コラム・日々是牧歌的 過去ログ(2003年2月)

133. う〜ん
. . . 2003/02/01 (Sat) 10:07:03

昨日(1/31)、東京より帰阪しました。
向こうもかなり寒かったです。

さて。
向こうに何しに行ったかというと、採用試験の面接に行ってきたわけですが。
それがもう結果も出ていまして。
なんと。
採用されました。
というか、採用されてしまいました。
どうするんでしょう、私は。
いざ受かるといろいろ「めんどくさいなぁ」なんて思っています。
考えないといけないことがいっぱいで。
このサイトもどうしようか・・・

今日はとりあえず「やらなきゃリスト」をつくることにします。
う〜ん、めんどくさい。


134. あせってます
. . . 2003/02/02 (Sun) 20:30:43

いろいろ考えないといけないこと、やらないといけないことがあるにもかかわらず、今日ものんびり過ごしてしまいました。

夕方、TSUTAYAがレンタル半額キャンペーンやってる(ただし、ネット会員になっておく必要あり)ので、ビデオ・DVDを何本か借りてきました。
『エリン・ブロコビッチ』、『ナイト・オン・ザ・プラネット』、『ターンAガンダム 地球光/月光蝶』など。
まだ1本も観てませんが、特に『ナイト・オン・ザ・プラネット』に期待。
ロベルト・ベニーニも出ていて、ネット上での評判も上々。
楽しみです。
『ターンAガンダム』も楽しみですな。
ガンダムといえば、最近ガンプラ(注:ガンダムのプラモデルのこと)を作りたくってしょうがないです。
ゆくゆくはガンプラ作りを趣味の一つにしようかと画策中。

就職まであと2ヶ月、1分1秒を惜しんで遊ばないといけないような気がしていて、なんかあせっている私なのでした。


135. 「マンガでひとこと」−『死神くん』(その一)
. . . 2003/02/03 (Mon) 22:37:18

おれは死神。
寿命が迫っている人間に死の宣告をし、魂を切り離して霊界に運ぶのが仕事だ。
でも死ぬ予定じゃないのに死のうとする人間がいたり、三つの願いと引き換えに人間の魂を持っていこうとする悪魔が邪魔したりと、いろいろトラブルが多くて大変。
しかし人間ってのは、どうして死に直面しないと生を考えない奴ばっかりなんだろうねぇ・・・

と、いきなりあらすじをセリフ調で書いてみましたが、別に気が狂ったわけではありません。
何回かレビュー書いていると、読むほうもそうでしょうが、書くほうもマンネリで。
ちょっと変わった風に書いてみようとした結果がこれです。
ま、気にしないでください。

実はかなり古いマンガです、これ。
連載開始が20年前・・・でも話自体は全く色褪せてません。
それは一重にテーマが普遍のもの、「命の尊さ」「生の素晴らしさ」だからです。
これはいつ読んでも感動できます、泣けます。
感動できるマンガは他にもありますが、読んで泣いたマンガは『自虐の詩』とこれぐらいです。
このマンガでは毎回死が扱われるんですが、その死をとりまくドラマが本当に感動できるんです。
死に直面した人たち(死ぬ本人だけじゃなく、まわりの人たちも)が、ギリギリの局面で出る行動・・・これがみんなやさしさにあふれてるんですよ。
そのギリギリの状態でのやさしさってのに、きっと涙腺押されるんですね、私の場合。
これだけ感動できる作品を描けるとは、本当に作者に拍手を送りたい。
(つづく)


