タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中

放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。

“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)

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第161話「五木ひろしが目の細い役で登場」

全然、溜まってるビデオが減らないよ。
でも今週末には追いつく予定。

というわけで今回は4本。


『ホットマン』  第4話

演出:位部将人
脚本:樫田正剛

あらら。
演出が代わったら
学芸会っぽさが際立っちゃったぞ。

前半なんか、
ただシーンをつなげただけだしなあ。

描いてること自体は悪くないと思うけど、
締め方はセリフも良くなかった。

もう七海だけか、見どころは…。

             採点  5.5(10点満点平均6)


『ムコ殿 2003』  3

演出:久保田哲史
脚本:都築浩

つんくファミリー総動員で、
辻、加護だけでなく、五木ひろしが登場。

長女・東子(岸本加代子)にスポットを当て、
与謝野(五木ひろし)とのお見合い話をメインにしながら
裕一郎(長瀬智也)との関係を深めるストーリーでもあった。

テーマとしては栗原色が強く出た
キャリアウーマンの葛藤を描いていて、
相変わらず内容がつまった良い回だった。

「踊る大捜査線」以降、
ドラマではやたら警察官の敬礼シーンが多くてイヤなんだけど、
今回の東子の敬礼は意味があって良かった。

岸本加代子はドラマの雰囲気に合わせて
流して演技してるようだけど、
それでも存在感があるから流石だ。

次回は三女・西絵(篠原涼子)にスポットが当たる予定。

             採点  7.5(10点満点平均6)


『あなたの人生お運びします』  第4話

演出:森一弘
脚本:大石静

今回も人生を運ぶ、
というテーマに沿ったいい話だった。
なにげにフランス料理店のシェフの演技が
全体を締めてたような気がする。

このドラマは70年代の流行も合間に織り込んでいるけど、
今回の「かもめのジョナサン」ネタはシブイ選択だったなあ。
もう忘れてたよ、そんなこと流行ったの(笑)

次回はいよいよ社名変更か。

             採点  6.5(10点満点平均6)


『ブラックジャックによろしく』  第4話

演出:三城真一
脚本:後藤法子

いい役者が満載だ。
原田芳雄、石橋凌、ガッツ石松もスゴイけど、
浅茅陽子が良かった。

この英二郎(妻夫木聡)と
母親(浅茅陽子)のシーンが良かったから、
最後の英二郎と宮村(ガッツ石松)のシーンも感動的になった。
ドラマとしては正しい描き方だったと思う。

こうなると鈴木京香の使い方が
もったいない気もするけど、
全体的な内容が充実しているので文句はない。

このまま最後まで行って欲しい。

             採点  8.0(10点満点平均6)





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