タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中

放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。

“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)

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第167話「来週からスーパー時代劇“大奥”がスタート」

フジ系火曜8時のスーパー時代劇第3弾は、
20年ぶりにリメイクされる「大奥」。

出演は、菅野美穂、浅野ゆう子、池脇千鶴、
安達祐実、野際陽子など。

浅野ゆう子に不安はあるけど、
池脇千鶴と安達祐実の共演にはかなり興味がある。
とりあえず見てみようかな。


『顔』  第6回 完全犯罪を狙う犯人の素直な自白…

演出:都築淳一
脚本:高橋留美

今回は面白かった。
純粋に一話完結と考えれば
加奈子(京野ことみ)のエピソードは
なくてもよかったんだけど、
これは後につながるということで。

まあ、世界にひとつしかない香りとか、
トイレで盗み聞きとか、
(しかも記事が書けるほど詳しくおしゃべりする捜査員)
強引な展開もあったけどね。

瑞穂(仲間由紀恵)と西島(オダギリジョー)の関係も
これくらいが丁度いい感じだ。

             採点  7.0(10点満点平均6)


『マルサ!!』  MISSION 7

演出:三宅喜重
脚本:戸田山雅司、田中江里夏

潜入捜査にミスがあったと思わせておいて
実は作戦通りだった、という展開は良かった。

ただ、連ドラとしては
蔵持(東幹久)の行動にムリがあったと思う。

確かに自分本位のキャラではあったけど、
すでにチームと協力していくつかの捜査をしているので
序盤の言動はやはり強引な取っ掛かりだった。

まあ、全体的にもガサツな作り方だったかな。
吉井怜の出番はもう少し多くして欲しかった。

             採点  5.5(10点満点平均6)


『ダイヤモンドガール』  第7話

演出:村上正典
脚本:川嶋澄乃

麗香(観月ありさ)の成長、
麗香と鍋島(岸谷五朗)の信頼関係、
両方を深めるエピソードとしては良かった。

同時に夏目(谷原章介)と園田(原沙知絵)にも
お互いの気持ちを深めるようなエピソードがあって、
今後の展開を考えるといいブリッジになっていたと思う。

欲を言えば、
京極(橋本さとし)は集めた金を何に使ったか、
最後にどうやって金を工面したのか、
裁判にならなかったとはいえ
弁護費用はどうなったのか、
なども一言でいいから説明して欲しかったけど、
まあ、弁護士物語じゃないからいっか。

観月ありさは一番得意なポジションに落ち着いてきた。

             採点  6.5(10点満点平均6)


『きみはペット』  6. 飼い犬に噛まれた夜

演出:金子文紀
脚本:大森美香

スミレ(小雪)とモモ(松本潤)、
お互いの意識が表面化した回。
段取りとしては出来すぎだけど、
いいセリフが多かった。

“帰ろうって言えばいいんだよ”
“帰ろう……か”
とか。

社員旅行から帰ってきてからラストシーンまでの
スミレの行動と独り言もせつなかったな。

春香(乙葉)からも目が離せなくなってきた。

             採点  7.0(10点満点平均6)


『新・夜逃げ屋本舗』  第6話

監督:猪股隆一
脚本:平林幸恵

大量の家族をいかに逃がすのか、
が見どころかと思ったら、
タクシー10台とあとは各自電車でだって。
なんじゃそりゃ。

だいたいあのホステス母子の荷物はどうなってるんだよ。
夜逃げ証明書を張って来なくていいのかよ。
ていうか、どこで儲けを出すんだよ。

もう夜逃げ屋じゃなくなってない?

             採点  4.0(10点満点平均6)


『動物のお医者さん』  第6回

監督:久野昌宏
脚本:横田理恵

今回は絶対、佐藤嗣麻子だと思って見てたのに、
久野昌宏だった。
前半の「家族の大勝負」と「ハムテルの試験対策」なんか、
すごく「動物のお医者さん」らしくて面白かったなあ。

やっぱりテロップを効果的に使うと面白さが増す。
“←ここが動いたら出てくる”みたいなテロップは
もっと使うべきだな。

残念だったのは「家族の大勝負」だけで
両親(真矢みき、小木茂光)が帰ってしまったこと。
まあ、西根家の話ばかりになっても困るからしょうがないか。

これ、もしかしたら1話3本ではなくて、
基本は4本にした方がよかったんじゃないかな?
で、シリアスなものをやる時だけ長めに作って、
その場合は計3本にするとか。

今さら言ってもムリだけどね。

             採点  7.0(10点満点平均6)


『ホットマン』  第7話

演出:中島悟
脚本:樫田正剛

七海(山内菜々)がひとりでアトピーの薬を塗るシーンは
さすがに泣けたなあ。
これくらい七海の出番があると見ごたえがある。

…まあ、だんだんそれだけになってきてるけどね(笑)

             採点  6.0(10点満点平均6)


『あなたの人生お運びします』  第7話

演出:松原浩
脚本:大石静

やっぱりうまいなあ。
今回なんか、
かなりオーソドックスなストーリーなのに、
ちゃんと見ごたえのあるドラマに仕上げている。
大石静の基礎力の高さを感じるな。

引越業の話としては、
変わったモノ(今回はヘビ)の搬送と、
名古屋の嫁入りに関するエピソード。

メインとなったマッキー(藤原紀香)と
ケンちゃん(山口智充)の子作りの話とも絡んでいて
見やすかった。

徐々に愛子(小池栄子)が
自分の意見を言いだしているのも見逃せない。

             採点  7.0(10点満点平均6)





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