ダーウィン・アワード THE DARWIN AWARDS (2006) | |
2007年12月 | |
連続殺人犯を取り逃し警察をクビになったマイケルはプロファイリングと趣味の「ダーウィン賞」をネタに保険会社に自分を売り込みマイケルは調査員のシリと組様々な事件を調査することになるが・・・ バカな死に方をしたことを調査することが趣味の男を描いたジョセフ・ファインズ主演のシニカルコメディであとひとつ何かがあればもっと面白かったしデヴィッド・アークエッとのエピソードが格差社会のでいでこういうことになってしまったみたいなことを言うのでちょっと説教臭いところも気になりました。ですがそれでも殺人事件じゃないけれど「時効警察」的なノリでなかなか面白かったです。 出ている面子がクリス・ペンやらジュリエット・ルイスというところがやけっぱち感と90年代は結構活躍していたんだよなぁという哀愁があって意外とマッチしていてよかったんだか悪かったんだか・・・という感じです。ウィノナ・ライダーもこういう小粒な作品の方がしっくりきているような気がするのですが昔は大活躍していたことを思うとやっぱり切なくなります。 そんな中、デヴィッド・アークエットはこういうバカな役とスケール感がぴったり合っていてよかったです。 色々なバカなエピソードが繰り広がれて行くので飽きはしないのですが、洋楽は聴くけれど全然聞かないメタリカのエピソードが最後だったのでメタリカ好きだったら最後でかなり盛り上がりそうなのですが盛り上がれなかったところが惜しかったです。メタリカじゃなくてマライアだったら結構テンション上がっていたんだろうなぁと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジョセフ・ファインズ (マイケル・バロウズ) | 濃い顔つながりで北村一輝。 |
ウィノナ・ライダー (シリ・テイラー) | テキパキしていそうな木村佳乃で。 |
ダーク・ウォーター DARK WATER (2005) |
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2005年11月 | |
「リング」に続き「仄暗い水の底から」もハリウッドから逆輸入。 黒木瞳の日本版を観たことがないから比べることが出来ないんですけど、それほどホラーっぽくもなくかといってオカルトでもなく、どちらかというと親子愛的なものが全面に押し出ていた印象を受けました。 日本のホラーをリメイクした作品ってどんよりした感じが薄いんですがこれはそんなどんより感も出ていてリメイクものにしては雰囲気がよかったのにアメリカでも日本でもヒットしなかったのはやっぱり幽霊とかが全面に出ない内面的なドラマだったからでしょうか?ジェニファー・コネリーは上手いし子供の霊に取り付かれる理由がジェニファー・コネリーの過去のトラウマとリンクしているところなんかも上手にまとまっていたし、脇役もジョン・C・ライリー、ピート・ポスルスウェイト、ティム・ロスとすごい面子だし結構好きなんですけどね。 久しぶりのティム・ロスはジェニファー・コネリーを助ける弁護士なんですけど多分、貧乏弁護士で事務所を持つことが出来ず車を事務所代わりに携帯で仕事するような人でそれをごまかしたり家族がいるふりをして実は孤独だったりと妙なキャラ設定がしてあるんですけどその設定がまったく活かされて意いないでだから何?というところは残念でした。 ラストが想像していた終わり方とはちょっと違ったので軽く後味悪かったのですが、日本版もそうなのでしょうか?機会があったら比べてみたいです。 「ザ・リング2」のナオミ・ワッツもそうでしたが水が出てくるホラーは水を頭からザッバーンとかぶって罰ゲームのようです。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェニファー・コネリー (ダリア) |
米倉涼子もバケツで水をかぶるくらいのことをしてほしい。 |
ダークナイト シリーズ第6作 THE DARK KNIGHT (2008) | |
2008年8月 | |
警部補のゴードンと協力し悪の組織を取り締まっていたバットマンに新たにやってきた正義感溢れる検事のハービー・デントが加わりゴッサムシティの犯罪は減るかと思われたがジョーカーと名乗る男が現われて・・・ クリストファー・ファーノーラン版のリアル・バットマンシリーズ第二弾。 全米大ヒット、内容も高評価ということで期待してたのですが期待以上の仕上がりで大満足です。約2時間30分という超大作もあっという間もっと観ていたい気持ちでいっぱいです。 ジョーカーの登場するオープニング、バットマンが登場するオープニングそれぞれスケールが既に大きいのですがどちらもあの人が?という嬉しいゲストがサプライズ的に登場していていきなりテンションが上がります。 話も前作のスケアクロウが今までの劇画ちっくなバットマンシリーズとは対照的でとてもリアルで怖かったのですが今回のジョーカーはそれに輪をかけて恐ろしいものがありました。劇中ジョーカー自身でも言っていますが金のために犯罪を犯すわけではないというところが得体の知れない感じがして恐ろしいのだと思います。ケイティ・ホームズからバトンタッチされたマギー・ギレンホールをビルから突き落とすシーンがあるのですが何とも唐突に突き落とすところがジョーカーの凶悪さを物語っています。 そんなジョーカーの影響を受けて陰惨な事件が連発する今回のバットマンはただのアメコミではなくてクライムサスペンスとしてもものすごくよく出来ています。 アーロン・エッカート扮する検事がトゥーフェースになるきっかけとなる事件もそうきたかと唸る展開ですがなによりすごいのは今までのティム・バートン版では劇中で色々な怪人がどうしてそうなったのかが描かれることがほとんどだったのに対して、今回のトゥーフェイスは劇中で怪人になってしまうのですがそれがものすごく自然に展開されていくところが素晴らしかったです。 ヒース・レジャーのジョーカーはもちろん素晴らしいのですが個人的にはアーロン・エッカートのトゥーフェイスも素晴らしかったと思います。 ものすごくよく作りこまれていてこれほど完成度の高い映画を観るのは久しぶりなのでもう一度スクリーンでじっくり堪能したいと思います。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ヒース・レジャー (ジョーカー) | 異様なテンション運を出してくれそうな香川照之で。 |
アーロン・エッカート (ハービー・デント/トゥーフェイス) | 検事が似合いそうな上川隆也で。 |
ダークネス DARKNESS (2002) |
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2003年3月 | |
父親マークの神経症治療のためスペインの郊外に越してきたレジーナ家。しかしその家ではたびたび原因不明の停電がおきるようになる。やがて弟のポールは暗闇を恐れ、父マークは神経症を悪化させ狂暴になってしまう。 やがてレジーナは40年前の皆既日食の日に7人の子供の失踪事件にたどり着くが・・・ 監督のジャウマ・パラゲロ前作(長編デビュー作)の「ネイムレス 無名恐怖」を偶然観ていたんですけど、この監督の作品って恐ろしく邪悪な雰囲気が漂ってます。オカルトやったらNo1.ですよ。 廊下を横切る黒い影、ブレながら近づいてくる子供たちの霊、そして写真の中から飛び出した異形の者。こいつらが終盤までなにか危害を加えそうで加えないところのスリル、この監督見せ方を心得てますな。 スペインの監督ってことで、アメナーバルと比べられがちですけど、「アザーズ」はおぉーなるほどって感じのラストでしたけど、こっちはそ、そんなぁーって感じのラストで全く別物です。 ヒロインのアンナ・パキンは久しぶりに見たけどやっぱり若手のなかじゃキルスティン・ダンストと1、2をあらそう上手さだと感じましたね。ボーイフレンドもどきと二人でここまで調べられるか?ってつっこみはありますけど。「X-MEN2」も期待が高まりますね。 そして異変になかなか気がつかない鈍感な母親役レナ・オリンはやっぱりナイフを握る姿が良く似合う。 ジャウマ・パラゲロは次回はいよいよハリウッドデビューらしいので期待しましょう。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
アンナ・パキン (レジーナ) |
芯が強い娘という感じの田中麗奈で。 |
レナ・オリン (メアリー) |
いざとなったら強き母ってイメージがある風吹ジュンで。 |
イアン・グレン (マーク ) |
突然暴力とか振るう役が似合いそうな寺脇康文で。 |
ジャンカルロ・ジャンニーニ (アルベルト ) |
岡田真澄に似てて似てて。 |
ダージリン急行 THE DARJEELING LIMITED (2007) | |
2008年3月 | |
長男のフランシスの提案で次男のピーター、三男のジャックの三人は兄弟の絆を深めるためにインドに列車旅行に出かけるのだが・・・ ウェス・アンダーソンのまったりとした感じの映画。 オーウェン・ウィルソンは好きなのですがジェイソン・シュワルツマンはちょっと苦手だし、評判もイマイチという声が聞こえてきたので不安だったのですが個人的には意外と楽しめました。 三兄弟それぞれやりたい放題やってケンカしてという感じでこれといった事件は起きなかったりて基本的には小林聡美主演の「めがね」を騒々しくした感じとでも言うのでしょうか?なので感想に困ります。 とはいえインドのオリエンタルな雰囲気は十分伝わってきて、インドのスパイシーで独特なお香の匂いがスクリーンから漂ってきそうなところはとてもよかったです。ジェイソン・シュワルツマンが列車で出会うロザリオ・ドーソン風のインド人女性もいい味だしていたし、旅行カバンとかの小道具もよかったです。 オーウェン・ウィルソンは相変わらず無茶やっても許せるキャラクターで安心して観ていられるし、エイドリアン・ブロディとシュワルツマンも鼻に特徴があるおかげでそれなりに兄弟に見えてしまうところは感心しました。 短編の「ホテル・シュヴァリエ」はシュワルツマンにまつわるエピソードの伏線になっていると思うのですが個人的には難解で退屈でした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
オーウェン・ウィルソン (フランシス・ホイットマン) | 無茶を言っても許されそうな阿部寛で。 |
エイドリアン・ブロディ (ピーター・ホイットマン) | 無口そうな金城武で。 |
ジェイソン・シュワルツマン (ジャック・ホイットマン) | もっさりとした感じの加瀬亮あたりで。 |
ターミナル THE TERMINAL (2004) |
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2005年1月 | |
