コラム・日々是牧歌的 過去ログ(2003年3月)

154. 「ヒゲよさらば」、第二十回
. . . 2003/03/01 (Sat) 23:22:14

さて、短所に続いて長所も一通り列挙してきた。
短所を挙げたときと同じように、ここまでで挙げたきた長所もまとめてみたい。

私が挙げてきた長所は次の四点である。
@Sexyである
A手の甲を掻ける
B持ちネタとして重宝
C剃ったときの爽快感が大きい

なんのためにここまでで短所・長所を挙げてきたかといえば、(1)それぞれを検討し、比較することによって、ヒゲについての考察を深め、かつ(2)長所が短所を凌駕することを証明することを以って、私がヒゲに対してポジティブであることの証左とするためであった。
(1)については申し分ないだろう。
様々な角度からヒゲについての考察がなされ、私の人生の中でもこれほど実り豊かな考察は今までになかった。
逆から見れば、私の人生においては大した考察など今までに何一つしていないと言うこともできる。
問題は(2)である。
果たして上で挙げた長所四点は、短所を駆逐しうるほどのものなのであろうか。(つづく)


155. 「ヒゲよさらば」、第二十一回
. . . 2003/03/02 (Sun) 22:06:49

わかりやすくするために、短所・長所、両者ともまとめて一覧し、その上で比較してみる。

短所:
@モテナイ
Aめんどくさい
Bチクチクする
Cだらしなく見える

長所:
@Sexyである
A手の甲を掻ける
B持ちネタとして重宝
C剃ったときの爽快感が大きい

列挙してみて気付いたことが一つある。
それは、短所・長所が表裏一体となっていることである。
例えば「短所Bチクチクする」は、「長所A手の甲を掻ける」と、まさに裏と表の関係ではないか。
さらに言えば「短所Aめんどくさい」と「長所C剃ったときの爽快感が大きい」も、両者とも結局はヒゲが伸びるのがはやいという一事に起因するものだ。
「短所Cだらしなく見える」も、そのキャラクターをごまかしたり隠したりすることなく、前面に押し出すことさえできれば、「長所B持ちネタとして重宝」につながる。
最後に残った「短所@モテナイ」と「長所@Sexyである」も、結局は濃いヒゲを見る人、とらえる人の価値観で短所にも長所にも変わるものである。(つづく)


156. 「ヒゲよさらば」、第二十二回
. . . 2003/03/03 (Mon) 03:09:31

「長所は短所」とはまさに至言である。
同じ現象・事項でも、視る角度によって長所とも短所ともとれる。
私がここまでで比較・検討しようとしてきた長所・短所も、実はスポットライトを当てる角度が違っただけなのであって、結局はヒゲの同じ要素について裏から見たり表から見たりしていただけなのである。
とどのつまり、ヒゲが濃いことをいいと思うか悪いと思うか、それは人それぞれの主観でしかない。
当たり前のことではあるが、これがここまでの考察で得た一つの結論である。
そして、ヒゲが濃い諸君、諸君らも自分の気持ちの持ちよう一つで、それは短所ともなりうるし、長所ともなりうるものなのである。

これは何もヒゲに限ったことではなく、あらゆることに関して言える。
例えば足が短い人、見た目は気に入らないかもしれないが、そのほうが重心が安定し、こけにくいだろう。
例えば貧乳でグラマラスでない人、本人は「もてないもてない」と悩むかもしれないが、痴漢には遭いにくいというメリットも享受している。
いやいや、もてないどころか最近は貧乳フェチも多いので、実は本人が気付かないだけでもてている可能性も大いにある。
一見不便に感じたり、いやに思う自分の特徴も、考えようによっては、あるいは人の主観次第で有用であったり輝く個性となったりするものなのだ。

「ヒゲの長所が短所を凌駕するから、ヒゲに対してポジティブ」なのではなく、実は因果関係が逆で「ヒゲに対してポジティブであるから、ヒゲの長所が短所を凌駕する」のだ。
ここにきてようやく私が何度か訴えていた「ヒゲに対してポジティブでありたい」ということの真の主旨がわかっていただけたのではないだろうか。
「ポジティブでありたい」という気持ち・態度を持つだけで、濃いヒゲもすでに私の長所である。
長所とするのも短所とするのも、気持ち一つなのだから。(つづく)


