WJ感想 (やや妄想入り)

207話「悪夢」

ついにゼロアワー! ハラハラしながらページを開いた今週号では、
悪い予感的中。墓所のルフィには毒が回り(クロコめーっ!)、
時計台では、ゾロ様が銃弾食らってます・・・
というか、正確には「銃弾」ではなく「空中爆発」なんでしょうか。
「銃弾による貫通」ではなく「爆発のダメージ」だったから、
何とか耐えきれたのかもしれん・・・が、また人外度UPかい(笑)。


ゾロサン的には、その時のサンジに注目!
「あのバカ」とか言いながら、表情が・・・愛だわ、愛(違うって)。
・・・しかし、ちょっとドキッとさせられました。
まさか、サンジが自らクッション代わり(下敷き)になって、
ゾロを救おうとしやしないかと。(ドラム島での「前科」もあるし)
いや、オフィシャルのサンジはレディしか助けないかな(笑)。


が、蓋を開けてみれば、真っさかさま転落かましたというのに
死ぬどころか意識保ってるゾロと、その傍らに立つサンジの姿。
まあ嬉しいって言や嬉しいツーショットだったんだけど、
サンジ、直前に同じように頭から落ちたのに
何で平然と、「ゾロの落下場所の横」に立って待ってる訳?
・・・そうか。絵では描かれてないけど、サンジはちゃんと着地したんだ。
ひっくり返ってるコマは、転がって受け身を取ってる所だ(笑)。
勝手にそう解釈。でなけりゃ、「骨何本かイッてる」奴が
あんな風に地面にぶち当たったら、すぐには起き上がれないはず。
(というか死んじゃうって ^^;)


でもって更に、立ち位置にも注目・・・
ナミの左斜め後ろに着地した(ように見えた)サンジが、
ゾロに声をかけるあたりでは、何故かナミの斜め前にいます。
これは「何らかの意図をもって、素早く移動した」としか。
って訳で、妄想するっきゃねーでしょ、もう!


ゾロサン妄想フィルター、裏読み発動!(ミニSS)

渾身の力で剣を振り抜き、ビビとチョッパーを空中へ飛ばす。
それと入れ違いのように、目の前で爆発が起こった。
ゾロに避けるすべは無い。傷口をえぐるような衝撃。気が遠くなる。
頭を下にして落ちているのが分かったが、全身が痺れ、体勢を変えられない。
受け身さえ取れそうになかった。いくら鍛えていても、落下速度に、
爆発の衝撃力も加わった勢いで、頭を強打したなら。
(ああ、死ぬな)
ゾロはそう思った。恐れはしないが、悔しい。だがどうすることも出来ない。
仲間たちはきっと、砲撃阻止をやり遂げてくれるだろうが。
(仲間・・・せめて、あいつらを巻き込まずに落ちられれば)
そんなことを思った瞬間、はっと気づく。
自分から、下敷きになりに来るような馬鹿が、一人いると。
サンジは負傷している。さっき見た様子では、彼の肋骨はひどい状態だろう。
(そんな身体で、俺の下敷きになんてなったら・・・死んじまうぞ!)
声も出せない喉が、意のままにならない手足がもどかしい。
ほんの数秒の落下時間が、ひどく長く感じる。
一思いに終わってくれ、いや、永遠に終わらないでくれ。
(サンジ、馬鹿な真似はしてくれるな!)
祈るように、そう思った時。
・・・どっと、強風が吹き上げた。風圧がゾロの身体を捕らえ、落下を止める。
真っさかさまの体勢から辛うじて、頭が上に上がった。
次の瞬間、地面に叩きつけられる。だが衝撃は、予想よりずっと小さい。
呻き声を上げるゾロに、傍らに立つ影が言う。
「・・・何だ、生きてたのか」
乱暴に、礼など期待さえせずに、ポケットに手を突っ込んだままで。
ゾロは気づいていた。煙草の匂いがした、あの風。サンジの、蹴りの風圧だ。
着地後、いや、ゾロが撃たれるのを見た瞬間から、体勢を整えていたのだろう。
脚をやられぬよう全身で受け身を取り、ゾロの落下ポイントを一瞬で見切り、
絶妙のタイミングで、蹴りの爆風を放った。
それだけのことを成し遂げたサンジは、砂混じりの風をまとったまま、
ビビが消えた時計台の上を見上げている。
ゾロが死んだりはしないと、信じている顔で。
(良かった・・・こいつ、俺が思ってた程にゃ馬鹿じゃねえんだ)
そんなことを思いつつ、ゾロは、砲撃阻止の成否を尋ねた。



・・・とまあ、このぐらい密かにやってて欲しいなぁ、なんて(笑)。
(私はもしかして、ゾロに内助の功を尽くすサンジが好きなのか?
(爆)

あと、今回ビビちゃんカッコイイです。「戦闘力がない」との印象を払拭する、
Mr.7コンビとの決着。中間距離からの補助戦力、応用も利くとなると

「アラバスタ編後の新メンバー」としては申し分ない?
とか何とか言って、まだまだ絶体絶命は続いてるんで、
一番砲弾の側にいるビビは大丈夫なんでしょうか・・・。
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