東ヨーロッパのクラコウジアからニューヨークにやってきたビクター・ナボルスキーは入国の際、クラコウジアでクーデターが発生し国が消滅した事になりパスポートが無効になってしまう。入国も帰国も出来なくなってしまったビクターはしかたなくターミナルで生活を始めるのだった・・・ トム・ハンクス主演のヒューマン・ドラマ。トム・ハンクスがいつも通りいい人なのは鑑賞前から分かっていたけれど、ビクターが入国審査官の元に毎日行っているのを見かけたフードサービス係が食事と引き換えに審査官の情報を聞き出してくるというところまではいいけどそこから顔も見たこともない男しかも人にラブレターを託すような男と結婚まで発展しますかぁ?と出る人出る人次々といい人すぎて困るというか少々引く。ラストなんて空港で働く従業員が全員ビクターの味方で今にもビクターコールが起こりそう。 ターミナルで出会うスチュワーデスのゼタ=ジョーンズまでもがいい人でこの平和すぎる展開に慣れるまで少々時間がかかってしまいまいましたがやっぱりゼタ=ジョーンズにはうっとりします。しかも滑りやすい床で転ぶんですけどこの転びっぷりが豪快でオスカー獲ってもここまでやってくれる懐の深いところがゼタ=ジョーンズの魅力なんだよなぁと改めて惚れ直しました。 一応スタンリー・トゥッチがトム・ハンクスをターミナルから追い出そうとする役で嫌な奴みたいな扱いされているけど、彼は普通に仕事をしているだけですからと言いたい。ビクターをうっとうしがっているけどそれなりにビクターに気を使っているいい奴なんですよ。 ビクターがニューヨークにやってきた理由もなんかしょぼくて(本人にすれば重大なんでしょうけど)そんなことなら仲良くなったゼタ=ジョーンズに頼めばいいのでは?と思ってしまうのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
トム・ハンクス (ビクター・ナボルスキー) |
純粋でいい奴という感じの照英で。 |
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ (アメリア・ウォーレン) |
できるスチュワーデスといえば山咲千里を連想してしまう。 |
スタンリー・トゥッチ (フランク・ディクソン) |
渡辺いっけいはビクターのような男が現れたらキーッとなりそうで。 |
ターミネーター3 TERMINATOR 3: RISE OF THE MACHINES (2003) |
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2003年7月 | |
「審判の日」を回避したから数年、ジョン・コナーはなおもスカイネットが支配する未来への不安な気持ちを抱えながら放浪生活をしていた。そんなある日、突然二体のターミネーターが現代に送られて来た・・・ いまさらターミネーターかと思いつつ観に行ってまいりました。 ターミネーターの登場するシーンはもちろん今回も裸ですが、「あいつ裸だぜ」みたいな展開は見たくないんだよと思っていたらそんなシーンもなくあっさり全裸シーンは終了してホッとしました。 さてさてターミネーター以外の人間役はパート3になって演技は上手いが見た目は地味になっている。特にジョン・コナー役のニック・スタールが地味すぎる。「イン・ザ・ベッドルーム」の時はそうでもなかったと思うんだけどなぁ。 T-Xがナノテクノロジーかなんかで機械を暴走させることが出来るわけですが、車までコントロール出来ちゃうのって何か強引な気もしたけど、そういうものなの?だったらT-X一人で世界を征服できるじゃん。みたいな・・・ 肝心のストーリーや映像に目新しさがあるわけじゃないけどパート1、パート2からのネタそれなりにまとめた監督のジョナサン・モストウは「ターミネーター」というブランドを傷つけることなく完成させてがんばったなとは思います。 シュワちゃんも演技(英語)が微妙だなぁと思ったけど、旧型のターミネーターだから英語が微妙なんだなと考えるとなるほどそうかもな、と思えたりもするんだな。それにしても一回り小さくなったきがする姿を見てさすがにシュワちゃんも年を取ったなぁとしみじみしてしまいましたよ。 ヒロインのクレア・デーンズが「メラニーは行く!」のリース・ウィザースプーンばりにオー・マイ・ゴッドを連発するもやっぱりデーンズはアクション大作には地味すぎて、ドラマ向けの女優なんだなと改めて思ったのでした。(「ロミオ&ジュリエット」の時はフレッシュだったのになぁ・・・) |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
アーノルド・シュワルツェネッガー (ターミネーター) |
アリナミンのCMで微妙な演技がターミネーターっぽいハンマー投げの室伏広治で。 |
ニック・スタール (ジョン・コナー) |
えなりかずきにスカイネットから人類を救ってほしい・・・か? |
クレア・デーンズ (ケイト・ブリュースター) |
以外に地味だと思う、内山理名で。 |
クリスタナ・ローケン (T-X) |
米倉涼子で。無機質なきれいさがなんとなく。 |
ターミネーター4 TERMINATOR SALVATION (2009) | |
2009年6月 | |
2018年スカイネットと戦い続ける抵抗軍の部隊のリーダー、ジョン・コナーはある日マーカス・ライトと出会うのだったがマーカスの体は機械で出来ていて・・・ シリーズ4作目ですが新シリーズの予感のするターミネーター。 監督がマックGなので心配していたのですが内容はまぁ色々と言いたいところもありますがビジュアル面はよかったです。メカニカルなビジュアル面では「トランスフォーマー」で一通りやっているかなと思ったりもしたのですが巨大ロボットがジョン・コナーたちを取り逃がしそうになったときに体からマシーンがこぼれ落ちてそれがバイク型のマシーンに変形して追いかけてくるところはワクワクしました。あと、マイケル・アイアンサイドが出てきたところはももすごくテンションが上がりました。 色々と言いたい一番大きな部分は終末観が感じられないところが痛いの「ターミネーター」の1より過去の話の割には出てくるマシーンがものすごく1よりハイテクだったりするのはやっぱり違和感あるし、ラストもものすごく強引な感じもするのですがむしろマックGらしさが出ていてそれもありかと思いました。さらに気になるところと言えば「スター・トレック」に出ていたロシア人がマイケル・ビーンの役もちょっと気になりました。あと、ブライス・ダラス・ハワードも妊婦で出ているのですがこれといった活躍をしていないので続編に期待といったところでしょうか。 主役のクリスチャン・ベールはどんな活躍をしてくれるのかと思いきや出番が少なくそれほど戦っていないんです。むしろ新型ターミネーターのマーカスが主役な仕上がりになっていてマーカス役のサム・ワーシントンの売り出し映画みたいな感じになっているところが意外でした。なんてったって恋愛エピソードもありましたし。が、このサム・ワーシントンはよかったです。元死刑囚にはまったく見えないところが玉に瑕なのですがとにかくいい人そうでオーストラリア出身というところがヒュー・ジャックマンとかぶり今後の活躍が楽しみでもあります。 と言うわけでクリスチャン・ベールは主役なはずなのにいつの間にか引き立て役に回っているという切ない人なのですがこういうポジションは珍しいので今後もこの路線を貫いて欲しいです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
クリスチャン・ベール (ジョン・コナー) | 雰囲気としては伊藤英明といったところでしょうか。 |
サム・ワーシントン (マーカス・ライト) | いい人という感じの肉体派、照英で。 |
アントン・イェルチン (カイル・リース) | 高岡蒼甫くらい逞しくあって欲しかった。 |
ダイ・アナザー・デイ DIE ANOTHER DAY (2002) |
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2003年3月 | |
北朝鮮にある大佐の暗殺計画を進めていたボンドだったが、目前で正体を見破られ監禁され拷問にあう日々を送る。14ヶ月後、北朝鮮側の捕虜として捉えられていたザオとこ交換で自由の身になるが、ザオは新たな動きを見せていた・・・ いつもはピンチらしいピンチもなく世界を救うボンドですけど、今回はいきなり監禁、拷問と大ピンチ。しかし14ヶ月監禁されていたとは思えないほどピンピンしてます。普通顔とかボコボコにされるでしょ? スパイグッズや最新兵器や最新テクノロジーも「XXX」なみに、いやそれ以上にすごいことになってます。バーチャルリアリティー・マシンや10万ボルトの電流を放出するグローブなんてありがちなアイテムはもちろん極めつけはボンド・カーこれが今回は、ネタバレ→人間の目に見えない透明化機能がついてもう最強の車です。終盤ボンド・カーが攻撃を受けてこの機能が使えなくなるんですが、間一髪の所で事故修復機能により助かる。とかグッズじゃないけど、アイスランドで水攻めにあっても全然平気なボンド・ガール←とかなんでもありなんですけど、これが許される訳が悪役のバランスですね。 悪の親玉よりその次のNo.2の方がキャラが濃いとアクションは成功するという法則。ザオがそのNo.2で、キューバにネタバレ→DNA←治療に行っているんですが、治療の前に顔に刺さったダイヤを取れと言いたかった。ボス役のトビー・スティーヴンスはがんばってはいたけどインパクトはやっぱり薄いかな。次に何かの映画に出ていたときに絶対忘れちゃうタイプだな。 ボンド・ガールのハル・ベリーはオスカー女優だけあって画面に登場するとボンドよりも目立ちゃってなんかボンドが不憫に思えてきます。その証拠にハル・ベリー扮するジンクスを主役にしたのを映画化するらしいですから。 もう一人のボンド・ガール、フロスト役のロザムンド・パイクはこの風貌でまだ二十代前半、しかもこれが映画デビューっていうんだがらなんかすごいな。しかしアイスランドを舞台にしているからかフロストって名前なんですかね?ほかにも中国の諜報員の名前がMr.チャンとかピースフルとか007は名前がわかりやすいな。 ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンドになってからの法則、ネタバレ→ボンド・ガールは2人になり一人は実は悪役という法則(「トゥモロー・ネバー・ダイ」のテリー・ハッチャーはどうだったか記憶があいまい)←を発見した。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ピアース・ブロスナン (ジェームズ・ボンド) |
タキシードとマティーニが日本一似合う男、草刈正雄で。もう彼しか思いつきません。 |
ハル・ベリー (ジンクス) |
アクションもバリバリこなせる水野美紀にぜひお願いしたい。 |
トビー・スティーヴンス (グスタフ・グレーヴス) |
フジテレビ「HR」で鰐淵さんを演じていた浅野和之で。誰?って思える地味なところがポイントです。 |
ロザムンド・パイク (ミランダ・フロスト) |
わかりやすく、フロストに対抗して小雪で。 |
リック・ユーン (ザオ) |
顔が変わる前のザオはV6の井ノ原快彦にそっくりで。 |
ジュディ・デンチ (M) |
和製ジュディ・デンチ(と勝手に思っている)の赤木春恵で。 |
ダイアナの選択 THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON (2008) | |
2009年3月 | |
女子高生のダイアナは親友のモーリーンとトイレにいるところ突然銃を持った同級生が現われ、「どちらかひとりを殺す。」と言われダイアナは・・・ ユマ・サーマンろエヴァン・レイチェル・ウッドW主演のミステリー。 最近、欧米でよく起きる銃乱射事件とその後の人生を送る女性の姿を描いた話でエヴァン・レイチェル・ウッドが成長するとユマ・サーマンになっちゃうの?というところはあるのですがラストのオチがよかったです。 ユマ・サマーマンが事件後トラウマを抱えて生活を送っている大人のエピソードより、エヴァン・レイチェル・ウッドの高校生時代のエピソードの方が断然好み。 エヴァン・レイチェル・ウッドは不思議とノスタルジックな時代がよく似合いちょっと突っ張ったキャラクターがもってこいなので今回の本当はいい子なんだけどやんちゃしてしまう役がぴったりでした。真面目なモーリーンと親友になり徐々に素直になっていくところも好感が持ててエヴァン・レイチェル・ウッドは不思議な魅力のある女優だなと思いました。 銃乱射事件以外に学校で問題を起こす娘、10代の妊娠、堕胎、夫の浮気と辛口なエピソードが色々織り込まれているなと思ったら監督は「砂と霧の家」ということで納得。この監督には今後も注目していきたいです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ユマ・サーマン (ダイアナ・マクフィー) | 木村佳乃あたりにお願いしたい。 |
