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田んぼ部会のご紹介

谷当グリーンクラブの田圃(たんぼ)部会では、谷当町の里山に広がる22アールの田んぼを利用し、農薬はいっさい使わず、肥料も、秋に集めた落ち葉で堆肥を作り、春に大きく咲いたレンゲを刈り取りと、まさに自前の有機肥料を使って、安全でおいしい米を作ろうと一年間頑張っています。

田んぼの一年は、春は苗代つくりから始まり、田植え、夏は草取り、秋は稲刈り、(おだ掛け天日干し)、乾燥、脱穀、袋つめ、そして、来年に備えての、レンゲの種まき、落ち葉で堆肥作りと、作業に終わりはありません。  しかし、一年を通して、ゆったりとした自然の中で、米つくりにたずさわる楽しさは、都会ではなかなか味わえません。

そして、なによりの喜びは、手作りで安全でのおいしいお米が食べられることです。


皆さんも、ぜひお米つくりを体験してみませんか。もちろん、ご自分の体力に合わせた都合の良い時だけの参加で結構です。田植えと稲刈りは体験の価値ありです。
   
秋にはみんなでおいしい新米を食べましょう。


田んぼの一年を、トッピックスでご紹介します。  


たんぼの1年は、春を待たずに、さあスタートです。
苗代つくり(3月) 水路つくり(3月) 種まき(4月)
米作り最初の作業は、田んぼの苗も自前で作ることです。その種をまく苗床を整備します。

苗床
冬の間に硬くなった田んぼの一角に耕うん機をかけ土をやわらかくします。大きな団子状の粒を細かくする作業です。このうねを5つ作ります。
種を蒔く苗床には水が必要です。水の取り入れ口から、苗床まで水路を作り、水を引く準備をします。

水路
田んぼの端に土を盛り、水路を作ります。これが結構疲れる作業です。
3月に整備し、少し盛り上げた苗床に、前夜からお湯につけた種(米つぶ)を蒔きます。

稲の種
田んぼの一角に作った、5つの苗床に特殊機材で10本のすじ状に種を蒔き、上から土をかけしっかりと押さえます。最後は、うねにビニールシートをかけ保温します。
 
 
 


レンゲ育成(4月) 苗代草取り(4月) レンゲ刈り取り(5月GW)
昨年の秋にレンゲの種を蒔き、翌年の田んぼの肥料として育ててきました。

谷当のレンゲ畑
長い冬を耐えたレンゲが育ち、ピンクのきれいな花をつけます。田んぼ一面に咲きそろった様子はとてもきれいです。
ビニールハウスの中で種(米つぶ)から芽が出てぐんぐん育ちます。同時に草も生えてきます。

お米の苗
の育ちを邪魔する草を取り除きます。苗に傷をつけないように最新の注意を払ってとっていきます。
満開に咲きそろったレンゲも田んぼの肥料にします。

レンゲ刈り
数台の草刈り機を使用してすべてのレンゲを切り倒します。このレンゲが田んぼの肥料のひとつになります。
 
 
 


田起こし(5月中旬) 代かき(5月中旬) 田植え1日目前半(5月下旬)
大型耕うん機で一気に田んぼの土を掘り起こします。近所の方のご協力をお願いしています。

田んぼの土おこし
レンゲを切り倒した田んぼでは土を掘り起こし、レンゲをすきこみます。ここは機械に頼っています。
レンゲがすきこまれた田んぼに水が入ります。いよいよ田んぼらしくなります。

田んぼの土おこし
土とレンゲと水をよく混ぜて、やわらかくします。そして広い田んぼでは水面から土が出ないように平らにするのが大変です。
待ち焦がれた田植えです。この日ばかりは大勢の助っ人さんが集まってくれます。

苗とり
田植えでは、色々な作業が同時に行われます。苗とり、運搬、田植えの目印準備。で、やっと田植えが始まります。
 
 
 

田植え1日目後半(5月下旬) 田植え2日目前半(5月下旬) 田植え2日目後半(5月下旬))
苗とりが進み、ここでやっとお昼です。大勢の人が集まっての昼食も楽しいものです。

横一列の田植え
午後からは、田植えにもなれ順調に作業が進みます。目印のひもがあるので横は一列ok。でも、縦はちょっと怪しくなりますが!
2日目はメンバーが減りましたが残ったところが少ないのでがんばれそうです。

田植え中盤
最後に残るのが、苗床の場所です。ここは耕うん機で田お越しをしていないので、田おこし、代かきしてやっと田植えに入ります。
いよいよ終盤。一気に仕上げます。

苗とり、田植え
皆さんの協力で、田植えも終了しました。きれいに?並んだ苗をご覧ください。
 
 
 


補稙(6月上旬) 草取り(6月) 稲の開花(8月上旬)
田植えの後で、倒れた苗を起こしたり、小さい苗に大きい苗を追加で植えたりします。

補稙
お米をたくさん作るために、大切な作業です。補植用にとっておいた苗を追加で植えていきます。
稲の葉っぱもだんだん育ってきます。同時に草も育っています。ここで草取りをしないと稲に栄養が行きません。

草取り
オモダカなどの草が大きくなる前に取り除いていきます。稲の葉っぱはギザギザなので腕が傷つかないように
待ちに待った、稲の花が咲きました。白くて小さな花です。これがお米になって行くのです。
 
 
 


稲の穂(8月) 頭をたれる稲穂かな(9月) 稲刈り(9月中旬)
8月に入り、稲の穂も少しずつ大きくなってきます。背丈もずいぶんと大きくなりました。稲の葉っぱも青々(深緑色)として、とてもきれいです。


9月中旬になると、実もしっかりと入り、穂も重たそうに頭をたれています。まさに黄金色です。 さあ、いよいよ稲刈りです。最近は近所の組合にお願いして機械で刈ります。あっという間に終わってしまいます。
以前は、手で刈っていて、おだがけ天日干しをしていました。
 
 
 


乾燥(9月中旬) 袋つめ(9月中旬) もみがら集め(9月中旬)
刈り取った稲は、組合のライスセンターで一晩乾燥機で乾燥します。適度な水分にします。

乾燥機に直結した、袋に詰める機械で、もみがらと玄米にわけ、玄米を
30Kgづつ袋詰めしていきます。終わった後の運び出しが大変ですがもう少しです。
もみがらは小屋の外に吐き出されます。それを大きな袋に集めます。これを田んぼで燃やして来年の田んぼの肥料の1つにします。畑の野菜の保温にも使用できます。
 
 
 


レンゲ種まき(10月) 落ち葉集め(12月) 堆肥つくり(12月)
稲刈りが終わったら早速来年の準備1です。

来年のレンゲ
寒くなる前にまいておきます
稲刈りが終わったら早速来年の準備2です

来年の栄養
林から葉っぱをたくさん集めます。
稲刈りが終わったら早速来年の準備2です。

来年の栄養
葉っぱと有機肥料を積み水を撒き寝かせます。