今日は「 呪怨2 」を目指して銀座方面.「 パイレーツ・オブ・カリビアン 」と合わせようとしたのだけれど,「 ファム・ファタール 」の方が先におわってしまう様子だったのでそっちを優先させることにした.
ところが,開始時刻に間に合わなかったので予定変更,「 閉ざされた森 」に.2日目だからそこそこ混んでるかと思っていたらとんでもない,かなり混 んでいた.もぎりのところがちょうど列の最後尾.最終的には満席に近かったん でないでしょうか.しかし,独り身の利点でまずまずの座席に座る.
予告がはじまる.なんだか音が小さい.それだけでなくワカメテープでも再生し ているかのように音が変.をいをいと思っていたら,まともに戻った.SRとSRD の違いでしょうか?
「閉ざされた森」.暴風雨の中,訓練のため森林に降りたレンジャー部隊の6人. ところが,帰還予定を過ぎても連絡がとれない.捜索にでたヘリが見たのは身方 同士の銃撃戦.二人が生還したが,他のメンバーは死亡.さらに上官であるウエ スト軍曹までもが殺害されていた.事の真相を探り出すべく,元レンジャー部隊 だが現在は麻薬捜査における収賄容疑をかけられているトム・ハーディが呼ばれ た.
例によってあまり情報をいれていなかったのです.あら トラボルタ 主演だったのね.タイトルから予想していたのは,森の中の山小屋で不可解な事 件が起こる,とか,森の中で迷ってしまい不気味な体験をする,みたいなのかと 思っていたのですが,軍関係のスキャンダルをネタとしたサスペンスでした.
かなり正統派の謎解きものだったように思います.提示される情報から矛盾点を 探しだし真実に近付いて行くというのが,ミステリファンの心をくすぐります. なんかウェブサイトではクイズもやっている模様.
しかし,最後まで原題がどのあたりにかかっているのか理解できず.
初めての東劇へと移動.場所は 歌舞伎座 を過ぎて橋を渡ったところ.別の用件でここまでは来たことがあったのですが, やっぱり歩くと銀座からは遠いという印象をうけますね.
一階入口のところでチケットを買う.そして,劇場のある3階まではエスカレー タで一本.渋谷マークシティのエスカレータくらい長いです.
さて,ロビーの雰囲気は「映画館」といった感じがするし余裕があっていい感じ. なぜかマッサージチェアまであったりします.
キャパは500人規模なのですが,ロビーで待っている人の数はまばら・・・.
待っている間にポップコーンの弾ける音がポンポン聞こえる.チケット購入時に ポップコーン割引券とビール割引券をもらっているのですが,ポップコーンが 250円を100円引きで結局150円.できたてがこの値段ですから安い.が,私はど ちらも買わず.
さて,開場.ロビー側は劇場の横にあたるのですね.前後半を分ける通路のとこ ろから入る.スクリーンのサイズはこの規模としては普通.「新宿コマ東宝」と か「新宿オスカー」に似たような雰囲気.フラット気味の床と高い天井. ここの場合座席の配置に余裕を感じるのと,スクリーンの位置が絶妙なところに あるのに加え,座席が互い違いになっているので頭が邪魔になることはないと思 われる.
やっぱりお客さん少ない・・・.
「呪怨2」.ホラークィーンの異名を持つ原瀬京子.しかし,ある番組のロケで 幽霊屋敷と言われる家を訪れて以来,スタッフの周辺で不可解な事故や死が起こ るようになる.彼女自身も交通事故に合い,母親も謎の急死を遂げてしまった.
前作で出てきた屋敷がそのまま今回も舞台になる.作りも前作を踏襲して,登場 人物ごとの視点にわけたオムニバス感覚.そんなわけで,時制は逆転したりする,
「圭介」のところだけなんとなく納得がいかない.
前作以上に俊雄くん大活躍.
伽椰子さん,そっから出てきますか.
ラストのおかあさんってノリピーですか?なんか違う人に見えちゃったんですが. そうだとすると,このシーンはどう解釈するのが正しいんだろう?
主題歌も 推定少女 というのもお決まりなんでしょう.
なんか,俊雄くんとかでてくるあたりをニヤニヤしながら見ていたのですが, ホラーとしてはかなり物足りなかったですね.いかにも前作に乗っかったという ところが多くて.
やはり, ビデオ版 が見て見たくなったなぁ.
帰りは下りのエスカレータがないので階段を降りる.
渋谷へ移動.「 Book 1st 」の閉店前に滑り込む.
今月分配本の 江戸川乱歩全集 を探すが見付からない.初回配本分は並んでいるの に.しょうがないので店員さんに聞いてみる.探してもらったら,下の引出しの 中にはありました.いいんですか?そんな売り方で?
で,毎年9月配本の「 江戸川乱歩賞全集 」も懲りずに買ってしまう.今回は第31回を含む刊行なのですが,予想通り,「 モーツァルトは子守唄を歌わない 」は含まれていない.巻末を見ると,「著者・森雅裕氏の意向により」掲載しませんで したとのこと.執筆活動はしているわけだし, ワニマガジン社 からは出したりしていたので,講談社とはまだ溝があるということなんでしょう. ま,予想していたので,やっぱりね,という感じ.
これで,抜けは2作ですか.「全集」とつけているのにねぇ.