くぼた沖縄日記2013 6月 日傘は偉大 祝30回目!

★6月24日 最後までしゃべって

あっという間に最終日。ホテルをチェックアウトし、浮島通りの「ぴにおん」で石垣島の食品を散々試食してあれこれ買ってしまう。「琉球ぴらす」で自分用に島とうがらし柄の手ぬぐいと半額セールのTシャツを買う。

 昼ご飯を約束しているTさんと待ち合わせの、久高民藝店に行く。昔から上品なお店だ。Tさんはお買い物。選ぶの早いなあ。さらにTさんのリクエストで市場本通りにある小さな古書店「市場の古本屋ウララ」へ。

 「ウララ」の隣りの小さな食料品店をふと見ると、さっき買った「ぴにおん」の商品が。私が買ったものではなかったが、ややや、直営店より安い…。お店の年配のご夫婦も、「こっちの方が安いよ〜」もう、買ってしまいました。今度はこちらで買います。「あー、そうしなさいね〜」

 

その横には、食べるラー油ブームを作った「石垣島ラー油」が積まれている。去年来た時も、何軒かで見かけた。一時は品薄で、めったに店頭で見かけなかったが、さすがにブームが落ち着いたということか。いくらですかと聞くと1000円だという。国際通り周辺の相場なんだろう。以前はもっともっと高かったよとお店のおじさん。

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Tさんのお買い物も済んで、お昼にいたしましょう。ここにいつも猫がいます、とTさんに猫ポイントを示しながら、また「あじまあ」へ。ごちそうさま。また来ます。

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国際通りに向かう途中で、Tさんがご存じなかったので水上店舗2階に案内する。個性的なギャラリーや雑貨店、民謡酒場、昔からの洋裁店、営業しているのかどうかわからない店など、古い建物に小さな店がつらなる、アングラ感漂う不思議な場所なのだ。ここで飛行機の時間が迫ってTさんとはお別れ。お元気で。

 

私は夕方の便なので、さて何しようかな。ジュンク堂書店で涼みがてら沖縄本をチェック。昨日会ったOさんおススメの那覇市歴史博物館にでも行ってみよう。那覇市歴史博物館は久茂地のデパートリウボウの中という便利な場所にある。

博物館のチケット売り場目前で携帯が鳴る。お、三枝子ちゃんからだ。時間が出来たので、お茶でもしましょうとのお誘い。シェフも来られるという。わーい、行こう行こう!車で迎えに来てくれる。

koba’s」に寄り、シェフと3人で波の上ビーチ近くの「T‘s style  Coffee」へ。おお、青い海が見える。しばらく前に出来た那覇西道路も目の前を走っている。この道が出来て、空港までがとても近くなったそうだ。

 

シェフが私を海が見える席に座らせてくれたのだが、窓の外を全く見ることなく、3人で話しまくる。シェフは今夜はお店があるのだが、今はコース料理ではないので、ずいぶん仕込みにも時間に余裕があるという。そうか、アラカルトとコースって、そんなに違うんだ。食べてるだけの私にはわからないことだ。

 

後進のために、真面目な努力はちゃんと報われると、自分たちが示さなければいけないんです。後進を育てるということは、とても大事なことです、とシェフが言う。私はそんなこと考えたことがなかったよ。後進もいないけど。

 

三枝子ちゃんにホテルまで送ってもらい、さあ、空港に行かなくては。ありがとう。またね!次はもうちょっと体に優しい時期にしよう。

 

「35コーヒー」も忘れずに買わなくちゃ。空港駅に着くと、「35コーヒー」の売店は店じまいの最中。あの〜もうお終いですか?と声をかけると、ん?昨日首里駅にいた女性かな?「大丈夫です!」としまった所から商品を出してくれた。話しをすると、やはり昨日首里駅の売店にいた女性で、彼女も思い出してくれ、私が改札を出るまで手を振って見送ってくれる。

 

夕陽に光る海面に、やっぱり地図と同じ形の伊是名島、伊平屋島が見えた。     おわり

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◎びにおん

  那覇市松尾2--13 TEL 098-866-4577 10002100 無休

 

◎琉球ぴらす 浮島通り店 

   那覇市松尾2−5−36 TEL 098-863-6050 11002000 不定休

 

 T‘s style  Coffee 波の上ビーチ店

   那覇市辻3−2−1 TEL 098-868-0502  7002200 無休

 

★帰宅後

2日して、リウボウ前の歩道で会ったOさんからメール便が届いた。

手紙とともに、「琉球陶器の来た道」という県立美術館・博物館×那覇市壺屋焼物博物館合同企画展の、予想だにしない、ものすごく立派な図録が入っていて、私がもらっていいのかと恐縮してしまった。Oさん、ありがとうございます。

 

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