渋谷に行きたいので、場所から作品を選ぶ。そしたら「 タッチ・ザ・サウンド 」の紹介文にひかれたのでこれに。時間に余裕を持たせて、お買いものしましょう。
渋谷着。新しくなって初めての ユーロスペース 。大体の場所は確認したので、道玄坂から交番のところを曲がって行くことにす る。ところが、交番の手前だったか奧だったかを覚えていない。久しぶりなのだ が、交番がこんなに立派だったっけ?前は交番があるのかないのかわからないく らいのみすぼらしさだったような気がするのだけど。
時間に余裕があるので、ここはエイヤっと奧を選ぶ。結果はハズレ。大きく違う 方向に行ってしまう。京ポンで自分の位置を確認して東急本店方面を目指す。い やぁ、役にたった。
しかし、渋谷って適当に歩いていると思った方向に行けないですよね。 パルコ と TOWER RECORDS が意外と近かったり。
無事BUNKAMURAが見えたところで、くるはずだった道に逆から入る。あっと言う 間に着く。ふーん、こんなところに出来たんだ。「ユーロスペース」「Q-AX」 「シネマヴェーラ」が入った「Q-AX」ビル。しかし、このあたりは隣がホテルだっ たりと商業施設の立地としてはどうなんだろ?
チケット売場が一階にあるのですが、これは「Q-AX」のものらしく、直接3階に 向かう。あれまぁ、綺麗ですねぇ。とにかくチケット購入。シニア1200円かと思っ ていたら1000円だった。正しい料金らしいが得した気分。
TOWERやら HMV やら Book1st やらに寄って、戻ってくる。
まだ前の回が終わってない様子。まもなく人がでてきました。で、番号順に入場。 本日は左側の「1」ですが、これは入って左側がスクリーンになっています。思っ たより広いです。横長3ブロック。当然中央に座る。スクリーンも結構大きくなっ て、座席も階段状になりました。最前列まではスクリーンから数メートルあるの ですが、見上げる形になってしまうでしょう。私は最後列でちょうどいいと思い ました。
ど真中を陣どっていたのですが、後からきた外人さん2人が席を詰めてくれない かというので、まあ、ひとつずれるだけだから譲る。
「タッチ・ザ・サウンド」。パーカッショニスト、エヴリン・グレニー。彼女は 12歳の時にほとんど耳が聞こえなくなった。しかし、彼女はできるだけ普通の生 活をし、やりたいことを貫き通してきた。彼女の創作風景を追ったドキュメンタ リー。
「聴覚に障害のある女性パーカッショニスト」というのにひかれて見にいったの ですが、これが予想以上に凄かった。
おそらく、何も情報がなければ、彼女が聴覚障害を持っているなんて気づかない。 普通に演奏し、普通に会話もできる。電話でインタビューを受けるシーンが、か ろうじて彼女の現実を伝えているだけ。彼女は、全身で音を感じ、そして聴いてい る。
実は、彼女のことは全然知らずに見に行ったのですが、かなり有名なアーティス トだったらしい。グラミー賞も何度か受賞しているし、来日もしている。 実際、今回の作品の中でも日本でのセッションが含まれている。
彼女のプレイについては表現できないので、こればかりは直接自分で見て聴いて もらうしかない。
実は席をゆずった外人さん二人が結構曲者だった。上映中、何やら二人で話をし てた。まあ、それは映画の内容についてだったからいいとしよう。問題は携帯電 話をいじることだ。サブウィンドウがチカチカしていて気になるったらありゃし ない。ある意味一番後の列で良かったよ。他の人に迷惑かからなくて。でも、前 の列に座っていた女性は、二人の話し声が気になるらしくてチラチラとこちらを 見てましたけどね。
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