タイトル■ドラマは何でも教えてくれる
書き手 ■ロビー田中

放映中のTVドラマを“ほぼすべて”見ている、
驚異のドラマ通による、ドラマに関するコラム。

“TVドラマなんかくだらない”と言う人に、
あえて反論するつもりはありません。ただ、
“すべてのTVドラマがくだらないわけでは
ない”とだけ言っておきます。これからも僕は
TVドラマを見続けていくでしょう」(田中)

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第211話「登り調子の日テレ、次は“火サス”を連ドラ化」

ここのところ毎クール1作品は
印象的なドラマを送り出している日テレが、
西村和彦主演の火サス人気シリーズ
「警視庁鑑識班」を1月から連ドラ化することになった。

火サスだけど連ドラの放送は水曜(笑)
TBSのドラマ枠とバッティングするとはいえ、
この作戦なら視聴率も取るかもしれない。

不正操作ではなく、マジで。



『ビギナー』  第4話

演出:川村泰祐
脚本:水橋文美江

課題を議論していくというパターンは同じなのに
うまくアレンジして飽きさせない作りになっていると思う。

個人的には今回、
おじいさんX(谷津勲)より
松永(奥菜恵)の方に感情移入した。

松永の気持ちだけでなく、
田家(画修院達也)の心情、
あるいは森乃(松雪泰子)の過去についても
他の7人が理解している様子が
見ていて気持ちよかった。

こういう作品はたとえキレイ事に見えても
やさしい人間の集まりの方がいい。

             採点  7.5(10点満点平均6)



『ライオン先生』  第3話

監督:小田切正明
脚本:武田百合子、小田切正明

恵理(岡本綾)に、
“お母さんが好きだった頃のお父さんのままだと思う”
と言わせても、
そうは見えないんだよな。

主人公のライオン先生(竹中直人)に
魅力が見出せないのが一番ツライ。

             採点  4.5(10点満点平均6)



『あなたの隣に誰かいる』  第4回

演出:林徹
脚本:坂元裕二

白石美穂もなあ。

ていうか、
「異邦人」のカヴァーもなあ。

             採点  5.0(10点満点平均6)



『ハコイリムスメ!』  第四話

演出:木下高男
脚本:中園ミホ

前回のキース(マーク・コンドン)は、
花(飯島直子)が大切にしているものを守りたい、
という範囲の行動だったのか。
まあ、それならいいか。

ただ、やっぱり演出も脚本も雑。
こういう欠点はたいてい最後まで直らないんだよな。
もうこの程度の作品とあきらめた方がいいかも。

             採点  5.0(10点満点平均6)




『恋文』  第四話

演出:酒井聖博
脚本:岡田惠和

ホントによくできた物語。
ただ、議論が分かれるとしたら
やっぱり渡部篤郎の演技だろうか。

ウエディングドレスを着た江津子(和久井映見)の
子供の頃の写真を見たあと、
喫茶店で郷子(水野美紀)に結婚式の話をする流れはすごくいいのに、
個人的には渡部篤郎の演技で後半冷めてしまった。

あと、将一(渡部篤郎)のキャラクターを示す描写も。
弁当を食べながらご飯粒をこぼすようなシーンは
安直すぎるような気がする。

…いや、それでもいい作品なんだけど。

             採点  7.5(10点満点平均6)



『共犯者』  第3話

演出:大谷太郎
脚本:秦建日子

面白いなあ。
しかも次回への惹きも抜群だしな。

防犯ビデオに映っているのは誰か?
舞(奥菜恵)がデータベースで確認したのは何か?
中尾常務(佐野史郎)に
冬川(浅野温子)の行動を報告してるのは誰か?
早く先が見たいぞ!

さて、ここまで殺されているのは、
中山忍、乙葉、さとう珠緒…。

豪華なのか豪華じゃないのかよく分からないけど(笑)、
次は加賀美早紀か?
ラインナップからいくと、はしのえみも危なそう。
ていうか、みんな殺されそう。

それも愛か?

             採点  7.5(10点満点平均6)







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