タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中
放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。
「“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)
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『初体験』
1/8〜 フジ系 火曜9時 期待度 ★★★☆☆おそらくこれも共同テレビ制作の作品。
きっとひどい出来にはならないだろうと思う。
脚本も「深く潜れ」の神山由美子だし。27歳でバージンの女性が
初体験を思い出の男性に捧げたいと奮闘しながら
本当の恋愛にたどり着くロマンティックコメディー。主演は水野美紀、藤木直人。
共演に篠原涼子、坂井真紀、畑野浩子、オダギリジョー、他
小泉孝太郎のドラマ出演も話題になっている。ただ、時間的な問題で1クールに1〜2本しか
ドラマを見られない人にこういう作品は薦めにくい。終わったあとに
見ればよかったのに、とか言うかもしれないけど、
そしたらゴメンね。
『初体験』 motion 1
プロデュース:稲田秀樹、土屋健
主題歌:「陽のあたる坂道」Do As Infinity
音楽:中西俊博
演出:木下高男
脚本:神山由美子
制作:フジテレビ、共同テレビ
出演:水野美紀、藤木直人、坂井真紀、篠原涼子、オダギリジョー、
小泉孝太郎、畑野浩子、加藤治子、八嶋智人、他女優は美しくなければいけない。
そして面白くなくてはいけない。
…と言ったのは誰だっけ。いずれにしても
今、水野美紀は本当に旬の女優だと思う。その水野美紀が共同テレビ制作の
ロマンティックコメディに出るとなると
やっぱり面白い。共テレファンにとっては
いつもの、というか
オーソドックスな笑いの取り方ではあるけど、
それでも飽きさせないところはさすがだ。そしておそらく、
これは初体験をめぐる
ただのドタバタにはならない。
初回から神山由美子のきめの細かい脚本が
随所に発揮されていたからだ。鈴木あみが主演した「深く潜れ」も
深田恭子が主演した「ファイティングガール」も
ただのアイドルドラマにならなかったのは
神山由美子の力に寄るところが大きい。これはやっぱり見ておくべき作品だな。
キャストに関しては、
篠原涼子は太ったなあ、
みたないな感想は置いといて(笑)
小泉孝太郎が思ったほど悪くなかった。時々セリフがぎこちなくなるけど
最初からこれくらいできれば十分でしょ。衝撃的だったのは、
同窓会のシーンで鏑木君が出てきたこと。
au(携帯電話)のCMで
浅野忠信が名前を思い出せずに
画像を友達へ送ったあの人だ。
しかもそのまま鏑木(かぶらぎ)という名前で。いいのかなあ。
NTTドコモのスポンサー枠で
こんな遊びを入れちゃって…来週は小泉孝太郎がビールを飲むのか?
アサヒ飲料がスポンサーだけど。
採点 7.0(10点満点平均6)
『初体験』 contact 2演出:木下高男
脚本:神山由美子
話が転がり始めて
テンポが初回よりもさらに良くなった。
こうなるともう安心して見ていられる。篠原涼子のキャラもいいし、
ドラマ全体としては
畑野浩子のキャラが奥行きを出しそうな予感。小泉孝太郎もかなり頑張ってるな。
意外にこの世界でやっていけるかもしれない。今回は水野美紀が本当に家で飼っている
ミニチュアダックスのネロも出てきたけど
(水野美紀が帰ってくると
毎日失禁して喜ぶらしい)
白くてデカイ“こたろう”が可愛い。子役や動物で引っ張るのは反則だけど
このドラマは中身があるからいいや。今回のラストシーンは
連ドラの作りとしては申し分なかった。採点 7.0(10点満点平均6)
『初体験』 trouble 3演出:土方政人
脚本:神山由美子
今回は演出が木下高男ではなくて
土方政人だったけど、
前半はとくに今回の演出の方が良かった。真智(水野美紀)が
朝までフサちゃん(藤木直人)の寝顔を
見ているシーンなんか
すごくきれいだった。ただ、ラストはもう少し
盛り上げる方法があったような…
