トイ・ストーリー3 TOY STORY 3 (2010) | |
2010年7月 | |
大学に進学することになったアンディはウッディだけ引越し先に連れて行ってもらうことになり、バズたちは屋根裏にしまわれることになる。しかし手違いでアンディの母親がバズたちをゴミに出してしまい・・・ 「トイ・ストーリー」シリーズ完結編。 10年ぶりくらい間が開いていていまさら「トイ・ストーリー」かとちょっとだけ思ったのですが、相変わらずピクサーのCGアニメは完成度が高く感心します。 後半のみんなで力をあわせてみたいなシーンもいいのですが個人的にはおもちゃどうして西部劇ごっこするシーンだけでも一本スピンオフが出来るんじゃないかと思わせるスケールのでかいオープニングも見逃せません。そして最近めっきり構ってもらえなくなったアンディの携帯をこっそり拝借して呼び出したりして、少しでも触ってもらおうとする健気さ。エンディングもいいのですが、序盤のおもちゃの切なさを描いたところの方が泣けてきます。 いろいろ遭って寄付されてしまったおもちゃたち、そこには階級社会で新参者は凶悪な子供たちの相手をされるというすごい展開が待っているのですが、そこでバービーと出会ったケンが一見ハンサムなのですが実はロクデナシみたいな設定がが羽賀研二みたいで笑います。あっさりバービーに捨てられて誠意見せますみたいなところがもろ羽賀研二です。実写版があったら羽賀研二と梅宮アンナにやってもらいたいところです。 と中盤笑わせて最後は誰もが納得する終わり方はピクサーのお家芸みたいなものでこれで次のアカデミー賞のアニメ部門は手堅いと思います。作品賞にもノミネートされるんじゃないかなと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (今回はアニメなのでなし) |
トゥー・ウィークス・ノーティス TWO WEEKS NOTICE (2002) |
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2003年6月 | |
環境保護活動に熱心な熱血弁護士ルーシーは公民館の取り壊しを反対するためにニューヨークの不動産会社に乗り込むが、経営者のジョージはハーバード大卒のルーシーを公民館を取り壊さないかわりにジョージのもとで働く話を持ちかけられる。 やがてジョージのもとで働き始めたルーシーは彼のネクタイまで選ばさせる始末にうんざりして・・・ まぁ面白かったと言えば面白かったけど、肝心の面白いところが全て予告編でやっちゃいました的な感じでもったいなかったな。予告編をもうちょっと考えて作ってくれればさらに楽しめたのに。 とはいえサンドラ・ブロックとヒュー・グラントは二人ともこの手のジャンルと役どころは得意分野なので安心して観られました。特にサンドラは体を張りまくっていて、ネタバレ→顔面でテニスボールを受けるのは朝飯前で(この時の表情とタイミングが絶妙)、チリドックを食いすぎたサンドラが腹が痛くなって大騒ぎ。言っちゃなんだけど下痢ってことでしょ?サンドラが。←ここまで体を張ったサンドラに拍手を送りたい。 ヒュー・グラントも出ましたよあわてた時の激しいまの瞬き。初めてじっくり見たけど、半端じゃないねあの瞬きは、どうでもいいことだけど。そしてやっぱり憧れる理想の40代御曹司がきまってるんだよね。 サンドラが嫉妬する新しいヒューのお相手にアリシア・ウィット。彼女は色は白いが存在感はあるのであります。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
サンドラ・ブロック (ルーシー・ケルソン) |
やっぱりこの手の役は財前直見しかいないでしょ? |
ヒュー・グラント (ジョージ・ウェイド) |
そして阿部寛もこういう役はぴったりなのです。 |
アリシア・ウィット (ジューン・カーバー) |
伊東美咲で。「東京ラブ・シネマ」つながりで・・・ |
トゥー・フォー・ザ・マネー TWO FOR THE MONEY (2005) | |
2006年3月 | |
太尾ボール選手の夢が破れたブランドンはフットボールの勝敗の予想的中率80%と脅威的な才能を発揮しスポーツ情報屋として有名になっていく。そんなブランドンにニューヨークのスポーツ情報会社を経営するウォルターにスカウトされジョン・アンソニーと名を変え一躍有名になるのだが・・・ アル・パチーノ、マシュー・マコノヒーにレネ・ルッソとかなり豪華なメンバーなのにシネパトス行き。まぁアメフトが題材だからしょうがないなぁと思いつつもやっぱりマコノヒーは妙にさわやかそして適度にマッチョというところが最もセクシーな男と言われるところなのだなと思いました。それを余すことなく利用して無駄に上半身裸で筋トレというシーンがこれでもかってくらい出てきてマコノヒーファンはもうたまらん状態です。そして何よりマコノヒーは田舎(出身)の体育会系兄ちゃんというのが良く似合う。だからニューヨークでジョン・アンソニーに変身した時のオールバックの微妙さ加減に加え自ら「100万ドルの男」とハイテンションなまでの転身っぷりが案外シリアスなないようなはずなのにちょっとギャグっぽいんですよね。 アル・パチーノも老いてますますクレイジーなおやじが板についてきて会社の上司にいたら絶対お近づきになりたくないタイプであります。だって何かしらいつも罠を仕掛けているんですよ。マコノヒーが妻のレネ・ルッソと浮気するように仕向けたりとか。 後半マコノヒーの予想が全く当たらないスランプ状態に陥ってお前のせいで破産したと電話を掛けてくる客がいるんですがそもそもこの客も最初借金しまくってたところをフェラーリもてるくらいまで儲けた時期もあったのにどうして貯金とかしないんだろうか?と不思議でたまらないのですがこれがギャンブラーの性分って奴なのでしょうか?ちょっと儲かったらすぐやめる手堅すぎる自分にはちょっと理解できないのでありました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
アル・パチーノ (ウォルター・エイブラムス) | ワニ顔って部分がアル・パチーノと似ているよな舘ひろしで。 |
マシュー・マコノヒー (ブランドン・ラング) | なんか「夜王」の松岡昌宏を思い出してしまった。 |
レネ・ルッソ (トニー・モロー) | イメージはもう萬田久子って感じです。 |
DOOM DOOM (2005) | |
2006年4月 | |
火星の研究所から極秘に研究している被験者が脱走したので封鎖要請が入る。早速サージ率いるカリフォルニアの特殊海兵隊が火星に向かうのだが・・・ いかにもアメリカンなゲーム「DOOM」の映画化。 印象は「エイリアン」に「バイオハザード」をミックスさせたけどなんだかこじんまりとしてしまったと言う感じでしょうか。カール・アーバンが主役なんですけどザ・ロックのキャラが濃すぎて全体的に大雑把になっちゃうんですよね。大雑把といえば研究所に必殺の武器(銃)があってそれをロックが手にするんですがその銃がでかすぎて笑えます。小脇に抱えるという代物じゃなくて両手で抱えなきゃもてないレベルでまるでちょっとした和太鼓はあろうかという大きさでそんなの持って走り回っているうちにクリーチャーにやられるわと思ってしまうしまいます。 といろいろ突っ込みたいところもしっかりあるのですが、極めつけ?はメンバーに日系の隊員がいるのですがそいつの名前がカツヒコ・クマノスケ・タカハシってミドルネームのつけ方間違ってやいませんか?しかも活躍はおろか台詞も皆無という哀しい扱い。ちょっと応援してたのになぁクマノスケ。 それとクリーチャーは何者?と思っていたらゾンビだったんですね。しかもゾンビに襲われてもゾンビになる人間とならない人間があるという変わった性質を持ったゾンビ映画で何か人間愛みたいなものがある人はゾンビにならないというやっぱり大雑把な設定なのです。 ロザムンド・パイクも出ていてこれはカール・アーバンの相手役かな?と思っていたら妹で最終的には兄妹愛を描いてある意味「蝋人形の館」系の展開なのですが振り返ってみればロザムンド・パイクっていままで「007」とか「プライドと偏見」なんかに出ていていきなりこの映画?という彼女の作品選びが妙に気になるのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
カール・アーバン (ジョン・グリム) | インテリの役よりアクションとかやった方がよさそうな坂口憲二で。 |
ザ・ロック (サージ) | ザ・ロックもいい人そうだし、プロレス繋がりで佐々木健介で。 |
ロザムンド・パイク (サマンサ・グリム) | イメージは矢田亜希子といったところでしょうか。 |
トゥームレイダー2 LARA CROFT TOMB RAIDER: THE CRADLE OF LIFE (2003) |
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2003年10月 | |
アレクサンダー大王の財宝が眠る月の神殿が現れララが神殿でメダリオンと黄金の珠を見つけたそのとき何者かに襲われ宝は奪われてしまう。奪われた珠には「パンドラの箱」のありかを示す地図だったのだ。その箱を開けてしまえば人類滅亡に導く災いが訪れると言う・・・ 監督がヤン・デ・ボンに変わってはっきり言って前作とは全く違う作品になってしまいました。前作ではララ・クロフトは人を直接撃ち殺したりはしなかったと思うんですよ。(気絶させるか、悪霊みたいな人間じゃ何かにはその他大勢の敵はやられていたと思うけど・・・)それが今回はいきなりオープニングから撃ち殺しまくっているから驚きだ。たしかにゲームの世界を忠実に再現したといえば今回の方が上だと思いますけどね。 元彼が仲間になったりしているけど、話は前作の方がよかったと思いますね。「黄金の珠」争奪戦を中国でやっていたところまではよかったんですけど、最後いきなりアフリカに舞台が変わるのはあまりにも唐突すぎると思いましたね。それにどう見ても裕福に見えない海上生活している家にプラズマテレビ(液晶テレビかも)があるのはおかしいと思う。 それにいかにもゲーム的なのはオープニングでネタバレ→水中でサメ←を殴っちゃうシーンにみんながありえないと思っているに違いないと思うのでした。 アンジェリーナ・ジョリーは前作より人間離れしたアクロバティックなアクションを披露してくれたんですが、アップになるたび、真剣な表情になるたびなんか顔がニューハーフのように見えてしまうのでありました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
アンジェリーナ・ジョリー (ララ・クロフト) |
この際カルーセル麻紀でどうでしょう? |
ジェラード・バトラー (テリー・シェリダン) |
竹野内豊を三枚目にした感じだったかな? |
シアラン・ハインズ (ジョナサン・ライス) |
北村総一郎あたりが学者役をやるとこんな感じだと思います。 |
塔の上のラプンツェル TANGLED (2010) |
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2010年4月 | |
18年間等の中から一歩も外から出ず暮らしていた髪の長いラプンツェル。そんな彼女の18歳の誕生日の前の日に大泥棒のフリンが塔に迷い込んできて・・・ 髪長姫をディズニーが3Dで映画化。 どうやら原作はグリム童話らしいのですが、これはディズニーにピッタリですね。雰囲気としてはちょっと気の強い女の子と三枚目キャラの泥棒というところが「アラジン」に近いかなと感じました。 軽くミュージカル入っているし、悪役も魔女ではないけど私利私欲のためにラプンツェルを閉じ込めていた育ての親。そしてフリンのかつての泥棒仲間はその女に丸め込まれて命を狙ってきたりして王道のすちーりーが繰り広げられていくのでディズニー映画が好きな人ならこの映画も好きだと思います。 あと、意外によかったのが馬。城の馬で正義感が強くフリンに呈してものすごく敵対しているのですが、最終的には友情で結ばれるみたいな馬なのにもっとも人間味あふれているキャラクターでそれをセリフがなくて表現してしまうところがさすがディズニーという感じで感心しました。 3Dにしなくてもいいかなと思いましたがランタン?的なものを空に飛ばすシーンは3Dを効果的に使っていてこれは3Dにしてよかったと思いました。 声の出演はマンディ・ムーアでこの人はもともと歌手だから歌は歌えるし、映画も結構出ているので両方こなしていて今までのディズニー映画だと歌と演技は別々にやっていたのでこれはよかったです。 |
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日本人バージョンはこの人で!! (今回はアニメなのでなし) |
トゥモロー・ワールド CHILDREN OF MEN (2006) | |
2006年11月 | |
子供が生まれなくなった近未来、エネルギー省で働くセオはある日元妻のジュリアンが率いるとある組織に拉致されキーという少女をヒューマン・プロジェクトに引き渡すために通行証を手に入れるよう頼まれるのだが・・・ 少子化、少子化と言われているこのさなか、近い将来起こりえるかもしれない未来予想図を描いたようなSF映画。 最初はちょっと展開が遅くてまどろっこしいかなぁ?と思っていたんですがネタバレ→ジュリアン・ムーアがあっさり殺されるという←衝撃的な展開が過ぎたあたりからテンポがよくなった感じがして目が離せなくなりました。 予告編だと子供が生まれなくなった世界でクライヴ・オーウェンが奇跡的に妊娠した少女を守る羽目になるといった印象を受けたのですが政府軍と反政府軍の戦闘がものすごかったりイギリス人意外は隔離されて下手すると処刑されたりするというものすごくハードな展開にびっくりしました。 クライマックスの市街戦も最初は全然気がつかなかったのですが今思い返してみると相当な長回しで、これが噂の映画史上に残るシーンなのかと感心しました。 クライヴ・オーウェンも希望のない世界でやる気のない感じがはまっていたしジュリアン・ムーアやマイケル・ケインも出ているけど今回は完全に出ずっぱりの正真正銘の主役でやっぱり目が離せませんでした。 監督のアルフォンソ・キュアロンは「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」を監督した人なんですけど、どちらかと言えば中学生向けのハリー・ポッターの後で一気にうっぷんが爆発してしまったのかなと思ってしまうのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
クライヴ・オーウェン (セオ・ファロン) | 髪型によってはやる気なしの風貌になる役所広司で。 |
トゥルー・グリット TRUE GRIT (2010) | |
2011年4月 | |
父親をトム・チェイニーに殺された14歳の少女マティ・ロスは保安官のコクバーンを雇いチェイニーの追跡を始めるのだが・・・ アカデミー賞10部門にノミネートされて無冠だったコーエン兄弟の西部劇。 コーエン兄弟作品は苦手なんですがこれは「ノーカントリー」の次に観やすい内容でよかったです。女の子のがリベンジするところが好みだったのかもしれません。「キル・ビル」みたいに。 主人公というか少女が田舎娘のくせに度胸たっぷり口も達者で次々と大人を丸め込んでいくのですがルックスがあまり可愛くないところが説得力があっていい。まるで「渡る世間は鬼ばかり」に出ている加津ちゃんのようですよこれは。 一緒に旅をするのは定番のジェフ・ブリッジスというのはいいのですが、一緒に旅をする仲間にマット・デイモンというのはちょっと違うんですよ。レンジャーなのですが、レンジャーというイメージでもないしこの役ちょっと愛嬌のある三枚目のキャラクターの方が絶対よかったと思うんです。どちらかというとベン・アフレックみたいな軽い感じのタイプ。マット・デイモンは何か真面目過ぎるというか優等生すぎる感じでちょっと最近面白くないなと思います。路線で行くとトム・ハンクスみたいな感じでしょうか。ラジー賞にノミネートされるくらい変なことをやってくれる方が愛嬌があっていいと思います。 敵役のジョシュ・ブローリンは意外と出番が少なくてがっかり。悪党っぷりも小さくで逆に山賊集団みたいなボスのバリー・ペッパーの方が久しぶりに見ましたけど、キャラが立っていてよかったです。 ということで、見やすいんですけど個人的にはもうひとつ感覚がずれているところがあってあと一歩で好きになれたのになぁと思う内容でした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (「渡る世間は鬼ばかり」の出演者で) | |