136. 「マンガでひとこと」−『死神くん』(その二)
. . . 2003/02/04 (Tue) 23:00:45

話の形式はショートストーリーになっていて、一話完結です。
一話ごとの構成がしっかりしていて、読ませます。
短編で、テーマが命で、感動できる・・・『ブラックジャック』みたいです。
実際『ブラックジャック』を範としている部分があるんでしょう。
医者が出てくる回があるんですが(文庫版1巻、中村さんちの名医さんの巻)、つぎひょうたんがでてきたり、「運命のもとでは医者は無力なのか?なんのために医者がいるんだ!?・・・答えろ!」と、ほとんどマンマなセリフがでてきたりします。
とはいえ全体的には全く『ブラックジャック』っぽくはなく、様々なシチュエーションで物語が展開されます。
構成のうまさだけは全篇通じて『ブラックジャック』並ですけどね。
今いった「医者」の回もあれば、戦争、教師と生徒、女優、マラソン選手、野球選手、動物、老人ホーム、相撲取り、登山家、ヒットマン、親子、といった、非常に多彩なシチュエーション、テーマで一話完結のストーリーが描かれていきます。
これだけあっちこっちへと場面設定を変えられるのは、メインキャラの死神くんが非現実的な存在で、どこにでも現れることができるからでしょう。
その意味で全くシバリがないんです。
『ブラックジャック』は主人公が医者で、それゆえ医者の世界から逸脱することができないのと対照化すれば、その場面設定の自由度がわかるでしょう。
しかしいくら自由だからといっても、作者に才能がなければこれほどのバリエーションは生まれなかったのではないでしょうか。
よくあれだけ多くのバリエーションを考え出せたなと、ここでもう一度作者に拍手を送りたい。

生は、死と相対化されて初めてその価値がわかるものです。
だからこそ死は大きな感動を呼ぶドラマになるのです。
わたしたちは普段死を意識することはあまりありません。
それ自体は悪いことではないのですが、そのままいくと生の尊さ、大切さを感じられないまま、ずるずると惰性で暮らしてしまうということになります。
『死神くん』は、平和ボケでやる気がない、あるいは生きていることに実感をもてない現代人が、今こそ読むべき名著なのです。
あと、人間関係が希薄になり、人のやさしさに触れる機会が少なくなったという意味でも、現代人にマッチする作品です。
とにかくいろんな人に読んでもらいたい、珠玉の名作。
(了)

(マンガデータ)
『死神くん』 全8巻(文庫版)
作:えんどコイチ
出版社:集英社
価格:各619円(税抜き)
2002年8月初版発行(文庫版1巻)
管理人お気に入りポイント(★=1、☆=0.5。最高5):
★★★★☆


137. 読んではいけない
. . . 2003/02/04 (Tue) 23:00:45

「マンガでひとこと」で、『死神くん』は是非いろんな人に読んでもらいたいと勧めましたが、逆にこれは読まないほうがいいというマンガをご紹介しましょう。

一つ目は日野日出志のマンガ。
うちには昔、彼が描いた『毒虫小僧』というマンガがありました。
どこがまずいかというと、まず絵が気持ち悪い(
http://hino.mac-time.ne.jp/で見ることができます。でも気持ち悪いので取り扱い注意)。
ストーリーも救いようのない暗い話で、人によってはトラウマになりそうなマンガです。
私は大丈夫でしたが。

二つ目は山野一のマンガ。
私は『四丁目の夕日』という作品を文庫版で持ってます。
これが見も世もなく暗い。
以前は『暗黒大陸パンゲア』という作品も持ってましたが、気持ち悪いだけでそんなに面白くなかったので友人に譲りました。
そう、この人のマンガも気持ち悪いです。
エログロナンセンス路線ですね。
ちなみにこの人の奥さんは「ねこぢる」という有名な漫画家さんで、いつだったか(5,6年前かな)自殺してしまった方です。

三つ目。
釋英勝の『ハッピーピープル』。
これは私にとっても多少トラウマとなってる作品です。
絵も気持ち悪いんですが(こればっか)、ストーリーが超不条理系で、後味の悪さはピカ一です。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の100倍くらい納得のいかない、ストレスのたまる展開です。
最近新装版で再発売されました。
『新・ハッピーピープル』ってのもあります。

四つ目は江川達也の『東京大学物語』。
実は最初集めてたんですけど、途中からずるずる引き延ばすだけの展開。
で、オチが最悪。
読む価値なしです。
全部古本屋に売り払いました。

まだまだあります・・・五つ目、山本直樹の『ありがとう』。
1巻目から超ハードで、目を覆いたくなるようなシーンが出てきます。
あらすじは、ある会社員が単身赴任から我が家に戻ると、不良どもが家を占拠していて、妻はアル中になっており、娘は目の前で犯され、薬漬け状態。
彼はその不良どもと戦うことを決意する、って感じ。
結構凄惨です。

なんかまだまだありそうに思うけど、とりあえずこの辺で。
あ、くれぐれも「読まないほうがいい」っていう意味での紹介ですからね。
読んでしまってから「とんでもないもん紹介してくれたなー」というような文句は受けつけません。
でも「読むな」といわれると読みたくなるもんなんですよね・・・