カット割りや音楽の付け方を
工夫するだけで良かったと思うんだけどね。そしてコタロウは今回も存在感のある演技(笑)。
ピレニアン・マウンテンドッグっていうのか。
(公式HPに紹介が載っていた)
飼いたいな、あの犬。motion 1、contact 2と来て
今回はtrouble 3。
この回数の付け方も今後どうなるか楽しみだ。
採点 7.0(10点満点平均6)
『初体験』 crisis 4演出:土方政人
脚本:神山由美子ストーリーとしては劇的な展開がなくても
こういうボディーブローを
前半に打ち込んでおくのが神山脚本のうまいところ。正直言うと、
病院で犬が死んでしまった時の
真智(水野美紀)の感情を、
もう少し丁寧に描写しておいた方が
よかったような気はする。最後のフサちゃん(藤木直人)への言葉が
多少、唐突な感じがしてしまったからね。でも、真智のフサちゃんに対する感情、
フサちゃんの真智に対する印象の変化を示す意味では
重要なエピソードだったと思う。由加里(篠原涼子)に対する
ささやかな嫉妬の描き方は丁寧。当然、由加里のフサちゃんに対するアプローチは
これからも続くと思うけど、
何もなかったのに真智が嫉妬してしまったことを
とりあえず描いておいたことは、
今後の展開を考えれば有効になるはずだ。美佐(畑野浩子)と歩(小泉孝太郎)の関係も
やっぱりドラマに深みをつけてきた。27歳までヴァージンだった
真智のようなタイプの女性を描く時、
由加里、琴美(坂井真紀)、
そして美佐のような女性を
象徴的に配置する効果は大きいと思う。これに喫茶店のマスターに関するエピソードが
どうからんでくるのか。
かなり興味深い。フサちゃんの夢が
カメラマンになることだったことも
サラっと描いていた今回。
静かだけどかなりの“crisis”だった。
採点 7.5(10点満点平均6)
『初体験』 fever 5演出:木下高男
脚本:神山由美子
脚本がきめ細かい。
これだけキャストが豪華でも、
やっぱり神山由美子の作品になってるところがスゴイ。“愛してるけど信じてないの。
愛と信用は別なのよ”
というセリフで表現する、
27歳までヴァージンだった真智のキャラクター。“やっぱり由加里(篠原涼子)ってカワイイのかも”
“カワイイんじゃないの、バカなの。
由加里みたいな女は男をダメにする”
“でも、負けたような気がする”
という真智と琴美の会話で表現する世の中の真実(!?)ストーリー全体の中でも、
真智の部屋で敦史(オダギリジョー)が
“オレとちゃんとつき合おう。
ちゃんと恋愛しよう。
と言った一連のシーンなどはかなり丁寧に作られている。普通、敦史との関係をフサちゃんに
疑われる流れはイラつくだけなんだけど、
こういうシーンを入れて敦史のキャラも描いているから
素直に流れに沿って見ていけるわけだ。ばあちゃん(加藤治子)の
真智に対する接し方も良かった。
結局、マスターの秘密は病気だったけど
このエピソードをどうからめてくるのか。
神山由美子だけにかなり興味深いところだ。ばあちゃんと言えば、歩(小泉孝太郎)に
“お前なんか赤ん坊だね。いや生まれてないよ”
と言った時の小泉孝太郎の表情も良かったな。
このあたり、歩と美佐(畑野浩子)の関係も丁寧に描いている。後ろにマリンタワーが見える
陽のあたる坂道(主題歌もコレ)で、
毎回、真智とフサちゃんの印象的なシーンが
繰り広げられているわけだけど、
今回は歩と美佐がすれ違うシーンにここが使われたし…カゼをひいた真智の数日を
フサちゃんに熱を上げていく姿とからめて描いた
今回の“fever 5”。
アラがまったくないわけではないけど、
かなり計算された上質の一話だった。採点 7.5(10点満点平均6)
『初体験』 countdown 6演出:土方政人
脚本:神山由美子編集のせいか
今回はいつものテンポと違って
バタバタとした印象があった。
それでも相変わらず
象徴的なシーンやセリフは多かったけど。まず、前回からの流れを受けて
真智(水野美紀)の
“カゼの前と後で私の仕事への情熱は
微妙に変わったような気がする。
私がいなくても病院は全然平気だった。
私から仕事を取ったら何が残る?”