ジェフ・ブリッジス (ルースター・コグバーン) | 前田吟あたりにお願いしたい。 |
ヘイリー・スタインフェルド (マティ・ロス) | イメージは加津ちゃん役の宇野なおみがぴったりです。 |
マット・デイモン (ラビーフ) |
西部劇スタイルも似合いそうな徳重聡で。 |
ジョシュ・ブローリン (トム・チェイニー) |
実は出演している錦織一清で。 |
トーク・トゥ・ハー HABLE CON ELLA (2002) |
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2003年8月 | |
交通事故で4年間昏睡状態にアリシア。そんな彼女に恋愛感情を抱く看護士のベニグノ。同じく昏睡状態に陥った女闘牛士リディアとその恋人マルコ。ベニグノとマルコはやがて心を通わせるようになるが・・・ 世間じゃこれ大絶賛らしいけれど、全く乗れなかった。 ほとんどの映画は最初のインスピレーションで決まるんですが、今回ダメだったんですよね。老女二人の椅子よけダンスがしっくりこないと思ったんでやばいかな?と思ったら本編も予想通り・・・ ベニグノの行動が理解できるかどうかが乗れるか乗れないかの分かれ目だと思うんですけど、理解不能でした。 あまりにアリシアを愛するあまり昏睡状態の彼女をネタバレ→妊娠させてしまう←のはいいとして(いいんかい!)、彼女が昏睡状態に陥る前に出会うシーンで、アリシアの財布を拾うシーンがあるんですけど、それを渡して家までついて行っちゃうんですよ。女性じゃなくてもキモイじゃん。と思ったのでありました。それにベニグノはアリシアが好きなのかマルコが好きなのか、男が好きなのか女が好きなのがはっきりせいっつーの。せめてベニグノが男前なら許せたのかもな。 マルコもいかつい外見に似合わず昔の恋人を忘れられず泣いてばっかりだしだぁ。 そんなダメな男達の中、女達はよかった。昏睡状態のアリシアはフレッシュだったし、女闘牛士リディアも闘牛の時は格好いいし、普段着姿はそれでいて着こなしているしね。それにアリシアのバレエの先生も年を取っているけどチャーミングだし。 一番面白いなと思ったのは、劇中ベニグノが観に行くサイレント映画「縮みゆく恋人」(だったと思う)はすごくよかった。むしろこれだけで観てもよいくらいの面白さだった。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ハヴィエル・カマラ (ベニグノ) |
キャイーンの天野ひろゆきで。彼ならいい感じでベニグノの雰囲気をだしてくれそう。 |
ダリオ・グランディネッティ (マルコ) |
いかつい外見が泉谷しげる的で。 |
レオノル・ワトリング (アリシア) |
よーく見ると、フレッシュないとうまいこという感じがして・・・ |
ロサリオ・フローレス (リディア) |
浅野温子で。闘牛士姿はきっと似合うだろう。 |
トータル・フィアーズ THE SUM OF ALL FEARS (2002) |
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2002年8月 | |
人気の「ジャック・ライアン」シリーズ第4作目。 内容は、消えた核爆弾を探して、真犯人を見つけろって感じのストーリーです。 ジャック・ライアンがハリソン・フォードからベン・アフレックに若返り、時代も2002年とまさに今な話で、全体的にイメージチェンジです。ただ、アメリカ大統領役が前作同様ジェームズ・クロムウェルっていうのが気になりますが・・・(しかもムカツク大統領っていう所も一緒) さて、「ジャック・ライアン」シリーズと言えばハリソン・フォードの「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」が印象深いんですが、今回ベン・アフレックに主役交代して、全く別物になったと思います。ベン・アフレックが自ら「ジャック・ライアン」と言ってからなんか台詞を言うと時に、あ、この映画ってジャック・ライアンの映画だったんだって気付く位別物。 消えた核爆弾が爆発寸前で見つけてめでたしめでたし。っていうのが今までのパターンですが、この映画は核爆弾が爆発しちゃうんですね。当然、人が何十万人って死んじゃう訳ですが、そのことにほとんど触れないで話が進むのはどういうこったい?と思いましたが、そんな事より放射能ガンガン出ている爆発現場を走り回るジャック&けが人を手当てするジャックの彼女の女医。そうです、主人公は放射能にも強いんです。 なんて突っ込みはさておき、CIAの長官役にモーガン・フリーマン。またまたおいしい役どころですね。 ほかにアメリカのお偉いさん方がどこかで一度は見たことあるおじさん俳優達とCIAの工作員にリーヴ・シュライバーと男性人は豪華ですが、恋人役のブリジット・モナイハンがまだ新人クラスなので、今一つでした。ベン・アフレックとのカップルっぷりは体育会系って感じのさわやかな印象です。 最後に一言、この映画夏休み映画っぽくない。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ベン・アフレック (ジャック・ライアン) |
体育会系って感じな所が、坂口憲二。(年齢も3才違いと言うことで・・・) |
モーガン・フリーマン (ウィリアム・キャボット長官) |
国のお偉いさんって感じがする、石坂浩二で。 |
ドーン・オブ・ザ・デッド DAWN OF THE DEAD (2004) |
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2004年5月 | |
看護婦として働くアナはいつものように残業して帰宅する。翌朝早朝、娘のヴィヴィアンが突然寝室に入ってきて夫のルイスの首に噛み付きルイスは絶命したかのように思われたがその瞬間ルイスが蘇りアナに襲い掛かってくる。なんとか逃げ延びたアナは同じように逃げ延びた人たちとショッピング・モールに逃げ込むのだったが・・・ ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」のリメイクってことでオリジナルよりいいと思うところとそうじゃないところがはっきりしてましたね。 オープニングの唐突に娘がゾンビ化して旦那に襲い旦那が蘇りアナに襲い掛かるという展開はよかったと思います。ゾンビも今回は走って追いかけてくるし恐怖感はアップしてるし特殊メイクも当然と言えば当然で見た目もリアルになってますしね。 ただ不満なところと言えば、仲間(人間)が集まるのが早すぎるのと、ショッピング・モールならではってところの見せ場が少ないんですよね。オリジナルは各自個性的な買い物をしてそれぞれ楽しんでいた感じがよくでていたと思うんですけど、今回あまりそういうのがなくって別にショッピング・モールが舞台じゃなくても倉庫とかでもよかったんじゃない?と思えてしまったんですよね。それとゾンビたち前回はナースのゾンビや僧侶ゾンビなどビジュアル的に面白いゾンビたちがわんさか出てきて楽しかったけど今回普通なんですよね。まぁ冷静に考えればゾンビなんて普通の服装なんですけど・・・ 逆に向かいの武器ショップのオーナーとのホワイトボードでのコミュニケーションシーンとかはオリジナルにはない工夫があってよかったと思います。ホラーの王道のセックスした男女は死ぬってエピソードもあって結構面白かった。ネタバレ→しかもやられ方は事故によるチェーンソーで死んじゃうんだよ。ゾンビならウィルスか何かだから助かる可能性はあると思うけどマジで死んじゃあ助かりません。←まぁこのギャル登場してきたときからやられるオーラはプンプンでしたけどね、あんまり働いてなかったし。 オープニングの娘ゾンビはぜひダコタ・ファニングにやってもらいたかった。そして演技の幅を広げて本当の意味で末恐ろしくもなってほしかったと思うのでありました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
サラ・ポーリー (アナ) |
なんとなくだけど、個人的にはぜひ藤田朋子にやっていただきたい。 |
ヴィング・レイムズ (ケネス) |
西岡徳馬のような教官的存在の人か? どうでもいいけど今回のこの役はなくてもよかったと思う。 |
ジェイク・ウェバー (マイケル) |
デヴィッド・アークエット顔のこの役には葛山信吾のような人のよさそうなタイプで。 |
Dr.パルナサスの鏡 THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS (2009) | |
2010年2月 | |
不思議な鏡を名物にしたパルナサスの見世物小屋にやって来たトニー彼は一座に加わるのだが、永遠の命を持つパルナサスにはある秘密があって・・・ ヒース・レジャーの遺作。 撮影途中でヒース・レジャーが亡くなってしまってテリー・ギリアムも映画作りではこれまで色々と災難の連続だなと思っていましたが、今回はジョニー・デップとジュード・ロウとコリン・ファレルが代役になって逆にいい感じに仕上がっていたのではないのでしょうか。 ヨーロピアン調な音楽がファンタジックなのですが甘くはない抜群な世界観にマッチして最初から引き込まれますが、正直鏡の中に入るまではヒロインがちょっとトニーに恋心を抱いているのを知って嫉妬する劇団の青年とかイラッとするエピソードとかが続きちょっと退屈。 がしかし鏡の中に入ってジョニー・デップやジュード・ロウになってからはトニーというミステリアスなキャラクタの本当の姿が徐々に明らかになっていくし、鏡の中にマダムを誘い満足させるというところがこの二人にぴったりで目にも楽しいです。 期待していなかったことや他の三人のトニーと雰囲気と全然違うので観る前は絶対ミスキャストと思っていたのですが、意外とというか一番よかったのがコリン・ファレル。コリン・ファレルの役はトニーのネタバレ→素性が明らかになる重要なポイントでこれまでのトニー像とかけ離れた感じの私利私欲に走る感じなので←コリン・ファレルにぴったりでした。アクションものしか出ていないイメージだったのでこういう役も新鮮でよかったです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ヒース・レジャー (トニー) | イメージは玉木宏という感じでしょうか。 |
クリストファー・プラマー (パルナサス博士) | 三國連太郎にやってもらいたい。 |
リリー・コール (ヴァレンティナ) | デヴォン青木っぽい娘さんにやってもらいたい。 |
閉ざされた森 BASIC (2003) |
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2003年9月 | |
訓練に出た8人のレンジャー部隊が消息を絶ちやがて2人の生存者が発見される。ジュリーは早速尋問を行うが一向に口を割ろうとしない。そこで以前レンジャー部隊に所属していたトムを呼び寄せ尋問を開始するが2人のレンジャーの証言は異なっていて・・・ トラボルタとサミュエル・L・ジャクソンのパルプ・フィクションコンビがおくるミリタリーサスペンス。 生存者二人が語るレンジャー部隊の実態が異なり真相はどうなる?といった感じのストーリーで、スピーディーな展開とどんでん返しにつぐどんでん返しで最後まであきさせない作りになっていたと思うんですけど、最後の真相にはどうも納得いかなかったんですよね。ネタバレ→結局生き残った二人と死んだ一人は麻薬の売人のわけで他のレンジャー達は軍曹の仲間な訳でしょ?その二人が他のレンジャー達は死んだと証言するのはなぜなのかが分らなくて・・・←もしかして何か見落としてたりするのかなぁ?なんて思ってみたりするんですよね。 トラボルタは減量したらしいけどあんまりそうは見えないところが悲しいところです。 ほぼ回想シーンでのみでの出演となっているサミュエル・L・ジャクソンの鬼軍曹っぷりがいつものいい軍人さんとはまた違ったイメージが新鮮でしたよ。 ジョバンニ・リビシーは相変わらず心を病んだ風の芸風で安心してみていられるし、キーマンとなるレンジャー、テイ・ディグスもなかなかいい味出していたと思いますけどそのほかのレンジャー達(白人)が誰が誰だかわからなくなるという、この手のミリタリー系映画の弱点にまたまた陥ってしまったのでありました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジョン・トラボルタ (トム・ハーディ) |
やっぱり軍隊のイメージが強い渡辺裕之で。 |
コニー・ニールセン (ジュリー・オズボーン大尉) |
軍服もかっこよく着こなしそうな、一路真輝で。 |
サミュエル・L・ジャクソン (ネイサン・ウエスト軍曹) |
厳しそうなイメージの渡辺謙で。 |
トスカーナの休日 UNDER THE TUSCAN SUN (2003) |
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2005年9月 | |
作家のフランシスは結婚も仕事も順調に思われたが突然夫に離婚を告げられてしまう。親友のパティの強引な薦めでトスカーナに一人旅立ちフランシスは一目ぼれした家を衝動買いしてしまい・・・ 確か渋谷かどこかのミニシアターで公開していてかなりヒットしていたらしいという記憶がうっすらあって、機会があったら観てみようと思ったこの映画ようやく観ました。あぁ確かに女の人がイタリアのトスカーナ地方の景色を見てうっとりしちゃう感じの雰囲気はありました。主役はダイアン・レインだからなんだか負け犬系癒し映画といった感じ。 離婚して慰謝料払うのがダイアン・レインで一人でトスカーナに行ったはいいけどそこで一目ぼれをした家を即購入して改装。そして金がないない言っているわりには優雅に暮らしていてなんとなく現代の御伽噺のような感じだなぁと思いました。結局恋人に捨てられてトスカーナに来た親友のサンドラ・オーと一緒に住んじゃうし。 サンドラ・オーといえば「サイドウェイ」で見た目もさることながらキャラも強烈で印象に残った彼女ですが今回も主人公の親友役というベストポジション。しかも今回のサンドラ・オーはレズで体外受精して臨月の妊婦って役どころですよ。ダイアン・レインに進めた旅行もゲイカップルのツアーに一人で参加させる強引さもサンドラ・オーらしくってやっぱりサンドラ・オーは強烈で楽しいです。 「シンデレラマン」のポール・ジアマッティもそうでしたけど最近「サイドウェイ」出身の俳優達から目が離せません。トーマス・ヘイデン・チャーチも「スパイダーマン3」の悪役に決定しましたし。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ダイアン・レイン (フランシス) |
作家とかイカした職業で独身といえば浅野ゆう子。 |
サンドラ・オー (パティ) |
インパクトのある顔立ちというところで片桐はいりを。 |
ドッグヴィル DOGVILLE (2003) |
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2004年4月 | |