157. 当サイト近況
. . . 2003/03/03 (Mon) 23:49:18

すっかりサボり癖がついてしまった今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょう。
私は大学のレポート締め切りが今日にもかかわらず、結局何もしないまま、サイトの更新などしておりました。

見ての通りこのコーナーでも、「ヒゲよさらば」をいきなり思い出したかのように、あるいはとり憑かれたかのように連続掲載しています。
「ヒゲよさらば」については、実はもう最後まで書き上げてしまいました。
第26回で終了です。
あと4回ですね。
ここから先はもうお笑いナシです。
普通のコラムになってしまってます(元々お笑いなんかあったっけ?っていうリアクションはナシね)。

それからトップページを見てもらえばわかりますが、「backnumber」というコーナーを新たに設け、「column」の過去ログをhtml化して掲載しています。
いろいろ事情がありまして、こうした方がいいと思った由。
あと、「series」のコーナーも、マイナーチェンジを施しました。

そんなことをしている暇があったらレポートやればよかったんですけど、やる気がなくてなくて。
本当にやる気のなさ度は年々ひどくなる一方です。
誰か私にやる気を分けてください。


158. 「ヒゲよさらば」、第二十三回
. . . 2003/03/04 (Tue) 20:28:55

それでは長所と短所を考察してきたのは無駄だったのだろうか。
いや、そこから様々なことに関して考察を深められたのだから、無意味ではなかった。
一応「いいと思うか悪いと思うかは主観次第、気持ちの持ちよう次第」という結論も導き出せたのである。
だがこれはヒゲに限らず、どちらかというと広く一般に当てはまる考え方であり、ヒゲそのものの特質に関する結論ではない。
そこで我々は、いわばフリダシに戻り、もう一度ヒゲそのものの考察に立ち戻らなければならない。

そもそもヒゲは何のためにあるのだろうか?
この「ヒゲの存在意義」という、根源的なところからヒゲの考察は始められるべきであったかもしれない。
次回はこの「ヒゲの存在意義」についての考察を試みつつ、そろそろまとめに入っていきたい。(つづく)


159. 「ヒゲよさらば」、第二十四回
. . . 2003/03/06 (Thu) 01:12:40

ヒゲは一体全体何のために生えてくるのだろうか。

例えば頭髪は、身体の中でも非常に重要である脳を保護する役割を担う。
陰毛も、やはり非常に重要である性器を守っている。
眉毛や睫毛は目を守るために生えているし、鼻毛は外気のごみが鼻腔に入ってくるのを防ぐことによって鼻腔及び肺を守っている。
こう考えると、ヒゲも重要な器官乃至身体の部位を守るために生えているのではないかという仮説が成り立つ。

ヒゲが生えるのはあご、口元、頬からえらにかけてである。
あごは果たして重要なのだろうか。
頬もどうであろう。
脳や目、性器などと比べてみて、私には特段重要とは思えない。
口はなるほど重要な器官ではあるが、目や鼻のように絶えず開いているわけではないので、さして保護が必要とも思えない。
考えるに、ヒゲは何か重要な部分を守るために生えているとは言い難いのではないだろうか。(つづく)


160. 「映画でひとこと」−『少林サッカー』(その一)
. . . 2003/03/07 (Fri) 16:24:28

BBSにもカキコしてくれる友人・イネ氏が「『少林サッカー』のDVD借りたので一緒に観よう」と誘ってくれました。
ずーっと観たかった映画なので、これ幸いと彼の部屋まで観に行ってきました。

大ヒットした映画なので、作品についてはあまり説明は要らないでしょうが、一応簡単に。
少林拳を駆使する人たちがサッカーの試合に出て勝ち進んでいく、とこんな感じです(簡単すぎる?)。
この先はネタバレもあるので、ちょっと注意です。

主演のチャウ・シンチー(周星馳)は、監督も脚本もやってるんですねぇ。
映画観たあとに知ったんですけど、ちょっとビックリです。
パフォーマーとしてだけではなく、プロデューサーとしてもあれだけ才能あるとは。
共演のオンナノコ、ヴィッキー・チャオ(趙薇)、これまたかわいいです(レビューするたびに出てくる女優をかわいいかわいいって言ってますね、私)。
もうおととしになりますが、中国人女性が日本軍旗(旭日旗)によく似たデザインの衣装で中国の雑誌にモデルとして登場し、抗議が殺到、コンサート会場でも襲われた事件がありましたよね?
あれ、この人です。
これまた映画観たあとに知ったんですけど、ビックリでした。
(つづく)