というナレーションは意味深かった。このドラマは初体験に伴う
表面的なドタバタだけを描いているわけじゃないから
こういう真智の心理描写も重要になってくる。
真智はどうして今までヴァージンだったのか、
経験することで何が変わるのか、
あるいは変わらないのか、
という意味も含めて。歩(小泉孝太郎)と美佐(畑野浩子)の関係も
少ないながら印象的に描いていた。“他の男と同じだなんて思ってない。
けどね、もうひとりの私が言ってるの。
結局、男はみんな同じじゃない…って”こういうセリフを美佐に言わすあたり
作品全体の構成の中で各登場人物の役割を
よく組み立てているなと思う。そのあと、歩が
“デートしてください、オレと”
って言うわけだけど、
ここでカメラが引いて、部屋全体を撮すカットもいい。
ラブホテルにいるのにデートを申し込んでいるわけだからね。
このシーンはすごく良かった。ドラマの冒頭から27歳のうちに、という前振りをしながら
全然そうはならない展開も良かった。
これは“初体験”というテーマだからこそ
活きてくる流れだ。そんなふうに思っている人は多いもんね。
何歳までには経験したいとか…。
ただそれはかなり自己完結的な理由であって
他者から見た人間性においてはほとんど意味がない。
いや、それに付随する考え方は
意味があるかもしれないけど。その辺まできちんと描いてるから
このドラマは面白いんだろうな。それにしても
ドラマの最初から頻繁に出ている
ブルース・リーの“Don't think,feel.”は
本当にうまく使ってる。もちろん、有名なセリフではあるけど、
このドラマの企画が決まって打ち合わせをしている時、
誰かがこれを使おうと言い出したんだろうな。
いいセンスしてるよ。そして今回で明らかになった
琴美(坂井真紀)とフサちゃん(藤木直人)の過去。
ただの専業主婦では
真智との対比としては弱い感じがしていたけど
そういう役割をも兼ねてくるとは…。来週がかなり楽しみだ。
採点 7.5(10点満点平均6)
『初体験』 wild 7演出:木下高男
脚本:神山由美子
ワイルド7だって(笑)
30歳以上限定ネタが多いなあ、最近。
(当然、このドラマに出てくる恋する男女は7人。
八嶋智人と田村たがめは除く・笑)で、今回、
ストーリー展開としては
フサちゃん(藤木直人)がアパートを出ていくまで
を描いただけだったけど、
中身はかなり重要なものだった。1週遅れのバレンタインネタ。
それでもこのモチーフは
この作品のテーマに絶対必要だったのだ。まず、おばあちゃん(加藤治子)から
“そのままの自分を愛しなさい”
というメッセージをもらう。でも真智(水野美紀)は
“私は変わりたいのよ、おばあちゃん”
とつぶやく。
変わること=初体験というイメージが
真智にはぬぐいきれない。その後、フサちゃんと由加里(篠原涼子)の
キスシーンを目撃したあとに、
真智はもう一度おばあちゃんから
変わる前に自分自身を受け止めることも大切だ
と教えられる。“人はね、悲しい時に
膝をかかえて泣く夜も必要なんだから。
そういう寂しさつらさを知ってる人こそが
本当に人を愛せるんだよ”そうして、傷つくことを恐れずに
敦史(オダギリジョー)は敦史なりの告白を、
美佐(畑野浩子)は美佐なりの告白を、
真智は真智なりの告白をする。この真智の告白シーンは圧巻だった。
初体験というテーマで作品を作る以上、
どこかで真智はフサちゃんに
そのことを告白しなければならない。
それをこういう展開で言わせたところが見事だった。単純なバレンタインデーの告白ではなく
本当の意味での告白までの過程を
丁寧に描いた点が評価できる。だからこそ、最後に真智が言った
“もう私、十分よ。ありがとう”
に説得力が出てくるわけだ。それにしても、また小泉孝太郎が
“感動した!”
とか言わされていた。可哀想だなあ。
オヤジが何か言うたびに
セリフに組み込まれるなんて…採点 7.5(10点満点平均6)
『初体験』 search 8演出:土方政人
脚本:神山由美子
前回、自分をさらけ出した告白したことで
初体験を済ませたようにスッキリしている
真智(水野美紀)が印象的だった今回。男と女の話ではなく
人として相手とどう関わっていけるか、
という内容でまとめたものだった。ただ恋人が欲しいとか、
初体験を済ませたいという結果ばかりを求めてしまう人に、
その前提をもう一度提示したいという
作家のメッセージが感じられた。“人にやさしくされることに徹底的に慣れてない”
フサちゃん(藤木直人)が、
やっと真智と人として向き合い、握手を求める。
そこで初めてこれが恋かもしれないことに気づく。握手した手を握り直す描写は
それを象徴するいいカットだった。でも今度は真智の方からブレーキをかける。
由加里(篠原涼子)の気持ちを考えたのか。
琴美(坂井真紀)との過去が頭をよぎったのか。いや、そういうエピソードがなくても
28歳までヴァージンだった真智というキャラクターを
丁寧に描いてきたこの作品においては、
この行動が納得できるものになっている。表面的なドラマ性だけでなく
中身もよく練られているところが
この作品のクオリティーの高さだな。それにしてもルークはいい芝居するなあ(笑)
採点 7.5(10点満点平均6)
『初体験』 feel 9演出:木下高男
脚本:神山由美子
やっぱり“初体験”をこの段階で済ませた。
それでこそ神山由美子!
