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▼昼の部では『ＪＷＰ No.1夏女決定トーナメント〜バーニング・サマー２００８』の１回戦が行われ、中島安里紗がキューティースペシャルでピンキー真由香を下し、ＫＡＺＵＫＩは新関節技のサルタヒコで武藤裕代に勝利。植松寿絵は闘獣牙Ｌｅｏｎの意表を突いて首固めで丸め込み、米山香織は延長戦にもつれ込みながらもコマンド ボリショイを２フォールカウントマッチで破り、輝優優は倉垣翼にエルボースマッシュを決めて３カウントを奪った。そして、メインでは春山香代子が蹴射斗の強烈な蹴り技に苦しみながらも、最後はキーンハンマーで王者の貫録を示して１回戦を突破。試合後に抽選が行われ、ＫＡＺＵＫＩ vs 輝、春山 vs 米山の２回戦が決定。中島と植松はシードとなって準決勝からの戦いとなった。
▼夜の部では、まずＫＡＺＵＫＩがセコンドに付いた阿部幸江のアシストを受けて輝を押さえ込み、春山は米山のヒザ攻撃を受けたが、カウンターのキーンハンマーで３カウントを奪った。準決勝はＫＡＺＵＫＩが植松のお株を奪うような策士振りで、腕ひしぎ逆十字固めと見せかけての体固めで決勝に進出。米山戦に続いてヒザを攻められた春山は、中島の猛攻を真っ向から受け止めた後、キッチリとキーンハンマーで下して決勝にコマを進めた。そして、決勝では優位に試合を 進めていた春山が、フィニッシュに放ったキーンハンマーで押さえ込みにいったところをＫＡＺＵＫＩに切り替えされてまさかの逆転負け。見事、夏女の称号を得たＫＡＺＵＫＩは、「この際なんで、無差別に挑戦する」と宣言。このＫＡＺＵＫＩの人を食った言い方に腹を立てた春山は、８・９板橋グリーンホールで挑戦を受けることを言い渡した。

▼７・27北千住での「ＪＷＰ No.1夏女決定トーナメント〜バーニング・サマー２００８」に優勝したＫＡＺＵＫＩが、ＪＷＰ認定無差別級王者の春山香代子に挑戦。日頃、コミカルな試合を得意としているＫＡＺＵＫＩだが、この日は打って変わってストロングスタイルで春山に真っ向勝負を挑んだ。これに対し、日増しに王者の貫録を身に付けてきた春山は 、ＫＡＺＵＫＩのニードロップ、サルタヒコ、タイガードライバーなど、得意技をすべて受けきりながら、最後はキーンハンマーから後頭部にダイビング・ニードロップを見舞って２度目の防衛に成功。試合後には、呼び掛け通りに来場していた堀田祐美子を挑発した。すると、堀田は「ベルトなんて関係ねぇ。ＪＷＰの中で私と組 んでＪＷＰを熱くしたいヤツはいないのか」とアピール。これに、蹴射斗が呼応し、８・24キネマで堀田と蹴射斗が組み、春山と対戦することが濃厚となった。

▼セミファイナルでは、故・プラム麻里子さんメモリアルのコマンド ボリショイ＆輝優優＆カルロス天野VS倉垣翼＆米山香織＆藪下めぐみによる６人タッグマッチが組まれていたが、試合開始前になって天野が、「ボリショイさんと当たりたい」と言い出し、天野と藪下がチェンジ。先発はその天野とボリショイが買って出て、関節兄弟対決が実現した。そして、このメモリアルマッチとくれば、ビ クトル投げの競演だが、意外にも真っ先に決めたのは倉垣。ここから、６選手が入り乱れてビクトル投げ合戦。お約束のように、セコンドの日向もリングに上がってビクトル投げを仕掛けた。そして、６選手による関節技の攻防が続く中、最後を締めたのはボリショイ。得意のボリショイ式ワキ固めを米山に決めてタップアウト勝ち した。

▼８・９板橋で電撃的にタッグを結成した蹴射斗と堀田祐美子が、春山香代子＆ＫＡＺＵＫＩとメインで激突。序盤、ＫＡＺＵＫＩを捕まえた蹴射斗と堀田はキックを連打。なんとか状況を打開した春山は、オレンジ☆ブロッサム、横須賀カッターなどで蹴射斗を攻め立てるも、３カウントを奪うまでには至らなかった。最後は春山のミサイルキックがＫＡＺＵＫＩに誤爆。このチャンスに蹴射斗がシャイニング・ウィザード、堀田がピラミッドドライバーをＫＡＺＵＫＩに決めて快勝した。試合後、収まらない春山は、ＫＡＺＵＫＩにヤツ当たり。ここで、堀田は蹴射斗に続いてＪＷＰ選手を自陣に勧誘すると、欠場中の阿部幸江が堀田に歩み寄った。その瞬間、春山からの仕打ちに怒り心頭のＫＡＺＵＫＩも「私も行きます」と語り、堀田と共闘する意志を示した。リング上で選手が入り乱れる中、春山は改めて堀田にシングル戦を要望。堀田は「ベルトを懸けるなら」と承諾し、９・23後楽園ホールでのＪＷＰ認定無差別級選手権が決定した。

▼８・17宇都宮でのニュー全日本女子プロレスで、左肩肩鎖関節脱臼のケガをした中島安里紗が、試合開始前に欠場の挨拶。「復帰戦では相手をボコボコにします」と早期復帰を約束した。