161. 「映画でひとこと」−『少林サッカー』(その二)
. . . 2003/03/08 (Sat) 08:03:43

肝心の映画の方はと言うと。
面白かったです。
わかりやすいし、バカさ加減も徹底しています。
CG使いまくりの、非現実的な試合が展開されます。
とりあえずそういったド派手なアクションが、見所の7〜8割を占めているんじゃないでしょうか。
でも随所随所に入れられた細かいギャグ・演出も私は結構好きです。
例えば特訓の時の「卵」、キスされる(?)方の男は草をギュっと握りしめます。
シンとのケンカで蟷螂拳を使うやつが構えたとき、そいつは構えた瞬間にプッと屁をこきます。
最後の試合で、シンは坊主頭のムイに「火星に帰れ」と言い放ちます。
やはり最後の試合で敵のキーパーは、ボールの風圧に服が破れてスッポンポンになります。
まだ映画観てない人にはなんのことかわかりませんね、すいません。
とにかくそういう細かいところにも私は笑えましたね。

ただ、一つだけ「ん?」と思ったところがあります。
準決勝で「飛龍兄弟」とかいう二人組が敵として出てくるんですが、この二人、かわいいオンナノコにヒゲを生やしているんですよ。
正直全く意味わかりません。
なんかのパロディでしょうか?
わからなさすぎてちょっと不快でした(というほどのことでもないんですけど)。
(つづく)


162. 「映画でひとこと」−『少林サッカー』(その三)
. . . 2003/03/10 (Mon) 02:34:47

あとは主人公シンのキャラクターが大好きです。
彼は何のためにサッカーを始めるかといえば、少林拳を世に広めるためなんです。
その目的のために情熱を燃やし、真っ直ぐに突き進んでいきます。
真っ直ぐ過ぎてちょっとずれてます。
完全な単純バカです。
だがそれがいい。
あの屈託のなさには好感が持てます。
だからムイが出てきたところで「あ〜、なんかこの先陳腐な恋愛テイストを加えなければいいけどなぁ」なんて思ってました。
恋愛の機微みたいな微妙なものはシンのキャラクターに全くあわないし、そういうものを出せばそのキャラが中途半端になってしまうからです。
ところがどっこい、やっぱりシンはずれまくってました。
ムイに初対面から「キレイだ」とズパッと言ったかと思うと、ムイが彼に告白したときには「違う、愛じゃない。友達」みたいな、これもまたズバッと言ってしまう。
常識人からは程遠い行動なんですが、キャラに筋が1本通っていて私は好きです。
そして彼のその真っ直ぐさで、ついに最後には少林拳を世に広めることができます。
このラストは完結感もあり達成感もあり、また面白さもあって非常にいい。
観終わったあと爽快でした。

総じてあれだけ話題になったのも頷ける作品でした。
マンガ『ドラゴンボール』もハリウッドで実写化されるそうですが、ド派手なCGを駆使したこの作品のようなものにすれば、案外楽しめるのかもしれません。
ただし完全なギャグ映画になってしまいますけどね。
それはともかく『少林サッカー』は万人に勧められる作品です。
家族で観ても楽しめるでしょう。
笑いたいときにもいいし、元気がなくなってるときにもいいです。
とにかく必見の傑作。
(了)

(映画データ)
『少林サッカー』(香港)
原題:『少林足球』
公開:2001年
製作:チャウ・シンチー、ヤン・クォックファイ
監督:チャウ・シンチー、リー・リクチー
脚本:チャウ・シンチー、ツァン・カンチョン
音楽:レイモンド・ウォン
出演:チャウ・シンチー、ビッキー・チャオ、ン・マンタ
管理人お気に入りポイント(★=1、☆=0.5。最高5):
★★★★☆


163. お引っ越し
. . . 2003/03/11 (Tue) 13:50:36

今週金曜日に引っ越しです。
例によって例の如く、荷物全然まとめてません。
なんでギリギリにならないと動かないんでしょうか、私は。
引っ越しは金曜でも、荷物の引渡しは水曜日・・・明日なんです。
だから今日がギリギリ。
そろそろ取りかかるかな、って感じです。

