旅の空からの伝言


2004年8月18日 ラパスより


冷奴が喰いたい。

ネギをきざんで。

かつおぶしをかけて。

醤油をたらして。

冷奴が喰いたい。

ビールの美味いサンタクルスから

湯豆腐の美味いラパスに戻って来ました。

でも、冷奴が喰いたい。

実はまだ髪を切っていません。

相変わらずボサボサ。

単なる無精者です。

俺を見て子供が後ずさっていった。

ごめんねー







■まきまきさんへのレスポンスより


今日は枝豆が喰いたい。

日本は夏だなあと思うと、なぜかそんなものばかり食べたくなります。

食べたいって思う懐かしい味がある。

なるほど、幸せなことなのだなあ。

食べたいものいっぱい。

会いたい人いっぱい。

幸せがいっぱいだ。

いいよいいよのありがたい御言葉とは裏腹に、あのボサボサ頭を見た親はきっと嘆いている。

調和を大切にする世代なのです。

それもまたよし。







■やじまくんへのレスポンスより


宮古島からの書き込みありがとう!

俺は町のパソコン教室を使わせてもらって、宮古から此処にアクセスしたなあ。

広瀬君は元気にしてたかな。

身近な人を尊敬できるのは素敵なこと。

彼もオリジナルな風だね。

夏期講習は普段の授業とは、また違う雰囲気なのかな。

やじまくんが旅で出会った、いろいろな生き方を話してあげるのも良いかもね。







■いしばしさんへのレスポンスより


近況を教えてくれてどうもありがとう!

旅を見てくれてどうもありがとう!

ナスビの栽培は順調ですか。

命を育て命を繋いでゆく。

尊い仕事だと思います。

しかも、ナスビは美味い!

焼きナスの醤油と油のハーモニーは絶妙ですね。

タイカレーに入ったナスも大好きです。

ああ、挽肉と味噌でピリ辛に炒めても良いですねー

まだまだ暑い日が続くと思いますが、体調に気をつけて!

良い日々の旅を!







■あいかさんへのレスポンスより


上を向いても下を向いても同じ一歩。

でも、その一歩はきっと大きく違うのだろうな。

幸せな一歩を続けてゆきたいよね。

旅が終わっても、それぞれの生活があって、また新たな日常も人も旅も繋がってゆく。

ずっと旅だね。

会えて良かった。

いつだって会える。







2004年8月19日 ラパスより


半分信じてなかったから返って来なかったのかなとも思います。

だったら失礼なことをした。

まあ、どうでも良いです。

俺は俺。

今の俺。

金は金。

たかだか金。

いろいろ考える良い機会でした。

ラパスにいます。

すり鉢状の地形に、びっしりと張り付く、赤レンガ造りの家。

街には屋台が立ち並び、食べ物の匂いと生活感に溢れている。

他の首都(ボゴタ・キト・リマ)と比べて圧倒的にインディヘナの比率が高い。

山高帽。

カラフルな民族衣装。

三編みのおさげ。

雪山に囲まれた標高3650メートルの首都。

ラパスには不思議な存在感があります。

旅人のみなさんは元気ですか。

日本のみなさんは元気ですか。

明日、サハマに向かいます。

■「シャボン玉が舞う街角で」:http://www1.u-netsurf.ne.jp/~silent/a-world-0183-kanjiro.htm







■ROGMA6さんへのレスポンスより


ひさしぶり!

書き込みありがとう!

高山病については比較的徐々に高度を上げていったから

ハッキリした症状は無かったけど、やはりアンデスに入ったばかりの頃や

4000m越える所に行った時は、鈍い頭痛を感じることが何度かあったよ。

今はそれなりに免疫みたいなものが出来たみたいだ。

サンタクルス→ラパスは、ひと晩で3000m上がったけど何ともなかった。

息が切れたり、眠りが浅かったりということは今でもある。

ボリビアの町は標高高過ぎ。

金が返らなかったことは犬に吠えられた程度にしか思わなかった。

それより自分が感じた事と、自分が執った行動が興味深かった。

今の自分を再認識したことが良かったな。

そう思えたのは、相手が全くの他人だったからというのが大きい。

ろぐちゃんの場合とは、その点が全然違うのだろうね。

判断の明晰さや、揺らぎの無さ。

やはり試されてるなあと思ったよ。

ありがたい。







2004年8月23日 コパカバーナより


「天国があるとしたら、あんな処だと思います」

そんな言葉に惹かれて行って来たサハマ。

音の無い広い大地にリャマだらけ。

20家族(12家族との説も)が、ひっそりと生きていました。

そんな集落にFM局があるのにはビックリ。

(しかし、マスター音源はカセット・テープ)