エヴァン・レイチェル・ウッド (ダイアナ・マクフィー(高校時代)) | ミステリアスな感じのする関めぐみで。 |
ダイアリー・オブ・ザ・デッド DIARY OF THE DEAD (2007) | |
2008年11月 | |
映画学科の学生のジェイソンたちは山中でホラー映画の撮影を行っていた。その時、死者が次々と蘇るとラジオのニュースが流れ、一行は全てを記録しながらそれぞれの家族の元に向かうのだったが・・・ ジョージ・A・ロメロのゾンビ映画。 今回のロメロのゾンビ映画は今流行りのP.O.V.形式。 なんでも低予算だったみたいなのですがカメラ撮りで話が進むので安っぽさが感じられずよく出来ているなぁと思いました。そしてゾンビも相変わらずクオリティが高くて関心します。主人公カップルの男の方はカメラ回しっぱなしなのですが編集してはYOUTUBEにアップして一喜一憂するところを盛り込むなんてロメロもお若い。 しかし「クローバー・フィールド」もそうでしたがカメラマンがイラッとするのは共通なんですね。(「REC/レック」はまだまし)友達とか彼女がゾンビに襲われているってのにカメラ回しっぱなしは当たり前「ゾンビは遅い走って逃げれば大丈夫だから、あっちの方に逃げて。」みたいな指示まで出す始末でこの主人公最低でした。 彼女も仲間もほとんどキレ気味でキレた彼女も彼にカメラを向けて同じことするのですがあまり応えていないところが性質が悪いというか感覚がマヒしちゃっているんだろうなこの人。というところが興味深かったです。そんな気の強いヒロインの見た目がフィフィみたいで可愛くないのが難点でやっぱりホラー映画のヒロインは気は強くてもある程度可愛くなくちゃダメですね。 ゾンビは死に様も含めてバラエティ豊富。薬品を頭に浴びせられたゾンビは段々溶けていって絶命するし、プールに閉じ込められて水漬けになった水中のゾンビとかロメロってまだまだゾンビに対して新しいアイディアが出てきてすごいなと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ミシェル・モーガン (デブラ・モイナハン) | 小池栄子みたいなたくましい感じの人にやってもらいたい。 |
ジョシュ・クローズ (ジェイソン・クリード) | 何となく加藤晴彦あたりがぴったりかなと思います。 |
第9地区 DISTRICT 9 (2009) | |
2010年4月 | |
宇宙船が故障し、宇宙人を難民として受け入れてから20年。地域住民は宇宙人に不満を持ち彼らを別の地域に移すことになる。そのプロジェクトに任命されたヴィカスは張り切って任務に就くのだが・・・ アカデミー賞の作品賞にもノミネートされた話題作。 宇宙人の造形が気持ち悪かったのですがよく出来ていて楽しみながら、人種差別のこととか社会化に出てきそうな事をさりげなく盛り込んでいるいい映画でした。 無名の俳優を使ってドキュメンタリータッチなところがやっぱり勝因だと思うのですが、ちょっと苦てだったのがスティーヴ・カレルっぽい主人公のヴィカスがノンキと言うかものすごい任務のリーダーの割には頼りないし浮かれているところがものすごくイラッとしました。 ということで前半はヴィカスの無能な感じに終始イライラしっぱなし(よく出来てはいるんですけど)だったのですが逃亡生活が始まって終盤を向かえた頃の後半部分からはヴィカスと宇宙人にも共感というか応援したいなという思いも出て本当に楽しかったです。 ヴィカスを追いつめる鬼軍曹もマイケル・アイアンサイド的な分かりやすい軍人顔なところもプラスに働いていて、最後もなんだか切ないけれどちょっと感動みたいな持って行きかたも上手かったです。 これさり気なくアカデミー賞の作品賞で下手すると3番目くらいのポジションまで来ていたんじゃないかと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
シャールト・コプリー (ヴィカス) | 暑苦しい感じの八嶋智人あたりで。 |
ダイエット・ラブ 痩身男女 (2001) | |
2007年4月 | |
香港人の太っちょはある日、何故か恋人の留学のストレスで体重が百数十キロになってしまったミニという女に付きまとわれてしまう。事情を知った太っちょは半年間でミニを元の体重に戻す協力を始めるのだが・・・ 恋人に会うためにダイエットを手伝っていたらお互い好きになっていしまったという典型的な恋愛ものなんですがアンディ・ラウとサミー・チェンが肉襦袢着て食って食って食いまくるとんでもないコメディでした。 日本が舞台なだけに二人とも結構日本語しゃべっているんですけど二人ダイエット合宿みたいなのが始まって「やせたーい!人間になりたーい!」って大声で叫んで二人ともこんな格好もして何かの罰ゲームですか?と思えるほど思い切ったこととやっていました。アンディ・ラウに役名がなく太っちょたちが集まるとみんなデブデブ言っているのが小学生レベルで楽しくそれでいて最後はちょっぴり感動させる演出が心憎かったです。 この二人「インファナル・アフェア」でも恋人同士だったんですよね。信じられません。 監督はジョニー・トーなんですが「エレクション」のような硬派な作品から「マッスル・モンク」のようなシュールな作品で「麻雀大将」や「ダイエット・ラブ」のようなコメディまで色々なジャンルの作品を監督していて本当に才能豊かだと思います。 それにアンディ・ラウも大スターなのに「マッスル・モンク」の時もそうでしたが肉襦袢着ていてこれハリウッドだったら絶対ありえないと思いますけど香港は歌って踊って戦って気ぐるみも着れてこそ大スターなんだなぁと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
アンディ・ラウ (デブ) | もう彦摩呂って感じでした。 |
サミー・チェン (ミニ・モー) | やせた時は若干MEGUMIっぽかった気がします。 |
大砂塵 JOHNNY GUITAR (1954) | |
2007年11月 | |
1890年代の西部ヴィエンナの酒場にかつての恋人ジョニーが流れ着く。そのころ駅馬車襲撃事件が起き兄を殺されたエマはヴィエンナの現在の恋人キッドが犯人だと思い込み24時間以内に街を出て行くように迫るが翌日逆上したキッドは銀行を襲ってしまう。たまたま銀行に居合わせたヴィエンナも共犯と見られ・・・ ごん太眉毛が特徴の大女優ジョーン・クロフォード主演の異色西部劇。 前々からすごいと聞いていて観たかったのですがついに観ることが出来ました。最初はそうでもなかったのですが話が進むにつれて面白くなっていき噂どおり面白かったです。 メロドラマタッチの西部劇と言った趣きで物語を引っ張っていくのは女二人。ヴィエンナ役のジョーン・クロフォードもよかったけれどやっぱり敵役というかかつて男を取られたことをいまだに根に持つエマがここぞとばかりにう恨みを晴らそうとあの手この手でヴィエンナを追い出そうとするうちに処刑まで企むエスカレートしていく様がテンション上がります。 ヴィエンナをめぐって過去の男ジョニーと今の男キッドも軽くいがみあったりするのですがエマの暴走っぷりでこの男二人のみならず本当はキッドやヴィエンナを追い回す男衆もうんざりしてエマに振り回されっぱなしでこの映画に出てくる男達はみんな脇役的な存在になっているのが西部劇としては珍しい作りでした。 主演のジョーン・クロフォードはイメージ通りエマに何をされても顔色をあまり変えずに気丈に対処していく証すがカッコよかったです。今だったらケイト・ブランシェットが適役だなぁと思いました。 エマ役のマーセデス・マッケンブリッジが最初はヒステリックな女とばかり思っていたろ酒場に火をつけたり悪知恵を働かせてキッド一味を追いつめていくのですが火をつけた時の恍惚とした表情がものすごく怖いです。この人の映画は初めて観たと思っていら実はあの「エクソシスト」の悪魔パズズの声をやっていたとはどうりで怖いわけでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジョーン・クロフォード (ヴィエンナ) | 気丈な振る舞いをしそうな浅野温子で。 |
スターリング・ヘイドン (ジョニー・ギター) | 西部劇スタイルが似合いそうな三上博史で。 |
マーセデス・マッケンブリッジ (エマ・スモール) | 大竹しのぶに狂気の沙汰という感じでやってもらいたい。 |
スコット・ブラディ (ダンシング・キッド) | ジャンゴでも西部劇をやった佐藤浩市で。 |
第十七番 NUMBER SEVENTEEN (1932) | |
2009年10月 | |
一軒の空き家にやってきたバートン。そこで職をなくし夜をしのぐために忍び込んだベンと出会うがその家には一体の死体が転がっていて・・・ ヒッチコックのイギリス時代のサスペンス・コメディ。 前半密室劇、後半列車での追跡劇と60分の短編の中で盛りだくさんの内容を綺麗にまとめているのはさすがヒッチコックといったところ。 最初は正体を隠して色々と屋敷をかぎ回るバートンと天然で三枚目キャラでいつも割りを食ってしまうベンとのデコボココンビの掛け合いも楽しくヒッチコック作品でこれほどコミカルなものは観たことがないので珍しかったです。 後半、悪党たちが家の地下にある隠し通路?を通って貨物列車で逃走するシーンはシャーロック・ホームズ風なすごくイギリスっぽい雰囲気があってとてもよかったし列車での攻防も結構スリリングで、オチというか終わり方もスマートでよかったです。 話としては面白いのですがとにかく人が次々と出て来すぎるので女性のキャラクターとベンとバートン以外は誰が誰か分からない状態になってしまったのがもったいないし、60分でこんなに人は出てこなくてもいいのではと思いました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
レオン・M・ライオン (ベン) | 完全に三枚目な大泉洋で。 |
ジョン・スチュアート (バートン) | クールな感じの豊川悦司あたりで。 |
タイタンの戦い CLASH OF THE TITANS (2010) | |
2010年5月 | |
人間に育てられたデミゴッドのペルセウスは育ての親を冥界の王、ハデスに殺され復讐を誓うのだが・・・ アクション大作と言ったらこの人、サム・ワーシントンが1980年代の同名映画のリメイクに主演。 「パーシー・ジャクソン」だけのことかと思っていたら人間と神様のハーフのことをこの映画でもデミゴッドと言っていました。これ常識だったんですね。 神様にクラーケン出すぞと脅されてそれを何とかするたびが始まってからB級映画らしい面白さが始まりますが、旅の仲間的な感じで仲間との絆が深まっていくところは色々な映画で観ていますが何回観てもいいものです。「カジノ・ロワイヤル」のボスの人が鬼軍曹的名キャラで出ているのですがこの人も最初は厳しかったけれど最終的にお互いを認め合う感じになってアラゴルン的存在でした。 クリーチャーは大きい奴はよかったのですが、雑魚は種類が少なくて不満。もっとバラエティに富んで欲しかったのとメデューサはCGではなく俳優を使って欲しかったです。ユマ・サーマンみたいに。あと最近悪役づいているリーアム・ニーソンに手下にされる元王様が半分クリーチャーになってよく分からなかったのですがよく見たらジェイソン・フレミングでした。この人意外となんでもやりますね。 というわけで、すっかりアクション大作しかも最近では3D映画にも連続出演で超売れっ子のサム・ワーシントン今回も好感度が高かったです。本当の両親が誰かも分からず育ってきたのにグレる気配すら見せないのはさすが。本当にいい人なんだろうなと思いました。が、しかし今回のギリシャ神話ものは体を使ったアクションも披露していてちゃんと動けてはいるのですが、あの格好はもうひとつ似合っていなかった気がします。ああいう格好するにはシュワちゃんみたいな人間離れした漫画みたいな肉体か「トロイ」のようにパーマを当てないとダメだなと思いました。坊主というか五部刈り?はコスチュームものに合っていません。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