ロッキー山脈のふもとにあるなにもない小さな村ドッグヴィル。そこにある日美しいグレースという女性が逃げ込んでくる。肉体労働を条件にグレースをかくまうことになった村人達だったが次第にグレースに牙をむくようになる・・・ 床にチョークで線を引いてそれを建物や道に見立てていかにも舞台っぽいって思っていたらドアを開ける仕草までしっかりパントマイムで表現していたり、建物がないから村の人みんな透けて見えている状態で後ろで演技しているもんだから最初はびっくりしたけどそのうちそんな光景にも慣れてしまうから人間って不思議。 前半はグレースが村の人にそれなりに受け入れられて幸せな日々があるけど後半は地獄のような嫌がらせの日々が続くのがわかっているから前半から気が滅入りモードだ。 そいていよいよ始まるグレースの奴隷モードだけど子だくさんのヴェラの子供の一人が調子こいグレースに絡んでくるシーンが多々ありかなりむかつくもラストの審判の日でざまぁみろとスッキリするのでありました。 ローレン・バコールがもっと辛らつな意地悪ばばぁかと思っていたけど、意外と分別のある普通の嫌味な姑クラスのばあさんだったのがちょっと期待はずれだった。それよりかポール・ベタニーの優柔不断さにイライラ度がアップするばかりでこのストレス効果を狙ったのならラース・フォン・トリアーの狙いはずばり的中です、完敗しましたと思うでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ニコール・キッドマン (グレース) |
どんな困難でもめげなそうな天海祐希で。 |
ポール・ベタニー (トム・エディソン・ジュニア) |
この優柔不断さが袴田吉彦的で・・・ |
ドッグ・ソルジャー DOG SOLDIERS (2002) | |
2007年3月 | |
山奥で演習することになったウェルズ軍曹の小隊は演習中に救難信号を見つけ現場に急行するがそこは既に何者かに襲われた後だった。偶然通りかかったメーガンに助けられ彼らは民家に逃げ込むのだが・・・ 軍隊もののホラー映画で前から借りたい映画があったのですがどうしてもタイトルが思い出せず雰囲気だけで借りてしまったのですがこれがなかなか面白くて得した気分です。(本当に借りたかったのは「デス・フロント」で無事借りられました。) 人里はなれた山奥の演習地は狼男達が住み着いている森だった・・・という設定の低予算ホラーアクションなので狼男のビジュアルはぼんやり見せて雰囲気でカバーしているのでちょっと物足りないところと画面が暗すぎてなんだかよく分からないところはあるのですが、一見どこにでも逃げることが可能な山奥でも連絡が下界ととれず町に以降にも車もなく一軒家に閉じこもるという広そうで閉鎖された空間でおこる話の展開がテンポ良くて飽きさせません。 満月の夜に狼男たちは群れで狩りをするとか一軒家に今まで人がいた気配がするのに何故か人はいなかったり小さな設定が上手い具合に絡まりあって話しもいい感じにまとまっていたと思います。 主人公のクーパーとヒロイン?のメーガンは熱血なんだけどイマイチ印象に残らない感じなんですが小隊のリーダーが「リベリオン」で地味にボスやっていた人なのですが今回はものすごく仲間思いの軍曹で腹を狼男に切り裂かれて内臓デロリと出ても内臓を無理やり体の中に押し込んで接着剤で止めてがんばっちゃうという男気溢れた行動を見て見直しました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ケヴィン・マクキッド (クーパー) | 最近復活した金子賢で。 |
ショーン・パートウィー (ウェルズ) | やっぱり男気という言葉が似合う寺島進で。 |
エマ・クレズビー (メーガン) | 山奥でも生きていけそうな江角マキコで。 |
特攻野郎Aチーム THE MOVIE THE A-TEAM (2010) | |
2010年8月 | |
リーダーのハンニバル率いるAチームは偽札の原版を奪取するミッションを請負い見事成功するのだが・・・ 人気テレビシリーズを今風にアレンジして映画化。 テレビシリーズを観たことがないのですがイメージとしては硬派なアクションものという印象があったのですが、「チャーリーズ・エンジェル」の男版のようなハチャメチャなアクション映画で楽しかったです。 戦車がパラシュート付けて飛んでいる時点でありえないのですがここまで吹っ切れていると逆に気持ちがいいです。そのほかにも完全に不可能なミッションをマンガのように次々とクリアしていき、その見せ方が模型を使った作戦会議のシーンから流れるようにミッションのシーンに移るところが個人的にとてもツボにはまりました。 大体出演者が旬な感じでいいですよ。最近アクションものが続いてすっかり怖い人になってしまったリーアム・ニーソンがリーダーに適役でしたし、ブラッドリー・クーパーは相変わらず二枚目なのにお笑い部分も引き受けて卑怯だったし、ポスターに割りと小さめに写っているルーク・ウィルソンみたいな人は誰かな?と思ったら「第9地区」の主人公だった人と知ってこの人大出世じゃないかと思いました。この人芸風はジム・キャリーっぽかったです。紅一点のジェシカ・ビールも相変わらず軍服系の役でまたかと思ったのですが、今回は何故かとてもよかったというか今までのジェシカ・ビールの中で一番輝いていたと思います。相手が今が旬のブラッドリー・クーパーだからでしょうか。 個人的には配役がよかったのでこれでもう一回続編をやってもらいたいなと思いました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
リーアム・ニーソン (ハンニバル/ジョン・スミス) | 渋めの寺島進で。 |
ブラッドリー・クーパー (フェイス/テンプルトン・ペック) | 爽やかなイメージの藤木直人で。 |
クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン (B.A./B・A・バラカス) | 肉体派の佐々木健介で。 |
シャールト・コプリー (マードック/H・M・マードック) | ユースケ・サンタマリアあたりにお願いしたい。 |
ドッジボール DODGEBALL: A TRUE UNDERDOG STORY (2004) |
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2005年5月 | |
5万ドルの借金を30日以内返済しなければ自己中心的なグロボ・ジムの経営者ホワイト・グッドマンにジムを乗っ取られてしまう事になりアベレージ・ジョーの経営者ピーターはラスベガスで開催される賞金5万ドルのドッジボール大会に出場する事になるのだが・・・ 「スタスキー&ハッチ」がまさかの未公開に終わりもしや公開されないのでは?と不安に思っていましたが無事公開されて一安心。しょっぱなからグロボ・ジムのCMをフルスロットルでつかみはOKだったし楽しかったです。 ベン・スティラーの作品は本当くだらなくておもろいけど、くだらなさに芸がもあるしちょっとした差別的表現もあるけれどそれがまたスパイスになって最高なんですよねぇ。 ベン・スティラーのチーム紫コブラのメンバーもブレード、ブレーザー、レーザーって韻を踏んでいるところで軽く笑かしてくれるし、ドッジボール界の魔女もどこから見つけてきたんだ?というビジュアルが衝撃的だけどこの人実はアダム・サンドラーとかベン・スティラーなんかのコメディー映画に結構出ているリース・ウィザースプーン顔の女優さんだったんですね。メイクの力はすごいです。ネタバレ→しかも一番ダメダメな仲間が一目ぼれしちゃうけどこの時のスローモーションな演出も素敵でした。← ラスベガスの初戦は衣装の手違いでSMのコスチュームで戦うはめになるだけでもおもろいのに貧弱なジャスティン・ロングが意外にも活躍した時も「M男、意外な活躍!」みたいな実況もいちいち楽しくて劇場も爆笑でした。 二回戦のドイツチームの掛け声も「ハッセルホフ!」ってところもマニアックな笑いのツボを刺激してくれるよなぁと感心していたら本人出てるし・・・ネタバレ→極めつけはやっぱりチャック・ノリスでしょ?彼の登場で笑いはマックス状態。本当久しぶりに見たけど色んな意味ですごかったです。← ネタバレ→ラストのヴィンス・ヴォーンとベン・スティラーの一騎打ちじゃ信じられないけどヴィンス・ヴォーンかっこよく見えたしバランスもよかったです。海賊が途中退場してそのまんま試合に戻ってこなかったのがすごく気になったんですけどこういうものなのかなぁ?← この映画が面白いのはくだらないのにちゃんと伏線が張っているところだと思います。ちょっと油断したいたらあそこで言っていたことがここで効いてくるのかぁなんて感心しました。 これ続編作って欲しいなぁ。サブタイトルは「紫コブラの逆襲」とかつけて・・・ |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ヴィンス・ヴォーン (ピーター・ラ・フルーフ) |
エリートの役が多いけどダメな役もいけそうな石黒賢で。 |
クリスティーン・テイラー (ケート・ヴィーチ) |
最近コミカルな面も見せてきた稲森いずみで。 |
ベン・スティラー (ホワイト・グッドマン) |
あのちょっと時代遅れのヘアスタイルも似合いそうな阿部寛で。 |
隣のヒットマンズ 全弾発射 THE WHOLE TEN YARDS (2004) |
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2004年10月 | |
殺し屋稼業を引退しジルとともにメキシコで暮らしているジミー。隣人だったオズも妻のシンシアと平和に暮らしていたのだが、かつてジミーの密告で刑務所に入っていたラズロが出所して・・・ たしか隣に引っ越してきた男が殺し屋でマシュー・ペリーがなんだかんだ言って事件に巻き込まれながらも殺し屋と親友になっちゃったって感じの「隣のヒットマン」の続編。前作は軽いノリでそこそこ楽しかったような気がしたんですが続編はパッとしなかったですね。これじゃ全米でもいまひとつなのも分かります。ケヴィン・ポラックに誘拐されたナターシャ・ヘンストリッジを3人が助けに行く展開なんですけど、主要キャスト5人のうちナターシャ・ヘンストリッジ以外笑かそうとしてもう必死で暑苦しかったぁー。見た目が鶏がらのようになっていたブルース・ウィリスの泣きの演技はうっとうしいし、お笑い芸人じゃないんだから脱げば笑いがとれるって考えはやめた方がよい。 マシュー・ペリーは相変わらず「フレンズ」のチャンドラーって感じで悪くはないけど新鮮さもないし、ケヴィン・ポラックもプレスに「作品にスパイスを利かせる貴重なバイプレイヤー」って書いてあったけどこの映画に限っては全く持ってそんなことはないと思ってしまいました。 B級美女の見るたびにあか抜けてくるアマンダ・ピートとナターシャ・ヘンストリッジは悪くはなかったけどアマンダ・ピートはがんばっていたけど前面に出てくるにはまだ早いなと感じてしまいました。唯一ナターシャ・ヘンストリッジだけが及第点でしたよ。 出演者にこれだけダメだし出来る映画も珍しいなぁ。(ダメだししか出てきません。) 前作はロザンナ・アークエットとマイケル・クラーク・ダンカンも出ていたんですよね。ロザンナ、ビッチな妻役だったけど前作そこそこいけてたのはきっとロザンナのおかげでしょう。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ブルース・ウィリス (ジミー“チューリップ”チュデスキ) |
たまに理不尽なところが泉谷しげるといった感じか? |
マシュー・ペリー (ニコラス“オズ”オゼランスキー) |
原田泰造はいつもあたふたしていそうで。 |
アマンダ・ピート (ジル) |
伊東美咲で。もうちょっとで主役になれそうなところがなんとなく・・ |
ナターシャ・ヘンストリッジ (シンシア) |
米倉涼子は取り乱さなそうな感じがします。 |
ケヴィン・ポラック (ラズロ) |
大木凡人で。いやメガネだけなんですけどね。 |
隣のリッチマン ENVY (2004) |
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2005年8月 | |
職場も同じで住まいも目の前のティムとニックは親友同士。ある日ニックは犬のフンを消す商品のアイディアをティムに持ちかけるがティムは相手にしなかった。しかしニックのアイディアは現実となりニックは大金持ちになってしまい・・・ ベン・スティラーとジャック・ブラックのW主演なのにこれまた未公開になってしまた問題作。というかやっぱりこの二人の作品はそこそこ面白かったんで未公開になったことが個人的には問題で原題「ENVY」(嫉妬)から邦題もなんか「隣のリッチマン」ってヤケクソですし・・・ ジャック・ブラックが変なテンションだしベン・スティラーはもちろん嫉妬するという王道の展開がやっぱり観ていて安心します。しかも嫉妬する時に流れるカントリー調の嫉妬のテーマソングが哀愁を誘うんですよね。 ジャック・ブラックも成功を妬んでいるベン・スティラーを共同経営者にするし殺された白馬のことも許すし今回は徹底的にいい人でウザイけどいい奴というキャラがこの人実生活でもそうなんだろうなぁと思いました。しかも金持ちになったら家にメリーゴーランドやらボーリング場を作っちゃう無邪気なところもらしかったです。 レイチェル・ワイズがベン・スティラーの嫁でいろんな意味ではじけていていたし、ストーカーなクリストファー・ウォーケンなんてやっぱり恐いけど金は人をダメにする!なんていいこと言っちゃうしこんなオーソドックスな展開のアメリカ的なコメディはやっぱり好きです。 気になったのが「スタスキー&ハッチ」で白いポニーを今回も白馬を勘違いから殺していますが何か恨みがあるのだろうか?ベン・スティラーは?と思うのでした。 そういえば劇中にフランなる究極のデザートが出てくるのですが画面上から察するとただのプリンに見えたんですよね。しかもカラメルも底にあるようだし・・・。で調べてみたら「タルト生地にカスタード-クリームを入れて焼いたパイ」だそうです。フランというデザートは。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ベン・スティラー (ティム・ディングマン) |
見た目というかキャラが勝村政信っぽいです。 |
ジャック・ブラック (ニック・ヴァンダーパーク) |
無邪気な感じの石塚英彦で。 |
ドニー・ダーコ DONNIE DARKO (2001) |
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2002年9月 | |
ある晩、高校生のドニーの元に銀色のウサギ「フランク」が現れる。ドニーはウサギの後を追い世界の終わりがあと28日6時間42分12秒と告げられる。 翌朝帰宅したドニーの部屋にはジェット機のエンジンが直撃していた。その日からドニーの周りで不思議な出来事が次々と起こり始めやがて運命の日が近づいていた。 生きているのか?死んでいるのか?、現実なのか?幻覚なのか?この二つが疑問を投げかけつつ物語はどんどん進んでいくんですが、多分ほとんどのシーンにいろいろなヒントが隠されているんじゃないんでしょうか?っていうのを観終わって気付き、見逃していた所も結構あったので、いい意味でやられたって感じでしたね。 きっともう一回観れば、より一層楽しめるんだろうな。 パトリック・スウェイジをすごーく久しぶりに見ましたけど、胡散臭い自己啓発セミナーの主催者役で出ていたのには衝撃的でしたけど、いかにもいそうな感じですごくはまってました。 ドニーのガールフレンド役に、ここのところ不幸な女子高生役ばかりやっているジーナ・マローンがまたまた訳ありの女子高生役をやっていました。 ノア・ワイリーがドリュー・バリモアの恋人?で物理の先生役で登場してましたが、どうも「ER」のカーター役の印象が強すぎて、ドクターにしか見えなかった。 個人的には、ドニーはイケてる高校生なのか?イケてない高校生なのか?という疑問は最期までわかりませんでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェイク・ギレンホール (ドニー・ダーコ) |
