山荘日記(2002.7.9〜11)

 前回(6月19日&20日)は梅雨の谷間に来荘したのだが、二日目の午前中から雨になり、中途半端な山荘生活となった。その後も6月中は梅雨らしい天気が続き、サッカーのワールドカップ観戦に夢中になったり、7月に入ると家庭の事情で来荘の機会が無かったのである。

 天気予報では10日から11日にかけて大型台風6号が上陸すると言うし、親の都合で11日中に帰宅しなくてはならない。しかし、7月6日から9日は室温が35℃という猛暑が続いていた。こうなったら無理を承知で涼しい白州へ行かなくてはと決心した。(^^;

1日目:平成14年7月9日(火)晴れ

 13:15に昭島駅前で妻を拾い出発。中央高速は工事中の個所が多いが渋滞も無く韮崎ICで降りる。今回はいつも買物をする白州のスーパー「エブリー」が定休日なので韮崎のスーパー「オギノ」に寄って食料などの買物をする。

 白州へ向かうと武川村の国道20号が工事中のため渋滞していた。しかし、昭島を出発して買物時間を入れても2時間半で山荘に到着出来た。(15:45着)

 入荘時の室温は28℃も有り意外と暑いが東京の35℃と比べれば雲泥の差だ。水は無事に出た。天然水は冷たくて気持ちが良い。心配していたカビも発生していなかったし虫の死骸も少ない。但し、玄関に白い粉が積もっていた。虫の卵か糞だろうと思うが気持ち悪いので掃き掃除をした。台所の窓辺にもアリが進入を図ろうとした形跡がある。

 今回の来荘目的は、畑の草取りと、空いた畑に堆肥を入れたりすること、そして、同期入社の人が始めたバリ島の民芸品ネット販売で買ったハンモックを試しに使うことだった。ところが、庭の雑草が元気良く成長しているのに驚いた。6月4日に草刈機で刈ったばかりなのだが、この時期の雑草は成長が早い。

 従って、親戚が来週訪荘するので草刈りをすることにした。何と言っても350坪の土地なので草刈りは重労働だが、明日からは雨なので無理をしてでも刈ってしまおうと思った。最初は刈払機で大雑把に刈り、植木や大きな石がある場所は鎌で刈るのだ。約2時間、汗びっしょりになりながら雑草と闘った。(^^;

 日が暮れそうになったのでゴミを燃やして片付けを行った。マスコミは台風が接近していると騒いでいるが、白州では無風状態が続いている。なお、来年以降の参考の為に、野菜や花の生育状況を記しておく。

 枝豆:今年は4月28日に蒔いた種が全く芽が出ないまま終わったが、2回目(5月11日)に蒔いた裏庭の苗が成長し、小さな豆が付いていた。但し、葉を虫に食べられた苗が多く元気がない。3回目(6月4日)に蒔いた種は無事成長してくれた。3回目の苗が豊作ならば来年以降の種蒔き時期の参考となる。

 万能ネギ:ネギは4月27日と5月20日?に蒔いたのだが、こちらは5月に蒔いた方が発芽しなかった。4月の苗は混み合っているが間引きしながら薬味として重宝している。

 ニラ:妻の実家から拾ってきた種を蒔いてあるのだが意外と成長が遅い。但し混み合っているので移植が必要だと思う。

 ジャガイモ:猿に何回も掘り返された苗なので期待していなかったが、何とか数株の苗が花を咲かせている。芋の大きさが見えないので何とも言えないが少しは食べられる大きさに成長していることを祈る。(^o^)

 グラジオラス:蕾を付けている苗は一本のみだ。世間では既に満開なのに成長が遅過ぎる。球根が悪かったのか気候や土地が合わないのか分からない。

 ポンポンダリヤ:これも猿に荒らされた苗なので期待していないが、2株のみ成長を始めた。未だ蕾も無いので咲くのか不安だ。

 ヒマワリ:6月4日という遅い時期に蒔いたので非常に成長が遅く苗も細い。これも失敗作だが、梅雨明けの晴天に期待しよう。

 ペチュニア:酒樽の花だが、満開が過ぎてしまった。大勢の人に見てもらいたかった。折角大きく成長し満開の花を咲かせていただろうに。

 その他:自然に生えていた「ホタルブクロ」や「キツリフネ」が数カ所で咲いていた。

2日目:10日(水) 台風6号 一日中雨

 朝から雨になっていた。午前中は衛星放送で大リーグのオールスター戦を見ていたが雨が激しくなると電波障害が発生し画面が乱れるので見苦しかった。

 雨が一日中降り続き、ラジオで山梨県の情報を聞いていると韮崎では大雨になっているそうだ。中央高速も甲府昭和と須玉間がストップしている。親が心配になって携帯へ電話をしてくるが、白州では無風だし雨は土に吸い込まれているので心配ないと報告しておいた。

 暇なので雨具を着て庭で草取りをしたが、本当に感心したのは土の吸水能力だ。私の山荘は樋(とい)が無いので屋根から雨垂れが激しく庭に落ちているが、殆ど水溜りも出来ずに土に吸い込まれていく。都会ではコンクリートや舗装道路のため少しの雨でも貯まってしまい大雨になるとドブが溢れ川になってしまうのに、森の中は腐葉土が雨を吸収してくれるのだ。

 農業用水は水門を閉じたのか水位がいつもより低い。裏の小川は流石(さすが)に濁流となっているが水位は心配するほど上がっていない。

日目:11日(木) 快晴

 深夜に台風が最接近したらしく風が強くなったが、朝には快晴の空となっていた。6時に起きて清里へドライブに行くことになった。

 清里ドライブは別紙参照

 午後は山荘に戻りチェーンソーで裏の小川に倒れている木を切ったり、流れが変わった小川の整備と砂防工事(土砂崩れ対策)、そして、小川に垂れかかる枝を刈り払うという作業を行った。

 最後に枝豆畑の雑草取りやゴミを燃やして、4時半頃離荘した。

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