サム・ワーシントン (ペルセウス) | 拳だけじゃなく剣と盾も意外と似合いそうな山田孝之で。 |
大統領暗殺 DEATH OF A PRESIDENT (2006) | |
2007年10月 | |
2007年10月19日シカゴでの演説を終えリムジンに乗り込もうとしたブッシュ大統領が何者かに狙撃され・・・ ブッシュ大統領が暗殺されたらどうなるという内容をドキュメンタリータッチで描いた作品。 現職の大統領が暗殺されるという日本じゃまずありえない設定でしたがこれは現職の大統領だからこそ成功しているなぁと感じました。架空の大統領だったら説得力もない面白みのない内容になっていたと思います。 大統領が殺された後、自分が殺したと名乗り出るものがあったり、過激な活動家が逮捕されたりとしるけれどやっぱり最終的に捕まるのは狙撃が行われたビルから出てきて間違えてアルカイダの軍隊キャンプに参加してしまった男なんですよね。結局アラブ系ってことになってしまうのは9・11の影響が大きいんでしょうね。この捕まったアラブ系の奥さんがインタビューで色々答えているのですが個人的にはこの無実を信じている奥さんのパートが興味深かったです。 ブッシュも散々言われているけど自分が暗殺される映画を別に文句も言わず恐らく本人も観ていると思うと案外いい人なんだろうなぁと思ってしまいましたし、デモのシーンとか見るとあれだけ人が集まって車を囲まれると狙撃されるよりこっちの方が断然恐怖だと思いました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (偽ドキュメンタリーのため今回はなし) |
ダイ・ハード4.0 LIVE FREE OR DIE HARD (2007) | |
2007年7月 | |
FBI本部のシステムがハッキングされブラックリストに載るハッカー達が連行されることになる。ニューヨーク市警のジョン・マクレーンはハッカーの一人マットを連衡することになるがマットの家が突如何者かに襲撃され・・・ 12年ぶりのシリーズ第四弾。 「ダイ・ハード」シリーズはちゃんと観たのは3作目のみであれから12年経ったかと思うと時の経つのは早いものです。3で一番記憶に残っているのはジェレミー・アイアンズのランニング姿がものすごく似合っていないというところで今回はあんまり期待していなかったのですが軽快なアクション超大作となっていて面白かったです。 内容は今流行のサイバーテロを扱っているのですがジョン・マクレーンはパソコンとか使えないから基本的に銃か肉弾戦。しまいには車でヘリを撃墜というはちゃめちゃな見せ場の連続でとにかく飽きさせない展開になっているところがいいです。どこかで観たようなシーンもあるのですがそれを差し引いても楽しいです。 共演のジャスティン・ロングもオタク系のコメディの印象が強くてこういうタイプの映画は大丈夫か?と思っていたけどブルース・ウィリスとも相性がコミカルでよかったし、劇中のオタク仲間にケヴィン・スミスという考え付かないキャスティングもよかったです。 女殺し屋もマギー・Qも一回やられたかなと思いきやしぶとく何回か復活して戦いってやられ方も他のハードなアクション映画のボス並みに徹底してやられるというが気合が入っていました。 マギー・Qは今後クリストファー・ウォーケンと共演したり、ヒュー・ジャックマンと共演したりアンディ・ラウと共演したりですっかり売れっ子。今後注目していきたいところです。 悪玉のボスは「スクリーム2」の時からちょっと気になっていたティモシー・オリファントなのですがこの手のボスは地味になりがちの法則に乗っかって、昔のギラギラ感がなくなっていてこざっぱりしてしまったという感じになっていてちょっと残念です。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ブルース・ウィリス (ジョン・マクレーン) | パワフルな宇梶剛士で。 |
ジャスティン・ロング (マット・ファレル) | 伊藤淳史あたりがイメージにぴったり。 |
ティモシー・オリファント (トーマス・ガブリエル) | 知的な悪役という感じの保阪尚希で。 |
マギー・Q (マイ・リン) | サイボーグっぽい佐田真由美で。 |
タイムマシン THE TIME MACHINE (2002) |
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2002年8月 | |
1899年ニューヨーク、大学教授のアレクサンダーはある日恋人のエマを強盗によって殺されてしまう。深い悲しみの中アレクサンダーはエマを助ける一心でタイムマシンを完成させエマが殺されてしまう日に戻ったが、今度は事故でエマを失ってしまう。 エマの運命を変えることが出来ないと悟ったアレクサンダーは、未来になにかあると思い、2030年に一度は行くが、ひょんなことから80万年後の世界にタイムスリップしてしまう・・・ 思った通りのダメなストーリー展開でした。1回だけ過去に戻って恋人を救うのに失敗したくらいであきらめるか、普通?とか思ったこととか、2030年にあった図書館のホログラムみたいなやつがなんで80万年後の世界でも動いてるんだ?ついでにティファニーとかの看板なんか絶対80万年後に残ってるわけないとか、80万年後のニューヨークはいきなりオリエンタルな世界になっているよ。などといっぱいつっこみどころがありました。たしかにSFXはすごかったけど・・・ せめて魅力的なヒロインが欲しかった・・・ ガイ・ピアースは好きな方なんだけど、かっこ良いときと、かっこ悪いが出る作品によってはっきり分かれる俳優って珍しいと思う。この映画はかっこ悪い方。(「メメント」とか「L.A.コンフィデンシャル」はかっこ良いと思うけど・・・) ヒロイン?役のサマンサ・マンバって何者?って思っていたら、アイルランド出身の歌手でした。この手の映画はヒロインの魅力が重要だと思うんですが、残念ながら魅力なしでした。 ジェレミー・アイアンズも白塗りメイクでよくこんな映画出たなと思っちゃいました。 人間が進化していく過程で人間と、モーロックに種族が分かれちゃったみたいなんですが、過去から来た男がモーロックをやっつけちゃっていいの?とか思っちゃいました。 一番ダメだったのが過去は変えられないが未来はいくらでも変えられる。みたいな事をこの映画は言いたかったと思うんですが、過去だって変えられたっていいじゃんと思いました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ガイ・ピアース (アレクサンダー・ハーデケン) |
髪型を見てピンときた、これは筧利夫だって。 |
サマンサ・マンバ (マーラ) |
元ちとせで。サマンサ・マンバ同様、歌は上手いんだろうが華やかさがない所が・・・ |
ジェレミー・アイアンズ (ウーパー・モーロック) |
このキョーレツな役は鹿賀丈史しかやれるまい。 |
タイムライン TIMELINE (2003) |
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2004年1月 | |
フランス南西部のとある発掘現場で14世紀の地層からこの時代では存在しないメガネのレンズと助けを求めるメモが出土した。そのメモは責任者で教授のエドワード・ジョンストンのものだった。息子のクリス達は出資企業のITCに向かうが極秘に開発した時空間転送装置で14世紀に行き行方不明になってしまったと知らされる。クリス達は早速14世紀のフランスに向かうのだが・・・ 全く期待していなかった分、意外に普通に観ることが出来たけど思い返してみると内容はやっぱり無理があったなぁ。 フランスに通訳として一緒に行ったフランソワは通訳の役目をすることもなくあっさり殺されてしまい、なぜか主人公達と14世紀のフランス人は英語で会話をする始末。結局フランソワの存在価値って・・・ それに過去に戻るってことは歴史を変える可能性があるから行動には十分に注意しなくちゃいけないはずなのに、みんなやりたい放題。歴史上では処刑されることになっているクレアを助けたり、この時代にないギリシャ火薬なるものを作っちゃたりして歴史を変えたい放題。マレクなんてネタバレ→結局クレアを助けて結婚しちゃうんですよ。←でもそんな歴史を変える行動事態がすでに歴史の一部だと考えたら・・・と思うと頭がこんがらがってくるのです。 ラストの方でネタバレ→エドワードがメガネを隠した箱がひっくり返ってそのまんまになっちゃうじゃん。←あれがないとクリス達は14世紀に来られないはずなのにどうなったのよ?と展開的に甘い部分が多いのも難点。マイケル・クライトンの原作を2時間ちょっとの映画にまとめるってやっぱり難しいんですね。 「悪いことしましョ!」「A.I.」「ウインドトーカーズ」とヒット作に恵まれないフランシス・オコナーこの映画もヒットしなかったよなぁ。いろんな役をこなせるし悪くないと思うんだけど、彼女が出演する映画ヒットしないのなんでだろー? |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ポール・ウォーカー (クリス・ジョンストン) |
まだまだ大ヒット作をだすほど売れっ子ではない永井大で。 |
フランシス・オコナー (ケイト・エリクソン) |
こう見えて意外と行動派の釈由美子で。 |
ジェラード・バトラー (アンドレ・マレク) |
金子昇で。妙な正義感を出しそうなところがなんとなく。 |
タイムリミット OUT OF TIME (2003) |
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2004年4月 | |
人望の厚い小さな町の警察署長のマットは亭主の暴力に悩むアンと不倫中。しかしアンが不治の病に冒されていると知ったマットはある事件で押収した証拠金をアンに渡すがその晩アンと夫は自宅で焼死体で発見される。そしての事件を担当することになったのが別居中の妻アレックスで・・・ 金庫から盗んだ金がどこかに消えてしまい、それを探しつつ妻の捜査の目もかいくぐらなければならないスリリングな展開だけど、どうせネタバレ→犯人はアンでしょ?←ともう先の読める展開なんですよね。しかもラストはネタバレ→妻に助けられお咎めなしのハッピーエンドだ。←これはもう人のいいデンゼル・ワシントンだから許されるラストになってますね。っていうか知らぬ間に一人完全犯罪成功?みたいな・・・ とこんなわかりやすいタイプの映画もひとえにデンゼル・ワシントンの演技力のおかげなんでしょうね?こんな自業自得の話を強引にデンゼルを応援する映画みたいにできちゃうんだから。 ジェニファー・ロペスを超えようかとの勢いでいま急成長中のエヴァ・メンデスが別居中の妻役ってのも強引だ、なんてったってその年の差ちょうど20才だからなぁ。50才のデンゼルが若いのか30才のメンデスが老けて見えるのかどっちでもいいけど意外とこの夫婦見ているうちに結構お似合いかもと思えるハリウッド・マジックなのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