138. 映画でひとこと−『エリン・ブロコビッチ』(その一)
. . . 2003/02/08 (Sat) 04:35:58

ジュリア・ロバーツ主演の映画で、DVDで観ました。
3人の子持ちで文無しの女性、エリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)が、大企業の公害汚染隠しの事実に気付き、被害者のために東奔西走、最後には史上最高額の和解金を勝ち取る、というもの。
いきなりネタバレかいと思われるかもしれませんが、ラストを知っていても楽しめるからこそ言ったわけで、実際映画の宣伝時にも結末は明かされていたらしいです。
そう、結論から言えば私は結構楽しめました。
話の結末を知っていても、です。

この映画はとにかく主演女優への依存度が高いというか、おそらくジュリア・ロバーツが主演でなければあれほどヒットしなかったでしょう。
良くも悪くもジュリアに左右されるというか。
ジュリアが好きならこの映画も好きになれるんじゃないでしょうか。
嫌いなら逆ですね。
映画中ジュリアは上げてます、寄せてます、その胸を。
そして隠すことなく生で見せます、見せまくります、その脚を。
かなりセクシーなカッコしてるんですが、あれはあれでいいもんですな(コメントが完全に親父化してるな・・・)。
しかし正直言ってあのキャラクターはあまり好きではありません。
ああいう自己主張が強すぎる人って、苦手なんですよね・・・
接する以前に見てるだけでも不快になるというか。
私は優し〜いお姉さんが好きなのです。
ただ、その自己主張の強さ、彼女のバイタリティこそが、この映画の魅力の一つとなっていることは否めません。
その押しの強さで相手側の弁護士をギャフンと(まさにギャフンって感じ)いわせるところは、気持ちよかったです。
このシーンは間違いなく本作の見所の一つでしょう。
(つづく)


139. 映画でひとこと−『エリン・ブロコビッチ』(その二)
. . . 2003/02/08 (Sat) 22:16:13

個人的にはジュリア・ロバーツよりも、弁護士役のアルバート・フィニーが良かったなぁと思います。
彼の役どころも演技もいいです。
どこがどういいの?と聞かれるとうまく答えられませんけど(笑)。
ちょっととぼけた感じとか、言葉が汚くてやかましいエリンにひるまないところなんかが好きなんです。
あぁ、本当にうまく答えられてませんねぇ・・・

あと、このお話は実話に基づいてるらしいんですけど、エリンが男と付き合って、別れるというシーンがあります。
で、『ミュージック・オブ・ハート』という、やっぱり実話に基づいたもので主人公が女性の映画があって、その中でも男との出会い・別れが出てきます。
こういう実話に基づいた話の中で出てくる男との出会い・別れって、なんか生々しくてイマイチ好きになれないことが多いです。
まぁ実話なんだからしょうがないっちゃあしょうがないんですけどね。
いっそのこと丸々カットしてしまうか、もっとロマンティックに脚色して欲しいと思うんですけど、私だけでしょうか。

なんか完全に雑感の羅列になってしまいましたが、ここで総括。
尺は2時間以上あって結構長いんですけど、私は飽きずに楽しめました。
爽快感もあり、ストレス溜まってるときや、ちょっと落ちこんでるときに観るのがいいかもしれません。
まぁ男性は、いや女性も、ジュリア・ロバーツの寄せて上げた胸元と、にょっきり伸びた生脚を見るだけでも一見の価値があるんじゃないでしょうか。
(了)

(映画データ)
『エリン・ブロコビッチ』(米)
原題:『Erin Brockovich』
公開:2000年
監督:スティーブン・ソダーバーグ
脚本:スザンナ・グラント
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ジュリア・ロバーツ、アルバート・フィニー
管理人お気に入りポイント(★=1、☆=0.5。最高5):
★★★★


140. 令嬢カリー
. . . 2003/02/10 (Mon) 22:51:59

「ナカヌキヤ」に続く、いかがなものかと思ったものシリーズ第二弾。
それは、明治製菓からでてるレトルトカレー「令嬢カリー・きのこづくし」。
「令嬢」に「きのこづくし」とは・・・
しかも、「おこめ券プレゼント」なんてシールも貼ってあったりして。