嵐の松本潤で。イケてるのか?イケてないのか?そこの辺がわからない所が一緒なんで。 |
ジーナ・マローン (グレッチェン・ロス) |
数年前の中山エミリで。「家なき子」のときは不幸な少女役じゃなかったっけ? |
パトリック・スウェイジ (ジム・カニングハム) |
尾藤イサオってなんか胡散臭そうじゃない? |
ドミノ DOMINO (2005) |
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2005年11月 | |
スター俳優を父親に持ち自身もモデルからバウンティ・ハンターとして転身した実在のドミノ・ハーヴェイの物語。 いきなり取調べ室から始まるのですがドミノを取り調べるFBI捜査官がルーシー・リューですよ。取調室からドミノがなぜバウンティ・ハンターの道に入りこの場にいるのかが回想されていくのですが、途中でドミノっていうかナイトレイに「本当はあんた、アタイのことを抱きたいんでしょ?」みたいな挑発されるのですがそんな挑発に乗るようなことはせずクールにやり過ごすルーシー・リューはさすがです。っていうかナイトレイごとき小娘の挑発に乗るような女じゃないんですけどね、ルーシー・リューは。 とつかみはOKだったのでこれは意外にいけるかもと思い強引に仲間になったミッキー・ロークとのエピソードも多分こんな感じで本当に無理やりぎみにこの世界に入っていったんだろうなぁと思ったのですが最後がネタバレ→ドミノだけ生き残るって展開が思いっきり事実と違うとちょっとがっかりしてしまったけどまぁ映画だから仕方ないかとその辺はいいとして本当の最後ドミノはセレブなママの元に戻っていってしまうんですよ。何?ドミノは結局自分に負けてしまったってことでしょ?←とこれ完成を観ずして亡くなった本物のドミノが観たら怒るんじゃないか?と最後の終わり方には大いに不満でした。 といい線までいっているけどドミノのドラッグに溺れていたところとがばっさり抜けているところとか結局中途半端になっていて全体的にもったいない印象なんですが仲間のチョコを演じたエドガー・ラミレスだけは要チェック。なんでもハリウッド作品は初めてらしいのですが荒くれ者というより人質にとった男の腕に金庫の暗証があればショットガンで腕をもぎ取るようなクレイジーすぎてでもドミノのことが好きなんだけど告白できないシャイな一面を持ったお茶目さんという存在感あるラテンテイスト溢れるキャラを存在感いっぱいに熱演していてこれは上手くいけば次世代のバンデラスになりそうな予感・・・とエドガー・ラミレスという名前を頭の片隅に記憶しておくのでありました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
キーラ・ナイトレイ (ドミノ・ハーヴェイ) |
若かりし頃の梶芽衣子がイメージにぴったりです。 |
ミッキー・ローク (エドモズビー) |
「日本の首領」時代の大御所時代の三船敏郎で。 |
エドガー・ラミレス (チョコ) |
同じくギラギラしていた頃の藤竜也で。 |
トム・ヤム・クン! TOM YUM GOONG (2005) | |
2006年4月 | |
王に献上するために象を育てる兵士の末裔カームは象とともに育ってきた。しかしある日、2頭の象のが連れ去られてしまう。象がオーストラリアにいるとの情報をつかんだカームはオーストラリアに向かうのだが・・・ 「マッハ!」でお馴染みになったトニー・ジャーのアクション映画。前回はたしか仏像を取り戻す旅でしたが今回は連れ去られた象親子を取り戻す旅です。しかも舞台はオーストラリアとワールドワイドになって。 序盤の象とのふれあいみたいなのがあるのは結構なんですけどこっちとしてはストーリー云々よりトニー・ジャーの人間離れしたアクションを見たいわけなので早く象連れ去られて怒りの鉄拳を見せておくれよといった感じなんです。一応オーストラリアに行く前にも一乱闘あるんですけど相手はザコばっかりだからなんだか物足りないし・・・ でオーストラリアについてから「マッハ!」にも出てきた南伸坊似の警官やら黒幕のマダム・ローズやら濃いキャラたちが続々参加し始めてきてようやく楽しくなってまいりまいした。特に黒幕マダム・ローズは暗黒街のボスになりたくって候補になっている子供らを毒殺し「候補者がいないんならあたしがボスね。」と悪びれるどころか満足気といった表情で極悪すぎる行動が徹底されていてナイスです。しかもマダム・ローズは命令ばかりで戦わないんじゃないかと思ったらちゃんとトニー・ジャーと戦うところが偉い。しかもスタイルはなぜか黒のピッチピチのコルセットに武器は鞭というところがマダム・ローズの名にふさわしいじゃありませんか。 後半は裏道にある怪しげな店なんぞは螺旋状の構造でまるでオリエンタルな表参道ヒルズといったちょっと迷い込んでみたいスポットだし、なんだか分からないけど世界各国の格闘家たちがなぜか一対一でといった異種格闘戦ありとこれぞトニー・ジャーと言わんばかりのアクションシーン満載でようやく満足感が得られました。その中でカポエラの達人みたいな敵はトニー・ジャーも真っ青なトリッキーな動きで唯一互角に戦っているように見えました。恐るべしカポエラ。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
トニー・ジャー (カーム) | 名倉さんにも似ているけど大リーガーの井口資仁にも似ています。 |
ペットターイ・ウォンカムラオ (マーク) | やっぱりこの人は南伸坊に似ています。 |
チン・シン (マダム・ローズ) | ものすごい性悪な草刈民代といった雰囲気でした。 |
ドメスティック・フィアー DOMESTIC DISTURBANCE (2001) |
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2002年4月 | |
再婚した元妻の結婚相手は金持ちで町の人気者だが、息子(元妻に引き取られた)は偶然、結婚相手が殺人を犯す現場を目撃してしまう。息子は警察に駆け込むが、日ごろの行いが悪いので、警察には信用してもらえず、母親にも信用してもらえない。そんな中、実の父親だけが息子の話を信じて・・・ ヴィンス・ヴォーン演じるリックは一応頭が良いという設定らしいのですが、後半、目障りなトラボルタが演じるリックを殺すためにガソリンを彼の仕事場にまいて火をつけようとするのですが、ガソリンを撒いている時に、当然服とか手につくわけですよガソリンが。それなのにジッポで火をおこしたもんだから、腕に火がついちゃうんですよ。バカでしょ?こんな間抜けな奴見たことないって感じです。 もろテレビ東京の木曜洋画劇場な感じの映画ですが、これでも全米No.1です。 トラボルタがいい親父を演じていて特に悪いとは思いませんでした(ラジー賞の主演男優賞にノミネートされちゃいました)が、トラボルタと対決する男にヴィンス・ヴォーンはちょっと違うかな?サイコ(ガス・ヴァン・サント版)でノーマン・ベイツを演じて以来、よせばいいのに(サイコ系の役がよっぽど気に入ったのか)サイコづいちゃいました。早く「いい奴」に戻ってもらいたいです。 ヴィンス・ヴォーンに殺されちゃう昔の犯罪仲間にスティーヴ・ブシェミ。なんでこんな役引き受けたんだ?ブシェミって脇に回ってナイスな存在感を出すタイプでしょ?彼の持ち味全く出ていません。 ただし喫茶店(決してカフェではない)でのトラボルタとのツーショットはすごいものがあってけど・・・ 元妻役のテリー・ポロ(「ミート・ザ・ペアレンツ」にヒロインで出演いていましたが、全く気が付きませんでした。)はジョディー・フォスターにかなり似てます。(顔が) |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジョン・トラボルタ (フランク・モリソン) |
脂の乗りが具合が、船越栄一郎かな? |
ヴィンス・ヴォーン (リック・バーンズ) |
人柄のよさそうな所ともっさり感が、別所哲也。(しかも金持ちそう) |
テリー・ポロ (スーザン) |
クールで知的、でもってあまり目立たない存在は野村真美。(「渡る世間は鬼ばかり」に出演中) |
ドラゴン危機一発 唐山大兄 (1971) | |
2010年12月 | |
出稼ぎにやって来たチョウアンは製氷工場で働くことになったがそこは麻薬の密売組織だった。そんな工場の秘密を知った仲間たちが次々と姿を消して行き・・・ ブルース・リーの主演第一作目。 これだけ映画を観ていてブルース・リーの映画って一本も観ていなんですよ。実は。 お母さんとケンカをしないという約束をしていたので序盤はあまり戦わなくて、兄貴分的なものすごく正義感の強い人がチンピラ相手にカンフーをするのですが意外と動きが遅いのが衝撃的でした。後半本格的にブルース・リーが戦っている時は動きが段違いの素早さでさすがだなと思いました。 内容の方は麻薬が絡んでいますがそんなのどうでもよくて、とにかく仲間を助けようと思ったらそこが麻薬密売組織だったということなんです。そして意外とスプラッターな描写が多かったのでびっくりしました。 殺された仲間たちの腕とかを細切れにして製氷工場が舞台ということだけあって氷の中に隠していて軽く「SAW」シリーズっぽい感じ。麻薬の密売方法も氷の中に隠していて舞台設定を上手く使っているなと感心しました。 あと何だかんだで何も知らずに社長に丸め込まれて豪勢な料理をご馳走になりその後売春宿で一晩過ごして仲間から一気に見捨てられるというありがちなお茶目な展開もあったりするのですが、娼婦を抱くという普通の映画だとギリギリで回避するところをやってしまう展開がすごいなと思いました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
チョウアン (ブルース・リー) | 寡黙な感じの松山ケンイチで。 |
チャオ・メイ (マリア・イー) | 上戸彩あたりにお願いしたい。 |
マイ (ハン・インチェ) | ボスなんですけど見た目は大村崑っぽかったです。 |
ドラゴン・キングダム THE FORBIDDEN KINGDOM (2008) | |
2008年8月 | |
カンフー好きのジェイソンはストリートギャングに絡まれ行きつけの質屋の襲撃を手助けする羽目になってしまう。襲撃を受けた店主から金色の棒を持ち主に返すよう託される。ギャングに口封じに追いつめられたジェイソンはビルから落ちてしまうが気がつくと古代中国で・・・ ジャッキー・チェンとジェット・リーがタッグを組んだアクション大作。 ちょっとマヌケな少年とカンフーの達人が悪を倒すという雰囲気はチョウ・ユンファとショーン・ウィリアム・スコットの「バレット モンク」といった感じですがスケールはこっちの方が大きかったと思います。 ジャッキー出てきていきなり酔拳というサービス精神旺盛なところがいいですね。そして無口な坊主ジェット・リーとの一騎打ち。二人の流れるような格闘シーンはやっぱりすごかったです。ジャッキーとジェット二人ともよく引退と言う話を聞きますけれどまだまだ現役、もうしばらくはカンフー映画に出つつけてもらいたいです。 途中、悪い将軍に両親を殺された女琵琶法師的な娘さんと和解したジェット・リーを仲間に加えて如意棒を孫悟空に返しに行こうじゃないかというアジアンちっくなロールプレイングゲームみたいな展開になっていくのですがアクションシーンが充実していたし、テンポよく話が進んでいくので話はもうひとつ安っぽい印象を受けたのですがあまり気になりませんでした。 不満なところは敵側に凄腕の女暗殺者がいて白髪を鞭のように自在に操って味方の女の子とも女同士の戦いもあってそれはそれでいいのですが若すぎて貫禄がないんですよね。クライマックスのジャッキーとの一騎打ちも全然相手になってない感じなのでもうひとつ盛り上がらなかったです。ここはコン・リーとかマギー・チャンみたいな見た目も技も一目見ただけで迫力抜群な熟練した女優にやってもらいたかったです。 悪の将軍は腹黒くてアイシャドーをばっちりキメているところがよかったです。ジェット・リーと戦っているのについついアイシャドーに注目してしまいました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジャッキー・チェン (ルー・ヤン) | 陽気な感じの唐沢寿明にお願いしたい。 |
ジェット・リー (サイレント・モンク) | ジェット・リー風な堤真一で。 |
マイケル・アンガラノ (ジェイソン・トリピティカス) | ダメそうな感じがぴったりなウエンツ瑛士で。 |
コリン・チョウ (ジェイド将軍) | アイシャドーも似合いそうな寺脇康文で。 |
ドラゴン・プロジェクト 精武家庭 (2005) | |
2006年6月 | |
ユー・シウボウは子供達には信じてもらえないが過去にエージェントだったが今では整体院を営む身。そんなユーの元に車椅子のロッコという男が現れタイ・チロンという男の消息を尋ねられるが口を割らないユーはロッコに捕らえられてしまい・・・ お母さんは病気でいない設定ですがこれはほぼ香港版「スパイ・キッズ」といった感じで楽しかったです。バンデラスの「スパイ・キッズ」は本当キッズだったし子供向けだからちょっとゆるいところもあって物足りないところがありましたが香港版はアクションも拷問もハードで結構大人向きでした。 捕まったアンソニー・ウォンなんて鎖に繋がれたまま殴る蹴るなんてのは当たり前で自白剤まで打たれて子供には見せられません。兄妹も普通に顔面とかケリを入れつつ入れられつつみたいなところも平等でよかったです。 監督で兄貴役のスチーヴン・フォンはなぜかイルカの調教師というよくわからない設定だし顔も微妙に好きになれなかったのですが妹のジリアン・チョンは大地真央を女子高生にしたような感じでこれはよかった。劇中の演劇シーンでアラビアンな衣装も着ているのですがこれも似合っていてこの子はアクションもばっちりだし香港映画の注目株なんじゃないかなと感じました。 前半はアンソニー・ウォンの独壇場。後半は捕まっちゃうから兄妹メインなんですけどやっぱりおじさんになっても体がバリバリに動くアンソニー・ウォンはカッコいいです。 一つになったのはお父さんが捕まって整体院が荒らされた後に兄貴が秘密基地を見つけるもその基地が全く活かされなかったのが残念でした。 あとポスターはみんな戦っている雰囲気をかもし出していますがお父さんと兄妹のシウボウ一家だけでちょっと騙された気がしました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
アンソニー・ウォン (ユー・シウボウ) | やっぱり柴俊夫に似ています。 |
スティーヴン・フォン (ニッキー・シウボウ) | 速水もこみちをもっさりした感じで。 |
ジリアン・チョン (ナタリー・シウボウ) | 太極拳とかも似合いそうな上戸彩で。 |
マイケル・ウォン (ロッコ) | 石黒賢をスキンヘッドにした感じでした。 |
DRAGONBALL EVOLUTION DRAGONBALL EVOLUTION (2009) | |
2009年3月 | |