デンゼル・ワシントン (マット・リー・ウィトロック) |
やっぱり渡辺裕之のようなファイト一発系の俳優さんに。 |
エヴァ・メンデス (アレックス・ディアス・ウィトロック) |
杉本彩で。日本人なのにちょっぴりラテンの香りが・・・ |
サナ・レイサン (アン・マレー・ハリソン) |
なんか夫の暴力が似合いそうな井川遥で。 |
ダイヤモンド・イン・パラダイス AFTER THE SUNSET (2004) | |
2006年3月 | |
世界に3つ存在する「ナポレオン・ダイヤモンド」のうち2つを盗み出し泥棒家業を引退したマックスとローラはバハマでゆったりと生活をしていたがそんな彼らの元にFBI捜査官のスタンが現れて・・・ 「あの007が今度は大泥棒に!」のキャッチコピーでトシちゃんも宣伝部長のこの作品。ブロスナンは置いといて今回は久しぶりにこの作品で復帰したらしいウディ・ハレルソンがはじけていて楽しかったです。なんてったって復帰に選んだ作品がこれですよ。きっといい奴なんだろうなぁハレルソン。 劇中でもヘンテコな踊りを踊るし、ブロスナンの送り込んだ美女達に「バカモン!」とか言ってるわりにはうれしそうでまんまと美女達にあるアイテムを盗まれたりするわサルマ・ハエックに追い出されたブロスナンを部屋に泊めてあげてしかも一緒に寝てあげるハレルソンは相当なお茶目さんだったりして今まで強面のイメージしかなかったのですがすっかり見違えました。二人の関係がルパンと銭形警部みたいなところもありブロスナンとサルマの絡みを観ているよりブロスナンとハレルソンの絡みを観ている方が断然楽しかったです。 ブロスナンしか許されない「今まで散々高価で美しいものを見てきたが本当に美しいのはローラ・・・君だよ。」みたいな感じのキザな台詞で当然サルマは惚れ直したりベタな展開もアカデミー賞シーズンということで最近政治やら人種やら重めのテーマで小難しくなっていた頭の中をリフレッシュできます。 そんなブロスナンの相手役サルマもリゾート地が舞台だから何かっていうとビキニになるんですがなんとサルマは今年で40歳だそうでハリウッドで20代はまだまだ小娘というスケールの大きさ?を感じずにはいられないのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ピアース・ブロスナン (マックス・バデット) | ここは宣伝部長の田原俊彦で。 |
サルマ・ハエック (ローラ・シリロ) | そして宣伝部長補佐?のほしのあきで。 |
ウディ・ハレルソン (スタン・ロイド) | やんちゃな感じの山本太郎で。 |
ダ・ヴィンチ・コード THE DA VINCI CODE (2006) | |
2006年6月 | |
ルーブル美術館の館長が不可解な殺され方をし、パリにいた大学教授ロバート・ラングドンが事件の捜査協力を依頼されるのだが・・・ ベストセラー小説の映画化。 「ピンクパンサー」を観た後のせいかジャン・レノの刑事がものすごくダメな刑事に見えたし、ポール・ベタニーのシラスはよかったんですけどあれじゃただの狂信者ににか見えなかったり、貸し金庫でラングドンを助けた男は結局何者だったの?という色々なことが気になり小説を読んだ人によるとそれぞれちゃんとしたバックグラウンドがあるらしく小説に基本的には忠実らしいんですけど完全にってことは無理なんですかねぇ。アルフレッド・モリーナも出番が少なかったけど小説だともっと出番あったんですかね? トム・ハンクスとオドレイ・トトゥ主演ということで両方とも苦手なんで最初どうかなぁ?と思ったのですが題材がキリスト教がらみのミステリアスなことをテーマにしているだけあったそんなに気になりませんでした。オドレイ・トトゥの化粧は濃くないかと終始気にはなりましたが・・・ カンヌで話題になった核心にせまるある部分での失笑シーンは最初気がつかなかったんですが一日置いてようやく気がつきました。ネタバレ→A・ポープがアップルという駄洒落なところですよね。←といろいろ考えると最後を知りたくなかったので小説を読まずに観にいったのですがやっぱりというか当然キリスト教関連の用語がバンバン出てきてこれは多分読んでから観たほうがいいタイプの作品だなぁと思いました。 イアン・マッケランはやっぱり出てくると重厚感が出て引き締まるなぁと感じたのですが、クライヴ・オーウェンをイケメンにしたような執事が出てきたときはこれはマッケラン好みに違いないと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
トム・ハンクス (ロバート・ラングドン) | 教授にぴったりという感じの役所広司で。 |
オドレイ・トトゥ (ソフィー・ヌヴー) | 刑事の役経験も確かあった木村佳乃で。 |
イアン・マッケラン (リー・ティービング) | いい人という感じの宇津井健で。 |
ポール・ベタニー (シラス) | こういう狂気じみた役は北村一輝にお願いしたい。 |
ダウト 〜あるカトリック学校で〜 DOUBT (2008) | |
2009年3月 | |
1960年代のとあるカトリック学校。新人教師のシスター・ジェイムズはある日、生徒から人気のあるフリン神父が黒人生徒を授業中に呼び出したことを不可解に思い、校長のシスター・アイロシスに相談するのだが・・・ 登場人物4人がアカデミー賞にノミネートされた心理劇。 メリル・ストリープは「マンマ・ミーア!」で壊れている場合ではない。こういうメリル・ストリープが観たかったんだと思わせる濃い一本でした。メリル・ストリープとやりあう相手がフィリップ・シーモア・ホフマンというのもぴったりで配役には文句の付け所がありません。 全体的にホフマンが爪は伸ばしていたり行動が怪しかったりとやったのかやっていないのかグレーゾーンな感じで実際のところどうなんだろうと思うのですがメリルがこれでもかと執拗するので何もそこまでしなくても。本人がやっていないって言うんだからとエイミー・アダムスと同じ気持ちになります。 クライマックスの二人の口論はもちろん見応えありでこれが噂の対決シーンかと満足。出番は少なかったですがアカデミー賞にノミネートされたヴィオラ・デイヴィスも凄みがあってよかったです。 がしかし役者はいいのに話の展開がまどろっこしいというか不完全燃焼でもうちょっとテンポよく進んでくれていたらもっと緊張感があってよかったのになと思うのでありました。もったいない。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
メリル・ストリープ (シスター・アロイシアス) | これは野際陽子がぴったりだと思います。 |
フィリップ・シーモア・ホフマン (フリン神父) | 佐野史郎あたりにお願いしたい。 |
エイミー・アダムス (シスター・ジェイムズ) | ちょっと頼りない役が似合う加藤あいで。 |
ヴィオラ・デイヴィス (ミラー夫人) | 凄みがありそうな岸本加世子で。 |
ダウン DOWN (2001) |
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(ナオミ・ワッツに★4つ) |
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2002年10月 | |
ニューヨーク、マンハッタンのハイテク高層ビル「ミレニアム・ビル」。最近このエレベーターで誤作動が多発し、整備士のマークとジェフリーは調査を行なうが、異常は見つからなかった。 だが、ビル警備員の首が切断される事故など、死亡事故が多発するようになり警察も調査に乗り出すが、相変わらず原因は不明だった。 マークは女性記者ジェニファーとともにエレベーターの調査を行なうが・・・ エレベーターが人を襲う、そんなB級感あふれるこの映画、面白かった。 B級ならではの、いやB級だからこそ出来たこんな事やあんな事。笑っちゃいけないが、老若男女が次々にエレベーターに殺されていく。 普通、盲目の老人なんてハリウッド大作じゃ死なないけど、容赦なく死んでいくんですよ。 ジェームズ・マーシャルがクリスチャン・スレーター似ってことはおいといて、なんと言ってもナオミ・ワッツにつきます。彼女が出ていなかったら確実に観にいかなかったな。 本当は★5つにしようと思ったんですが、スクリーンで観たからこそわかった、化粧が濃すぎる。やっぱり大作じゃないとちゃんとしたメイクさんもいないんですね。 懐かしの「ハム・タイラー」ことマイケル・アイアンサイドも久しぶりに見ましたね。B級には欠かせません。今回はマッドサイエンティストな役柄ですが、やっぱり腕っ節は強かった。そうそうカナダのジャック・ニコルソンなんて呼ばれてるらしい・・・ |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ナオミ・ワッツ (ジェニファー・エバンス) |
髪型から雰囲気まで、吉本多香美な感じ。 |
ジェームズ・マーシャル (マーク・ニューマン) |
作業着が似合いそうな、草g剛とか? |
マイケル・アイアンサイド (スタインバーグ) |
何かB級感あふれる、高橋克実で。 |
タキシード THE TUXEDO (2002) |
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2003年4月 | |
タクシー運転手のジミーはひょんなことからその腕を買われ、大富豪クラーク・デヴリンのお抱え運転手となる。ある日クラーク・デヴリンは命を狙われ重傷を負う、彼はスーパー・エージェントだったのだ。 ジミーは病院に彼を送り届けると禁止されていた彼のタキシードに袖を通してみると、ダンスから格闘技までこなせるようになる究極のタキシードだった。ジミーはクラーク・デヴリンに成りすまし彼の追っていた事件を解決しようとするが・・・ ジャッキーも来年で50才か年取ったなぁ。そのせいなのかジャッキーのアクションのアクションに特殊効果(CG)がバリバリ入っていて、本来の生身のアクションの醍醐味って奴ですか?それが半減しちゃってちょっとがっかりでした。 ジェニファー・ラヴ・ヒューイットもカンフーの真似事で「アチョー!」とかやっているけど、悲しいかなこれが全く面白くないんだな。ジャッキーが反撃モードでうっかりジェームズ・ブラウンを倒しちゃうシーンも笑えないしなぁ。悪役も一応いるけどこれがまたしょぼいし、全体的にいまいちかな。ネタバレ→タキシードを敵に奪われたけど実はもう一着あったって落ちはおいおいと思ったし。というかやっぱりという感じでしたが。← クラーク・デヴリン役のジェイソン・アイザックはハリー・ポッターのマルフォイ役とはうって変わっていい役なんでけど、この人いい人やると存在感薄くなるな。 でもこんなドラえもんが持っていそうなタキシードはほしいと思った。だって格闘技やダンスはもちろん、なぜか歌まで上手くなるんだからね。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジャッキー・チェン (ジミー・トン) |
普通っぽくてなんといってもタクシー運転手がはまりそうな平田満で。 |
ジェニファー・ラヴ・ヒューイット (デル・ブレイン) |
はしのえみで、欽ちゃん劇団で鍛えたお笑いセンスで「アチョー!」と叫ばれたら寒いに違いない・・・ |
抱きたいカンケイ NO STRINGS ATTACHED (2011) | |
2011年5月 | |
