ハイド・アンド・シーク アナザー・エンディング
Hide and Seek Another Ending version

練馬・TJOY大泉9

えー、本日はわざわざ練馬の T・JOY大泉 まで。先日みた「 ハイド・アンド・シーク 」に「アナザー・エンディング・バージョン」というのが存在するというのを 一昨日耳にしまして、ちょっと設定とストーリーの展開で確認したい点もあった ので。さらには、 某協会 会員証が使えるのかの確認も。

まずは場所の確認。時間にして約一時間の距離。思ったよりは近いのかも。 池袋から西武池袋線に乗ればいいのね。駅からは地図上で約1km。ま、歩けるな。 じゃ、それも考慮に入れて少し早めに着くようにしよう。ぎりぎりで席がなかっ たらしょうもないし。

池袋まではいつものとおり。さて、ここからが問題。 駅すぱあと で調べると、「石神井公園」までは急行に乗って、そこから隣の「大泉学園」に 行くのが普通らしい。各駅停車に乗ってしまうとどのくらいかかるのかわからな いので、そのプランに従うことにしよう。

池袋から初西武池袋線。以前にこっち方面にきたのは「 ワーナー・マイカル板橋 」に「 ターン 」を見に来た以来。あちらは東武東上線なので、地図でみると結構離 れている。とりあえず、大泉学園までは無事に着いた。

駅前の案内地図を確認してどこで曲がればいいのかを確認する。とりあえず大泉 街道にでて、警察のところで曲がればいいのかな。出発進行。

まっすぐ歩いてきてみたが、なかなか警察が見つからないのでだんだんと心配に なってきた。そこで、京ぽんから現在位置の地図を見てみようかと、歩きながら 操作していると・・・ああ、警察が見えました。京ぽん活躍できず。 曲がったらもう「OZ STUDIO CITY」というのが見えます。あそこですね。

えーと、ようはここは 東映 の撮影所でして、そこにシネコンを作ったわけです。 向かいには東映アニメーションなどもあり、東映の総本山って感じですが、 現在はこの「OZ STUDIO CITY」と道路を挟んだ向かいにある「 OZ LIVIN 」という西友系のショッピングセンターが目立っています。

ところで、この「OZ」ってのは何からきているんでしょう。「オズの魔法使い」? 小津安二郎なら東映じゃなく松竹だろうし。

まずは、チケットを買わねば。エスカレータで上がっていくと、まあ、普通のシ ネコンの様子。チケット売り場はあまり大きくはない。それでも、売り場の列がとぎ れない程度にお客さんはくるようだ。

目的の「ハイド・アンド・シーク」は「◎」がついていて空席あり。 会員証が使えるかを確認したところOKだったので1000円。よかったよかった。 後の方を指定したら最後列の真ん中でよいかと聞かれた。背中のすぐ後が壁ってのは あまり好きじゃないのですが、どういうのかわからないのでとりあえずOKした。 っていうか、嫌いなのはチネチッタみたいに他の座席との並びに関係なく、 とりあえず、最後列に椅子を並べて詰め込んだ、ってのがいやなんだけど。

「東京都興行生活衛生同業組合」加盟映画館の最新リスト ってのがしばらく見つけられなくて、昨日見つけたところによると、 品川プリンスシネマヴァージンシネマズ六本木シネマ・メディアージュワーナー・マイカル109シネマズ も加盟していた。ということは、今までも使えたのに使ってなかったんじゃん、 ということで。よくよく考えてみれば、都内ならばテレビ局や撮影所の近くにも シネコンがあるわけだから、使えない方が不自然だった。

ちなみに、この制度は都道府県別の興行生活衛生同業組合の支援によるものなの で、神奈川の場合はTOHOは加盟していないらしい。 TOHO川崎 では聞いてみたことがあるがだめだった。係の人の勘違いというのも考えられる けども。