遊びに行ったらサイン会になりました。

雪のサハマからチチカカ湖畔のコパカバーナにやってきました。

3日ぶりにシャワーを浴びて良い気持ち。

ここ数日シャワーの無い環境だったのです。

現在、こちらは8月23日の午後7時15分。

展望台の部屋(「旅」・「時には良くある日記のように」参照)

に入れたのですが、先ほどから雨が降りだして

湖に沈む夕日は残念ながら見れませんでした。

あと数日でボリビアのビザが切れます。

その直前まで、この町に滞在しようと思います。

「あすなろ物語」が「どくとるマンボウ航海記」に変わりました。

(「旅」・「南米の車窓から」参照)

これからラムでも買って来て、ゆっくり読んでみようと思っています。







2004年8月24日 コパカバーナより


朝6時に教会の鐘が鳴って目覚めます。

今日のコパカバーナは曇りのち晴れのち雨のち雪。

「ネバダ!ネバダ!メ・グスタ!ノー・フリオ!アレグリア!」

(雪だ!雪だ!雪大好き!全然寒くないもんねー!イエー!)

メアリ(宿のオバサン)は前髪にカールを巻いたまま大喜び。

いやいやさみーよ。

ムーチョ・フリオ。

今は乾季なのですが最近のボリビアは曇りの日が多い。

季節が変わってゆくのかな。

洗濯がしたいなあ。

テーブルにはラムと蜜柑とネスカフェ。

ホット・ラムを作ろう。

どくとるマンボウはスエズ運河まで行きました。







2004年8月26日 コパカバーナより


寒い日の洗濯は辛い。

指の感覚が雪合戦。

しかし、こう寒いと滞在費が安く上がるなあ。

ビールを飲む気にもならない。

もっぱらラムのお湯割り。

終日、毛糸のももひき。

どくとるマンボウは残り20ページ。

マンボウ先生は明日には日本に戻るものと思われます。

俺は、再度ペルーへ。







■ぴょんちゃんへのレスポンスより


とうとう海外進出だね。

ベトナム良い処。

是非、フランスパンのアジア風サンドイッチ食べてきて。

ベトナム麺フォーもハーブたっぷりで健康になる。

言葉は忘れてしまったなあ。

気持ちと姿勢で何とかなる。

「こんにちは」「ありがとう」「おいしい」だけでも現地の言葉を使うのをオススメします。







■まゆ服部さんへのレスポンスより


服部さん好みの男になれるようさらに精進いたします!







2004年8月28日 クスコより


ボリビアから再度ペルーに入りました。

クスコにいます。

此処はインカの古い都で「へそ」という意味があるそうです。

日本を離れてから初めてNHKを見ました。

しかし、オリンピックは、もうすぐ終わりなのですね。

相撲が見たい。

しばらく町を歩いた後、マチュピチュに向かいます。







■キホさんへのレスポンスより


オラ!アミーゴ!

まだまだ南米です。

斜面に張り付く家々のオレンジに灯る明かりを見ています。

夜の公園で一杯飲みました。

まあるく明るく満ちてきました。

ブルームーンには、そんな意味があったのですね。

世界が笑って気持ち良く過ごせるように、まずは自分の心の平和から。

毎日、夜空を見上げて少しづつ進んでいます。

同志キホ!

共に歩もうじゃありませんか!

また、さかな喰わして下さい。







■ぴょんちゃんへのレスポンスより


ベトナムからの書き込みありがとう!

無事でなにより。

何処に行っても(日本でも)安全ということは無い。

やはり世界は闘争の中だよ。

無事で生きていられるのはロシアンルーレットみたいなもの。

細心の注意を払って全て自己責任で楽しんで下さい。

良い旅になると良いね。

くれぐれも気をつけて!







■こうじくんへのレスポンスより


クスコは28日の午後7時00分を廻りました。

おかげ様で元気に旅を続けています。

ありがとう!

こうじくんも、頑張る意味を忘れないで、頑張って下さい。

妙に頑張らなければいけない日本で違う形で頑張る表現。

どんなこうじくんを見せてもらえるのか、今度、日本へ戻った時の楽しみです。

まだまだ、俺の旅は続きます。

マチュピチュに行った後、生きてる地球を体感しながら、再び南下。

また、会う日を楽しみにしています!

エンジョイ!







