいですよね。一見自由人なところも影で色々と問題を抱えているところも雰囲気に合っていてよかったです。 色々あって一気に精神的に大人になった感じのジョン・レノンを見てすがすがしい気持ちになったし、この時代にポール・マッカートニーやジョージ・ハリスンと既に出会っていたところがやっぱりすごかったです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
アーロン・ジョンソン (ジョン・レノン) | 若さいっぱいの三浦春馬で。 |
アンヌ=マリー・ダフ (ジュリア・レノン) | 庶民的な室井滋で。 |
クリスティン・スコット・トーマス (ミミ・スミス) | 田中裕子あたりにお願いしたい。 |
ノーカントリー NO COUNTRY FOR OLD MEN (2007) | |
2008年3月 | |
狩りの途中で偶然死体の山と200万ドルを見つけ持ち帰るのだが、現場に戻ってしまったため正体が組織に知れてしまい雇われた殺し屋アントン・シガーに執拗に狙われてしまい・・・ アカデミー賞四冠受賞の話題のサスペンス。 予告であった迫力あったハビエル・バルデムの手錠で警官絞め殺しのシーンでいきなり幕を開けて、これはただ事じゃないという緊張感を漂わせていてこのシーンクライマックスじゃないとするとこの先どんなバイオレンスな事が展開されていくのだろうか?と思っていたら案の定全体的に血なまぐさい仕上がりになっていてそこら辺のスラッシャー映画より断然怖かったです。 アントン・シガーはレクター博士以来の殺人鬼みたいな扱われ方していますが個人的にはレクター博士はインテリでセレブ風なので出会うことないし余計なことしなければ殺されることはないと思います。一方アントン・シガーの方は田舎町に行けば出くわしそうだしこっちが避けてもむこうから話しかけてきそうでしかも無視しても変な答えを返しても酸素ボンベの変な武器で殺されそうなのでアントン・シガーの方が恐ろしいと思いました。(見た目も怖いし・・・) 三人の主要キャラクターのなかで事件のきっかけも作り事実上主役のジョシュ・ブローリンの扱いが各メディアで薄いのでプッシュしたいと思います。デビュー作は「グーニーズ」(長男)ですよ。そしてなんといってもダイアン・レインの旦那ですからジョシュ・ブローリンは。個性もあるので独自の路線を進んでいって欲しいです。ショーン・ビーンみたいに。弟役で主役だったショーン・アスティンは「ロード・オブ・ザ・リング」で復活しましたが、ブローリンは「ミミック」あたりでうっすら復活し始めて完全復活?するのが「インビジブル」あたりの2000年以降。どれもB級テイスト溢れる作品で見た目がちょっと怖いのでチンピラ上がりのキャラが多いのすが最近では「グラインドハウス」や「アメリカン・ギャングスター」でインパクトあったしブローリンは今後も期待できそうです。 とまあ散々本編と関係ないことを書いてしまいましたが(ちゃんとした感想は他の人がきっちりやってくれているので)ひとつ印象に残った事といえば、少し親しくなったからといって友達感覚で接してくる人が多い今日、これは別に悪いとは言いませんが不快に思ったりする人を何人も見てきたし親しき仲にも礼儀ありの精神で堅苦しいと思われても自分のスタイルで基本的には敬語で通している自分としては、最後のほうに最近の人は礼節に欠けるみたいなことをいうシーンがあってこれにはものすごく共感しました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
トミー・リー・ジョーンズ (エド・トム・ベル) | しみじみと語ってくれそうな加藤嘉で。 |
ハビエル・バルデム (アントン・シガー) | 殺気と迫力のある若山富三郎あたりで。 |
ジョシュ・ブローリン (ルウェリン・モス) | ひょんなことから人生が思ってもいない方に転がりだしてしまう感じの三國連太郎で。 |
ノー・グッド・シングス NO GOOD DEED (2002) |
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2003年3月 | |
