オトシモノ

川崎・TOHOシネマズ川崎4

本当ならば、「フラガール」あたりを攻めておきたいところなのだけれども、これからでかけるとするとレイトショーになってしまう。でも、せっかくなので今日は2本は潰しておきたいところ。そんなわけで、時間でセレクトしたら「いちばんきれいな水」と「オトシモノ」という組合せになりました。「いちばんきれいな水」は初日ですが、時間が遅めなのでそんなに混んでいないでしょう。

まずはチケットを購入。まずはTOHOに行き「オトシモノ」のチケットを確保。真ん中がとれました。ただ、係のお姉ちゃんが割引の内容を把握していなかったようすで、マニュアルを調べたり、他の人に聞いたりとちょっとてこずってました。

続いて、チネチッタに移動してこちらのチケットも確保。こちらでも「10時台の回」と言ったつもりが「12時台」と聞こえてしまったらしく時間がかかる。でも今になって考えると「22時」っていってたのかな?

その後はヨドバシに行って買いものし、あおい書店で時間を潰す。

「オトシモノ」。小学生の妹の同級生、孝くんが駅のホームで定期券を拾ったというのを聞いた後、行方不明になった。数日後、妹も定期券を拾い、同様に行方不明になる。奈々が妹を探していると、遺失物届けの中に青沼八重子という持ち主の定期が何度も届けられていることに気がつく。

ひさしぶりのジャパニーズホラーかな？主演続きの沢尻エリカが、舞台挨拶か何かで、撮影中にヤバイ感じのところがあったとか。霊感あるらしいです。

内容はなんとなく「呪怨」を思わせる雰囲気。でも、ホラーとしてはイマイチ。どんでん返しのつもりなのかもしれないけど、人物の複雑な絡み合いに力を入れた結果、恐怖の根源が何なのかということがさっぱりわからなく、最終的にもそれがなんなのか明らかにされない。なんとなく展開としては「サイン」かよ！みたいなところが。

もしかしたら、この謎は続編に持っていって・・・というつもりなのかもしれないですが、はっきりいって続編はないですね。この作品がつまらな過ぎる。

工事中に出てきた不可解な物体。それを避けるようにした路線。付近で発生する事故。と素材はいい感じのものが揃っているだけに、もったいない。

いちばんきれいな水

川崎・チネチッタ10

チネチッタに移動。初日の割りにはこんでいない。終了時刻が終電ギリギリだからしょうがない。

予告。「銀河鉄道の夜」の実写映画化があるらしい。これはチェックせねば。

「いちばんきれいな水」。小学6年生の夏美には姉がいる。でも、姉の愛は、夏美が1歳の時から、病気のために眠ったままだ。今年の夏は中学受験の準備で塾に通う毎日。ある日、両親が急に出かけなくてはならなくなって留守番をしていると、突然姉の意識が戻った。しかし、彼女の記憶は8歳の時のままだった。

加藤ローサ主演のファンタジー、くらいの知識で見ました。「四日間の奇跡」系かなと。

加藤ローサの演技って正直あまり期待してなかったんですよね。「陽気なギャングが地球を回す」とかテレビの「ダンドリ」くらいしか見てないのでたいしたことは言えないのですが。でも、この作品、彼女の子供っぽい自然な演技がハマっていたように思います。

映像と音楽もなかなか。タイトルのとおり、きれいな透明感のある映像と、それに重なるノンジャンル的に入る音楽が妙にマッチしていて、ファンタジーな世界観をうまく表現しています。

とはいえ、実際の主人公は実世界を生きる妹。神さまがくれた、誕生日プレゼントなんですね。

予想以上によい作品でした。サントラ買おうっと。

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