タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中

放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。

“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)

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第194話「“トリック3”木曜9時枠に格上げ」


10月からの新ドラがほぼ確定される中、
「トリック3」もそのラインナップに入った。

しかも今度は金曜深夜枠ではなく、木曜9時枠。
1、2、映画化、3でゴールデンタイムへ。
見事だ、堤さん。

でもまた日テレにジブリ作品をぶつけられそう(^_^;)




『愛するために愛されたい』  8

演出:小林義則
脚本:梅田みか

死んだはずの人間がどこかで目撃されることは
よくあることなんだって。by 外務省

…じゃあ、しょうがないか(笑)

西岡徳馬のキャラも
ドラマではよくあることだな。

             採点  4.5(10点満点平均6)



『高原へいらっしゃい』  第八話

演出:吉田健
脚本:前川洋一、吉本昌宏

八千草薫の品の良さは
何年経っても衰えないなあ。
とくに今回は大自然の中で、
あるいは静かなホテルの中での佇まいが大半だったので、
その存在感には格別なものがあった。

オリジナルの料理長引き抜きエピソードとは
ずいぶん違う展開だったけど、
この八千草薫の好演もあって見ごたえはあった。

ただ、やっぱり水島女史(八千草薫)が
八ヶ岳高原ホテルを良いホテルだと思うエピソードなどに
深みがなかったのは残念。

ホテル売却の話はそれなりにうまく引っ張っているので、
もっとジワッと本当に良いホテルだなあ、
と思えるようなエピソードを入れて欲しかった。

このドラマの良い部分と悪い部分が両方出た回だったので、
最後のスタッフロールで脚本家の名前が連名になっているのを見て
思わず笑ってしまった。

             採点  6.0(10点満点平均6)



『Dr.コトー診療所』  第8話

演出:中江功
脚本:吉田紀子

救えない命に関するエピソードは絶対に必要だったけど、
あきおじ(今福將雄)の名演技もあって
実に感動的な回になった。

医者が本来あるべき姿はどんなものなのか、
理想の医者とは何か、
その答えはひとつではないと思う。

だからこそ東京の大病院で働いている
咲(石田ゆり子)を登場させながら描いたこの回は
意味があったと思う。

ただ、このドラマにおける石田ゆり子は
久々に魅力的に感じられていたので
もう少し深く絡んで欲しい気もした。

木村佳乃の時のように2回に分けて登場させ、
後半にこのエピソードを持ってくるとか。

最初は現役の医師という設定だから
そんな長期滞在はムリかな、と思ったけど、
今回のエピソードだけでもかなり島にいたよね。

ドラマ全体を考えると
石田ゆり子の使い方がちょっともったいなかった。

             採点  7.5(10点満点平均6)



『STAND UP!!』  08

演出:加藤新
脚本:金子ありさ

ちょっとメッセージがストレート過ぎないか?
正平(二宮和也)と千絵(鈴木杏)の
微妙な関係は面白いと思うけど、
それ以外の部分で「STAND UP!!」らしさがなかった。

いや、もともとこの作品は
マジメな純愛ドラマなんだけどな。

もう少し雰囲気で泣かせるシーンが欲しい。

             採点  6.5(10点満点平均6)



『特命係長・只野仁』  第七話 会長の秘密

演出:二宮浩行
脚本:三上幸四郎

依然として深夜枠にしては高視聴率をキープ。
世の中ってそんなもんなんだな。

             採点  4.5(10点満点平均6)



『ニコニコ日記』  第一週 春、出会い

制作統括:安原裕人、鈴木圭
演出:片岡敬司
脚本:大森美香
原作:小沢真理「ニコニコ日記」
音楽:本多俊之
主題歌:「元気を出して」島谷ひとみ
共同製作:NHKエンタープライズ21
制作:NHK
出演:木村佳乃、永井杏、大塚寧々、大杉漣、沢村一樹、ユンソナ、
   古田新太、長山藍子、他

「お見合い放浪記」に続き、
大森美香が脚本を担当するNHK夜の連ドラ。
ハッキリ言って見て損はなし。

原作のコミックは読んでないけど、
優秀なスタッフが作る非常に情感あふれるドラマだ。

物語は、売れない脚本家・小鳥遊ケイ(木村佳乃)が、
昔、付き人をしていた女優・紫野美冬(大塚寧々)の
隠し子・ニコ(永井杏)と暮らすことになり、
友達以上、母親未満の関係を築くというもの。

第一週はケイがニコと暮らさなくてはいけなくなるまでの騒動と、
ふたりが打ち解けていくまでの課程、
そして最初の別れまで。

ずっと流されるままに生きてきたケイのキャラクターを
木村佳乃が見事に演じているだけでなく、
家族の愛を知らず、ワガママな大人ばかりに振り回されてきた
ちょっと影のあるニコを永井杏がうまく表現している。

1話15分ということもあって
展開が早すぎるのは気になったけど、
各シーンは実に丁寧に撮っている。

楽しみがまたひとつ増えた。

             採点  7.0(10点満点平均6)



『元カレ』  8話 三角関係な夜

演出:今井夏木
脚本:小松江里子

ついに東次(堂本剛)が
自分自身の気持ちに気がつく展開へ。
やっぱりそうなっちゃうのか。

ただ、ストーリーとしては
東次と真琴(広末涼子)が
もう一度会うようになるキッカケが自然で良かった。
真琴側がブレーキをかけているにも関わらず、
東次が再び真琴に会ってしまう展開まで含めて。

それにしても内山理名のエレガぶりは何度見てもヘンだな。
今カノが内山理名じゃないパターンを見たかった。
…と、元も子もないことを言ってはダメ。

             採点  6.5(10点満点平均6)






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