18歳の誕生日にドラゴンボールをもらった悟空だったがその晩、祖父がピッコロ大魔王に殺されてしまう。ブルマと出会った悟空はドラゴンボールを集めるたびに出るのだが・・・ あのドラゴンボールをまさかの実写化。 予告編を観たときから既に怪しい雰囲気を感じ取りましたが、予想を裏切らないダメッぷり。いいところがひとつも無い映画なんて久しぶり。 「宇宙戦争」でトム・クルーズの息子をやったジャスティンやそれなりに売れているエイミー・ロッサムにアジアからはチョウ・ユンファとこの辺の有名どころは傷ものになってしまった感があります。 悟空が高校生でいじめられっ子。そして父は同級生という原作を無視したアメリカ的な設定に目を瞑ったとしても全体的な話の流れが雑すぎてとってつけたように出てくるブルマとかドラゴンボールはアメリカにしかないんではなかろうかと思われるくらいあっさり見つかってしまい困ります。 酷いなと思ったのがアジアンテイストかオリエンタルな雰囲気をかもしだしたかったのでしょうが、チョウ・ユンファがやたらと感謝の言葉にナマステを使うところ。そしてキャラクターの名前ほとんどそのまま使っているので、台詞がカタコトに聞こえるのがものすごく違和感ありました。大猿とかオオザルと言わずに別に英語でいいんじゃないの?と思いましたし。 一番酷いなと思ったのはヤムチャでしょうか。見た目がそこら辺のチンピラ捕まえてきましたという感じでヤムチャと名乗らなければあなた誰?みたいな状態です。 他にもピッコロが戦わなさすぎるとかちょっとだけ出てくる日本?が弥生時代?みたいなテレビどころか文明の利器もない世界なのも不思議。ピッコロが布団で寝ているという衝撃のシーンもあり観終わった時は酷いと思いましたが話のネタとしては完璧なのではないでしょうか。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジャスティン・チャットウィン (孫悟空) | 映画の中の悟空だと小池徹平という感じでしょうか。 |
エミー・ロッサム (ブルマ) | 長澤まさみあたりにお願いしたい。 |
チョウ・ユンファ (亀仙人) | 見た目がちょっと怖いけれど麿赤児にお願いしたい。 |
ジェームズ・マースターズ (ピッコロ大魔王) | 独特な雰囲気のある中村獅童で。 |
トラブル IN ベガス ELVIS HAS LEFT THE BUILDING (2004) | |
2005年12月 | |
全身ピンクのスーツのピンク・レディ化粧品の販売員ハーモニー・ジョーンズは全米に化粧品を売り歩くうちにエルビスのそっくりさんと出会うがなぜか次々に死んでいく。やがて重要参考人となったハーモニーはマイルスと出会うのだが・・・ 子供の頃に本物のエルビスに会ったことのあるキム・ベイシンガーが(独身)行く先々でなぜかエルビスのそっくりさんと出会いなぜか死んでいくのですが、ネタバレ→結局エルビスのそっくりさんが多いからエルビスの亡霊が怒って?そっくりさんを抹殺するというオチが←久しぶりになんだかとんでもないものを観た気がしました。 とんでもないというか変でしたよ。ジョン・コーベットが恋のお相手になるのですが彼はライバルの化粧品会社の社長で新製品の宣伝を考えているというあとからこの設定が効いてくるのかと思いきやそんなこともなかったし、宣伝担当があのショーン・アスティンだし別れたい妻がデニス・リチャーズなのはいいけれどこれがまたエルビスのコスプレするわでめちゃくちゃです。というかジョン・コーベット回りに出てくる人物がほとんど無駄だったていうのもすごいです。ショーン・アスティンなんてほとんど一人芝居だし、FBIもキスマークからキム・ベイシンガーのモンタージュを作り上げるハイテクっぷりを見せつつも結局これのモンタージュも意味なく終わりすごく消化不良。 そんなショーン・アスティンのインタビューを観たのですが「キム・ベイシンガーとは絡みがないけど彼女が出ているだけで出る価値あるし、マイ・ビッグ・ファット・ウェディングの監督だから出るしかないと思ったんだよ。」的なことを言っていてこの無茶な映画をすっごい持ち上げていてやっぱいい人だったんだ、ショーン・アスティンはと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
キム・ベイシンガー (ハーモニー・ジョーンズ) | キム・ベイシンガーは由美かおるに似ていました。 |
ジョン・コーベット (マイルス・テイラー) | この際「水戸黄門」つながりで照英あたりで。 |
トラブル・マリッジ カレと私とデュプリーの場合 YOU, ME AND DUPREE (2006) | |
2007年6月 | |
ハワイで結婚式を挙げたカールとモリーは新婚生活を満喫しようとしていた矢先、結婚式にやって来たことが原因で会社をクビになってしまった自由奔放な性格の親友デュプリーが転がり込んできてしまい・・・ 新婚のマット・ディロンとケイト・ハドソン夫妻の家にお調子者のオーウェン・ウィルソンが転がり込んでくるドタバタコメディ。 いつものようにオーウェン・ウィルソンは軽いノリでオーウェン節を堪能できたからまぁよかったのですが、これだけの顔ぶれでもまたもやビデオスルー。相変わらずアメリカのコメディは風当たりが強いです。 オーウェンのあの悪気はないんだけどついついデリカシーのない行動を起こしてしまってマット・ディロンもイライラしてくるんだけど怒るに怒れない気持ちがとてもよく分かります。 そんなマット・ディロンの義理の父親がマイケル・ダグラスなんですがこれがまた嫌がらせの連続でマット・ディロンは精神的にへこんできてケイト・ハドソンとオーウェンが浮気しているんじゃないかという妄想で夫婦喧嘩勃発というお決まりの展開も安心して楽しめます。それにしてもこれだけしんどいことが重なっても暴れないのでなんだかマット・ディロンも年をとったのか丸くなったなぁとしみじみ感じてしまいました。 オーウェンみたいな奴は友情に厚いから夫婦仲が悪くなってついに追い出されても(しょんぼりするところもまた画になる)結局親友が困っているとなんとかしてやろうと必死でがんばっちゃうところがほのぼのとしていてよかったし、こういう奴はやっぱり自然と近所の人気者になっておりました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
オーウェン・ウィルソン (ランディ・デュプリー) | 腹が立っても許せそうな原田泰造で。 |
ケイト・ハドソン (モリー・パターソン) | 最近復活してきた内田有紀にやってもらいたい。 |
マット・ディロン (カール・パターソン) | 巻き込まれ型のキャラが似合う阿部寛あたりで。 |
マイケル・ダグラス (トンプソン) | 婿には厳しそうな高橋英樹で。 |
ドラムライン DRUMLINE (2002) |
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2004年8月 | |
天才的なドラムテクニックで名門のアトランタA&Tに推薦入学したデヴォンだったがその才能にうぬぼれやがて孤立していく。そんななか次第に大会が近づいてきて・・・ マーチング・バンドという響きがどうも個人的に文科系ぽいなと思っていたのですがこの映画を観ると完全にその考えが覆されますね。テレビで観るドラムのポジションはいつも一番奥だけど「ドラムライン」のタイトル通りドラムがメインでこんなにじっくり観られるなんて思ってもみませんでした。 規則違反したら坊主になるわ、部活動の半分以上は先輩の雑用と体力作りじゃないかってくらい体育会系。ジャンルはすでにスポ根ものです。自分の担当の楽器を頭の上に持ち上げて階段上り下りですから、チューバとか大きい楽器担当の人なんてたまったもんじゃありません。(大太鼓の学生さんはどうしているのだろうか?) マーチング・バンド版「チアーズ」という感じ?バンドメンバーも楽器を持ちつつアクロバティックな動きをを取り入れて単純にスゲーなって思うけどスティックを投げたり回したりしてスティックさばきもただ事じゃないという感じでアメリカの音楽の世界はやっぱり半端じゃないなぁと思うのでした。 これは主人公が天才だから挫折を経験する代わりにその身勝手な行動に孤立していくというところもちょっと珍しいです。まぁ最後は生真面目な監督と先輩とも和解してハッピーエンドな図式は「天使にラブソングを」におけるウーピーとマギー・スミスを見るようでまさに王道の展開なんですけどこの手の映画はこの展開があってこそなんですよね。 なんでもプロデューサーのダラス・オースティンの実体験を元にしたらしいというこの作品。なるほど言われてみれば見た目の第一印象が主人公のデヴォンっぽいですわ。大物ダラス・オースティンも昔はやんちゃだったんですね。 これ映画館で観たかったんですけど忙しくって行けなかったんですよ。どうしても観たくってレンタルされたばかりのDVDを速攻で借りてしまいましたがやっぱりこの映画は映画館で観なきゃダメですね。ドラムの臨場感とかが格段に違うんだろうなぁ。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ニック・キャノン (デヴォン) |
どうも黒人の若者を見ると山本太郎を思いだしてしまい・・・ |
オーランド・ジョーンズ (リー監督) |
今回のオーランド・ジョーンズは榎木孝明みたいに真面目そうでした。 |
トランスアメリカ TRANSAMERICA (2005) | |
2006年8月 | |
トランスセクシュアルのブリーは最後の手術を目前にトビーという少年が父親を探していると電話が入る。かつて女性と関係した間に息子がいることが発覚したブリーは拘置所にいるトビーを釈放しに向かうのだが・・・ 普通こういう映画の主役って男がやりそうなものでずがこの映画は女優がやったというところがものすごく新しかったです。しかも主演のフェリシティ・ハフマンは製作総指揮もしているウィリアム・H・メイシーの奥さんというところがいい。 二人の奇妙なロードムービーも旅が進むにつれてトビーが正体を知らないブリーに除々に心を開いていくところもよかったし衝撃のシーンからトビー男だとばれて、ここまでやったらアカデミー賞にもノミネートされるよなぁと思ったし、やがて父親だと分かるクライマックスまでのテンポもちょうどいいんですよね。 ラストもネタバレ→ブリーに告白されて飛び出たトビーはポルノ俳優になって和解しないままで終わるのか・・・と思いきや、「本当に女になったのか見に来た」みたいな台詞を言ってふとブリーの家を訪ねてくる。明確に和解はしていないけどお互いに性別を超えた親子の雰囲気をかもしだしてきっとこの二人うまくやっていけるといった希望がある終わり方がよかったです。← 息子役のケヴィン・ゼガーズも窃盗するし、男娼して金を稼ぐしドラッグやるわでルックスはさわやかなのにものすごくきわどい役をやってフェリシティ・ハフマンに負けていないところがすごいと思いました。全然気がつかなかったのですが「ドーン・オブ・ザ・デッド」にも出ていたらしいし、次回作は男と女の体が入れ替わる「転校生」的な作品のようでケヴィン・ゼガーズという俳優ちょっと憶えて置いても損はないかもしれません。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
フェリシティ・ハフマン (ブリー・オズボーン) | 財前直見とかがやったら説得力ありそう。 |
ケヴィン・ゼガーズ (トビー) | 岡田准一がもうちょっとさわやかになった感じで。 |
トランスフォーマー TRANSFORMERS (2007) | |
2007年8月 | |
カタールの米軍基地が突然謎のロボットに襲われてしまう。一方その頃、高校生のサムは車を買ってもらうのだがその車も突然ロボットに変形してしまい・・・ マイケル・ベイとスピルバーグが組んだSFアクション超大作。 「宇宙戦争」のようなシリアスな侵略ものかと思いきや主人公が中古店で車を買うときの店員がバーニー・マックという時点ですでにこれはコメディタッチだなぁと予感したのですが全体的にコミカルなタッチ。ノリはどちらかと言えば「メン・イン・ブラック」よりに思えたのですがこれはこれでありだと思いました。 カタールでの攻防とロボットに変形してしまう車を手にしてしまった主人公と謎を解く国防省のパソコンのプロフェッショナルたちと主に3つのパートで構成されていてなんだかよく分からないうちに後半みんなが合流するところなど話の流れはかなり荒っぽいのですがそれを超える映像のすごさがこの映画にはあってあまりのすごさに話の流れについていくのを忘れてしまいました。これは劇場でもう一回観たいです。 とにかく車からロボットへ、戦闘機からロボットへとトランスフォームする一連の流れが自然で「ジュラシック・パーク」を初めて観た時に技術の進歩はここまで来たかと思い「ロード・オブ・ザ・リング」でも同じことを感じてもうこれ以上は映像革命はしばらくないなと思っていたのでこれにはビックリしました。 主人公のシャイア・ラブーフは今まで気がつかなかったけど色々な映画で出ていて今後も裏窓ちっくなティーンサスペンスの「ディスタービア」やら「インディ・ジョーンズ4」にも出演するしブレイク必須か?キャラ的にはクリス・エヴァンスをもうちょっと三枚目にしたような印象を受けましたがひとまず注目していきたいところです。 | |
2回目のコメント | |
2007年9月 | |
映画の日に2回目を観ました。 普段はこの手の映画は2回観ないのですが映像が凄すぎてちゃんと観ているけど何が起きているか分からなかったので2回目はじっくり観ようと思って観たのですがこれはやっぱり勢いで観るものでじっくり細かいところを観ちゃいけませんね。 話はやっぱり大雑把でアメリカ政府から情報を盗もうとする何者か凄腕プログラマーが色々調査しますけど、この時メインキャラのダイアン・クルーガー風の女プログラマーが情報を持ち出してFBIに捕まりますけどアメリカ政府ってそんなにセキュリティー甘いわけないし、女プログラマーの仲間がオタクだけどものすごい奴で何か知らないけど悪いロボット退治の仲間に加わっているという展開が大雑把だけどよく言えばマイケル・ベイっぽくて映像だけ楽しんでくださいと割り切った感じがいいところだと思います。 なので映像は2回目に観てもクライマックスいいロボットと悪いロボットが取っ組み合いでビルに突っ込んだ時にビルの中にいる人がさりげなく逃げ惑うところは細かなところは好きだし、ヘリコプターがロボットに変身したときにヘリのプロペラ部分が昆虫の羽根のように変形するところなんかはものすごく好みで映像はやっぱりすごいなぁと思った。 何年か経ったらテレビでやると思いますがテレビでやったらついつい観てしまうそんな勢いだけは群を抜いてあると思います。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
シャイア・ラブーフ (サム・ウィットウィッキー) | 三枚目な雰囲気がどことなく中尾明慶っぽくて。 |
ミーガン・フォックス (ミカエラ・バーンズ) | 山田優あたりにお願いしたい。 |
ジョシュ・デュアメル (レノックス大尉) | 坂口憲二あたりがぴったりです。 |
トランスフォーマー/リベンジ TRANSFORMERS: REVENGE OF THE FALLEN (2009) | |
2009年6月 | |
大学に進学したサムの前にディセプコンが現われ再びトランスフォーマーたちとの戦いに巻き込まれていくシリーズ第2弾。 内容としてはますますノー天気な感じになりつつも全てがクライマックスのような見所まんさいで2時間30分を飽きることなく見せる勢いはすごいと思います。悪い方のディセプティコンの襲撃で世界中の人が何千もしくはそれ以上死んでいるはずなのにそんなことを微塵も感じさせない軽さも潔くてよかったです。 前作で斬新だと思った機械のトランスフォームシーンはさすがに2回目なので斬新さはなかったのですが相変わらず車が大きなロボットになるところは無理がある気がするのですが不自然な感じがしなくてよく出来ているなと感じました。 そして今回一番テンションが上がったのがシャイア・ラブーフを陥れるために送り込まれた女子大生型ディセプティコン。遠くにいるときは普通の美人金髪女子大生が近づいてくると段々とトランスフォームしてドレッドヘア風のディセプティコンに。これは「ターミネーター2」のロバート・パトリックの液体ターミネーター並みの新鮮さがあってよかったです。 後半になって再び登場するジョン・タートゥーロも気合を入れるためにTバック姿を披露するというありがた迷惑なサービスショットをスクリーンいっぱいに見せてくれて相変わらず面白いし、完全に三枚目な新キャラのシャイア・ラブーフのルームメイトとの掛け合いも楽しかったです。 ディセプティコン側は相当油断している感があってマヌケだったのですがまだ次回作がありそうなのでどうせならちゃんと決着をつけた形で終わらせてもらいたいなと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジョン・タートゥーロ (シモンズ) | 小日向文世あたりがやったら面白そう。 |