ん?どこがいかがなものなん?って思う人も多いでしょう。
まぁぶっちゃけ下ネタです。
またかよ!って感じですけど。
わかる人だけわかってください。
「カレー」じゃなくて「カリー」にしたのもなんか・・・って考えるのは穿ちすぎってもんでしょうか。

はっきりいってアホですね、私・・・
逝ってきます。


141. 映画でひとこと−『スターシップ・トゥルーパーズ』(その一)
. . . 2003/02/11 (Tue) 22:20:02

今回は友人のしみ氏のリクエストで、『スターシップ・トゥルーパーズ』のレビューをば。
実は以前にも一度観たことあるんですけど、あんまりレビューは書きたくないと思ってた作品です(笑)。
いろいろ語ることはできるかもしれませんが、評価が非常に難しいので・・・

舞台は未来。
人類は巨大昆虫型エイリアンと戦争状態にあった。
主人公のリコ(キャスパー・バン・ディーン)は高校卒業後、軍に入隊。
歩兵隊として昆虫たちとの戦いに備える。
一方恋人のカルメン(デニース・リチャーズ)は、同じく軍に志願するが、成績のよい彼女は希望通り宇宙船の操縦士に。
さらに同じ高校からリコに恋心を寄せるディジー(ディナ・メイヤー)が、リコを追っかけて歩兵隊に入隊してきた。
そんな恋の三角関係とは関係なく(そりゃそうだ)、巨大昆虫の攻撃が本格化。
それぞれの戦場で戦乱へと突入していく・・・

もうごちゃごちゃ言う前にはっきりと結論から言ってしまいましょう。
この映画は「おバカ」です。
「おマヌ」と言ってもいい。
恋愛もの+青春ドラマ+SF+スプラッタ+おヌード頂戴官能小説風=おバカB級映画、といったところでしょうか。
(つづく)


142. 映画でひとこと−『スターシップ・トゥルーパーズ』(その二)
. . . 2003/02/12 (Wed) 21:43:29

筋は非常にわかりやすくなってますが、どうにも切って貼ったような急な展開が目立ちます。
例えばカルメンがリコに別れを告げるところ、あるいはリコとディジーができてしまうところ、それから重要キャラがいとも簡単に死んでしまうところ等々、とにかく「えっ?なんで?マジで?」とつっこまずにはいられないほどの急展開。
普通の映画ならもうちょっと丁寧な流れにすると思うんですけど。
でもそれでいいんでしょう。
この映画は(驚くべきことに)明らかにストーリーに重きをおいてないからです。
そんなことよりも昆虫とのド派手な戦い、きらきらしたCGの美しさ、SFXなどがこの映画のセールスポイントにしてメインコンテンツなんじゃないでしょうか。
・・・要するに、頭空っぽのエンターテイメントだと、私は思ってます。

ストーリー上恋愛要素も絡んでくるんですが、とにかく感情移入できないのは、ヒロイン役(なのかなぁ・・・)のデニース・リチャーズのイケてなさによるところが大きいでしょう。
なんであんな人がヒロインなんでしょう。
今までレビューの中で、多くの女優の美しさを賛えてきましたが、これだけイケてないヒロインは初めてです。
お世辞にもキレイとはいえません・・・まぁ人の好みって違いますからねぇ。
欧米ではああいうのがもてるんでしょうか。
ただしこの人がモロにゲロを吐くシーンがあったんですが、その体当たり演技は買います。
観ててギョっとしちゃいました。
ゲロを吐くシーンって、あんまりゲロ映さないもんなんですけどねぇ、普通。
『鉄男』という邦画では、池袋の地下で延々10分くらいゲロを吐き続けるシーンがありましたが。

一説には、この映画全体が監督ポール・バーホーベンのジョークなんだということですが、案外的を射た見方かもしれません。
面白いのは完全に男女平等の世界であるというところ。
アメフトも男女混合のチームでプレイするし、軍隊でも男女何の差別もなく同じように扱われ、果ては軍の最高司令官に女性が就任することもあるという世界。
歩兵隊ではなんと、シャワーまで男女一緒に浴びるんですねぇ。
メインキャラの一人・ディジーも、そこで惜しげもなくヌードを披露。
「究極の男女平等」までいけば世界はこんな風になるんだぞという、彼流のジョークだと思えなくもないです。
(つづく)


