タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中

放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。

“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)

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第106話「深田恭子の週末」

深田恭子は日曜日の「おとうさん」でも
結構、出番が多かったなあ。
土曜日の「リモート」は
ほとんど主役だから当然多いし。

これって役者にとっては
マイナス面の方が多いと思うけど…。


『ママの遺伝子』  第1話「嫁姑バトル始まる!」

プロデュース:伊藤一尋
演出:大岡進
脚本:小松江里子
音楽:幾見雅博、RAG FAIR
主題歌:「あさってはSunday」RAG FAIR
挿入歌:「かえりみち」RAG FAIR
制作:TBS、TBSエンターテイメント
出演:薬師丸ひろ子、上川隆也、沢田亜矢子、竜雷太、横山めぐみ、
   宇梶剛士、吉沢悠、小池城太朗、望月瑛蘭、阿部サダヲ、
   磯野貴理子、山崎樹範、他

10年前のドラマだなあ。
一応、最後はホロっとさせたけど、
基本的な設定がカビだらけ。
子役がいい表情をするのがまだ救いかな。

いまさらお受験ネタで最後までいくとは思えないので
くそマジメな解釈でもいいから
新学習指導要項に伴った
龍之介(小池城太朗)の明るい未来に期待する。

             採点  5.0(10点満点平均6)


『お見合い放浪記』  第1週 待ちぼうけのねむり姫(第1〜4回)

制作統括:諏訪部章夫、吉川幸司
プロデューサー:酒井啓行
原案:阿川佐和子
演出:片岡啓司
脚本:大森美香
音楽:本多俊之
主題歌:「微笑みのひと」今井美樹
制作:NHKエンタープライズ、PDN
出演:水野真紀、吉田日出子、清水紘治、赤座美代子、鈴木砂羽、
   賀集利樹、宅麻伸、沢村一樹、川平慈英、渡辺いっけい、吹越満、他

水野真紀が主演じゃ見る自信なかったのに
妙に面白かった。

阿川佐和子の原案がいいのか、
それとも大森美香の脚本がいいのか。
…両方だろうな。

水野真紀も今回はそんなにクドイ演技をしてないので
これなら見続けられそうだ。

パターンとしては「恋セヨ乙女」と同じように
毎週ひとりずつ相手が出てくる模様。
第一週は沢村一樹だったけど、
川平慈英、渡辺いっけい、吹越満と続くようだ。

これはかなり拾いモンかも。

             採点  6.5(10点満点平均6)


『リモート』  1

チーフプロデュース:井上健
プロデュース:櫨山裕子、内山雅博(オフィスクレッシェンド)
演出:佐藤東弥
脚本:樹林伸
原作:天樹征丸
音楽:中西俊博
主題歌:「solitude〜真実のサヨナラ〜」Kinki Kids
制作:日本テレビ
制作協力:オフィスクレッシェンド
出演:深田恭子、堂本光一、KONISHIKI、玉木宏、伊武雅刀、名倉潤、
   大倉孝二、楠美津香、植松真実、井上佳子、鈴木ヒロミツ、他

もともと深田恭子でドラマ化するために
コミックを先行連載させていただけあって
くるみ(深田恭子)のキャラにムリがない。

とくに、靴を履いたまま屋敷の中に入る時に
“パパ、ママ、ごめんなさい”と言ったり、
恐い目にあう度に半泣きになりながら
“殺さない?”と聞いたりするところが可愛いかった。

あと、拳銃をぶっ放すところも
本当に打つのかよ!って感じで面白かったな。

土9らしい作品なので最後まで気楽に見られそう。
個人的には元ピックルスの
楠美津香(モロ諸岡の奥さん)に期待。
何かやってくれないかなあ。

             採点  7.0(10点満点平均6)


『おとうさん』  第1話

プロデュース:八木康夫
演出:清弘誠
脚本:遊川和彦
主題歌:「クローバー」CUNE
制作:TBS、TBSエンターテイメント
出演:田村正和、飯島直子、中谷美紀、広末涼子、深田恭子、森山良子、
   谷原章介、石塚英彦、塚本高史、国分太一、深江卓次、岡本麗、
   立原勇武、中丸新将、藤夏子、大鶴綾香、井上夏葉、大沼百合子、他

やっぱり豪華だなあ。
とくに広末涼子と深田恭子が並ぶと
スペシャル感がある。
でも中身はコテコテのホームドラマなんだよね。

田村正和は全然そば職人には見えないし、
何やっても同じだから新鮮味はまるでないんだけど、
この豪華な4姉妹と
古くさいホームドラマとのギャップが見どころかな。

でも全体的には
森山良子をキャスティングできたのが一番大きいと思う。

田村正和と共演した「男たちによろしく」は15年前。
「金曜日の妻たち」のパート3は17年前だ。
感慨深いな。

             採点  6.5(10点満点平均6)


『ホーム&アウェイ』  第2話

演出:澤田鎌作
脚本:君塚良一

初回はドラマの設定を印象づけるためにも
上海、仙台、東京、北海道とかなり移動したけど、
今回は無人島から青森に移動しただけだった。

おそらく今後は1話でひとつの街になると思うので
飛ばされることに関する違和感は
最小限に抑えられると思う。

今回は子供との交流がメインだったけど、
かえで(中山美穂)の父親とのエピソードも
何気なくセリフに絡ませてるところが良かった。

最後に正太(片岡涼)がバスを追いかけて来るシーンも
コテコテなのに泣けたし。
「おねえちゃ〜ん」じゃなくて
「かえで〜」だからまた泣けるんだよな。

そしてやっぱりホームの
西田、酒井、小泉のシーンが良かった。
小泉孝太郎はうまくなった。
このまま3人のバランスを保ったまま
作品のアクセントにしていって欲しい。

             採点  7.5(10点満点平均6)


『ナイトホスピタル』  第1夜

チーフプロデュース:藤井裕也
プロデュース:堀口良則、霜田一寿(ザ・ワークス)、池田禎子(ザ・ワークス)
演出:唐木希浩
脚本:江頭美智留
音楽:中村竜哉 CALLING OF A MIRACLE
主題歌:「DESTINY ROSE」布袋寅泰
制作:よみうりテレビ
制作協力:ザ・ワークス
出演:仲間由紀恵、高島礼子、田辺誠一、竹中直人、吹越満、ユンソナ、
   今田耕治、野村宏伸、関口知宏、岩崎杏里、三船美香、川津春、
   池田真紀、重田千穂子、池谷のぶえ、他

各シーンのベクトルがいろんな方を向いていて
前半は見ていて異常に落ち着かなかった。

最後になってやっと何をしたいのか分かってきて
予告編を見たら次回も見たくなったけど。

でもこのゴツゴツした感じは
ずっと無くならないだろうな、たぶん。

とりあえず次回を見てからだ。

             採点  5.5(10点満点平均6)





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