結局見に行くことにしました，バタアシ金魚．前売買って無かったので1000円か と思ってたら，会員は700円だったんですね．高校生だけかと思ってました．
早めにいったらロビーには高校生らしきグループが．うん，やっぱり高校生企画 なんだからこうでないとね．でも，高校生がバタアシ金魚を選ぶとはなかなか古 い所を知ってらっしゃる．私も映画館では今回が初です．
話の方は，主人公カオル(筒井道隆)が水泳部のソノコ(高岡早紀)に一目惚れ．バ イク少年だったカナヅチ男が水泳部に入部，ソノコのためにオリンピックを目指 すと言い出す．青春コメディっていうのか？
1989年作品なので11年前．みんな若い！筒井道隆の顔付きはあまり変わらないの だけど，高岡早紀はまだまだあどけない．東幹久も基本的に変わらないかな． で，浅野忠信が若いを通り過ぎて幼い！坊主だし，声も高い．そういや，元少女 隊の安原麗子もでてましたね，懐かしい．
筒井道隆の天然ぶりが限りなく発揮されていて(？)いい感じ．でも，なんか見栄 晴にも似てるかもしんない．しかし，この映画，高校生が主人公の割には酒飲む シーンとかタバコ吸うシーンとか多すぎないか？
音楽がいい感じのストリングスで，でも全部シンセだよな〜ピアノ以外，と思っ ていたらなんと，音楽担当はエディこと三柴江戸蔵！そうだったのか！まだこの サントラ手に入るかな？
フォーラムを後にして東宝劇場へ．ではなく，途中新星堂カルチェ5に寄りまし た．一応サントラコーナーを覗く．うーん，やはり「バタアシ金魚」はない． でも，ここは元々邦画の揃えが少ないので後で他もあたってみよう．
しかし，その代わり(？)に「地雷を踏んだらサヨウナラ」のサントラを購入． さっきフォーラムで予告やってたの見たらまた欲しくなっちゃったんで．再上映 するらしいですよ．というわけで，現在のBGMです．
で，東宝へ．土曜日だというのにあまり混んでいない．トイレでの少年と父親の 会話を引用すると「ガラガラ」な状態．でも，それなりにカップルとかいました けどね．
X-MENはアメコミが原作．近未来，ミュータントと呼ばれる超能力者達は人間達 を敵視する一団と共存を目指す一団とにわかれている．共存を目指すX-MEN達は 人類滅亡をたくらむマグニートーと戦いを繰り広げる．
あ〜らジャンリュックってんで，ピカード艦長ことパトリック・スチュアートが X-MENのボスです．今回は渋い役回り．前回は「陰謀のセオリー」で鼻を噛まれ てましたが，今回も殺られてしまいます．しかし，今回はそれだけでは終らない．
新しいミュータントの一員であるヒロイン，アンナ・パキンは「ピアノ・レッス ン」で，最年少アカデミー女優となったあの女の子です．ま〜あ，大きくなって． でも今何歳？
エンディングは次回作を予感させる終り方で，続きが楽しみです．
今日の最後は例によってセントラルのレイト．今日は松竹最初で最後の怪獣映画 だそうで「宇宙大怪獣ギララ」です．
火星を目指す宇宙船に付着した物質が実は怪獣だった．エネルギーを吸収しては どんどん大きくなっていき，日本中を次々破壊していく．対抗する手立てはある のか？
うーん，今見るとギャグにしか見えない．当時は大真面目だったのでしょうけど， 宇宙船は安っぽいし，地球も玉だし．日本の話なのに妙に外国人が多かったり， それが全部吹替えになってたり．
それでも最初は期待してみてたんですよ．音楽もスネアがリズムを刻み，不協和 音が不安感を誘う・・・と思ってたらその直後，妙〜に軽快なノリでコーラスが． 「ち・きゅ・う〜，ぼくたちの星ぃ〜」とかきちゃうんだもん．
怪獣映画なら怪獣映画に徹して，破壊シーンと戦闘シーンを重点的に描けばいい のに，それまでの経過の説明が多すぎるのと，妙にヒューマンドラマにしようと したのが失敗．なんで，ラストにあんなセリフ言えるかなぁ．どう見てもそうい う展開ではなかったのだけどなぁ．
舞台が静岡で最初のカットが富士山．松竹なんだからパラマウントの山みたいに 「松竹映画」のクレジットからそのまま本編に移る・・・なんてことを求めるの は求めすぎか．東宝は無理にしろ，東映と松竹は海からとか富士山からとか始ま る作品があってもいいと思うのだけど，過去にはないのでしょうか？