2004年8月29日 クスコより


「今度、テコンドーという競技がオリンピック種目になるので、そちらを始めてみようと思います」

以前、自分が所属していた大学のサークル(アルペン・スキー)

入ろうかどうか迷った末、テコンドーを選んだ新入生がいました。

今回も出場してるのかな。

よりぴー(岡本依子選手)

日本人だからといって日本ばかりを応援するのは、何だか気持ち悪いと思ってたのですが、

日本人の活躍に熱くなってる自分がいます。

「帰ってきたら、大好きなきなこ餅を作って、お祝いしたい」

メダルを取った選手のお母さんが、そう語っていたのが、すごく良いなと思いました。

いそべ巻きが喰いたい。

今日のクスコは良い天気です。

ネスカフェ飲んで、のんびりのドミンゴです。

ブルームーンが見えると良いのですが。

きっと光は等しく降り注いでいるのでしょう。

そう思いたい。







■ぴょんちゃんへのレスポンスより


今回の旅でUFOは2度見ました。

初めはグアテマラ、アンティグア。

赤いやつが現れたり、消えたり。

じぐざぐ。

2度目はペルー、タキーレ島。

星かと思ってたら、うにょうにょ動き出して、やがて消えた。







2004年8月31日 クスコより


「これからはテツと呼ばせてもらいます」

それだけの用件のメールが来ました。

こういうの案外、大切だと思います。

それにしても、37歳(男)に向かって「セニョリータ(可愛い子ちゃん)」は無いだろう。

インディヘナのオバちゃんから、そのように呼ばれるのです。

「大学生ですか」との質問には「18年生です!」

最近の南米は大学生の旅行者もちらほら。

明日、マチュピチュに向かいます。







■ひさの(宇宙人)へのレスポンスより


そういえばメキシコで国際政治を学ぶ宇宙人に会ったなあ。

元気にしていたことだろう。

今度の旅はペルーなのか。

こちらの第2回ペルーはクスコが基点。

明日(9/1)からマチュピチュに向かうので、9/6辺りはクスコで筋肉痛だと思います。

とりあえずメールを下さい。(ひさのの連絡先知らないので)

気をつけて飛んで来い!







■エノキドくんへのレスポンスより


書き込みありがとう!

とうとうガラパゴスで波乗りをしたんだね。

どんな気持ちがしたのか、今度会った時に、是非聞かせて下さい。

ビーチクリーンのこと、すごく良いなあと思って読みました。

サーフィンとビーチクリーンを繰り返しながらの南米の旅。

思ったり感じたりはしても、実際に行動に移せる人は少ない。

エノキドくんのこと、同じ旅人として誇りに思います。

ありがとう!

良い波に乗ってゆこう!







2004年9月5日 クスコより


マチュピチュから戻ってきました。

青空のモンシロチョウ。

そおっと横切る猫。

屋根でキスする鳩。

蜜を吸う丸く黒い蜂。

旅行者の洗濯物。

ペットボトルで作った風車。

ふたつ並んだブランコ。

子供達が話すスペイン語。

教会の鐘。

宿の庭で読書をしています。







■やじまくんへのレスポンスより


バンコクに地下鉄かあ。

今、あの街のスピードは世界一速いと思う。

速さこそ違うけど、全ては止まることなく流れてゆく。







■MASAくんへのレスポンスより


MASAくんのヨーロッパ・ステージ。

もう、ドイツに着いたのかな。

ソーセージ喰って、良い旅を!

俺はアンティクーチョを喰う。







2004年9月7日 クスコより


CDを買いました。

マヌーチャオ、カフェ・タクーバ、トレイシーチャップマン、ジョン・フォガティー。

南米はコピーCD天国で正規のものを探すのが大変なくらい。

ペルーでは一枚1、5ドルくらいで手に入ります。

自分が所属していた会社のCDもありました。

ひさしぶりにディランの「DESIRE」を聞いてみたいな。

欲望。

時間。

人の営み。







■あいかさんへのレスポンスより


好きな旅が出来て、俺は幸せだ。

美味しいものを食べた時に、幸せだなあと自然に言葉が出る。

生きていられること自体が幸せだ。

自分の幸せと世界の幸せを同列に思えるようになりたい。







■まっきーへのレスポンスより


まっきーも南米かあ。

言葉はなんとかなる。

楽しい旅になると良いね。

12月はアルゼンチン辺りにいるんじゃないかな。

パタゴニアが良い季節。







■こうじくんへのレスポンスより


何かを感じたり影響を受けるのは良いことだと思うけど

振り回されたり、責任回避は、カッコ悪い。

良い旅を続けてね。

ひさのが、クスコにやって来ました。

相変わらずのノリで、みんなで彼女を囲んで、楽しい時間を過ごしました。

このあと、彼女はマチュピチュ、俺はナスカに向かう。

旅は続く。

お互い大きくなって、また会おう!







2004年9月11日 ナスカより


世界はひとつの歌だ。

命と年月と風土が折り重なった歌だ。

全てが共振して絶え間なく世界中に鳴り響いている。

肯定と対話と寛容だけがある歌だ。

何が勇気なのかを知っている歌だ。

エゴが描き出した現実を追い越す歌だ。

子供達が笑いながら自由に走り回る歌だ。

好きな時に好きなように歌う好きな歌だ。

それぞれがそれぞれの命を生きてひとつのハーモニーが生まれる。

生きている喜びに叫びだしたくなる祝福の歌だ。

世界はひとつの歌だ。