ザ・メキシカン/The Mexican

渋谷・渋東シネタワー2

今日も,大作を見ておこうシリーズ.

「ショコラ」か「ザ・メキシカン」か迷ったのだが,「ザ・メキシカン」に. 他の作品を検討の結果,「LIES/嘘」が気になるところだったので, 渋谷に決定.

渋谷着.30分くらい前に駅について余裕だなと思っていたら,人の波にのまれて 思うようなスピードで移動できず.ついたら10分前.

渋東シネタワー.4つの劇場が入っている.今日は「シネタワー2」. 4つの中では一番大きいらしい.「ザ・メキシカン」はお客が入るらしく, どこの劇場も一番大きいところを割り当てているような気がする. ともかく,エレベータで上がる.

2階は指定席らしいので,1階へ.確かに2階の方が見やすそうな大きさ. 床はあまり傾斜はなく,スクリーンは天井まである.これは結構高めに スクリーンがあると思われ.

既に結構お客さんが入っていて,真中のあたりは埋まっている. 私も一応真中のブロックの通路横の席をゲット.

予告開始.やはりスクリーンは高め.でも,前に人が座ってたら頭がかかるかも. 前後の間隔は狭いってわけではないのですがね.それでも,広いってわけでも ないので.でもスクリーンはでかい方ですね,ここは.

「ザ・メキシカン」.「メキシカン」というのは,いわく付の伝説をもつ銃の名前. もちろん,「メキシコ人」でもあり,「メキシコスタイル」でもあるわけです. 伝説については,作品中で何度も語られますので,そちらを御覧ください.

ブラッド・ピットとジュリア・ロバーツという2大スターの共演ということで, 集客力があって当然ですな.でも,そのせいで私の見たいぞ感は薄れてしまいまして, やっと見に行ったわけです.あまり期待せずに.

ブラッド・ピットがドジなチンピラ役.今までにはあまりないパターンですね. まあ,結論からいうと結構よかった.でも,2時間半はちょっと長いかなぁ. 話が面白くなる,というか大きく展開するのは後半,まさにクライマックス. そうすると,前半はもうちょっとテンポよく進んでもよかったのではないかと 思えてくるのです.ま,いろいろ伏線ひいてるんですけどね.

LIES/嘘/거짓말

渋谷・シアター・イメージフォーラム1

ちょっとした話題作「LIES/嘘」を見ることにして, 「シアター・イメージフォーラム」へ.ここに行ってみたかったというのもある.

駅前を通過して,宮益坂を登る.たしか交番があってそのブロックの裏側. 結構あるいてきたがまだ交番は見えず.もうちょっとで道路が切れるぞ.

あれれ,交番見逃してないよな?と思いながら進んでいると, その道路がいったん切れたところの反対側に交番発見. あったよ,よかった.ここで歩道橋でわたってしまうか,その先の横断歩道を 渡るかという選択肢.交番さえわかればこっちのもの,横断歩道でいいさ.

適当な横断歩道を渡ったら,ちょうどその先に「イメージフォーラム」の 垂れ幕?のぼり?旗?が.前に人が結構集まっている.まだまだ時間には 余裕があったが,とりあえずチケット購入のために中に入る.

おおぅっ!予想以上に狭い.座席数からそれほど広いとは思っていなかったが こんなに狭いとは.ロビーと呼べる空間が四畳半くらいしかないではないか. そこに椅子が2個,コンクリートの打ちっぱなしが階段状になっていて,そこに チラシが沢山おいてあります.これでは,中では待てないわけだ.

チケット購入.入場開始は15分前からだそうだ.あと10分はある. 整理券の番号は5番.少し建物の中で待っていたのだが, 出入りで混雑するからということで,「LIES」を待っている人は 外で待っていてもらうように係りの人から指示がでる.

外にでる.前の回が終わって人がでてくる.さらに,今日が初日の 「夢の旅路」のお客さんもでてきて本当に混雑している. 外では,まるでどこかのファーストフードの店員のような帽子を かぶったおねーちゃんが2人,出てくる人に声を掛けている. 何かと思ってよくよくみると,帽子には「ぴあ」のマークが. これがいわゆる出口調査ってやつですか.ふーん,ちゃんとこうやって 聞いてるんだ.