ラモン・ロドリゲス (レオ) | イケメンなのに三枚目な桐谷健太で。 |
トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン TRANSFORMERS: DARK OF THE MOON (2011) | |
2011年8月 | |
就職先がようやく決まったサム。そんな時、マシンが人間たちを襲い始め恋人のカーリーも連れ去られてしまい・・・ 「トランスフォーマー」シリーズ完結編(一応?) ミーガン・フォックスが降ろされて新しい娘がミーガンの役になり替わるのかと思いきや新しい彼女という設定で登場。シャイアの役の女の趣味が一貫していてこれはこれでよいと思いました。実際にはありえないですが・・・ もうマシンなのにマシンがマシンを操縦するというシーンやマシン同士の殴り合いで顔面を殴られたら口から血ヘドのようなものを吐いて完結編が一番シュールでした。それに一つ目?のマシンがミミズみたいなマシンを従えて街を破壊しまくって、一作目のシンプルながらもトランスフォームした時の感動というのが全くなかったです。 敵のボスも前作で気津ついて弱っているので普段の格好がおんぼろトラックみたいなところも可笑しかったです。 今回初登場の有名どころはフランシス・マクドーマンドとジョン・マルコヴィッチですよ。これにレギュラーのジョンタトゥーロを咥えればコーエン兄弟ファミリーという面子でなかなかすごかったです。マルコヴィッチに至っては別にいてもいなくてもよい役どころだったし・・・ 新キャラでそれなりによかったのはパトリック・伝プシーですかね。テレビ界の分かりやすいハンサムみたいなところが。 それに今までの登場人物一応全員登場みたいな感じを見てマイケル・ベイは意外と義理堅い人なんだと思いました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ロージー・ハンティントン=ホワイトリー (カーリー・スペンサー) | 気の強そうな藤井リナで。 |
パトリック・デンプシー (ディラン・グールド) | 分かりやすいハンサムという感じの風間とおるあたりで。 |
フランシス・マクドーマンド (メアリング) |
雰囲気的には原田美枝子あたりかな。 |
トランスポーター THE TRANSPORTER (2002) |
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2003年2月 | |
「契約厳守」「名前は聞かない」「依頼品は開けない」の3つのルールを守り、ありとあらゆるものを運ぶ運び屋フランク。 彼はある日不審な荷物を預かり、うっかりかばんの中身を見てしまうが中には縛られた中国人の女が入っていた。中身を見たことがばれたフランクは命を狙われてしまう。 これ、監督が2人いるっていう強引なことをしているせいか、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のように前半と後半がまったく違う内容に仕上がっていました。前半はなんちゃって「TAXi」、後半はなんちゃって「ダイ・ハード」みたいな感じで・・・でも面白かったけどね。 主役のセクシーハゲ、ジェイソン・ステイサムが思っていた以上によかった。(こう見えてまだ30代半ばらしい)この映画での彼、はっきり言って無敵です。次から次へと襲ってくる敵をジェット・リーばりのアクションでなぎ倒し、銃を持ったかと思えば百発百中。それでいて敵を殺さず動けなくする程度に痛めつける紳士な奴。ここまで無敵だとかえって爽快です。 しかし、ヒロインのスー・チーと敵のボスのマット・シュルツがしょぼいと言うか地味なんですよね。ジェイソン・ステイサムのキャラの濃さにまったく追いついていないので、主役の出ていないシーンはなんだかテンション下がり気味だった。 とはいってもアジア系の女優はそうそういないしなぁ。バイ・リンやミン・ナ辺りがやっても結局地味だし、ルーシー・リューって感じの映画じゃないんだよね。ケリー・チャンが唯一はまりそうか? やっぱり洋物とアジア系の組み合わせは難しいと改めて実感したのでありました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェイソン・ステイサム (フランク・マーティン ) |
最近髪が薄くなってきたような気がする渡辺謙で。 |
スー・チー (ライ) |
よく見ると、佐藤江梨子に似ているような気が・・・ |
トランスポーター2 THE TRANSPORTER 2 (2005) | |
2006年6月 | |
マイアミにやってきたフランクは金持ちの一人息子ジャックの送り迎えをしていたが突然現れた殺し屋にジャックは連れ去られてしまい・・・ 悪役やってもいい奴やってもよし、出る映画もハズレなしのジェイソン・ステイサムの新作はあの運び屋映画の第二弾。1作目を観た時はステイサムのファンじゃなかったから軽い感じで観ていたけれど、最近テレビで放送していたのを観たらものすごく面白かったので続編も面白いに違いないと思ったら案の定面白かったしカッコよかったです。何がカッコいいってあの渋い声と無駄のない計算されつくしたアクション。ジャンピングキックはヴァン・ダムより高く開脚具合も相当なもの。 それに常に戦う時はスーツが汚れるから上着を脱いでから戦うオシャレに気を使うちょいワル的なところや黒のスーツに黒ネクタイと一歩間違えれば葬式ルックになりそうなところをカッコよく着こなすところもナイスです。 話の内容が強引過ぎても華麗なるアクションでそんなことを忘れさせてくれて次世代のアクションはステイサムにお任せといった感じです。 強引と言えば、悪党が子供にウイルスを植え付けて政治家の父親(これがマシュー・モディーンだ!)に空気感染させるというなんだか「24」のシーズン3のような内容でマシュー・モディーンからも次々と死のウイルスの感染者が出てこれじゃマイアミ中どころかアメリカが死のウイルスが万延しちゃうぜ!!というところですがもともと話自体、大雑把だから被害も数人程度で収まるところがアクションを中心に見てくださいと言わんばかりで逆にいいです。 女殺し屋のおかげでイマイチ影の薄かった妙に筋っぽい悪党のボスの登場は手下どもを相手に剣道の練習するというシーンでしたがなぜか奴だけ剣道着が純白というよくわからないセンスや前作のおフランスの警部やステイサム作品(というかガイ・リッチー作品)に良く出ているジェイソン・フレミングも出ていて全部ひっくるめてこのシリーズ好きです。 このシリーズ映画で続編とは言わないのでひとつテレビシリーズで作っていただきたい。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
アレッサンドロ・ガスマン (ジャンニ) | ワニ顔で筋っぽい感じの舘ひろしで。 |
アンバー・ヴァレッタ (オードリー・ビリングス) | なんか幸薄そうな鶴田真由で。 |
ケイト・ノタ (ローラ) | これは梨花にぜひやってもらいたい。 |
マシュー・モディーン (ジェファーソン・ビリングス) | イメージは尾美としのりといった感じで。 |
トランスポーター3 アンリミテッド TRANSPORTER 3 (2008) | |
2009年8月 | |
仲間の運び屋が殺されその車に乗っていた女を助けようとした時、何者かに襲われ気がつくと腕に爆弾が仕込まれ仕方なくフランクは女と依頼品を届けることになるのだが・・・ 「トランスポーター」シリーズ第三弾。全シリーズ振り返ると個人的には2→1→3という順番で好きです。 ということで内容自体はありきたり車から離れたら死ぬ。という設定が同じステイサム主演の「アドレナリン」と同じで目新しさは全くないのですがそれでもやっぱりステイサムのアクションシーンには惚れ惚れしてこれだけで★4つを付けたいと思います。あと警部も何だかんだ言って全作出ているところもナイスです。 もう相変わらず乱闘シーンは圧巻でお決まりのスーツは汚れないようにちゃんとしてからワイシャツで戦うのですが何故か最終的には上半身裸という一連の流れが今回も健在で動きに無駄が全くないところが神業です。そして劇画的な6つに割れた腹筋といいこれぞステイサムという感じでファンは満足できること請け合いです。 敵役の「プリズン・ブレイク」俳優も見るからに悪党面していてキャラクターにぴったり。と思っていたらヒロインがいまひとつ。なんでもリュック・ベッソンが美容師のお姉さんをスカウトしてヒロインに仕立て上げたというすごい荒技でヒロインを決めたらしくてそれは別にいいとは思うのですが、ステイサムが本気?で惚れるという設定がどうも納得いかない。1作目のヒロインスー・チーだって抱かれはしたがここまで特別扱いされていなかった気がするし、ステイサムと釣り合ってないですもん。完全に。 そしておとなしい娘なのかと思いきや、ステイサムが裸で戦っているところを見てから態度が豹変。とんだアバズレキャラになっていてこれさえなければもっと面白かったのになぁと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ナタリア・ルダコーワ (ヴァレンティーナ) | 香椎由宇あたりがやったら意外と面白いかもしれません。 |
ロバート・ネッパー (ジョンソン) | ビジュアル的に遠藤憲一がぴったりです。 |
ドリームガールズ DREAMGIRLS (2006) | |
2007年2月 | |
「ドリーメッツ」というグループを組みエフィー、ディーナ、ローレルは今日もオーディションに参加したがまたも優勝を逃す。そんな中カーティスを名乗る男が彼女達のマネージャーに名乗り、人気歌手ジェームスのバックコーラスの仕事を取ってくる。成功した三人はついにデビューすることになるがカーティスはリードボーカルをエフィーからディーナに代えてしまい・・・ 今年のベスト3になるのではなかろうか?と期待を膨らませていたのですが内容はヘビーなのに予想以上に楽しくてこれは間違いなく早くも今年のベスト3入り決定です。 ディーナがカーティスの策略によってリードボーカルになった時に気性が激しいエフィーは部屋を出て行くのですがこの時エフィーの兄さんC.C.になぐさめられるのですがいつの間にかみんなも集まって「俺達は家族だよ。」みたいな歌でご機嫌をとるところも楽しいのですが、やっぱり一番の盛り上がりはエフィーがみんなによってたかって締め出されるシーン。 エフィーのわがままについにキレたディーナも「今日は私も言わせてもらうわ。」と啖呵を切ればエフィーも当然これに応戦。「二人ともやめてよ。」とローレルが仲裁に入るも効果なし。そんなこんなで新メンバーもよせばいいのに「新入りだから私は関わりたくない。」みたいなことを言うと「あんたはもう巻き込まれているんだよ!」とエフィーにとばっちり。最後はみんなで寄ってたかって「エフィーお前は終わりだ!」みたいに言われて一人ぼっち。という一連のエフィーが干されるシーンはものすごくシリアスなんですけど全て歌で展開されるので観ている方はものすごくテンション上がって「RENT」も「シカゴ」もそうでしたけどの心の内をぶちまけるブロードウェイのミュージカルはこれぞエンターテインメントという感じでやっぱり楽しいです。 出演者もジェイミー・フォックスは愛よりも金儲けが第一という狡猾な性格のキャラクターがよかったし、エディ・マーフィーも今までは苦手だったのですがあんなにメロウな歌声を出せるし成功から転落まで一見明るく振舞っているけど内面はものすごく悩んでいるんだろうなぁという演技がこれまでになかったので関心しました。 ジェニファー・ハドソンは文句なくよくて最初ビヨンセの存在が薄くなっていると思ったのですが日が経ってくるとビヨンセはビヨンセらしさを消して歌い方も変えて役になりきっていたと思います。 こういうグループものはメインの娘意外は見た目が個性的なのですがローレンはあの顔で18歳だったり、新メンバーのミシェルも熊谷真実みたいだったりとこの映画もそこのとこと抑えていてよかったです。 兄さん役のキース・ロビンソンが家族思いで夢もあるキャラクターで好感もてたし声もよかったので個人的には一番好きかも。「RENT」のベニー役のテイ・ディグスもそうなんですけど甘い顔で歌が上手い人はかなりモテ男名感じで憧れます。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (今回は大映の俳優達で) | |
ジェイミー・フォックス (カーティス・テイラーJr.) | こういう役は田宮二郎のにやってもらいたいです。 |
ビヨンセ・ノウルズ (ディーナ・ジョーンズ) | ヒロインはやっぱり若尾文子で。 |
エディ・マーフィ (ジェームス・“サンダー”・アーリー) | 色男だけど痛い目に遭う感じの船越英二で。 |
ジェニファー・ハドソン (エフィー・ホワイト) | 挫折してもへこたれないパワフルさのある京マチ子で。 |
アニカ・ノニ・ローズ (ローレル・ロビンソン) | 仲間思いな印象の強い中村玉緒で。 |
キース・ロビンソン (C.C.ホワイト) | 今まで見てきた菅原謙二は妹思いのいい奴だったので。 |
シャロン・リール (ミシェル・モリス) | 後から入ってきても存在感がありそうな叶順子で。 |
ドリームキャッチャー DREAMCATCHER (2003) |
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2003年5月 | |
幼なじみの4人の男達が毎年恒例の山小屋で再開を果たすというイベントを行っていたが、狩に行ったジョーンジーが山で遭難したリックという男を連れて帰ってきてから彼らにとてつもない災いが訪れる・・・ と、あらすじはこれ位しか書けません。というのもこれ以上書いたらネタがばれちゃうから。 予告編じゃすごくスリリングな雰囲気だったけど、ネタバレ→なんか突然宇宙人がが登場してきて、はっきり言ってぶっ飛んだね。映画館の中もえっ、マジで!?という空気が流れましたもん。 仲良し4人組にも特殊な能力が備わっていて、テレパシーのヘンリー、災難を予感するビーヴァー、全ての出来事を記憶する「記憶の保管庫」のジョーンジー、なくした物を探し当てるピートとこれらの能力が後半密接に物語に絡んでくるんですが、やっぱり無理あるなぁ。あまりにも唐突すぎて・・・小説ならまとまっているんだろうけど。でも「記憶の保管庫」はいまだかつてない特殊能力だと感心しました。 そして謎を残しすぎだよこの映画。 @モーガン・フリーマンのヘリが操縦不能になった後てっきりヘリが給水塔だっけ?に突っ込んで大爆発して無事宇宙人は死ぬ。という展開を想像してたけど、モーガン・フリーマンそのままフェード・アウト。いったい何処へ行ったのか? A感染した村人や動物達はどうなったのか? Bそして宇宙人は絶対全滅してないだろう。村から幼虫一匹くらいは出ているんじゃないの? Cジョーンジーの体から宇宙人が出たのになぜジョーンジーはピンピンしているのか? と数えたらきりがないんです未解決部分が。← とさんざん書きましたが結構楽しめたな。急激すぎるストーリー展開を。 キャスティングもいつもは脇役系の俳優を4人持ってきて誰がやられるかの予想がつきにくい所がなかなかよろしいですね。トーマス・ジェーンも「クリスティーナの好きなこと」じゃキャメロン・ディアスの相手役ってことで地味に見えちゃいましたけどこうしてシリアス系の映画で観るとちゃんと存在感があるんですね。あと、ネタバレ→4人の中じゃ有名な方に入るジェイソン・リー(バニラ・スカイ出演)が一番最初にやられる←展開にはびっくりしました。 軍人役のモーガン・フリーマンは存在感が大きすぎてややミスキャストかなと思いましたね。同じく軍人役のトム・サイズモアは異様に唇が赤いのが気になった。(どうでもいいけど・・・) 急激なストーリ展開を許せる心の広い人じゃないときっと腹が立つと思いますのでご注意を。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