このドラマのテーマを曖昧にせずに
正々堂々と勝負した点は拍手を送りたい。ただ、この全体の展開が良かっただけに
やや繊細さに欠けた細かいセリフが気になったのも事実だ。大ざっぱに言ってしまえば
フサちゃん(藤木直人)のセリフが浸みてこない。
女性陣の、とくにここまでは
真智(水野美紀)と由加里(篠原涼子)の
キャラクターに沿ったセリフがいいだけに、
余計にそのギャップが目立つ。敦史(オダギリジョー)と歩(小泉孝太郎)は
うまく描いてるんだけどね。あと2回、フサちゃんが藤木直人ではなくて
本当のフサちゃんに思える描写に期待したい。それにしても、真智の初体験の場所は
「やまとなでしこ」でボヤがあったはずの
桜子のアパートか…。
感慨深いなあ。採点 7.5(10点満点平均6)
『初体験』 spark 10演出:土方政人
脚本:神山由美子敦史(オダギリジョー)が真智(水野美紀)を
好きになる過程はきちんと描いていたけど、
真智がご褒美でデートするあたりの感情が
あまり時間をかけて描いていなかったので、
今回、敦史が怒るシーンには説得力を欠いた。由加里(篠原涼子)の気持ち、
そして何より最後の真智の決断は
次回の最終回を見るまで分からない。ただ、琴美(坂井真紀)に関しては
このままアッサリいきそうだなあ。
ちょっと残念。急に仕事で海外へ行く話が持ち上がって
しかも2年間は帰って来られないという、
おそろしくありきたりな展開にガッカリしたけど、
この回の中でとりあえず真智が
すべてを捨てて行く、と言った流れは良かった。ムチャクチャだけど、このシーンには説得力はある。
ここまで真智という人物像を丁寧に描いてきたからね。とにかく、美佐(畑野浩子)に関してもそうだけど
女性陣の心理描写は実に細かくて丁寧。ストーリーだけを追うと見逃してしまう
重要なシーンがこのドラマにはいっぱいある。
そこをぜひ見て欲しい。…って言ってもあと1回ね。
ドラマとしては締め方が難しくなってきたのは事実。
どんなラストにするのか、
かなり注目だ。
採点 7.0(10点満点平均6)
『初体験』 walk on 11演出:木下高男
脚本:神山由美子フサちゃん(藤木直人)のペルー行きの話が出た時、
神山由美子はずいぶん難しい道を選んだと思った。前回、真智(水野美紀)が決断したように
すべてを捨てて一緒に行くのは
普通に考えればムリがある。
これを納得させるような展開にするのは難しい。やっぱり残ることにする、という方が自然だけど、
そうなると展開としてはありきたり過ぎるので
このドラマの締めとしては弱くなる。だから、フサちゃんが仕事の都合で長期間海外へ行く
というエピソードを入れること自体、
避けた方がよかったのだ。ところが神山由美子はそれをした。
そして当然の事ながら後者を選んだ。そんな最終回。
…やっぱり神山由美子はたいしたもんだ。真智、由加里(篠原涼子)、琴美(坂井真紀)の3人の関係と、
フサちゃんと真智との関係をリンクさせて、
真智が残るという展開に説得力を持たせた。実は一番さびしがり屋だった由加里が自殺未遂をした時に
真智がベッドで眠る由加里に言い聞かせる言葉。
琴美が旅立つ時に言った、3人の理想的な関係。真智がフサちゃんのことで決めかねている答えが、
そういう真智が素直に理解できる所にある。
これは最後に取ってつけたようにやろうとすると
絶対に安っぽくなる展開だけど、
この作品は最初から3人の関係を
丁寧に描いてきたからそうならなかった。もちろん、全体的に非の打ち所がなかったわけじゃない。
やっぱり女性3人の描き方に対して
フサちゃんの描き方は浅かったと言わざるを得ない。ただこれに関しては、
あくまでも女性の初体験をモチーフにしているということで
どうしても絵に描いたような
男性像になってしまったんだろうと納得している。
(すべての女性にとって藤木直人が理想だとは思わないけど。
ていうか、思いたくないけど・笑)あと、喫茶店のマスターが
それほど深く物語に入ってこなかったのも残念だった。
大きくカットされた部分があったのかもしれないけど。いずれにしてもこの作品は、
ストーリーを中心に見る人には
もの足りないドラマだったかもしれない。ただ、ディテールに気を配った構成、
そこに肉付けされた繊細なセリフ、
意味を持たせた美しい演出、
どれも間違いなく上質の出来だったと思う。こういう作品が
再放送などで評価されることを願うばかりだ。採点 7.5(10点満点平均6)
脚本 ★★★★☆
演出 ★★★★☆
配役 ★★★★☆
主題歌 ★★★★☆
音楽 ★★★★☆
新鮮さ ★★★☆☆
話題性 ★★★☆☆平均採点 7.32(10点満点平均6)
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