リリィ・シュシュのすべて/ All about Lily Chou-Chou

渋谷.シネマライズ2F

さて,先週だと思っていた「リリィ・シュシュのすべて」の先行オールナイト. 予定では早くても21:30まで霞ヶ関にいることになっているので,あまり余裕が ない.

で,結局のところ実際に移動開始となったのは22:15.さすがに15分で渋谷に移 動というのは無理でしょう.歩きもあるし.目標は23:00までに劇場につくこと で銀座線で移動.

今日も「スペイン坂」経由で登っていくと・・・うわっ!列がここまで来ている. 既に立見の人も並んでいる時間なので,結構な長さ.

もしかして,最後に並ばないと駄目なのかな?という疑問をもちつつ,チケット 売場で尋ねる.そしたら,ちゃんと番号のところに入れてくれる模様.よかった. ちなみに,既にチケットは売り切れの様子.

ついてまもなく入場開始.今日は2F席も使っている.でも,二階席がどのように なっているのかわからないので,今日は安全パイということで一階へ.やはり既 にいいとこは埋まっている.ちょっと前めではあるが5列目をとにかく確保.

まだ,上映開始までは時間があるので,まずはトイレにいっておく. いい機会なので,二階席を見ておくため階段を昇る.

あれ,二階席までの階段が結構長いぞ.昇りきったところから入る.

はあぁ〜,かなり高い位置にありますなぁ.二階席なのにほとんど階段状. 一番後ろだとスクリーンをかなり見下ろす形になります.うーん,二階席だと一 番前以外はちょっとつらいなあ.

一階に戻る.ほぼ満席,というか,満席.オールナイトなので「からあげつき特 製サンドイッチ」なるものを売ってる.しかも,売子さんが劇場内を売り歩いて いるのである.私はエビアン200円を確保.

「リリィ・シュシュのすべて」.中学生の雄一はリリィ・シュシュのウェブサイ トを運営している.彼にとっては歌とBBSという彼女の世界だけがすべて.現実 は同級生のイジメにあっている.しかも,イジメのリーダーはかつての友人で, 彼がリリィを教えてくれた.彼の周囲で起きる,いまの中学生をとりまく現実.

「エーテル」っていうと,私の場合はやっぱり「光の伝搬物質」というのが一番 最初に思い浮かびます.話の中にもでてきますけどね.光の速さをどうやって計 るかという話を調べれば,エーテルという概念がどうして発生したのかを知るこ とができます.結局エーテルは存在しないというのが結論なのですが,この話と の接点は,「目には見えないけれども,何かを伝えるためのモノ」ということで しょうか.

その「エーテル」に包まれているという「リリィ・シュシュ」の音楽. ドビュッシーやサティと並べられてるのですが・・・,これに関してはちょっと 違うかなという感想.あくまでも私の感覚でなのですが,サティは,包まれるけ れども内側にはなかなか入ってこない.ドビュッシーはどちらかというとやさし く包んで浸っていられる.そして,この「リリィ・シュシュ」は,包んで入り込 んでくる.

メインストーリーの感想を言葉で表現するのは難しい.重いテーマです. フィクションだけど,フィクションだけではすまされない話. あとは,見た人がどう感じるか.

今回,デジタルハイビジョンでの撮影だったらしいのですが,この画質はなんか フィルタをかけているんだろうか? 普通のデジカメの場合の解像度の低さからく る粗さとは違う,フィルムの画質に近いものになっている.でもちょっと違和感 が残るんだよなぁ.ま,知らなきゃ「ちょっとピントが甘いかな?」ぐらいにし か感じないのかもしれないが.

146分.長いかと思っていたが,決して長くはない.

合唱コンクールのシーンは結構凄いかも.

四月物語/April Story

渋谷・シネマライズ2F

15分のインターバル.満席だっただけにトイレも混む,喫煙所も混む. 私はタバコは吸わないのですけど,人で通路が通りにくい.

「リリィ・シュシュのすべて」が終ると帰ってしまう人もいる.先行で見れるか らといって3000円で一本は高い.貧乏症の私にはもったいなく感じられて. それに,2時すぎに終ってその後どうする?

トイレから戻ると,画面がビスタからシネスコになってる.

「四月物語」.北海道の旭川から東京の大学に進学,一人暮らしを始めた卯月. ある日,新しいクラスメイトからの質問.「どうして,この大学を受けたの?」. 卯月は答えに躊躇する.なぜなら,大学をうけた動機は・・・.

実際ありがちな動機かもしれない,普通の女の子の生活を描いた作品. 普通ならば,長い物語の導入部分にしかならない程度のエピソードをメインにもっ てきてしまった.

ある意味,夢見る少女の願望をそのまま映画にしてしまったような.

最初のシーンだけで「ヤラレタ」と思ってしまった.松たか子主演は知っていた が,物語中の家族の役に全員本物を持って来るとは!これが狙っていないわけが ない.しかし,ここの家族は5人中名字が同じなのは2人しかいないぞ.

劇中映画もわざわざ作ったのね.江口洋介の髭がなんか浮いてる.

「つぐみ」がでてる.

後輩のS々木が,この映画の最後のシーンでの台詞がイカン!,と大変おカンムリ だったのですが,まあ,本人がそう呼ぶだけだったらいいではないか.確かに 「はぁ」というか「はぁ?」といった感じはするけど.

その後の彼女が大変気になる.

スワロウテイル/Swallowtail Butterfly

渋谷・シネマライズ2F

さあ,3本目.しかし,そろそろ辛くなって来た.やっぱり飲み会の後にオール ナイトってのは厳しい.睡魔が・・・.

無国籍都市「円都」.ここでは一旗あげようとして集まった者達で溢れている. 円で夢が叶う夢の街.そこに住む住人達のものがたり.

うーん,最初の方と,後は断片的にしか覚えていない.睡魔に負けました・・・.

覚えていること

一番見たかったのが「スワロウテイル」だったのに(; ;)

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