元気ですか。

   タイ9日目、バンコク2日目です。

   今日は早起きをしてワット・アルンに行ってみました。
   チャオプラヤー川をバンコク側から渡し船で渡りました。
   ワット・アルンはタイルを使った白いシルエットの美しいお寺でした。

   ここにはたくさんの日本人観光客がいました。
   ひさびさに見る日本人です。
   集団でガイドに連れられ、きゃあきゃあとにぎやかに
   通り過ぎてゆきます。
   ずいぶんと幼稚な民族だなと思ってしまいました。
   バンコクの街自体は、かなり騒がしいのですが
   そこにいるタイの人々は物静かでおだやかに落ち着いています。

   観光客の集まる所なので物売りもたくさんいます。
   カメラのシャッターを押しただけで、お金を要求しているタイ人もいました。
   押してもらった日本人のおばさんは「ここから取って」とばかりに
   紙幣をずらっと出し100バーツ抜かれて「サンキュー」なんて言ってました。
   ほんとバカです。
   100バーツはたかだか250円ですが、タイでは食事が5回はできる金額です。
   日本人に法外な金額をふっかけるようになってしまうのも無理もありません。

   ワット・アルンの前を流れるチャオプラヤー川は昨夜の雨で増水していました。
   川沿いの床が水に浸かっている店でシンハービールを飲みました。

   リクライニング・ブッダが有名なワット・ポーを見てから
   トゥクトゥクと呼ばれる三輪のタクシーで中華街へ行こうと交渉すると
   やはり観光地だからなのか、80バーツと高い金額を要求してきます。
   数人目に交渉した誠実そうな若者は、中華街は水の被害がひどいので
   もう少し待った方がいいと言い、数カ所のお寺を一時間ほどで回ってから
   中華街へ行って30バーツでいいと言うことなので、話に乗りました。

   トゥクトゥクはバイクを改造したような、かわいいタクシーで
   車体がちいさいので、渋滞のバンコクの車の間をびゅんびゅん走ります。
   風を受けながら走るバンコクが気持ちよかった。
   連れていってもらったお寺では、ゆっくり瞑想しました。

   中華街の屋台でおいしい焼きそばと春巻きを食べて
   シンハービールを飲んでウイークエンド・マーケットに行きました。

   マーケットは現地の人にも観光客にも人気でたくさんの人出でした。
   売っているのは、洋服、食料品、植木、絵、熱帯魚、ニワトリなど
   無い物は無いというくらい様々なものが売ってました。

   朝からずっと歩き回っての疲れと軽い熱射病で頭痛がしてきましたが
   必ず行こうと思ってたムエ・タイに頑張って向かいました。

   二階、三階はタイ人が賭けをしながらエキサイトしている席なのですが
   調子が悪かったのでリングサイドでおちついてシンハーを飲みながら見ました。
   試合前にはボクサーによるワイ・クルーと呼ばれる踊りが披露されます。
   この踊りの時も試合中もタイの伝統音楽が演奏されています。
   笛と鈴と太鼓からなる演奏が独特の雰囲気を醸しています。
   ラスト一分になると演奏も激しくなります。
   ボクサーはこの演奏に合わせて間を取っていますが
   技を出す時には、微妙にリズムをはずしていました。
   そのほうが技が決まりやすいのでしょう。
   8試合やって2回KOがありました。
   気絶してしまった選手もいました。

   ホテルの近くの屋台でさっぱりした麺を食べました。

   動きまわった一日でした。

   ではでは。