毎日忙しい日々を送る医師のエマ。彼女は偶然再会した幼なじみのアダムと再開する。アダムは別れた恋人が父親と付き合っていることを知り、恋愛が面倒な二人は体だけの関係の気軽な付き合いを始めるのだが・・・ ナタリー・ポートマンがカラッとしたラブコメディに挑戦。 これ観に行かなくてもいいかなと思ったのですが、期待していなかったせいか面白かったです。 アシュトン・カッチャーのラブコメはイケているやつとイマイチの奴が半々で今回はどうかな?ナタリー・ポートマンとの組み合わせもすでに不安だったのですが、意外といい組み合わせでした。脇役もなんだかいい味出していたし。 体だけの関係→恋に落ちる→すれ違いや嫉妬によるケンカ→でも最後はハッピーエンドみたいな定番の展開なのですがテンポが良かったのかしっくりきていたのかわかりませんが楽しく観ることができました。ケヴィン・クラインのイタさ加減もちょうどよかったのかなとも思ったのですがこれは監督のアイヴァン・ライトマンがよかったのかもしれません。 結構いい歳しているのに失恋ソングにレオナ・ルイスをチョイスする今どき感覚を持ち合わせてまだまだ現役ですという感じです。監督の前作品は何かなと思って調べてみたら「Gガール 破壊的な彼女」でした。アイヴァン・ライトマンとは相性いいのかもしれません。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ナタリー・ポートマン (エマ) | 綾瀬はるかあたりにお願いしたい。 |
アシュトン・カッチャー (アダム) | 「海猿」つながりで伊藤英明で。 |
TAXI NY TAXI (2004) |
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2005年1月 | |
強盗団を追いかけるダメ刑事アンディが偶然乗り込んだタクシーはカー・レースで優勝を夢見るベルの改造タクシーだった。 リュック・ベッソンの「TAXi」リメイクでほとんど記憶に残っていないけどあぁ確かにこんなシーンあったと思わせるシーンがあってドジ刑事や凄腕タクシードライバーの設定はもちろん同じなのですがやはり微妙に違うと思うところは多々あるわけで・・・ オリジナルのドジ刑事は運転はダメだし車酔いするといういかにもドジという感じが許されたのですがリメイク版の方はドジというか潜入捜査で余計な事して全てをぶち壊す本当にダメ刑事で全然笑えず逆に腹が立って仕方なかったです。 クイーン・ラティファは相変わらず面白いしオープニングもデスチャの新曲オッォー、オッォーっていう曲で始まるいまどき感は悪くないなぁと思ったけどドジとダメを履き違えた刑事が出てくるとどうも許せずテンション下がってしまいます。 それ以外は強盗団にディカプリオの恋人だか元恋人のジゼルがやっていたりと案外話題が多かったりするんですよね。強盗団といえばジゼル始め多分全員モデルなんじゃないかと思うのですが、モデル特有の高飛車感というかビッチ感が上手くはまっていて悪くなかったです。 個人的にはダメ刑事の元恋人で上司役をやったジェニファー・エスポジートが観られてよかったです。「スピン・シティ」というマイケル・J・フォックスが(後にチャーリー・シーンに交代)ニューヨーク市長補佐官のシットコムでアシスタント役をやっていた人なんですが、どうも映画のほうに流れてきたようで、「ラスト・サマー2」で惜しいところまで生き残る役とか「サウンド・オブ・サイレンス」の刑事とかちょくちょく見かけていたけどテレビで活躍していたのを映画で見るとなんだか応援したくなります。 ルックスはジェニファー・アニストン風なので第二のアニストンになって欲しいと思う今日この頃なのです。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
クイーン・ラティファ (ベル・ウィリアムス) |
歌もいけるし、タクシー運転手のネタもやりそうな勢いの友近で。 |
ジミー・ファロン (アンディ・ウォッシュバーン) |
劇団ひとりがダメ刑事だったら本気で腹立ちそう。 |
TAXi 3 TAXI 3 (2003) |
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2003年5月 | |
謎のサンタ強盗の追跡に明け暮れるエミリアンは恋人のぺトラの妊娠にも気がつかない、一方ダニエルもタクシーの改造に熱心で恋人リリーに家を出て行かれてしまう。 その二人が強盗団のアジトを発見することに成功するが・・・ 「007」をパロったオープニングから笑えなかった。というか前作ではバリバリアクションをしていたぺトラが妊娠している設定だから今回出番も少ないし格闘シーンもないんですよね。しかも妊娠8ヶ月になるってのにエミリアンが気がつかないって強引な展開を本来楽しむところでしょうが、これまた笑えなかった。 「激走!アルプス!!」ってキャッチコピーのわりにはそんなに雪山のシーンも出てこないしな。どうせなら雪崩のシーンくらい用意しても良さそうなのにそんな盛り上がりもなく終わってしまうんですよね。 一番ダメなのはバイ・リン。ルーシー・リュー的なキャラを狙っていたんだろうけど全くなってません。いったいあの髪型とメイクはなんなんだと声を大にして言いたい。さらにすっとぼけた署長がこのバイ・リンに絡んでくるからさらに腹が立つんですよね。 とさんざん書きましたが、一応見所はありまして、一番最初で、ネタバレ→カメオ出演しているスタローンのシーンこれでしょ。シフランス語を流暢に話すシルベこれ必見です。← |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
サミー・ナセリ (ダニエル) |
車いじってる姿が似合いそうな高知東生で。 |
フレデリック・ディフェンタール (エミリアン) |
野村宏伸で。頼りなさげな警官ってところがぴったりです。 |
ベルナール・ファルシー (ジベール署長) |
オレ馬鹿だから。的なところが三宅裕二なんですよ、この署長。 |
バイ・リン (キウ) |
江角マキ子ならぎりぎりであの髪型いけそう。 |
TAXi(4) T4Xi (2007) | |
2007年9月 | |
エミリアンの勤務する警察署にベルギーの怪物と呼ばれる凶悪犯の護送する任務が舞い込む。ドジなエミリアンは凶悪犯を逃がしていしまうが・・・ フランスではヒットしているらしいシリーズ第4弾。 警察署のおバカな仲間達まで同じ面子でご苦労さんです。相変わらずマヌケな警官エミリアンと何気にしっかり者のタクシー運転手ダニエルのデコボココンビが事件を解決しちゃうお話なのですが、今回のタクシーは全然ダメ。 今までのシリーズって(1作目のラストしかまともに憶えていませんが)何だかんだ言って改造タクシーで犯人を追いつめて街をひっかき回しながらも事件を解決しちゃうのがこのシリーズの特徴だったはずなのに今回タクシーがあんまり出てきていない気が・・・出てきてはいるんですがあのタクシーの特徴が全く活かされていなかったんですね。マヌケな警官が何となく事件解決しちゃって「ピンクパンサー」っぽかった気がします。 凶悪犯も普通なら本当に凶悪でマヌケな警官にリズムを乱されて捕まっちゃうという感じになるのですが凶悪犯事態もぬるい感じなのでメリハリがなくて観ていて何かつかれてしまいました。 凄腕刑事のエミリアン奥さんもちょっと空回りした感じでもったいなかったです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
エマ・シェーベルイ=ヴィークルンド (ペトラ) | ものすごくしっかりしている感じの天海祐希で。 |
ジャン=リュック・クシャール (ベルギーの怪物) | 高橋克実っぽいゆるさがありました。 |
たたり THE HAUNTING (1963) |
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2003年10月 | |
呪われた「丘の家」と呼ばれる館に超常現象研究かのジョンは特殊な能力を持つエレナーとセオドーラを招きその館にやって来た。この館の相続人のルークもやってきてやがて日が暮れると不思議な現象が四人を襲い始めて・・・ 「ホーンティング」としてリメイクされたこの作品。あちらはリリー・テイラー、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、リーアム・ニーソン、オーウェン・ウィルソンと出演者は豪華だったけどCGを多用した子供だましのお化け屋敷的な出来で、はっきり言ってつまらなかったんんですけど、オリジナルはよく出来ていましたよ。 まず好感が持てたのが意味なく死人が出なかったこと。「ホーンティング」ではちょっと有名になりかけたオーウェンが無駄に死んでましたからね。それになんといっても霊の存在が音だけのみでいっさい視覚的効果に頼らず表現しているところ。さすがに怖いという感じはしませんけれど巧いなって感じはするんですよね。 主役のジューリー・ハリスはリメイク後のリリー・テーラー同様に介護疲れしてますって感じがよく出ているけどそう考えると他の出演者達もオリジナルとリメイクではキャラクターの雰囲気だけは上手くリメイクしたなぁ。そこのところだけはほめてあげたい監督のヤン・デ・ポンに。 やっぱり技術だけ進歩してもイマジネーションも進歩しないとリメイクはオリジナル超えることは出来ないのだろうなと改めて思ったのでありました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジュリー・ハリス (エレナー・ランス) |
たしか「OUT」でくたびれた主婦は経験済みの西田尚美で。 |
クレア・ブルーム (セオドーラ) |
若干挑発的な性格がセオドーラ的な東ちづるで。 |
リチャード・ジョンソン (ジョン・マークウェイ博士) |
写真を見てみるとどことなく高橋英樹的な雰囲気が・・・ |
ダニー・ザ・ドッグ DUNNY THE DOG (2005) |
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2005年7月 | |
5歳の時に誘拐され高利貸しのバートに闘犬として育てられた感情すら失くした男ダニー。彼はある日盲目のピアノ調律師サムと出会いやがて心を取り戻していくのだが・・・ 製作がリュック・ベッソンだから大して期待をしていなかったのですが意外とよかったです。主演がジェット・リーということで待ち針で相手のツボをついてやっつける「キス・オブ・ザ・ドラゴン」のようなマンがちっくなものかと思いきや格闘シーンもいつにもましてハードで本気で痛そう。やられ役の人を褒めてあげたいです。 前半はボブ・ホスキンスにジェット・リーをいいように使われ、中盤はモーガン・フリーマンと出会い人間らしさを取り戻すドラマチックな展開。後半はボブ・ホスキンスを裏切り普通に生きる決意をする決別の章。とすごく分かりやすく区切られいるのですが、人間らしさを取り戻すきっかけとなるモーガン・フリーマンが出てきてからが雰囲気が俄然変わってきて、モーガン・フリーマン一人出てきただけでこうも格調高くなるもんなんだと感心してしまいました。格闘シーンメインかと思いきやモーガン・フリーマンとのドラマチックな部分がじっくり描かれていたのがリュック・ベッソン印という感じがしなくて逆によかったのかもしれません。 それにしてもジェット・リーは相変わらず子供っぽい感じの役をやらされていてなんだか可哀想な気はするのですが、アイスクリームを知らないジェット・リーが丸ごと口に入れて大変な事になるという図が妙に似合っちゃうからしょうがないのかも。でもやっぱりジェットリ・ーの格闘シーンはジャッキーとかチョウ・ユンファとかに比べるととスピード感が格段に違う気がして一番好きです。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェット・リー (ダニー) |
顔が若干堤真一っぽい。 |
モーガン・フリーマン (サム) |
田村高廣がイメージにぴったり。 |
ボブ・ホスキンス (バート) |