143. 映画でひとこと−『スターシップ・トゥルーパーズ』(その三)
. . . 2003/02/13 (Thu) 19:04:24

戦闘のシーンではグロい巨大昆虫がわらわら出てきて歩兵たちを襲います。
昆虫自体も気持ち悪いんですが、さらに歩兵が手足ちょん切られたり、胴体真っ二つにされたり、腕を炎で熔かされたりといったエグいシーンがボンボン出てきます。
頭に触手みたいなのを突き刺して、脳みそ吸うシーンとかね(間寛平の「血ィ吸うたろか」みたい)。
私は全く抵抗ないですけど、デリケートな婦女子は目を覆うシーンですね。
スプラッタ入ってます。
そういうの弱い方はご注意。

とにかく上でも言ったように、恋愛ものに青春ドラマにSFにスプラッタをかき混ぜて、さらにトッピングとしておヌードを振りかけた、まさに盛り沢山のノーブレイン・ムービー。
これだけバカさ加減を徹底して、面白くないわけがないです。
決して名作ではありませんが、名作・傑作でなくとも大いに楽しめる作品はあるということの好例。
マンガで言えば「ドラゴンボール」とか「キン肉マン」にあたるでしょうか。
★いくつというように、数で評価を表すのは困難な迷作。
(了)

(映画データ)
『スターシップ・トゥルーパーズ』(米)
原題:『Starship Troopers』
公開:1997年
監督:ポール・バーホーベン
脚本:エド・ニューマイヤー
原作:ロバート・A・ハインライン
特撮:フィル・ティペット
出演:キャスパー・バン・ディーン、ディナ・メイヤー、デニース・リチャーズ
管理人お気に入りポイント(★=1、☆=0.5。最高5):
★★★★(あえて評価はつけましたが、他の作品との相対評価ではありません)


144. St. Valentine's Day
. . . 2003/02/14 (Fri) 23:31:46

今日2/14は、セント・バレンタイン・デー(St. Valentine's Day)でした。
バレンタインといえばチョコ、チョコといえばゴディバ。
というわけで、ゴディバについてのお話を一くさり。

非常に有名な話ではありますが、ゴディバの由来は11世紀のイギリスにあります。
11世紀、イギリスのコベントリーでは、領主の課す重税に領民たちが苦しんでいました。
それを見た領主の妻ゴディバが、税の軽減を領主に訴えました。
すると領主は「お前が素っ裸で町中をまわればそうしてやる」と。
ゴディバ夫人は悩みましたが、結局一糸纏わぬ姿で白馬に乗り、町をまわったそうな。
そして領民たちはその行為に、「自分たちのためにしてくれているのだから」と、その献身に応えるべく皆窓や戸を閉じ、裸のゴディバ夫人を見ないようにしたという。
「レディ・ゴディバの優しい心、そして自己犠牲の精神をたたえ、社名にゴディバの名をいただきました。」(ゴディバ社HP、
http://www.godiva.co.jp/about/godiva_history.aspより引用、参照)

で、これにまつわる有名なお話がもう一つ。
「Peeping Tom」という言葉をご存知でしょうか。
英語で、「覗き見野郎」、もっとこなれた訳だと「出歯亀」などと日本語訳されたりする言葉です。
この「Peeping Tom」という言葉、上のお話でゴディバ夫人が裸で町をまわったときに、洋服屋のTomという男だけがこっそり覗き見した(覗き見する=英語ではpeep)ことからできた言葉なんですねぇ。
ちなみに「出歯亀」とは、明治時代の日本で植木屋さんをしていた「亀」太郎という「出っ歯」の男がいて、こいつがしょっちゅう覗き見していたことに由来する言葉。
やはり「覗き見する男」という意味です。

後世に名を残すは男(おのこ)の夢なれど、斯くの如く残されけるは末代までの恥とおぼゆ。
将来「たいが」が、「ヒゲの濃い男」を意味するようになるかもしれない・・・


145. のんびり
. . . 2003/02/15 (Sat) 22:52:29

中学を卒業して1年もしないうちに大検(大学入学資格検定)に合格した少年がいる。
しかし日本では18歳にならないと大学に入学できないため、彼はアメリカに渡って御歳16でカリフォルニア州立総合大学フラートン校へ入学した。
(ソース→
http://www.yomiuri.co.jp/04/20030215i507.htm

