くぼた沖縄日記 2013 6月  日傘は偉大 祝30回目!

 

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★出発前

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出発3日前になんと台風発生のニュースがっ!それにともなってどんどん天気予報の降水確率が上がる。曇りの予想が降水確率70%になってしまった。何回当たるんだよ台風。ええい、もう!飛行機が飛びさえすればいいや。

出発前日、この日から出張で那覇に行っているTさんから、「お天気は問題なし。すさまじい暑さ」とメールが届く。 

★6月21日 そうそう、沖縄はこんなに暑かったのだ

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伊丹空港で携帯が見当たらず、忘れてきたかと頭が一瞬真っ白になる。ほどなく見つかり(ふぅ〜)、心の動揺の大きさがいかに携帯に依存しているかを如実に示して複雑な気持ちになる。

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機内放送でも「現地の天気は晴れ」と流れる。めでたし!

沖縄が近づき、おお、あれは伊平屋島に伊是名島。本部半島に瀬底島、水納島。くっきり見える。地図の通りの形だ(当たり前)。

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到着。いや〜、ピカピカに晴れてますがなー!それならと、午後2時からの「那覇まちま〜い」(ガイドさんとの街歩き)に参加しよう。まずはモノレール2日券を購入。宿泊ホテルの斜め向かいにある事務所に寄り、申し込み。しかし暑いっ!晴雨兼用の傘を差す。この時期に沖縄に来るのは9年ぶりなので、すっかりこの暑さを忘れていた。思い出したよ。

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ホテルに荷物を預け、まずは腹ごしらえ。いつもの「あじまあ」へ。こんにちは〜。この前会ったこの店に毎日通っている女性にもまたお会いする。どもども。

 

おいしくしっかりいただいていると、隣のテーブルでぜんざい(沖縄では冷たい)を食べている女性が、「沖縄の小豆って大きいね」と言い、沖縄に暮らして丸1年という男性が「そうそう」と返事している。違うって。それは金時豆です。

 

桜坂通りを歩いていると、桜坂劇場の隣り、駐車場だったところが工事中。2年後に地上18階建ての都市型リゾートホテル(どんなの?)が出来るそうだ。桜坂通り側は裏手になるようだが、ここの景色も変わるだろう。

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2時前に「那覇まちま〜い」の集合場所、旭橋駅に行く。すでに待ってくださっていたガイドの女性Yさんとあいさつ。もう一人参加の女性Aさんと女3人で「Dコース風水の村 久米村(クニンダ)めぐり」、日傘を差して出発。

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Aさんは沖縄には年4回くらいダイビングに来られるそうで、今回の参加は台風の影響でダイビングが出来なくなったため。子どもさんも独立して家を出て、さらに離婚してシングルライフ満喫中。

 

久米村は600年ほど前中国福建省から来た人々によって出来た村。中国からの冊封使の宿泊所「天使館跡」、航海の神様媽祖を祀った「上ヌ天妃宮石門址」や、困窮者救済施設だったという建て替えられてまっさらの「堂小(どぅぐゎー)屋敷跡」などを説明を受けながら歩く。それにしても、暑い暑い。クーラーが効いた建物の中での休憩がありがたい。  

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最後は「福州園」。20年ほど前、中国福州市との友好都市締結10周年と、那覇市の市政70周年の記念事業として造られた中国庭園で、すべて中国から職人さんが来て作られた。那覇市の管理で入場無料。以前休園日に当たって以来、来たことがなかった場所だ。

 

 

入り口前の道に、何台も観光バスが止まっている。入り口で記念撮影する中国語の大勢の人たち。その人たちをぬって、中から現れたのは、あ!お会いしたこともある、作家の仲村清司さんだ!で、その後ろからやはり作家の下川裕治さん!そういえばTさんと一緒に甲子園の沖縄地区予選を観戦されるって聞いてたな。あっという間にタクシーに乗って行かれた。

 

「福州園」の中を巡る。中はいくつもの中国式の建物や池がある。「もうちょっときれいに管理してほしいんですけどねえ」とガイドのYさん。使われなくて、物置のようになっている建物もあるとか。痛んだ瓦屋根などもあり、せっかくの施設なのに、残念。まちま〜いは、ここで終わり。

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夕方の飛行機で名古屋へ帰るAさんと別れ、Yさんと二人で「福州園」のすぐ裏にある、先週出来たばかりという「久米至聖廟(久米孔子廟)」に行ってみる。本殿の大成殿には、観光客と思しき中国の方たちの他に、ビンシー(沖縄のお参りセットが入ったケース)やヒラウコウ(平御香・黒くて平たくつながったお線香)で沖縄式にお参りをされている方たちがいる。久米村ゆかりのご先祖様がいらっしゃる方たちだろう。

 

 

そのまま帰る方向が同じのYさんとしゃべりながら歩く。沖縄は何度来ても飽きないというと、とてもうれしいと喜ばれる。いや、ホントです。国際通りを歩いていると、さっき別れたAさんが目の前のお店から出てくる。Aさ〜ん!飛行機の中で食べるお弁当を買ってたのよ、とAさん。「じゃあここなんで」とJALホテルに消える。年4回も沖縄にダイビングに来られるし、いいホテルだし、ブランドバッグも安くなっていたので買ったと言ってたし、Aさんってお金持ちだよねとYさんと話す。

 

ホテルで一旦休憩。涼しい部屋で飲む熱いさんぴん茶(ジャスミン茶)がおいしい。普段さんぴん茶を飲みたい気になかなかならないのだが、沖縄ではごく自然に飲んでしまう。不思議。近所のスーパーに買い物に行き、お土産調達。8時の晩ごはんの約束までシャワーを浴びたりして部屋でくつろぐ。

 

歩いて8時に「koba’s」到着。おや?と思われた方もいらっしゃるでしょう。前回去年11月の沖縄日記でお別れパーティーをした「koba’s」だったのですが、那覇にフレンチバルとして復活!したのです。ああ、やっと那覇に戻ってきた。めでたし!

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遅れて三枝子ちゃんもやってきて、カンパ〜イ。大好物のシェフのラムローストが食べられて幸せだ。カルパッチョもおいしい。何より歩いて来られるのがうれしい。シェフのお友だちも見えて、あーだこーだしゃべりまくって、もう2時だ。

 

◎島野菜ランチバイキング あじまあ

  那覇市松尾2−8−34 TEL 098-862-5422 無休

◎フレンチバル koba’s(コバズ)

  那覇市松山2−8−6 TEL 050-5799-5287  1800300  日曜定休

 

 

 

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