当然PCも梱包して送るので、明日から早くとも金曜日まではここの更新はできません。
メールも返せません。
エッチ画像も見られま・・・いや、そんなことはどうでもいいんですけどね。

しかし引っ越しって、なんでこんなにめんどくさいんでしょう。


164. 「ヒゲよさらば」、第二十五回
. . . 2003/03/12 (Wed) 00:53:37

他にも何かを守るためなのかどうか疑わしい体毛がある。
すね毛などはどうだろうか。
指毛は?腕毛は?せな毛(背中の毛)は?
どうも体毛は必ずしも何かを守るためではないようである。

腋毛は腋を守るためではなく、腋から分泌される性的ホルモンを溜め、異性に対するアピールを強めるために生えているらしい。
しかし口あるいはあごから性的ホルモンが分泌されるとは思えない。
逆に、口臭がヒゲによって増幅されれば、人間にとって不都合ではないか。

考えれば考えるほど、私にはヒゲがわからなくなってきた。
ヒゲとは一体なんぞや?(つづく)


165. 引っ越しました
. . . 2003/03/15 (Sat) 20:13:34

昨日一応引っ越しが完了しました。
非常に疲れました・・・
早速いろいろ買い物などしたんですけど。
買い物中、斜め前にあるカレー屋さんの他に、さらにカレー専門店発見、今日ももう一店発見、それからインド料理屋さんも一店見つけました。
どれだけ私を喜ばせてくれるんでしょう、この街は。

ADSLは昨日開通のはずだったんですけど、いろいろトラブルありで結局今日になりました。
昨日のうちにダイアルアップで一度つないでメールチェックしようと思ったんですけど、つなげる段になって、普通の回線もないことに気付きまして・・・
なんにせよ今日ADSLもダイアル回線も開通したんでよかったです。
でも普通電話線くらい最初からあるもんですよねぇ?
余談ですがつながってこのHPを見にくると・・・4000番、踏んでしまいました。
こんなに久しぶりにつないでバッチリ踏んでしまうとは。
キリ番といえば前の3594番ゲッターであるHN:つじさんには、私が持っていたビデオ『クール・ランニング』を差し上げました。

とりあえずかなり疲れて、そのせいでしょう、風邪ひいてます(またぁ?)。
鼻かみすぎて、痛いです。
しかも皮じゃなくて奥のほう。
風邪に抵抗するためにも、今から栄養ドリンクでも買いに行こうかなぁ。


166. 「ヒゲよさらば」、最終回
. . . 2003/03/15 (Sat) 20:14:12

(つづき)蓋し私には一生わからないだろう。
そもそも私とヒゲとは切っても切れない一つの有機体なのであり、それにも拘らず今までヒゲを客体化しすぎてきたのではないだろうか。
そしてそこには「私が主体でヒゲが客体」という、一種の驕りがある。
しかし実は逆で、「ヒゲが主体で私が客体」なのかもしれない。
言い換えれば、「私にヒゲが生えている」のではなく、「ヒゲに私が生えている」のだ。
そしてヒゲは、いつも「私」に関して「ああでもない、こうでもない」と思いを巡らし、「タイガよさらば」なんていうコラムを書いているかもしれない。

しかしいずれにせよ、どちらが主体か客体かなんてことには意味がないであろう。
私とヒゲは一心同体なのである。
一つなのである。
だから私が、私自身からヒゲを切り離し、突き放して、ヒゲに関してああだこうだと考えるのはもうやめにしよう。
だがそれも難しいものである。
寝よう寝ようと努力すると余計に眠れなくなるが如く、あるいはオンナノコに振られたときにそのコのことを忘れよう忘れようと努力すると余計にそのコのことが恋しくなるが如く、やめようと努力しても、ヒゲに思いを巡らすのをやめることが私にはできないだろう。
むべなるかな、ヒゲは日々休まず生えつづけるのだから。

それでも熟年の夫婦がお互いを空気のような存在に感じられるように、ヒゲを空気のように自然に、当然のように感じることができ、ヒゲについて考えることをやめられる日が来るのを待とう。
そしてそうなって、このコラムを見て「昔ヒゲについていろいろと考えたことがあったなぁ」と感慨にひたったとき、そのときにこそ私は部屋で万感の思いを胸にひっそりとひとりごちるのだ。
「ヒゲよさらば」と。(了)


