Title 「音」
プロローグ
先日地元のオーケストラの演奏を聴きにゆきました。横浜にあるアマチュアのオケで昨年「親と子どものためのコンサート」とかいうこのオケの演奏会を聴いのが最初です。アマチュアとはいえ、メンバーの数も多く、高価な楽器に属すファゴットなど3本もある(多けりゃいいものでもないが)本格的なものです。
横浜には有名なオーケストラも来ますが高いし(reasonableな値段の)チケットも入手しずらい。。。その点このオーケストラは全席自由席(新幹線の「こだま」みたいに)で値段が500円 ! そのかわり客のなかには大きなアイスコーヒーのカップをもちこんで飲みながら聴こうとするオバサンたちや赤ん坊を連れてくるひとやらいろいろです。今日は一応「親と子の・・・」がついていないのですが・・・前に座った奥さんなどは演奏がはじまるとすぐ居眠りを開始し、会場の拍手で御目覚めでした。しかしアイスコーヒーのおばさんも演奏が始まるまでには飲み終えたようですし?赤ん坊も泣かなかった?ので演奏会の呈は成していました。
ロッシーニのOverture「セビリアの理髪師」から始まりベートーベンを経てチャイコフスキーの5番まで2時間弱でしたが特にチャイコフスキーの弦楽器による「UNISON」(しつこくでてくる)では(オケの練習不足も目立たず?) CDでは味わえないFull Harminic Waveを聴きました。CDのように適当に高調波をcutしていないので聞こえない音域まで聞こえて(?)非常にFBな音楽でした。
オーディオ
音楽といえばアマチュア無線を趣味とするひとはオーディオマニアが多いですね。それは扱う周波数が高いか低いかの違いはあれ、原理は似たようなもの?だからかも知れません。私もはるか昔、ステレオプレーヤのユニットだけ買ってきてラジオた2台つないでSTEREOを聴いた覚えがあります。 それからしばらくしてアンプやらスピーカやら集めはじめましたがマニヤになるほど財政的基盤がなく、それなりのもので我慢しました。それでもずいぶんと高価であったように思います。自分の家に設置すると比較する対象もないことから結構な音がするように思えてきました。8HZhの音(パイプオルガン)が含まれているというサンサーンスのシンフォニー3番を聴きながら部屋にある家具を共振させて(8Hzという訳にはゆきませんが。。。)8Hzを聴いたつもりになっていました。しかしそのスピーカも長男が赤ん坊のとき興味の対象になりウーハに穴をあけられてしまいました。(障子じゃない。。。)オープンデッキはヘッドフォンの穴にクレヨンを詰め込まれた(大きさがほぼいっしょ。。。)上に転倒させられ(AKAIのデッキは縦形)こわれてしまいましたHi
音とアマチュア無線
最近のSSBを聴いているとどれも歯切れの良い音がしています。メーカーとマイクロフォンにより多少異なりますが高周波が回り込んでいて歪んでいる場合を除いておおむねメーカーごとの画一化された音になっているようです。自作A3時代の音はすべての局がそれぞれ特徴を持っていました。私の音はローカル局の評からすれば「きわめてアマチュア局的な音」ということでした。裏を返せば「キンキラキンの音で低い音はまったく出ていない」ということでしょう。モジュレータが運動会で使う「拡声器」を鳴らすようなアンプ。それにクリスタルマイクではしかたがありません。しかし3.5MHz帯のように空いているバンドでは音に凝った局もいて変調器をオーディオ用に開発された球で製作しトーンコントロールまでつけてマイクはヴェロシティマイクロフォンまるで放送局のような局もいました。
音の追求とトランシーバ
この流れはいまも続いているようで現在も3.5MHZ帯に出ているSSB局の一部は低音部から高音部まで十分に手を加えた音でQSOしています。DSPを使いマイクロフォンなどはオーディオ用のものを使っている人もいます。キャリアポイントを触っているひともいるかもしれません。Kenwoodがこのあたりを狙ってDSP専用マイクロフォンなるものを出していますが売れ行きはどうでしょう。通信機用として出しているわけですからどうしても帯域を制限しなければならず3.5Mhz帯の心をつかむまでにはいたらなかったようです。
しかし振幅変調系は音が悪いというのは迷信(?)でFMがCDならばAMはレコード版(聞こえない音まで録音されている?)くらいの忠実な再生度(但し書きはたくさん付きますが。。。)をもっています。メーカさんも徹底してこのあたりを開発してはいかがでしょうか。「Hi−Fiトランシーバ」と銘打って。。。DX用にはシャープな音を用意し、ローカルラグチュー用にはステレオ送受信とイコライザー&効果音による運用場所のエミュレーション(大邸宅室内、文化住宅4畳半、さわやかな山頂、蚊の大群と闘う夏の夜の海辺etc)とか。。。。
メーカさんもトランシーバの考え方を変えてはいかがでしょうか。「不必要な性能向上」より「楽しめる」トランシーバがほしいですね。
では またお会いしましょう・・・・・・・ Best 73 !!