さて、時間までまだ30分くらいある。一階に TULLY's Coffee があったので、そこで読書することにした。発TULLY's。実はこの手のコー ヒー屋に入ったことは数えるくらいしかないので、いまだにちょっと緊張する。 いつも本日のコーヒーしか頼まないんだけど。よくわかんないのは、店内でとい う場合に紙コップででてくる時とカップに出てくる時があって、何を基準にして 違っているのかが不明。なんで?>詳しい人

ちなみに、シアトル発のこの手のコーヒー屋の中ではTULLY'sが一番美味い という話を聞いていたのだが、特別美味いという感じはしないな。 STARBUCKS よりは確かにいいかも。

読書のほうはかなり読み進みまして、開場時刻。入口は売店を挟んで向かい合う ように二箇所。片方が1〜4番スクリーン、反対側が5〜9番スクリーン。今回の9 番スクリーンは一番奥でした。ちなみに、ここではDLP上映が基本らしく、上映 スケジュールを見るとフィルム上映の場合は断り書きがついています。 音響は全館SRD-EX対応みたいです。

ところで、普通の上映時間中に、モギリの正面にたてるポップをその場で組み立 てているってのはどうなんでしょうね?

座席の方は一番うしろは壁についていました。でも、並びは他の列と同列。 シネコンで注意しないといけないのは、自分の思っている真ん中や通路脇の概念 と売り場の人のそれが一致していないことが多いということ。私の経験では通路 脇ってのは一列か二列までを指しますが、それ以外は全部「真ん中」と扱う人が 多いようです。ついでにいうと、スクリーンに対しての真ん中ではなく座席ブロッ クの真ん中を割り当てる人もすくなくありません。座席表を見せてくれて確認し てくれるところはいいですが、今日の場合はそういうのもなしでした。 設備はいいけど、接客的に他のシネコンに劣るかも。

予告で「 電車男 」を初めて見る。個人的にはorzなポーズに受けたのだが、この映画、まさか前 編このアングルでいくわけじゃないよな。普通の映画になってるんだよな?

「ハイド・アンド・シーク アナザー・エンディング・バージョン」。 妻と娘と三人で暮らしていたある日、妻が風呂場 で手首を切って自殺してしまった。以来、娘は心に傷を負ってしまったようだ。 環境を変えようと郊外に引っ越すが、娘はチャーリーという友達ができたという。 しかし、近くにはそんな男の子は住んでいない。

上のあらすじは前回のコピペ。 二回目ということもあって、話の筋はわかっているので、セリフや伏線に注意し て見てみました。

ふむ、じっくり見ればみるほど謎が増えてくる。そして、ロバート・デ・ニーロ とダコタ・ファニングの演技の妙にうなりそうになる。

この作品、はための展開が最近見たようなどっかの作品に似てはいるので、 それと同じだと思って集中力を欠いてしまうと、本当の展開であるラストを見逃 してしまうことになりかねない。15分も残して結末を見せてしまってそのままと いうのでは、面白みがない。実はもうひとひねりある。

そのポイントとなるのが、ラストシーンなわけですが、今回のアナザーバージョ ンの触れ込みとして「激しい恐怖のために」とか「禁断の」とか言われていたら しいです。でも、はっきりいいましょう。そんなものはありません。だって、 違うのはラスト1分くらいだけなんだもん。

このエンディングによって、ストーリーの大筋が変わるわけではありません。 同じことを表現するために暗示的手法を取ったのが通常版、よりストレートな表 現にしたのがアナザー版です。アナザー版のエンディングは、そこまでの展開か ら考えるとそうでなければつじつまが合わない部分を「やっぱり」と思わせてく れます。一方、通常版は、確信がもてないままに「もしかして・・・」という感 じです。しかし、その環境を考えると「恐ろしい」のは通常版の方です。