167. 「ヒゲよさらば」よさらば
. . . 2003/03/17 (Mon) 19:26:35

初のシリーズものコラム、「ヒゲよさらば」が前回最終回を迎えました。
テーマは「とにかくいちびる(ふざけるの意)」でしたが、最後らあたりはそういう気力もなく、ダラダラ続いていた感があります。

そもそものきっかけは、土屋賢二のエッセイ集『我笑うゆえに我あり』を読んで面白かったので、こういうのが私にもできないかなぁと思って書き始めたものでした。
「ヒゲよさらば」みたいなのが好きなら、『我笑うゆえに〜』を一読されることをオススメします。
「ヒゲ〜」よりはるかに面白いですから。

実は書き始める前に、全体の構成を最初から最後まで考えてありました。
第一回を書く前から最終回の最後は決まっていたわけです。
その構成に従って書き進めていくわけですが、なかなか楽しかったです。
「読者の興味を保つにはどこで話を切るか」とか、「ここはちょっと薄いからふくらませるか」とか、構成に従いつつもいろいろ考えるのが面白かったですね。
短所篇の、「ヒゲソリめんどくさい理論」などは、最初組み立てていた構成にはなかったもので、ああいう横道それるのが非常に楽しかったです、書く側としては。

一つシリーズものが終わったので、次また新たに一つ始めようかとも思ってます。
もちろんカレーネタで、「カレーでポン!(仮題)」。
タイトルは今の思いつきなんで、変更になる可能性ありです。
ただ、仕事が始まるのでそんなことしてる余裕があれば、の話ですね、次のシリーズは。
というかまだまだ引っ越しも完了してない・・・
まずは生活環境の整備に頑張ります。

それよりも。
「ヒゲよさらば」を最後まで読んでいただいた方、(もしいらっしゃれば)どうもありがとうございました。
感謝感謝です。
次のシリーズにもご期待下さい。


168. 「映画でひとこと」−『猟奇的な彼女』(その一)
. . . 2003/03/19 (Wed) 03:17:14

久しぶりに映画館へ映画を観に行ってきました。
一緒に行ったのはBBSにカキコしてくれている、HN:つじ様。
キリ番getの景品(クール・ランニングのビデオ)を渡したときに一緒に観に行ったのでした。

非常に自己主張の強い、というか押しの強い女性が出てくるというのを聞いていたので(そういう人、苦手なんですよね、男でも女でも)、あまり観るのは気が進まなかったんですけど・・・予想に反してかなりいい映画でした。
あまり感動することのない私も感動してしまいました。

実は韓国映画を観るのは初めてでして、これがなかなか新鮮なものがありました。
どういうところが新鮮だったかというと、日韓のカルチャーギャップ。
欧米の映画はしょっちゅう観てるので、日欧米のカルチャーギャップは見慣れてるんですけどね。
例えば主人公・キョヌが旅館に入るとフロントで、「洋室にする?オンドル部屋にする?」と聞かれます。
こんな会話日本ではありえませんよね。
「オンドル」は、当サイトのgalleryにあるソウルのページでも紹介してますが、床暖房のこと。
韓国では古くから床暖房があるようで、昔は湯を沸かして蒸気かなんかで床を暖めてたようです。
今ではガスとか電気で暖めてるんでしょうけど、かなりポピュラーです、オンドル。
他にも韓国では若者もほとんどビールを飲まず、「ソジュ」という、まぁ焼酎を飲むんですけど、キョヌが彼女のお父さんとお酒を飲むときに、お父さんの正面を向かず横を向いて杯を空けます。
そう、目上の人に正面きってお酒を飲むのは無礼なんですよ、韓国では。
これも日本にはない文化ですよね。

こういうのって、知らなければ映画観てても何もひっかからないんでしょうけど、私は韓国の友達がいて以前にいろいろ聞いていたもんですから、「ああ、あいつの言ってた通りやなぁ」みたいな感じで楽しめました。
他に、「猟奇的な彼女」は、しょっちゅう「チュグレ(ブッ殺す)」って言うんですけど、この言葉もその友達から教えてもらっていて知っていたので、なんだかなつかしくも笑えました。
私はその友達に、「ブッ殺す」と、眼鏡をピコピコ手で上げるアクション付き「怒るでしかし!」を教えてあげたことなど思い出されまして。
(つづく)