16歳で大学生・・・すごいですねぇ。
なんかこういうニュース聞くとちょっとした焦りを覚えます。
最近就職が決まったとはいえ、私は28歳で大学生。
その昔大槻ケンヂは、オリンピックバルセロナ大会・女子平泳ぎで、当時14歳の岩崎恭子が金メダルを取ったのを見て「14歳で金メダル取ってるオンナノコもいるのに、それにくらべておれは」と、トホホとなったらしい。
それと同じ感じです。
16歳でアメリカに渡って大学生してるやつもいるのにおれは・・・と。

まぁでも人それぞれのペースってありますよね。
私はかなりのんびりしている方ですが、それはそれでまたよし、です。
人生80年、まだまだ先は長いです。
のんびりやりましょう。
・・・あんまりのんびりしすぎてもアレですけどね・・・


146. 王玄策
. . . 2003/02/17 (Mon) 21:50:18

前に勤めていた会社を辞めてすぐに大学の通信教育課程に入学したんですが、3ヶ月ほどして完全に勉強放棄、そのあと半年ほども政治・経済・法律・歴史などについての書物を読んだり、レンタルビデオで借りたビデオを観て過ごしていました。
その間に中国の歴史に没頭したことがあって、『三国志』をはじめとして、史記関連の書物やら『項羽と劉邦』、歴代の皇帝、名将伝など、本屋さんで面白そうなのをポンポン買ってきては読みふけってました。
その中に『中国武将列伝』(田中芳樹著、中公文庫。上下巻)という本があります。
前置きが長くなりましたが、この本で紹介されている「王玄策(おうげんさく)」という武将があまりにすごいんで、ちょっとここで紹介させてください。
お酒の席でうろ覚えながらこの話をしたこともあるので、「何回も聞いてるよ」っていう人もいるかもしれませんが・・・

彼が活躍したのは唐王朝の時代。
西暦647年、彼は皇帝の命により友好国のマガダ国(インドにあった国)を訪問しました。
しかし当地ではすでにマガダ国王は死去しており、アルジュナという人物が王位を簒奪、インド中が大混乱におちいっていました。
アルジュナは、マガダ国に到着した王玄策ら唐使一行を監禁、しかし王玄策はみごと脱出に成功します。
彼はそのまま唐へ逃げ帰ったのかといえばそうではなく、馬を駆って一路北上、ネパール王国まで行きます。
そしてなんとネパール国王から七千騎のネパール騎兵を借り受け、マガダ国へ引き返してアルジュナに戦いを挑んだのです!
王玄策側七千に対して、アルジュナ側の兵は少なく見積もっても三万。
しかも率いる兵は異国の騎兵、かつ戦場は慣れない敵方の土地、インド。
この超不利な状況下で、王玄策は勝利します。
そしてアルジュナを捕虜にしてマガダ王国に平和を回復し、捕えられていた部下たちを救出し、ネパール騎兵たちを母国に帰し、颯爽と唐へと帰っていったそうな(以上『中国武将列伝』上巻参照)。

すごいですよねぇ、王玄策。
他にもいろんな武将が語られる『中国武将列伝』、オススメです(なんか出版社のまわしものみたいですが)。
著者の田中芳樹氏(『銀河英雄伝説』の原作者としても有名)は、かなり中国史に造詣が深いようで、「日本人は三国志に偏りすぎ」というようなことを述べていますが、確かにそうですよね。
三国時代以外もこんなに面白い話があるのに勿体無い。
三国志を読んでしまった人は、次はとりあえず『史記』の時代(春秋戦国時代。安能務『春秋戦国史』・講談社文庫など)や、司馬遼太郎著『項羽と劉邦』(新潮文庫)などいかがでしょう。
私は普段ほとんど文章を読むことはないんですが、こういう類の本だけはいくつか読んでいて、オススメできるものがあります。
その他のオススメ本については、また別の機会にでも。


147. お部屋探し
. . . 2003/02/19 (Wed) 00:52:34

明日から、というか日付からすると今日からですが、就職先周辺へとお部屋探しに行ってきます。
ということで2,3日更新はストップします。
・・・いや、そんなことないなぁ、きっと。
東京のネットカフェから更新する可能性大です。
ただし書くネタがあればですけど。

それでは行ってきます。


148. 新小岩より
. . . 2003/02/20 (Thu) 08:21:32

ハイ、やっぱり来てしまいました、マンガ喫茶。
今日は東京・新小岩から書きこんでます。
もう何回目でしょう、ここに来るの・・・
最近新小岩の友人宅に泊まることが多かったんですが、その度に来てるので4,5回目かな?

