つうしん

休日は山にいます 発行 QJY通信社

おかげさまで 50号に到達 山で出合った三人娘

 

師走の雑踏にて

会社を出て帰宅途中、前方に両足の不自由な女性が松葉杖で苦労しながら歩いていた。私を含めもちろん皆、今更この人に何もできる訳でもない。

後ろ姿から、若いOLということはわかる。

事故にでも遭ったんだろうか、幼い頃の病気だろうか、自分自身のこと自分の娘のこと、この人のそばをやり過ごす時、様々な思いに心が締め付けられる。

娘は今春、ダンプと自転車で衝突ししばらくおとなしくしていたが、今は免許を取って自分で運転もしている。折りも折り、娘の友人でバンド仲間の女の子が、バイクで走行中車と衝突、学園祭では松葉杖をついてベースを弾いていたそうな。

たまたま会社の同僚の娘なので、「呉から広島までバイクで走らせるなんて、あんたが悪い!」と毒づいてしまったが、年頃の子供たちを持つとこころ穏やかで無い。

山で出合った三人娘

写真が趣味の人は一様に「個展」を開くのが夢と語る。芸術や特技を持った人は最終的にはどこかでそれを発表するべきで、それが技量の更なる高揚につながる。

私の趣味は、数では負けないが、どれも中途半端、それでも写真だけは小学生の頃から続いている。

山はもともと好きだったから、花の写真を撮りはじめて、作品として仕上げるには植物名も覚えなければならない。

都合の良い連鎖で、山歩きがやみつきになった、と言える。

で、写真としてはひとつのこだわりを持って

いる。「テーマ」でもある。

それは草花を可愛い女の子に見立てること。それも三人娘。

タイトルは「山で出合った三人娘」。

新年から中国新聞の夕刊で毎日連載することとなった。請うご期待。

夕刊(¥50)、買おてーや。

やっぱり山歩きを

そもそも山歩きができるということは、日本の平和度をあらわすバロメーターであろう。危険動物は少々いるが、彼らは先駆者、人の方が遠慮しなければならない自然である。

日頃の機械化された社会のしがらみから抜け出し、一輪の花(そういう訳で三輪の花が好きだが)に安らぎを求める。

花はそれに十分応えてくれる。

花が好きになると、花を取り巻く「自然」のすべてに興味が湧く。

そして観察会を通じて知り合った多くの方々、月に一度のふれあいから、会の運営に関するケンケンガクガク、結局飲みすぎて解散。

これほど楽しませてもらっていいのだろうかとも思う。

で、好き勝手書いて 50号

昨年の最終が15号だったから、この一年は35号発行出来たことになる。皆さんの反応がすぐ返って来るのが嬉しい。