169. 「映画でひとこと」−『猟奇的な彼女』(その二)
. . . 2003/03/20 (Thu) 02:31:31

内容の面ですが、前半はドタバタラブコメディです。
これに関しては、私はあまり評価しません。
映画館では結構みんなクスクス笑ってたんですけど、私はそれほどは笑えませんでした。
彼女がむちゃくちゃ過ぎることで笑わせようとしている安易なところ、先の展開・オチが読めすぎるところ、この二点のために、私はあまり笑えませんでした。
主演の二人の演技には好感持てるんですけどね。
特に彼女(=チョン・ジヒョン)のほうはかわいいですし(またか・・・)。

で、後半、というかラスト2,30分でしょうか。
ここで一気に感動できるんですよ。
素晴らしいです。
これには前半も非常にいい”フリ”になっているのではないかと思います。
私は”『クール・ランニング』=吉本新喜劇”論を以前から唱えていましたが、『猟奇的な彼女』もこの型に当てはまると思っています。
どういうことかというと、吉本新喜劇って、ずーっとお笑いお笑いできて最後はちょっと人情味というか、人の暖かいところの見えるドラマで締められるんですね。
全然大したことのないオチなんですけど、そこそこ感動できるんですよ、これが。
私だけかもしれませんけどね。
思うに人は、笑わせられると気持ちにフッと隙ができるんじゃないでしょうか。
そこで”ちょっと感動する話”をポンっとしてあげると、普段ならなんとも思わないような話でも大感動できたりするんですよ、きっと。
それが”ちょっと感動する話”ではなく、”かなり感動できる話”ならばなおさら大大感動でしょう。
『クール・ランニング』もそうだし、『ライフ・イズ・ビューティフル』もそうです。
『猟奇的な彼女』もまさにこのパターンで、前半それほど笑えなかったにもかかわらず、やられましたね。
ウルウルしちゃいました。
周りの人たちもグスグス鼻をすすって・・・その中の一人にHN:つじさまもいらっしゃったわけですが。
(つづく)


170. 「映画でひとこと」−『猟奇的な彼女』(その三)
. . . 2003/03/21 (Fri) 00:42:57

私が一番ウルウルしたのは、二人がお別れのとき、彼女が向こうの山にいるキョヌに向かって叫ぶシーンでした。
あのシーンは非常に切ない。
何よりもそこまで築き上げてきた彼女のキャラクター性が効いてます。
あとはやっぱり私もいろんな人とお別れのときだからでしょう。
大阪を離れ関東へ移っての新生活、これすなわち大阪にいるいろんな人たちとの別れってことでもあります。
だからよけいに感動してしまったんでしょう、恥ずかしながら。
もし映画館でなく、家で一人で見ていたら、おそらくワンワン泣いていたと思います(笑)。

全体的にみて、構成は非常にしっかりしていてよくできたお話だなぁとは思います。
ただちょっと冗長で、特に遊園地のエピソードはなくてもよかったのでは、とも思いました。
あとはラスト、感動できるんですけど、次から次へとラストっぽいシーンが続くので、その分ちょっと集中できなかったですね。
前半のコメディに対する評価もあわせて、減点法でいけばあまり★をあげられないんですけど、観て感動できて、観たあと清々しい気持ちになれたことを考えれば、いっぱい★をあげたい気分です。
というわけで採点は↓にて。
(了)

(映画データ)
『猟奇的な彼女』(韓)
原題:『My Sassy Girl』
公開:2001年(日本での公開は2003年)
監督・脚本:クァク・ジェヨン
音楽:キム・ヒョンソク
出演:チョン・ジヒョン、チャ・テヒョン
管理人お気に入りポイント(★=1、☆=0.5。最高5):
★★★★☆


171. 箱根の湯
. . . 2003/03/24 (Mon) 00:31:49

21日から一泊で、箱根に行ってきました。
参加したのは卒業した大学でのサークル仲間9人。
久しぶりに会う人もいて、楽しかったです。
温泉入って卓球やって、例の如く鬼のように飲みまくって・・・
疲れました(笑)。

次の日は箱根湯元でパターゴルフなど。
私は一度ホールインワンを出しました(←さりげに自慢)。
そのあと静岡にいる後輩が新宿まで来て一緒に飲み、さらにそれから残った先輩と二人でカラオケに。
もうクタクタで、今日はお昼まで寝た挙句、夕方から5時間ほど寝てしまいました。

