タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中

放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。

“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)

>>バックナンバー >>ドラマ別レビュー


第187話「フジの月9、ヒロインを一般公募(笑)」


フジテレビが
10月から始まる月9ヒロインの一般公募を始めた。

応募資格は18歳から26歳の女性でプロ・アマ問わず。
8月8日が応募の締め切りで、撮影は9月初旬から。

…そんなの素人にはムリだって(笑)

これが大人の世界ってものなのね。



『元カレ』  4話 忘れられない恋心

演出:三城真一
脚本:小松江里子

今回はバランスが良かった。
ラーメンフェスタで
またつまらない事件でも起きてしまうのかと心配したけど、
今回みたいな描き方なら仕事でも頑張っている様子が感じられた。

もちろん、この仕事ぶりにリアリティーがあるとは思わないけど、
トラブルばかりではいかにも用意したエピソード感が出てしまう。
このくらいのバランスで仕事と恋を描いてくれると見やすいな。

で、やっぱり広末涼子と堂本剛のツーショットの方が
見ていて安心できる。

とくに広末涼子は真琴の微妙な心理をうまく演じてる。
内山理名もここで頑張らないとな。

             採点  6.5(10点満点平均6)



『僕だけのマドンナ ...and I love Her.』  vol.4

演出:澤田鎌作
脚本:岡田惠和

好き嫌いは別にして
脚本そのものは悪くないと思う。
ただ、長谷川京子へのハードルは
さらに高くなってしまった。

恭一(滝沢秀明)へワガママを言っている時のするみ(長谷川京子)、
本田(緒形直人)と2人でいる時のするみ、
恭一と景子(島谷ひとみ)にジェラシーを感じ始めるするみ、
そして、既婚者としてのするみ。

これだけの表情を使い分けることができるか…。
表情というより、セリフに感情が入らないので、
その微妙な使い分けを表現するのは難しい。

島谷ひとみがヒロインを喰うぐらい頑張れば
それはそれで見どころもあるんだけど、
島谷ひとみにもそこまでの実力はない。

厳しいな。
厳しすぎる。

             採点  5.5(10点満点平均6)




『14ヶ月・妻が子供に還っていく』  第4話

演出:岡本浩一
脚本:渡辺千穂
脚本協力:清水友佳子、沢田石野枝

裕子が急激に若返り、
4話で早くもキャストが高岡早紀から蒼井優に変更。
ちょっと早すぎるのでは、という気もしたけど、
内容的にはかなり良かった。

序盤は女性向けというイメージがあったかもしれないけど
ここからは男性にも見て欲しい。

やっぱりキスできないか…。
できない、かな。

             採点  6.5(10点満点平均6)



『ウォーターボーイズ』 IIIII

演出:高橋伸之
脚本:中谷まゆみ

あ、脚本が中谷まゆみだった。
演出家も3人目だったんけど、
やっぱり前半でもっと笑わせないと。

後半はいつも締まってるので
ダラダラとした前半がもったいない。

とは言っても、焼きそばの練習で
スカーリングができるようになるっていうのも
かなりしょっぱいけどな。

             採点  6.5(10点満点平均6)



『クニミツの政』  第5話

演出:中島悟
脚本:大石哲也

吉岡美穂のぎこちない演技が
かえって最後のキスシーンを初々しくみせた感じ。
展開としてはあまりにも唐突だけど。

佐々木蔵之介や古田新太がもっと絡んでくれば
少しは大人占有率が上がるかな。

             採点  5.5(10点満点平均6)






[ロビー田中の自己紹介]

[トップへ]