タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中

放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。

“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)

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第146話「“赤ちゃんをさがせ”は意外な秀作」


NHKの夜11時台の連ドラ、
「赤ちゃんをさがせ」が予想外にいい。

4月からは教育テレビの
「ドラマ愛の詩」新シリーズも始まる。

またまたNHKから目が離せない。



『恋は戦い!』  Round 8

演出:片山修
脚本:さわだみきお、相内美生

ゆかり(宝生舞)はホントに可愛く描けてるな。
そのかわりハナコ(本上まなみ)、芥川(伊原剛志)、
そして豪(松岡充)の関係は依然として古くさすぎ。

でもまあ、前回、前々回よりはマシだったか。

             採点  5.0(10点満点平均6)



『美女か野獣』  STORY 8

演出:西谷弘
脚本:吉田智子

鷹宮(松嶋菜々子)は
テレビ局の幹部に引き抜かれたんじゃないの?
このストーリーで局の幹部が出てこないのはおかしいだろ!

もう行き当たりバッタリ。
表面だけデコレーションした適当なドラマ。
…と、厳しく言っておこう。

             採点  5.5(10点満点平均6)


『年下の男』  第八回

演出:藤尾隆
脚本:内舘牧子

千華子(稲森いずみ)に踏み込まれて
花枝(風吹ジュン)が取り乱す場面は
かなり見ごたえのあるシーンになるはずだったのに、
まったく盛り上がらなかった。

前回の終わり方にインパクトがあった分、
逆に今回の冒頭の勢いを無くしてしまったということか。

ただ、その後はサスペンスっぽくもあり、
コメディーっぽくもあり…。
ひとことで言えば面白かった。
もう何でもアリだからな、このドラマは。

笑えるから別にいいんだけど、
途中は気にならなかった賀集利樹が
また気になってきた。

あと、星野真里も。
前からそうだっけど睨むと白目が多すぎだよ(笑)

普通のドラマなら
次郎(高橋昌也)の行動にも文句を言いたいところだけど、
このドラマなら笑える。
どんどん舞台を混乱させてくれ!

             採点  6.5(10点満点平均6)



『高校教師』  VOL.8 許されない嘘

演出:今井夏木
脚本:野島伸司

もう8話なんだから当然といえば当然だけど、
意外と唐突に雛(上戸彩)が真実を知ることになった。

雛のリアクションは
“先生は人間じゃない。悪魔だよ”

とりあえずここでは小細工なしということか。
次回からだな、このドラマは。

宇宙の塵となっても再び出会える確立を知りたいのは
今や湖賀(藤木直人)自身。
そのことを雛がどう受け入れるのか。

それにしても藤村(京本政樹)が
まだ直接的には絡んでこないなあ。
大丈夫か?

             採点  7.0(10点満点平均6)



『スカイハイ』  第七死 a song

演出:篠原哲雄
脚本:高山直也

締め方はそんなに悪くなかった。
でもこの手の話は青臭くて恥ずかしいな。

それはそうと、
鳥羽潤がCDデビューしてるの知らなかった。
今回、流れた曲はみんな鳥羽潤の曲だったんだね。

鈴木一真の歌はひどかった。

             採点  5.5(10点満点平均6)



『赤ちゃんをさがせ』  第二週 お父さんをさがせ

演出:中村高志
脚本:宮村優子

二週目に入って設定に違和感がなくなってきたら
抜群に面白くなった。
ていうか、すごく質が高い。

ほんのちょっとミステリーの部分も残しつつ、
コメディーとシリアス、そしてファンタジーも織り交ぜて
きちんとひとつの作品にしている。立派だ。

深沢邦之は今までもドラマに度々出てるけど
もっと出てもいいのになあ。
すごく自然でいいぞ。

来週がもう最終週か。
続編を作っていいな、この作品なら。

             採点  7.5(10点満点平均6)



『よい子の味方 〜新米保育士物語〜』  7

演出:荻野哲弘
脚本:梅田みか

今回も何で保育士がそこまで、
という話だったけど、
このドラマらしいまとまりはあった。

ゲストとして松下由樹、ココリコ遠藤の
「ミラクルタイプ」絡みで小日向しえが登場。
そして、櫻井翔絡みで嵐の相葉雅紀も。

相葉が“子供ができた”と言っていたのは
3月4日に放送する「介護家族」の役として出ていたから。

ちなみに来週は大野智、最終回は松本潤がゲスト出演し、
松本潤は3月26日にスペシャルで放送される
「ごくせん」の沢田役として登場する。

このドラマはそんなテコ入れしなくてもいいんだけどな。

             採点  6.0(10点満点平均6)



『GOOD LUCK!!』  第7話

演出:福澤克雄
脚本:井上由美子

パイロットという仕事の厳しさと
香田(堤真一)の過去を絡めた話。
終盤に向けてのブリッジという位置づけか。

バランスは取れていたと思うけど、
さすがに「そんなバカな…」という描写も多かった。

航空法で義務づけられている
半年ごとの機長の試験(シックスマンスチェック)は、
口頭試問、筆記試験、そして
フライトシミュレーターによる技能審査じゃなかったっけ?

行きの運行でいきなり本人に不合格と告げて、
帰りの便が最終フライトっていうのはちょっと…。

まあ、ドラマだからいっか。

             採点  7.0(10点満点平均6)






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