「くぼた沖縄日記'99 八重山愛の頭突き編」
 

★11月16日 第1日目 波照間は遠く

飛行機の中で沖縄タイムスを読みつつ、石垣島へ向かう。機内放送「到着地の天候はくもり、気温は20度」。なにぃ〜。話が違うではないか! ここは、最低でも25度は欲しいところ。


午後2時半近くに到着。最終便3時の連絡船に間に合うように、急いでタクシーに乗る。私「離島桟橋まで!」
運転手さん「八重山は初めて?どこか離島へ?」
私「4回目です。波照間行きます」…離島桟橋到着。
運「ああ、欠航だねえ〜」私「…」またか!切符売り場で話を聞くと、波が高いためとのこと。                             なんで、なんで、波照間。


波照間の宿に、断りの電話。今日の宿を探さなくては。2件電話するが、誰も出ない。公衆電話に貼ってある「1泊2000円」のステッカー。近いし、行ってみるか。古いビルの2階。前金2000円を払い、個室をあてがわれる。安宿も極まったという感じ。広い建物の中を仕切って個室が何部屋か。そこら辺にロープを張って、洗濯物が干されている。部屋にはベッド、小さなテーブル、一人掛けのソファ、ラジカセ、会議用長テーブル。3畳ぐらいか。自炊もできるようだ。ま、いいでしょ。


しょうがないので、街をぶらつく。山田書店ではベスト1が「とぅばらーま」(八重山民謡の本)、2位が沖縄出身の、マイフェイバリット作家、池上永一君の「復活、へび女」。いつの間に出たんだよう。池上君の本にこんな所で出会ったのも嬉しく、早速購入。


街は花がいっぱい。ぱちぱち写真を撮る。仏壇を作っているおじさんと目が合い、通りがかったおじさんも交えお話しする。花屋で花の名前を教えてもらう。


ちょこちょこ買い物。お店のおばあさんに、西表島は行った方が良いとアドバイスを受ける。商店街の公設市場、石垣島に来るたびに前を通るが、なんだかすごい匂いが渦巻いてそうで一度も入ったことがない。今回もパス。


夕方食事をし、シャワーを浴びる。宿の若くもない兄ちゃんは陰気。話しかける気になれず、部屋にテレビもないし、何もすることがない。本を読みつつ寝る。ああ、テンション低いなあ。


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