お部屋探しの方ですが、結構いいところ見つけました。
なかなか広いんですよ、これが。
昨日はその部屋でガンプラ(注:ガンダムのプラモデルのこと)を組み立てている自分を想像して、一人ご満悦の一日でした。
今のところほぼそこに決定、キープしておいて、今日は一応もうちょっと他も見てみようと思ってます。

一人暮らし始めるのって、やっぱりワクワクしますよね。
久々のシングルライフで、今からかなーり楽しみです。
これからかかる初期費用を思うとゾッとしますけどね。

さて、もうちょっと不動産やさん回ってきます。
で、明日には大阪に帰る予定。
それでは行ってきます。


149. 戻りました
. . . 2003/02/22 (Sat) 15:11:14

昨日夜、大阪に戻ってまいりました。
もちろん部屋は決めてきました。
これが私のための部屋といっても過言ではない立地条件で、
@一階がレンタルビデオ、
A向かいにもさらにレンタルビデオ、
B隣がマンガ専門書店、
Cその隣が普通の本屋さん、
D斜め前にコンビニ、
Eその隣がおいしいカレー屋さん、
Fさらに近所にもう1店、おいしいカレー屋さん、
Gやはり近所にガンプラを大量に販売しているホビーショップ2店、
といった具合なのです。
一発で気に入ってしまいました。

これから引っ越しに向けて忙しくなります。
よって、更新も滞りがちになるかもです。
引っ越しが済んで、仕事始めるとさらに滞る可能性が高いです。
今のところこのサイトは続けていくつもりなので、暖かい目で見守ってくださいな。

今日はとりあえず書かないといけない書類を片付けていくかな。


150. 第1回「Taiga's Room」off会
. . . 2003/02/25 (Tue) 00:57:23

2003/2/23(日)、HN:イネ氏の車で、HN:しみ氏とともに名古屋へ行って参りました。
夜にはHN:M.Rodoriguez氏と、HN:名古屋のお姉さんと合流し、私を含めて5名で飲みに行きました。
私と個々人は知り合いですが、それぞれ同士は面識がなく、まさに「管理人を中心としたHPのオフ会」とあいなりました。

行った先は「世界の山ちゃん」という、名古屋名物手羽先のお店(一応リンク→
http://www.yamachan.co.jp/)。
胡椒がめちゃくちゃきいていて、これがまたでらうみゃー!
お約束の味噌カツ(串)、エビフリャーも頼み、ビールを流し込みながらパクパク食べました。
食べ、飲みながらお喋りの方も盛りあがり、めちゃめちゃ楽しかったです。
私が喋りすぎるのは相変わらずでしたが・・・。

手羽先でお腹がふくらんだあとは、名古屋のお姉さんは残念ながら帰らないといけなかったんですが、あとの4人でカラオケに行きました。
つボイノリオの『名古屋はええよ!やっとかめ』、『極付け!お万の方』などを歌い、1時前に出て、家についたのは朝4時半。
帰りはずーっとイネ氏の運転で、ご苦労かけました。
イネ、お疲れ様でした。

私も結構疲れましたが、それにしても非常に楽しい1日でした。
名古屋ってええところですね〜。
また機会があれば行きたいです。
手羽先ももっともっと食べたい!
今のところ第2回「Taiga's Room」off会は予定がありませんが、ご要望があれば企画します(名古屋に限らず)。
もし開催されることあらば、その際には皆様奮ってご参加ください。


151. 『名古屋はええよ!やっとかめ』
. . . 2003/02/25 (Tue) 22:32:24

関東で部屋探し+飲み会、日曜日の尾張攻めとイベントが続き、その疲れが残っているんでしょう。
風邪引いてしまいました。
まだ熱は出てませんけど、いつ出るやもわからん状態。
ゾクゾクするし、頭痛もします。
皆様もどうぞご自愛ください。

