下妻物語

渋谷・シネクイント

HMVを覗きたいという理由だけで結局渋谷で「 下妻物語 」.昨日よりもちょっと早めに行き,開始30分前には着く.階段に並ばされまし て5階の位置となりました.

前の回が終わって,階段から帰る人の中に「ロリータファッション」の方が2名. この格好でくると1000円になります.

開場するとどんどん席が埋まっていく.まだまだ混んでます.

「下妻物語」.ロリータファッションに身を包み,我が道をゆくモモコ.だが, 住んでいるのは周りが田圃しかない茨城県の下妻.ひょんなことからヤンキーの イチゴと知り合う.それまで友達や友情なんて,と思っていたモモコだったが, いつのまにかイチゴのことが気になる存在になる.

原作は嶽本野ばらの小説.主演が深田恭子ってのはある意味ハマリ役でしょう. 小倉優子よりも強い自分の世界に浸ってますぞ.

ネタとしては狙い過ぎの感じもあるけど.

ちょうど予告で「 茶の味 」をやってましたけど,この「下妻物語」も「 鮫肌 」とか「 PARTY7 」とかが好きな人には合うかもしれない.

しかし,なんでこの格好を「ロリータファッション」と呼ぶようになったんだ? ナボコフの「 ロリータ 」は1950年代の話だし,ナボコフはロシア人だし.舞台はアメリカだっけ?女の 子がみんなフリフリな服装なわけでもないし.映画中での説明のとおり,ロココ 調ファッションの方がまだ的確のような.

音楽は管野よう子らしい.このエンディングの「タイムマシンにおねがい」はな んとかいうバンドだったが忘れた.

笑の大学 」の監督は三谷本人ではなく,フジテレビの星譲らしい.

今月講談社文庫に収録された岡嶋二人「 99%の誘拐 」を15年くらいぶりに読み直しているのだが,さすがに絶頂期の作品は勢いがあ る.読み始めたら電車の中だけで半分くらいまで一気に行ってしまった.残るは 「 クラインの壷 」だけですな>講談社文庫.小説に関してはコンプリートしてるかも.

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