と、久々に日記調のコラムなのでした。


172. アホゲー
. . . 2003/03/25 (Tue) 20:51:05

部屋で独り飲んで、酔っ払ってます。
ここ2,3日、相互リンクしてくださっている慶應文学会のリンクからいらっしゃってる方が多いようで。
ありがたいことです。
それもあって、大学関係の話題にしようかとも思いましたが、そうはイカのなんとか。
酔っ払っているので全然違う話題など。

タイトルの「アホゲー」とは、「アホなゲーム」のことです。
今日買っちゃいました、アホゲー。
その名も『ラブ★アッパー!』。
詳細は↓
http://www.d3p.co.jp/s_20u/s20u_006.html
オンナノコがコスプレでボクシングするという、アホ以外のなにものでもないゲーム。
2000円なんですけど、これが・・・本当に面白い。
勝ち進んでいくと、コスチュームの種類も増えていくんです。
で、こっちもコスチューム増やすために頑張るんです。
あと、パンチするたび、あるいはパンチを受けるたびに揺れます、乳が。不自然に。
それはおいといても、ゲーム自体がなかなかしっかりしていて、それなりに楽しめるんですねぇ。
現時点で、OL制服、ナース、チャイナドレスをゲット(笑)。
いや、ほんとに2000円とは思えないほどよくできたゲームです。

ネットで『ラブ★アッパー!』を検索するとついでに出てくる『ビキニカラテ』。
これもかなりアホです。
総勢19名ものビキニファイター達が戦うという、タイトルそのままなゲーム。
詳細は↓
http://www.micromouse.co.jp/wgame/bikinikarate/bikinikarate.htm
おっぱいから炎が出たり、お尻ぺんぺんなんてわざもあったりして、アホさ加減は秀逸。

まぁ『ビキニカラテ』は別として、『ラブ★アッパー!』はマジで面白いです。
2000円の価値は少なくともあり。
超オススメです。
・・・こんなこと書いて、訪問者が少なくならないことを祈るばかりです・・・


173. アホゲー2
.
. . 2003/03/27 (Thu) 05:14:04

今日も酔っ払ってます。
しかもこんな時間に(今、朝の5時過ぎ)。

昨日『ビキニカラテ』のことを書きましたが、あんな中途半端なレポートじゃあ読者様は納得しないだろうということで・・・
無料体験版をダウンロードしてプレイしてみました。
235MBもあったんですけどね。
最初のデモ画面はなかなかよかったんですけど、ゲーム内容自体はイマイチでした。
『ラブ★アッパー!』にはかないません。

『ラブ★アッパー!』は、コスチューム全34種類、全てgetしました。
コンプリートです。
アホです。
そんなことしてないで勉強しなさいって感じです。

まぁビール飲みながらも、教育実習の調査書書いたわけで。
ちょっとずついろいろやっていってるんですよー。
朝起きて調査書見たら、「なんちゅうことを書いてるんや・・・」ってなことにならんといいけど。
なにしろ酔っ払ってますからね。
しかし就職先からいまだに「いついつに来い」っていう連絡ないんですけど・・・
騙されてるのかなぁ・・・


174. 一人暮らし
. . . 2003/03/28 (Fri) 01:12:34

およそ2年半ぶりに一人暮らしを始めてるわけですが、前までとは違うことがいくつかあります。

一つはお香を焚くようになったことです。
お香の香りは前から好きだったんですが、わざわざしたいと思うほどではありませんでした。
きっかけは、友人(BBSに登場する、HN:しみ)の部屋を訪ねたときに、彼がお香を焚いていたことで、それを見て「一人暮らししたらおれもやろう」と思ったのでした。

もう一つはコーヒーメーカーでコーヒーを淹れるようになったことです。
前に一人暮らししたときは、インスタントは置いてあったものの、あまりコーヒーを飲みませんでした。
それが急にコーヒーメーカーなんて持ち出したのは、私が友人(BBSに登場する、HN:イネ)の部屋に遊びに行くときには、彼はいつもコーヒーメーカーでコーヒーを淹れてくれて、それが思ってたよりも簡単だったので「一人暮らししたらおれもやろう」、と。

まぁ要するに他人の真似っ子なわけです。
このサイトも実は友人が個人HPを持っていたので・・・ってなことはありません。
とりあえずやっと一通り部屋の整理が済んだので、次はガンプラ作りかな。
これも友人の真似っ子ではありません。
・・・だからそんなことする前に勉強しろって。


