和尚さんではありません。「めずらしや芝楽」さん登場 |
あるお寺の和尚さんが、どうもここ二、三日からだの具合が悪い。 そこでお医者様に、診てもらいました。先生は、脈を取ったり、ベロを出させたり、 目ン玉の色を見たり、腹を押したり揉んだりしておりましたが、フと首をかしげて、 |
お医者さまの申すことには、 これは、ちと、お腹が張っておるようですな。 いかがですかな、「てんしき」は、ございますかな? |
この和尚さんというお人が、まことに負け惜しみの強い人で、 「知らない」「分からない」ということが云えません。 あぁ? え〜...「てんしき」でございますか...えーと...それは.. と、変なことを言ったばっかりに、とんでもないことになってしまいました。 |
へ、屁、へ、知ったかぶりはいけません。 |