血をもって命令する愚かさは、たくさんの視線を閉じ込めようとした。


もはや決して閉じない眼差しのある所をアクアテルという。




ポロの村から曲がりくねった幹線道路を歩くこと10分。


道路の脇に、嘆き悲しむ人々の姿が折り重なった、モニュメントが立つ。


それは、慰霊塔だ。




ここが45人のサパティスタが虐殺されたアクアテルだ。


ここが500年間の略奪の歴史の中で、嘆き死んでいったインディヘナたちが眠らない場所だ。