175. 「映画でひとこと」−『ピノッキオ』(その一)
. . . 2003/03/29 (Sat) 17:37:15

2003年3月26日水曜日、前日までとは打って変わって暖かくなったので、久しぶりにコートを羽織らず外へ。
駅前までほてほて歩き、コートがない分体が軽いせいでしょうか、それとも天気が良くて気分まで軽かったからでしょうか、フラッと映画館に入りました。
観た映画は『ピノッキオ』、私の大好きなロベルト・ベニーニ主演のイタリア映画です。
そしてやっぱり出てます、奥さんのニコレッタ・ブラスキ。
お話は皆さんよくご存知であろう、あの木の人形ピノキオが人間になるまでの冒険(?)譚です。
あの童話がイタリアのものだとは、私は知りませんでしたね。
知ってました?
ひょっとして常識?

50歳のベニーニが少年くらいの年齢を演じるのはやはり無理がありますが、それでも子どもらしさはよく出せていると思いました。
特に好きなエピソードは、妖精さんに苦いお薬を飲まされるところ。
「苦いのなんてやだ、飲まない」と言ったあと、角砂糖一個あげるからと言われ、「先に角砂糖くれるなら」と角砂糖を食べたあと、「やっぱり苦いのは絶対いや」なんてごねる。
子どもってそういうもんですよね。
ベニーニが演じたからか、微笑ましく思いました。
自分の子どもがそんなわがまま言ったら多分どつきますけどね。
(つづく)


176. 「映画でひとこと」−『ピノッキオ』(その二)
. . . 2003/03/30 (Sun) 13:14:36

あと印象に残ったのは、ピノッキオが生まれたシーン。
世の中にある見るもの全てが初めて見るもので、それらにピノッキオは一々大感動してはしゃぎまくります。
そのドタバタぶりは笑うべきシーンなのかもしれませんが、笑うよりも私は感動してしまいました。
もし生まれてすぐに外界を的確に感知し、言葉を理解し、喋ることができるなら、やっぱりこのピノッキオのように感動して大はしゃぎするんでしょう。
それに比べて我々は、もうほとんどのものを見、経験し、それらに倦み、飽きている・・・
ピノッキオがうらやましくも、彼がどれくらい感動しているかを想像し、私も興奮してしまいました。

このピノッキオ、とにかく誘惑に弱く、意志が非常に弱いです。
しょっちゅう悪い人たちにそそのかされ、また自分の欲望に負けてしまいます。
そのたびに後悔するんですが、またやってしまう・・・
まるで私自身を見てるようです(笑)。
ピノッキオの場合は悪いことをしてもすぐに妖精さんは許してくれるわけですが、私の場合誰も許してくれないところが違うところですね・・・
(つづく)


177. 「映画でひとこと」−『ピノッキオ』(その三)
. . . 2003/03/31 (Mon) 12:13:20

ストーリーは元々童話で、文部科学省も児童に推奨しているくらいですから非常に単純です。
正直言ってわざわざ映画館で観るほどのものでもないような気もします。
が、私はとにかくロベルト・ベニーニが動いて喋るだけでもう充分満足なんです。
それを観ているだけで楽しい。
だから映画自体を冷静に、公平な目で観ることができません。
それでも心を鬼にして、映画として評価した結果は・・・下の通り。
ちなみに最もベニーニ節が炸裂してたのは、あやつり人形劇の親分に、お涙頂戴話をでっちあげたシーンですね。
むちゃくちゃすぎて大笑いしました。
どうむちゃくちゃかは、映画館行って観てみてください(と、上で「わざわざ映画館で観るほどのものでもない」と言いながらもオススメしてみたりする)。
(了)

(映画データ)
『ピノッキオ』(伊/米)
原題:『Pinocchio』
公開:2002年(日本での公開は2003年)
製作:ニコレッタ・ブラスキ
監督:ロベルト・ベニーニ
脚本:ヴィンチェンツォ・チェラーミ、ロベルト・ベニーニ
原作:カルロ・コッローディ
音楽:ニコラ・ピオヴァーニ
出演:ロベルト・ベニーニ、ニコレッタ・ブラスキ
管理人お気に入りポイント(★=1、☆=0.5。最高5):
★★★

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