目つきが鋭い江守徹で。 |
ダブル・ビジョン 雙瞳 (2002) | |
2006年4月 | |
台北市内で真夏のオフィスで水もないのに溺死体、火の気がないのに焼死体が発見される不可思議な殺人事件が発生する。刑事のホアンと台北に派遣されたFBI捜査官ケビンは二人で捜査を始めるのだったが・・・ 過去に内部告発してはみ出し者になってしまった刑事とアメリカからやってきたFBI捜査官デヴィッド・モースがコンビを組んで事件の真相を明らかにするという、レオン・カーフェイが信心的なモルダー風刑事、デヴィッド・モースは科学を信じるスカリー的な捜査官で、台湾版「X-FILES」オカルト編といったところでしょうか。アメリカだったらキリスト教なんでしょうけどこちらは道教という中国の宗教で普段なじみがないしこの道教の中に出てくる5つの地獄をモチーフにした超常現象的な殺人事件なのでのでちょっと分かりづらかったです。 ネタバレ→エアコンに特殊なカビの入った弾を撃ち込んでその菌を吸い込んだらまるでと家事が起きているかのような幻覚を見て体が反応して焼死するみたいなトリックだということが判明するのですが、じゃあ誰が弾打ち込んだの?←というところが分からずじまいでピンとこないところが結構あって終わった後にあれはなんだったんだろう?と消化不良気味です。 後半、怪しげな宗教団体に警察が乗り込んだら切れ味抜群の剣で警官滅多斬り、剣を持たない一般教徒達はほとんど無表情で警官を襲うわ警官も負けずに銃で応戦するからそこはまるで地獄絵図、阿鼻叫喚の世界です。こういう地獄絵図な描写はアジア映画は妙に気合が入っているものもポイントですね。 オカルトタッチな残酷描写が売りみたいですけど最初はそりが合わない二人も最後は意気投合して今度のクリスマス休暇に来いよ。なんて言ったりして国境を越えた友情が芽生えたりなんかするところがさりげなくて一番印象に残っています。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
レオン・カーフェイ (ホアン・ホートー) | 真面目すぎてはみ出し者になりそうなイメージの津田寛治で。 |
デヴィッド・モース (ケビン・リクター) | 沢田研二あたりがこういう役やってもらうと面白いかも。 |
ダブル・ミッション THE SPY NEXT DOOR (2010) | |
2010年7月 | |
CIAのボブは隣に住むシングルマザーのジリアンと正体を隠して付き合っていたが子供たちには嫌われていた。そんな中、ボブは子供たちだけですごすことになるのだが・・・ ジャッキー・チェンがハリウッド進出してから30周年の記念作品。 内容はジャッキー版「スパイキッズ」といった感じでテロリストやきな臭い情報漏えいといった話題も盛り込まれていますが、子供が観ても安心な感じなのですが、前半がファミリーコメディっぽい要素が強すぎてちょっと物足りなかったです。 「タキシード」とか「メダリオン」っぽい感じで新鮮さはないのですがよく言えばジャッキーらしさは健在で安心して観ていられるんですがね。 後半の身近にある道具を使ったカンフーシーンはさすがという感じなのですがアクションシーンが本格的になるのが早くてもよかったんじゃないかなぁと思いました。 悪党の中には定番の分かりやすい悪女もいたのでジャッキーの恋人とのキャットファイトも期待したのですがなかったのが残念。しかしこの人「トランスポーター2」でも子供が危険な目に遭っていたのはいいのですが、オーバーオールが全くにあっていなかったのがすごく気になりました。 あ、笑ったシーンと言えばさりげなくビリー・レイ・サイラスがジャッキーの同僚で出ていたこと。見せ場という見せ場はなく上司からは田舎者扱いされて散々なのですが何か憎めない人という感じで嫌いではないです。90年代に1曲だけものすごくヒットしていたころが懐かし刈田です。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジャッキー・チェン (ボブ・ホウ) | 哀川翔がやってもいい感じになりそうな気がします。 |
アンバー・ヴァレッタ (ジリアン) | 子供が危険な目に遭いそうな焼くも似合いそうな木村多江で。 |
食べて、祈って、恋をして EAT PRAY LOVE (2010) | |
2010年9月 | |
ジャーナリストのリズは結婚生活に見切りをつけ、年下の俳優とも付き合うも別れを切り出し1年間イタリア、インド、バリへと旅に出る決心をして・・・ ジュリア・ロバーツの実話ベースの自分探し映画。 不景気なのにものすごく羽振りのいい話です。なんてったって1年間自分探しの旅に出るなんて羨ましすぎます。それも主役がジュリア・ロバーツだから私のやりたいことは絶対誰にも邪魔させないという意気込みが伝わってきて説得力があります。(結婚生活も、若い恋人とも何かちょっと違うなと思ったら努力しようとせずにあっさり別れるところがジュリア・ロバーツにぴったり) 自分探しの旅ものでよく見かける、パスポートなくしたり、お金が足らなくなったり、スリにあったりすることもなく順調にそしてイタリアではいつのまにか知り合いが増えてホームパーティまでやってますよ。満喫してます一人旅。みたいな展開がやっぱり羨ましい。 中盤のインドは若干眠くなりましたが、最後のバリでの恋のお相手ハビエル・バルデムの濃すぎる顔に目が覚めます。それに出会いが自転車に乗っているジュリア・ロバーツがバルデムの運転する車に轢かれそうになるというベタな展開に笑ってしまいました。 最後のエピソードはいかにも美談という感じがしていまひとつ好きになれなかったのですが、ネタバレ→バルデムとの関係に決着をつけるイタリア語のオチは上手いと思いました。← 1年とはいいませんが1ヶ月ぐらい仕事と無縁の時間をもてたらどんなに幸せだろうなと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジュリア・ロバーツ (リズ・ギルバート) | 自分探しとかぴったりな感じの藤原紀香で。 |
タラデガ・ナイト オーバルの狼 TALLADEGA NIGHTS: THE BALLAD OF RICKY BOBBY (2006) | |
2007年8月 | |
NASCARのレーサーに抜擢されたリッキーは瞬く間に頂点に立ち全てを手に入れるがフランスからやってきたドライバーのジャン・ジラールが現れ二人は対決することになるがリッキーはクラッシュを起こしてしまい・・・ ウィル・フェレルとジョン・C・ライリー共演のドタバタコメディ。 相変わらずワルノリ気味のウィル・フェレルに付き合うジョン・Cも楽しそうにやっているから観ているこっちも楽しいです。それにライバルのレーサーは「ボラット」でお馴染みのサシャ・バロン・コーエンでゲイという設定で無駄に暑苦しいウィル・フェレルとのキスシーンもあったりしてこれまた楽しいです。 内容は調子に乗ったウィル・フェレルが痛い目に遭って反省して再起するって感じでよくよく考えてみるとピクサーアニメの「カーズ」に通じるものがあるんですよね。贅沢できなけりゃすぐに他の男に乗り換えるようなセクシー妻を親友のジョン・Cに寝取られて絶好状態になりつつも最後は仲直りするところなんかは軽く感動出来ます。 おバカ映画と思ってみたら友情あり家族の絆や幼い頃に家を出た父親との和解ありと案外この手の映画って油断しがちですけど最後はいつも少しだけさわやかな気持ちになれるところが好きです。 ウィル・フェレルの次回作は男子フィギュアスケート界でドタバタするのですがこれも今から観るのが楽しみです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ウィル・フェレル (リッキー・ボビー) | ワルノリが似合う有田哲平で。 |
ジョン・C・ライリー (キャル・ノートン・ジュニア) | 何となく相方の上田晋也がしっくりきそうな気がして。 |
サシャ・バロン・コーエン (ジャン・ジラール) | 藤井隆あたりにお願いしたい。 |
ダレン・シャン CIRQUE DU FREAK: THE VAMPIRE'S ASSISTANT (2009) | |
2010年3月 | |
ある晩、ダレンは親友のスティーヴと見世物小屋に行き、クモ好きのダレンは奇妙なクモを盗んでしまう。翌日盗んだクモが学校で逃げ出しスティーヴに噛み付き瀕死の状態になってしまう。ダレンはクモの持ち主にハーフ・バンパイアになることを条件に解毒剤を手に入れるが・・・ 脇役が異常に豪華なティーン向けバンパイア映画。 「パーシー・ジャクソン」と比べると画作りは完全にこっちの方が好み(特にオープニング)で出演者はこっちの方が渋い。ジョン・C・ライリーがアクションやっているところも新鮮でよかったのですが、全体的なまとまり感は「パーシー・ジャクソン」の方が上だなと感じました。 フリークス・ショウの団長に渡辺謙が出ていてちょっぴり力みすぎかなと思ったのですが、ジョン・C・ライリーとかサルマ・ハエックと絡んでるシーンを観ると何だか感慨深くなります。あんな変な格好ですけど。 バンパイア仲間のウィレム・デフォーの怪演やサルマ・ハエックのヒゲ女とかよくやったなぁこんな役。サルマ・ハエックなんてこの役別にやらなくても全然問題ないと思うのですが引き受けるところがいい人なんだなと思いました。 友達のスティーヴ(ものすごい吸血鬼マニアでジョン・Cが吸血鬼だと一発で見破る)を助けるためにバンパイアになったのにスティーヴときたら「お前は俺の夢を奪った!」とシュールなキレ方をされて観ている方はちょっと困惑。こんなところにもキレやすい子供の姿が描かれていて意外とトレンドを抑えているのですが話の展開がいきなりクライマックスに飛ぶのでなんだかまとまりに欠ける感じがもったいなかったです。 草食系バンパイアと肉食系バンパイアの戦いのダレン・シャン、続編は気になるところですけど、あまりヒットしなそうなのでないかな続編。そもそもこれだけすごい人が集まったことが奇跡だし。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
クリス・マッソグリア (ダレン・シャン) | 温厚そうな小池徹平で。 |
ジョシュ・ハッチャーソン (スティーヴ) | 今どきという感じのKAT-TUNの田中聖で。 |
ジョン・C・ライリー (ラーテン・クレプスリー) | 変わったところで生瀬勝久あたりにお願いしたい。 |
タロットカード殺人事件 SCOOP (2006) | |
2007年11月 | |
休暇でロンドンに来ているジャーナリスト志望のサンドラはある日、マジックショーでマジシャンのシドに指名されチャイニーズボックスに入ることになるが彼女はその箱の中で新聞記者の幽霊ジョーにロンドンを騒がせている「タロットカード殺人事件」の真犯人が貴族のピーター・ライモンだと告げられる。サンドラはシドと共にピーターに近づくが・・・ 「マッチポイント」はそれなりによかったのですが長かったしドロドロしていてもうひとつウディ・アレンらしさが感じられなかったのですが今回は上映時間も短めでコミカルタッチでウディ・アレンらしさがあって面白かったです。 今まで色々スクープしてきた凄腕の新聞記者が急死し死神のいる船から何度となく脱走してスカーレット・ヨハンソンにアドバイスを残しては去っていくのですがヨハンソンだけじゃなくある時はウディ・アレンの手品中に現れて大喝采という誰にでも見えるところが面白いし相変わらずのうディアレンの挙動不審な感じも楽しかったです。 最初はスクープ目当てに当たり前のようにヒュー・ジャックマンとベッドインするヨハンソンに引き気味のウディ・アレンが後半ヨハンソンより事件解決に夢中になって逆にヨハンソンが引いてしまうという軽妙な展開がウディ・アレンらしくてよかったです。 ヒュー・ジャックマンも貴族という役柄にぴったりで振る舞いとかもイメージどおり紳士的で好感度が高く最後までこのジャックマンがはたして犯人なのか犯人じゃないかどっちなのかと思わせ続けるところのキャスティングの絶妙さを感じました。 最後のオチと終わり方も昔の映画のようで個人的にはウディ・アレンの作品はやっぱり面白いなぁと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
