「くぼた沖縄日記2000 日替わり定食大盛り」

★6月22日 送別会は星のした

航空券を予約した2ヶ月前から始めた「体引き締め大作戦」。なんの成果も得られないまま、沖縄行きの飛行機に乗る。直行便が取れず(怒)、石垣島に着いたのは午後3時半。
 
ありがたいことに、今年の6月から空港と市街を結ぶバス便がある。しかし、お客は私だけ。出発まで運転手さんとおしゃべり。やっと二人目のお客さんが来て出発。

二人目のお客さんはアメリカ人のミミさん。日本語ぺらぺら。アメリカから学生を連れて、3週間日本の建築を見て 回っていたという。あれこれおしゃべり。「日本の建築に詳しいですね」とおほめの言葉をいただく。

ミミさんを離島桟橋まで案内。竹富島へ行く彼女とはここでお別れ。黒島行きの最終便に乗る。冷房で涼しい船室より暑くても、風が吹く甲板が好き。

後ろの席のおじさん3人組から、黒砂糖が回ってくる。ありがたくいただく。2巡目が来て、さらにおみやげにとさらの袋ごといただく。わ〜い。石垣から30分。青海苔をてんこ盛りのせたような、真っ平らの黒島に着く。

島に着くと、港は人だかり。長期ヘルパーの女性が帰るらしい。船が出ると若い男の子3人が、服のまま岸壁から海に飛び込んで、離島流のお別れ。飛び込む人数が人気のバロメーター。3人はちょっと少ないらしい。

民宿は大阪の若い女性、山本さんと相部屋。風が吹き抜けてとても気持ちいい部屋。おいしいご飯。食事のあとも食堂でしゃべっていると、とても若い宿のご主人から、外で一緒に飲みませんかと声がかかる。

外のテーブルに宿泊客、ヘルパー、近所のおじさんなど、三々五々人が集まり島酒で宴会。中座して、星を見に行く。道に腰を下ろして夜空を眺める。天の川、さそり座、満天、びっしりと星、星、星。

宴会に戻ると、突然18連泊していた青年の「送別会をします!5分間で」とご主人が宣言。指名された人が贈る言葉を述べ、本人のあいさつ(20秒)。「では5分過ぎたので、送別会終わり。2次会は4時間です〜。3次会は朝まで」疲れた人から部屋に戻る。

どの部屋もみんな、ドアも窓も開けっ放しで寝ている。女性、男性関係なし。ここまで開けっぴろげな宿は初めて。涼しい風に吹かれながら寝る。

 

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