タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中

放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。

“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)

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第157話「えっ! あの名作が全話再放送!?」

先週の日曜日に
「男たちの旅路 第三部第二話〜墓場の島〜」
が再放送された。
今見てもすごかった。

来月からBS2で全話再放送されるらしい。
忘れずにすべて見直したい。
そして録画したい。
それができたらもうドラマが見られなくなってもいい。

…と思ったら、
昨年、DVD化されていた(^_^;

買わなきゃ。



『ホットマン』  第2話

演出:中島悟
脚本:樫田正剛

七海(山内菜々)ちゃん、名演技!
とくに振り向いた顔が最高!(笑)

ただ、円蔵(反町隆史)のキャラが普通になっちゃったな。
ストーリーもありきたりだし。

まあ、分かりやすさは狙いなんだろうけど、
子役に頼らず、
もう少し内容を詰めて欲しい。

             採点  6.0(10点満点平均6)



『あなたの人生お運びします』  第2話

演出:生野慈朗
脚本:大石静

ちょっと中盤はドタバタ過ぎたかな。
ただ、ストーリーそのものに説得力があるので
全体としてはやっぱり楽しめる。

ところで、視聴者の年齢層によって
このドラマの印象はずいぶん違うんだろうな。

個人的には世相を反映したBGMに
グッと来ちゃったりしてるけどね。

             採点  6.5(10点満点平均6)



『ブラックジャックによろしく』  第2話

演出:平野俊一
脚本:後藤法子

三浦友和が良かったなあ。
もちろん、妻夫木聡が
純粋な役をうまく演じているからこそなんだけど。

この原作コミックが実際の医療界にも
大きな反響を呼び起こしているのは周知の事実で、
最近、弘前大学医学部で医局制度が廃止されたのは
新聞等で伝えられている通り。

次回から鈴木京香も本格的に参戦か。
楽しみだ。

             採点  7.5(10点満点平均6)



『OL銭道』  第二話 銭山脈にこだまする三百万円

演出:塚本連平
脚本:高橋ナツコ

ロケの天気のつながりが悪い箇所で
いちいち「すっかり雨もやんだ」とか言うあたりが
絵に描いたように安くて素敵(笑)

今回は貯金と不動産詐欺の関連性が弱かったので、
ちょっと的はずれのような印象のする話だったけど、
全体のトーンとしては
きちんとコメディーになっていて十分面白いと思う。

あやめ(菊川怜)の不器用な恋愛に関するパーツは
作品としての広がりを出す効果があるので、
お金に関するエピソードの部分を
必ずあやめの貯金と絡めて作れば芯は通るんじゃないかな。

ただ、業界的な問題点として、
ちっとも菊川怜のイメージアップになってない、
という部分は拭えないな(笑)

             採点  5.5(10点満点平均6)



『女将になります』  第3週「ライバルは女」

演出:和田旭
脚本:小松江里子

最初の脱落者のひとりが田村たがめだった。
いろんなドラマで引っ張りだこだもんな。
他のドラマの収録に行ったんだ、きっと(笑)

で、肝心なこのドラマの中身は、
ありふれたエピソードの連続でまったく盛り上がらない。
演出も古くさいし。

しょうがないか。

             採点  5.0(10点満点平均6)



『ぼくの魔法使い』  1 アイ ラブ ユー OK?

チーフプロデュース:井上健
プロデュース:水田伸生、荻野哲弘、赤羽根敏男
演出:水田伸生
脚本:宮藤官九郎
音楽:岩代太郎
主題歌:「アイ・ラブ・ユー」ブレス
制作:日本テレビ
制作協力:エフプロジェクト
出演:伊藤英明、篠原涼子、古田新太、西村雅彦、阿部サダヲ、小田茜、
   大倉孝二、小倉久寛、木内みどり、ベッキー、速水もこみち、他、

真正面から描くには照れくさい夫婦愛を
クドカンならではのコメディーで表現した作品。
予想通り、いや予想以上にハチャメチャで面白かった。

気になっていたみったん(伊藤英明)と
るみたん(篠原涼子)のラブラブぶりも、
芝居としての間を考えて演じているので
見ていて恥ずかしくなるようなものではなかった。

ただ、いきなり田町(古田新太)とるみたんをぶつけてしまったけど、
ぶつかる前のみったんとるみたんのラブラブぶりを
少し描写してもよかったのではないだろうか。

その方が、突然、るみたんが円周率をつぶやいてしまうなどの
シーンにメリハリが出たと思う。

それにしても篠原涼子は
このドラマと「ムコ殿2003」のダブルブッキングか。
かなり大変そうだな。

主役の2人は問題ないので、
次回以降、小田茜とベッキーに期待したい。

             採点  7.0(10点満点平均6)



『笑顔の法則』  第二話

演出:清弘誠
脚本:大良美波子
脚本協力:寺田敏雄

何の工夫もなしに祐美(竹内結子)が
原稿を届ける時間にうたた寝をしたり、
ケーキをオシリでつぶしたりした時は、
思わずTVのスイッチを消そうと思ったけど、
最後は何とか盛り返した感じ。

ていうか、そういうドラマだったんだな。
初回のテーマ提示がボケボケで
全然分からなかったよ。

しかしそうなると
西島秀俊や宮地真緒が本格的に絡んできても
大きなウエイトがかかるわけじゃないってことか。
予想とはずいぶん外れてしまった。

これなら毎回、
女将(野際陽子)によほど説得力のあることを言わせないと
このドラマは相当きつくなりそうだ。

             採点  5.5(10点満点平均6)





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