モーガン・フリーマン (アブラハム・カーティス大佐) |
菅原文太で。やくざな大佐役ってことで。 |
トーマス・ジェーン (ヘンリー・デブリン) |
映画を観た印象で、ヘンリーに石黒賢、ビーヴァーに唐沢寿明、ジョーンジーに堤真一、ピートに江口洋介の30代中盤から後半の俳優達に。 |
ジェイソン・リー (ビーヴァー) |
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ダミアン・ルイス (ジョーンジー) |
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ティモシー・オリファント (ピート) |
ドリームシップ エピソード 1/2 (T)RAUMSCHIFF SURPRISE - PERIODE 1 (2004) | |
2007年4月 | |
2304年地球は300年前、火星に入植した反乱軍によって滅亡の危機に瀕していた。メタファ王女はタイムマシンを使えるエンジニアのいるドリームシップ号のコーク船長に300年前に戻り火星の植民地化を阻止するよう命令するのだが・・・ ドイツ発「スター・トレック」と「スター・ウォーズ」を7対3で掛け合わせたようなSFコメディ。 カーク船長がコーク船長、スポックがスパックって完全に「スター・トレック」をパロっているのですがドイツでも記録的大ヒットというところがなんだかよくわからないけれど確かに言えるのはいい意味でバカだなー、くだらなかったーってことでしょうか。 最初このノリについていけずどうしようかと思いましたが過去にタイムスリップするのばゲイ三人衆じゃなくゲイ二人に王女とスペースタクシードライバーという組み合わせだったのがよかったのかミスター・ビーンみたいな悪役はダメでしたがそれ以外は楽しくなってきました。 タクシードライバー役に堅物というか硬派な役のイメージしかなかったティル・シュヴァイガーがよくこの映画に出たなという感じで西部劇のじだいやら中世の時代やらに飛ばされるのですがなぜがカーク船長達が作ったやつを着せられているのか衣装は基本ピンクで真面目に戦っているというギャップが可笑しかったです。 最後もちょっとだけ感動的な部分もありSFXもちゃんとしていて感心してしまいました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ミヒャエル・ブリー・ヘルビヒ (スパック) | テンションはKABA.ちゃんという感じ。 |
クリスチャン・トラミッツ (コーク船長) | ここはやはり真島茂樹にやってもらいたい。 |
アーニャ・クリング (メタファ王女) | コメディもいけそうな井川遥で。 |
ティル・シュヴァイガー (ロック) | 硬派な的場浩司にお願いしたい。 |
トリック・オア・トリート TRICK 'R TREAT (2008) | |
2010年3月 | |
ハロウィンの夜に起きる惨劇を描いたオムニバス。 ブライアン・シンガー製作のハロウィンホラーなのですが、「X-MEN」とか「スーパーマン・リターンズ」の脚本家が監督のせいかオープニングが¥がアメコミ調なところでまず心をつかまれました。 エピソードは @「スパイダーマン」シリーズのトビー・マグワイヤの先生役をやっていたディラン・ベイカーの無差別殺人鬼の話。 Aアンナ・パキン扮する地味な女の子が派手な姉やその友達につれられて女になるためにハロウィンでにぎわう街で男を探す話。 Bブライアン・コックスが謎の侵入者に襲われる話。 C小学生たちがかつて障害者を乗せたバスが転落した場所で肝試しをする話。 と4つあるのですが 子供を容赦なくチョコで毒殺したディラン・ベイカーが庭に死体を埋めていると隣の誰とも関わらないタイプの偏屈なブライアン・コックスが文句を言って来てその後謎の怪人に襲われたり、襲われるちょっと前には肝試し前の子供たちがハロウィンの定番、チョコをもらいに来ていたり、全て別もののようでどこかでリンクしていて、話の展開も時間が戻ったりしてメビウスの輪のような感じですごくよくできているなぁと感心しました。 どれも良かったのですが一番は小学生たちのエピソードが最終的に恨み節っぽい感じになるところが印象的でした。アンナ・パキンのエピソードはこの中で最も異彩を放っていて笑ってしまいます。ブライアン・コックスのエピソードはあの怪人というかクリーチャーというかの見てくれがハロウィンらしいのですが一番怖いです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (登場人物が多いので今回はなし) |
トリック大作戦 整蠱専家 (1991) | |
2007年7月 | |
社長の娘とは知らずマンキッはロィイーと交際しているがそんなある日マンキッと父親の前に弟だと名乗るマンジンと名乗る男が現れる。気のいい二人はマンジンを受け入れるがマンジンはロィイーの婚約者が雇ったグージンという詐欺師だった・・・ チャウ・シンチーとアンディ・ラウが夢の共演を果たしたコメディ。 これはアンディ・ラウがチャウ・シンチーの作品に招かれたといった感じで内容は完全にチャウ・シンチーの映画でした。 恋敵?に雇われたチャウ・シンチーがアンディ・ラウの弟に成りすまし別れさせるどころか会社からも失脚させようともくろみ何も知らないアンディ・ラウは痛い目に遭うのですが「ダイエット・ラブ」の時よりすごいことになっていてアンディ・ラウ大丈夫?と思ってしまいます。 劇中アンディ・ラウはものすごくムラムラする薬を飲まされてたまらなくなったり、チャウ・シンチーとズボンをはいたままパンツを脱ぐという「ズーランダー」の元ネタ的なことをしたり、パンツに股が痒くなる薬を仕掛けられて股間を思いっきり掻きまくったりとそこまでやらなくていいからと思わずにはいられないアンディ・ラウのファンにとっては半分踏み絵的内容。でっていることも小中学生レベルのいたずらなんですけどアンディ・ラウとン・マンタ親子はいい人だから弟が偽者だとは思わず誕生日を祝ってあげてチャウ・シンチーもちょっぴり感動というシーンで見ているこっちも感動してしまいチャウ・シンチーは侮れないと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
チャウ・シンチー (グージン) | はた迷惑加減がユースケ・サンタマリアという印象。 |
アンディ・ラウ (マンキッ) | 風間トオルみたいな人が無茶する感じ。 |
ン・マンタ (チェー) | 見た目は三宅裕司です。 |
トリプルX XXX (2002) |
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2002年10月 | |
エクストリーム・スポーツのカリスマ的存在のザンダー・ケイジは自らの危険なスタントをビデオで撮ってはネットの裏サイトで流しては人気を博していた。 そんな彼に国家安全保障局(NSA)のギボンズは強引にシークレット・エージェントに任命する。 ザンダーは犯罪集団「アナーキー99」の潜入にしボスのヨーギに近づくことが出来たが・・・ 車に乗ったまま橋からジャンプ、迫り来るヘリからの攻撃をバイクに乗ったままジャンプでかわす、雪崩が迫ってくる雪山を間一髪で避ける。んなバカな的なスリリングな展開がこれでもかと出てくるんですが、これがまたスカッとするんですね。 NSAのテストってやつがまた強引で、悪党ばかりが集められてテストが行なわれるんですが、ザンダーはよくよく考えてみれば全然悪党じゃないじゃんって軽く突っ込みをいれたりして。 ヴィン・ディーデルはやっぱりすごかった。もしかしたらアクションスターNO1.かもしれないですよ。実際アクションスターの要素である(と思っている)、肉体、強面のなかにやさしさありの顔、そして独特の声。この三大要素を持っていますからね。 犯罪集団のボスの彼女?にアーシア・アルジェント(イタリアホラー界巨匠ダリオ・アルジェントの娘)がすごーくはまっていましたね。最初はどうなの?って思っていましたが話が進むにつれきれいになっていくんですね。アメリカの女優でこの役やれる人ってちょっといないんじゃないかな? この手の映画のボスは地味ですが、今回も地味でした。だけど、ボス役のマートン・ソーカスって「ロード・オブ・ザ・リング」でエルフの王役(ケイト・ブランシェットの横にいた)だったとは・・・ちょっとびっくりです。 サミュエル・L・ジャクソンもおいしい役だったな。 この映画、出演者を含め多分無国籍感たっぷりなところも今までにない感じでよかったのかも。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ヴィン・ディーゼル (ザンダー・ケイジ) |
強面だがきっといい人であろう、的場浩司で。 |
アーシア・アルジェント (イレーナ) |
一見どうなの?って思わせつつも実は上手かったりする坂井真紀なんかで。 |
サミュエル・L・ジャクソン (アウグストス・ギボンズ) |
この手のおいしい役どころは竹中直人と決まっている。 |
トリプルX ネクスト・レベル XXX: STATE OF THE UNION (2005) | |
2006年1月 | |
国家安全保障局が何者かに襲われギボンズは新たなトリプルXに迎えるべく軍の刑務所に向かいかつての部下ダリアス・ストーンを迎え国防長官ジョージ・デッカートの陰謀を阻止しようとするが・・・ ヴィン・ディーゼルが続編は出ないとこの作品を蹴ったからなのか悪役がウィレム・デフォーとか唯一トリプルXの味方になってくれる政府のエリートに「アンダーワールド」に出ていたスコット・スピードマンとか結構豪華なのにも関わらず日本未公開。これはヴィン・ディーゼルの代わりがアイス・キューブってところがダメだよなぁと思います。初っ端の刑務所からの脱獄シーンでヘリに飛び乗るけれど体が重いからヘリが傾いちゃってヤバイしアクションが全体的に遅く感じるしなんでアイス・キューブはあの体型でこういう激しいタイプのアクション映画の主役いつもやっちゃうんだろう?といつも不思議に思います。 サミュエル・L・ジャクソンの顔の火傷の秘密とか明かされ主役は違えどなんとなく前作とのつながりはあるんですけど基本的にトリプルXって手のつけられないワルがなってこそだと思うのですが今回って普通に元軍人で特に悪い子ことしたってわけじゃないのでなんか別にトリプルXじゃなくてもいいんじゃないか?と思ってしまうのです。 悪役のウィレム・デフォーも新しい事してくれたらこの映画はもうちょっといい線いったかもしれないのにどこかでその悪役ぶり観た事あると感じてしまうほど新鮮味ないので全体的に見た目は派手になったけど薄くなったという印象を受けたのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
アイス・キューブ (ダリアス・ストーン) | やっぱり曙に見えてしょうがない。 |
ウィレム・デフォー (ジョージ・デッカート) | 藤竜也に悪役をやってもらいたい。 |
スコット・スピードマン (カイル・スティール) | ものすごくエリートになった山口達也という感じで。 |
トルク TORQUE (2003) |
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2004年11月 | |
ドラッグを預かってしまったケアリーはFBIに追われ逃げていたが数ヶ月ぶりに町に戻ってきた。しかし早速ギャングとFBIに目を付けられてしまい・・・ 敵対するバイカーと手を組み最終的にドラッグを狙うギャングをやっつけるという展開は確かにバイク版「ワイルド・スピード」のようなんですけどあちらの1作目はヴィン・ディーゼルとかミシェル・ロドリゲスとか主要人物は結構有名どころそろえていたし、2作目はエヴァ・メンデスの先物買いが出来たしデヴォン青木のインパクトがすごかったりとそれなりに楽しめたけどこっちはそんなのほとんどなかったし。 弟が殺され主人公の仕業だと思い込んだアイス・キューブが追い回すのですがアイス・キューブってこんなに演技下手だっけ?最初っから最後まで額にしわ寄せて不機嫌そうなんですけどお前は曙か?と思ってしまいましたよ。しかも途中線路に足が挟まれて電車に轢かれそうになったところを主人公に助けてもらったからって「あいつは人を殺すような奴じゃない。」って単純だな。 最後も逃げたギャングを追いかけるためになんでもヘリコプター用のすんごいエンジンを積んでいるというバイクが登場。こんなすごいバイクなんでここにあるんだという無茶な展開もこのバイクのシーンが酷かったほとんど最後のシーンCGじゃない?話が無茶苦茶なのは目をつぶったとしてもクライマックスちゃんと撮ろうよ。少しくらい特殊撮影入るのは仕方ないと思うけど全部CGってのはやっぱりダメだと思う。 唯一の見所は主人公の恋人とギャングの恋人のいいビッチ悪いビッチのバイクに乗りながらのタイマン勝負。こちらはパンチとか遅かったけどCGを使わずちゃんと戦っているところが好感もてました。 主役のマーティン・ヘンダーソンって誰?と思ったら「ザ・リング」でナオミ・ワッツの相手役やってた人か。全然気が気が付かなかったぁ。変にさわやかで腕っ節の強いケンカ負け知らずのバイカーには見えないしアイス・キューブもバイカーと呼ぶには微妙でした。バンダナ姿が秋葉系っぽくて。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
マーティン・ヘンダーソン (ケアリー・フォード) |
バイクといえば渡辺裕之です。 |
アイス・キューブ (トレイ) |
ということで曙で。 |
モーネイ・メイザー (シェーン) |
杉本彩とバイクの組み合わせはいろんな意味ですごそうです。 |
トレインスポッティング TRAINSPOTTING (1996) |
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2002年3月 | |
同じ麻薬映画でも、レクイエム・フォー・ドリームを観た後じゃあ、重みも感じられず、共感も出来ない、この映画はあまちゃんですな。 ただ、ヘロインによる幻覚の見せ方は新しいなぁと感じたし、スタイリッシュな映像は高校生や大学生にはこういうのうけるんじゃないかな?実際、レクイエム・フォー・ドリームより先にこっちを観ていたら、評価も違っていたような気がするし・・・ この映画をきっかけにブレイクした、ユアン・マクレガーとロバート・カーライル、いい人やっている時はあんまり好きじゃないユアン・マクレガーもこの役はいい感じで、こういうチンピラ系の役が良く似合うね。(実際いい人なんだろうけど・・・イーオンの広告で満面の笑みをやっているくらいだから) あと、ロバート・カーライルは何をやらせても上手いね。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ユアン・マクレガー (マーク・レントン) |
こういう役には浅野忠信が一番。 |
ロバート・カーライル (ベグビー) |
アル中でケンカ中毒のベグビーは椎名桔平あたりはどうですか? |
トレジャー・プラネット TREASURE PLANET (2002) |
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2003年8月 | |
