見ておきたい作品を優先で「 THE 有頂天ホテル 」。めずらしく夕方から出かけて早く帰ってこよう。
チネチッタでは二つの劇場でかけているので、約一時間に一回のペースで上映中。 大盛況です。
「THE有頂天ホテル」。大晦日のカウントダウンパーティまであと二時間。その 準備におわれるホテルマンたちだったが、次から次へと問題が発生。はたして無 事に年越しできるのか?
「 ラヂオの時間 」「 みんなのいえ 」に続く、三谷幸喜監督・脚本作品。こないだの「 笑の大学 」は脚本だけでした。
テンポにはなんの問題もない。面白い。でも、なんかものたりない。なんなんだ ろう?期待が大き過ぎるのか?
この作品はリアルタイムに時間が進んでいるらしい。いわゆる「 24 」と一緒。これにこだわったのが逆効果なのか、たくさんのキャストにまつわる エピソードを散りばめる必要があり、なんとなく話がひろがり過ぎたような気が する。
そうか、いつもの三谷幸喜なら、それぞれのエピソードが絡み合ってくるんだけ ど、今回はそれが少ないんだ。既に最後はカウントダウンパーティという目標が 見えているせいだろうか?普段なら「ああ、ここでこんな風に絡んでくるか!」 という意外性が少なかった。
上映時間は2時間16分。監督曰く、「 踊る大捜査線 」も「 Shall We ダンス 」も2時間16分だからだそうだ。
映画じゃなく、舞台でやった方が面白かったりして。あるいは、全てのキャスト の行動まで練っているのだったら、「 ドッグヴィル 」のように、キャストの動きが全部見えるようにしてしまうとか、映画じゃなく てDVDでマルチビューにできるようにするとか、変わったことに期待したい。
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