窃盗課の刑事ジャックは隣人に頼まれ、家出娘を捜索中に足を滑らせた老婆を助け家の中に招かれる。そこで自分の職業を話したところ突然ジャックは殴られ気を失ってしまう。その家は強盗一味のアジトだったのだ。 やがて強盗に出かけた一味は見張りにエリンという女をジャックの見張りにつけるが・・・ 正直全く期待をしていなかったんですが、思っていたよりかは最悪ではなかったかなこの映画。 とりあえずやたらと無駄な設定が多いような気がした。板さんカットのサミュエル・L・ジャクソンの糖尿病という設定、この設定全く生かされていなかったな。それにこの作品に関わらず最近のミラ・ジョヴォヴィッチは無駄に脱ぎすぎのような気がする。別にいいんですが・・・ そして強盗集団が必要以上にマヌケなんですよ。シリアスになっていくにつれアホさっぷりが目立つというか。だいたい強盗メンバーに爺さん婆さんがいる時点で終わってるって感じで。コミカルさを出したかったのか?だとしたら全く笑えなかったのでした。 殺人を嫌がるボスってのもいまいち迫力に欠けてたし、コロッとジョヴォヴィッチ扮する魔性の女にだまされるしね。 ジョヴォヴィッチの体を張った魔性の女っぷりが唯一の救いだったような気がする映画でした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
サミュエル・L・ジャクソン (ジャック・フライア ) |
窃盗課の刑事という安っぽい設定が似合いそうな、内藤剛志で |
ミラ・ジョヴォヴィッチ (ベイブ・ベネット) |
魔性の女っぽい雰囲気をかもし出していると思う、宝生舞で。 |
ステラン・スカルスガルド (タイロン) |
どこか迫力の欠けるボス役には尾美としのりで。 |
ノックアラウンド・ガイズ KNOCKAROUND GUYS (2002) |
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2003年9月 | |
持つマティーは普通に就職をして普通に生活をしたいものの、父親がマフィアのボスと言うことでことごとく就職活動に失敗。しかたなくマティーは父親の仕事を手伝うことにする。マティーは早速仲間を集め仕事を始めるが、仲間のジョニーが大金をなくしてしまい・・・ バリーペッパーがついに主役・・・のはずがポスターや宣伝では脇役のヴィン・ディーゼルがいかにも主役ですみたいなことになっている悲しい作品であります。戦争映画系では脇役でがんばっているバリー・ペッパーですが、ラジー賞総なめした「バトルフィールド・アース」もそうでしたけど主役級をやるといきなりダメになりますね。 共演がヴィン・ディーゼル、セス・グリーン、ジョン・マルコビッチ、デニス・ホッパーとそうそうたるメンバーをむかえているわりには脚本がB級過ぎるのも欠点だと思います。ここは仲間のクリスを演じたエンリケ・イグレシアスを安くしたようなアンドリュー・ダヴォリのようなパンチの効いていない俳優達を持ってくればそこそこいけたと思うんですけどね。 デニス・ホッパーもマフィアのボスという設定のわりにアジトが「ショムニ」の職場のように地味すぎるんですよね。 ヴィン・ディーゼルもよくわからない設定のキャラで主人公の親友というのは分かっていますが、なんでマティーのオヤジさんの仕事の手伝いをしているのかが分からないんですよねぇ。笑っちゃうのが、500回のストリートファイト経験があるというすばらしい設定。しかも「途中で何度やめようかと思ったが俺は戦った。」みたいなことを言うんですよ。いまやスターになったヴィン・ディーゼルに何を言わせるんじゃいと思ったのでありました。その台詞が妙に合うヴィン・ディーゼルもどうかと思うのですが・・・ |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
バリー・ペッパー (マティー・デマレット) |
河相我聞のような地味目のタレントが主役をやるような感じで。 |
ヴィン・ディーゼル (テイラー・リース) |
ストリートファイトを経験していそうな山本太郎あたりで。 |
ノット・ア・ガール CROSSROADS (2002) |
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2002年5月 | |