問題ばかり起こしては母親に迷惑をかけてばかりいるジムはある日、海賊に襲われ不時着した宇宙船から男を助け出す。男から渡された箱は海賊達から逃げ切り箱を調べると、そこには財宝が隠された「トレジャー・プラネット」への地図がありジムは旅たつが・・・ 宝探しに行くという単純なストーリーで、ディズニー得意の泣かせどころもあり、そこそこ楽しめはするんですが、「美女と野獣」や「アラジン」の絶頂期に比べると全然物足りないんですよね。たしかにCGのレベルも格段に上がって、キャラクターとも違和感なく描かれているんですけど、決定的に足りないものが二つあるんですよね。ヒロインと決定的な悪役キャラが不在というところが致命的。一応サイボーグが悪役となっていますけど、この映画じゃサイボーグは徐々に主人公に心を開いていく感動的な役割を兼ねてしまっているので絶対的な悪は蜘蛛みたいな奴になってはいるんですけど中途半端なんですよね。 女性キャラも母親かオールドミス系の女船長だしね。せめて女船長の設定を若くして主人公と恋の一つや二つ見せてくれればもう少しドラマティックになったと思う。 ディズニーは古典的なおとぎ話かファンタジーだけにして、近未来やメカニックものには手を出さないでもらいたいと思うのでした。(特に最近のディズニーは・・・) ただ日本語吹き替えで女船長は小林聡美ってのを後で知りこれはセンスがよいと思いました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! (今回はアニメなのでなし) |
トロイ TROY (2004) |
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2004年6月 | |
トロイの王子ヘクトルの弟パリスは和平を結んだばかりのスパルタの王の妻ヘレンと恋に落ち自国にヘレンを連れ帰ってしまう。それを知ったスパルタの王の兄アガメムノンはトロイに戦争を仕掛けるのだった・・・ 3時間近くのこの大作、結構退屈せずに観ることができたから決して悪かったってわけじゃないと思うんですけど、のっけからブラピに対して偏った観かたをしてしまったためにストーリーがそっちのけに・・・(ここで死ぬわきゃないとか、ここで苦悩の表情になるとか予想したりして・・・) 突っ込みどころはたくさんあるのでその点では合格なんですけどね。 オープニング戦いに寝坊(全裸です)して遅刻するブラピ、その後のブラピVS大男。もうブラピが勝ってわかってんじゃん。とかアガメムノンに反抗的な自分のために戦うブラピとかブラピの魅力(ファンには)が満載。でここまでくるとファンじゃなくても気持ちがいい。 噂どおり、オーランド・ブルームは状況を理解していない王子で苛立ちを覚えました。ネタバレ→メネラウスとの対決じゃあ負けそうになってエリック・バナにすがり付いちゃうって←情けないったらありゃしない。しかも最後ネタバレ→ヘレンとともに生き延びちゃったよ。←お前さんのせいで国は滅ぶというのに・・・ オーランド・ブルームの相手役もゴージャスさに欠けてイマイチ。はじめ見たときどこぞのポルノ女優だ?と思ったけどこの人「ミシェル・ヴァイヨン」のヒロインだったんですね。 とそんな中「ハルク」で一時はどうなることかと思ったエリック・バナだけ主要キャストのうち唯一まともでホッとしました。無敵じゃないってところ、中ボスクラスの敵を相手にするときにもなんとか勝ところが人間味溢れていていいんですよね。 そしてこの映画の一番の見所はなんといってもショーン・ビーン。ネタバレ→今回は最後まで生き残ります。しかもオープニングのナレーションからエンディングのナレーションまでこなし、ショーン・ビーンで始まってショーン・ビーンで終わると←いうもうこれ以上の役は回ってこないんではないかというある意味今までで一番意義ある役につけてよかったねと思うのでありました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ブラッド・ピット (アキレス) |
木村拓哉で。戦っているときは開いてる俺みたいな・・・ |
エリック・バナ (ヘクトル) |
TOKIOの山口達也で。性格よさそうでムキムキなところが。 |
オーランド・ブルーム (パリス) |
状況把握してなさそうな加藤晴彦で。 |
ダイアン・クルーガー (ヘレン) |
こっちもあまり状況理解していなさそうな感じの乙葉で。 |
トロピック・サンダー/史上最低の作戦 TROPIC THUNDER (2008) | |
2008年12月 | |
落ち目のアクション俳優ダグ、コメディアンのジェフ、演技派のカークはベトナム戦争映画に出演することになったが資金繰りが悪化し、ベトナムで撮影することになるが彼らがやってきた場所は麻薬組織が支配する場所だった・・・ ベン・スティラーが監督、製作、脚本を兼ねたコメディ。 本編前に主演三人+1の偽予告からして楽しいです。特にロバート・ダウニー・Jrの新作予告なんてあの人が出てきて笑えます。ベン・スティラーの人脈の広さが改めて分かりました。 相変わらずのベン・スティラーの勘違いキャラは安定した面白みがあったしエージェント?のマシュー・マコノヒーも同じくらい勘違い気味で勘違いは笑いを生むということを当たり前ですがちゃんと分かっているところがいいですね。 ロバート・ダウニー・Jrも演技のためには肌の色を変えてしまうほどの入れ込んでしまう演技派の俳優役を怪演。黒人になりきって声質はもちろん黒人らしい雄叫びを上げてここまでやってくれると前からダウニーは好きでしたが今回もっと好きになりました。 ジャック・ブラックの役どころはある意味いつもどおりだったのですが二人に比べるとストーリーの絡みが薄かったのでちょっとだけ精彩を欠いた感じで損な役回りだったような気がします。 あとベン・スティラー作品には毎回これでもかというくらいカメオ出演者が多くて今回もかなり出ていてカメオ出演者とダウニーの一人勝ちだったなぁと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ベン・スティラー (ダグ・スピードマン) | イメージは矢部浩之あたりでしょうか。 |
ジャック・ブラック (ジェフ・ポートノイ) | ケンドーコバヤシにお願いしたい。 |
ロバート・ダウニー・Jr (カーク・ラザラス) | こういう役もやってくれそうな唐沢寿明で。 |
トロン TRON (1982) | |
2010年6月 | |
会社を追い出された優秀なエンジニアのフリンはかつての同僚のアランとローラに頼まれ会社に忍び込むが、プログラムに支配された会社でフリンはコンピューターの世界に飛ばされてしまい・・・ ディズニーのCGを使ったSF映画。 この冬、続編だかリメイクだかが公開されるようなので事前勉強ということで観てみました。 当時の人が観ても斬新だったと思うのですが今観てもものすごく斬新。見た目だけじゃなくて内容(というか言葉なのかな)が難解で序盤はついて行くのがやっとでした。 そしてものすごくレトロなCGは任天堂の失敗作バーチャルボーイのような感じでものすごく目が疲れます。 話は分からないなりにジェフ・ブリッジスをコンピューターの世界で殺そうとするプログラムの刺客に次々と立ち向かっていく?みたいな「アバター」のはしりみたいな設定で進んでいくのですが、ジェフ・ブリッジスがとにかく凄腕エンジニアに見えないのでコンピューターの世界で変な機械を操縦したり、フリスビーを使った格闘技をするみたいな肉体を駆使しているシーンの方がイキイキしていたなぁと思いました。 いかにもエンジニア系の友達とミシェル・ファイファーっぽいその彼女との三角関係になりそうな感じでならないところはちょっと中途半端でした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェフ・ブリッジス (フリン) | 勝新太郎がパソコンいじっているみたいな印象です。 |
ブルース・ボックスライトナー (アラン) | 川崎敬三あたりにお願いしたい。 |
シンディ・モーガン (ローラ) | キリッとした感じの山本富士子で。 |
トロン:レガシー TRON: LEGACY (2010) | |
2011年1月 | |
父親のケヴィンの行方が分からなくなって20年、息子のサムはケヴィンの旧友のアランから父親から連絡があったとかつてのゲームセンターに向かうのだったが・・・ あの「トロン」の約20年ぶりの続編。 ジェフ・ブリッジスが20年第一線で変わらず活躍しているからこそ実現できた映画なのでジェフ・ブリッジス様々ですよ。本当に。善と悪(CGですが)一人二役で本当に立派だと思います。 それに技術の進歩ってすごいなと思いました。あんな門みたいな乗り物を始め、コンピュータの中のイメージはそのままでスタイリッシュに生まれ変わっていて感心しました。しかも3Dなので色々なものが飛び出してくるし。 若者たちもヘイデン・クリステンセン風の爽やかな男子にキーラ・ナイトレイ風のキリッとした感じの女子を投入して青とオレンジのちょっと暗い世界観にアクセントとしていい感じでとけ込んでいるところもよかったです。 がしかし、相変わらず内容はちょっと難解で苦労しました。基本的にコンピュータの世界なので、感情とかないはず(と思っていた)のですが、悪いジェフ・ブリッジスの右腕(大臣みたい)がいて思いっきり、自分の命が大切で生き残るため必死みたいな性格でなんだか矛盾して内容に集中できませんでした。こういうデジタルの世界の住民たちはやっぱり無表情、無感覚な感じでいた方がしっくりくるんだろうなと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ギャレット・ヘドランド (サム・フリン) | 伊藤英明あたりにお願いしたい。 |
オリヴィア・ワイルド (クオラ) | 前髪バッサリというイメージの柴咲コウで。 |
トワイライト〜初恋〜 TWILIGHT (2008) | |
2009年4月 | |
田舎町に越してきたベラは高校でミステリアスな高校生のエドワードと知り合い、やがてお互い惹きつけられていくのだったが・・・ 全米じゃ女子中高生の間で大ヒットしているらしい、女子高生とヴァンパイアの純愛。 純愛すぎて困りました。いいヴァンパイアと悪いヴァンパイアが出てきてもちろんさらわれます、助けに行きます。という展開があるのですがそれはほんのちょっとだけ。後は女子高生とヴァンパイアが付き合いそうで付き合わない。みたいなまどろっこしい展開が続くのでものすごく長く感じました。やっぱりヴァンパイアものは血を吸ったり、杭を打ったりしてなんぼだなと思いました。 悪いヴァンパイアの中に性格の悪そうな女ヴァンパイアがいたのでちょっとワクワクしていたのですがフェードアウトしてしまって物足りないし全体的なロマンス中心の展開は好みではありませんでした。 それとそれとロバート・パティンソンは異様に美白で行動も軽くストーカー入っていてなかなか突っ込みどころのある役なのですが、それ以前にロバート本人が役作りのため?に頭を6週間も洗わないとかシャワーを浴びないとかいうゴシップが気になって、何回もおんぶされていたクリステン・スチュワートは平気だったのろうか?とそっちにばかり気をとられてしまいました。 続編はなんとダコタちゃんが悪いヴァンパイアで登場するらしいので次回作はダコタちゃんの活躍に期待したいと思います。とりあえず今回は登場人物紹介編といったところでしょうか。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
クリステン・スチュワート (ベラ・スワン) | 平愛梨あたりにお願いしたい。 |
ロバート・パティンソン (エドワード・カレン) | 髪の無造作っぷりは瑛太風。 |
ニュームーン/トワイライト・サーガ THE TWILIGHT SAGA: NEW MOON (2009) | |
2009年12月 | |
誕生日もエドワードの家族に祝福され幸せだったはずのベラだがある日突然エドワードに別れを告げられてしまう。そんな中、幼なじみのジェイコブの励ましにより二人は惹かれあってゆくのだが・・・ 続編もメガヒットのシリーズ第二弾。 前作はこの面白さが全く分からなかったのですが、今回は楽しみ方が分かったのか結構面白く鑑賞できました。女子高生あたりが観るとうっとりなんでしょうがそうじゃない人が観る場合にはつっこみながら観るのがベストなんですね。 もうヴァンパイア一家で誕生日を祝ってもらうベラ。プレゼントの堤が意味で指を切るのは仕方ないけれど、滴り落ちるほど出血するってもう漫画の世界ですね。ヴァンパイア一家は大騒ぎというシーンで笑ってしまうなんて序の口。 前作でもっさりしていた現地の幼なじみのジェイこぶもいきなり短髪になったなと思ったら狼男に変身。。何故かいつも上半身というところが意味不明なのですが狼人間族はきっとそれが大人になった証拠なんですね。そしてこのジェイコブが16歳という設定にどう見ても大学生以上だろうと思っていたら実際のジェイコブ役の若手俳優も17歳くらいと役に忠実。アメリカの高校生は成長が早いです。 そんなこんなでヴァンパイアと狼男がベラを巡って戦いが起きそうになったらベラが「私のために戦わないで。」と漫画の中でしかありえなさそうな名台詞が飛び出ました。「けんかをやめて」をBGMに流してもらえればゆれる乙女心の心情は完璧です。 といろいろ面白かったのですが今回はダコタちゃんがセレブヴァンパイアの最終兵器として登場。赤目のコンタクトを入れてゲテモノデビュー。出番は少なかったけれどダコタちゃんが出るだけで大作感をかもし出すところはさすがです。最終章は思い切り暴れて欲しいと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
テイラー・ロートナー (ジェイコブ・ブラック) | 高校生役は無理があるけれど、マッチョな山田孝之みたいな人にやってもらいたい。 |
エクリプス/トワイライト・サーガ THE TWILIGHT SAGA: ECLIPSE (2010) | |
2010年11月 | |
卒業を控えたベラ。彼女はヴァンパイアになる日を心待ちにしたいた。一方その頃、シアトルでは怪事件が多発していて・・・ ヴァンパイアと女子高生の恋物語第三弾。 一作目は全くノレず、二作目はダコタちゃんが出てきてテンションがあがったし戦闘シーンもあってようやく楽しめかけてこの三作目。ベラを狙う赤毛のヴァンパイアが何故かブライス・ダラス・ハワードに格上げされて楽しみにしていたのですがダメでした。 ベラとエドワードとジェイコブの三角関係は相変わらずだし、前作ではヨーロッパになんか行ったりしてゴージャスだったのに今回はまた田舎町でこじんまりとした話で恋愛も発展しないしなんと言ってもエドワードに恨みのあるヴィクトリアがブライス・ダラス・ハワードにわざわざ替わった必要性が感じられないくらい扱いが小さくてがっかりです。 女子高生が熱狂する禁断の恋がメイン(テーマ)だから仕方がないとは思うのですがやっぱり吸血鬼ものはこれでもかと血が出ないとなんだか物足りないです。敵?が圧倒的に弱いというかエドワードの一族が強すぎるのか・・・ エドワード一族の各キャラクターの誕生秘話もふんだんに盛り込まれていてファンには嬉しいところなんでしょうが、個人的にはこういうの省いてテンポよく展開していって欲しかったえす。 とは言え狼男のジェイコブが常に上半身裸という変な設定には笑いました。車を運転する時も裸なんですよ上半身が。訳が分かりません。が後半そんな感覚もマヒしたせいか雪山で上半身裸になっても何とも思わなくなっていました。慣れってすごいです。 三部作かと思ったらまだまだ続くんですね・・・ | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ブライス・ダラス・ハワード (ヴィクトリア) | 最近よく見かける石原さとみで。 |