時間になり中へ.1階の「シアター・イメージフォーラム1」の方. 地下が「2」で,そっちの方が席が多いらしい.ちなみにこちらは64席.

なんと椅子の色がカラフル.斜めに色分けされている. でもこの椅子,色はともかく座りごこちがあまりよくない. 固めのスポンジみたいで.

スクリーンは部屋の幅いっぱいまであるのですが,全開でも ビスタサイズ.シネスコの時は上下が狭くなるのだろう.

「LIES/嘘」.韓国映画.韓国では上映禁止になったらしいという いわく付映画.高校生のYは「初めての相手は自分で決める」という 理由で,38才,妻のいる彫刻家Jを相手に選ぶ.Jにはあいてを殴るという 性癖がありYもその対象に.しかし,いつのまにかJも殴られることに 快感を覚えるようになり,二人の立場は逆転する.18禁です.

日本も韓国も,今の女子高生の考え方には私のようなオジサンは ついていけません.自分に対する考え方も,他人に対する考え方もです.

主演のキム・テヨンは新人ということらしいが,あまりパッとしない 高校生からアリガチな大学生までを見事に演じてます.化粧の 違いだけかもしれないけど.普通の生活の演技らしい演技ってないし. 大半が2人のセックスシーン.

最初の方の「女優」としてのインタビューシーンはなんのためにあったの だろう?彼女の女優デビューのドキュメンタリーでもないのに. こういうシーンがあるのは最初の方だけだし.どういう意味?

後半,音声が周期的に大きくなったり小さくなったりとうねりのような 感じが.録音の問題なのか?上映の問題なのか?最後はまた普通に戻ってたので フィルム一巻分くらいだけおかしかったのかな?

タイトルの意味はどういうことなんだろう,という疑問をずーっと抱えながら みていたら,その意味が明かされるのは一番最後.でも,それでも完全には 納得できず.原題も同じ意味なのでしょうか?

エンディングおよび作中の一部で,ポンチャックが使われている. しかも本家本元「李博士」ではないですか.懐かしい.

I.K.U.

渋谷・渋谷シネパレス

レイトショーねらいでいくつか探すが,どれも帰りがかなり遅くなる. 韓国続きで「J.S.A.」というのも考えたが,もう今日はセクシャル系で 攻めようということで,同じくアルファベット3文字の「I.K.U.」.

はっきりいってどんな内容かよくわかってなかった.「LIES」の前の予告で やってたのでは,「レプリカント」やら,「ゲノム」やら言っていたので SF系か?でも「愛」ではなく「セックス」だ,とか言ってたし. まあ,どっちにしろそういう系だ.

「渋谷シネパレス」へ.ついに2回目となる劇場です.2人だとペア割引が あるので,カップルが多いような気が.

予告で「SEX/アナベル・チョンのこと」が.予告を見たのは初めてだが, これは思っていた以上にまともな作品なのかもしれないぞ.

始まる.「I.K.U.」ってどういう意味かというとそのままローマ字読みすれば よい.かなり「ブレードランナー」を意識しているようなのだけど,ストーリー には関係なくて.というか,ストーリーっものはほとんどなくて, 設定が重要というかカギ.

ようは,脳刺激によるバーチャルセックスを実現するためのデータ収集を しているレプリカントの話.とはいっても設定がかなり複雑.チラシを見て やっとわかったわい.

こちらの作品も音楽におおっ!というところが.全編クラブ・テクノ系の音楽 なんですが,音楽プロデューサーが「ホッピー神山」.今は「サボテン」という ユニットをやってるらしく,音楽はそちら.

さらに,エンディング近くでは「プラスティックス」が.ポンチャックまでは チープではないが,チープなテクノ・ポップ感が懐かしすぎる.

映像的には昔あったビデオドラッグなみに画面の切り替えが早くて,明暗 が激しかったり,ヤバイ画面では消しが入ったりして. なんていうか,ネオン系の色が多いせいかもしれないけど, 「プレデター」チックな色合いというか,エフェクトというか,うーん, そうでもなかったりというか.ゲームっぽいっていうのか. 形容しにくい映画でした.

これでオールナイトの「ピンク大賞」でも見に行ったらほんとに 今日はピンク一色.

「ホッピー神山」がやってたバンドの名前も「PINK」だったりする.

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