サウンド・オブ・サンダー
A Sound of Thunder

渋谷・シネパレス2

ちょっと雨降り。でも傘は持たずに出かける。今日の行動範囲ならなくてもなん とかなる、はず。めざすは「 サウンド・オブ・サンダー

とりあえずチケットを買って、 HMV を見て時間を潰す。一通り見ているうちに時間になる。

番号は一桁だったので、ド真中に座る。思ったよりは人がいるかも。

「サウンド・オブ・サンダー」。2055年、人類はタイムトラベルを可能とした。 この技術を独占するタイムサファリ社は、白亜紀での恐竜ハンティングツアーを 売りだし、好評を得ていた。しかし、ソニアはタイムトラベルの危険性を訴え続 けていた。そしてある日、トラベル先で事故が起こり、間一髪で戻ってきたのだ が、戻って来てから異常気象が続いている。

レイ・ブラッドベリの短編が原作。まあ、タイムトラベルものの中では分かり易 いパラドックスを題材にしているので、気楽に見れます。過去を変えるとその影 響が現在に及ぶってやつです。過去のちょっとした変化が現在では大変なことに なるという、今回の場合はまさにバタフライ・エフェクト。

原作は読んでなかったのです。予告では足跡だけを写していたので、土がついた だけでそんなに変わるのかねぇ、と思っていたのですが、一応納得です。

とまあ、ストーリーについてはあまり深く考えないことにしたのですが、映像の 作りがちょっと、というかかなり雑でしたね。恐竜やマンドリルみたいな猿の進 化形した動物など、個々の表現はまずまずなんですよ。「 ジュラシック・パーク 」でこなれているからかもしれません。ところが、普通の人間と街の風景の合成 がすごく甘々。ついでに車の動きも微妙に機械的。自動制御で動いていると考え てもちょっと・・・という感じでした。なんか、ここにはお金かけてません、と いうのがハッキリ。

ところで、同じ列の横の方に外人さんが座っていたのですが、予告でいちいち拍 手するんですね。やっぱり国民性の違いなんでしょう。周りは静かなんで、そこ だけ浮くという。正直、本編中もこの調子だったらいやだなぁ、と思ったんです が、そういうことはなく、よかったよかった。

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