その後の日々        最初に戻る


9/26(金)

 点滴が一種類減った。入れると痛い薬なので、それがなくなって、かなりホッとする。
それでもまだ4本もある。ふうって感じ。
 7時半過ぎに、同僚のさいちゃんが来てくれる。嗚呼感激此処在!(←読んでみてね)


9/25(木)

 点滴を入れると、とっても痛くなってきた。血管がやられてしまったか。昨日針を差し換えしたばかりだったのに、細いところにはいっているらしい。涙ちょちょぎれ状態。
 今日は、母親が体調不良のため、父親が頼まれたものを持ってきて、さっさと帰ってしまった。
一昨日から出ている食事が三分(ちらほらとお米が混ざっている状態)粥になる。食べないとパワーが出ないので、頑張って口にする。


9/24(水)

 今日は、主治医Nセンセが他の病院の日なので、Jumbo先生の説明の許、教授回診があった。
 夕方、前の入院で一緒の部屋だったSさん(推定55歳)が同じく一緒の部屋に居た、Kさん(推定37歳)を伴ってお見舞いに来て下さった。
私達は秘密の食事会を予定していたのだった。その日程が参加者のうちの某スタッフの方からSさん宅に連絡があったので、早速私に電話をしてくれたら、親が居て私の再入院を知り、わざわざ寄って下さった。今日が例の食事会とのこと。参加できずに落胆する私。メニューがイタリアンと聞いて、もっと落胆してしまった…(笑)。
 Sさんの息子さんが、ゆうべ、主治医Nセンセが毎週水曜日出向している病院に怪我で入院されたとのこと。その病院の帰りに駐車場でNセンセに偶然に遭い、『再入院したと聞いたけど』と、話したところ『953にいる』と、病室を教えてくれたそうだ。感謝感謝。Sさんと私は一緒の部屋に居た人を1週間のうちに2人も亡くしていたので、とてもショックで、先日まで電話でやりとりをしていたのであった。今日も楽しかった日々を思い出したりなんかして、楽しかった。


9/23(火)

 今日は祭日のため、殆どの先生が不在。当直のNK先生がくる。普段この病棟ではあまりお目にかからないのだが、外来ではよく見かける。まだ駆け出し?なのかな。いつも優しく声かけをしてくださる先生だ。当直の際は、隣の病棟とここの病棟を一緒にみてるとのこと。またまた城島くんではないが、ちょっとジャニーズ系の顔だち。
 ここの病院は、結構個性的な雰囲気の先生が多いかも知れない。
 今日は、父親の妹にあたる伯母さんが、初めて会う伯父さんと共にお見舞いに来て下さる。父方の兄妹は、殆ど全員が九州にいるため、会ったことがない人たちばかりだ。その伯母だけは東京にずっといたらしい。親戚付き合いというものは、久々と云う感じ。


9/22(月)

 午前中に、2人の外科の先生が来た。『どうですか?』と声をかけられる。『何とかだいじょーぶですぅ。むにゃむにゃ…』寝ぼけ声。
なんとよく見ると、城島くんではないか!!あれは、夢なんかじゃなかったのね。城島くんとウリ二つだった。本物かと見間違うほどそっくり。
おまけにお医者が、あんな最高の笑顔を振りまいていいもんだろおか?寝惚けていて、反応しようとしたら、『動かないでいいから(ニコッ!)ゆっくり休んで(ポンポンと足下を叩いてニッコリ)』と出ていった。薬飲んだわけでもないのに、ほっとさせられる。得な先生だ。
外科にお世話になりたいあなたは、ぜひこの病院の城島マジックで、病気を治してほしい。

 今日は午後2時から、産科観察室より、一般病棟に移動する。
当初、病院に駆け込んできて、緊急入院を言い渡されたときは、産科に一つしかベッドが空いていなかったので、そこに入った。しかし、すぐ手術になったために、結局一週間観察室入りで、産科病棟には入らずじまいだった。
 つい半月ちょっと前まで入院していた病棟に戻ると、馴染みの(?)看護婦さん達が、揃って『大変だったねぇ』って迎えて下さった。今回もまたお世話になるが、違う病院でなくて、本当に良かった。
点滴がまた少しだけ減った。
原因は、今だに不明。このまま変わらず、それと原因がわからなかったら、また割腹すると脅されている。怖い!!


9/21(日)

 日曜日らしい?という曖昧な感覚の一日であった。
この日は、午前中にJumbo先生がきてくれた。サブちゃん先生もいたような…。あまし記憶なし。ベッドからは起き上がれるようにはなったが、ドレーン(お腹の管)をベッドの支えからはずして、点滴棒を押して動くのは、手助けが必要。
サブちゃん先生は、歩け歩け!というけれど、とっても信じられない。唸りながら、徐々に歩く。まだお手洗いのみ。


9/20(土)

 Jumbo先生がきてくれたような…。看護婦さんを呼んで手助けしてもらうと、お手洗いには歩けるようになったので、すこしずつ動くが、結構しんどい。まだ自力ではベッドからも起き上がれないし、降りることもできない。点滴が少し減った。10本くらいかな。


