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2006年4月3日(月) 2006.3.30 板橋区立グリーンホール

▼リーグ戦Aブロック一引き分け負けなしの米山香織は、この日も二回りほども大きなダークネス・ボリショイを米-ZOUで叩きつけ勝利してトップを独走した。一方、日向あずみから勝利を挙げて同じくトップ候補だった輝優優だが執拗に狙ったエルボーを回避され、逆にコマンドボリショイの掌底2連発に沈み星勘定を苦しくした。この日リーグ戦のなかった日向が残すコマンドとの対決の行方が気になるところである。
▼豊田真奈美と春山香代子の一戦は両者譲らぬ熱戦であっったが、春山の巨体を叩きつけたクインビーボムで豊田が勝利、勝ち点をダントツトップの6に延ばした。「苦しくなったな」と春山に勝ち誇る豊田、「無差別級のベルトはJWPの選手しか巻いたことがないらしいが、ベルトコレクターの私が第一号になってやる」と宣言した。「自力優勝」が難しくなった春山にチャンスへ巡ってくるのか?4月6日の八王子の豊田vs植松戦の結果から目が離せない。

2006年4月12日(水) 2006.4.9 八王子市民会館

▼この日の昼は植松寿絵がリーグ戦で闘獣牙Leonと対戦、あわや両者リングアウトか、リングアウト負けかという見せ場(?)を見せた植松だが、最後は19カウントでステージ下からリングまでの高い段差を瞬時に駆け上がりリングイン、リングアウト勝ちを確信していたLeonをウラカンラナで仕留めて3カウント、4/23キネマでの豊田真奈美との直接対決の結果によっては6点で同点に並ぶ位置を確保した。
▼夜は輝優優とダークネス・ボリショイが対決、優勝の目を既に失ったクネスに対して、首位米山との直接対決を4/23に残す輝の執念が上回り、ローリングエルボーでピンフォールを奪っての勝利。米山にも勝利すれば決勝進出が叶う。春山香代子は植松が豊田に勝たなければ決勝への道は断たれてしまうが、決して諦めることなく4/23への闘志を見せつけていた。日向あずみは4/23キネマで対決するコマンドボリショイをメインのタッグ戦で沈め「また八王子に来たいので応援よろしくお願いします」と挨拶して昼夜興行を締めた。

2006年4月23日(日) 2006.4.23 東京キネマ倶楽部

▼予想しない結果に観客が息を飲んだ。第四試合の結果に決勝進出の望みを残す春山香代子はECOと対戦。序盤からラリアット、腕パンチの連発でラフな攻め方をする春山には何か焦りのようなものも伺えた。何か歯車が狂っていたのか春山は、二発の変形シュバインに沈み、決勝への道を断たれてしまう。収まらない春山は試合後もECOに突っかかったが判定が覆るわけもない、悔やみきれぬ一戦となった。
▼植松寿絵と豊田真奈美に絞られたBブロック、豊田の進出は確実かと思われたが、場外戦からバルコニー席を走り回り、ステージ席と走り回った植松はタッチの差で19カウントでリングイン、豊田をリングアウトにして黒星をつけた。激怒した豊田は「メイン後の決勝戦で」とアナウンスされたにも関わらず強引にその場で決勝進出者決定戦を始めて、何とか旋回式JOサイクロンスープレックスで勝利を奪い、辛うじて決勝戦進出を決めたのであった。
▼輝優優4点、米山香織5点で迎えたリーグ戦最終戦、時間切れ引き分けでも決勝進出できる米山は遅延戦術を図る手もあったろうが、むしろ積極的に攻める。終盤に輝の三角絞めに捉えられるピンチもあったが、これを脱した米山は輝のエルボースマッシュの痛打を巧みにガードして、米-ZOUを決めて3カウント奪取、元先輩越えと決勝進出を同時に果たした。5月3日東京キネマ倶楽部では倉垣翼への挑戦権を賭けて豊田真奈美と米山香織が激突する!


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