さて、名古屋へいったときにカラオケで歌った『名古屋はええよ!やっとかめ』というつボイノリオの歌ですが(下、『第1回「Taiga's Room」off会』参照)、ちょっと調べると意外に面白いんです、これが。
聞いたことない人で是非聞きたいという方は、こちらのフラッシュを御覧下さい。
http://www.geocities.co.jp/Milano-Killer/6421/nagoya.swf
この歌に出てくる言葉で「銀の柱」というのがなんのことかわからなかったんで、調べてみたんです。
例によってネットで。
そうするとちゃんと教えてくれるページがあったんですねぇ。
すごい。
http://chimakitei.tripod.co.jp/town/ngy80.htmがそれで、『名古屋はええよ!やっとかめ』の歌詞に注釈を一々入れてくれています。
この注が非常に詳しくて、陳寿著『三国志』に入れた裴松之の注(その昔、裴松之注釈は本文よりも長いと言われていた)もかくや、というほどのボリューム。
それによると「銀の柱」は、昔名駅の中央コンコースにあった柱だそうで、待ち合わせによく使われていたらしい。

他にも「エビフライ(エビフリャア)」は、実は名古屋とは何の関係もないとか、東京が災害や有事で首都機能を失った時は、緊急避難的に名古屋が首都になる段取りになっているとか、読んでいて非常に面白いんです。
皆様も是非ご一読あれ。
ちなみにタイトルにも使われている「やっとかめ」という言葉ですが、「八十日目」と書き「ひさしぶり」という意味です。
この言葉一つでコラムを1本書こうと、半年ほども暖めてきたネタだったんですけど・・・
それにしても名古屋、う〜ん、奥が深い。
どうにも私は名古屋が好きになってしまったようです。


152. Newtype
. . . 2003/02/27 (Thu) 04:03:02

今日は(というかもう昨日か・・・)病体にムチ打って、府立大学の図書館にいってきました。
いつもは車で行くんですけど、生憎車はなく、バス・電車で行ったんですが、これがまた非常に疲れました。

で、図書館の最寄駅そばに、マンガ専門店があり、そこで『寄生獣(完全版)』4巻と、『バガボンド』16巻を購入(『バガボンド』16巻はスゴイです。作者の井上雄彦、天才です)。
そしてそして、なんとあろうことか!『月刊Newtype』3月号も買ってしまいました・・・
そう、角川書店が出しているアニメ専門誌です。
正直28歳の男がアニメ専門誌を買うのは、ある意味エロ本を買うのより恥ずかしかったわけですが。
なぜ買ったかというと、『新世紀エヴァンゲリオン』のリニューアル版の映像が収録されたDVDがついているからです。
DVDが付いて650円・・・デフレの波はアニメ専門誌界にまで押し寄せているのでしょうか。
とにもかくにも帰ってからそのDVDを観ましたが、エヴァの第1話が丸々入ってるんですねぇ。
しかも旧版とリニューアル版の2分割で、比較しやすくなってました。
これ観て「やっぱりDVD-BOX買おう」と、決意新たにしたのでした。

それにしても『Newtype』、パラパラ見てみたけど、エヴァ以外はほとんどわかりません・・・
『キディ・グレイド』やら『まほろまてぃっく』やら、なんのことやら。
でも好きな人は好きなんやろなぁ・・・私がエヴァンゲリオンやガンダムを好きなように。
初めてアニメ雑誌買ったわけですが、これをきっかけにアニメ(エヴァンゲリオンとガンダム以外)にハマることはなさそうです。
いや、まぁハマってもいいんですけどね。
っていうかそんなことしてる暇あったら勉強しろよ、おれ。


153. 「ヒゲよさらば」、第十九回
. . . 2003/02/28 (Fri) 23:17:35

長所C剃ったときの爽快感が大きい
ヒゲが濃いが故に、ヒゲが薄い人に比べて剃ったときの爽快感は大きい。
短所を挙げていったときに、ヒゲが濃い人は剃らなければならない回数、頻度が高くなり、めんどくさいと述べた。
しかし頻度が高くなるといっても、おのずから限界があり、普通は1日1回だろう。
そして、本来ならば1日に2回剃らないといけないくらい伸びるスピードが速い御仁が1回しか剃らないとすると、1度にかなりの量(この場合量というのだろうか)のヒゲを剃ることになる。
これは非常に爽快である。

ヒゲが濃くない人のために、この爽快感の説明を試みよう。
例えばあなたが2週間お通じがなかったとしよう。
いくら頑張っても、ウンともスンとも出ない。
そこで下剤かなにかを飲み、溜まりに溜まったモノがするする〜と出る。
そのときの爽快感に近い、と言えば、いかに気持ちがいいかわかっていただけるだろうか。(つづく)

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