スカーレット・ヨハンソン (サンドラ・プランスキー) | 気の強そうな上野樹里で。 |
ヒュー・ジャックマン (ピーター・ライモン) | 若干さわやかすぎるけど谷原章介で。 |
ウディ・アレン (シド・ウォーターマン) | ちょっとお茶目な感じのする橋爪功で。 |
イアン・マクシェーン (ジョー・ストロンベル) | 胡散臭い感じの高田純次あたりで。 |
団塊ボーイズ WILD HOGS (2007) | |
2011年8月 | |
ウディ、ダグ、ボビー、ウィリアムのそれぞれ問題を抱えた4人の親友たち週末にバイクで大陸横断のツーリングに出かけるのだが・・・ ベテラン俳優共演のツーリングコメディ。 評判が悪いのを聞いていて怖いもの見たさで鑑賞しました。最初から期待していなかったので最低という感じまではしなかったのですが、ドタバタしすぎてますよね。コメディなんですけど。 一番の演技派ウィリアム・H・メイシーの扱いもひどい感じ。何をやらせてもダメな感じのキャラクターでドジばかり普通にバイク運転している時にもこけているし散々です。 そんな4人がバイカーたちに絡まれて話は村を荒らす極悪バイカーたちをやっつけるみたいな展開になってドタバタ度が増しています。どことなく時代劇チックです。そんな極悪バイカーたちのボスがレイ・リオッタ。こういう役が似合いすぎて笑います。すぐ向きになるところがレイ・リオッタらしくていいですね。 村のヒロインはマリサ・トメイ。こんなドタバタ映画でもマリサ・トメイの演技は光っています。正直、マリサ・トメイのおかげで何とかもった感じはあると思います。本当色んなジャンルをこなしてマリサ・トメイっていい女優さんだなと思いました。 ピーター・フォンダも何故か登場。というかよく出たなというサプライズにずっこけました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジョン・トラヴォルタ (ウディ・スティーヴンス) |
東京シティボーイズ(大竹まこと、きたろう、斉木しげる)と高田純次の四人でやれば面白くなるかもしれません。 |
ティム・アレン (ダグ・マドセン) |
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マーティン・ローレンス (ボビー・デイヴィス) |
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ウィリアム・H・メイシー (ウィリアム・H・メイシー) |
タンク・ガール TANK GIRL (1995) |
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2004年5月 | |
雨が降らず砂漠化した近未来の地球。タンク・ガール水を独占する企業の目を盗んで水を盗んでいたがある時それがバレ中間達は殺されタンク・ガールは捕らえられてしまう。そこで出会ったジェット・ガールと脱出を試みるのだが・・・ 我がナオミ・ワッツがこの映画に出演したことで長い間下積み時代を送ることになったと噂される悪名高い作品。TSUTAYAのレンタルしてあるコーナーも悲しいかなカルトのコーナーに置いてあるじゃありませんか。 内容の方はというとめちゃくちゃ悪いってわけでもなくあえて例えるなら「ウォーター・ワールド」の逆バージョンか?(あ、「ウォーター・ワールド」はラジー賞だからダメか!)ってノリにところどころにアニメを挿入したりして楽しげなところもあったりするんですよね。主役のタンク・ガールを演じたロリ・ペティだってこの安っぽい世界にはまっているし、はすっぱな感じもぴったりマッチして悪くない。 だけどやっぱりナオミ・ワッツの存在感がはっきり言ってこの安っぽい世界に合わないこと。これじゃナオミの演技力が泣くってもんだよぅ。後半なんて水を独占する企業が実験して出来たカンガルー人間(企業を恨んでいる)と仲間になっちゃって一緒に踊っちゃったりなんかするナオミをを見てられない、とほほ・・・な気分になるのでした。 悪役のマルコム・マクダウェルもナオミと同様に完璧にミスキャスト。「ホーンテッドマンション」になんでテレス・スタンプ出るかなぁと思ったときと同じパターンです。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジュリー・デルピー (タンク・ガール) |
最近よく見かける若槻千夏あたりで。 |
ナオミ・ワッツ (ジェット・ガール) |
知名度の高い加藤あいが出演するようなイメージで。 |
マルコム・マクダウェル (ケスリー) |
「キル・ビル」からマニアックな作品まで幅広く出演する千葉真一にお願いしたい。 |
箪笥 A TALE OF TWO SISTERS (2003) |
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2005年2月 | |
母親を亡くしたスミとスヨンの姉妹は父親のムヒョンに連れられ家に戻ってきた。家では継母のウンジュが迎えてくれるのだがスミはウンジュを嫌いウンジュもまた前妻の生き写しのスヨンを嫌っていた。やがてスミは悪夢を見るようになるのだが家でも怪奇現象が起こり始め・・・ ちょっと前に「4人の食卓」と並んで話題だった韓国ホラー。 アメリカのホラーはビジュアルに血、肉片みたいなスプラッターで分かりやすいし、日本のホラーは怨念でじわじわ系、韓国のホラーは謎解きの要素がどちらかと言うと強くていつも見終わると頭が疲れます。今回は予告編が「呪怨」ぽかったので日本のホラー系かなと思っていましたがおもいっきりミステリーで相変わらず疲れました。 継母が前半完全に嫌な女のように扱われていましたけど、個人的には一番可哀想だったんじゃないのかな?最初だって娘達と打ち解けようと明るく振る舞ったりご馳走作って待っていたわけじゃないですか。それを長女はあからさまに嫌がるから継母も「この世界でお前達が母親と呼べるのは悪いけど私だけ。」なんてビッチな台詞も言いたくなりますわ。と完全に継母目線で観ていたのですが中盤全てを覆すような真相を言われてへぇーと驚きながらもまだまだ物語りは続いていくんですよね。続いていくっていうよりこれからが本番みたいなわけですが真相が分かって内容が分からず「4人の食卓」の時みたいにまたついていけてないと一瞬焦ったけれど最後の長女と継母のやりとりで繋がったという感じがして一安心。 この映画ドリームワークスがリメイクしますが最初はこれリメイクしてもなぁと思いましたが、観終わった翌日あたりから実はこの映画よく出来ているという事に気がつき今ではリメイクも納得するのでした。リメイクは長女にキルスティン・ダンスト、次女にダコタ・ファニング、継母にダリル・ハンナの色んな意味でのつわものぞろいでお願いしたい今日この頃。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
イム・スジョン (スミ) |
気が強い姉には男勝りな役もやっていた池脇千鶴で。 |
ムン・グニョン (スヨン) |
気の弱い妹には石原さとみで。 |
ヨム・ジョンア (ウンジュ) |
イメージ的には国生さゆりがぴったりかと。 |
キム・ガプス (ムヒョン) |
あまりしゃべらなさそうな豊川悦司で。 |
ダンス・オブ・ドリーム 愛君如夢 (2001) | |
2006年1月 | |
勤め先のホテルのパーティーでダンサーのラウと女社長ティナの社交ダンスを見て感動したさえないカムはラウがダンススクールを経営していると知りラウのダンススクールい通い始めるが・・・ 雰囲気的には男女が逆転した「Shall We ダンス?」といった感じでしょうか? さえないというか完全に負け犬街道突っ走ってるウェイトレス役のサンドラ・ンも今陽子みたいなルックスで面白いけどやっぱりアンディ・ラウが最初の社交ダンスシーンから笑わせてくれます。 ダンスもばっちり決まっているのもすごいけど自分がイケているということをちゃんと分かっていてイ・ビョンホンも真っ青のキラー・スマイルでダンススクールに入会させる(しかも一番高いコース)ところがまるでホストみたいでほとんど詐欺師みたいなところがすごい。 しかも教えているときの格好がおやじシャツに黒のタンクトップという絶対ダサくなること間違いないアイテムをめちゃくちゃカッコよく着こなしてアンディ・ラウは本物のスターだと思いました。 脇役も「少林サッカー」、「カンフー・ハッスル」のあの太っちょが出ていたり笑わない女社長の弟が最近良く見かけるエディソン・チャンだったりなんだかちょっと得した気分。エディソン・チャンは次世代のアンディ・ラウになりそうなのでしばらく注目していきたいです。 あと最後のほうで使い古したダンスシューズを捨てられて履きなれないダンスシューズで踊る羽目になったアンディ・ラウに絶対ハプニングが起きるぞっと思ったら普通に踊りきるし最後もサンドラ・ンに変などんでん返しがあったりたまにえっ!?と思うところがあるのがちょっと気になるところはありましたけど全体的にハッピーだからまぁいいかと思ってしまうのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
アンディ・ラウ (ラウ) | おやじシャツもサラッと着こなしそうな少年隊の東山紀之で。 |
サンドラ・ン (カム) | キャラは島崎和歌子っぽかったです。 |
アニタ・ムイ (ティナ) | 女社長っぽい鈴木砂羽で。 |
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 THE ADVENTURES OF TINTIN: THE SECRET OF THE UNICORN (2011) | |
2012年3月 | |
ある日ユニーコーン号の模型を手にしたタンタン。しかしその日からタンタンは何者かに模型を狙われ始めて・・・ 師ピルバーグがタンタンを映画化しかもCGで3Dで。ちなみに製作はスピルバーグ&ピーター・ジャクソン。 タンタンといったらアニメはちらっとした観たことがなく(じかもこの映画を観る直前にケーブルテレビで)何でも事件に首を突っ込みたがる好奇心旺盛な少年っていうyイメージでしたが、映画でじっくり観てみると、意外と余計なことしますねタンタン。CGになってアニメのような可愛さがないのでなんだかそんな風に思ってしまいました。 凸凹コンビ的な相棒関係になる船長がこれまたドタバタしすぎて段々とイラッとしてくるのですが、この声をアンディ・サーキスがやっていると思うと何故か頑張れと思ってしまいます。 内容的には歴史的な因縁を含みつつもちょっと展開としてはざっくりとしすぎているかなと思いましたが、あの屋敷に住んでいる執事のことはちょっと見逃していたのであの扱い方がさりげなくて個人的にはよかったと思います。 それにこれさすがスピルバーグというべきか、声の出演がジェイミー・ベルにダニエル・クレイグとサイモン・ペッグとニック・フロストと豪華なところがよかったです。 内容云々より、予告編から気になっていたタンタンの腕が16歳だか17歳なのにたくましすぎるというところが気になりすぎて、内容そっちのけでしたよ。やっぱり欧米の人は少年時代からがっしりしてます。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (今回はアニメなのでなし) |