この作品、宣伝のしかたが間違いばかりのような気がします。予告の時点で「も ういいかい、まあだだよ」という日本語をかぶせるのがまず安っぽい。 そして、「超感動スリラー」というコピーがついているが、感動ポイントなんて ない。どう解釈しても感動的にはならない。この作品は「謎」の部分をもっと強 調するべきだった。しかも、某作品と同じような「結末は話さないで」というあ りきたりの宣伝が、よけいに見る興味を削いでしまう。

しかし、見終ってもまだ謎の部分がある。まずはオープニングタイトルの意味あ りげな表現。スタッフやキャストの名前に重ねた表示の中に5つの単語が示され ている。さらに、最初の日付けはどのシーンまでかかるのか?怪しげな隣人 の行動の理由。そして、エンディングで示される事実から解釈される二人の真実。

っていうか、見終ってやっと全貌を見直せるわけで、気合いいれてないと見逃し ちゃう。二回見てもまだ消化できない。これ、DVD買ってしまうかも。

これで、全ての謎がきれいに解けるのであれば、この作品は傑作であるといえよ う。そうでなければ、・・・微妙かなあ。

ワンダフル・デイズ

渋谷・アミューズCQN2

実は本日、 池袋のテアトル で「 ワンダフルデイズ 」のイベントつきオールナイトがあるのです。そのせいで、テアトルのレイト ショー通常上映はなし。渋谷でも上映しているので、そっちにいくことにしまし た。たぶん空いてるだろう。

とりあえず渋谷に移動。先にチケットを買う。 アミューズCQN は実は初めて。場所はわかっているのでサクサクと。エスカレータで上がってい くと、8階がチケットカウンタ。7階に2館で合計3館。一時間前の購入でまだ3番 でした。

あとは HMV に行って TOWER にもよって、ぐるっと回って戻ってくる。上映館の2番は7階です。

名前のとおり、システムはアミューズと同じような感じ。ついでに中に入っても アミューズらしさはそのままで、なんとなくシネコンっぽいつくりではあるのだ けど、部屋の形や椅子の配置は偏っている。椅子の並びで真ん中かと思うとかな り端。天井は高く、座席の勾配はめずらしく十分。でも最前列からはスクリーン が高過ぎる。

結局観客は10人以下。まあこんなもんだろ。

「ワンダフルデイズ」。西暦2142年。エネルギー問題からおこった戦争が原因で、 空は常に厚い雲に覆われていた。エコバンへの居住を許されたものたと、エコバ ンへの居住を許されなかったものたちの住むマールとでは戦いが続いていた。 実は、この状況は、エコバンに住む者たちによる、自分たちの優位を持続させる ための陰謀で、その秘密を知るノア博士たちが反乱を起こしているのだった。

韓国アニメを ガイナックス が配給。冒頭に「20周年記念作品」と出る。脚本・音 響・日本語キャストもプロデュースということで、それってただの配給? ともあれ、「 オネアミス 」から20年ですか。たしかに、当時は中学生だった。

3DCGアニメと聞いていたので、「 アップルシード 」みたいな感じを想像していたのですが、2Dとのミックスでした。セルとの融合 なのかはちよっとわからん。

最近は日本のアニメという区切りはなくなってきているのかもしれませんが、 韓国アニメといわれなければ全然気づきませんね。というか、世界のアニメータ もジャパニメーションを意識せずにはありえない状況なのかもしれません。

話は近未来の地球で、中央政権と一般市民の対立というありがちなシチュエーショ ン。この手の場合、主人公の目的のスケールが大きいために、主人公に共感でき ないと傍観者になってしまうことがあります。「 スプリガン 」の時がそうで、なんだか画面ではみんな歓喜に酔いしれているのに見てる方は 「はあ・・・」な状態になってしまった。

実は今回も途中で「ん、もしかして今山場か?」という状態になってしまい、 もうちょっとで置いて行かれるところだった。

山寺宏一の声には惚れてしまいそうになるんだけどなぁ。

[一覧] [前の日記] [今日は2005年5月14日] [次の日記]

[Top Page]