先住民の村を訪ねながら、いろいろなことを思った。
赤ちゃんを背負いながら畑仕事を手伝う少女。
泣きながら祈りを捧げる女性。
遠くまで重い水を汲みに行かなければならない生活。
忍び寄り奪い続ける資本主義経済の影。
ささやかなお祭。
サパティスタのことが、常に気持ちのどこかにあった。
先住民の権利と尊厳の回復を求めて、武装蜂起した彼ら。
サパティスタの存在を知らなかったら、きっと訪れた際の視点が違っていただろう。
七つの村を訪れた後、サパティスタ自治区にも行ってみたいと思った。