9/19(金)

 記憶なし。


9/18(木)

 記憶が曖昧。ぼーっとした夢の中で、ジャニーズ系のお兄さんがニッカリと横で笑っていた。そうそうよくよく考えたら、TOKIO?だったかの城島くんだった。なんだって、こんなに痛い時にそんな夢が出てくるのだろう。自分の頭の中が信じられない。
一生懸命『痛いですか?』『どんな感じですか』って聞いている。必死で応えようとしてはいるのだが、声にはならずいると『いいですよ、そのまま眠ってください』と云ってくれる。あまりに爽やかな笑顔がなんだか薬のように思えてきておかしな夢だった。
朝に尿の出が悪いねぇ…と、サブちゃん先生が点滴に利尿剤を加えてしまった。なんと効きすぎて、30分起きにお手洗いに動くことになる。看護婦さんに全部身体預けるようにして、ようやく移動し、戻ってきて横になるとすぐに催してしまう。(笑)その度にナースコールすることになり、大変にしんどいと共に、看護婦さんに迷惑をかけてしまったかな。いつも明るく元気な看護婦Tさんに『サブちゃんの鬼!って云ってやればいいのよぉ』などと笑われてしまった。(笑)


9/17(水)

 全然起き上がれず。いろんな先生が入れ代わり来ていたような気がするが、痛いところだらけだったので、よくわからないまま一日が過ぎた。 原因は、不明。腸にものすごい炎症反応があって、腹水が溜まっていたという。それが腹膜炎を引き起こしていた模様。貧血の数値が異常で、点滴の種類が少し追加される。なんと恐ろしいことか。


9/16(火)

 夜、緊急入院。また病院に舞い戻ってくるとは、思いも寄らなかった。6時頃病棟にあげられると、外科の先生3人くらいとJumbo先生(患者内部での呼び名)、主治医Nセンセなどがいて、一斉に手術をしましょうと云ってきた。あまりにも突然の提案だったので、驚く暇もなかった。手術室が空く、午後9時から行いますとのこと。お腹を開けるなんて、初めての経験。痲酔が痛かったなぁ。

 今日からの点滴…
ソリタ-T3(武田製薬)=カリウム剤。体内の酸とアルカリのバランスをとる滋養強壮剤。
ロキソニン(三共製薬)=プロピオン酸系製剤。消炎鎮痛・解熱用抗炎症剤。
その他、抗生剤、鎮痛剤、血液製剤、抗血製剤?、栄養剤、止血剤などなどものすごい数。丸一日掛かり。


 恐怖の再入院。
  9/15(月) 

朝、いつもより早めに目がさめる。ちょっとお腹が重い。
お腹、冷やしてしまったかな…と思い、暖かい紅茶を煎れて飲む。
一度起き上がったものの、お腹が痛み出して、お布団を敷き直して寝る。ゆうべ食べたものを頭に中でくり返す。たぶん問題ないであろうメニュー。何度くり返しても、問題あるようには思えないのだが…。
腹痛の薬がなかったので、一般の胃腸薬"K"を飲む。しかし、全く効かず。2時間半ほど時間を置いて、一般の鎮痛剤"B"を1錠だけ飲む。少々楽になるが、数時間も持たなかった。
 結局、我慢しきれずに病院に電話をかけて、緊急外来に向かった。
緊急外来の内科医が、診察。採血、レントゲンと行うが、全く異常なしとの判断。信じられない言葉だった。こんな激痛を何もないだなんて、いったいどういうことか。
痛み止めの点滴がなんと効かない。緊急外来の内科医が、『虫垂炎ということも考えられない訳ではないので、ここではベッドがあいていないし、よその病院を探しますから、そちらに行ったほうがよい』としきりに勧めてきた。私は明日の主治医Nセンセの外来まで我慢してもらって、どうにか診てもらいたいと思った。他所に行くと、何から何まで説明する必要がある。複雑すぎる。絶対動きたくなかった。医師のいない間に、こっそり点滴の速度を遅くしたりした。その後再び採血。それでも異常なしという。白血球の数も10500程で、数は多いが虫垂炎に至る値には遠いらしい。
何度も『他の病院にいったほうがいい』を連発されたが、粘り、点滴が終わった4時半になると、激痛が走り、点滴のお陰で痛いなりにも、押えられていたことを初めて感じた。8時になったら、外来の内科医に回す…ということになった。主治医Nセンセにも連絡してもらうようにひたすら頼んだ。ようやくNセンセの診察にはいると、こっちは本当に痛くてのたうちまわってるのに!センセったらいつもの私のオーバーな痛みかと思ったのか、ニヤニヤ笑って外科に回すという。書類を書いてもらい車椅子で移動する。その後、エコーや採血をしたがなにも見つからず、「もう一度N先生が診ると云ってます」との連絡。しばらくして呼ばれていくと、病棟で緊急手術発生とのことで、なんと外来の先生が不在になってしまったとのこと。2時間程して、夏によその病院から戻ってきたサブちゃん先生が外来に付いて、エコー。なんとその後の採血で、異常が発見され緊急入院です--の声。