WJ感想

211話「王」

一気に大円団いきましたね・・・ホッ。
なんかMr.2やマツゲとかが、意味深な動きをしてましたけど、「アラバスタでもう一波乱」というより「今後の展開をお楽しみに」っぽい感じなので、あんま心配はしてないです。
今週の萌え所はやっぱり、麦わら一味のダウン場面。最初に座り込んだゾロだけど、彼は最後まで倒れず、剣も放してない。こんな時でさえ、真っ先に立って戦えるよう構えているんだなぁ・・・と、またも惚れ直す(笑)。もしかしたらゾロは、ラストでまだ意識あったのかもしれない。王宮からの迎えが来るまで「何かあったら、おれがこいつらを守らなきゃ」と、薄れかける意識を必死で引き戻して・・・なんて想像すると、もうたまらんですよ(はぁと)。
サンジの、煙草落として「ふらり」ってのも、なんか妙に色っぽかった(笑)。サンジFanの皆様があちこちで絶賛してるようです。最近はヘタレ要素を含みつつも格好いい彼、アラバスタ編で何か吹っ切れたのか、と私は想像してるんですが。サンジの秘めたコンプレックスには「男らしくない(特にゾロと比べたら)」という点があると推測されますが、そこにMr.2との戦いが、何かポジティブな影響を与えた可能性はあります。「男らしくねえなんて悩んでたの、バカらしくなったぜ」とか言って(笑)。ゾロがMr.1戦で成長したように、サンジも影でしっかり成長しててほしい所です。
・・・でもって、今週の妄想ポイント。ゾロの側に倒れたはずのサンジが、何で後のシーンでは離れた場所にいるんだ? しかも間にチョッパーが割り込んで??
腐った見方をすると・・・まだ意識があったゾロ、しかし理性は飛びかけてる。野獣の生存本能しか残ってないような状態で、側に倒れたサンジについ手を伸ばしかけ(笑/だってほら、生命の危機にさらされると(ピーッ)って言うじゃん)、そこでチョッパー必死のドクターストップ。なんて構図しか思いつかないんですが(爆)。


ここらで少々襟を正して、真面目語りなど。
今回の、個人的にすごく感銘を受けたポイント。アラバスタの事件が「歴史に残り、語り継がれてゆくもの」、麦わら海賊団の活躍が「その影の、秘められた物語」と定義されている所ですね。

ワンピースには時々「未来から、過去の伝説を物語っているという視点」が感じられ、歴史&ファンタジー好きとしてはたまらないんですが。「ここではない時代、ここではない場所」に生きる彼ら。私たちから見れば、過去というよりそもそも架空の人物。その運命は作者様の頭の中にあり、泣いても笑っても動かしようがない(人気次第で多少変わったりもしますけど ^^;)。そんな遠い世界の人々が、優れたクリエイターの手で、血肉をもって眼前に躍動しはじめる・・・それは、ひとつの奇跡と呼んでいいかもしれません。(私の愛読する『グイン・サーガ』や『ファイブスター物語』なんか、まさにその雰囲気にハマったようなもの)
アラバスタ編の壮大なスケール、そして今回のこの記述をもって、ワンピースはいよいよ「冒険ファンタジー」から、「大河歴史ロマン」へ脱皮しようとしているのではないでしょうか。
ルフィたちが活躍しているのは、おそらく、あの世界における時代の転換期です。一読者が不埒な予想をするのもなんですが、あの世界の歴史書には、こう記されるのかもしれません・・・『大海賊時代は、ゴールド・ロジャーの死によって始まり、モンキー・D・ルフィの死によって幕を下ろした』と。
もっとも、ルフィはああいう奴ですから、結構長生きして暴れ回ってくれるはず(笑)。まだまだ当分楽しめそうです、ワンピース。


212話「いくつかの正義」

先週の裏話編というか、舞台裏というか。主人公たち全員寝こけさせといて、それでもしっかり話は進んでいく(笑)・・・面白そうな新キャラも出てきたし。
スモーカーの同期生だって? いい感じです、ヒナ大佐。「ジャンゴのダンス天国」に出てきた女将校ですよね? なんかスモーカーと仲良さそうで、スモ×たし派の皆さんドッキリかな。もっとも、たしぎにとって「女でありながらナチュラルに強い」先輩の存在は、大いに成長の糧になりそう。
名前にも暗示がありますよね。「たしぎ=飛べない鳥」に対して「ヒナ=まだ飛べないが、可能性を秘めた幼鳥」ということで、ヒナはたしぎに「可能性」を示す存在になるんでしょうか。


しかし! 何たって今週の萌え所はこれ! ゾロサン同衾・・・もとい、隣同士のベッドに寝ている場面。サンジのベッドの方へ半分はみ出したゾロ、そして見事に床へ落ちているサンジ。こっ、これは・・・ゾロの「やっちまいてぇオーラ」に身の危険を感じ、本能的に逃げた???(笑)なーんて違うだろって。きっと尾田先生は「こいつら隣り合わせにしたら、同人系の女の子たちが喜ぶだろうな・・・いや、媚びてどうする! ええいっ、いっそサンジの寝相を悪くしちまえ!」みたいな感じで描いたのかな。それでも我々の妄想力は、原作者様の思惑を越えて突っ走るのです(笑)。
しかもサンジは、どうやらイガラムに「お姫様抱っこ」されてベッドへ戻された模様(笑)。全国の女性ファンがジタバタしそうです。それにしたって・・・ベッドの間には、イガラムが立てるだけの隙間があるっていうのに、そこを越えてサンジに手を伸ばそうとしたか、ゾロ・・・(と同人女は見る ^^;)。
それとも、「不慮の事態」を防ぐためにイガラムがベッドをずらし、隙間を空けたか(笑)。多分ビビちゃんが「この人たち、すぐ喧嘩するの・・・ベッドがくっついてたら、目が覚めてすぐ殴り合いになっちゃう」(←お姫様には事情がよく分かってない(笑))とか何とか言って。こっちの方がありそうかな??
さーて、目が覚めた後が実に楽しみです(ニヤリ)。
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