ルーシー、キット、ミミは大の仲良し。永遠の友情を誓ってタイムカプセルを埋めた・・・ それから何年かたち3人はそれぞれ永遠の友情など忘れていた。そして高校の卒業式後3人はタイムカプセルを埋めた場所にきていた。そこでミミは歌手になるためにロスに行くのでみんなも行かないか?と誘われる。ルーシーは親の言うなりがいやで、キットは婚約者に会うためにミミの友人ベンとロスへと向かう。 ブリトニーのために作られた、青春映画と、ロードムービーのいいとこ取りっちゅー感じ。 この手の映画にありがちな主人公がさえない優等生。だけどブリトニーはさえない優等生に見えない!!めちゃくちゃスターのオーラが出てるよ。とか、ちょっとワルっぽいハンサム君が出てきて(実はとってもいい奴)、主人公とくっつくとかね。 しかし驚いたのが、ブリトニーの演技が以外に上手いっつー事。マライヤの「グリッター」と比べものにならんですよ。 4人が岩山?に登って「Hello!」、「Hello!」、「Hello!」、「Hello!」って次々に叫ぶシーンは青春しているなって感じで思わず笑っちゃいました。(アメリカでも「ヤッホー!」的な事ってあるんですね) しっかし、絶交状態にあった昔の親友がこうも早くまた親友に戻れるもんか? ミミが歌手になるために旅にでたのにブリトニーがなぜかメインボーカルで、いつのまにかミミはバックコーラスになっちゃってっるよ。(しかもさえない優等生のはずが、イケイケで歌ってるぞ) あと、最後のオーディションでブリトニーが着てるジュディ・オングみたいな服、あれはいったいどっから出てきたんだ?(まさか最初っから持って来てないよな) ブリトニーが演じるルーシーの一言が笑える。「私はママ似ね。」って。そうでしょうとも。だってパパはダン・エイクロイドだもん。 とかつっこみ所満載の映画で結構面白かった。あやうくブリトニーのCD買いに行きそうになったもん。 そうそう、映画館の後ろのほうにアメリカの?ティーンエージャーが10人位来ていたんだけど、もうノリノリっすな。こんなのありえねーよっていうシーンじゃつっこみ入るし、最後のブリトニーの歌が終わった後じゃ拍手しているもん。外国人は映画を観るときすごいとは聞いてたけど、間近で貴重な体験をさせていただきました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ブリトニー・スピアーズ (ルーシー) |
日本の歌姫、宇多田ヒカルしかいない!? 「私はママ似ね。」って。そうでしょうともママは藤圭子だもん。 |
ノンストップ・ガール COMMITTED (2000) | |
2009年10月 | |
結婚して1年以上たっても夫のカールを愛し続けるジョリーンだったが、ある日突然カールが姿を消してしまう。カールが送ってきた絵葉書を手がかりにジョリーンは旅に出るのだが・・・ ヘザー・グラハムらしいコメディ。 知らなかったのですが日本で公開されたみたいですね。 共演者が弟役にケイシー・アフレック、失踪した旦那役にルーク・ウィルソンと二人ともお兄さんに比べると地味目ですがヘザー・グラハムと共演するにはちょうどいいライトな感じで妙にマッチしているところがいいです。 そんな旦那役のルーク・ウィルソンはとことんダメンズで失踪先で早くも浮気。そして浮気相手をものすごい好きな男に殺されかけるという情けないエピソードがはまりすぎて怖いくらいです。そんなルーク・ウィルソンの浮気相手が「ハムナプトラ」シリーズでレイチェル・ワイズと戦ったアナクスナムン役の宝生舞似の人だったりリークを殺そうとする男に無名時代のマーク・ラファロだったりと今観ると結構豪華。他にもヘザー・グラハムの親友役?にクレア・デュバルや「インビジブル」で透明なケヴィン・ベーコンに殺された女博士だったりと本編以外にこんなところにあんな人が的な楽しみ方が出来たところが一番の収獲でした。 旦那のルーク・ウィルソンを追いかけ、浮気をしたってそのうち私の元に戻ってくるから家の前でキャンプして待ってますという半分ストーカーみたいなキャラクターですがヘザー・グラハムの持ち前の明るいキャラクターでそんなことは感じさせないというか、登場人物がみんなどこか変。ということも手伝って奇妙なロードムービーでもあったのでした。 (弟のケイシー・アフレックはいてもいなくてもよいキャラクターなのに妙に目立っているのも気になりました。) | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ヘザー・グラハム (ジョリーン) | ちょっととぼけた役もいける若尾文子で。 |
ケイシー・アフレック (ジェイ) | 弟キャラの川口浩で。 |
ルーク・ウィルソン (カール) | ザ・三枚目という感じの船越英二で。 |