緑・花試験模擬試験解答

解答(その2) 出題:真鍋節夫

実際は1時間で80問出題されます。

21 互生する葉の付き方にも規則があります。3/8葉序ではひとつの葉と次の葉の間の角度の開きは何度になるでしょう。

1-90度 2-110度 3-125度 4-135度 5-145度

360度×3/8=135度。1/2葉序では180度であると思っていればよい。

22 ポインセチアやマタタビのように、花の咲く部分の近くで葉が特別の色に変わることがあります。このような葉の名前は。

1高出葉 2中出葉 3低出葉 4表出葉 5裏出葉
本来、葉も花も同じものであったらしく、葉が花になる過程かもしれない。

23 若いヒイラギの葉はトゲが鋭いのですが、老化が進むとトゲが無くなり丸くなります。これは大きな木になると動物の被害を受けにくくなるので、トゲが不要になるのではないか。と言われます。これを唱えた人は。

1リンネ 2ダーウイン 3牧野富太郎 4シーボルト 5マキシモウイッチ
植物の世界の進化論です。

24 植物名に学名があります。これは何語でしょう。

1英語 2ドイツ語 3フランス語 4ラテン語 5エスペラント語

25 従来からの区別の方法ではノダフジのつるの巻き方は何まきでしょう。
1左まき 2右まき 3中まき 4ねじまき 5ちまき
進行方向に右へ右へ曲がって行く

26 木曾の方言で「ばあさんのそばかす」という意味の「バアソブ」という名前の植物があります。では「ジイソブ」と呼ばれる植物は何。

1ツルリンドウ 2ツルニンジン 3ツルアジサイ 4ツルギキョウ 5ツルドクダミ

27 マメ科の花は旗弁、よく弁×2、舟弁×2でなりたち左右対称の形をしているのが普通ですが、次のなかから左右対称で無いマメ科の植物は。

1ノアズキ 2ノササゲ 3タンキリマメ 4カラスノエンドウ 5クズ

28 1年生の寄生植物ネナシカズラはいろんな植物に取り付いて嫌われ者です。ネナシカズラの特徴は。

1葉緑素を持たない 2鋭いトゲで他の植物を傷つける 3宿主の花の蜜を吸う 4大きな葉で宿主に日陰を作る 5ツルが宿主の茎に食い込む

29 ではそのネナシカズラは何科ですか。

1ゴマノハグサ科 2アカネ科 3ヒルガオ科 4キキョウ科 5トウダイグサ科

30 次の植物のうち天麻(テンマ)とも呼ばれ、キノコのナラタケと共生すると言われるのは。

1ツチアケビ 2ハマウツボ 3ギンリョウソウ 4オニノヤガラ 5ヤッコソウ

31 下のヤブガラシのような複葉を何と呼ぶか。

1-3出複葉 2-5出複葉 3-掌状複葉 4-羽状複葉 5-鳥足状複葉
鳥の足に蹴爪(けづめ)がついているようだから。

32ギンリョウソウは現在生きている他の生物にとりつくのではなく、死んでいるものにつきます。このような植物を何とよびますか。

1寄生植物 2死体植物 3菌性植物 4腐生植物 5活性植物
寄生のひとつと考え、共生ではないものと区分けすることもあります。

33サクラの葉の絵のAで示した部分に小さな葉がついています。これをなんと呼びますか。

1小葉 2托葉 3柄葉 4散葉 根葉

34 クロタキカズラの名前の由来は。

1暗くて滝のある場所に多い 2黒滝山で最初に見つけられた 3発見者黒田氏の名前と黄色い葛から 4葉が黒っぽくて、滝のある場所に多いから 5黒田山で最初に発見された木のような葛から
植物の名前は疑問を持ったらすぐ調べて見ること。図鑑にはかならず載っています。

35 南米アマゾン流域でキャッツクローと呼ばれ、薬草として珍重されている植物がある。これにもっとも近い日本にある植物は。

1カギカズラ 2イタビカズラ 3ラショウモンカズラ 4ジャケツイバラ 5テリハノイバラ

36単子葉植物について書いた次の記述のうち間違っているものはどれか。

1子葉の数はひとつ 2花の各部は2,4,5またはその倍数から構成される 3根は細いヒゲ根からなる 4葉は平行脈 5ユリ科やラン科が知られている

単子葉植物は3または6の倍数のパーツから構成される(変わり者はどこにもいるもので、ユリ科ツクバネソウは4の倍数です)。

37 同じ耕地で、一年に二回同じ作物の作付けを行うのを何と呼ぶか。

1二回作 2二毛作 3多毛作 4二期作 5二条作
二毛作は別の作物を同じ場所で裏作として作る場合を言う。主に稲作についての言葉

38日本名「舞鶴天南星」はどの植物の仲間か

1・サボテン 2ミカン 3シュンラン 4ツツジ 5マムシグサ

39スイランと言う植物は何科か。

1ユリ科 2キンポウゲ科 3ラン科 4アオイ科 5キク科
ランと名がついてもランではなく、ユリ科などが多い。

40次の文章を完成させよ。
種子植物は裸子植物と(A)に分かれ、(A)は双子葉類と(B)に分かれる。また双子葉類は離弁花類と(C)に分類される

(A)被子植物、(B)多子葉類、(C)筒状花類
(A)日子植物、(B)短子葉類、(C)筒状花類
3(A)被子植物、(B)単子葉類、(C)合弁花類
(A)継子植物、(B)同子葉類、(C)合弁花類
5(A)勺子植物、(B)単子葉類、(C)号弁花類